JPH0619136Y2 - コネクタのロック装置 - Google Patents
コネクタのロック装置Info
- Publication number
- JPH0619136Y2 JPH0619136Y2 JP2593688U JP2593688U JPH0619136Y2 JP H0619136 Y2 JPH0619136 Y2 JP H0619136Y2 JP 2593688 U JP2593688 U JP 2593688U JP 2593688 U JP2593688 U JP 2593688U JP H0619136 Y2 JPH0619136 Y2 JP H0619136Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- housings
- stay
- guide slot
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ステーを利用して不完全ロックを未然に防止
できるようにしたコネクタのロック装置に関する。
できるようにしたコネクタのロック装置に関する。
従来、この種のロック装置として、第3,4図のよう
に、雄型ハウジングMの外周壁に係止突起2および解錠
用押圧部3を有するロッキングアーム1を立上り基部4
により上下に変位自在に設け、雌型ハウジングFの雄型
ハウジングMを受け入れる套体部5には上記アームの進
退する収容室6に係止孔7を設けてなる係止部8を形成
し、両ハウジングの嵌合により係止突起2を係止孔7に
係合させ、両ハウジングをロックするようにしたものが
ある。図中、9は端子収容室を示し、図示しない雌また
は雄ターミナルが挿着されている。
に、雄型ハウジングMの外周壁に係止突起2および解錠
用押圧部3を有するロッキングアーム1を立上り基部4
により上下に変位自在に設け、雌型ハウジングFの雄型
ハウジングMを受け入れる套体部5には上記アームの進
退する収容室6に係止孔7を設けてなる係止部8を形成
し、両ハウジングの嵌合により係止突起2を係止孔7に
係合させ、両ハウジングをロックするようにしたものが
ある。図中、9は端子収容室を示し、図示しない雌また
は雄ターミナルが挿着されている。
コネクタはワイヤーハーネスなどの接続に使用されてい
るが、従来のようなロック構造では、第5図のように嵌
合時に不完全なロック状態のまま看過されるものもあ
り、また、自動車の走行時における振動によって宙吊り
状態の電線が激しく揺動し、ボデー等への衝合によりロ
ッキングアーム1が撓み、電線の張力と重なって、ロッ
クが解除されるおそれがある。さらに、係止突起2と係
止孔7との間には第4図のようなクリアランスCを設け
る必要があるから、上記の振動や揺動によってコネクタ
のガタツキや接触不良が生じ、不快な異音の発生原因と
もなる。
るが、従来のようなロック構造では、第5図のように嵌
合時に不完全なロック状態のまま看過されるものもあ
り、また、自動車の走行時における振動によって宙吊り
状態の電線が激しく揺動し、ボデー等への衝合によりロ
ッキングアーム1が撓み、電線の張力と重なって、ロッ
クが解除されるおそれがある。さらに、係止突起2と係
止孔7との間には第4図のようなクリアランスCを設け
る必要があるから、上記の振動や揺動によってコネクタ
のガタツキや接触不良が生じ、不快な異音の発生原因と
もなる。
本考案の目的は、不完全なロックを未然に防止すると共
に使用時にロックが解除されるおそれがなく、電気的接
続の信頼性が高いコネクタのロック装置を提供するにあ
る。
に使用時にロックが解除されるおそれがなく、電気的接
続の信頼性が高いコネクタのロック装置を提供するにあ
る。
考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 前記の目的を達成するため、本考案にあっては、着脱自
在に嵌合される一対の雌型および雄型ハウジングと、両
ハウジングを係止およびロックするステーとから成り、
前記両ハウジングの外周壁に、外径寸法のほぼ等しい套
体部および本体部をそれぞれ設け、前記套体部および本
体部にはその嵌合方向と直交して立上がり壁と天井壁と
からなる型断面の差込枠が背中合わせに形成されると
共に、前記天井壁にスリットを介して裏面に係止突起を
有するロッキングアームが形成され、前記ステーは、そ
の自由端部に前記両ハウジングの嵌合時における相対す
る立上り壁を差込む案内スロットと前記差込枠に挿入さ
れる一対の支持アームを有し、前記案内スロットの先端
開口部にはテーパ状の挿入ガイドが形成されると共に、
前記支持アームには前記ロッキングアームの係止突起と
係合する穴が形成されている構成を採用した。
在に嵌合される一対の雌型および雄型ハウジングと、両
ハウジングを係止およびロックするステーとから成り、
前記両ハウジングの外周壁に、外径寸法のほぼ等しい套
体部および本体部をそれぞれ設け、前記套体部および本
体部にはその嵌合方向と直交して立上がり壁と天井壁と
からなる型断面の差込枠が背中合わせに形成されると
共に、前記天井壁にスリットを介して裏面に係止突起を
有するロッキングアームが形成され、前記ステーは、そ
の自由端部に前記両ハウジングの嵌合時における相対す
る立上り壁を差込む案内スロットと前記差込枠に挿入さ
れる一対の支持アームを有し、前記案内スロットの先端
開口部にはテーパ状の挿入ガイドが形成されると共に、
前記支持アームには前記ロッキングアームの係止突起と
係合する穴が形成されている構成を採用した。
以下、本考案を実施例を示す図面に基いて具体的に説明
する。
する。
第1図に本考案装置の分離状態の斜視図、第2図にその
嵌合ロック状態を示す。
嵌合ロック状態を示す。
第1図において、10は複数の端子収容室11を有する
雄型ハウジング、12は套体部13を備える雌型ハウジ
ングを示し、雄型ハウジング10は前半の套体部13に
着脱自在に嵌合される嵌合部10aと、これよりも1周
大きな本体部10bとが段差を有して形成され、本体部
10bは套体部13の外形寸法にほぼ等しくしてある。
雄型ハウジング、12は套体部13を備える雌型ハウジ
ングを示し、雄型ハウジング10は前半の套体部13に
着脱自在に嵌合される嵌合部10aと、これよりも1周
大きな本体部10bとが段差を有して形成され、本体部
10bは套体部13の外形寸法にほぼ等しくしてある。
そして、本体部10bと套体部13の対向面には、両ハ
ウジング10,12の嵌合方向と直交して断面形の差
込枠14,15の立上り壁14a,15aが背中合わせ
に左右対称形に形成されると共に、各天井壁14b,1
5bにはそれぞれスリット14c,15cを介して裏面
に係止突起16aを有するロッキングアーム16が形成
されている。
ウジング10,12の嵌合方向と直交して断面形の差
込枠14,15の立上り壁14a,15aが背中合わせ
に左右対称形に形成されると共に、各天井壁14b,1
5bにはそれぞれスリット14c,15cを介して裏面
に係止突起16aを有するロッキングアーム16が形成
されている。
17は合成樹脂又は金属板製のステーを示し、その一端
には先端開口部にテーパ状の挿入ガイド17aを設けた
案内スロット17bを挟んで一対のアーム17cが形成
され、該支持アーム17cには前記係止突起16aと係
合する穴17dが設けられている。案内スロット17b
の巾は、両ハウジングの完全嵌合時における前記差込枠
14,15の相対する立上り壁14a,15aの外法と
ほぼ等しくとる。また、ステー17の他端には取付板部
17eが折曲して形成され、自動車のボデー、フレー
ム、パネル、電気接続箱のような電気機器の器壁など、
所望の部位に取付けることができる。
には先端開口部にテーパ状の挿入ガイド17aを設けた
案内スロット17bを挟んで一対のアーム17cが形成
され、該支持アーム17cには前記係止突起16aと係
合する穴17dが設けられている。案内スロット17b
の巾は、両ハウジングの完全嵌合時における前記差込枠
14,15の相対する立上り壁14a,15aの外法と
ほぼ等しくとる。また、ステー17の他端には取付板部
17eが折曲して形成され、自動車のボデー、フレー
ム、パネル、電気接続箱のような電気機器の器壁など、
所望の部位に取付けることができる。
本考案によれば、雌型ハウジング12の套体部13に雄
型ハウジング10の嵌合部10aを完全に嵌合した状態
で、差込枠14,15の立上り壁14a,15aをステ
ー17の案内スロット17bに差込むと、両側の支持ア
ーム17cがそれぞれ差込枠14,15内に進入し、そ
の穴17dにロッキングアーム16の係合突起16aが
係合する。従って、第2図のように両ハウジング間およ
び各ハウジング10,12とステー17間のロックが同
時に達成される。
型ハウジング10の嵌合部10aを完全に嵌合した状態
で、差込枠14,15の立上り壁14a,15aをステ
ー17の案内スロット17bに差込むと、両側の支持ア
ーム17cがそれぞれ差込枠14,15内に進入し、そ
の穴17dにロッキングアーム16の係合突起16aが
係合する。従って、第2図のように両ハウジング間およ
び各ハウジング10,12とステー17間のロックが同
時に達成される。
また、第1図のように両ハウジングの嵌合が不完全な場
合でも、案内スロット17bの挿入ガイド17aによっ
て両側の立上り壁14a,15aは互いに内側(嵌合方
向)に押圧され、かつ案内スロット17bの巾が立上り
壁14a,15a間の外法とほぼ等しいから、完全な嵌
合位置まで移動する。これにより、不完全嵌合は未然に
防止される。
合でも、案内スロット17bの挿入ガイド17aによっ
て両側の立上り壁14a,15aは互いに内側(嵌合方
向)に押圧され、かつ案内スロット17bの巾が立上り
壁14a,15a間の外法とほぼ等しいから、完全な嵌
合位置まで移動する。これにより、不完全嵌合は未然に
防止される。
考案の効果 以上説明したように、本考案装置によれば、両ハウジン
グの不完全な嵌合ロックを未然に防止し、両ハウジング
の差込枠とステーにより二重にロックすることができ
る。また、コネクタはステーに固定されるから、従前の
ような宙吊り状態も解消し、自動車の振動による揺動も
なくなる。また、ステーをハウジングの嵌合方向と直交
する側から差込むことにより、従前のようなクリアラン
ス(第4図参照)を設ける必要がなく、ガタツキによる
接触不良などが起らず、電気的接続の信頼性が向上す
る。
グの不完全な嵌合ロックを未然に防止し、両ハウジング
の差込枠とステーにより二重にロックすることができ
る。また、コネクタはステーに固定されるから、従前の
ような宙吊り状態も解消し、自動車の振動による揺動も
なくなる。また、ステーをハウジングの嵌合方向と直交
する側から差込むことにより、従前のようなクリアラン
ス(第4図参照)を設ける必要がなく、ガタツキによる
接触不良などが起らず、電気的接続の信頼性が向上す
る。
第1図は本考案装置の一実施例を示す分離状態の斜視
図、 第2図は同上の嵌合ロック状態の斜視図、 第3図は従来のコネクタのロック装置を示す斜視図、 第4図は同上の嵌合ロック状態を示す一部断面図、 第5図は同上の不完全な嵌合ロック状態を示す一部断面
図である。 10……雄型ハウジング、12……雌型ハウジング、1
3……套体部、14,15……差込枠、14a,15a
……立上り壁、14b,15b……天井壁、14c,1
5c……スリット、16……ロッキングアーム、16a
……係止突起、17……ステー、17a……挿入ガイ
ド、17b……案内スロット、17c……支持アーム、
17d……穴。
図、 第2図は同上の嵌合ロック状態の斜視図、 第3図は従来のコネクタのロック装置を示す斜視図、 第4図は同上の嵌合ロック状態を示す一部断面図、 第5図は同上の不完全な嵌合ロック状態を示す一部断面
図である。 10……雄型ハウジング、12……雌型ハウジング、1
3……套体部、14,15……差込枠、14a,15a
……立上り壁、14b,15b……天井壁、14c,1
5c……スリット、16……ロッキングアーム、16a
……係止突起、17……ステー、17a……挿入ガイ
ド、17b……案内スロット、17c……支持アーム、
17d……穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斎藤 仁 静岡県榛原郡榛原町布引原206―1 矢崎 部品株式会社内 (72)考案者 阿部 公弘 静岡県榛原郡榛原町布引原206―1 矢崎 部品株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】着脱自在に嵌合される一対の雌型および雄
型ハウジングと、両ハウジングを係止およびロックする
ステーとから成り、前記両ハウジングの外周壁に、外径
寸法のほぼ等しい套体部および本体部をそれぞれ設け、
前記套体部および本体部にはその嵌合方向と直交して立
上がり壁と天井壁とからなる型断面の差込枠が背中合
わせに形成されると共に、前記天井壁にスリットを介し
て裏面に係止突起を有するロッキングアームが形成さ
れ、前記ステーは、その自由端部に前記両ハウジングの
嵌合時における相対する立上り壁を差込む案内スロット
と前記差込枠に挿入される一対の支持アームを有し、前
記案内スロットの先端開口部にはテーパ状の挿入ガイド
が形成されると共に、前記支持アームには前記ロッキン
グアームの係止突起と係合する穴が形成されていること
を特徴とするコネクタのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2593688U JPH0619136Y2 (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | コネクタのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2593688U JPH0619136Y2 (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | コネクタのロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01130279U JPH01130279U (ja) | 1989-09-05 |
JPH0619136Y2 true JPH0619136Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31247103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2593688U Expired - Lifetime JPH0619136Y2 (ja) | 1988-03-01 | 1988-03-01 | コネクタのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619136Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7334895B2 (ja) * | 2018-03-26 | 2023-08-29 | 日本圧着端子製造株式会社 | コネクタ構造 |
-
1988
- 1988-03-01 JP JP2593688U patent/JPH0619136Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01130279U (ja) | 1989-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2838136B2 (ja) | 端子ロック部材を有する電気コネクタ | |
JPH04129477U (ja) | ねじ締めコネクタ | |
JP2573752B2 (ja) | 端子押え具付コネクタ | |
JP2597042Y2 (ja) | コネクタ | |
JPH0619136Y2 (ja) | コネクタのロック装置 | |
JP3330506B2 (ja) | コネクタ | |
JPH0619135Y2 (ja) | コネクタのロック装置 | |
JPH0641351Y2 (ja) | コネクタのロック装置 | |
JPH08222319A (ja) | ロック機構 | |
JPH04136869U (ja) | 圧接コネクタ | |
JPH0514467Y2 (ja) | ||
JPH04366570A (ja) | コネクタの二重係止機構 | |
JPH0139425Y2 (ja) | ||
JP2003059590A (ja) | コネクタ | |
JP3278040B2 (ja) | レバー式コネクタ | |
JPH0478782U (ja) | ||
JPH0231986Y2 (ja) | ||
JPS5935968Y2 (ja) | コネクタハウジング | |
JPH07201398A (ja) | コネクタハウジング | |
JP3421834B2 (ja) | グロメット | |
JPS594459Y2 (ja) | 電気接続子 | |
JPH0731516Y2 (ja) | ショートコネクタ | |
JP2590781Y2 (ja) | コネクタ | |
JPH0511328U (ja) | 電線接続装置 | |
JP2507136Y2 (ja) | 電気コネクタ構造 |