JPH06189679A - 活性乳蛋白成分含有製品およびその製造法 - Google Patents

活性乳蛋白成分含有製品およびその製造法

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JPH06189679A JP4358929A JP35892992A JPH06189679A JP H06189679 A JPH06189679 A JP H06189679A JP 4358929 A JP4358929 A JP 4358929A JP 35892992 A JP35892992 A JP 35892992A JP H06189679 A JPH06189679 A JP H06189679A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 母乳や牛乳などの原乳に含まれる免疫グロブ
リンその他の活性蛋白質成分を保持し、ウイルスの失活
された製品を提供する。 【構成】 乳漿もしくは乳清に糖アルコールもしくは二
糖類、または二糖類とアミノ酸よりなる安定剤を添加
し、pH6−8において、約60℃で約10時間の加熱
処理を行う工程を含む方法で製造された、あるいはさら
にpH4−7において、硫酸アンモニウムを30−60
%(W/V)の濃度になるように加えて生ずる析出物を
採取する工程を経て製造された活性乳蛋白質含有製品、
ならびにそれらの製造法。 【効果】 活性蛋白質を損なうことなくウイルス・フリ
ーの製品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば母乳その他の
乳汁中に存在する免疫グロブリン、ラクトフェリン、リ
ゾチーム、などの有用な活性蛋白質成分を変性させるこ
となく活性を維持できる条件で加熱処理してウイルス・
フリーの活性蛋白質製品を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】未熟
児医療の進歩にともなって極小未熟児や未熟児の生存率
が著しく向上してきたが、なお未熟児栄養の補給をどの
ように行うかが重要な課題となってきている。現在、未
熟児栄養は母乳中心でおこなわれているが、未熟児では
種々の栄養素の蓄積が不十分なうえ、急速な発育とあい
まって蛋白質やミネラルを中心とした栄養不足が深刻と
なり、その後の発育や発達に影響を及ぼすことが懸念さ
れる。そこで栄養素を補う方法として、欧米を中心に母
乳では不足する栄養素を添加した強化母乳の使用が試み
られている(Goldblum R.M.et al. Pediatric Research
25 184 (1989)、Hagelberg S et al. Acta Prediatr S
cand 79 1163 (1990))。一般に母乳強化物質としては、
ビタミン,ミネラル,糖のほかに牛乳や母乳の蛋白成分
などが挙げられる。
【0003】たとえば、母乳成分を母乳強化物質とする
場合、栄養素のとしての面の他に免疫付与の観点からも
重要であり、研究室レベルでは試験的に製造され、未熟
児または極小未熟児への使用により体重増加、下痢の抑
制又は壊死性大腸炎の罹患率の低下等が報告されている
(Howie.P.W et al. Br.Med.J. 300 11 (1990)、Moro.
G.E. et al. J.Prediatr Gastroenterol Nutr 13 150
(1991)、Lucas A et al.The Lancet 336 1519 (199
0))。しかし、たとえば母乳、特にプールされたドナー
ミルクなどの場合、AIDSウイルスその他の病原性ウ
イルス汚染に対する殺ウイルス処理が重要な課題となっ
てくる。現在のところこれらの乳成分には殺菌処理とし
て短時間の加熱処理又は殺ウイルス処理として56°、
30分の非働化処理が行われているのみである。この条
件でAIDSウイルスは不活化されるという報告(Egli
n R. P.et al. The Lancet May 9 1093 (1987)) もある
が、高濃度に感染したAIDSウイルスはこの条件では
完全に不活化することはできないとされている(Rasni
k.L. at.al. JAMA 255 1857(1986)) 。
【0004】現在の学問のレベルでは、病原性ウイルス
を撲滅する確かな方法として、液状での60°10時間
加熱処理法(以下、液状加熱)がMurray(The Ne
w York Academy of medice, 31 341 1955)の報告に基づ
いてとられており、以来今日に至るまで長年にわたり汎
用されてきている。しかしながらこの方法はアルブミン
のように液状加熱に耐えられる性質のものに限られてお
り、母乳の活性蛋白質、例えば分泌型免疫グロブリン
A,ラクトフェリン及びリゾチームは62.5°30分
では熱変性を起こし活性の低下や完全な失活を招く(Ev
ans T.J.et.al.Archives of Disease in Childhood 53
239 1978) 。母乳から精製した分泌型免疫グロブリンA
は安定剤存在下での60°10時間の液状加熱にて安定
であることが本発明者らによって示された(特開平4−
145031)が、その他の感染防御上において有用な
活性蛋白質であるラクトフェリン,リゾチーム,等につ
いては未解決であり成功には至っていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは乳中の上述
した活性蛋白質成分の工業的製法について鋭意検討した
結果、脱脂した乳汁を中性溶液の条件下で液状加熱し、
ついで弱酸性条件下での塩析を組み合わせることによっ
て、安全性と有効性の高い活性乳蛋白質成分が得られる
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明は、乳漿もしくは乳清に糖アルコー
ルもしくは二糖類、または二糖類とアミノ酸よりなる安
定剤を添加し、pH6−8において、約60℃で約10
時間の加熱処理を行う工程を含む方法で製造された活性
乳蛋白質含有製品、および乳漿もしくは乳清に糖アルコ
ールもしくは二糖類、または二糖類とアミノ酸よりなる
安定剤を添加し、pH6−8において、約60℃で約1
0時間の加熱処理を行った熱処理液にpH4−7におい
て、硫酸アンモニウムを30−60%(W/V)の濃度
になるように加えて生ずる析出物よりなる活性乳蛋白質
含有製品、ならびにそれらの製造法に関する。
【0007】本発明においては、人乳および牛乳などの
獣乳の乳漿もしくは乳清が用いられる。よく知られてい
るように、乳汁を脱脂すれば乳漿が得られ、さらに脱カ
ゼインすれば乳清が得られる。
【0008】本発明において、乳漿もしくは乳清を安定
剤添加の下に液状で約60°約10時間加熱することに
よりウイルスを不活性化する。
【0009】安定剤の添加は加熱時に起きる乳汁の白濁
を防止するとともに、乳汁中の分泌型免疫グロブリン
A,ラクトフェリンおよびリゾチームなどの活性蛋白質
の変性や失活を防ぐ上で極めて重要である。
【0010】本発明の活性蛋白質とは上に例示したよう
に微量で生理的,薬理性に活性を示す蛋白質を意味す
る。
【0011】安定剤としては、たとえば、ソルビトー
ル,マンニトールなどのような糖アルコール,蔗糖,麦
芽糖などのような二糖類が用いられ、またはこれらにグ
リシン,アラニンなどのようなアミノ酸が添加して用い
られる。
【0012】これらの安定剤は一種類又は二種類以上が
用いられ、単独で用いる場合はソルビトールのような褐
変反応を起こさない糖アルコールが好ましい。
【0013】安定剤の濃度は高い方が望ましいが、アミ
ノ酸の場合は10−20%(W/V)、糖アルコールま
たは二糖類の場合は30−70%(W/V)が、熱処理
後の塩析効率を良くする上でより推奨される。
【0014】本発明者らが先に出願した特開平4−14
5031号においては分泌型グロブリンAについて同様
の安定剤存在下での約60°約10時間液状加熱を行っ
ているが、液のpHについては特に言及する必要がなか
った。しかし、本発明の乳汁中の数種の活性蛋白質を包
括的に処理する場合には、液状加熱を実施する乳汁にお
いて、安定剤添加後のpHが極めて重要であることが鋭
意検討した結果見いだされた。pHが酸性側ではラクト
フェリン及びリゾチームなどは安定であるが、分泌型免
疫グロブリンAは白濁重合し、変性しやすくなる。一方
アルカリ側ではラクトフェリン及びリゾチーム等が不安
定となる。本発明は唯一中性付近(pH6−8)で熱処
理する条件を見いだし、原乳中のこれら有用蛋白質を包
括的に安定して回収し、製造することにより成功するに
至ったものである。
【0015】本発明の熱処理条件に含まれるソルビトー
ル65%存在下pH7.0での60°10時間、液状加
熱処理で実際ウイルスが不活化されることをモデルウイ
ルスとしてポリオウイルス1型を用いて証明した(表
1)。この結果は本発明の安定剤存在下での液状加熱で
ポリオウイルスより熱抵抗性の弱いエイズウイルス,ポ
リオウイルスと同程度の熱抵抗性をもつサイトメガロウ
イルスは不活化されることを示唆した。
【0016】加熱処理乳液中の活性蛋白質は硫安塩析に
て回収できるが、そのためには加熱処理の対象として予
め脱カゼインした乳清を用いるのがよい。本発明での加
熱処理乳液は高濃度の安定剤が存在しているため沈澱法
で回収するには等量もしくは2倍量の水で希釈し比重を
下げてから実施することが望ましい。その際pHは酸性
側、pH4−6で行なった時、蛋白質の回収率が最もよ
い。
【0017】本発明者らの前記特開平4−145031
号で免疫グロブリンAの回収に用いられたポリエチレン
グリコール沈澱は母乳中の分子量の大きい分泌型免疫グ
ロブリンAやラクトフェリンは回収可能であったが、分
子量の小さいリゾチーム等は回収できない(表2)。
【0018】本発明の加熱処理を施した乳漿は、安定剤
の種類および濃度が適当な場合には、そのまままたは水
もしくは他の食品と混合し、ウイルス・フリーの食品と
して攝取することができる。また活性蛋白質を分取した
場合は、透析または限外ろ過法で脱塩後、無菌化し、液
のままでの攝取も可能であるし、又凍結乾燥した母乳ま
たは未熟児用ミルク及び通常の粉ミルクに混ぜて調製し
た上で攝取してもよい。
【0019】このように本願発明のイムノグロブリンを
はじめとする活性蛋白質のみを含む母乳成分を添加した
ミルクなどは、母乳サプリメント、未熟児の栄養或いは
種々のウイルスからの感染の予防及び難治性下痢症治療
用に供することができ、食品のみならず医薬品への応用
も期待される。
【0020】
【実施例】以下に実施例および試験例の形で本発明をさ
らに説明する。
【0021】実施例1 ヒト母乳5Lを遠心分離で脱脂した後、その上清のpH
を4.6とし、更に遠心分離により脱カゼイン化した上
清(乳清)をpH7.0とする。この液にソルビトール
を65%(W/V)に成るように加えて溶かし、硬質ガ
ラス瓶に分注して密封する。このガラス瓶を60°の熱
水中に沈め10時間加熱する。次に約2倍量の冷水を加
え、冷却した後、液のpHを5.0とし硫安を50%
(W/V)になるように加えて塩析する。遠心分離によ
り沈澱部分を集め、生理食塩液で溶かした後、分子量3
000カットの透析膜を用いて十分透析し、更に膜ろ過
により無菌化する。乳清からの蛋白回収率(波長280
nmでモニターした)は75%であった(ロットHW−
1)。なお、加熱処理を行わないで同様の処理を実施し
たものも同時に対照として調製した(ロットNW−
1)。
【0022】実施例2 ヒト母乳5Lを遠心分離で脱脂した液(乳漿)をpH
7.0とする。この液にソルビトールを50%(W/
V)及びグリシン15%(W/V)に成るように加えて
溶かし、硬質ガラス瓶に分注して密封する。このガラス
瓶を60°の熱水中に沈め10時間加熱する。加熱後、
約2倍量の冷水を加え、冷却した後、pHを5.0とし
硫安を50%(W/V)になるように加えて塩析する。
遠心分離で沈澱部分を集め、生理食塩液で分子量100
0カットの透析膜を用いて十分透析し膜ろ過により無菌
化する。乳清からの蛋白(波長280nmでモニターし
た)回収率は72%であった(ロットHW−2)。な
お、加熱処理を行わないで同様の処理を実施したものも
同時に対照として調製した(ロットNW−2)。
【0023】試験例1 実施例1で調製した母乳蛋白成分からイオン交換樹脂D
EAE−トヨパールで分泌型免疫グロブリンA(sIg
A)を精製した。ロットHW−1から精製したsIgA
をロットH−sIgA、ロットNW−1からのものをロ
ットN−sIgAとした。これらの各検体に加えて実施
例1及び実施例2で調製した母乳成分につきコクサッキ
ーウイルスB群3型、A群4型及びA群16型を用いた
中和抗体価を測定した。その結果を表3に示す。本発明
の母乳成分ロットHW−1、HW−2及びHW−1から
単離したsIgA、ロットH−sIgAとも加熱処理を
しなかった母乳成分ロットNW−1、NW−2及びNW
−1から単離したsIgA、ロットN−sIgAと同様
ウイルス中和抗体価が、いずれのウイルスにも認められ
た。この結果は加熱処理を行ってもsIgAのウイルス
を認識するパラトープは未変性のまま保持されているこ
とを示している。
【0024】試験例2 実施例1で調製した母乳成分から硫酸化セルロファイン
を用いたアフィニティークロマトグラフィーでラクトフ
ェリンを精製した。ロットHW−1から精製したラクト
フェリンをロットH−Lf、ロットNW−1からのもの
をロットN−Lfとして、これらの各検体に加えて実施
例1及び実施例2で調製した母乳成分つき鉄結合能を測
定した。その結果を表4に示す。本発明の母乳成分ロッ
トHW−1、HW−2及びHW−1から単離したラクト
フェリン、ロットH−Lfとも加熱処理をしなかった母
乳成分ロットNW−1、NW−2及びNW−1から単離
したラクトフェリン、ロットH−Lfと同様ラクトフェ
リン1分子あたり約1.5分子の鉄の結合が認められ
た。ラクトフェリンは1分子中に2つの鉄結合部位が存
在することが知られており、この結果は加熱処理を行っ
てもラクトフェリンの両方のサイトとも鉄結合部位が保
持されていることを示唆している。
【0025】試験例3 実施例1及び実施例2で調製した母乳蛋白成分について
リゾチームの酵素活性を測定した。その結果を表5に示
す。本発明の母乳成分ロットHW−1、HW−2とも加
熱処理をしなかった母乳成分ロットNW−1、NW−2
と同様のリゾチームの酵素活性が認められた。この結果
はリゾチームの基質結合部位、活性中心は加熱処理によ
っても保持されていることを示している。
【0026】(測定法)sIgAの測定法は、固相に抗
セクリタリーコンポーネント抗体((株)医学生物学研
究所製)を用い、抗α鎖抗体〔(株)生化学工業製〕を
Hashida らの方法〔J.Appl.Biochem. 6 56 (1984)〕で
パーオキシダーゼ標識抗α鎖抗体を調製して用いるEL
ISA法で行った。標準sIgAは自社で精製したもの
を用いた。ウイルス感染価及びウイルス中和抗体価はウ
イルス増殖細胞にアカゲザル腎由来株化細胞MA104
を用いてマイクロプレート上でのウイルスによる細胞変
性効果を観測して算出した〔ウイルス実験学 総論 丸
善(1973)〕。
【0027】ラクトフェリンの測定法は固相に抗ヒトラ
クトフェリン抗体(Jackson immunoresearch Lab.
製)、標識抗体にパーオキシダーゼ標識抗体(Jackson
immunoresearch Lab. 製)を用いるELISA法で行っ
た。標準品にはヒトラクトフェリン(シグマ社製)を用
いた。
【0028】ラクトフェリンの鉄結合能はMazuri
erらの方法〔Biochimica et Biophysica Acta 629 3
99 (1980) 〕で行った。
【0029】リゾチームの活性測定法はミクロコッカス
ルテウス菌体の濁度減少法(局方外医薬品成分規格)に
より行った。標準品には卵白リゾチーム(シグマ社製)
を用いた。
【0030】
【表1】 液状加熱によるポリオウイルスの不活化 ────────────────────────────────── 安定剤 60°10時間液状加熱処理 4°10時間処理 (TCID50) (TCID50) ────────────────────────────────── なし <3.1 3.2×104 65%ソルビトール <3.1 3.2×104 65%ソルビトール+ <3.1 5.6×104 2%ヒト血清アルブミン* ──────────────────────────────────
【0031】ポリオ1型を燐酸塩緩衝液PBS(pH
7.2)で希釈して処理を行った。 *:蛋白質自身がウイルスの安定剤になる可能性を考慮
しモデル蛋白質として2%ヒト血清アルブミンを添加し
た。
【0032】
【表2】 母乳成分の回収率 ────────────────────────────────── 母乳蛋白成分 硫安塩析* ポリエチエングリコール沈澱* ────────────────────────────────── 分泌型免疫グロブリンA 74.2% 65.2% ラクトフェリン 70.1% 35.7% リゾチーム 69.2% <1% ──────────────────────────────────
【0033】*:同一ロットの乳清に本発明の加熱処理
を施し水で希釈後、液のpHを5.0とし液を二つに分
け、一つを50%硫安で塩析し、もう一つを25%ポリ
エチエングリコール沈澱で回収した。
【0034】
【表3】 母乳成分及びsIgAのウイルス中和抗体価 ───────────────────────────────── 母乳成分ロット* 精製sIgA** ウイルス ───────────── ────────── NW-1 HW-1 NW-2 HW-2 N-sIgA H-sIgA ───────────────────────────────── コクサキ−B3 4 4 8 8 8 8 コクサキ−A4 16 32 4 4 16 16 コクサキ−A16 32 32 8 8 32 32 ──────────────────────────────────
【0035】ウイルス中和抗体価は各ウイルス100T
CID50を50%中和するのに必要な5mg/mlのs
IgAの最高希釈倍率で表した。sIgAの濃度はEL
ISAで算出した。 *:母乳成分NW−1、HW−1及びNW−2、HW−
2はそれぞれ同一の母乳から調製した。HW−1、HW
−2は本発明の加熱処理がなされ、NW−1、NW−2
はこの処理を省いて調製された。 **:N−sIgA及びH−sIgAは母乳成分NW−1
及びHW−1からそれぞれsIgAとして単離したも
の。
【0036】
【表4】 母乳成分及びラクトフェリンの鉄結合能 ──────────────────────────── 母乳成分ロット* 精製ラクトフェリン** ───────────── ───────────── NW-1 HW-1 NW-2 HW-2 N−Lf H−Lf ──────────────────────────── 1.5 1.7 1.5 1.6 1.5 1.4 ────────────────────────────
【0037】鉄結合能はラクトフェリン1分子あたりに
結合した鉄分子で表した。 *:母乳成分NW−1、HW−1及びNW−2、HW−
2はそれぞれ同一の母乳から調製した。HW−1、HW
−2は本発明の加熱処理がなされ、NW−1、NW−2
はこの処理を省いて調製した。 **:N−Lf及びH−Lfは母乳成分NW−1及びHW
−1からそれぞれラクトフェリンとして単離したもの。
【0038】
【表5】 母乳成分のリゾチーム活性 ─────────────────────────── NW−1 HW−1 NW−2 HW−2 ─────────────────────────── 28.9 27.9 31.7 30.5 ───────────────────────────
【0039】母乳成分中のリゾチーム活性は卵白リゾチ
ームの重量力価に換算して算出した。表示は波長280
nmの10mmセルにおける吸収(1OD)あたりの重
量力価μgで示した。母乳成分NW−1、HW−1及び
NW−2、HW−2はそれぞれ同一の母乳から調製し
た。HW−1、HW−2は本発明の加熱処理がなされ、
NW−1、NW−2はこの処理を省いて調製した。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、脱脂乳汁中の活性蛋白
質成分を変性または失活させることなく乳汁を加熱処理
し、あるいはさらに塩析て活性蛋白成分を回収すること
によりウイルス汚染のおそれなく攝取できる製品が提供
される。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 活性乳蛋白成分含有製品およびそ
の製造法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 37/54 8314−4C

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳漿もしくは乳清に糖アルコールもしく
    は二糖類、または二糖類とアミノ酸よりなる安定剤を添
    加し、pH6−8において、約60℃で約10時間の加
    熱処理を行う工程を含む方法で製造された活性乳蛋白質
    含有製品。
  2. 【請求項2】 糖アルコールもしくは二糖類が40−7
    0%(W/V)または二糖類とアミノ酸が10−20%
    (W/V)の濃度になるように乳漿もしくは乳清に添加
    される請求項1記載の製品。
  3. 【請求項3】 糖アルコールがソルビトール、二糖類が
    蔗糖、アミノ酸がグリシンである請求項1記載の製品。
  4. 【請求項4】 乳漿もしくは乳清がヒトの母乳もしくは
    牛乳の乳漿もしくは乳清である請求項1記載の製品。
  5. 【請求項5】 乳清に糖アルコールもしくは二糖類、ま
    たは二糖類とアミノ酸よりなる安定剤を添加し、pH6
    −8において、約60℃で約10時間の加熱処理を行っ
    た熱処理液にpH4−7において、硫酸アンモニウムを
    30−60%(W/V)の濃度になるように加えて生ず
    る析出物よりなる活性乳蛋白質含有製品。
  6. 【請求項6】 糖アルコールもしくは二糖類が40−7
    0%(W/V)または二糖類とアミノ酸が10−20%
    (W/V)の濃度になるように乳清に添加される請求項
    5記載の製品。
  7. 【請求項7】 糖アルコールがソルビトール、二糖類が
    蔗糖、アミノ酸がグリシンである請求項5記載の製品。
  8. 【請求項8】 乳清がヒトの母乳もしくは牛乳の乳清で
    ある請求項5記載の製品。
  9. 【請求項9】 乳漿もしくは乳清に糖アルコールもしく
    は二糖類、または二糖類とアミノ酸よりなる安定剤を添
    加し、pH6−8において、約60℃で約10時間の加
    熱処理を行うことを特徴とする活性乳蛋白質含有製品の
    製造法。
  10. 【請求項10】 乳清に糖アルコールもしくは二糖類、
    または二糖類とアミノ酸よりなる安定剤を添加し、pH
    6−8において、約60℃で約10時間の加熱処理を行
    い、得られた熱処理液にpH4−7において、硫酸アン
    モニウムを30−60%(W/V)の濃度になるように
    加え、生成する析出物を採取すること特徴とする活性乳
    蛋白質含有製品の製造法。
  11. 【請求項11】 糖アルコールもしくは二糖類が40−
    70%(W/V)または二糖類とアミノ酸が10−20
    %(W/V)の濃度になるように乳清に添加される請求
    項9または10記載の製造法。
  12. 【請求項12】 糖アルコールがソルビトール、二糖類
    が蔗糖、アミノ酸がグリシンである請求項9または10
    記載の製造法。
  13. 【請求項13】 乳清がヒトの母乳もしくは牛乳の乳清
    である請求項9または10記載の製造法。
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