JPH06189495A - 電動機におけるワイヤーリード引き出し構造 - Google Patents
電動機におけるワイヤーリード引き出し構造Info
- Publication number
- JPH06189495A JPH06189495A JP31192892A JP31192892A JPH06189495A JP H06189495 A JPH06189495 A JP H06189495A JP 31192892 A JP31192892 A JP 31192892A JP 31192892 A JP31192892 A JP 31192892A JP H06189495 A JPH06189495 A JP H06189495A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- lead
- wire lead
- electric motor
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤーリードの気密保持するために組付工
数の低減、およびコストダウンを図ることを目的とす
る。 【構成】 コア、コイル等を収容するケースと、ホルダ
及びハウジングの同軸上に貫通孔を形成し貫通孔から引
き出し可能に接続部材に接続されたワイヤーリードとを
収容するハウジングとを備える電動機において、ホルダ
とハウジングとの間に介在しワイヤーリードを中央中空
円筒状に形成された弾性部材の中央から外部へワイヤー
リードを取り出し、ケースおよびハウジングの両側から
挟み込み弾性部材の周辺を気密的に保持させたことであ
る。
数の低減、およびコストダウンを図ることを目的とす
る。 【構成】 コア、コイル等を収容するケースと、ホルダ
及びハウジングの同軸上に貫通孔を形成し貫通孔から引
き出し可能に接続部材に接続されたワイヤーリードとを
収容するハウジングとを備える電動機において、ホルダ
とハウジングとの間に介在しワイヤーリードを中央中空
円筒状に形成された弾性部材の中央から外部へワイヤー
リードを取り出し、ケースおよびハウジングの両側から
挟み込み弾性部材の周辺を気密的に保持させたことであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般、電動機における
ワイヤーリードの取り出し位置の密封性に関するもので
ある。
ワイヤーリードの取り出し位置の密封性に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電動機におけるワイヤーリード引
き出し構造しては、例えば、図3に示す如く、電動機1
には、コア2,コア2に巻装されたコイル3と、コア2
の軸上から延出された延出部2aに設けられコイル3に
連結された整流子4と、コア2の外周に同心的に配設さ
れケース5に固着されたマグネット6等を備えたケース
5と、コア2の延出部2aと一体に成形されコア2と一
体回転する電動機1の出力軸7を軸支するハウジング8
とから構成され、整流子4に接続されたワイヤーリード
9の取り出し位置には、絶縁体10にてワイヤーリード
9を支持させ、ハウジング8と絶縁体10との間にシー
ル部材11を注入させて紫外線の照射等により硬化させ
てハウジング8内の密封性を確保している。
き出し構造しては、例えば、図3に示す如く、電動機1
には、コア2,コア2に巻装されたコイル3と、コア2
の軸上から延出された延出部2aに設けられコイル3に
連結された整流子4と、コア2の外周に同心的に配設さ
れケース5に固着されたマグネット6等を備えたケース
5と、コア2の延出部2aと一体に成形されコア2と一
体回転する電動機1の出力軸7を軸支するハウジング8
とから構成され、整流子4に接続されたワイヤーリード
9の取り出し位置には、絶縁体10にてワイヤーリード
9を支持させ、ハウジング8と絶縁体10との間にシー
ル部材11を注入させて紫外線の照射等により硬化させ
てハウジング8内の密封性を確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来技
術においては、シール材11のポッティングによるため
加熱あるいは紫外線の照射等によりシール材11の硬化
を行っているために組付工数が多く、組み付けるのに面
倒であった。また、コストアップしていた。
術においては、シール材11のポッティングによるため
加熱あるいは紫外線の照射等によりシール材11の硬化
を行っているために組付工数が多く、組み付けるのに面
倒であった。また、コストアップしていた。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を解決するこ
と、ワイヤーリード引き出しする位置を気密的に保持さ
せて電動機の密封性を確保させると共に、組付工数の低
減、およびコストダウンを図ることをその技術的課題と
する。
と、ワイヤーリード引き出しする位置を気密的に保持さ
せて電動機の密封性を確保させると共に、組付工数の低
減、およびコストダウンを図ることをその技術的課題と
する。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため本発明では、電動機おけるワイヤーリード引
き出し構造において、コア,整流子およびマグネットを
備えるケースに嵌め合わせられると共に電動機の一端部
の出力軸を軸支した絶縁体を設け、絶縁体に嵌合するハ
ウジングを設け、ハウジングと絶縁体との間における絶
縁体からワイヤーリードが取り出される位置に中央中空
円筒状に形成された弾性部材を設け、ケースおよびハウ
ジングを螺着結合にて各々を軸方向に弾性部材を変形さ
せて且つ気密的に保持させたことを特徴とするものであ
る。
決するため本発明では、電動機おけるワイヤーリード引
き出し構造において、コア,整流子およびマグネットを
備えるケースに嵌め合わせられると共に電動機の一端部
の出力軸を軸支した絶縁体を設け、絶縁体に嵌合するハ
ウジングを設け、ハウジングと絶縁体との間における絶
縁体からワイヤーリードが取り出される位置に中央中空
円筒状に形成された弾性部材を設け、ケースおよびハウ
ジングを螺着結合にて各々を軸方向に弾性部材を変形さ
せて且つ気密的に保持させたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】上記した本発明においては、絶縁体とハウジン
グとの間におけるワイヤーリード線が取り出される位置
に弾性部材を介在させてその両側からの螺着結合にて各
々を軸方向に弾性部材を締めつけて変形させることで、
絶縁体を介してケース内の密封性を確保することができ
ると共に、シール材を必要としないので従来に比べて安
価に組み付けることができるものである。
グとの間におけるワイヤーリード線が取り出される位置
に弾性部材を介在させてその両側からの螺着結合にて各
々を軸方向に弾性部材を締めつけて変形させることで、
絶縁体を介してケース内の密封性を確保することができ
ると共に、シール材を必要としないので従来に比べて安
価に組み付けることができるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明に適用して一実施例を添付した
図面に基づいて詳細に説明する。
図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】先ず、図1において説明すると、10は、
本発明でいう電動機たるモータを示している。そのモー
タ10には、有底円筒状の形成され後述する本発明でい
う出力軸たるモータシャフト12の一端を保持するケー
ス11と、また有底円筒状に形成されモータシャフト1
2の他端を保持するハウジング13とに組み付けられて
いる。
本発明でいう電動機たるモータを示している。そのモー
タ10には、有底円筒状の形成され後述する本発明でい
う出力軸たるモータシャフト12の一端を保持するケー
ス11と、また有底円筒状に形成されモータシャフト1
2の他端を保持するハウジング13とに組み付けられて
いる。
【0010】ケース12内は、コア14と、コア14に
巻装されたコイル15と、コア14と同心的にケース1
2に固着されたマグネット16と、コア14の軸上から
延出されコア13と共に一体回転するモータシャフト1
2と、モータシャフト12の外周に配設されコイル15
に接続された本発明でいう整流子たるコミュテータ17
と、コミュテータ17と係合可能に形成された本発明で
いう接続部材たる弾性および導電性を有した板バネ18
と、図2中に示す如くその板バネ18は屈曲状に形成さ
れている。
巻装されたコイル15と、コア14と同心的にケース1
2に固着されたマグネット16と、コア14の軸上から
延出されコア13と共に一体回転するモータシャフト1
2と、モータシャフト12の外周に配設されコイル15
に接続された本発明でいう整流子たるコミュテータ17
と、コミュテータ17と係合可能に形成された本発明で
いう接続部材たる弾性および導電性を有した板バネ18
と、図2中に示す如くその板バネ18は屈曲状に形成さ
れている。
【0011】その板バネ18の一端にブラシ18aを設
け、コミュテータ17と係合している。また他端は後述
するホルダ19に配設されると共にワイヤーリード20
に接続されている。その板バネ16を取り付けたホルダ
17は、本発明でいう絶縁体からなり、モータシャフト
12の他端部を軸支している。
け、コミュテータ17と係合している。また他端は後述
するホルダ19に配設されると共にワイヤーリード20
に接続されている。その板バネ16を取り付けたホルダ
17は、本発明でいう絶縁体からなり、モータシャフト
12の他端部を軸支している。
【0012】ハウジング13内には、そのハウジング1
3およびホルダ19の同軸上に貫通孔13aおよび19
aを形成しており、その貫通孔13aおよび19aから
引き出し可能に板バネ18に接続されたワイヤーリード
20と、そのワイヤーリード20からの取り出し位置に
配設しハウジング13との貫通孔13aとホルダ19と
の間に嵌め合わされるとともにワイヤーリード20を挿
嵌させる後述する本発明でいう弾性部材たるグロメット
21が設けられている。
3およびホルダ19の同軸上に貫通孔13aおよび19
aを形成しており、その貫通孔13aおよび19aから
引き出し可能に板バネ18に接続されたワイヤーリード
20と、そのワイヤーリード20からの取り出し位置に
配設しハウジング13との貫通孔13aとホルダ19と
の間に嵌め合わされるとともにワイヤーリード20を挿
嵌させる後述する本発明でいう弾性部材たるグロメット
21が設けられている。
【0013】また図中に示す如くハウジング13の内周
13bとホルダ19の外周19bとはOリング22にて
気密的にシールされている。
13bとホルダ19の外周19bとはOリング22にて
気密的にシールされている。
【0014】グロメット21は、図3に示す如く、ゴム
性質を有しており、略断面有底円筒状に形成されてい
る。グロメット21は、小径部21aおよび大径部21
bとから形成されており、その小径部21aにはハウジ
ング13の貫通孔13aと嵌合するように形成されてい
る。また大径部21bには、ハウジング13およびホル
ダ19をシール性を向上させるために、両縁端部に凸部
21cが形成されている。
性質を有しており、略断面有底円筒状に形成されてい
る。グロメット21は、小径部21aおよび大径部21
bとから形成されており、その小径部21aにはハウジ
ング13の貫通孔13aと嵌合するように形成されてい
る。また大径部21bには、ハウジング13およびホル
ダ19をシール性を向上させるために、両縁端部に凸部
21cが形成されている。
【0015】従って、ケース11とハウジング13に各
々の部材を組み付けた後、ケース11とハウジング13
を両側から軸方向に押さえ込むようにネジ等にて締めつ
けて固着させる。軸方向へ締めつけることにより、グロ
メット21は上下間が変形しケース11およびハウジン
グ13をシールする。それによりケース11内の気密性
を保持することととなる。
々の部材を組み付けた後、ケース11とハウジング13
を両側から軸方向に押さえ込むようにネジ等にて締めつ
けて固着させる。軸方向へ締めつけることにより、グロ
メット21は上下間が変形しケース11およびハウジン
グ13をシールする。それによりケース11内の気密性
を保持することととなる。
【0016】
【発明の効果】上述による本発明は、ホルダとハウジン
グとの間に弾性部材を介在させてその両側から軸方向に
ネジ等にて締めつけることで弾性部材が変形され、電動
機内の密封性を確保することができ、シール材を使用す
ることがなくなり従来に比べて安価に組み付けることが
できることとなり所期の目的を達成することができる。
グとの間に弾性部材を介在させてその両側から軸方向に
ネジ等にて締めつけることで弾性部材が変形され、電動
機内の密封性を確保することができ、シール材を使用す
ることがなくなり従来に比べて安価に組み付けることが
できることとなり所期の目的を達成することができる。
【0017】
【図1】本実施例のモータの構成を示す断面図である。
【図2】図1に示されたA−A視線の断面図である。
【図3】本実施例のグロメットの断面図である。
【図4】
10 モータ(電動機) 11 ケース 12 モータシャフト(出力軸) 13 ハウジング 14 コア 15 コイル 16 マグネット 17 コミュテータ(整流子) 18 板バネ 19 ホルダ 20 ワイヤーリード 21 グロメット(弾性部材) 22 Oリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のモータの構成を示す断面図である。
【図2】図1に示されたA−A視線の断面図である。
【図3】本実施例のグロメットの断面図である。
【図4】従来の電動機の構成を示す断面図である。
【符号の説明】 10 モータ(電動機) 11 ケース 12 モータシャフト(出力軸) 13 ハウジング 14 コア 15 コイル 16 マグネット 17 コミュテータ(整流子) 18 板バネ 19 ホルダ 20 ワイヤーリード 21 グロメット(弾性部材) 22 Oリング
Claims (1)
- 【請求項1】 電動機おけるワイヤーリード引き出し構
造において、 コア,整流子およびマグネットを収容するケースに嵌め
合わせらた電動機の一端部の出力軸を軸支する絶縁体を
設け、該絶縁体に嵌合するハウジングを設け、該ハウジ
ングと前記絶縁体との間における前記絶縁体からワイヤ
ーリードが取り出される位置に中央中空円筒状に形成さ
れた弾性部材を設け、前記ケースおよび前記ハウジング
を螺着結合にて各々の軸方向から当該弾性部材を変形さ
せて且つ気密的に保持させたことを特徴とする電動機に
おけるワイヤーリード引き出し方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31192892A JPH06189495A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 電動機におけるワイヤーリード引き出し構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31192892A JPH06189495A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 電動機におけるワイヤーリード引き出し構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06189495A true JPH06189495A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18023123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31192892A Pending JPH06189495A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 電動機におけるワイヤーリード引き出し構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06189495A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0928051A (ja) * | 1995-07-13 | 1997-01-28 | Aisin Seiki Co Ltd | 電動機 |
JP2010136596A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Nippon Densan Corp | モータ |
CN103595172A (zh) * | 2009-08-27 | 2014-02-19 | 六逸科技股份有限公司 | 内部具有导热胶的马达 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP31192892A patent/JPH06189495A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0928051A (ja) * | 1995-07-13 | 1997-01-28 | Aisin Seiki Co Ltd | 電動機 |
JP2010136596A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Nippon Densan Corp | モータ |
CN103595172A (zh) * | 2009-08-27 | 2014-02-19 | 六逸科技股份有限公司 | 内部具有导热胶的马达 |
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