JPH0650236U - 電 球 - Google Patents

電 球

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JPH0650236U
JPH0650236U JP9107992U JP9107992U JPH0650236U JP H0650236 U JPH0650236 U JP H0650236U JP 9107992 U JP9107992 U JP 9107992U JP 9107992 U JP9107992 U JP 9107992U JP H0650236 U JPH0650236 U JP H0650236U
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正行 梅原
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス球を支持する口金に、給電端子を絶縁
部により支持させた構成の電球において、絶縁部と口金
との密着性を改善し、両者の界面から口金内に侵入され
る水分が原因とされるエアリークに対する信頼性を改善
する。 【構成】 ガラス球1を円筒状の口金2に支持させ、か
つこの口金2の先端開口23内に樹脂製の絶縁部6によ
って給電端子5を絶縁支持する電球において、口金2に
は、その先端開口縁を内側に曲げ形成した平坦な内側フ
ランジ部24を有し、かつこの内側フランジ部の内縁に
は円周方向に沿って複数個の切欠き25を設ける。この
切欠き25により、口金2と絶縁部6の樹脂との一体化
強度を高め、かつその内縁は平坦状態であるため樹脂の
密着性を向上させ、封止効果を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電球に関し、特に電球を支持するための口金を有する電球の防水性を 高めた電球に関する。
【0002】 この種の電球として、本出願人が先に提案しているものとして、実開昭62− 155467号公報に記載されているものがある。この電球は、図3に断面構成 を示すように、概略構成として、フィラメント11を封入したガラス球1と、こ のガラス球1に設けたピンチシール部13を抱持する円筒状をした口金2と、こ の口金2の先端開口23を封止する樹脂性の絶縁部6と、この絶縁部6に絶縁支 持される複数本の給電端子5とを備えている。口金2の基端開口22には、例え ば保持プレート3が一体に形成され、ガラス球1は緩衝板4によって保持プレー ト3に嵌合支持される。また、口金2に支持されたガラス球1のピンチシール部 13からはフィラメントにつながるリード12が突出されており、このリード1 2は口金2の筒内を通して前記給電端子5に電気接続される。 なお、口金2の周面には、口金を例えば灯具のボディに取着する際に利用する 取付フランジ21が一体に設けられる。
【0003】 ところで、この種の電球に設けられる絶縁部6の製造に際しては、通常では、 口金2の先端開口23の部分を金型内に設置した状態で、これらを樹脂材で一体 成形することによって行われる。図4はその部分の拡大図であり、口金2の先端 開口23には、開口縁を内側に曲げ形成した内側フランジ部24を設け、この内 側フランジ部の内縁を全周にわたって板厚方向に波型に形成し、この波型部分2 6に樹脂材、即ち絶縁部6を抱持させている。このように、波型部分26を設け ることで、絶縁部6と口金2との円周方向の一体化力を高め、口金2に対して絶 縁部6が軸回り方向に容易には回動されないようにし、回動に伴って絶縁部6に 支持した給電端子5につながるリード12が相互に短絡し、或いはその際の引張 力によって断線される等の故障が生じることを未然に防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような電球を例えば、自動車の灯具に取着した場合には、口金2の先端開 口23の部分と、絶縁部6と、給電端子5とが灯具ボディ外に露呈される。この ため、絶縁部6における口金2の表面と樹脂材との界面部の密着性が低いと、こ の隙間を通して水分が口金内に侵入し、口金2内の湿度を高め、給電端子5の内 端や、これにつながる複数のリード12を相互にエアリークさせてしまうことに なる。 前記した従来の電球の口金構造では、口金2の先端開口23の内側フランジ部 24の内縁に板厚方向の波型部分26を形成しているため、樹脂の成形時におけ る成形金型内での口金2の設置方向と、金型内への樹脂材の流入方向の関係によ っては、内側フランジ部24において樹脂材の流れに乱れが生じ、充填効率が低 下して波型部分26の凹部内に樹脂材が十分侵入されないことが生じ易い。
【0005】 このため、絶縁部を口金に対して回り難くするという目的は達成できるものの 、口金と絶縁部との界面の密着度が低下され、この界面を通して水分が口金内に 侵入され易くなり、前記したエアリークに対する信頼性が劣化され易くなるとい う問題がある。 本考案の目的は、口金と絶縁部との密着性を改善し、エアリークに対する信頼 性を改善した電球を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ガラス球を円筒状の口金に支持させ、かつこの口金の先端開口内に 樹脂製の絶縁部によって給電端子を絶縁支持する電球において、口金の先端開口 には、開口縁を内側に曲げ形成した平坦な内側フランジ部を有し、かつこの内側 フランジ部の内縁には円周方向に沿って配列される複数個の半径方向の切欠きを 設けた構成とする。 この切欠きは略方形に形成され、かつ内方に突出される角部の角度が90度よ りも小さく設定することが好ましい。
【0007】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実施例の部 分分解斜視図であり、その組立構造は図3に示したものと同じである。同図にお いて、1は内部にフィラメント11を封入したガラス球、2は保持プレート3を 一体的に設ける口金、4は前記ガラス球を保持フランジに支持させるための緩衝 板、5は前記口金2の先端開口内に支持される給電端子、6はこの給電端子5を 口金2の先端開口に絶縁支持させる絶縁部であり樹脂材により形成される。なお 、絶縁部6は樹脂成形により形成されるものであるが、便宜的に1つの部品とし て図示してある。
【0008】 前記ガラス球1、緩衝板4、保持プレート3は前記したように既に本出願人が 提案しているところであり、詳細な説明は省略する。簡単に説明すれば、ガラス 球1にはフィラメント11につながるリード12を外部に突出させるためのピン チシール部13を突出状態に一体形成しており、このピンチシール部13には弾 性板を曲げ加工した緩衝板4を嵌合させておく。一方、保持プレート3には前記 ピンチシール部13を挿入させる支持穴31が開設され、かつこの支持穴31の 周辺部に複数の弾性押圧片32を設けている。そして、緩衝板4を嵌合したガラ ス球1のピンチシール部13を支持穴31内に挿入することで、弾性押圧片32 によって弾性的に挟持され、ピンチシール部13に応力を生じさせることなく、 ガラス球1を保持プレート3に支持することが可能とされる。 前記保持プレート3はその周辺部をかしめて口金2の基端開口22に一体化さ れる。この口金2の中間部の周面には、灯具に取り付ける際に使用される取付フ ランジ21が一体に形成されている。この取付フランジ21は例えばバヨネット 機構等によって灯具ボディに開設した取付穴に嵌合されて口金を灯具等に取着さ せる構造とされるが、ここではその詳細な説明は省略する。
【0009】 一方、前記口金2の先端開口23に設けられる絶縁部6は、これまでと同様に 、口金の先端開口23に樹脂成形を施すことによって形成される。そして、ここ では図2(a)及び(b)に口金2の先端開口23部分を下方向から見た拡大斜 視図と正面図を示すように、先端開口23には開口縁を内側に曲げ形成した内側 フランジ部24を設け、この内側フランジ部24の内縁には円周方向に沿って間 欠的に、しかも外径方向に切り欠いた複数の切欠き25を形成している。この実 施例では、切欠き25は円周方向に沿う長方形に近い形状とし、かつその一部の 内径方向に突出した角部Xの角度を90度よりも小さく、即ち鋭角に形成してい る。したがって、正確に言えば、前記切欠き25は台形に近い形状となる。
【0010】 このように形成された口金によれば、先端開口23の内側フランジ部24を金 型内に設置し、この内側フランジ部24を含むように樹脂材で一体成形して絶縁 部6を形成すると、内側フランジ部24は従来のように波型には形成しておらず 平坦状態のままであるので、成形金型内における内側フランジ部24の近傍の樹 脂材の流れの乱れが抑制される。したがって、樹脂材の充填効率が向上され、樹 脂材が内側フランジ部24の両面に密着され、かつ樹脂が切欠き25内にまで十 分に侵入されることになる。これにより、口金2と樹脂材、即ち絶縁部6との密 着性が改善され、口金2と絶縁部6との界面から口金2内に侵入される水分の封 止効果を高め、従来問題とされたエアリークを抑制し、電球の信頼性を向上させ る。
【0011】 また、内側フランジ部24の内縁に設けた切欠き25内に絶縁部6の一部が侵 入されることになるため、口金2に対する絶縁部6の軸回り方向の回動力を高め 、絶縁部6及び給電端子5が口金に対して回動されることを防止し、リード12 の短絡や断線を有効に防止することができる。このとき、切欠き25の形状が長 方形或いは台形とされ、その一辺が内側フランジ部24の内縁に沿った円弧状で はないために、絶縁部6の回り止め効果を一層高めることが可能となる。 この場合、角部Xを鋭角に形成することで、口金2の半径方向に対する絶縁部 6の移動をも有効に防止することができ、この効果と前記回り止めの効果とで口 金2に対する絶縁部6の一体化強度を更に高いものにすることができる。 更に、この口金では、内側フランジ部24の内縁に波型を形成する必要がない ため、口金の加工を簡素化でき、低コスト化にも有効となる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、口金の先端開口に設けた平坦な内側フランジ部 の内縁に円周方向に沿って複数個の切欠きを設けているので、樹脂成形に際して の樹脂の充填効率を高め、形成した絶縁部と口金先端開口との密着性を高めて両 者の界面を通して口金内に水分が侵入することを有効に防止し、エアリークに対 する信頼性を改善することができる効果がある。また、切欠きによって絶縁部を 口金に対して回り止めする効果が得られ、更に、切欠きを略方形としかつ内方に 突出される角部の角度が90度よりも小さく設定することで、半径方向の移動防 止効果をも得られ、両者の一体化強度を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された電球の部分分解斜視図であ
る。
【図2】図1の電球の口金の先端部の構造を示し、
(a)は拡大斜視図、(b)は拡大正面図である。
【図3】本考案が適用される電球の断面図である。
【図4】従来の電球における口金の先端部の拡大斜視図
である。
【符号の説明】
1 ガラス球 2 口金 3 保持プレート 5 給電端子 6 絶縁部(樹脂材) 23 先端開口 24 内側フランジ部 25 切欠き

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にフィラメントを封入したガラス球
    と、このガラス球を支持する円筒状の口金と、この口金
    の先端開口内に樹脂製の絶縁部によって絶縁支持され、
    かつ前記フィラメントに電気接続される給電端子とを備
    える電球において、前記口金の先端開口には開口縁を内
    側に曲げ形成した平坦な内側フランジ部を有し、かつこ
    の内側フランジ部の内縁には円周方向に沿って配列され
    る複数個の半径方向の切欠きを設けたことを特徴とする
    電球。
  2. 【請求項2】 切欠きは略方形に形成され、かつ内方に
    突出される角部の角度が90度よりも小さく設定してな
    る請求項1の電球。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100651314B1 (ko) * 1998-09-23 2006-11-28 파텐트-트로이한트-게젤샤프트 퓌어 엘렉트리쉐 글뤼람펜 엠베하 전기 램프
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JPS5053A (ja) * 1973-04-28 1975-01-06
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