JPH08180842A - 管形小型電球 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】本発明は、電子機器等のデジタル表示などの照
明に用いる極小型の管形小型電球に関する。 【構成】リード線４をガラス管１内に封入し、このリー
ド線４の両端を外方に折曲突出させ、密巻きスプリング
２によって固定するものであって配線基板に装着するに
当って表面実装が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に組み込まれ
て、デジタル表示等を輝し出す極小型の管形小型電球に
関する。

【従来の技術】従来、この種の電球は全長が３〜１０ｍ
ｍ、径が０．５〜２ｍｍの極小型の管形電球である。そ
して形状としては、ガラス管の両端から派出したリード
線の形状のものと、ガラス管の両端に極小口金付の形状
のものがある。

【発明が解決しようとする諜題】この種の極小型管形電
球を基板に取り付ける場合、ガラス管の両端から派出し
たリード線の形状のものは、基板に設けられている穴に
ランプのリード線を挿入して裏面を半田付けして装着し
ていたが、インサートマシンが利用出来ず、人手に頼っ
ていた。また、ガラス管の両端に極小口金付の形状のも
のは、表面実装時の装着温度でランプと極小口金の接着
剤の剥離が起きたり、不点灯の原因にもなった。

【課題を解決するための手段】したがってインサートマ
シンを利用して、表面実装するためにはランプの両端に
口金を付ける必要が生じたが極小型管形電球であるため
口金に接着剤を塗布する作業やリード線と口金を半田付
けする作業が容易でなく多くの人手と時間を要している
のが現状である。本発明は、このような手間を省くため
鋭意研究の結果開発されたものであって、従来の口金に
替えて密巻きのスプリングを使用し、このスプリングの
弾性圧力を利用してガラス管の両端を固定し、さらに、
スプリング密巻の間にリード線を挿入挟持させることで
導電と固定を行うものである。これにより、両端のスプ
リングは口金の代りを成し、口金付管形電球の機能を有
するものである。

【作用】したがって成形にあたっては、ガラス管の両端
に口金を固定するための接着剤を使用することなく、又
半田付けの場合であっても従来の半田付に比べて容易で
ある。基板の表面に形成された口金付管形電球をハンダ
ペーストで固定して実装する表面実装が可能となった。

【実施例】添付図面によって本発明の管形小型電球を説
明すると、図１は拡大された請求項１に示す電球の側面
図を示し、図２は同断面図を示すものである。また図３
は同電球の管端の拡大説明図を示している。また図４は
拡大された請求項２に示す電球の側面図であり、図５は
同断面図を示し、図６は同電球の管端の拡大説明図を示
している。図において、（１）はガラス管であり、
（４）はリード線を示し、このリード線（４）は対向さ
れ、フィラメント（３）が継線されている。図中の符号
（４−２）はリード線（４）とフィラメント（３）の接
続部である。また当然のことながらガラス管（１）の両
端は封止されている。リード線（４）の両端は図示の如
く折曲されて外方に向けて突出させ切断してある。そし
てこのリード線の切断部（４−１）は密巻きスプリング
（２）によって挟持固定されているためリード線の切断
部（４−１）は外方に露現している。以上は図１〜３に
示された請求項１の電球であって、この密巻きスプリン
グのずれや緩みを防ぐために図４〜６に示すように管端
に半田加工を施すこともできる。図中の符号（５）は端
面を固定するための半田を示し、（６）は端面の半田が
溶出してスプリングを固定する半田である。

【発明の効果】本発明の管形小型電球はこのように従来
の口金に替えて密巻きスプリング（２）を使用すること
によって口金を固定するための接着剤が不用となり、ス
プリングの応圧力でリード線端（４−１）を露出固定で
きる。このため基板に装着するに当っては、基板の表面
に接着剤を介して簡単に置くだけですむ表面実装が可能
となり基板の形成作業がきわめて容易となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の管形小型電球の全体を示す側面図。

【図２】 図１の断面図。

【図３】 要部の拡大断面図。

【符号の説明】

（１）…ガラス管 （２）…密巻きスプリング （３）…フィラメント （４）…リード線 （５）…管端の半田

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【手続補正書】

【提出日】平成７年１２月１３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の管形小型電球の全体を示す側面図

【図２】 図１の断面図

【図３】 要部の拡大断面図

【図４】 本発明の別な実施例を示す側面図

【図５】 図４の断面図

【図６】 図４の要部を示す拡大断面図

【符号の説明】 （１）…ガラス管 （２）…密巻きスプリング （３）…フィラメント （４）…リード線 （５）…管端の半田

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】Ａ 対向する２本のリード線間にフィラメ
   ントを継線すること。 Ｂ 該リード線をガラス管内に封入してガラス管の両端
   を封着すること。 Ｃ 両端に突出しているリード線を外方に折曲して突出
   形成すること。 Ｄ ガラス管の両端を密巻きスプリングで被覆し突出し
   ているリード線を挟持するように固定すること。 上記Ａ〜Ｄ要件を具備した管形小型電球。
2. 【請求項２】Ａ 対向する２本のリード線間にフィラメ
   ントを継線すること。 Ｂ 該リード線をガラス管内に挿入してガラス管の両端
   を封着すること。 Ｃ 両端に突出しているリード線を外方に折曲して突出
   形成すること。 Ｄ ガラス管の両端を密巻きスプリングで突出している
   リード線を挟持するように固定すること。 Ｅ ガラス管の両端およびスプリング上を半田づけして
   仕上げること。 上記Ａ〜Ｅ要件を具備した管形小型電球。