JPH06188892A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JPH06188892A
JPH06188892A JP4340185A JP34018592A JPH06188892A JP H06188892 A JPH06188892 A JP H06188892A JP 4340185 A JP4340185 A JP 4340185A JP 34018592 A JP34018592 A JP 34018592A JP H06188892 A JPH06188892 A JP H06188892A
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JP4340185A
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English (en)
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Yoshimitsu Matsui
良光 松井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 親局が子局に所定信号を送信し応じて該子局
から応答信号を受信したことに応答して、次位の子局に
所定信号を送信するような処理を繰り返す場合に、デー
タ送信不能な子局があったとしても高速なデータ通信を
可能とするデータ通信システムを提供する。 【構成】 子局Siは電源ONされたことに応じて電源
ONメッセージを、電源OFFされたことに応じて電源
OFFメッセージをマスタMに送信し、マスタMはこれ
らのメッセージの受信に応じて該子局に対応のステータ
ス情報Jiを電源ON状態または電源OFF状態に書換
えるので、情報Jiはリアルタイムに最新情報に更新さ
れる。マスタMはスレーブSiにマスタM側へのデータ
送信を要求する信号POLを情報Jiが電源ON状態を
示すときのみ送信し、電源OFF状態を示すときは次位
のスレーブSi+1に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】少なくともデータの収集および処
理を行なう親(ホスト)側のデータ端末装置(以下、マ
スタと呼ぶ)が、下位の複数のデータ端末装置のそれぞ
れ(以下、スレーブと呼ぶ)にマスタ側へのデータ転送
を勧誘し、応じて各スレーブから送信されるデータを受
信して収集するようなデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】マスタと複数のスレーブとが通信回線網
(LAN:ローカルエリアネットワーク)などを介して
データ通信するようなシステムとして、たとえばPOS
(ポイントオブセールズ)システムがある。POSシス
テムでは、センター側に設けられるホストコンピュータ
がマスタであり、各店舗または各売場に設けられた電子
式キャッシュレジスタがスレーブとなって、これらマス
タとスレーブがLANで通信接続されることにより、レ
ジスタで登録された売上データなどがLANを介してセ
ンター側のホストコンピュータに収集され、ここで一括
して処理される。このようなPOSシステムにおいて
は、ホストコンピュータから各レジスタに対して売上デ
ータの転送要求が送信されることに応じて、各レジスタ
からホストコンピュータに売上データが送信される。
【0003】図5には従来およびこの発明の一実施例に
適用されるデータ通信システムの概略構成が示され、図
6には、このデータ通信システムにおける従来のデータ
通信手順の一例が模式的に示される。図5に示されたデ
ータ通信システムは、たとえば上述したPOSシステム
のようにマスタがスレーブに対してマスタ側へのデータ
転送要求を送信し、応じてスレーブからマスタへデータ
送信されることにより、マスタがスレーブ側のデータを
収集するように動作する。図5のデータ通信システム
は、マスタMが回線Lを介してスレーブS1、S2、
…、SNを通信接続するように構成される。このシステ
ムにおいては、スレーブSi(i=1、2、3、…、
N)からマスタMに対してマスタの送信要求なしにデー
タ伝送できるものとする。ただし、マスタMがスレーブ
Siからのデータをリアルタイムに効率よく収集するに
あたって、マスタが各スレーブSiに対してデータ転送
要求信号POLを送信し、スレーブSiが信号POLを
受信したことに応じてデータ転送するものとする。この
場合のデータ転送要求信号POLおよびデータの送受信
手順を図6を参照して説明する。なお、図5のスレーブ
S1にはマスタM側へ送信すべきデータはなく、スレー
ブS2にはマスタM側へ送信すべきデータがあり、さら
にスレーブS3は電源OFF状態にありマスタMとの通
信が不能な状態にあったと想定する。
【0004】まず、マスタM側からデータ転送要求信号
POLがスレーブS1に対して送信される。スレーブS
1は信号POLを受信すると、応じてマスタ側に対して
送信すべきデータがないので、データ無の応答EOTを
送信する。マスタMはこの応答EOTを受信し、該当ス
レーブS1には送信すべきデータがないものと認識し、
次のスレーブS2に対してデータ転送要求信号POLを
送信する。スレーブS2はマスタMに送信すべきデータ
を有しているので、データ転送要求信号POLの受信に
応答してデータDATAをマスタ側へ送信する。マスタ
MはスレーブS2から送信されたデータDATAを受信
したことに応答して、次のスレーブS3に対してデータ
転送要求信号POLを送信する。しかしながら、このと
きスレーブS3は電源OFF状態にあるので、マスタM
側への応答動作は行なわれない。マスタMはスレーブS
3への信号POL送信後、応答待ち状態となる。マスタ
Mでは予め定められた応答待ち期間T1に何ら応答がな
ければ応答待ちのタイムアウトとなる。このタイムアウ
トに応答して、マスタMは次にスレーブS4に対てデー
タ転送要求信号POLを送信する。このように、マスタ
Mは回線Lに接続されているスレーブSiのすべてにつ
いて、順にデータ転送要求信号POLを送信し、送信先
のスレーブSiにデータが存在すればこれをマスタ側へ
送信させて自動的に収集できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した図5および図
6に示された通信手順においては、電源OFF状態にあ
り通信不能状態にあるスレーブSiに対しても、マスタ
Mからデータ転送要求が行なわれるので、マスタMは所
定の応答待ち期間T1に応答待ち状態を継続し、期間T
1が経過したとき初めて送信先のスレーブSiがたとえ
ば電源OFF状態の通信不能状態にあることを判断でき
る。このとき、マスタMは該当のスレーブSiが異常状
態にあると判断し、該当スレーブSiに対して以降デー
タ転送要求信号POLを送信しない。それゆえに該当ス
レーブSiが電源OFF状態から電源ON状態に復帰
し、異常状態から回復したとしても、マスタMからは該
当スレーブSiに対してデータ転送要求信号POLが送
信されないため、マスタMは該当スレーブSiにおける
データを収集することが不可能な状態となる。このデー
タ収集不可能状態を回避するために、マスタMは、接続
されているスレーブSiが電源OFF状態にあり通信不
能状態にあるか否かにかかわらず、常にすべてのスレー
ブSiに対して順次データ送信要求信号POLを送信す
る必要がある。しかしながら、上述したようにスレーブ
Siがたとえば電源OFF状態の通信不能状態に陥って
いる場合、マスタMは該当スレーブSiへのデータ送信
要求信号POL発信後、一律に応答待ち期間T1だけ待
ち状態に設定されて、次位のスレーブSi+1へのデー
タ転送要求信号POLの発信動作が待機状態となってし
まい、マスタMにおけるスレーブSiからのデータ収集
処理に時間がかかり、上述の回避策は有効ではなかっ
た。この、データ収集処理時間の長期化は、該データ通
信システム自体の運用率を低下させるという問題を引起
こしていた。特にこの問題は、マスタMに通信接続され
るスレーブSiの台数が増えるほど顕著な問題となって
いた。
【0006】それゆえにこの発明の目的は、親局が複数
の子局を通信接続して、子局に所定信号を送信し、応じ
て該子局から応答信号を受信したことに応じて次位の子
局に所定信号を送信する処理を繰返す場合に、親局への
送信が不能状態である子局が接続されていたとしても高
速な通信が行なえる、データ通信システムを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ通
信システムは親局と、この親局に通信接続される複数の
子局とを含み、さらにこの親局は記憶手段と、第1およ
び第2書換手段と、読出手段と、送信手段とをさらに備
えて構成される。
【0008】記憶手段には子局のそれぞれについて親局
との通信が可能な状態/不能な状態であることを示す状
態情報が記憶され、第1書換手段は、各子局から送信さ
れ、かつ前述の可能状態に復帰したことを示す信号を受
信したことに応じて、記憶手段中の送信元の子局に対応
の状態情報を可能状態を示すように書換える。
【0009】子局に所定信号を送信し、応じて該子局か
ら応答信号を受信したことに応答して、次位の子局に所
定信号を送信する処理を繰返す場合に、子局に所定信号
を送信する毎に、この送信に先立って読出手段が記憶手
段から該送信先の子局に対応の状態情報を読出す。送信
手段は、この読出された状態情報が可能状態を示すこと
に応じて該子局へ所定信号を送信し、読出された状態情
報が不能状態を示すことに応じて次位の子局へ所定信号
を送信する。第2書換手段は、この送信手段による所定
信号送信後に、送信先の子局が前記不能状態にあること
を検知したことに応答して、記憶手段中の該子局に対応
の状態情報を前述の不能状態を示すように書換える。
【0010】
【作用】この発明に係るデータ通信システムは上述のよ
うに構成されて、子局に所定信号を送信し、応じて該子
局から応答信号を受信したことに応答して、次位の子局
に所定信号を送信する処理を繰り返す場合に、第1およ
び第2書換手段は、記憶手段中の各子局の状態情報を、
各子局が可能状態から不能状態に遷移したこと、または
不能状態から可能状態へ復帰したことに応じてリアルタ
イムに更新することから、記憶手段中には常に各子局に
関する状態情報が最新状態で維持されるので、送信手段
はこの記憶手段から読出された状態情報に基づけば、通
信が可能な状態にある子局のみを確実に識別し、この子
局に対してのみ所定信号を送信できるとともに、通信が
不能な状態にある子局に対して所定信号を送信し、これ
に対する応答を待つという無駄な通信処理時間および応
答待ち時間を確実に回避できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照し詳細に説明する。
【0012】図1は、この発明の一実施例によるデータ
通信システムの構成とともに、該システムに含まれるマ
スタおよびスレーブの構成をそれぞれ示す図である。図
1において、データ通信システムはマスタMと、マスタ
Mに回線Lを介して接続される複数台のスレーブSi
(i=1、2、3、…N)が含まれる。マスタMはタイ
マ1aを有し該マスタM自体を集中的に制御するための
CPU(中央処理装置)1、マスタMに関する処理動作
プログラムを予め記憶するROM(リードオンリーメモ
リ)2、マスタMにおける処理動作に必要とされるデー
タを記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)
3、マスタMが受信したスレーブSiにおけるデータを
記憶するためのファイル4、CPU1とファイル4とを
接続するための入出力部5、CPU1が回線Lを用いて
データまたは信号の送受信動作をするために設けられる
データ転送制御部6および通信制御部7を含む。RAM
3はマスタMに回線Lを介して接続されるスレーブSi
の台数SN、マスタMが現在マスタM側へデータ転送を
勧誘すべきスレーブを一意に特定するためのカレントス
レーブ番号SC、ステータス情報J1、J2、…JNを
ストアする。カレントスレーブ番号SCは、後述するよ
うにマスタMに通信接続されるスレーブSiのそれぞれ
に一意に割付けられたスレーブ番号SBを用いて設定さ
れる。ステータス情報J1、J2、…、JNはスレーブ
S1、S2、…、SNのそれぞれについて現在電源ON
状態にあるか、または電源OFF状態にあるかを示す情
報である。
【0013】スレーブS1は該スレーブS1自体を集中
的に制御するためのCPU8、該スレーブS1の動作処
理プログラムを記憶するROM9、該スレーブS1の動
作に必要とされるデータを予め記憶するためのRAM1
0、CPU8へデータを入力するか、またはCPU8か
ら与えられるデータを出力するための入出力部11、C
PU8が回線Lを用いてデータまたは信号の送受信動作
を行なうためのデータ転送制御部12および通信制御部
13、スレーブS1が電源OFF状態にあってもRAM
10の記憶内容を保持するためにRAM10に電力を供
給するバッテリ14を含む。ROM9はスレーブS1が
電源ONされたときに、電源がONされたことを認識し
処理するための電源ON処理プログラムPR1、オペレ
ーションにより電源OFFする前に、入出力部10を用
いて電源OFF処理を可能とするための電源OFF処理
プログラムPR2、およびスレーブS1におけるマスタ
Mへ転送すべきデータを準備するための転送データ準備
プログラムPR3を予めストアする。RAM10は該ス
レーブS1を一意に識別するためのスレーブ番号SB
(SB=1)、電源ONされたときにプログラムPR1
によりセットされる電源ONメッセージ要求フラグSP
ON、オペレーションにより電源OFFされたときにプ
ログラムPR2によりセットされる電源OFFメッセー
ジ要求フラグSPOFF、マスタMへ転送すべきデータ
が準備されたときにプログラムPR3によってセットさ
れるデータ送信要求フラグDREQ、およびプログラム
PR3によって準備され、マスタMへ転送されるべき送
信データTDをストアする。スレーブ番号SBは入出力
部11を介して外部設定されてもよく、送信データTD
はスレーブS1におけるデータ処理結果、または入出力
部11を介して外部から入力されたデータであってもよ
い。スレーブS1、S2、…、SNのそれぞれには順に
スレーブ番号SBが1、2、…、Nと割付けられている
と想定し、したがってマスタMのRAM3にはスレーブ
台数SNとしてNがストアされると想定する。
【0014】マスタMおよび各スレーブSiはデータ転
送制御部および通信制御部を介して回線Lに関する通信
制御を行なう。この通信制御により、回線L上における
送信データの衝突が回避されるとともに、送信データの
衝突発生時にはデータの再送信が通信制御部により行な
われる。なお、スレーブSiの各々は同一構成を有する
のでスレーブS1のみを説明し、他のスレーブについて
は説明を省略する。
【0015】次に、マスタMがスレーブSiにデータ転
送要求信号POLを送信し、応じて該スレーブSiから
送信データTDを受信したことに応答して次位のスレー
ブSi+1に信号POLを送信する処理を繰り返す場合
の手順について説明する。このデータ収集におけるマス
タM側の処理手順が図2に示され、各スレーブSi側の
処理手順が図3に示される。
【0016】なお、マスタMのRAM3にはスレーブS
iのステータス情報が予め設定されていると想定する。
【0017】マスタMはマスタ側へのデータ転送を勧誘
すべきスレーブSiをカレントスレーブ番号SC(SB
=i)に基づき指定する(100)。指定されたスレー
ブSiに対応のステータス情報JiをRAM3から読出
し該スレーブSiが電源OFF状態にあるか否か判定す
る(101、102)。スレーブSiが電源OFF状態
にあると判定されると、該スレーブSiへのデータ転送
要求信号POLの送信は行なわずに、次のスレーブSi
+1に対するデータ転送要求を行なうためにカレントス
レーブ番号SCを得る。詳細には、現在カレントスレー
ブ番号SCとして設定されていたスレーブ番号が回線L
に接続される最後尾のスレーブのスレーブ番号(この場
合、SB=N)であるか否かを判定し、最後尾のスレー
ブ番号SBであれば、カレントスレーブ番号SCを先頭
のスレーブSiのスレーブ番号SB=1に戻すためにカ
レントスレーブ番号SCに1をセットするが、最後尾の
スレーブのスレーブ番号SBでないと判定された場合、
カレントスレーブ番号SCを+1upして、カレントス
レーブ番号SCをi+1とする。このカレントスレーブ
番号SCの更新後、再度カレントスレーブ番号SCを用
いて対応のスレーブSi+1に対してマスタM側へのデ
ータ転送を勧誘する(107、108および109→1
00)。
【0018】一方、読出されたステータス情報Jiが電
源OFF状態でないことを示していると判断すれば(1
02)、スレーブSiに対してデータ転送要求信号PO
Lを送信する(103)。この要求信号POL送信後、
一定時間内に送信先のスレーブSiから応答を受信した
かどうかを監視する(104、105)。この要求信号
POL送信後から一定時間期間の経過はタイマ1aを用
いて計時される。タイマ1aにより一定時間期間が計時
されかつ送信先のスレーブSiからの応答が受信されな
いとき、マスタMは送信先のスレーブSiにおいて停電
が発生し応答不能状態にあると判断し、応じて該スレー
ブSiのステータス情報Jiを電源OFF状態を示すよ
うに書換える(106)。そして、前述と同様にして次
にデータ転送要求信号POLを送信すべきスレーブのス
レーブ番号SBを求め、これをカレントスレーブ番号S
Cに設定する(107、108および109)。マスタ
Mはデータ転送要求信号POL送信後、タイマ1aを用
いて計時される一定時間期間経過後も何ら応答がなかっ
たスレーブSiに対しては以降、該スレーブSiのステ
ータス情報Jiが電源OFF状態が解除されたことを示
さない限り、データ転送要求信号POLの送信を行なわ
ない。
【0019】上述のデータ転送要求信号POL送信後、
一定時間内に送信先のスレーブSiからデータ無の応答
EOTの送信があった場合(110)、前述と同様にし
て次にデータ転送要求信号POLを送信すべきスレーブ
のスレーブ番号SBをカレントスレーブ番号SCに設定
して、設定されたカレントスレーブ番号SCに基づいて
対応のスレーブSi+1にデータ転送要求信号POLの
送信を開始する(107、108、109→100)。
【0020】データ転送要求信号POL送信後、一定時
間内に送信先のスレーブSiからデータ(送信データT
D)の受信があった場合(111)、この受信データを
ファイル4に書込んで蓄積する(117)。その後、次
に要求信号POLを送信すべきカレントスレーブ番号S
Cを決定し、この番号SCに基づいて次のスレーブSi
+1にデータ転送要求信号POLを送信する(107、
108および109→100)。
【0021】上述のデータ転送要求信号POL送信後、
一定時間内に送信先のスレーブSiから電源OFFメッ
セージ(詳細は後述する)が受信されれば(112)、
該スレーブSiがオペレーションにより電源OFF状態
に陥ったと判断し、該スレーブSiのステータス情報J
iを電源OFF状態を示すように書換える(116)。
その後、次に要求信号POLを送信すべきスレーブSi
のスレーブ番号SBをカレントスレーブ番号SCに設定
し、このカレントスレーブ番号SCに基づいて次のスレ
ーブSi+1に対してデータ転送要求信号POLを送信
する(107、108および109→100)。
【0022】前述のデータ転送要求信号POL送信後、
一定時間内に送信先のスレーブSiから電源ONのメッ
セージ(詳細は後述する)を受信すれば(113)、該
メッセージ送信元のスレーブSiのスレーブ番号SBを
受信メッセージ内容から判断し、対応のステータス情報
Jiを電源ON状態を示すように書換える(114)。
この電源ONのメッセージは、マスタMから送信された
データ転送要求信号POLが送信されていないスレーブ
Sj(j≠i)から送信される場合もある(詳細は後述
する)ので、該電源ONメッセージがデータ転送要求信
号POLが送信されたスレーブSiからのものであるか
否か判定する(115)。該電源ONメッセージがデー
タ転送要求信号POLが送信されたスレーブSiからの
メッセージでなければ、再度、受信があるか否か待ち状
態に移行する(115→104、105)。
【0023】上述したように、マスタMでは、スレーブ
Siへのデータ転送要求信号POLの送信に先立って、
スレーブSiからの受信情報であるステータス情報Ji
に基づいてデータ転送要求信号POLを選択的に送信す
ることにより、電源OFF状態のスレーブSiに対して
はデータ転送要求信号POLの送信が行なわれず、電源
ON状態のスレーブSiに対してのみデータ転送要求信
号POLの送信が行なわれるので、電源OFF状態にあ
るスレーブSiに対してデータ転送要求信号POLを送
信し、これに対する応答を待つ状態は回避される。
【0024】前述した図2のマスタ側の処理手順に伴っ
て実施されるスレーブ側の処理手順について図3に従っ
て説明する。スレーブSiの電源がオペレーションまた
は停電からの復帰によりON状態に遷移したとき、電源
ON処理プログラムPR1により電源ONメッセージ要
求フラグSPONがセットされ、オペレーションにより
電源OFFされる際には、電源OFF処理プログラムP
R2により電源OFFメッセージ要求フラグSPOFF
がセットされ、スレーブSiが電源ONされて通常動作
時にあり送信データTDが発生すると、応じて転送デー
タ準備プログラムPR3によりデータ送信要求フラグD
REQがセットされる。なお、停電などの故障によりス
レーブSiが電源OFFされたときには、これらフラグ
は何らセット(リセット)されず、この停電からの復帰
に応答して電源ONメッセージ要求フラグSPONがセ
ットされる。
【0025】スレーブSiは電源ONのメッセージ送信
要求があることを、フラグSPONがセットされている
ことに基づいて判定すると、応じてスレーブ番号SBを
RAM10から読出し、読出したスレーブ番号SBを含
む電源ONメッセージをマスタMに送信し、その後電源
ONメッセージ要求フラグSPONをリセットする(2
00、201および202)。
【0026】電源ONのメッセージ送信要求がない(フ
ラグSPONがリセットされている)または、電源ON
メッセージ送信しフラグSPONをリセットすると、次
にマスタMから何らかのデータを受信しているか否かを
待ち合せる(203)。このとき、何らデータを受信し
ていなければ再度前述した電源ONメッセージ送信に関
する処理に戻る。一方、マスタMからデータを受信し、
これが該スレーブSi宛のデータ送信要求信号POLで
あったとき(203および204)、該スレーブSiに
おいて電源OFFのメッセージ送信要求があるか否かを
電源OFFメッセージ要求フラグSPOFFがセットさ
れているか否かに基づいて判断する(205)。電源O
FFのメッセージ送信要求があった、すなわち電源OF
Fメッセージ要求フラグSPOFFがセットされていた
場合、マスタMに対して電源OFFメッセージを送信
し、電源OFFメッセージ要求フラグSPOFFをリセ
ットし、一連の処理を終了する(206,207)。
【0027】一方、該スレーブSiにおいて電源OFF
のメッセージ送信要求がないことをフラグSPOFFが
リセットされていることに基づいて判断すると(20
5)、次にマスタMからのデータ送信要求に対して該ス
レーブSiにおいて送信データTDが発生しているかど
うかをデータ送信要求フラグDREQがセットされてい
るか否かで判定する(208)。フラグDREQがセッ
トされ、送信データTDが発生していれば、データ送信
要求フラグDREQをリセットするとともに送信データ
TDを送信し(209,210)、逆にデータ送信要求
フラグDREQがリセットされており送信データTDが
発生していなければデータ無応答(EOT)を送信する
(211)。前述の送信データTD送信後、またはデー
タ無応答EOT送信後、再度メッセージ要求フラグSP
ONに基づく電源ONメッセージの送信処理に戻る。こ
のように、スレーブSiでは、電源OFF状態から電源
ON状態に遷移したとき(オペレーションによる電源O
N、または停電からの復帰)、マスタMからのデータ転
送要求信号POLの受信のいかんにかかわらず、端末発
呼して電源ONメッセージをマスタM側へ送信してい
る。
【0028】以上のように、スレーブSiにおいて電源
ON/OFFされたときに、マスタMに対して電源ON
/OFFメッセージを送信することにより、マスタM
は、接続されるスレーブSiのどれが今電源OFF状態
にあり、逆に電源ON状態にあるか判別できるので、マ
スタMは電源OFF状態のスレーブSiに対しては選択
的にデータ送信要求信号POLを送信しないことが可能
となる。また、スレーブSiにおいて何らかの要因によ
り停電が発生し電源OFFメッセージをマスタMに送信
する猶予もなく電源OFF状態に陥った場合は、マスタ
Mは該スレーブSiに要求信号POL送信後も一定時間
期間応答がないことに応じて該スレーブSiが電源OF
F状態に陥ったと認識している。このようにマスタM側
で電源OFF状態にあると認識されているスレーブSi
に対してはデータ通信要求信号POLは出力されないの
で、通信不能状態にあるスレーブSiとのデータ通信を
図ろうとするような無駄な通信処理時間はなくなって、
通信処理が高速化される。なお、スレーブSiの電源O
FF状態に陥った原因がオペレーションまたは停電のい
ずれであるかにかかわらず、電源ON状態に復帰するこ
とにより、電源ONメッセージ送信によりマスタMに対
して該スレーブSiが電源ON状態に復帰したことを報
知できるので、該スレーブSiはマスタMからメッセー
ジ要求信号POLを受信することが可能状態に復帰でき
る。
【0029】図4には上述した図2および図3の処理手
順に従った通信手順が模式的に示される。今、スレーブ
S1にはマスタM側へ送信すべきデータTDがなく、ス
レーブS2にはマスタM側へ送信すべきデータTDがあ
り、さらにスレーブS3は電源OFF状態にあったと想
定する。マスタMはカレントスレーブ番号SCがSB=
1であることに従ってスレーブS1に対して信号POL
を送信しようとするが、このときスレーブS1のステー
タス情報J1が電源ON状態を示すので、マスタMは信
号POLをスレーブS1に送信する。スレーブS1はこ
の信号POLの受信に応じて、伝送データ無の応答EO
TをマスタMに送信する。マスタMは応答EOTの受信
に応じて次位のスレーブS2に対して信号POLを送信
しようとする。このとき、スレーブS2のステータス情
報J2が電源ON状態であることを示しているので、マ
スタMは信号POLをスレーブS2に送信する。スレー
ブS2は信号POLを受信し、応じて送信データTDを
送信すべきデータDATAにしてマスタMに送信する。
マスタMはデータDATAを受信したことに応答して、
次位のスレーブS3に対して信号POLを送信しようと
する。このとき対応のステータス情報J3は電源OFF
状態を示しているので、応じてマスタMはスレーブS3
に対する信号POLの送信は止め、さらに次位のスレー
ブS4に対して信号POLを送信しようとしている。
【0030】上述したように図4では、電源OFF状態
にあるスレーブS3に対して信号POLを送信し、これ
に対する応答を待つというような従来の応答待ち期間T
1(図6参照)が確実に回避されるので、その分マスタ
MがスレーブSiにおけるデータを受信して収集する処
理自体が高速化される。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明よれば、親局は子
局に所定信号を送信し、応じて該子局から応答信号を受
信したことに応じて次位の子局に所定信号を送信する処
理を繰り返すような場合においても、この通信期間に並
行して第1および第2の書換手段が記憶手段中の状態情
報を対応の子局が親局との通信が可能な状態に復帰した
こと、または不可能な状態に陥ったことを各子局からの
信号受信に応じてリアルタイムに書換える。したがっ
て、送信手段はこの記憶手段から読出された状態情報に
基づいて、親局への送信可能状態にある子局に対しての
み所定信号を送信することができるとともに、親局との
通信が不可能である子局に対して所定信号を送信し、こ
れに対する応答を待つという無駄な通信処理時間は確実
に回避されて高速な通信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるデータ通信システム
の構成とともに、該システムに含まれるマスタおよびス
レーブの構成をそれぞれ示す図である。
【図2】図1に示されたシステムにおいて、マスタがス
レーブに対してマスタへのデータの転送を勧誘すること
によりすべてのスレーブにおけるデータをマスタ側で収
集するためのマスタ側の手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】図2に示されたマスタ側の処理手順に伴ってス
レーブ側で実施される処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図4】図1に示されたデータ通信システムにおけるデ
ータ通信手順の一例を模式的に示す図である。
【図5】マスタがスレーブにデータの転送を勧誘するこ
とによりすべてのスレーブにおけるデータを収集するた
めのデータ通信システムの構成図である。
【図6】図5に示されたデータ通信システムにおける従
来のデータ通信手順の一例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
M マスタ Si スレーブ Ji スレーブSiのステータス情報 SPON 電源ONメッセージ要求フラグ SPOFF 電源OFFメッセージ要求フラグ DREQ データ送信要求フラグ TD 送信データ i=1、2、3、…、N なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と、前記親局と通信接続される複数
    の子局とを含むデータ通信システムであって、 前記親局は、 前記子局のそれぞれについて該親局との通信が可能な状
    態/不能な状態であることを示す状態情報を記憶する手
    段と、 前記各子局から前記可能状態に復帰したことを示す信号
    を受信したことに応じて、前記記憶手段中の該子局に対
    応する前記状態情報を前記可能状態を示すように書換え
    る第1書換手段と、 前記子局に所定信号を送信し、応じて該子局から応答信
    号を受信したことに応答して、次位の子局に前記所定信
    号を送信する処理を繰り返す場合に、 前記所定信号送信ごとに、該送信に先立って前記記憶手
    段から該送信先の子局に対応する前記状態情報を読出す
    手段と、 前記読出手段により読出された状態情報が前記可能状態
    を示すことに応じて該送信先子局に前記所定信号を送信
    し、読出された状態情報が前記不能状態を示すことに応
    じて次位の子局に前記所定信号を送信する手段と、 前記所定信号送信後、送信先の子局が前記不能状態にあ
    ることを検知したことに応答して、前記記憶手段中の該
    子局に対応する前記状態情報を前記不能状態を示すよう
    に書換える第2書換手段とを備えた、データ通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第2書換手段による不能状態の検知
    は、前記所定信号送信後に送信先の子局から前記不能状
    態を示す信号を受信したことを含む、請求項1に記載の
    データ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第2書換手段による不能状態の検知
    は、前記所定信号送信後に送信先の子局から応答がない
    ことを含む、請求項1または2に記載のデータ通信シス
    テム。
JP4340185A 1992-12-21 1992-12-21 データ通信システム Pending JPH06188892A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988002006A1 (en) * 1986-09-19 1988-03-24 Meiji Milk Products Company Limited Monoclonal antibody specific to tumor cell surface ganglioside and hybridoma yielding same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988002006A1 (en) * 1986-09-19 1988-03-24 Meiji Milk Products Company Limited Monoclonal antibody specific to tumor cell surface ganglioside and hybridoma yielding same

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