JP3156102B2 - 電力系統情報入力方法及びその装置 - Google Patents

電力系統情報入力方法及びその装置

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JP3156102B2
JP3156102B2 JP15681792A JP15681792A JP3156102B2 JP 3156102 B2 JP3156102 B2 JP 3156102B2 JP 15681792 A JP15681792 A JP 15681792A JP 15681792 A JP15681792 A JP 15681792A JP 3156102 B2 JP3156102 B2 JP 3156102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統情報入力方法及
びその装置に係り、特に、電力系統の状態を子局で監視
し、子局の監視結果を情報伝送回線を介して複数の親局
に伝送し、親局で電力系統情報に関する情報を処理する
に好適な電力系統情報入力方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力系統監視システムにおいて
は、マスター局とスレーブ局とに分類された複数の親局
と電力系統の状態を監視する子局とを情報伝送回線を介
して接続し、電力系統で状態に変化が生じたときに、こ
の状態変化に伴なう状態変化情報を子局から情報伝送回
線へ出力し、この情報伝送回線からの状態変化情報を受
信した親局が受信情報を処理する方法が採用されてい
る。そして情報伝送回線としては、HDLC(High−l
evel Data Link Control)手順を採用したHDLC
回線が採用されている。このHDLC回線を用いたとき
には、回線の接続は、ポイントツーポイント(1対1)
接続となるため、複数の親局のうち単一の親局がマスタ
ー局となり他の親局がスレーブ局となり、マスター局の
みが子局に対する受信応答を行ない、スレーブ局は受信
のみを行なう構成となっている。そして電力系統で状態
に変化が生じたときには、この状態変化に伴なう状態変
化情報を子局から各親局へ伝送し、各親局で電力系統に
事故が生じたか否かを判定すると共に、親局のうちマス
ター局のみが子局へ応答情報を伝送するようになってい
る。更に、各親局に入力された状態変化情報を基に電力
系統を運用するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、子局の情報を各親局に伝送し、各親局の入力情報
を基に電力系統を運用すると共に親局のうちマスター局
のみが子局へ応答する方式を採用しているため、各親局
が正常な情報を入力したときには、各親局の入力情報を
基に電力系統を運用しても支障が生じることはないが、
スレーブ局が受信エラーとなったときに、マスター局が
状態変化情報を正常な状態で入力したときには、マスタ
ー局のみの受信情報に従った応答情報が子局へ伝送され
ることになる。すなわちスレーブ局の受信情報の内容が
反映されず、マスター局の入力情報に従った応答情報が
子局へ伝送され、マスター局とスレーブ局の入力情報に
従って電力系統を運用すると両者の入力情報が異なるた
め支障をきたす恐れがある。
【0004】本発明の目的は、親局のうちマスター局と
スレーブ局の入力情報が互いに異なるときにはマスター
局とスレーブ局の入力情報が同じ情報となるまで電力系
統から情報を入力することができる電力系統情報入力方
法及びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の方法として、マスター局とスレー
ブ局とに分類された複数の親局と電力系統の状態を監視
する子局とを情報伝送回線を介して接続し、電力系統で
状態に変化が生じたときにこの状態変化に伴う状態変化
情報を子局から情報伝送回線へ出力し、この情報伝送回
線からの状態変化情報を受信した親局が受信情報を処理
する電力系統情報入力方法において、前記親局のうちマ
スター局は子局から状態変化情報を入力する毎にスレー
ブ局に対して受信情報の連絡を要求し、スレーブ局はマ
スター局からの要求に応答して子局からの受信情報を順
次マスター局へ送信し、スレーブ局の受信情報を受信し
たマスター局がスレーブ局の受信情報を反映した応答情
報を子局へ伝送することを特徴とする電力系統情報入力
方法を採用したものである。
【0006】第2の方法として、マスター局とスレーブ
局とに分類された複数の親局と電力系統の状態を監視す
る子局とを情報伝送回線を介して接続し、電力系統で状
態に変化が生じたときにこの状態変化に伴う状態変化情
報を子局から情報伝送回線へ出力し、この情報伝送回線
からの状態変化情報を受信した親局が受信情報を処理す
る電力系統情報入力方法において、前記親局のうちマス
ター局は子局から状態変化情報を入力する毎にスレーブ
局に対して受信情報の連絡を要求し、スレーブ局はマス
ター局からの要求に応答して子局からの受信情報を順次
マスター局へ送信し、スレーブ局の受信情報を受信した
マスター局は自局の受信情報とスレーブ局の受信情報と
を比較し、この比較結果から両者の受信情報の内容が異
なるときには、状態変化情報の再送を促す応答情報を子
局へ伝送し、この応答情報を受信した子局は先に伝送し
た状態変化情報と同じ内容の状態変化情報を再度伝送す
ることを特徴とする電力系統情報入力方法を採用したも
のである。
【0007】第3の方法として、マスター局とスレーブ
局とに分類された複数の親局と電力系統の状態を監視す
る子局とを情報伝送回線を介して接続し、電力系統で状
態に変化が生じたときにこの状態変化に伴う状態変化情
報を子局から情報伝送回線へ出力し、この情報伝送回線
からの状態変化情報を受信した親局が受信情報を処理す
る電力系統情報入力方法において、前記親局のうちマス
ター局は子局から状態変化情報を入力する毎にスレーブ
局に対して受信情報の連絡を要求し、スレーブ局はマス
ター局からの要求に応答して子局からの受信情報を順次
マスター局へ送信し、スレーブ局の受信情報を受信した
マスター局は自局の複数の受信情報とスレーブ局の複数
の受信情報とを比較し、この比較結果から両者の受信情
報の内容が異なるときには受信エラーが生じたとして、
状態変化情報の再送を促す応答情報を子局へ伝送し、こ
の応答情報を受信した子局は先に伝送した状態変化情報
と同じ内容の状態変化情報を再度伝送することを特徴と
する電力系統情報入力方法を採用したものである。
【0008】第4の方法として、単一のマスター局と複
数のスレーブ局とに分類された複数の親局と電力系統の
状態を監視する子局とを情報伝送回線を介して接続し、
電力系統で状態に変化が生じたときにこの状態変化に伴
う状態変化情報を子局から情報伝送回線へ出力し、この
情報伝送回線からの状態変化情報を受信した親局が受信
情報を処理する電力系統情報入力方法において、前記親
局のうちマスター局は子局から状態変化情報を入力する
毎に各スレーブ局に対して受信情報の連絡を要求し、各
スレーブ局はマスター局からの要求に応答して子局から
の受信情報を順次マスター局へ送信し、各スレーブ局の
受信情報を受信したマスター局は自局の受信情報と各ス
レーブ局の受信情報とをそれぞれ比較し、いずれかの比
較結果から両者の受信情報の内容に相違が生じたときに
は、状態変化情報の再送を促す応答情報を子局へ伝送
し、この応答情報を受信した子局は先に伝送した状態変
化情報と同じ内容の状態変化情報を再度伝送することを
特徴とする電力系統情報入力方法を採用したものであ
る。
【0009】第1の装置として、電力系統の状態を監視
する子局と、マスター局とスレーブ局とに分類され情報
伝送回線を介して子局に接続された複数の親局とを備
え、前記子局には、電力系統で状態に変化が生じたとき
にこの状態変化に伴う状態変化情報を入力する情報入力
手段と、情報入力手段の入力情報を情報伝送回線へ出力
する情報出力手段と、情報出力手段の出力情報を記憶す
る情報記憶手段と、親局からの情報を受信する情報受信
手段と、情報受信手段が再送を促す応答情報を受信した
ときに情報記憶手段に記憶された情報のうち応答情報で
指定された情報を選択して情報伝送回線へ出力する情報
再送手段とが設けられ、マスター局には、子局からの情
報を入力する第1情報入力手段と、第1情報入力手段が
状態変化情報を入力する毎にスレーブ局に対して受信情
報の連絡を要求するための情報を送信する第1送信手段
と、スレーブ局からの情報を受信する第1受信手段と、
第1受信手段の受信情報と第1情報入力手段の入力情報
とを比較して両者の内容が一致するか否かを判定する判
定手段と、判定手段により否定の判定結果が得られたと
きに状態変化情報の再送を促す応答情報を情報伝送回線
へ出力する情報出力手段とが設けられ、スレーブ局に
は、子局からの情報を入力する第2情報入力手段と、第
1送信手段からの情報を受信する第2受信手段と、第2
受信手段の受信情報に応答して第2情報入力手段の入力
情報を第1受信手段へ送信する第2送信手段とが設けら
れている電力系統情報入力装置を構成したものである。
【0010】第2の装置として、電力系統の状態を監視
する子局と、マスター局とスレーブ局とに分類され情報
伝送回線を介して子局に接続された複数の親局と、前記
情報伝送回線を介して子局に接続されたリモートタイプ
ライタとを備え、前記子局には、電力系統で状態に変化
が生じたときにこの状態変化に伴う状態変化情報を入力
する情報入力手段と、情報入力手段の入力情報を情報伝
送回線へ出力する情報出力手段と、情報出力手段の出力
情報を記憶する情報記憶手段と、親局からの情報を受信
する情報受信手段と、情報受信手段が再送を促す応答情
報を受信したときに情報記憶手段に記憶された情報のう
ち応答情報で指定された情報を選択して情報伝送回線へ
出力する情報再送手段とが設けられ、マスター局には、
子局からの情報を入力する第1情報入力手段と、第1情
報入力手段が状態変化情報を入力する毎にスレーブ局に
対して受信情報の連絡を要求するための情報を送信する
第1送信手段と、スレーブ局からの情報を受信する第1
受信手段と、第1受信手段の受信情報と第1情報入力手
段の入力情報とを比較して両者の内容が一致するか否か
を判定する判定手段と、判定手段により否定の判定結果
が得られたときに状態変化情報の再送を促す応答情報を
情報伝送回線へ出力する情報出力手段とが設けられ、ス
レーブ局には、子局からの情報を入力する第2情報入力
手段と、第1送信手段からの情報を受信する第2受信手
段と、第2受信手段の受信情報に応答して第2情報入力
手段の入力情報を第1受信手段へ送信する第2送信手段
とが設けられ、リモートタイプライタには、子局からの
情報を記録する記録手段と、第1送信手段からの情報を
受信する第3受信手段と、第3受信手段の受信情報に応
答して記録手段の記録情報を第1受信手段へ送信する第
3送信手段とが設けられている電力系統情報入力装置を
構成したものである。
【0011】第3の装置として、電力系統の状態を監視
する子局と、マスター局とスレーブ局とに分類され情報
伝送回線を介して子局に接続された複数の親局とを備
え、前記子局には、電力系統で状態に変化が生じたとき
にこの状態変化に伴う状態変化情報を入力する情報入力
手段と、情報入力手段の入力情報を情報伝送回線へ出力
する情報出力手段と、情報出力手段の出力情報を記憶す
る情報記憶手段と、親局からの情報を受信する情報受信
手段と、情報受信手段が再送を促す応答情報を受信した
ときに情報記憶手段に記憶された情報のうち応答情報で
指定された情報を選択して情報伝送回線へ出力する情報
再送手段とが設けられ、マスター局には、子局からの情
報を入力する第1情報入力手段と、第1情報入力手段が
状態変化情報を入力する毎にスレーブ局に対して受信情
報の連絡を要求するための情報を送信する第1送信手段
と、スレーブ局からの情報を受信する第1受信手段と、
第1受信手段の複数の受信情報と第1情報入力手段の複
数の入力情報とを比較して受信情報にエラーが生じた否
かを判定する判定手段と、判定手段により受信情報にエ
ラーがある旨の判定結果が得られたときに状態変化情報
の再送を促す応答情報を情報伝送回線へ出力する情報出
力手段とが設けられ、スレーブ局には、子局からの情報
を入力する第2情報入力手段と、第1送信手段からの情
報を受信する第2受信手段と、第2受信手段の受信情報
に応答して第2情報入力手段の入力情報を第1受信手段
へ送信する第2送信手段とが設けられている電力系統情
報入力装置を構成したものである。
【0012】
【作用】前記した手段によれば、電力系統の状態変化に
伴なう状態変化情報が子局から各親局に伝送されると、
まず、親局のうちマスター局は子局から状態変化情報を
入力する毎にスレーブ局に対して受信情報の連絡を要求
する。そしてこれに応答したスレーブ局はマスター局に
対して受信情報を順次送信する。そしてマスター局は自
局の受信情報とスレーブ局からの受信情報とを比較し、
両者の受信情報の内容が異なるときには、状態変化情報
の再送を促す旨の応答情報を子局へ伝送する。この応答
情報を受信した子局は先に伝送した状態変化情報と同じ
内容の状態変化情報を再度各親局へ伝送する。この情報
が各親局に入力されたときにも、マスター局は情報を入
力する毎にスレーブ局に対して受信情報の連絡を要求
し、前述した処理を繰り返して行なう。このためマスタ
ー局とスレーブ局の入力情報が異なるときには、マスタ
ー局とスレーブ局の入力情報が同じになるまで子局から
同じ内容の状態変化情報が各親局へ伝送され、マスター
局とスレーブ局に同じ情報を入力することができる。従
って、マスター局とスレーブ局に入力された電力系統情
報に従って電力系統を運用する際の信頼度を高めること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、電力系統10には子局が設けら
れており、この子局には子局装置12が配置されてい
る。この子局装置12はHDLC回線14を介して電力
系統監視システム16の回線分岐装置18に接続されて
おり、電力系統10で状態が変化したときに、この状態
変化に伴なう状態変化情報をHDLC回線14、回線分
岐装置18を介して複数の親局へ伝送するようになって
いる。そしてこの子局装置12には、親局と情報の授受
を行なうと共に電力系統10の状態を入力するために、
電力系統で状態に変化が生じたときにこの状態変化に伴
なう状態変化情報を入力する情報入力手段と、情報入力
手段の入力情報をHDLC回線14へ出力する情報出力
手段と、情報出力手段の出力情報を記憶する記憶手段
と、親局からの情報をHDLC回線14を介して受信す
る情報受信手段と、情報受信手段が再送を促す応答情報
を受信したときに情報記憶手段に記憶された情報のうち
応答情報で指定された情報を選択してHDLC回線14
へ出力する情報再送手段とが設けられており、これら各
手段がマイクロコンピュータで構成されている。
【0014】一方、電力系統監視システム16には回線
分岐装置18と、この回線分岐装置18に接続された親
局装置20,22、各親局装置20,22に接続された
ローカルネットワーク装置24、このローカルネットワ
ーク装置24に接続されたCRT26、リモートタイプ
ライタ28が設けられている。親局装置20は親局のう
ちマスター局を構成するようになっており、親局装置2
2はスレーブ局を構成するようになっている。そして親
局装置20には、子局装置12からの情報を入力する第
1情報入力手段と、第1情報入力手段が状態変化情報を
入力する毎に親局装置22に対して受信情報の連絡を要
求するための情報をローカルネットワーク装置24を介
して送信する第1送信手段と、親局装置22からの情報
をローカルネットワーク装置24を介して受信する第1
受信手段と、第1受信手段の受信情報と第1情報入力手
段の入力情報とを比較して両者の内容が一致するか否か
を判定する判定手段と、この判定手段により否定の判定
結果が得られたときに状態変化情報の再送を促す応答情
報を回線分岐装置18を介してHDLC回線14へ出力
する情報出力手段とが設けられている。またスレーブ局
としての親局装置22には、子局装置12からの情報を
HDLC回線14、回線分岐装置18を介して入力する
第2情報入力手段と、親局装置20の第1送信手段から
送信された情報をローカルネットワーク装置24を介し
て受信する第2受信手段と、第2受信手段の受信情報に
応答して第2情報入力手段の入力情報をローカルネット
ワーク装置24を介して親局装置20の第1受信手段へ
送信する第2送信手段とが設けられている。そして各親
局の各手段はマイクロコンピュータによって構成されて
いる。
【0015】またリモートタイプライタ28には、子局
装置12からの情報を記録する記録手段と、親局装置2
0の第1送信手段から送信された情報をローカルネット
ワーク装置24を介して受信する第3受信手段と、第3
受信手段の受信情報に応答して記録手段の記録情報を親
局装置20の第1受信手段へローカルネットワーク装置
24を介して送信する第3送信手段とが設けられてい
る。
【0016】次に、本実施例の作用を図2乃至図5に従
って説明する。まず、子局装置12が電力系統10の状
態を監視し、電力系統10において状態の変化が生じた
ときには、図3に示されるように、状態変化情報100
をHDLC回線14を介して各親局へ伝送する。この状
態変化情報として、例えば電力系統10における遮断器
がオフになったことを示す情報のときには、図2に示さ
れるように、遮断器がオフになったことを示すパケット
情報P1が出力されることになる。このパケット情報P
1が各親局に伝送されると、状態変化情報100は各親
局で状態変化情報102,104として受信される(ス
テップS1,S11)。そして各親局装置20,22に
おいて受信情報が正常か否かの判定が行なわれる(ステ
ップS2,S12)。このとき親局装置20の受信した
情報にエラーがあったときには子局装置12へ再送要求
が返送される(ステップS6)。また親局装置22で受
信情報にエラーが生じたときには受信フラグをオンとす
る処理が行なわれる(ステップS13)。一方、親局装
置20において受信した情報が正常なときには、親局装
置20から親局装置22に対して受信情報の連絡を要求
する情報106が出力される(ステップS3)。親局装
置22が情報106を受信したときに、受信情報が正常
なときには正常受信フラグをオンにした(ステップS1
4)情報を、また受信情報にエラーがあったときには受
信フラグをオンとしたときの情報が受信情報108とし
て親局装置20へ送信される(ステップS15)。親局
装置20は親局装置22からの情報108を受信したと
きに(ステップS4)、自局の受信情報と親局装置22
からの受信情報の内容を比較し、両者の内容が一致する
か否かの判定を行なう(ステップS5)。
【0017】親局装置20の受信情報と親局情報22の
受信情報が異なるときには伝送エラーが生じたとして親
局装置20から子局装置12へ再送を促す旨の情報11
0を出力する。この情報110は子局装置12に情報1
12として入力される。また親局装置20と親局装置2
2の受信情報が一致したときには受信エラーがないとし
て、親局装置20から子局装置12へ正常な情報を受信
した旨の返送情報を出力する(ステップS7)。これに
よりパケット情報P1に対する処理が行なわれたことに
なる。
【0018】次に、子局装置12から遮断器の作動を行
うリレーが動作した旨を示すパケット情報P2が伝送さ
れると、このパケット情報P2を受信した親局装置20
は、前述した処理と同様に親局装置22に対して受信情
報を連絡する旨の要求を行なう。このとき親局装置22
において受信エラーが生じパケット情報P2を受信して
いないときには、親局装置22から親局装置20へパケ
ット情報P2を受信していない旨の情報が伝送されるこ
とになる。これを受けた親局装置20は両者の受信内容
が異なり、親局装置22で受信エラーが生じたとして、
子局装置12に対して、先に伝送したパケット情報P2
と同じ情報を再送する旨の情報を出力する。この再送要
求情報が子局装置12に伝送されると、子局装置12か
らは再びパケット情報P2が伝送されることになる。そ
してこのパケットP2情報を受けた親局装置20は、再
び親局装置22に対して受信情報を連絡する旨の要求を
行ない、両者の受信情報が一致したときには、子局装置
12へ正常受信を返送し、両者の受信情報が異なるとき
には、再びパケットP2情報を再送する旨の情報を伝送
することになる。これらの一連の処理は親局装置20と
親局装置22の受信情報の内容が一致するまで継続され
る。このため各親局装置20,22の受信情報に漏れが
生じるのを防止することができると共に正確な状態変化
情報を入力することができ、各親局装置20,22が入
力した状態変化情報を基に電力系統14を運用すると、
電力系統監視システム16の信頼性を高めることができ
る。
【0019】また前記実施例において、パケット情報P
1,P2の情報から電力系統10で地絡が発生したこと
を判定することができる。このため複数の状態変化情報
の内容が異なったときにのみ子局装置12へ再送要求を
行なうことも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
子局からマスター局とスレーブ局に状態変化情報が伝送
されたときに、マスター局とスレーブ局との間で入力情
報に関する情報の授受を行ない、マスター局がスレーブ
局の受信情報を反映した応答情報を子局へ伝送するよう
にしたため、マスター局とスレーブ局に入力される情報
に漏れが生じるのを防止することができると共に信頼性
の高い状態変化情報を入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】子局と親局間の情報の伝送方法と親局間の情報
の伝送方法を説明するための図である。
【図3】子局と複数の親局間での情報の伝送方法を説明
するためのタイムチャートである。
【図4】マスター局の作用を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】スレーブ局の作用を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】 10 電力系統 12 子局装置 14 HDLC回線 16 電力系統監視システム 18 回線分岐装置 20 親局装置(マスター局) 22 親局装置(スレーブ局) 24 ローカルネットワーク装置 26 CRT 28 リモートタイプライタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−47239(JP,A) 特開 平5−41882(JP,A) 特開 平1−148035(JP,A) 特開 平1−315230(JP,A) 特開 平2−241338(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 13/00 - 13/00 311

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスター局とスレーブ局とに分類された
    複数の親局と電力系統の状態を監視する子局とを情報伝
    送回線を介して接続し、電力系統で状態に変化が生じた
    ときにこの状態変化に伴う状態変化情報を子局から情報
    伝送回線へ出力し、この情報伝送回線からの状態変化情
    報を受信した親局が受信情報を処理する電力系統情報入
    力方法において、 前記親局のうちマスター局は子局から状態変化情報を入
    力する毎にスレーブ局に対して受信情報の連絡を要求
    し、スレーブ局はマスター局からの要求に応答して子局
    からの受信情報を順次マスター局へ送信し、スレーブ局
    の受信情報を受信したマスター局がスレーブ局の受信情
    報を反映した応答情報を子局へ伝送することを特徴とす
    る電力系統情報入力方法。
  2. 【請求項2】 マスター局とスレーブ局とに分類された
    複数の親局と電力系統の状態を監視する子局とを情報伝
    送回線を介して接続し、電力系統で状態に変化が生じた
    ときにこの状態変化に伴う状態変化情報を子局から情報
    伝送回線へ出力し、この情報伝送回線からの状態変化情
    報を受信した親局が受信情報を処理する電力系統情報入
    力方法において、 前記親局のうちマスター局は子局から状態変化情報を入
    力する毎にスレーブ局に対して受信情報の連絡を要求
    し、スレーブ局はマスター局からの要求に応答して子局
    からの受信情報を順次マスター局へ送信し、スレーブ局
    の受信情報を受信したマスター局は自局の受信情報とス
    レーブ局の受信情報とを比較し、この比較結果から両者
    の受信情報の内容が異なるときには、状態変化情報の再
    送を促す応答情報を子局へ伝送し、この応答情報を受信
    した子局は先に伝送した状態変化情報と同じ内容の状態
    変化情報を再度伝送することを特徴とする電力系統情報
    入力方法。
  3. 【請求項3】 マスター局とスレーブ局とに分類された
    複数の親局と電力系統の状態を監視する子局とを情報伝
    送回線を介して接続し、電力系統で状態に変化が生じた
    ときにこの状態変化に伴う状態変化情報を子局から情報
    伝送回線へ出力し、この情報伝送回線からの状態変化情
    報を受信した親局が受信情報を処理する電力系統情報入
    力方法において、 前記親局のうちマスター局は子局から状態変化情報を入
    力する毎にスレーブ局に対して受信情報の連絡を要求
    し、スレーブ局はマスター局からの要求に応答して子局
    からの受信情報を順次マスター局へ送信し、スレーブ局
    の受信情報を受信したマスター局は自局の複数の受信情
    報とスレーブ局の複数の受信情報とを比較し、この比較
    結果から両者の受信情報の内容が異なるときには受信エ
    ラーが生じたとして、状態変化情報の再送を促す応答情
    報を子局へ伝送し、この応答情報を受信した子局は先に
    伝送した状態変化情報と同じ内容の状態変化情報を再度
    伝送することを特徴とする電力系統情報入力方法。
  4. 【請求項4】 単一のマスター局と複数のスレーブ局と
    に分類された複数の親局と電力系統の状態を監視する子
    局とを情報伝送回線を介して接続し、電力系統で状態に
    変化が生じたときにこの状態変化に伴う状態変化情報を
    子局から情報伝送回線へ出力し、この情報伝送回線から
    の状態変化情報を受信した親局が受信情報を処理する電
    力系統情報入力方法において、 前記親局のうちマスター局は子局から状態変化情報を入
    力する毎に各スレーブ局に対して受信情報の連絡を要求
    し、各スレーブ局はマスター局からの要求に応答して子
    局からの受信情報を順次マスター局へ送信し、各スレー
    ブ局の受信情報を受信したマスター局は自局の受信情報
    と各スレーブ局の受信情報とをそれぞれ比較し、いずれ
    かの比較結果から両者の受信情報の内容に相違が生じた
    ときには、状態変化情報の再送を促す応答情報を子局へ
    伝送し、この応答情報を受信した子局は先に伝送した状
    態変化情報と同じ内容の状態変化情報を再度伝送するこ
    とを特徴とする電力系統情報入力方法。
  5. 【請求項5】 電力系統の状態を監視する子局と、マス
    ター局とスレーブ局とに分類され情報伝送回線を介して
    子局に接続された複数の親局とを備え、前記子局には、
    電力系統で状態に変化が生じたときにこの状態変化に伴
    う状態変化情報を入力する情報入力手段と、情報入力手
    段の入力情報を情報伝送回線へ出力する情報出力手段
    と、情報出力手段の出力情報を記憶する情報記憶手段
    と、親局からの情報を受信する情報受信手段と、情報受
    信手段が再送を促す応答情報を受信したときに情報記憶
    手段に記憶された情報のうち応答情報で指定された情報
    を選択して情報伝送回線へ出力する情報再送手段とが設
    けられ、マスター局には、子局からの情報を入力する第
    1情報入力手段と、第1情報入力手段が状態変化情報を
    入力する毎にスレーブ局に対して受信情報の連絡を要求
    するための情報を送信する第1送信手段と、スレーブ局
    からの情報を受信する第1受信手段と、第1受信手段の
    受信情報と第1情報入力手段の入力情報とを比較して両
    者の内容が一致するか否かを判定する判定手段と、判定
    手段により否定の判定結果が得られたときに状態変化情
    報の再送を促す応答情報を情報伝送回線へ出力する情報
    出力手段とが設けられ、スレーブ局には、子局からの情
    報を入力する第2情報入力手段と、第1送信手段からの
    情報を受信する第2受信手段と、第2受信手段の受信情
    報に応答して第2情報入力手段の入力情報を第1受信手
    段へ送信する第2送信手段とが設けられている電力系統
    情報入力装置。
  6. 【請求項6】 電力系統の状態を監視する子局と、マス
    ター局とスレーブ局とに分類され情報伝送回線を介して
    子局に接続された複数の親局と、前記情報伝送回線を介
    して子局に接続されたリモートタイプライタとを備え、
    前記子局には、電力系統で状態に変化が生じたときにこ
    の状態変化に伴う状態変化情報を入力する情報入力手段
    と、情報入力手段の入力情報を情報伝送回線へ出力する
    情報出力手段と、情報出力手段の出力情報を記憶する情
    報記憶手段と、親局からの情報を受信する情報受信手段
    と、情報受信手段が再送を促す応答情報を受信したとき
    に情報記憶手段に記憶された情報のうち応答情報で指定
    された情報を選択して情報伝送回線へ出力する情報再送
    手段とが設けられ、マスター局には、子局からの情報を
    入力する第1情報入力手段と、第1情報入力手段が状態
    変化情報を入力する毎にスレーブ局に対して受信情報の
    連絡を要求するための情報を送信する第1送信手段と、
    スレーブ局からの情報を受信する第1受信手段と、第1
    受信手段の受信情報と第1情報入力手段の入力情報とを
    比較して両者の内容が一致するか否かを判定する判定手
    段と、判定手段により否定の判定結果が得られたときに
    状態変化情報の再送を促す応答情報を情報伝送回線へ出
    力する情報出力手段とが設けられ、スレーブ局には、子
    局からの情報を入力する第2情報入力手段と、第1送信
    手段からの情報を受信する第2受信手段と、第2受信手
    段の受信情報に応答して第2情報入力手段の入力情報を
    第1受信手段へ送信する第2送信手段とが設けられ、リ
    モートタイプライタには、子局からの情報を記録する記
    録手段と、第1送信手段からの情報を受信する第3受信
    手段と、第3受信手段の受信情報に応答して記録手段の
    記録情報を第1受信手段へ送信する第3送信手段とが設
    けられている電力系統情報入力装置。
  7. 【請求項7】 電力系統の状態を監視する子局と、マス
    ター局とスレーブ局とに分類され情報伝送回線を介して
    子局に接続された複数の親局とを備え、前記子局には、
    電力系統で状態に変化が生じたときにこの状態変化に伴
    う状態変化情報を入力する情報入力手段と、情報入力手
    段の入力情報を情報伝送回線へ出力する情報出力手段
    と、情報出力手段の出力情報を記憶する情報記憶手段
    と、親局からの情報を受信する情報受信手段と、情報受
    信手段が再送を促す応答情報を受信したときに情報記憶
    手段に記憶された情報のうち応答情報で指定された情報
    を選択して情報伝送回線へ出力する情報再送手段とが設
    けられ、マスター局には、子局からの情報を入力する第
    1情報入力手段と、第1情報入力手段が状態変化情報を
    入力する毎にスレーブ局に対して受信情報の連絡を要求
    するための情報を送信する第1送信手段と、スレーブ局
    からの情報を受信する第1受信手段と、第1受信手段の
    複数の受信情報と第1情報入力手段の複数の入力情報と
    を比較して受信情報にエラーが生じた否かを判定する判
    定手段と、判定手段により受信情報にエラーがある旨の
    判定結果が得られたときに状態変化情報の再送を促す応
    答情報を情報伝送回線へ出力する情報出力手段とが設け
    られ、スレーブ局には、子局からの情報を入力する第2
    情報入力手段と、第1送信手段からの情報を受信する第
    2受信手段と、第2受信手段の受信情報に応答して第2
    情報入力手段の入力情報を第1受信手段へ送信する第2
    送信手段とが設けられている電力系統情報入力装置。
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