JP5388590B2 - 電力系統保護制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、電力系統内の機器を保護および制御する電力系統保護制御システムに関する。
電力系統の保護制御システムは、電力系統内の機器の保護および制御を行う保護制御装置と、この保護制御装置と通信ネットワークを介して互いに通信可能なパーソナルコンピュータ(汎用パソコン)などの遠隔制御装置を有する。
近年、電力需要の増大に伴って電力系統は広域に分散している。広域に分散された電力系統を保護制御するための保護制御装置の個数は増大する傾向にある。このため、多数の保護制御装置それぞれに対する監視および保守作業などを省力化する必要がある。
保護制御システムの保守作業については、例えば特許文献1に開示されているように、保護制御演算に影響を与えることなく遠隔から整定変更などを高速におこなうための手法が知られている。
特開2004−72816号公報
ところが、上記の例では、保護制御装置と汎用パソコンとのデータ転送のときにデータの正誤判断を行うような機能がない。
従来の保護制御システムは、汎用パソコンなどの表示部に表示される情報を保守員が手作業で記録しているため、装置動作時および定期点検などの保守業務において、誤記などにより作業効率が低下することがあった。また、電流や電圧などの複数のデータを同じタイミングで記録できないなどの不具合もあった。
また、保護制御装置に対する制御条件などの入力作業についても、保守員が手作業で行っていたために、誤入力が発生する可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電力系統保護制御システムの保守作業の効率を向上させることである。
上記目的を達成するための本発明は、電力系統内の複数の機器に接続されてこれらの機器の保護および制御を行う保護制御装置と、この保護制御装置と互いに通信可能に構成された遠隔制御装置を有する電力系統保護制御システムにおいて、前記保護制御装置は、前記複数の機器それぞれの状態を示す状態情報を記憶する状態情報記憶手段と、前記状態情報を所定の表示形式で表示するための表示形式情報を記憶する表示形式記憶手段と、前記状態情報および表示形式情報それぞれを前記遠隔制御装置へ伝送する伝送手段と、前記機器の動作条件を含む制御情報を保存する制御情報保存手段と、複数回伝送された前記制御情報のうち、初回と初回以降に伝送された前記制御情報を比較して一致するか否かを判定する制御情報判定手段と、前記制御情報判定手段で前記制御情報同士が一致したと判定されたときに、前記制御情報を更新する制御情報更新手段と、前記制御情報更新手段で更新した結果を前記遠隔制御装置に通知する更新通知手段と、を有し、前記遠隔制御装置は、前記伝送手段で伝送された前記状態情報および表示形式情報それぞれを受信して、前記表示形式情報の表示形式に基づいて前記状態情報を表示する表示手段と、前記表示手段で表示されている前記状態情報および表示形式情報を、所定の時点で保存する伝送情報保存手段と、前記伝送情報保存手段で保存した前記状態情報および表示形式情報を出力する出力手段と、前記制御情報を前記保護制御装置へ複数回伝送する制御情報伝送手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、電力系統保護制御システムの保守作業の効率を向上させることが可能になる。
本発明に係る電力系統保護制御システムの第1の実施形態の概略構成図である。 図1の汎用パソコン(遠隔制御装置)の表示画面の表示形式の一例を示す図である。 図1の実施形態の汎用パソコン(遠隔制御装置)の表示画面の表示形式と同じ表示形式で印刷を行うまでのフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第2の実施形態の概略構成図である。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第2の実施形態を示すフローで、汎用パソコン(遠隔制御装置)の表示画面の表示形式と同じ表示形式で電子ファイルに保存するまでのフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第3の実施形態を示すフローで、汎用パソコン(遠隔制御装置)の表示画面の表示形式と同じ表示形式で編集可能な電子ファイルに変換して保存するまでのフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第4の実施形態の状態情報を表示する表示形式の例を示す図である。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第4の実施形態を示すフローで、保護制御装置から状態情報を取得して図7の表示形式で印刷するまでのフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第5の実施形態を示すフローで、保護制御装置から状態情報を取得して予め設定した表示形式で印刷するまでのフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第6の実施形態を示すフローで、保護制御装置から状態情報を取得して予め設定された日時に所定の表示形式で印刷するまでのフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第7の実施形態を示すフローで、保護制御装置から状態情報を取得して予め設定された日時に予め設定した表示形式で電子ファイルに保存するまでのフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第8の実施形態を示すフローで、汎用パソコンから保護制御装置へ制御情報を転送するフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第9の実施形態を示すフローで、汎用パソコンから保護制御装置へ制御情報を転送するフローを示すフローチャートである。 本発明に係る電力系統保護制御システムの第10の実施形態を示すフローで、汎用パソコンから保護制御装置へ制御情報を転送するフローを示すフローチャートである。
以下、本発明に係る電力系統保護制御システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第1の実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施形態の保護制御システムの概略構成図である。図2は、図1の汎用パソコン2の表示画面の画面構成の一例を示す図である。図3は、本実施形態の汎用パソコン2の表示画面の表示形式と同じ表示形式で紙出力(印刷)を行うまでのフローを示すフローチャートである。
本実施形態の電力系統保護制御システムは、図1に示すように、保護制御装置1と、遠隔制御装置を有する。保護制御装置1は、電力系統内の複数の機器(図示せず)に接続されてこれらの機器の保護および制御を行う。遠隔制御装置は、汎用のパーソナルコンピュータ(汎用パソコン2)であって、LANケーブル3などで保護制御装置1と接続されている。
保護制御装置1は、電力系統内の機器の状態を示す状態情報を記憶する機能を有する。ここで状態情報とは、電力系統内の機器の状態を示す情報であって、例えば、開閉器の開閉状態を示す情報や、機器間を流れる電流値などのプロセスデータが含まれる。
さらに、保護制御装置1は、この状態情報を所定の表示形式で表示するための情報を含む表示形式情報を記憶する機能を有している。これらの状態情報および表示形式情報それぞれを遠隔制御装置(汎用パソコン2)に伝送する機能を有している。
保護制御装置1に記憶(格納)されている情報は、LANケーブル3などを経由して汎用パソコン2へ伝達されて表示される。汎用パソコン2には、プリンタ4などの紙出力装置が接続されている。
汎用パソコン2は、保護制御装置1から送信された状態情報および表示形式情報それぞれを受信して、これらを記憶する機能と、伝送された状態情報を表示形式情報の表示形式に基づいて表示する機能を有している。
この汎用パソコン2は、図2に示すように、保護制御装置1を運用および保守するために必要な情報をヒューマンインターフェース(HI)画面で表示する。図2の例の表示画面には、保護リレーの動作条件を設定および表示する整定画面や、保護制御装置1に入力する電圧や電流などの入力電気量画面等、複数のメニューが表示されている。
汎用パソコン2は、例えば保守員などのユーザから指示された時点で、保護制御装置1から受信した状態情報および表示形式情報それぞれを一時保存する機能を有している。さらに、汎用パソコン2の画面に表示される表示形式と同じ表示形式で印刷する機能を有している。
続いて、本実施形態の電力系統保護制御システムの作用について、図3のフローチャートを用いて説明する。
汎用パソコン2は、保護制御装置1から、電力系統内の機器の状態を示す状態情報と、この状態情報の表示形式情報とを取得する(ステップS31)。汎用パソコン2は、取得した情報を保護制御装置1で表示している表示形式(画面構成)と同じ表示形式で表示する(ステップS32)。これらの情報の取得は所定の時間間隔をあけて随時行われ、汎用パソコン2に表示される状態情報は、随時更新されている。
ユーザから印刷指示がなされたときに(ステップS33)、汎用パソコン2は、表示画面に表示される状態情報の更新を一時停止して、汎用パソコン2の表示画面に表示された状態情報を保存する(ステップS34)。この後に、保存した状態情報を、表示画面と同じ表示形式で印刷する(ステップS35)。
印刷指示がないときには、所定の間隔で状態情報を取得し続ける(ステップS36)。
本実施形態によれば、任意のタイミングで汎用パソコン2に表示された状態情報を、汎用パソコン2の表示画面と同じ表示形式で直接紙出力することができるため、保守作業の作業効率を向上させることが可能になる。
[第2の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第2の実施形態について、図4および図5を用いて説明する。図4は、本実施形態の電力系統保護システムの概略構成図である。図5は、本実施形態の汎用パソコン(遠隔制御装置)2の表示画面の表示形式と同じ表示形式で電子ファイルに保存するまでのフローを示すフローチャートである。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態の電力系統保護系統システムは、図4に示すように、保護制御装置1と、汎用パソコン2を有する。
本実施形態の汎用パソコン2は、図5に示すように、第1の実施形態と同様に、保護制御装置1から状態情報および表示形式情報を取得して(ステップS51)、取得した情報を保護制御装置1で表示している表示形式(画面構成)と同じ表示形式で表示する(ステップS52)。ユーザから印刷指示を受けたときに(ステップS53)、汎用パソコン2は、表示画面の状態情報の更新を一時停止して、汎用パソコン2の表示画面に表示された状態情報を保存する(ステップS54)。
ここで保存した状態情報を、表示画面と同じ表示形式でPDFなどの電子データ形式に変換する(ステップS55)。ここで変換された電子データを電子ファイルとして汎用パソコン2に保存する(ステップS56)。
電子ファイルの保存が完了した後、または、印刷指示がないときは、所定の間隔で状態情報を取得し続ける(ステップS57)。
本実施形態によれば、任意のタイミングで汎用パソコン2に表示された電力系統内の機器の状態情報を電子ファイルに保存することができるため、保守作業の作業効率を向上させることが可能になる。
[第3の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第3の実施形態について、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態の汎用パソコン2の表示画面の表示形式と同じ表示形式で編集可能な電子ファイルに変換して保存するまでのフローを示すフローチャートである。本実施形態の電力系統保護制御システムは、図4と同様の構成である。
本実施形態の汎用パソコン2は、図6に示すように、第2の実施形態と同様に、保護制御装置1から状態情報および表示形式情報を取得して(ステップS61)、取得した情報を保護制御装置1で表示している表示形式(画面構成)と同じ表示形式で表示する(ステップS62)。ユーザから印刷指示を受けたときに(ステップS63)、汎用パソコン2は、表示画面の状態情報の更新を一時停止して、汎用パソコン2の表示画面に表示された状態情報を保存する(ステップS64)。
ここで保存した状態情報が数値データであるか文字データであるかを確認する(ステップS65)。状態情報のうち、数値データは、例えば表計算ソフトウェアで扱えるデータ形式に変換して(ステップS66)、文字データは、例えば文書作成ソフトウェアで扱えるデータ形式に変換する(ステップS67)。変換された数値データおよび文字データそれぞれは、汎用パソコン2内に保存される(ステップS68)。
それぞれのデータ形式に変換して保存が完了した後は、所定の間隔で状態情報を取得し続ける(ステップS69)。
本実施形態によれば、任意のタイミングで汎用パソコン2に表示された電力系統内の機器の状態情報を編集可能なデータ形式に変換できるため、任意の表示形式への変換が容易になり、保守員の作業効率がより向上する。
[第4の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第4の実施形態について、図7および図8を用いて説明する。図7は、状態情報などを表示するために予め設定した表示形式の例を示した図である。図8は、本実施形態の保護制御装置1から状態情報を取得して予め設定した表示形式で印刷するまでのフローを示すフローチャートである。本実施形態の電力系統保護制御システムは、図1と同様の構成である。
本実施形態の電力系統保護制御システムは、汎用パソコン2に表示された状態情報を、汎用パソコン2で表示されている表示形式とは別に予め設定された表示形式に変換する機能を有する。
汎用パソコン2は、図8に示すように、保護制御装置1から状態情報および表示形式情報を取得して(ステップS81)、取得した情報を保護制御装置1で表示している表示形式(画面構成)と同じ表示形式で表示する(ステップS82)。
ユーザにより印刷指示を受けたときに(ステップS83)、汎用パソコン2に表示されている状態情報およびこのときの表示形式情報を保存する(ステップS84)。
ここで保存された情報のうち、汎用パソコン2で表示している表示形式とは別にユーザにより予め設定された表示形式に沿って、必要な状態情報を抽出する(ステップS85)。抽出された状態情報を、予め設定された表示形式に入力して(ステップS86)、この表示形式で印刷する(ステップS87)。
印刷が完了した後は、所定の間隔で状態情報を取得し続ける(ステップS88)。
本実施形態によれば、保護制御装置1の運用に必要な情報を、予め指定した表示形式で印刷できる。これにより、ユーザが点検報告のための書類など、別の書式で状態情報を整理する作業が省けるため、保守作業の効率が向上する。
[第5の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第5の実施形態について、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態の保護制御装置1から状態情報を取得して予め設定された日時に所定の表示形式で印刷するまでのフローを示すフローチャートである。本実施形態の電力系統保護制御システムは、図1と同様の構成である。
本実施形態の電力系統保護制御システムは、汎用パソコン2に表示された状態情報を、予め設定されたタイミング(日時)に、汎用パソコン2で表示されている表示形式とは別に予め設定された表示形式に変換する機能を有する。
汎用パソコン2は、図9に示すように、保護制御装置1から状態情報および表示形式情報を取得して(ステップS91)、取得した情報を保護制御装置1で表示している表示形式(画面構成)と同じ表示形式で表示する(ステップS92)。
予め設定された日時のときに(ステップS93)、汎用パソコン2に表示されている状態情報およびこのときの表示形式情報を保存する(ステップS94)。
ここで保存された情報のうち、第4の実施形態と同様に、汎用パソコン2で表示している表示形式とは別にユーザにより予め設定された表示形式に沿って、必要な状態情報を抽出する(ステップS95)。抽出された状態情報を予め設定された表示形式に変換して(ステップS96)、印刷する(ステップS97)。
印刷が完了した後、または、設定した日時でないときは、所定の間隔で状態情報を取得し続ける(ステップS98)。
本実施形態によれば、第4の実施形態の効果に加え、ユーザが予め指示するタイミングで保護制御装置1の運用に必要な状態情報を抽出できる。
[第6の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第6の実施形態について、図10を用いて説明する。図10は、本実施形態の保護制御装置1から状態情報を取得して予め設定した表示形式で電子ファイルに保存するまでのフローを示すフローチャートである。本実施形態の電力系統保護制御システムは、図4と同様の構成である。
本実施形態の電力系統保護制御システムは、汎用パソコン2に表示された状態情報を、汎用パソコン2で表示されている表示形式とは別に予め設定された表示形式に変換し、変換された表示形式で表示された状態情報を電子ファイルとして保存する機能を有する。
汎用パソコン2は、図10に示すように、保護制御装置1から状態情報および表示形式情報を取得して(ステップS101)、取得した情報を保護制御装置1で表示している表示形式(画面構成)と同じ表示形式で表示する(ステップS102)。
ユーザにより印刷指示を受けたときに(ステップS103)、汎用パソコン2に表示されている状態情報およびこのときの表示形式情報を保存する(ステップS104)。
ここで保存された情報のうち、第4の実施形態と同様に、汎用パソコン2で表示している表示形式とは別にユーザにより予め設定された表示形式に沿って、必要な状態情報を抽出する(ステップS105)。抽出された状態情報を予め設定された表示形式に変換する(ステップS106)。変換された情報は、例えばPDFなどの電子データ形式の電子ファイルとして保存される(ステップS107)。
保存が完了した後は、所定の間隔で状態情報を取得し続ける(ステップS109)。
本実施形態によれば、保護制御装置1の運用に必要な状態情報を予め指定した表示形式で電子ファイルに保存できる。これにより、ユーザが点検報告のための書類など、別の書式で状態情報を整理する作業が省けるため、保守作業の効率が向上する。
[第7の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第7の実施形態について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態の保護制御装置1から状態情報を取得して予め設定された日時に予め設定した表示形式で電子ファイルに保存するまでのフローを示すフローチャートである。本実施形態の電力系統保護制御システムは、図4と同様の構成である。
本実施形態の電力系統保護制御システムは、第5の実施形態の特徴と第6の実施形態の特徴とを有している。
汎用パソコン2は、図11に示すように、保護制御装置1から状態情報および表示形式情報を取得して(ステップS111)、取得した情報を保護制御装置1で表示している表示形式(画面構成)と同じ表示形式で表示する(ステップS112)。
ここで第5の実施形態と同様に、予め設定された日時のときに(ステップS113)、汎用パソコン2に表示されている状態情報およびこのときの表示形式情報を保存する(ステップS114)。
ここで保存された情報のうち、第6の実施形態と同様に、汎用パソコン2で表示している表示形式とは別にユーザにより予め設定された表示形式に沿って、必要な状態情報を抽出する(ステップS115)。抽出された状態情報を予め設定された表示形式に変換する(ステップS116)。変換された情報は、例えばPDFなどの電子データ形式の電子ファイルとして保存される(ステップS117)。
保存が完了した後は、所定の間隔で状態情報を取得し続ける(ステップS119)。
本実施形態によれば、第5の実施形態の効果に加え、第6の実施形態の効果を得ることが可能になる。
[第8の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第8の実施形態について、図12を用いて説明する。図12は、本実施形態の汎用パソコン2から保護制御装置1へ制御情報を転送するフローを示すフローチャートである。本実施形態の電力系統保護制御システムは、図1と同様の構成である。
本実施形態の電力系統保護制御システムは、第1の実施形態の特徴に加え、汎用パソコン2内で作成された整定値情報などを含む制御情報を保護制御装置1に転送する機能を有している。
整定値は、電力系統内の機器の動作の基準値などを示すパラメータで、一般に表計算ソフトなどで計算されて作成される。本実施形態では、汎用パソコン2にインストールされた表計算ソフトで計算して作成されている。
汎用パソコン2は、保護制御装置1に同じ制御情報を少なくとも2回転送する。保護制御装置1では、汎用パソコン2から転送された2つの制御情報を比較して同じものであるか否かを判定する機能を有する。これにより、データ転送時のデータ化け等を検出することが可能になる。
以下に、本実施形態の電力系統保護制御システムの作用について説明する。
汎用パソコン2は、図12に示すように、汎用パソコン2から保護制御装置1へ整定値情報を転送する(ステップS121)。保護制御装置1は、この整定値情報を受信して保存して(ステップS122)、汎用パソコン2に対して整定値情報の再転送を要求する(ステップS123)。
汎用パソコン2は、この要求に応じて、再度、整定値情報を保護制御装置1に転送する(ステップS124)。
整定値情報を2回受信した保護制御装置1は、1回目に受信した整定値情報と2回目に受信した整定値情報とを比較して、同じものか否かを判定する(ステップS125)。
ここで一致したときは、保護制御装置1で既に保存される整定値情報を、受信した整定値情報に更新する(ステップS126)。保護制御装置1は、汎用パソコン2に対して、整定値情報の転送が成功した旨を通知する(ステップS127)。汎用パソコン2は、この通知を受けて整定値転送が成功した旨を表示する(ステップS128)。
1回目に受信した整定値情報と2回目に受信した整定値情報とが一致しなかったときは、保護制御装置1側でこれらの整定値情報を破棄する(ステップS129)。保護制御装置1は、汎用パソコン2に対して、整定値情報の転送が失敗した旨を通知する(ステップS12X)。汎用パソコン2は、この通知を受けて整定値転送が失敗した旨を表示する(ステップS12Y)。
本実施形態によれば、汎用パソコン2にインストールされた表計算ソフトで計算された整定値を保護制御装置1へ直接的に転送させることによって、保護制御装置1の整定値をより短時間で設定することが可能になる。
また、整定値情報を転送するときに発生するデータ化けを事前に検出することができるため、より信頼性が高い状態で省力化を図ることが可能になる。
[第9の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第9の実施形態について、図13を用いて説明する。図13は、本実施形態の汎用パソコン2から保護制御装置1へ制御情報を転送するフローを示すフローチャートである。本実施形態の電力系統保護制御システムは、図1と同様の構成である。
本実施形態の電力系統保護制御システムは、第8の実施形態で汎用パソコン2から保護制御装置1に転送する制御情報に、サム値が含まれている。汎用パソコン2および保護制御装置1それぞれで、整定値情報のサム値を計算する機能を有している。
保護制御装置1では、汎用パソコン2で計算されて転送されたサム値と、保護制御装置1で計算されたサム値を比較して、同じものであるか否かを判定する機能を有する。これにより、データ転送時のデータ化けなどを検出することが可能になる。
以下に、本実施形態の電力系統保護制御システムの作用について説明する。
汎用パソコン2は、図13に示すように、先ず汎用パソコン2側で、転送しようとする整定値情報のサム値を計算して、このサム値および整定値情報それぞれを保護制御装置1へ転送する(ステップS131)。保護制御装置1は、このサム値および整定値情報を受信して保存する(ステップS132)。
保護制御装置1側では、受信した整定値情報に基づいてサム値を計算する(ステップS133)。保護制御装置1で、汎用パソコン2から転送されたサム値と、保護制御装置1で計算したサム値とを比較して、同じものか否かを判定する(ステップS134)。
それぞれのサム値が一致したときは、保護制御装置1で既に保存される整定値情報を、受信した整定値情報に更新する(ステップS135)。保護制御装置1は、汎用パソコン2に対して、整定値情報の転送が成功した旨を通知する(ステップS136)。汎用パソコン2は、この通知を受けて整定値転送が成功した旨を表示する(ステップS137)。
比較したサム値同士が一致しなかったときは、保護制御装置1側で受信した受信した整定値情報を破棄する(ステップS138)。保護制御装置1は、汎用パソコン2に対して、整定値情報の転送が失敗した旨を通知する(ステップS139)。汎用パソコン2は、この通知を受けて整定値転送が失敗した旨を表示する(ステップS13X)。
本実施形態によれば、サム値を比較することで、転送情報のデータ化けなどを事前に検出することができるため、第8の実施形態に比べて、より効率的に転送状態を確認することが可能になる。
[第10の実施形態]
本発明に係る電力系統保護制御システムの第10の実施形態について、図14を用いて説明する。図14は、本実施形態の汎用パソコン2から保護制御装置1へ制御情報を転送するフローを示すフローチャートである。本実施形態の電力系統保護制御システムは、図1と同様の構成である。
本実施形態の電力系統保護制御システムは、第8の実施形態で汎用パソコン2から保護制御装置1に転送する制御情報に、巡回冗長検査(CRC)用ビットが含まれている。保護制御装置1には、巡回冗長検査を行う機能が備えられている。巡回冗長検査は、データの転送や格納時にその一部が偶然変化したことを検出することができる検査である。
以下に、本実施形態の電力系統保護制御システムの作用について説明する。
汎用パソコン2は、図14に示すように、先ず汎用パソコン2側で、巡回冗長検査(CRC)用ビットを含む整定値情報を保護制御装置1へ転送する(ステップS141)。保護制御装置1は、この整定値情報を受信して保存する(ステップS142)。保護制御装置1で、巡回冗長検査を行い、誤り符号の有無を確認する(ステップS143)。
ここで、誤り符号がないときには、保護制御装置1で既に保存される整定値情報を、受信した整定値情報に更新する(ステップS144)。保護制御装置1は、汎用パソコン2に対して、整定値情報の転送が成功した旨を通知する(ステップS145)。汎用パソコン2は、この通知を受けて整定値転送が成功した旨を表示する(ステップS146)。
誤り符号があるときは、保護制御装置1側で受信した受信した整定値情報を破棄する(ステップS147)。保護制御装置1は、汎用パソコン2に対して、整定値情報の転送が失敗した旨を通知して(ステップS148)、汎用パソコン2は、この通知を受けて整定値転送が失敗した旨を表示する(ステップS149)。
本実施形態によれば、巡回冗長検査(CRC)用ビットに基づいて巡回冗長検査を行うことによって、転送情報のデータ化けなどを事前に検出することができるため、第8の実施形態に比べて、より効率的に転送状態を確認することが可能になる。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、保護制御装置1と汎用パソコン2は、互いに離れた場所に配置されて、専用の広域通信網などを介して通信可能に接続することもできる。
また、第1〜第7の実施形態では、汎用パソコン2は、保護制御装置1から転送された情報を保護制御装置1で表示している表示形式と同じ表示形式で表示しているが、これに限らない。例えば、保護制御装置には、表示画面を設けなくともよい。
1…保護制御装置、2…汎用パソコン、3…LANケーブル、4…プリンタ

Claims (4)

  1. 電力系統内の複数の機器に接続されてこれらの機器の保護および制御を行う保護制御装置と、この保護制御装置と互いに通信可能に構成された遠隔制御装置を有する電力系統保護制御システムにおいて、
    前記保護制御装置は、
    前記複数の機器それぞれの状態を示す状態情報を記憶する状態情報記憶手段と、
    前記状態情報を所定の表示形式で表示するための表示形式情報を記憶する表示形式記憶手段と、
    前記状態情報および表示形式情報それぞれを前記遠隔制御装置へ伝送する伝送手段と、
    前記機器の動作条件を含む制御情報を保存する制御情報保存手段と、
    複数回伝送された前記制御情報のうち、初回と初回以降に伝送された前記制御情報を比較して一致するか否かを判定する制御情報判定手段と、
    前記制御情報判定手段で前記制御情報同士が一致したと判定されたときに、前記制御情報を更新する制御情報更新手段と、
    前記制御情報更新手段で更新した結果を前記遠隔制御装置に通知する更新通知手段と、
    を有し、
    前記遠隔制御装置は、
    前記伝送手段で伝送された前記状態情報および表示形式情報それぞれを受信して、前記表示形式情報の表示形式に基づいて前記状態情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示されている前記状態情報および表示形式情報を、所定の時点で保存する伝送情報保存手段と、
    前記伝送情報保存手段で保存した前記状態情報および表示形式情報を出力する出力手段と、
    前記制御情報を前記保護制御装置へ複数回伝送する制御情報伝送手段と、
    を有することを特徴とする電力系統保護制御システム。
  2. 前記伝送情報保存手段は、所定の時点で保存した前記状態情報および表示形式情報を、編集可能な電子情報に変換して保存する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の電力系統保護制御システム。
  3. 前記伝送情報保存手段は、所定の時点で保存した前記表示形式情報に含まれる表示形式とは別の表示形式に変換して保存する手段を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力系統保護制御システム。
  4. 前記出力手段は、紙出力を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電力系統保護制御システム。
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