JPH06188106A - バリスタ機能付アレスタ及び、該アレスタを用いた保安器 - Google Patents

バリスタ機能付アレスタ及び、該アレスタを用いた保安器

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JPH06188106A
JPH06188106A JP33845192A JP33845192A JPH06188106A JP H06188106 A JPH06188106 A JP H06188106A JP 33845192 A JP33845192 A JP 33845192A JP 33845192 A JP33845192 A JP 33845192A JP H06188106 A JPH06188106 A JP H06188106A
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JP
Japan
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arrester
varistor
electrode
protector
porcelain
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Masatada Yodogawa
正忠 淀川
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はバリスタ機能付アレスタ及び、該ア
レスタを用いた保安器に関し、保安器の構成部品点数を
削減して、低コスト化及び小型化すると共に、保安器を
1つの部品として構成することにより、小型、低コスト
の保安器を実現することを目的とする。 【構成】 碍管の両側にアレスタ第1電極7と、アレス
タ第2電極8を設けた2極型のアレスタにおいて、碍管
の部分を、図1Aのように、バリスタ磁器16で構成し
た。また、接地側のアレスタ第3電極9を挟んで一体化
した2つの碍管の両側に、アレスタ第1電極7と、アレ
スタ第2電極8とを設けた3極型のアレスタにおいて、
2つの碍管部分を、図1Bのように、バリスタ磁器16
で構成した。更に、上記バリスタ機能付アレスタに、P
TCサーミスタ22を設けて一体化し、保安器とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電話回線の端
末用保安器に利用されるバリスタ機能付アレスタ(避雷
器)及び、該アレスタを用いた保安器に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来技術の説明図であり、図6
Aは保安器の回路例、図6Bはアレスタの構成図(断面
図)を示す。
【0003】図6中、1はアレスタ(避雷器)、2、3
はバリスタ(Varistor)、4、5はPTCサーミスタ
(Positive Temperature Coefficient Thermistor )、
T1〜T4は端子、TGは接地端子を示す。
【0004】:保安器の説明・・・図6A参照 従来、電話回線の端末用保安器として、例えば、図6A
に示したような回路構成の保安器が使用されていた。
【0005】この保安器は、落雷、又は強電流配電線と
の混触によって線路設備に発生した異常電圧、異常電流
により、宅内機器、家屋等に重大な危険を与えないため
に設置するものである。
【0006】図示のように、この保安器は、3極型のア
レスタ1(避雷器又は避雷管)と、バリスタ2、3と、
PTCサーミスタ4、5で構成されている。そして、端
子T1、T2間には、アレスタ1を接続すると共に、2
つのバリスタ2、3を直列接続する。また、端子T1、
T3間には、PTCサーミスタ4を接続し、端子T2、
T4間には、PTCサーミスタ5を接続する。
【0007】更に、接地端子(GND端子)TGには、
2つのバリスタ2、3の接続点と、アレスタ1の接地側
のアレスタ電極を接続する。 :保安器の構成素子の説明 上記アレスタ1は、サージ耐量は大きいが、過電圧に対
し、応答遅れがある。また、バリスタ2、3は過電圧に
対し、応答遅れはないが、大きなサージに対して、サー
ジ耐量が不十分である。このため、保安器では、上記の
ように、アレスタとバリスタの双方を使用している。
【0008】また、PTCサーミスタ4、5は、通常の
異常電圧等では作動せず、バリスタ2、3やアレスタ1
が劣化、或いは破壊等により、作動しなくなった場合に
作動するものである。
【0009】:アレスタ1の構造の説明・・・図6B
参照 上記アレスタ1は、例えば、図6Bに示したような3極
構造のアレスタを使用する。
【0010】すなわち、接地側のアレスタ第3電極9を
挟んで一体化した2つの碍管6の両側に、アレスタ第1
電極7と、アレスタ第2電極8とを設けて、3極型のア
レスタとしたものである。
【0011】そして、接地側のアレスタ第3電極9と、
アレスタ第1電極7との間、及び接地側のアレスタ第3
電極9と、アレスタ第2電極8との間に、放電用のギャ
ップGが設定されている。
【0012】また、アレスタ第1電極7、アレスタ第2
電極8、及び接地側のアレスタ第3電極9には、それぞ
れ端子10、11、12を設ける。なお、端子10、1
1は電極7、8にロウ付け材13で固着すると共に、端
子12は、アレスタ電極9の一端部を端子として使用す
る。
【0013】:保安器の動作の概要 端子T1、T2に過電圧が印加すると、先ず、応答遅れ
の無いバリスタ2、3が作動し、続いて応答遅れのある
アレスタ1が作動する。その結果、端子T1、T2間の
過電圧は吸収され消失する。
【0014】また、バリスタ2、3及びアレスタ1の劣
化等により、作動不可能な状態となった場合には、PT
Cサーミスタ4、5が作動して、過電圧を抑制する。 :その他の説明 上記アレスタは、3極型のアレスタであるが、接地側の
アレスタ第3電極9を無くせば、2極型のアレスタとな
る。
【0015】この場合、碍管6は1つだけ使用し、碍管
6の両側に、アレスタ第1、第2電極7、8を設ける。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 :従来の保安器は、図6Aに示したような回路構成と
なっており、これらの各部品をプリント基板等に実装し
ていた。このため、部品点数が多くなり、保安器が大型
化していた。
【0017】:部品点数が多いため、各部品をプリン
ト基板に実装する際、手間と時間が多くかかる。従っ
て、保安器の製造コストが高くなる。 :バリスタやアレスタは、高価な部品でり、上記のよ
うに、2つのバリスタと、1つのアレスタを使用する
と、保安器がコスト高になる。
【0018】本発明は、このような従来の課題を解決
し、保安器を構成する部品の点数を削減して、保安器を
低コスト化、及び小型化すると共に、保安器を1つの部
品として構成することにより、小型で、低コスト化した
保安器を実現することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図6と同じものは、同一符号で示し
てある。また、16はバリスタ磁器、22はPTCサー
ミスタ、23、24は端子を示す。
【0020】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 :碍管の両側に、アレスタ第1電極7と、アレスタ第
2電極8を設けた2極型のアレスタにおいて、上記碍管
部分を、バリスタ特性(電圧非直線抵抗特性)を有する
バリスタ磁器16で構成し、バリスタ機能付アレスタと
した。
【0021】:接地側のアレスタ第3電極9を挟んで
一体化した2つの碍管の両側に、アレスタ第1電極7
と、アレスタ第2電極8とを設けた3極型のアレスタに
おいて、上記2つの碍管部分を、バリスタ特性(電圧非
直線抵抗特性)を有するバリスタ磁器16で構成し、バ
リスタ機能付アレスタとした。
【0022】:構成又は記載のバリスタ機能付ア
レスタに、PTCサーミスタ22を設けて一体化し、保
安器とした。 :構成又は記載のバリスタ機能付アレスタに、自
己復帰型のヒューズを設けて一体化し、保安器とした。
【0023】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 :図1A、図1Bに示した2極型、又は3極型のバリ
スタ機能付アレスタを保安器に使用した場合には、例え
ば、過電圧入力があった場合、先ず、応答遅れのないバ
リスタ磁器16が、バリスタとして作動し、過電圧を吸
収する。
【0024】その後、応答遅れのあるアレスタが遅れて
作動し、その後の過電圧を吸収する。すなわち、従来の
バリスタと、アレスタを合わせた動作特性となる。 :また、図1Cに示した保安器(1つの部品)でも、
バリスタ機能付アレスタの部分が、上記と同様に作動
し、過電圧を吸収する。しかし、バリスタ機能付アレス
タの部分が、劣化等により作動しない場合には、PTC
サーミスタが作動し、過電圧を吸収する。
【0025】:上記のように、バリスタ機能付きアレ
スタ、又は、保安器の使用時には、アレスタが作動する
前に、バリスタが過電圧を吸収するので、応答遅れがな
い。また、バリスタが過電圧を吸収し始めてから、アレ
スタが作動し、サージ等の多くの部分を吸収するので、
バリスタの負担が軽減され、バリスタの劣化が抑制され
る。
【0026】:図1A、図1Bに示したバリスタ機能
付きアレスタでは、従来のアレスタと、バリスタを1個
の部品としたので、保安器の部品点数が削減出来る。そ
の結果、保安器が小型化、軽量化できると共に、低コス
ト化が可能である。
【0027】:図1Cに示した保安器(1つの部品)
では、1つの部品として実現出来るので、従来のような
プリント配線板も不要となり、保安器が、小型化、軽量
化、低コスト化が可能である。また、保安器の取り付け
が簡単で、取り付けスペースも省スペース化出来る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図5は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2は第1実施例の説明図、図3は第2実施例の説
明図、図4は第3実施例の説明図、図5は第4/第5実
施例の説明図である。
【0029】図2〜図5中、図1、図6と同じものは、
同一符号で示してある。また、15はバリスタ機能付き
アレスタ、17はバリスタ電極、19はガラスコート
部、21は保安器、25は接続電極、26はサーミスタ
第1電極、27はサーミスタ第2電極、28はサーミス
タ第3電極、29はサーミスタ第4電極、30は樹脂を
示す。
【0030】§1:第1実施例の説明・・・図2参照 図2Aは、2極型バリスタ機能付アレスタの斜視図、図
2Bは図2AのX−Y線断面図である。
【0031】第1実施例は、2極型バリスタ機能付アレ
スタの例である。この2極型バリスタ機能付アレスタ1
5は、従来の2極型アレスタと、バリスタを一体化し
て、1つの部品とした例である。
【0032】すなわち、このバリスタ機能付アレスタ1
5は、従来のアレスタの碍管に相当する部分を、バリス
タ特性(電圧非直線抵抗特性)を有するバリスタ磁器で
構成したものである。
【0033】図示のように、このバリスタ機能付アレス
タ15には、所定の肉厚を有する円筒体状のバリスタ磁
器16を用い、このバリスタ磁器16の開口部側(電極
形成部分)を除いて、全ての面に、ガラスコート部19
を形成する。
【0034】そして、上記円筒体状のバリスタ磁器16
の開口部(ガラスコート部のない部分)には、バリスタ
電極17をメタライズ等により形成し、該バリスタ電極
17の上には、円盤形状のアレスタ第1電極7と、アレ
スタ第2電極8を設けて、円筒体状のバリスタ磁器16
内を密封する。
【0035】この場合、アレスタ第1電極7と、アレス
タ第2電極8を設けて密封した円筒体状のバリスタ磁器
16内には、例えば、SF6 ガスを封入する。また、ア
レスタ第1電極7と、アレスタ第2電極8には、それぞ
れ、第1端子(例えば、リード線)10と、第2端子1
1(例えば、リード線)をロウ付け材13で固着する。
【0036】上記バリスタ磁器としては、例えば、酸化
亜鉛を主成分としたバリスタ磁器、或いは、チタン酸ス
トロンチウムを主成分としたバリスタ磁器を使用する。
このようにすれば、2極型のバリスタ機能付アレスタ
が、1つの部品になる。従って、このバリスタ機能付ア
レスタと、PTCサーミスタとを接続すれば、保安器が
構成出来る。
【0037】上記2極型のバリスタ機能付アレスタ15
を使用した場合には、例えば、過電圧入力があった場
合、先ず、バリスタ磁器16が、バリスタとして作動
し、過電圧を吸収する。
【0038】その後、アレスタが遅れて作動し、その後
の過電圧を吸収する。すなわち、従来のバリスタと、ア
レスタを合わせた動作特性となる。 §2:第2実施例の説明・・・図3参照 図3Aは、3極型バリスタ機能付アレスタの斜視図、図
3Bは図3AのX−Y線断面図である。
【0039】第2実施例は、3極型バリスタ機能付アレ
スタの例である。この3極型バリスタ機能付アレスタ1
5は、図6に示した従来の3極型アレスタと、バリスタ
を一体化して、1つの部品とした例である。
【0040】すなわち、このバリスタ機能付アレスタ1
5は、従来の3極型アレスタの2つの碍管に相当する部
分を、バリスタ磁器で構成したものである。図示のよう
に、このバリスタ機能付アレスタ15には、所定の肉厚
を有する円筒体状のバリスタ磁器16を2個用い、この
2個のバリスタ磁器16の開口部側(電極形成部分)を
除いて、全ての面に、ガラスコート部19を形成する。
【0041】そして、上記2つのバリスタ磁器16の開
口部(ガラスコート部のない部分)には、バリスタ電極
17をメタライズ等により形成する。この電極形成後の
2つのバリスタ磁器16を重ね合わせ、その間に、アレ
スタ第3電極9(GND側電極)を挟み込んで一体化す
る。
【0042】また、上記2つのバリスタ磁器16の両側
の開口部に設けたバリスタ電極17の上には、円盤形状
のアレスタ第1電極7と、アレスタ第2電極8を設け
て、円筒体状のバリスタ磁器16内を密封する。
【0043】この場合、アレスタ第1、第2、第3電極
7、8、9を設けて密封した円筒体状のバリスタ磁器1
6内には、例えば、SF6 ガスを封入する。なお、上記
バリスタ磁器としては、例えば、酸化亜鉛を主成分とし
たバリスタ磁器、或いは、チタン酸ストロンチウムを主
成分としたバリスタ磁器を使用する。
【0044】また、アレスタ第1電極7、アレスタ第2
電極8、及び接地側のアレスタ第3電極9には、それぞ
れ端子10、11、12を設ける。なお、端子10、1
1は電極7、8にロウ付け材13で固着すると共に、端
子12は、アレスタ電極9の一端部を端子として使用す
る。
【0045】このようにすれば、バリスタ機能付アレス
タが、1つの部品になる。従って、このバリスタ機能付
アレスタと、PTCサーミスタとを接続すれば、保安器
が構成出来る。
【0046】上記3極型のバリスタ機能付アレスタ15
を使用した場合には、例えば、過電圧入力があった場
合、先ず、バリスタ磁器16が、バリスタとして作動
し、過電圧を吸収する。
【0047】その後、アレスタが遅れて作動し、その後
の過電圧を吸収する。すなわち、従来のバリスタと、ア
レスタを合わせた動作特性となる。 §3:第3実施例の説明・・・図4参照 図4Aは、保安器の斜視図、図4Bは図4AのX−Y線
断面図である。
【0048】第3実施例は、第2実施例の3極型バリス
タ機能付アレスタに、更に、PTCサーミスタを組み込
んで、保安器とした例である。すなわち、この保安器
は、図6に示した従来の3極型アレスタと、バリスタ
と、PTCサーミスタとを一体化して、1つの部品とし
た例である。
【0049】図4に示したように、2つのバリスタ磁器
16と、アレスタ第1電極7と、アレスタ第2電極8
と、アレスタ第3電極9等で構成されるバリスタ機能付
アレスタ部分の構成は、上記第2実施例と同じ構成なの
で、説明は省略する。
【0050】第3実施例では、上記バリスタ機能付アレ
スタ(図3参照)を挟んで、その両側に、更に、PTC
サーミスタを接続する。この場合、アレスタ第1電極7
と、アレスタ第2電極8の外側(両側)には、接続電極
25をメタライズ等により形成し、その上に、サーミス
タ第1電極26と、サーミスタ第3電極28を設ける。
【0051】そして、サーミスタ第1電極26と、サー
ミスタ第3電極28の外側に、接続電極25を介して、
PTCサーミスタ22を設けると共に、PTCサーミス
タ22の外側には、接続電極25をメタライズ等により
形成し、その上に、サーミスタ第2電極27と、サーミ
スタ第4電極29を設ける。
【0052】なお、上記PTCサーミスタ22の外周部
には、ガラスコート部19を設けて、耐湿性を高める。
また、サーミスタ第2電極27の端部を端子23とし、
サーミスタ第4電極29の端部を端子24として使用す
るとともに、サーミスタ第1電極26の端部を第1端子
10とし、サーミスタ第3電極28の端部を第2端子1
1として使用する。更に、アレスタ第3電極9の端部
を、第3端子として使用する。
【0053】以上のようにして、バリスタとアレスタと
PTCサーミスタとを一体化した保安器を、1つの部品
として実現した。なお、この保安器の動作は、上記従来
の保安器と同じである。
【0054】§4:第4実施例の説明・・・図5A参照 図5Aは、第4実施例の保安器(断面図)を示した図で
ある。第4実施例は、第3実施例の保安器を樹脂モール
ドして、更に、耐湿性を向上させた例である。
【0055】図示のように、第3実施例の保安器を樹脂
モールドすることにより、端子だけを外部に突出させ、
残りの部分を全て、樹脂30で覆うようにする。このよ
うにすれば、保安器の耐湿性を更に向上させる事ができ
る。
【0056】§5:第5実施例の説明・・・図5B参照 図5Bは、第5実施例の保安器(断面図)を示した図で
ある。第5実施例は、第1実施例の2極型バリスタ機能
付アレスタに、更に、PTCサーミスタを組み込んで、
保安器(1つの部品)とした例である。
【0057】図5Bにおいて、バリスタ磁器16と、ア
レスタ第1電極7、アレスタ第2電極8等で構成される
バリスタ機能付アレスタの構成は、上記第1実施例と同
じ構成なので、説明は省略する。
【0058】また、上記バリスタ機能付アレスタ(図2
参照)を挟んで、その両側に、更に、PTCサーミスタ
を接続するが、このPTCサーミスタを付加した部分の
構成は、上記第3実施例と同じなので、説明は省略す
る。
【0059】以上のようにして、バリスタとアレスタと
PTCサーミスタとを一体化した保安器を、1つの部品
として実現した。 (他の実施例)以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。
【0060】:上記第3実施例におけるPTCサーミ
スタ22を、自己復帰型のヒューズで置き換えた構成の
保安器としても良い。 :バリスタ磁器は、円筒体状に限らず、任意の形状で
実施可能である。
【0061】:端子を出す方向は、どの方向でも良
い。 :上記第1、第2実施例のバリスタ機能付きアレスタ
を、第4実施例のように、樹脂モールドすることも可能
である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 :本発明のバリスタ機能付きアレスタでは、従来のア
レスタと、バリスタを1個の部品としたので、保安器の
部品点数が削減出来る。
【0063】その結果、保安器が小型化、軽量化できる
と共に、低コスト化可能である。また、部品点数の削減
により、保安器の組み立て時の手間と時間が減少し、製
造コストが低減可能である。
【0064】:本発明の保安器は、1つの部品として
実現出来るので、従来のようなプリント配線板も不要と
なり、保安器が、小型化、軽量化、低コスト化可能であ
る。また、保安器の取り付けが簡単で、取り付けスペー
スも省スペース化出来る。
【0065】:バリスタ機能付きアレスタ、又は、保
安器の使用時には、アレスタが作動する前に、バリスタ
が過電圧を吸収するので、応答遅れがない。また、バリ
スタが過電圧を吸収し始めてから、アレスタが作動し、
サージ等の多くの部分を吸収するので、バリスタの負担
が軽減され、バリスタの劣化が抑制される。
【0066】:バリスタ磁器、或いは、PTCサーミ
スタの周囲には、ガラスコート部を設けてある(ガラス
コーティングしてある)ので、耐湿性が向上する。ま
た、樹脂モールドすることにより、更に、耐湿性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例の説明図である。
【図3】本発明の第2実施例の説明図である。
【図4】本発明の第3実施例の説明図である。
【図5】本発明の第4/第5実施例の説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
7 サーミスタ第1電極 8 サーミスタ第2電極 9 サーミスタ第3電極 10 第1端子 11 第2端子 12 第3端子 13 ロー付け材 16 バリスタ磁器 22 PTCサーミスタ 23、24 端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍管(6)の両側に、アレスタ第1電極
    (7)と、アレスタ第2電極(8)を設けた2極型のア
    レスタにおいて、 上記碍管部分を、バリスタ特性(電圧非直線抵抗特性)
    を有するバリスタ磁器(16)で構成したことを特徴と
    するバリスタ機能付アレスタ。
  2. 【請求項2】 接地側のアレスタ第3電極(9)を挟ん
    で一体化した2つの碍管(6)の両側に、アレスタ第1
    電極(7)と、アレスタ第2電極(8)とを設けた3極
    型のアレスタにおいて、 上記2つの碍管(6)部分を、バリスタ特性(電圧非直
    線抵抗特性)を有するバリスタ磁器(16)で構成した
    ことを特徴とするバリスタ機能付アレスタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は請求項2記載のバリス
    タ機能付アレスタに、PTCサーミスタ(22)を設け
    て一体化したことを特徴とする保安器。
  4. 【請求項4】 上記請求項1又は請求項2記載のバリス
    タ機能付アレスタに、自己復帰型のヒューズを設けて一
    体化したことを特徴とする保安器。
JP33845192A 1992-12-18 1992-12-18 バリスタ機能付アレスタ及び、該アレスタを用いた保安器 Withdrawn JPH06188106A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100697923B1 (ko) * 2005-02-22 2007-03-20 엘에스전선 주식회사 바리스터 일체형 ptc 소자
CN100452609C (zh) * 2003-05-27 2009-01-14 李帮庆 过压断路保护器
WO2012129118A1 (en) * 2011-03-18 2012-09-27 Tyco Electronics Corporation Circuit protection device
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