JPH0618663Y2 - タレットパンチプレスのダイ保持機構 - Google Patents

タレットパンチプレスのダイ保持機構

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JPH0618663Y2
JPH0618663Y2 JP11688389U JP11688389U JPH0618663Y2 JP H0618663 Y2 JPH0618663 Y2 JP H0618663Y2 JP 11688389 U JP11688389 U JP 11688389U JP 11688389 U JP11688389 U JP 11688389U JP H0618663 Y2 JPH0618663 Y2 JP H0618663Y2
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博一 坂本
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Murata Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、成形用のダイを高さ調節可能に保持するタ
レットパンチプレスのダイ保持機構に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
タレットパンチプレスは、第6図に示すように上タレッ
ト1と下タレット2とをフレーム3に同心に設置し、各
種のパンチ4とダイ5を上タレット1と下タレット2の
各割り出しステーションにに設けたものである。パンチ
4は、所定のパンチ位置Pでラム6に連結されて昇降駆
動される。板状のワークWは、所望の箇所がパンチ位置
Pに来るように、ワークホルダ7によりワークテーブル
8上を前後左右に送られる。ワークホルダ7はクロスス
ライド10に取付けてあり、クロススライド10はフレ
ーム3上を前後(Y方向)移動自在なキャリッジ9に左
右(X方向)移動自在に設置してある。
ワークテーブル8は、平板状のワークWを上面で滑らせ
て移動させるために、トランスファーボール等を設けた
平面テーブルとなっている。
そのため、例えば第7図ないし第9図に示すようにバー
リング成形部11,ダボ成形部12,ルーバ成形部13
等の成形加工を行う場合は、孔明け加工の場合とは逆に
下型であるダイ5を凸型とし、各成形部11〜13がワ
ークWに上向きに成形されるようにする。
この場合に、ラム6のストロークは一定であるため、パ
ンチ4を短くし、ダイ5の上面位置(ダイハイト)を孔
明け用のダイよりも成形部11〜13の成形高さH(第
10図)だけ高く設定している。すなわち、ワークテーブ
ル8によるワークWの載置面8aよりも成形高さHだけ
高くしている。
このように、成形用のダイ5の場合はダイハイトを高く
するため、下タレット2に成形用のダイ5が1つでも含
まれていると、ワークWは孔明けの場合にもそのダイ5
によって持ち上げられる。そのため、加工精度に悪影響
を与えるうえ、ワークWの下面に傷や歪みを生じさせる
ことがある。
また、ワークWの成形部11〜13の成形高さH′は、
ワークWの材質による限界寸法とは別に、上タレット1
と下タレット2上のダイ5との間の隙間A(第6図)に
よって制限されるが、このようにダイ5を上方に突出さ
せると、隙間Aが小さくなる。そのため、それだけ成形
寸法H′の低い成形部11〜13しか成形できない。詳
しくは、H′<A/2の成形高さH′までしか成形でき
ない。
このような問題点を解消するため、成形用のダイ5を流
体圧作動装置により高さ調節可能とし、使用時のみに成
形用のダイ5を突出させるようにしたものが提案されて
いる(実公平1−10111号公報)。前記流体圧作動
装置は、下部タレットを回転自在に支持した下部フレー
ムのパンチ位置に設けてあり、成形用のダイがパンチ位
置に割り出された時に昇降操作が可能となる。前記流体
圧作動装置は、孔抜き加工時にもパンチ位置に存在する
ため、打抜きスラグの排出が可能な円筒状のピストンロ
ッドを用いている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、下部フレームのパンチ位置には、異形打抜き孔
の方向変更等のためにダイを回転させる金型回転装置を
設置する場合が多く、前記流体圧作動装置を設置する
と、金型回転装置の設置の障害となることがある。
下タレットの各ダイの設置位置にダイの昇降手段を設け
ると、金型回転装置の設置の障害になることが解消され
るが、下タレット上の上下方向の余裕空間は狭いため、
このような空間に設置できる昇降可能なダイ保持機構は
開発されるに至っていない。
この考案の目的は、簡単な構成でダイの高さ調整が行
え、狭い余裕空間にも設置が可能で、さらに金型回転装
置等の設置の障害となることのないタレットパンチプレ
スのダイ保持機構を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案のタレットパンチプレスのダイ保持機構は、下
タレットに設置したダイ保持台の上面に、成形用のダイ
が昇降自在に嵌合するダイ嵌合凹部を設け、このダイ嵌
合凹部内のダイの下側空間を油室としたものである。前
記油室には圧力油を給排するポートを設ける。また、前
記油室の底面に設けたガイド孔を貫通するガイド軸を、
前記ダイの下面に突設し、このガイド軸に係合して前記
ダイを下降付勢する復帰ばねを設ける。
〔作用〕
ダイを使用しないときは、油室から排油してダイを下降
させておく。この状態でワークの送りを行うことによ
り、ダイによって浮き上がりを生じることなくワークの
送りが行える。ダイにより成形加工を行う場合は、油室
に圧力油を供給してダイを上昇させ、この状態で成形加
工を行う。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第5図に基づいて説
明する。この実施例は、第6図と共に説明した概略構成
のタレットパンチプレスに適用したものである。
下タレット2は下フレーム3A上に割り出し回転自在に
設けあり、各割り出しステーションにダイ設置孔14が
設けてある。このダイ設置孔14の上面を覆ってダイ保
持台15を配置し、位置決めピン16と2本の固定ボル
ト17(第3図)とによりダイ保持台15を下タレット
2に固定する。ダイ保持台15は、ダイ18を支持する
とともに、ワーク載せ台25を複数本の植設ボルト26
およびその外周のスリーブ27で支持したものである。
ワーク載せ台25は、ダイ18が遊嵌する遊嵌孔25a
を有し、上面高さをワークテーブル8(第6図)の載置
面8aと同一高さに設定してある。
ダイ保持台15は、上面に突設した筒部15aにより成
形用のダイ18の下部が昇降自在に嵌合したダイ嵌合凹
部29を形成し、このダイ嵌合凹部29のダイ18の下
側空間を油室28としてある。筒部15aには油室28
の油圧ポート34を形成する。油室28の底面にはダイ
18の下面に突設したガイド軸19が貫通するガイド孔
20を設け、ガイド孔20の周囲は下方に突出する筒部
21に形成してある。油室28は、ガイド孔20および
筒部15aの内面に設けたOリングからなるシール材3
0,31によりシールされている。
ガイド軸19の下端は、筒部21から突出してばね掛け
具23が取付けてあり、ばね掛け具23とダイ保持台1
5との間にダイ18を下降付勢する復帰ばね24が設け
てある。ダイ保持台15の下面には筒部21と同心にリ
ング状突部22を突設し、ダイ設置孔14の口部に内嵌
させてある。
ダイ18は、第4図に示すように前記ガイド軸19を一
体に形成したダイベース35と、このダイベース35の
中心にねじ36で固定したダイチップ37と、ワークW
の排出用のエジェクタプレート38とからなる。エジェ
クタプレート38は、ダイベース35に弾性体39で支
持すると共に、ガイドピン40を介してダイベース35
のガイド孔に昇降自在に支持してある。このガイド孔に
も油圧シール用のシール材32が設けてある。ガイドピ
ン40は、上端のねじ部でエジェクタプレート38に固
定してある。パンチ4は、ダイチップ37が嵌合する成
形凹部4bを下面4aに設けてある。
第5図に示すように、このダイ保持機構33の油圧ポー
ト34への油圧配管41は、下部タレット2の中心部か
らロータリジョイント43および油圧配管42を介して
油圧源(図示せず)に接続する。油圧配管41,42
は、金属パイプであっても、フレキシブルなホースであ
っても良い。
上記構成の動作を説明する。ダイ18を使用しないと
き、すなわちダイ18が第6図のパンチ位置Pに位置し
ないときは、第2図に示すようにダイ18を下降させて
おく。この場合、油室28の油圧ポート34に接続した
油圧配管41,42(第5図)のバルブ(図示せず)を
排出方向に開放状態とすることにより、復帰ばね24の
付勢力のためにダイ18が下降する。この下降状態にお
いては、ダイ18のエジェクタプレート38の上面は、
ワーク載せ台25の上面と同一レベルかそれ以下にあ
る。そのため、ダイ18の上でワークWの送り行って
も、ダイ18によってワークWが浮き上がることなくワ
ークWの送りが行え、加工精度の低下やワークWの表面
の傷つきの問題がない。また、ダイ18と上タレット1
(第6図)との間の隙間Aの狭まりによる成形高さの余
分な制限を回避することができる。
ダイ18をパンチ位置Pに位置させて使用するときは、
油室28へ圧力油を供給することにより、第1図に示す
ようにダイ18を上昇させる。この状態では、ダイ18
のダイチップ37およびエジェクタプレート38がワー
ク載せ台25よりも突出した状態となり、例えば第7〜
9図等に示すような成形加工が行える。
このダイ保持機構33は、油室28をダイ保持台15に
形成し、ダイ18を油室28の圧力油で直接上昇させる
ようにしたので、ピストンや伝達機構が不要で構成が簡
単であり、またコンパクトな構成となるため下タレット
2の上部の狭い余裕空間に十分に設置することができ
る。また、ダイ18の下面に突設したガイド軸19を油
室28の底面のガイド孔20に貫通させ、復帰ばね24
で下降付勢するようにしたので、下降用の油室や配管が
不要で構成がより一層簡単になる。しかも、ガイド軸1
9がガイド孔20に嵌合しているため、加工時における
ダイ18の安定した支持が可能となる。
さらに、下タレット2上のダイ保持台15に油室28等
を設けており、下タレット2を支持するフレーム3(第
6図)のパンチ位置Pにはダイ昇降用の機構を設ける必
要がないので、金型回転装置を設置する場合にも、その
設置の障害になることがない。
〔考案の効果〕
この考案のタレットパンチプレスのダイ保持機構は、ダ
イ保持台にダイを昇降させる油室を形成したので、不使
用時にダイを下降させておくことにより、タレット上の
不使用のダイでワークを浮き上がらせることなくワーク
送りが行える。そのため、加工精度の低下やワーク下面
の傷つき防止が図れ、またダイと上タレット間の隙間の
狭まりによって成形高さが余分に制限されることを回避
できる。
前記油室はダイ保持台に形成し、ダイを油室の圧力油で
直接上昇させるようにしたので、ピストンや伝達機構が
不要で構成が簡単であり、またコンパクトな構成にでき
て下タレット上の狭い余裕空間に十分に設置することが
できる。また、ダイの下面に突設したガイド軸を油室の
底面のガイド孔に貫通させ、復帰ばねで下降付勢するよ
うにしたので、下降用の油室や配管が不要でより一層構
成が簡単であり、しかもガイド軸の嵌合のために、加工
時におけるダイの安定した支持が可能となる。
さらに、下タレット上のダイ保持台に油室等を設けてお
り、下タレットを支持するフレームのパンチ位置にはダ
イ昇降のための手段を設ける必要がないので、金型回転
装置等の設置の障害になることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案一実施例の破断側面図、第2図はその
ダイ下降状態の部分断面図、第3図は同じくそのダイ取
除き状態の平面図、第4図は同じくそのダイとパンチと
の関係を示す断面図、第5図は同じくそのタレットと油
圧配管との関係を示す概略側面図、第6図は従来のタレ
ットパンチプレスの側面図、第7図および第8図はその
成形加工例の断面図、第9図は他の成形加工例の斜視
図、第10図はその部分拡大断面図である。 2……下タレット、4……パンチ、15……ダイ保持
台、18……ダイ、19……ガイド軸、20……ガイド
孔、23……ばね掛け具、24……復帰ばね、25……
ワーク載せ台、28……油室、29……ダイ嵌合凹部、
33……ダイ保持機構、34……油圧ポート、37……
ダイチップ、38……エジェクタプレート、41,42
……油圧配管、43……ロータリジョイント、W……ワ
ーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下タレットに設置したダイ保持台の上面
    に、成形用のダイが昇降自在に嵌合してこのダイの下側
    空間が油室となるダイ嵌合凹部を形成し、前記油室に圧
    力油を給排するポートを設け、前記油室の底面に設けた
    ガイド孔を貫通するガイド軸を前記ダイの下面に突設
    し、このガイド軸に係合して前記ダイを下降付勢する復
    帰ばねを設けたタレットパンチプレスのダイ保持機構。
JP11688389U 1989-10-03 1989-10-03 タレットパンチプレスのダイ保持機構 Expired - Lifetime JPH0618663Y2 (ja)

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JPH0357428U JPH0357428U (ja) 1991-06-03
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DE60106023T2 (de) * 2000-07-28 2005-02-03 Unilever N.V. Bügelhilfsmittel enthaltende zusammensetzung
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