JPH0618646B2 - ロ−ルクロス式圧延機 - Google Patents
ロ−ルクロス式圧延機Info
- Publication number
- JPH0618646B2 JPH0618646B2 JP61106812A JP10681286A JPH0618646B2 JP H0618646 B2 JPH0618646 B2 JP H0618646B2 JP 61106812 A JP61106812 A JP 61106812A JP 10681286 A JP10681286 A JP 10681286A JP H0618646 B2 JPH0618646 B2 JP H0618646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- work
- rolling mill
- axis
- rolls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/02—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
- B21B13/023—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally the axis of the rolls being other than perpendicular to the direction of movement of the product, e.g. cross-rolling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B28/00—Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
- B21B28/02—Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
- B21B28/04—Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning while in use, e.g. polishing or grinding while the rolls are in their stands
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/16—Adjusting or positioning rolls
- B21B31/18—Adjusting or positioning rolls by moving rolls axially
- B21B31/185—Adjusting or positioning rolls by moving rolls axially and by crossing rolls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明はロールクロス式圧延機に係り、特にペアロール
クロス式圧延機に関する。
クロス式圧延機に関する。
＜従来の技術＞ 近年の圧延機においては、圧延製品の板幅方向の厚み精
度に対する要求が益々厳しくなっている。この精度要求
に対処するため、従来例えば四段圧延機等においては、
ワークロールベンディング法を用いたり、作業ロールに
イニシヤルクラウンを付けて圧延荷重によるロールの撓
みをキャンセルする方法を用いて対処している。しかし
圧延材の板幅が大きく変化する場合には、同一のロール
では十分な幅方向の厚み形状修正能力に限界があるた
め、板幅変化に応じてその都度ロール交換を行なってロ
ールのイニシヤルクラウンを変化させる必要がある。ま
た、圧延量の増加に伴うロールの摩耗と熱影響によるロ
ールクラウンの変化のため多種類のクラウン付きロール
を準備しておく必要があり、コスト高となると同時にロ
ール交換作業のための時間が必要となり稼動率低下を来
していた。
度に対する要求が益々厳しくなっている。この精度要求
に対処するため、従来例えば四段圧延機等においては、
ワークロールベンディング法を用いたり、作業ロールに
イニシヤルクラウンを付けて圧延荷重によるロールの撓
みをキャンセルする方法を用いて対処している。しかし
圧延材の板幅が大きく変化する場合には、同一のロール
では十分な幅方向の厚み形状修正能力に限界があるた
め、板幅変化に応じてその都度ロール交換を行なってロ
ールのイニシヤルクラウンを変化させる必要がある。ま
た、圧延量の増加に伴うロールの摩耗と熱影響によるロ
ールクラウンの変化のため多種類のクラウン付きロール
を準備しておく必要があり、コスト高となると同時にロ
ール交換作業のための時間が必要となり稼動率低下を来
していた。
そこでこれらの問題解決のため、圧延材の広範囲な板幅
変化に対し同一の作業ロールを使用して板幅方向の厚み
形状制御が可能で且つ、ロール寿命の長い圧延機とし
て、圧延用ロールのロール軸線を含む鉛直面が上部、下
部ロール群間で互いにある角度をもって交差するように
構成されたロールクロス式圧延機が提案されている。ロ
ールクロス式圧延機には、上部ロール群の軸線と下部ロ
ール群の軸線を水平面内で圧延方向に対して互いに交差
させるペアロールクロス式四段圧延機が知られている。
変化に対し同一の作業ロールを使用して板幅方向の厚み
形状制御が可能で且つ、ロール寿命の長い圧延機とし
て、圧延用ロールのロール軸線を含む鉛直面が上部、下
部ロール群間で互いにある角度をもって交差するように
構成されたロールクロス式圧延機が提案されている。ロ
ールクロス式圧延機には、上部ロール群の軸線と下部ロ
ール群の軸線を水平面内で圧延方向に対して互いに交差
させるペアロールクロス式四段圧延機が知られている。
ペアロールクロス式圧延機の概要を第６，７図に基づき
説明する。
説明する。
図中、１は圧延材、２，２′は上下の作業ロール、３，
３′は上下の補強ロール、矢印４は圧下装置（図示省
略）による補強ロール３，３′の圧下方向、矢印５はロ
ールバランス及びロールベンディング装置（図示省略）
によるロールベンディング力の方向を示す。
３′は上下の補強ロール、矢印４は圧下装置（図示省
略）による補強ロール３，３′の圧下方向、矢印５はロ
ールバランス及びロールベンディング装置（図示省略）
によるロールベンディング力の方向を示す。
上部の作業ロール２の軸線６と補強ロール３の軸線７は
同一鉛直面内にあり、下部の作業ロール２′の軸線６′
と補強ロール３′の軸線７′は上部の作業ロール２及び
補強ロール３の軸線６，７とは異なる同一鉛直面内にあ
る。軸線６，７と軸線６′，７′とは圧延方向Ｚに対し
交差角θで交差しており、交差角θはジャッキ等の制御
機構（図示省略）により水平面内で自在に調整可能とな
っている。この交差角θを圧延材１の板幅及び板厚とそ
れらの圧延条件に対応させて調整することにより、板幅
方向の厚み、形状を制御することができる。
同一鉛直面内にあり、下部の作業ロール２′の軸線６′
と補強ロール３′の軸線７′は上部の作業ロール２及び
補強ロール３の軸線６，７とは異なる同一鉛直面内にあ
る。軸線６，７と軸線６′，７′とは圧延方向Ｚに対し
交差角θで交差しており、交差角θはジャッキ等の制御
機構（図示省略）により水平面内で自在に調整可能とな
っている。この交差角θを圧延材１の板幅及び板厚とそ
れらの圧延条件に対応させて調整することにより、板幅
方向の厚み、形状を制御することができる。
＜発明が解決しようとする問題点＞ 上述した圧延機において、作業ロール２，２′には圧延
中に圧延材１との間に接触変形が生じ、圧延材１の両エ
ッジ部の板厚が中央部の板厚に比べて急激に減少するエ
ッジドロップ１ａが生じる。このため両エッジ部分を切
り捨てて均一厚さの圧延製品とする必要があり、製品歩
留りが低下してしまう。また、一定幅の圧延材１を多量
に圧延するロット圧延を行なうと、作業ロール２，２′
の圧延材１と接する部分のみが異常摩耗（偏摩耗）する
と共に、圧延材１の両エッジ部と接触する部分には、中
央部に比べて過大な面圧が作用して局部的な過大摩耗を
起し、以後の圧延製品の幅方向の厚み精度確保に支障を
来すことになる。従って、結局頻繁に作業ロール２，
２′を交換する必要があり、ロール交換作業による稼動
率の低下は避けられないという問題があった。
中に圧延材１との間に接触変形が生じ、圧延材１の両エ
ッジ部の板厚が中央部の板厚に比べて急激に減少するエ
ッジドロップ１ａが生じる。このため両エッジ部分を切
り捨てて均一厚さの圧延製品とする必要があり、製品歩
留りが低下してしまう。また、一定幅の圧延材１を多量
に圧延するロット圧延を行なうと、作業ロール２，２′
の圧延材１と接する部分のみが異常摩耗（偏摩耗）する
と共に、圧延材１の両エッジ部と接触する部分には、中
央部に比べて過大な面圧が作用して局部的な過大摩耗を
起し、以後の圧延製品の幅方向の厚み精度確保に支障を
来すことになる。従って、結局頻繁に作業ロール２，
２′を交換する必要があり、ロール交換作業による稼動
率の低下は避けられないという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、圧延材のエ
ッジドロップを防止して圧延製品の歩留りを向上させる
と共に、作業ロールの偏摩耗や局部過多摩耗に対しその
都度ロール交換を行うことなく、板幅方向の厚み形状を
高精度に制御することができるロールクロス式圧延機を
提供することを目的とする。
ッジドロップを防止して圧延製品の歩留りを向上させる
と共に、作業ロールの偏摩耗や局部過多摩耗に対しその
都度ロール交換を行うことなく、板幅方向の厚み形状を
高精度に制御することができるロールクロス式圧延機を
提供することを目的とする。
＜問題点を解決するための手段＞ 上記目的を達成するための本発明の構成は、上部ロール
群のロール軸線と下部ロール群のロール軸線を水平面内
で任意の設定角に交差可能なロールクロス式圧延機にお
いて、前記上部ロール群及び前記下部ロール群の作業ロ
ールを圧延材の板幅変化に応じてロール軸方向へ移動さ
せるロールシフト機構と、それぞれの作業ロールに対し
て設置され該作業ロールの研削を行なう複数の研削体が
該作業ロールの軸線に平行及び直交方向に移動可能に具
えられ且つ該作業ロールのロールチョックと一体的に鉛
直軸を中心として水平面内で回転可能なロール研削装置
とを備えたことを特徴とする。
群のロール軸線と下部ロール群のロール軸線を水平面内
で任意の設定角に交差可能なロールクロス式圧延機にお
いて、前記上部ロール群及び前記下部ロール群の作業ロ
ールを圧延材の板幅変化に応じてロール軸方向へ移動さ
せるロールシフト機構と、それぞれの作業ロールに対し
て設置され該作業ロールの研削を行なう複数の研削体が
該作業ロールの軸線に平行及び直交方向に移動可能に具
えられ且つ該作業ロールのロールチョックと一体的に鉛
直軸を中心として水平面内で回転可能なロール研削装置
とを備えたことを特徴とする。
＜作用＞ ロールシフト機構により作業ロールを軸方向にシフトさ
せて圧延材の板幅方向の板厚を制御し、ロール研削装置
により作業ロールの表面を良好な状態に維持する。
せて圧延材の板幅方向の板厚を制御し、ロール研削装置
により作業ロールの表面を良好な状態に維持する。
＜実施例＞ 第１図には本発明の一実施例に係るロールクロス式四段
圧延機の駆動側（Ｄ）から見た一部断面を含む概略正
面、第２図には第１図中のII−II線矢視で作業ロールシ
フト機構並びにオンラインロール研削装置を示してあ
る。尚、図中で括弧で示した符号は見えない反対側、即
ち作業側（Ｗ）の対称部材を示す。
圧延機の駆動側（Ｄ）から見た一部断面を含む概略正
面、第２図には第１図中のII−II線矢視で作業ロールシ
フト機構並びにオンラインロール研削装置を示してあ
る。尚、図中で括弧で示した符号は見えない反対側、即
ち作業側（Ｗ）の対称部材を示す。
図示の圧延機は、上下の作業ロール０２，０２′の両端
及び補強ロール３，３′の両端がそれぞれロールチョッ
ク８，８′、９，９′、１０，１０′及び１１，１１′
により支持されている。上部の作業ロール０２及び補強
ロール３（上部ロール群）と下部の作業ロール０２′及
び補強ロール３′（下部ロール群）とは、それぞれのロ
ールチョックの圧延方向Ｚにおける前後面に当接してい
る。上部ロール群及び下部ロール群は、圧延方向Ｚの前
後側にのみ移動可能にハウジング１２に嵌め込まれた８
個のクロスヘッド１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄとク
ロスヘッド１３ａ〜１３ｄの背面に当接するようにハウ
ジング１２に固着された１６個のジャッキ１４ａ，１４
ｂとからなるクロス駆動機構によって、圧延方向Ｚに対
し任意の交差角θで交差させることができる。圧延中に
発生する各ロールの軸方向のスラスト力は、駆動側
（Ｄ）のロールチョック８，９，１０，１１の端部に取
付けたリンク機構からなるスラスト受装置１５により保
償されて各ロールはハウジング１２に支持される。
及び補強ロール３，３′の両端がそれぞれロールチョッ
ク８，８′、９，９′、１０，１０′及び１１，１１′
により支持されている。上部の作業ロール０２及び補強
ロール３（上部ロール群）と下部の作業ロール０２′及
び補強ロール３′（下部ロール群）とは、それぞれのロ
ールチョックの圧延方向Ｚにおける前後面に当接してい
る。上部ロール群及び下部ロール群は、圧延方向Ｚの前
後側にのみ移動可能にハウジング１２に嵌め込まれた８
個のクロスヘッド１３ａ，１３ｂ，１３ｃ，１３ｄとク
ロスヘッド１３ａ〜１３ｄの背面に当接するようにハウ
ジング１２に固着された１６個のジャッキ１４ａ，１４
ｂとからなるクロス駆動機構によって、圧延方向Ｚに対
し任意の交差角θで交差させることができる。圧延中に
発生する各ロールの軸方向のスラスト力は、駆動側
（Ｄ）のロールチョック８，９，１０，１１の端部に取
付けたリンク機構からなるスラスト受装置１５により保
償されて各ロールはハウジング１２に支持される。
スラスト受装置１５の構成は各ロール共同一構成である
ため、以下第２図に示す上部の作業ロール０２用につい
て概要を説明する。
ため、以下第２図に示す上部の作業ロール０２用につい
て概要を説明する。
スラスト受装置１５は、ロールチョック８の駆動側
（Ｄ）端に自動調心機能を持つ車輪１６を取付けた一対
の略Ｌ字形のレバー１７の他端をピン１８により連結
し、一対のレバー１７を連結板１９を介してピン２０で
連結する。ハウジング１２に固着した一対のガイド２１
に沿って車輪１６を介してレバー１７を、上下に転動す
ると共に圧延方向Ｚに対し前後に摺動して、作業ロール
０２のスラスト力を保償して作業ロール０２をハウジン
グ１２に支持する。ガイド２１はロール組替時にはシリ
ンダ２２によって圧延方向Ｚに対し前後側へ移動可能で
ある。尚、図中２３は圧下装置、２４はワークロールベ
ンディング装置を示してある。一方、上下の作業ロール
０２，０２′は互いに反対側の一端にテーパ加工部０２
ａ，０２ａ′が形成され、作業ロール０２，０２′は圧
延材１の幅に応じてロール軸方向へ互いに反対向きに移
動可能となっている。作業ロール０２，０２′は、油圧
あるいは機械式等の駆動機構により作業ロール０２，０
２′の移動調節を行なうロールシフト機構２５に連結し
ている。
（Ｄ）端に自動調心機能を持つ車輪１６を取付けた一対
の略Ｌ字形のレバー１７の他端をピン１８により連結
し、一対のレバー１７を連結板１９を介してピン２０で
連結する。ハウジング１２に固着した一対のガイド２１
に沿って車輪１６を介してレバー１７を、上下に転動す
ると共に圧延方向Ｚに対し前後に摺動して、作業ロール
０２のスラスト力を保償して作業ロール０２をハウジン
グ１２に支持する。ガイド２１はロール組替時にはシリ
ンダ２２によって圧延方向Ｚに対し前後側へ移動可能で
ある。尚、図中２３は圧下装置、２４はワークロールベ
ンディング装置を示してある。一方、上下の作業ロール
０２，０２′は互いに反対側の一端にテーパ加工部０２
ａ，０２ａ′が形成され、作業ロール０２，０２′は圧
延材１の幅に応じてロール軸方向へ互いに反対向きに移
動可能となっている。作業ロール０２，０２′は、油圧
あるいは機械式等の駆動機構により作業ロール０２，０
２′の移動調節を行なうロールシフト機構２５に連結し
ている。
ロールシフト機構２５の概要を第２図によって説明す
る。図は上側の作業ロール０２を示すが、下側の作業ロ
ール０２′はその作業方向が上側の作業ロール０２と反
対向きとなる点以外は同一構成であるため説明は省略す
る。
る。図は上側の作業ロール０２を示すが、下側の作業ロ
ール０２′はその作業方向が上側の作業ロール０２と反
対向きとなる点以外は同一構成であるため説明は省略す
る。
スラスト受側のロールチョック８内におけるスラスト軸
受２６の両側に、ロール軸心と同心の一対のリングシリ
ンダ２７ａ，２７ｂと、先端がスラスト軸受２６の側面
に当接するようにリングシリンダ２７ａ，２７ｂに収納
された一対のリングピストン２８ａ，２８ｂとを対向さ
せて内蔵したものである。従って、一方のリングシリン
ダ２７ａ又は２７ｂに圧液を供給し、反対側のリングシ
リンダ２７ｂ又は２７ａの圧液を放出し、これを交互に
行うことにより作業ロール０２を反スラスト側のロール
チョック８′と一体的にロール軸方向（矢印ａ方向）へ
移動することができる。作業ロール０２，０２′は、そ
れぞれのリングシリンダ２７ａ，２７ｂへの圧液を制御
することによりロール交差角θの大小に関係なく自由に
軸方向に対して互いに反対向きに移動させることができ
る。
受２６の両側に、ロール軸心と同心の一対のリングシリ
ンダ２７ａ，２７ｂと、先端がスラスト軸受２６の側面
に当接するようにリングシリンダ２７ａ，２７ｂに収納
された一対のリングピストン２８ａ，２８ｂとを対向さ
せて内蔵したものである。従って、一方のリングシリン
ダ２７ａ又は２７ｂに圧液を供給し、反対側のリングシ
リンダ２７ｂ又は２７ａの圧液を放出し、これを交互に
行うことにより作業ロール０２を反スラスト側のロール
チョック８′と一体的にロール軸方向（矢印ａ方向）へ
移動することができる。作業ロール０２，０２′は、そ
れぞれのリングシリンダ２７ａ，２７ｂへの圧液を制御
することによりロール交差角θの大小に関係なく自由に
軸方向に対して互いに反対向きに移動させることができ
る。
作業ロール０２，０２′の圧延材１の進入側には、それ
ぞれオンラインロール研削装置２９，２９′が設置され
ている。オンラインロール研削装置２９，２９′は、対
向する作業ロール０２，０２′の軸方向に複数の研削体
（例えば砥石）が配列され、オンラインロール研削装置
２９，２９′はロール軸線に対し平行に往復動すると共
に、ロール軸線に対し直角方向に前後進し、且つ対向す
る作業ロール０２，０２′と一体的に水平面内で鉛直軸
回りを回転可能となっている。
ぞれオンラインロール研削装置２９，２９′が設置され
ている。オンラインロール研削装置２９，２９′は、対
向する作業ロール０２，０２′の軸方向に複数の研削体
（例えば砥石）が配列され、オンラインロール研削装置
２９，２９′はロール軸線に対し平行に往復動すると共
に、ロール軸線に対し直角方向に前後進し、且つ対向す
る作業ロール０２，０２′と一体的に水平面内で鉛直軸
回りを回転可能となっている。
オンラインロール研削装置２９，２９′の一例を第１，
２図に示すが、両装置２９，２９′は砥石３０の作業ロ
ール０２，０２′に対する上下方向の取付角度が異なる
だけで、各部材の構成は同一又は類似であるので、ここ
では上側の作業ロール０２用のオンラインロール研削装
置２９について説明する。
２図に示すが、両装置２９，２９′は砥石３０の作業ロ
ール０２，０２′に対する上下方向の取付角度が異なる
だけで、各部材の構成は同一又は類似であるので、ここ
では上側の作業ロール０２用のオンラインロール研削装
置２９について説明する。
砥石３０群はそれぞれホルダフレーム３２に収納された
複数の砥石ホルダ３１の先端に取付けられ、砥石３０は
砥石ホルダ３１の後部に内蔵された液圧シリンダ等の押
圧装置（図示省略）によって作業ロール０２の表面に任
意の設定圧力で個々に圧着可能である。ホルダフレーム
３２はシリンダ等の駆動装置（図示省略）によって、フ
レーム支持台３３上のガイド部材３４に沿つて作業ロー
ル０２の軸線に対し平行に往復動可能である。フレーム
支持台３３の作業ロール０２と反対の側壁の中央部は、
ハウジング１２の内側面に対設されたガイド３５に支持
された支持ビーム３６に対して鉛直軸３７を介して水平
回転可能に軸支され、フレーム支持台３３は支持ビーム
３６に設けた一対のジャッキ３８を介して昇降自在に支
持されている。また、フレーム支持台３３の作業ロール
０２側の下部両端面には一対のストッパ３９が設けら
れ、一対のストッパ３９は対向するロールチョック８，
８′に当接可能となっている。支持ビーム３６はシリン
ダ４０に連結し、支持ビーム３６はガイド３５に沿つて
作業ロール０２の軸線に対し直交する方向へ前後進可能
で、ストッパ３９を介してフレーム支持台３３をロール
チョック８，８′に圧着可能に構成されている。従っ
て、砥石３０群を作業ロール０２，０２′の表面に圧着
したまま任意の交差角θに追従して砥石３０群は作業ロ
ール０２，０２′と一体的に水平回動可能となり、且つ
砥石３０群は対向するロールの軸線に対し常に平行に往
復動可能となっている。尚、図中４１はシリンダ４０の
取付用ビーム、３３′及び３５′はオンラインロール研
削装置２９′のフレーム支持台及びガイドを示してあ
る。
複数の砥石ホルダ３１の先端に取付けられ、砥石３０は
砥石ホルダ３１の後部に内蔵された液圧シリンダ等の押
圧装置（図示省略）によって作業ロール０２の表面に任
意の設定圧力で個々に圧着可能である。ホルダフレーム
３２はシリンダ等の駆動装置（図示省略）によって、フ
レーム支持台３３上のガイド部材３４に沿つて作業ロー
ル０２の軸線に対し平行に往復動可能である。フレーム
支持台３３の作業ロール０２と反対の側壁の中央部は、
ハウジング１２の内側面に対設されたガイド３５に支持
された支持ビーム３６に対して鉛直軸３７を介して水平
回転可能に軸支され、フレーム支持台３３は支持ビーム
３６に設けた一対のジャッキ３８を介して昇降自在に支
持されている。また、フレーム支持台３３の作業ロール
０２側の下部両端面には一対のストッパ３９が設けら
れ、一対のストッパ３９は対向するロールチョック８，
８′に当接可能となっている。支持ビーム３６はシリン
ダ４０に連結し、支持ビーム３６はガイド３５に沿つて
作業ロール０２の軸線に対し直交する方向へ前後進可能
で、ストッパ３９を介してフレーム支持台３３をロール
チョック８，８′に圧着可能に構成されている。従っ
て、砥石３０群を作業ロール０２，０２′の表面に圧着
したまま任意の交差角θに追従して砥石３０群は作業ロ
ール０２，０２′と一体的に水平回動可能となり、且つ
砥石３０群は対向するロールの軸線に対し常に平行に往
復動可能となっている。尚、図中４１はシリンダ４０の
取付用ビーム、３３′及び３５′はオンラインロール研
削装置２９′のフレーム支持台及びガイドを示してあ
る。
上記構成のロールクロス式圧延機による圧延について説
明する。
明する。
ジャッキ１４ａ，１４ｂを使用して圧延材１の板厚、板
幅等に適合する交差角に上部ロール群０２，３及び下部
ロール群０２′，３′の軸線をセットすると同時にロー
ルシフト機構により作業ロール０２，０２′を圧延材１
の幅に応じてロール軸方向へ移動し、作業ロール０２，
０２′の有効端を圧延材１の両端又は両端から若干内側
へ離れた位置に設置する。このようにすることにより、
圧延材１の板クラウンを任意に制御すると同時に圧延材
の両端にエッジドロップが生じることを防止して形状の
良い圧延製品を得ることができる。更にロールベンディ
ング装置２４を併用すると、作業ロール０２，０２′に
はテーパ加工部０２ａ，０２ａ′が形成されているた
め、補強ロール３，３′によってロールベンディング効
果が拘束されないので、より一層厚み精度を向上させる
ことができる。このようにして同一の作業ロールを使用
して任意の板幅、板厚に対して全板幅方向に厚み形状精
度の優れた製品の圧延が可能となる。
幅等に適合する交差角に上部ロール群０２，３及び下部
ロール群０２′，３′の軸線をセットすると同時にロー
ルシフト機構により作業ロール０２，０２′を圧延材１
の幅に応じてロール軸方向へ移動し、作業ロール０２，
０２′の有効端を圧延材１の両端又は両端から若干内側
へ離れた位置に設置する。このようにすることにより、
圧延材１の板クラウンを任意に制御すると同時に圧延材
の両端にエッジドロップが生じることを防止して形状の
良い圧延製品を得ることができる。更にロールベンディ
ング装置２４を併用すると、作業ロール０２，０２′に
はテーパ加工部０２ａ，０２ａ′が形成されているた
め、補強ロール３，３′によってロールベンディング効
果が拘束されないので、より一層厚み精度を向上させる
ことができる。このようにして同一の作業ロールを使用
して任意の板幅、板厚に対して全板幅方向に厚み形状精
度の優れた製品の圧延が可能となる。
圧延作業を継続すると作業ロール０２，０２′の胴部に
圧延材１による摩耗、肌荒れが生じてくる。特にロール
胴部の有効端部の摩耗、肌荒れが著しく、ロール組替が
必要となってくる。このロール組替に至るまでの時間を
長くし、生産量の増大を図るために設置されているのが
オンラインロール研削装置２９，２９′である。
圧延材１による摩耗、肌荒れが生じてくる。特にロール
胴部の有効端部の摩耗、肌荒れが著しく、ロール組替が
必要となってくる。このロール組替に至るまでの時間を
長くし、生産量の増大を図るために設置されているのが
オンラインロール研削装置２９，２９′である。
予め設定したタイムスケジュールにしたがって、圧延中
にオンラインロール研削装置２９，２９′を始動し、砥
石３０を所定の設定圧力で作業ロール０２，０２′に押
し付けたままロール軸方向へ所定の設定回数往復させて
ロール表面を研削する。この時、オンラインロール研削
装置２９，２９′は作業ロール０２，０２′の交差角に
追従して鉛直軸３７を中心に回転自在となっているの
で、作業ロール０２，０２′が回動しても作業ロール０
２，０２′とオンラインロール研削装置２９，２９′は
平行に保たれ、作業ロール０２，０２′の回動に係らず
砥石３０を一定の接触状態に保つことができる。これに
より、作業ロール０２，０２′の回動に係らず一定の研
削条件が可能になり、作業ロール０２，０２′を長時間
平坦で表面形状の良いロール面に保持した状態で圧延を
続行することができる。
にオンラインロール研削装置２９，２９′を始動し、砥
石３０を所定の設定圧力で作業ロール０２，０２′に押
し付けたままロール軸方向へ所定の設定回数往復させて
ロール表面を研削する。この時、オンラインロール研削
装置２９，２９′は作業ロール０２，０２′の交差角に
追従して鉛直軸３７を中心に回転自在となっているの
で、作業ロール０２，０２′が回動しても作業ロール０
２，０２′とオンラインロール研削装置２９，２９′は
平行に保たれ、作業ロール０２，０２′の回動に係らず
砥石３０を一定の接触状態に保つことができる。これに
より、作業ロール０２，０２′の回動に係らず一定の研
削条件が可能になり、作業ロール０２，０２′を長時間
平坦で表面形状の良いロール面に保持した状態で圧延を
続行することができる。
＜発明の効果＞ 本発明のロールクロス式圧延機は、上下の作業ロールを
任意の交差角に傾けて圧延できるため、圧延材の幅方向
の厚み形状制御に際してはフラット形の作業ロールでロ
ールクラウン効果が十分に発揮され、圧延材の板幅変化
に対して同一作業ロールを使用して高精度な厚み形状制
御が可能である。また、ロールシフト機構により上下の
作業ロール０２，０２′を板幅変化に応じてロール軸方
向へ互いに反対向きに移動し、作業ロールの有効胴端部
を圧延材の両端縁または端縁から若干圧延材の中央側へ
設定することにより、圧延材のエッジドロップを防止
し、圧延製品の品質並びに歩留りを向上させることが可
能となる。更に、圧延中に鉛直軸を中心に回転可能なオ
ンラインロール研削装置を使用して所定のタイムスケジ
ュールに従って作業ロールの表面を研削することによ
り、作業ロールの回動に係らず常に一定の研削条件で作
業ロールの表面を常に平坦且つ良好な性状に保持できる
ため、ロール組替頻度が著しく減少すると共に、ロール
原単位の改善を図ることが可能となり、生産性向上が図
れる。
任意の交差角に傾けて圧延できるため、圧延材の幅方向
の厚み形状制御に際してはフラット形の作業ロールでロ
ールクラウン効果が十分に発揮され、圧延材の板幅変化
に対して同一作業ロールを使用して高精度な厚み形状制
御が可能である。また、ロールシフト機構により上下の
作業ロール０２，０２′を板幅変化に応じてロール軸方
向へ互いに反対向きに移動し、作業ロールの有効胴端部
を圧延材の両端縁または端縁から若干圧延材の中央側へ
設定することにより、圧延材のエッジドロップを防止
し、圧延製品の品質並びに歩留りを向上させることが可
能となる。更に、圧延中に鉛直軸を中心に回転可能なオ
ンラインロール研削装置を使用して所定のタイムスケジ
ュールに従って作業ロールの表面を研削することによ
り、作業ロールの回動に係らず常に一定の研削条件で作
業ロールの表面を常に平坦且つ良好な性状に保持できる
ため、ロール組替頻度が著しく減少すると共に、ロール
原単位の改善を図ることが可能となり、生産性向上が図
れる。
第１図は本発明の一実施例に係るロールクロス式圧延機
の概略正面図、第２図は第１図中のII−II線矢視図、第
３図はロールシフト状態を表わす斜視図、第４，５図は
ロールシフト例の説明図、第６図は従来のロールクロス
式圧延機の概略説明図、第７図はロール軸線の交差状態
の説明図、第８図は従来のロールクロス式四段圧延機の
ロール部分の拡大図である。 図面中、 １は圧延材、 ０２，０２′は作業ロール、 ３，３′は補強ロール、 ８，８′、９，９′、１０，１０′、１１，１１′はロ
ールチョック、 １２はハウジング、 ２５はロールシフト機構、 ２９，２９′はオンラインロール研削装置、 ３０は研削体（砥石）、 ３７は鉛直軸、 θは交差角、 Ｚは圧延方向である。
の概略正面図、第２図は第１図中のII−II線矢視図、第
３図はロールシフト状態を表わす斜視図、第４，５図は
ロールシフト例の説明図、第６図は従来のロールクロス
式圧延機の概略説明図、第７図はロール軸線の交差状態
の説明図、第８図は従来のロールクロス式四段圧延機の
ロール部分の拡大図である。 図面中、 １は圧延材、 ０２，０２′は作業ロール、 ３，３′は補強ロール、 ８，８′、９，９′、１０，１０′、１１，１１′はロ
ールチョック、 １２はハウジング、 ２５はロールシフト機構、 ２９，２９′はオンラインロール研削装置、 ３０は研削体（砥石）、 ３７は鉛直軸、 θは交差角、 Ｚは圧延方向である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 国雄 広島県広島市西区観音新町４丁目６番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−206503（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−234707（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】上部ロール群のロール軸線と下部ロール群
のロール軸線を水平面内で任意の設定角に交差可能なロ
ールクロス式圧延機において、前記上部ロール群及び前
記下部ロール群の作業ロールを圧延材の板幅変化に応じ
てロール軸方向へ移動させるロールシフト機構と、それ
ぞれの作業ロールに対して設置され該作業ロールの研削
を行なう複数の研削体が該作業ロールの軸線に平行及び
直交方向に移動可能に具えられ且つ該作業ロールのロー
ルチョックと一体的に鉛直軸を中心として水平面内で回
転可能なロール研削装置とを備えたロールクロス式圧延
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61106812A JPH0618646B2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ロ−ルクロス式圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61106812A JPH0618646B2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ロ−ルクロス式圧延機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62263802A JPS62263802A (ja) | 1987-11-16 |
| JPH0618646B2 true JPH0618646B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=14443248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61106812A Expired - Lifetime JPH0618646B2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | ロ−ルクロス式圧延機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0618646B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3060691B2 (ja) * | 1991-03-29 | 2000-07-10 | 株式会社日立製作所 | 圧延機及び熱間圧延設備及び圧延方法及び圧延機の改造方法 |
| US5768927A (en) * | 1991-03-29 | 1998-06-23 | Hitachi Ltd. | Rolling mill, hot rolling system, rolling method and rolling mill revamping method |
| EP1129796B1 (en) * | 1996-07-18 | 2004-09-29 | JFE Steel Corporation | Rolling method for reducing edge drop of strip |
| JP3605300B2 (ja) * | 1998-10-13 | 2004-12-22 | 新日本製鐵株式会社 | 板圧延機 |
| JP3285833B2 (ja) * | 1998-12-04 | 2002-05-27 | 三菱重工業株式会社 | クロスロール圧延機 |
| CN114260315A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-01 | 重庆钢铁股份有限公司 | 棒线材热轧线上粗中轧无孔型轧辊使用方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57206503A (en) * | 1981-06-13 | 1982-12-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Preventing method for deviated abrasion of roll cross type rolling mill |
| JPS60234707A (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 圧延機のロ−ル研削方法 |
-
1986
- 1986-05-12 JP JP61106812A patent/JPH0618646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62263802A (ja) | 1987-11-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR900007516B1 (ko) | 판의 단면 형상 제어식 압연방법 및 압연기 | |
| US5174144A (en) | 4-high rolling mill | |
| JP4291890B2 (ja) | 帯材を圧延するための圧延スタンド | |
| JPH0361522B2 (ja) | ||
| JPH0618646B2 (ja) | ロ−ルクロス式圧延機 | |
| US4627260A (en) | Rolling stand with axially shiftable rolls | |
| JPH0335803A (ja) | 圧延機用補強ロールの研削方法 | |
| JPS6317001B2 (ja) | ||
| JPS6119551A (ja) | 軸付きころがり軸受の外輪外周面研削装置 | |
| JP2580327B2 (ja) | 圧延機のオンラインロール研削装置 | |
| JPH0683847B2 (ja) | 圧延ロ−ルのオンライン研削方法 | |
| JPH07328713A (ja) | 薄板鋼板の縁伸び防止方法およびその装置 | |
| JP2580173B2 (ja) | 圧延ロ−ルのオンライン研削方法 | |
| JPS5853311A (ja) | 多段クラスタ圧延機 | |
| JPS6230044B2 (ja) | ||
| JPH0225528Y2 (ja) | ||
| JPH05161919A (ja) | ロール成形機 | |
| JP2000343169A (ja) | 厚み圧下プレス用分割金型 | |
| JPS62292206A (ja) | オンラインロ−ル研削装置の零位置調整方法 | |
| JPH0763733B2 (ja) | 圧延機のオンライン研削装置 | |
| JPS6341645B2 (ja) | ||
| JPH0320005Y2 (ja) | ||
| JPS5853308A (ja) | 多段クラスタ圧延機 | |
| JPS5853310A (ja) | 多段クラスタ圧延機 | |
| JPS6235842B2 (ja) |