JPH06185734A - ヒーター付き電子レンジ - Google Patents

ヒーター付き電子レンジ

Info

Publication number
JPH06185734A
JPH06185734A JP33914192A JP33914192A JPH06185734A JP H06185734 A JPH06185734 A JP H06185734A JP 33914192 A JP33914192 A JP 33914192A JP 33914192 A JP33914192 A JP 33914192A JP H06185734 A JPH06185734 A JP H06185734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
heater
heating
heated
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33914192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Inoue
博喜 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP33914192A priority Critical patent/JPH06185734A/ja
Publication of JPH06185734A publication Critical patent/JPH06185734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】マイクロ波加熱モードにおいて被加熱物から出
てくる水蒸気がドア周辺部やヒーターユニット内部など
において結露するのを確実に防止する。 【構成】熱風加熱モードにおいて、マグネトロン6,冷
却用ファン8,熱風循環用ファン21,電熱ヒーター2
3を駆動するとともに、ダンパー蓋43を閉じ、被加熱
物50をマイクロ波で加熱するとともに循環する熱風に
よっても加熱する。マイクロ波加熱モードにおいて、マ
グネトロン6,冷却用ファン8,熱風循環用ファン21
を駆動するとともに、ダンパー蓋43を開いて加熱庫5
およびヒーターユニット22を排気ダクト44に連通す
る。マイクロ波によって加熱された被加熱物50から発
生する水蒸気51を熱風循環用ファン21の回転によっ
て熱風還流口25から吸引し、ダンパー蓋43および排
気ダクト44を介して外気に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波加熱モード
と熱風加熱モードとを有するヒーター付き電子レンジに
係り、特には被加熱物から出てくる水蒸気による結露の
防止対策の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のヒーター付き電子レンジの
マイクロ波加熱モード状態を示す水平断面図、図5は熱
風加熱モード状態を示す水平断面図である。これらの図
において、1はレンジ本体、2はドア、3は把手、4は
コントロールパネル、5は加熱庫、6は図示しない高圧
トランスによって駆動され図示しない導波管からマイク
ロ波を加熱庫5内に供給するマグネトロン、7はファン
モータ、8冷却用ファン、9は庫内吸気口、10は庫内
吸気口9に向けてのガイド板、11はガイド板10の端
部に回動開閉自在に枢着され、冷却用ファン8を加熱庫
5に対して庫内吸気口9を介して連通する状態と遮断す
る状態とに切り換えるためのダンパー蓋、12は冷却用
空気排気口、13は庫内排気口、14は排気ダクト、1
5は排気口である。20は熱風循環用モータ、21は熱
風循環用ファン、22はヒーターユニット、23はコイ
ル状に形成された電熱ヒーター、24は周辺部の熱風供
給口、25は中心部の熱風還流口、50は被加熱物、5
1は被加熱物50から直接出ている水蒸気である。
【0003】このヒーター付き電子レンジには、マイク
ロ波加熱モードと熱風加熱モードの2つのモードがあ
る。
【0004】まず、図4に基づいてマイクロ波加熱モー
ドの動作を説明する。ドア2を開いて加熱庫5内に被加
熱物50を収納し、ドア2を閉じた後に、コントロール
パネル4での操作によりマイクロ波加熱を開始する。す
ると、マグネトロン6が駆動されるとともにファンモー
タ7が駆動される。このモードのときは、ダンパー蓋1
1が開き状態とされる。熱風循環用モータ20は駆動さ
れず、電熱ヒーター23は通電されない。
【0005】マグネトロン6の駆動により導波管からマ
イクロ波を加熱庫5内に出射し、加熱庫5内にセットさ
れた被加熱物50を加熱する。ファンモータ7の駆動に
より冷却用ファン8を回転させて外部の冷却用空気を吸
い込み、マグネトロン6や高圧トランスや導波管(図示
せず)に送風し、これらを冷却する。矢印Aで示すよう
にマグネトロン6等に流動接触した冷却用空気は冷却用
空気排気口12を介して外部に排出される。また、マグ
ネトロン6等に流動接触する前の冷却用ファン8からの
冷却用空気が矢印Bで示すように開き状態にあるダンパ
ー蓋11とガイド板10に案内され、庫内吸気口9から
加熱庫5に流入される。この冷却用空気の流入により加
熱庫5の内圧は上昇する。
【0006】加熱庫5内の被加熱物50はマイクロ波に
よって加熱され、熱を発生するとともに矢印Cで示すよ
うに水蒸気51を発生する。冷却用ファン8の送風によ
り庫内吸気口9から加熱庫5内に流入した冷却用空気
は、その熱気と水蒸気51とを矢印Dで示すように庫内
排気口13に向けて送り出し、排気ダクト14を通って
排気口15から外部に強制排出する。このように加熱庫
5内で発生した水蒸気51を強制排出するので、ドア2
の覗き窓に水滴が付着結露することを防止することがで
きる。また、水蒸気51の液化により加熱庫5内に水分
が溜まるのを防止する。
【0007】次に、図5に基づいて熱風加熱モードの動
作を説明する。コントロールパネル4での操作により熱
風加熱を開始する。すると、マグネトロン6とファンモ
ータ7と熱風循環用モータ20と電熱ヒーター23とが
駆動される。このモードのときは、ダンパー蓋11は閉
じ状態とされる。したがって、冷却用ファン8により起
風された冷却用空気は矢印Aで示すようにマグネトロン
6等を冷却した後、冷却用空気排気口12より外部に排
出されるが、ダンパー蓋11が閉じ状態にあるため加熱
庫5内には流入しない。被加熱物50はマグネトロン6
から導波管を介して供給されるマイクロ波によって加熱
される。
【0008】同時に、被加熱物50は熱風によっても加
熱される。すなわち、熱風循環用モータ20により熱風
循環用ファン21が回転され、加熱庫5内の空気を矢印
Eで示すように熱風還流口25から吸引し、矢印Fで示
すように熱風供給口24から加熱庫5内に供給する。熱
風循環用ファン21は電熱ヒーター23とともにヒータ
ーユニット22内に存在するが、その電熱ヒーター23
が通電昇温されているため、ヒーターユニット22内を
通過する間に循環する空気が加熱される。つまり、電熱
ヒーター23によって生成された熱風が熱風循環用ファ
ン21の送風力により熱風供給口24から加熱庫5内に
供給されて被加熱物50を熱風加熱する。そして、熱風
加熱後の空気が熱風還流口25からヒーターユニット2
2に吸引され、ヒーターユニット22と加熱庫5との間
を循環する。
【0009】この熱風加熱モードの場合、ダンパー蓋1
1が閉じられていて外部の冷たい空気が流入しないた
め、被加熱物50を速やかに加熱処理することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すマイクロ波
加熱モードにおいて、加熱庫5内で被加熱物50から発
生した水蒸気51を強制排出するために、冷却用ファン
8による冷却用空気を庫内吸気口9から加熱庫5内に流
入させている。この結果として、加熱庫5の内圧を高
め、水蒸気51を矢印Dで示すように庫内排気口13か
ら排気ダクト14へと強制排気できるのであるが、加熱
庫5の内圧を高めることから、庫内排気口13以外の箇
所から水蒸気51を含んだ気流が外部に流れ出すことに
なる。すなわち、矢印Gで示すように、レンジ本体1と
ドア2との間の隙間31,32や、ヒーターユニット2
2における熱風還流口25や熱風供給口24(マイクロ
波加熱モードでは電熱ヒーター23には通電していな
い)、その他加熱庫5の継ぎ目などから、水蒸気51を
多く含んだ空気Gが流出する。その流出の際に冷却され
て、ドア2の周辺部やヒーターユニット22の内部に水
滴が付着するため、電装部品やメカ部分が腐食するおそ
れがある。また、水滴の量が増えると、外部に漏れ出
し、載置面や床面を汚す可能性もある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、マイクロ波加熱モードにおいて被加
熱物から出てくる水蒸気がドア周辺部やヒーターユニッ
ト内部などにおいて結露するのを確実に防止できるよう
にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第一のヒー
ター付き電子レンジは、被加熱物を収納する加熱庫と、
この加熱庫内にマイクロ波による加熱エネルギーを与え
るマグネトロンと、このマグネトロンを冷却する冷却用
ファンと、前記加熱庫に対して熱風供給口と熱風還流口
を介して連通し内部に電熱ヒーターを有するヒーターユ
ニットと、このヒーターユニット内に設けられた熱風循
環用ファンとを備えたヒーター付き電子レンジであっ
て、前記ヒーターユニットにおける隔壁の一部を開閉自
在なダンパー蓋に構成するとともに、このダンパー蓋を
介して前記ヒーターユニットを外気に連通する排気ダク
トを形成し、熱風加熱モードにおいては前記ダンパー蓋
を閉じ状態とする一方、マイクロ波加熱モードにおいて
は前記ダンパー蓋を開き状態としかつ前記熱風循環用フ
ァンを駆動するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0013】また、本発明に係る第二のヒーター付き電
子レンジは、被加熱物を収納する加熱庫と、この加熱庫
内にマイクロ波による加熱エネルギーを与えるマグネト
ロンと、このマグネトロンを冷却する冷却用ファンと、
前記加熱庫に対して熱風供給口と熱風還流口を介して連
通し内部に電熱ヒーターを有するヒーターユニットと、
このヒーターユニット内に設けられた熱風循環用ファン
とを備えたヒーター付き電子レンジであって、マイクロ
波加熱途中またはマイクロ波加熱終了後の所定期間に、
前記ヒーターユニットにおける電熱ヒーターに対して通
電するように構成したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】第一のヒーター付き電子レンジによれば、ヒー
ターユニットの隔壁に構成したダンパー蓋をマイクロ波
加熱モードにおいて開き状態とし、ヒーターユニット,
ダンパー蓋,排気ダクトを介して加熱庫を外気と連通さ
せる。そして、マイクロ波加熱モードにおいても熱風循
環用ファンを駆動するので、加熱庫の内部は負圧とな
る。したがって、マイクロ波加熱により加熱庫内の被加
熱物から発生した水蒸気は、ヒーターユニットの熱風還
流口から吸引され、ダンパー蓋および排気ダクトを通っ
て外部に排出される。加熱庫内部は負圧となるので、ド
ア周辺部や加熱庫の継ぎ目においては外部から加熱庫内
に外気が流入し、それらの箇所に結露が生じることはな
い。つまり、加熱庫内の水蒸気を減圧状態で排気するか
らである。
【0015】また、第二のヒーター付き電子レンジによ
れば、通電によって電熱ヒーターを発熱させることによ
り、ヒーターユニット内およびその周辺に付着した水分
を蒸発させ結露による錆の発生を防止する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るヒーター付き電子レンジ
の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は実施例に係るヒーター付き電子レン
ジのマイクロ波加熱モード状態を示す水平断面図、図2
は同電子レンジの熱風加熱モード状態を示す水平断面
図、図3は外観を示す斜視図である。レンジ本体1の内
部に被加熱物50を収納する加熱庫5が形成され、加熱
庫5を開閉するためのドア2がレンジ本体1に回動自在
に取り付けられている。3はドア2の把手、2aはドア
2に設けられた覗き窓である。レンジ本体1の前面にお
いてドア2の横側部にコントロールパネル4が配置され
ている。コントロールパネル4の奥側で加熱庫5の横側
部の仕切り壁40を隔てる状態で、ファンモータ7、冷
却用ファン8、マグネトロン6などが配置されている。
冷却用ファン8はファンモータ7の出力軸に固定され、
マグネトロン6や高圧トランスや導波管(図示せず)に
対面している。高圧トランスの駆動によりマグネトロン
6を動作させ、導波管からマイクロ波を出射させて被加
熱物50に熱エネルギーを与えるようになっている。レ
ンジ本体1の背面には冷却用空気排気口12が形成され
ている。
【0018】加熱庫5の奥側の仕切り壁41にはヒータ
ーユニット22および熱風循環用モータ20が設けられ
ている。熱風循環用モータ20はヒーターユニット22
の隔壁22aにブラケットを介して取り付けられ、ヒー
ターユニット22内に配置された熱風循環用ファン21
が熱風循環用モータ20の出力軸に固定されている。
【0019】ヒーターユニット22内において、熱風循
環用ファン21の周囲にコイル状に形成された電熱ヒー
ター23が配置されている。ヒーターユニット22と加
熱庫5との間の仕切り壁41において、電熱ヒーター2
3に対応する周辺部に熱風供給口24が形成され、熱風
循環用モータ20の出力軸に対応する中央部に熱風還流
口25が形成されている。
【0020】横側部の仕切り壁40には従来例のような
庫内吸気口9は形成されておらず、仕切り壁40はパン
チングのないすっきたした平坦なものとなっている。そ
のことに対応して、従来例のガイド板10やダンパー蓋
11も用いられていない。仕切り壁40に対向する仕切
り壁42においても従来例の庫内排気口13は形成され
ておらず、その仕切り壁42もパンチングのないすっき
りした平坦なものとなっている。
【0021】マイクロ波加熱モードにおいて加熱庫5内
で被加熱物50より発生する水蒸気51を外部に排気す
るための構造として、ヒーターユニット22における隔
壁22aの横側部分を開閉自在なダンパー蓋43に構成
してあるとともに、ダンパー蓋43を介してヒーターユ
ニット22を外気に連通するための排気ダクト44が形
成されている。このダンパー蓋43は、図1に示すマイ
クロ波加熱モード時においては開き状態とし、図2に示
す熱風加熱モード時には閉じ状態とするものである。
【0022】次に、動作を説明する。まず、図1に基づ
いてマイクロ波加熱モード時の動作を説明する。コント
ロールパネル4でマイクロ波加熱モードを選択し、加熱
時間を設定し、加熱ボタンを押す。すると、ダンパー蓋
43が開き、加熱庫5およびヒーターユニット22が排
気ダクト44を介して外気と連通した状態となる。次い
で、マグネトロン6、ファンモータ7および熱風循環用
モータ20が駆動される。なお、電熱ヒーター23には
通電されない。
【0023】マグネトロン6の駆動により導波管からマ
イクロ波を加熱庫5内に出射し、加熱庫5内にセットさ
れた被加熱物50を加熱する。加熱された被加熱物50
からは矢印Cで示すように熱気と水蒸気51とが発生す
る。ファンモータ7の駆動により冷却用ファン8を回転
させて外部の冷却用空気を吸い込み、マグネトロン6や
高圧トランスや導波管(図示せず)に送風し、これらを
冷却する。矢印Aで示すようにマグネトロン6等に流動
接触した冷却用空気は冷却用空気排気口12を介して外
部に排出される。なお、冷却用ファン8からの冷却用空
気は加熱庫5に対しては従来例のようには導入されるこ
とがなく、したがって、加熱庫5の内圧が上昇すること
もない。
【0024】そして、熱風循環用モータ20の駆動によ
り熱風循環用ファン21を回転させるので、加熱庫5内
の空気は熱風還流口25よりヒーターユニット22に吸
引される。このとき、矢印Hで示すように水蒸気51も
同様に吸引される。ダンパー蓋43は開き状態となって
いるので、ヒーターユニット22に吸引された水蒸気5
1は、熱風循環用ファン21の強制排気により矢印Iで
示すように排気ダクト44を通って外気に排出される。
すると、加熱庫5の内部が負圧となり、矢印Jで示すよ
うにドア2の周辺部の隙間31,32や加熱庫5の継ぎ
目において外気が加熱庫5の内部に流入する。その外気
は水蒸気51とともに熱風還流口25から排気ダクト4
4を通って排出される。すなわち、減圧排気を行ってい
るのである。ドア2の方に水蒸気51が来ることがない
ので、ドア2の覗き窓2aに結露することが防止され、
加熱庫5の内部が見にくくなることもない。また、加熱
庫5の内部で水蒸気51が液化して水分が溜まることも
ない。
【0025】ところで、熱風循環用ファン21の回転に
よってヒーターユニット22に吸引された水蒸気51
は、ヒーターユニット22内で一部結露する可能性があ
る。そこで、マイクロ波加熱中において、連続的または
断続的に電熱ヒーター23に通電して、ヒーターユニッ
ト22内を昇温し、ヒーターユニット22での結露を防
止し、あるいは、付着した水滴を蒸発させて排気するよ
うにすることが好ましい。この電熱ヒーター23への通
電は、加熱時間がタイムアップしてマイクロ波加熱が終
了した後に行ってもよい。以上により、電装部品の腐食
や絶縁不良を防止することができる。
【0026】パンチングのない仕切り壁40,42は、
従来例に比べて非常にすっきりしたものとなっており、
加熱庫5の清掃が容易かつ良好に行えるとともに、マイ
クロ波が外部に漏れる可能性を減少させているというメ
リットもある。
【0027】第二の発明に係るヒーター付き電子レンジ
の場合には、次のような実施例を含むものである。すな
わち、構造的には、ヒーターユニット22におけるダン
パー蓋43も排気ダクト44も特に必要とはしないもの
である。つまり、図4の構造のままでよい。マイクロ波
加熱モードにおいて、熱風循環用モータ20は駆動しな
いものとする。したがって、熱風循環用ファン21も非
回転である。マイクロ波加熱によって被加熱物50から
発生した水蒸気51が矢印Gで示すように熱風供給口2
4や熱風還流口25からヒーターユニット22内に流入
し、液化して水分がヒーターユニット22内やその周辺
に付着するようになる。そこで、マイクロ波加熱中また
は加熱終了後において、電熱ヒーター23に一定時間、
連続的または断続的に通電して、ヒーターユニット22
内を昇温し、ヒーターユニット22内およびその周辺に
付着した水分を蒸発させて、それらの箇所での結露を防
止するのである。
【0028】熱風加熱モードでは次のように処理され
る。すなわち、図2に示すように、ダンパー蓋43を閉
じ状態とし、加熱庫5と排気ダクト44との間を遮断
し、加熱庫5を密閉化する。そして、電熱ヒーター23
に通電するとともに熱風循環用モータ20を駆動する。
また、マグネトロン6およびファンモータ7も駆動す
る。
【0029】被加熱物50は、マグネトロン6から導波
管を介して供給されるマイクロ波によって加熱されると
ともに、熱風循環用ファン21によって送り込まれる熱
風によっても加熱される。すなわち、矢印Eで示すよう
に加熱庫5内の空気を熱風還流口25からヒーターユニ
ット22内に吸引し、電熱ヒーター23で昇温させた
後、矢印Fで示すように熱風供給口24から熱風として
加熱庫5に供給し、被加熱物50に吹きつけて加熱す
る。その熱風は熱風循環用ファン21の回転により加熱
庫5とヒーターユニット22との間を循環する。
【0030】この場合、ダンパー蓋43が閉じ状態であ
り加熱庫5が密閉状態となっているので、熱風供給口2
4から供給されるFの熱風量と、熱風還流口25へ吸引
されるEの熱風量とはバランスを保つ。すなわち、加熱
庫5の内部が負圧になることがなく、ドア2の周辺部の
隙間31,32から冷たい外気が加熱庫5内に流入する
ことがない。また、温度上昇により加熱庫5の内部が少
し昇圧するが、熱を外部に逃がすほどにはならない。し
たがって、被加熱物50を速やかに加熱処理することが
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るヒーター付き電子レンジに
よれば、マイクロ波加熱モードにおいて熱風循環用ファ
ンを水蒸気の排気ファンとして兼用することにより、減
圧排気のための排気ファンを特別に設けることなしに、
加熱庫内で発生した水蒸気を減圧排気することができ、
ドア周辺部や加熱庫の継ぎ目などに結露が生じることを
確実に防止することができる。加熱庫の隔壁には従来例
のような庫内吸気口や庫内排気口をパンチングする必要
がなく、加熱庫隔壁をすっきりさせてその清掃性を良好
なものにすることができ、また、マイクロ波が外部に漏
れる可能性を減少させることができる。
【0032】また、本発明に係る第二のヒーター付き電
子レンジによれば、マイクロ波加熱モードにおいてヒー
ターユニット内およびその周辺に付着した水分を電熱ヒ
ーターの発熱によって蒸発させるため、ヒーターユニッ
ト特に電熱ヒーターの腐食を確実に防止してその寿命を
ながくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るヒーター付き電子レン
ジのマイクロ波加熱モード状態を示す水平断面図であ
る。
【図2】実施例のヒーター付き電子レンジの熱風加熱モ
ード状態を示す水平断面図である。
【図3】実施例のヒーター付き電子レンジの外観を示す
斜視図である。
【図4】従来例に係るヒーター付き電子レンジのマイク
ロ波加熱モード状態を示す水平断面図である。
【図5】従来例に係るヒーター付き電子レンジの熱風加
熱モード状態を示す水平断面図である。
【符号の説明】
2……ドア、4……コントロールパネル、5……加熱
庫、6……マグネトロン、7……ファンモータ、8……
冷却用ファン、12……冷却用空気排気口、20……熱
風循環用モータ、21……熱風循環用ファン、22……
ヒーターユニット、22a……隔壁、23……電熱ヒー
ター、24……熱風供給口、25……熱風還流口、3
1,32……隙間、40〜42……仕切り壁、43……
ダンパー蓋、44……排気ダクト、50……被加熱物、
51……水蒸気、A〜J……水蒸気の流れ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱庫と、この加熱
    庫内にマイクロ波による加熱エネルギーを与えるマグネ
    トロンと、このマグネトロンを冷却する冷却用ファン
    と、前記加熱庫に対して熱風供給口と熱風還流口を介し
    て連通し内部に電熱ヒーターを有するヒーターユニット
    と、このヒーターユニット内に設けられた熱風循環用フ
    ァンとを備えたヒーター付き電子レンジであって、 前記ヒーターユニットにおける隔壁の一部を開閉自在な
    ダンパー蓋に構成するとともに、このダンパー蓋を介し
    て前記ヒーターユニットを外気に連通する排気ダクトを
    形成し、 熱風加熱モードにおいては前記ダンパー蓋を閉じ状態と
    する一方、マイクロ波加熱モードにおいては前記ダンパ
    ー蓋を開き状態としかつ前記熱風循環用ファンを駆動す
    るように構成したことを特徴とするヒーター付き電子レ
    ンジ。
  2. 【請求項2】 被加熱物を収納する加熱庫と、この加熱
    庫内にマイクロ波による加熱エネルギーを与えるマグネ
    トロンと、このマグネトロンを冷却する冷却用ファン
    と、前記加熱庫に対して熱風供給口と熱風還流口を介し
    て連通し内部に電熱ヒーターを有するヒーターユニット
    と、このヒーターユニット内に設けられた熱風循環用フ
    ァンとを備えたヒーター付き電子レンジであって、 マイクロ波加熱途中またはマイクロ波加熱終了後の所定
    期間に、前記ヒーターユニットにおける電熱ヒーターに
    対して通電するように構成したことを特徴とするヒータ
    ー付き電子レンジ。
JP33914192A 1992-12-18 1992-12-18 ヒーター付き電子レンジ Pending JPH06185734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33914192A JPH06185734A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 ヒーター付き電子レンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33914192A JPH06185734A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 ヒーター付き電子レンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06185734A true JPH06185734A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18324630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33914192A Pending JPH06185734A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 ヒーター付き電子レンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06185734A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100390491B1 (ko) * 2000-04-22 2003-07-04 엘지전자 주식회사 전자 렌지의 히팅장치
CN100347484C (zh) * 2002-07-04 2007-11-07 乐金电子(天津)电器有限公司 微波炉搅拌风扇的驱动装置
JP2009127899A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Panasonic Corp 加熱調理機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100390491B1 (ko) * 2000-04-22 2003-07-04 엘지전자 주식회사 전자 렌지의 히팅장치
CN100347484C (zh) * 2002-07-04 2007-11-07 乐金电子(天津)电器有限公司 微波炉搅拌风扇的驱动装置
JP2009127899A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Panasonic Corp 加熱調理機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6147157A (ja) 食物の熱処理装置
JP2007225241A (ja) 加熱調理器
JPH06185734A (ja) ヒーター付き電子レンジ
JPS63201427A (ja) 加熱装置
JPH06281148A (ja) 加熱調理器
JP2007278595A (ja) 高周波加熱装置
KR100633173B1 (ko) 전기오븐의 전장실 구조
JPH02199789A (ja) 高周波加熱装置のシャッター開閉機構
JPH0616474Y2 (ja) 電子レンジ
JP3426504B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JPH0325220A (ja) 電子レンジ
JPS6028884Y2 (ja) 高周波加熱装置
KR200344734Y1 (ko) 전자레인지
JPS5835927Y2 (ja) 加熱装置
JPH0659705U (ja) 電子レンジ
JP2809580B2 (ja) 乾燥装置
JP2001263666A (ja) 過熱蒸気調理器
KR200182327Y1 (ko) 다기능 전자렌지의 환풍장치
JP2529243B2 (ja) 加熱調理器
JPH0432618A (ja) 電子レンジ
JPH023043Y2 (ja)
KR200215232Y1 (ko) 전자렌지용 댐퍼장치
KR200173443Y1 (ko) 전자 렌지의 고압 콘덴서 냉각 구조
JP2000193356A (ja) 恒温恒湿庫
JPS6342245Y2 (ja)