JPH0659705U - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH0659705U
JPH0659705U JP001754U JP175493U JPH0659705U JP H0659705 U JPH0659705 U JP H0659705U JP 001754 U JP001754 U JP 001754U JP 175493 U JP175493 U JP 175493U JP H0659705 U JPH0659705 U JP H0659705U
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JP
Japan
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oven
heating chamber
door
chamber
electric equipment
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JP001754U
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光男 ▲広▼岡
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Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6414Aspects relating to the door of the microwave heating apparatus

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ドアの内壁面に対する水蒸気の付着を確実に防
止し、かつ、コントロールパネルの電子部品に対する冷
却も良好に行えるようにする。 【構成】コントロールパネル33の近傍で電装室34に
冷却用ファン38を斜め上向きに設ける。冷却用ファン
38の奥側にマグネトロン37を設ける。加熱室31の
右側隔壁31aの奥側上部にオーブン吸気口40を形成
し、このオーブン吸気口40に冷却用空気を案内する吸
気ダクト39を設ける。加熱室31の左側隔壁31bの
奥側上部にオーブン排気口42を形成する。加熱室31
の天板31cにおいて電装室34に近くかつドア32に
近い箇所にオーブン吸気口45を形成し、このオーブン
吸気口45に冷却用空気を案内する整風板46を天板3
1cに取り付ける。また、天板31cの奥側上面にグリ
ルヒーター51を取り付け、加熱室31の外側からグリ
ルヒーター51に冷却用空気を供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マイクロ波加熱を行う電子レンジに係り、特には加熱室内(オーブ ン庫内)の冷却システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の電子レンジの概略的な構造を示す斜視図である。1は内部に調理 物を収納する加熱室(オーブン庫内)、2は加熱室1の前面開口部を開閉するド ア、3はドア2の横側部に設けられたコントロールパネル、4は加熱室1の横側 部で加熱室1とは右側隔壁1aで隔てられた電装室、5はマイクロ波を出射する マグネトロン、6は冷却用空気を起風する冷却用ファン、7は加熱室1と電装室 4との間の右側隔壁1aに形成されたオーブン吸気口、8は冷却用空気をオーブ ン吸気口7に導入するための吸気ダクト、9はオーブン後側板、10は電装室4 に面してオーブン後側板9に形成された排気ルーバー、11は加熱室1の左側隔 壁1bに形成されたオーブン排気口、12は加熱室1の天板上面に取り付けられ た排気ダクト、13は排気ダクト12に面してオーブン後側板9に形成された排 気ルーバーである。
【0003】 この従来例の場合、オーブン吸気口7は加熱室1の右側隔壁1aの奥側寄りに 形成され、それに対応して冷却用ファン6はコントロールパネル3に近い側に配 置されている。また、オーブン排気口11も加熱室1の左側隔壁1bの奥側寄り に形成されている。
【0004】 コントロールパネル3でのキー操作により加熱を開始すると、マグネトロン5 が駆動されてマイクロ波が出射され、それが加熱室1内に導かれて加熱室1内の 調理物を加熱する。また、同時に冷却用ファン6が駆動される。冷却用ファン6 の駆動によって電装室4内で起風された冷却用空気の一部は、マグネトロン5を 冷却したのち排気ルーバー10から外部に排気される。冷却用空気の他の一部は 、吸気ダクト8からオーブン吸気口7を介して加熱室1内に流入する。加熱室1 内に流入した冷却用空気は、加熱室1内の調理物から出てきた熱気および水蒸気 の一部を取り込んだ後、オーブン排気口11から加熱室1の外に出る。そして、 排気ダクト12を介して排気ルーバー13より外部に排気される。
【0005】 この場合において、オーブン吸気口7もオーブン排気口11も加熱室1の奥側 寄りに形成されているため、加熱室1内で流れる冷却用空気は加熱室1内の奥側 において横方向に流れる。
【0006】 冷却用ファン6が手前側に配置されコントロールパネル3と接近しているので 、コントロールパネル3における電子部品に対する有効な冷却作用も得られるこ とになる。
【0007】 図6は別の従来の電子レンジの概略的な構造を示す斜視図である。この電子レ ンジの場合、オーブン吸気口7aが加熱室1の右側隔壁1aの手前側に形成され 、これに応じて冷却用ファン6が電装室4の奥側に配置されている。オーブン排 気口11は上記の従来例と同様に加熱室1の左側隔壁1bの奥側寄りに形成され ている。
【0008】 冷却用ファン6の駆動によって電装室4内で起風された冷却用空気の一部は、 マグネトロン5を冷却したのち排気ルーバー10から外部に排気される。冷却用 空気の他の一部は、吸気ダクト8aからオーブン吸気口7aを介して加熱室1内 に流入する。加熱室1内に流入した冷却用空気は、加熱室1内の調理物からの熱 気および水蒸気とともに、オーブン排気口11から加熱室1の外に出た後、排気 ダクト12を介して排気ルーバー13より外部に排気される。
【0009】 この場合において、オーブン吸気口7aが手前側に形成されているため、加熱 室1内に流入した冷却用空気は一旦、ドア2の内壁面に沿って流れ、それから奥 側へ回り込み、オーブン排気口11へと向かう。
【0010】 図7は従来の電子レンジにおけるドア2の断面図である。図において、20は シーラーバン、21はシーラーバン20の内面に当接されシリコーン接着剤22 によって接着された内側ドアガラス、23はシーラーバン20の周囲に外嵌され たABS樹脂製のドアパネル、24はドアパネル23に嵌合された外側ドアガラ スである。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示した従来の電子レンジにあっては、加熱室1内における冷却用空気の 流れがオーブン吸気口7からオーブン排気口11に向かう直線的な流れとなって おり、しかもその流路は加熱室1の奥側に偏っていて、ドア2の内壁面に沿って はほとんど流れない。そのため、マイクロ波加熱によって調理物から発生しドア 2の内壁面に向かった水蒸気は、ドア2の内壁面に付着し結露によってドア2に くもりを生じさせる。加熱室1の奥側で横方向に流れる冷却用空気は、調理物か らの水蒸気をむしろドア2側に押し出す作用をもち、ドア2のくもりが余計に生 じやすい状態となっている。
【0012】 図6に示した従来の電子レンジにあっては、オーブン吸気口7aが手前側に形 成されており、加熱室1内で冷却用空気がドア2の内壁面に沿って流れるからド ア2がくもるという欠点はないものの、逆に、冷却用空気の流れが手前側に偏っ ていることになり、加熱室1の奥側壁面に付着する水蒸気が多くなって、時間経 過とともに水滴溜まりが生じるようになるおそれがある。また、冷却用ファン6 がコントロールパネル3から遠い位置にあるため、コントロールパネル3におけ る電子部品に対する冷却作用が不充分となりがちである。
【0013】 なお、ドア2における覗き窓を内側ドアガラス21と外側ドアガラス24との 二重ガラス構造としているため、構造が複雑でコストアップの原因となっている 。また、グリルヒーター付きの電子レンジにあっては、耐熱上、加熱室1の隔壁 をステンレス鋼製としているが、これもコストアップの原因となっている。
【0014】 本考案は、このような事情に鑑みて創案されたものであって、ドアの内壁面に 対する水蒸気の付着を確実に防止し、かつ、コントロールパネルの電子部品に対 する冷却も良好に行えるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る第一の電子レンジは、前面開口部がドアで開閉される加熱室の横 側部に電装室を設け、この電装室の前面部で前記ドアの横側部にコントロールパ ネルを設け、前記電装室の内部で前記コントロールパネルに近い手前側に斜め上 向きに冷却用ファンを配置するとともにその奥側にマグネトロンを配置し、前記 加熱室における電装室との隔壁において奥側上部にオーブン吸気口を形成すると ともに吸気ダクトを取り付け、前記加熱室において電装室とは反対側の隔壁にお いて奥側上部にオーブン排気口を形成し、さらに、前記加熱室の天板において前 記電装室に近くかつ前記ドアに近い箇所にもオーブン吸気口を形成し、そのオー ブン吸気口に向けて冷却用空気を案内する整風板を前記天板に取り付けたことを 特徴とするものである。
【0016】 また、本考案に係る第二の電子レンジは、前面開口部がドアで開閉される加熱 室の横側部に電装室を設け、この電装室の前面部で前記ドアの横側部にコントロ ールパネルを設け、前記加熱室の天板にグリルヒーターを配置し、前記電装室の 内部で前記コントロールパネルに近い手前側に斜め上向きに冷却用ファンを配置 するとともにその奥側にマグネトロンを配置し、前記加熱室における電装室との 隔壁において奥側上部にオーブン吸気口を形成するとともに吸気ダクトを取り付 け、前記加熱室において電装室とは反対側の隔壁において奥側上部にオーブン排 気口を形成し、さらに、前記加熱室の天板において前記電装室に近くかつ前記ド アに近い箇所にもオーブン吸気口を形成し、そのオーブン吸気口に向けて冷却用 空気を案内する整風板を前記天板に取り付け、かつ、前記加熱室天板の外側にお いて前記グリルヒーターにも冷却用空気を供給するように構成したことを特徴と するものである。
【0017】
【作用】
第一の電子レンジによれば、斜め上向きとした冷却用ファンから冷却用空気を 吸気ダクト側と加熱室天板の整風板との両方に分岐して送り込む。吸気ダクトを 介して加熱室隔壁のオーブン吸気口から加熱室内に流入した冷却用空気は加熱室 の奥側においてオーブン排気口に向けて流れる。また、整風板を介して加熱室天 板のオーブン吸気口から加熱室内に流入した冷却用空気はドアの内壁面に沿って 流れたのちオーブン排気口に向かう。すなわち、冷却用空気は加熱室内のほぼ全 体にわたって流れる。そして、コントロールパネルに近く配置された冷却用ファ ンはコントロールパネルの電子部品をも冷却する。
【0018】 また、第二の電子レンジによれば、斜め上向きとした冷却用ファンで起風した 冷却用空気を加熱室隔壁のオーブン吸気口と加熱室天板のオーブン吸気口から加 熱室内に流入させるだけでなく、グリルヒーターに対してもその外側から冷却用 空気を供給してグリルヒーター周辺の加熱室天板を冷却する。
【0019】
【実施例】
以下、本考案に係る電子レンジの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】 第1実施例 図1は本考案の第1実施例に係る電子レンジの概略的な構造を示す斜視図であ る。この図は、電子レンジ本体の天板および側板を除去して図示している。
【0021】 調理物を収納して加熱するための加熱室31は、ボックス形をしており、右側 隔壁31aと左側隔壁31bと天板31cと図示しない底板および後側板から構 成されている。加熱室31の前面は開口部となっており、この前面開口部を左側 端部の縦軸まわりに回動開閉自在に軸支されたドア32によって開閉するように 構成してある。そのドア32の横側部に各種の操作キー(図示せず)を有するコ ントロールパネル33が取り付けられている。コントロールパネル33の奥側で 加熱室31の右側隔壁31aの横側部に電装室34が設けられている。コントロ ールパネル33は、ドア32の横側部で電装室34の前面部に配置されているこ とになる。加熱室31および電装室34の裏側には電子レンジ本体の一部をなす オーブン後側板35が設けられている。
【0022】 電装室34には、上下に仕切る仕切り板36が設けられている。この仕切り板 36の奥側部分は水平板部36aとなっており、手前側部分は手前上位の傾斜板 部36bとなっている。水平板部36aにはマイクロ波を出射するマグネトロン 37が設置されており、傾斜板部36bには冷却用空気を起風する冷却用ファン 38が斜め上向きに取り付けられている。冷却用ファン38はコントロールパネ ル33に近い位置に配置され、その奥側にマグネトロン37が配置されているこ とになる。冷却用ファン38の軸線は傾斜しており、水平方向よりもむしろ垂直 方向に近い状態となっている。その冷却用ファン38の軸線延長線上に相当する 箇所において吸気ダクト39が加熱室31の右側隔壁31aに取り付けられてお り、その吸気ダクト39の内部に臨む状態で右側隔壁31aの奥側上部にオーブ ン吸気口40が形成されている。このオーブン吸気口40は、加熱室31の奥行 き方向の中央部よりも奥側に位置しており、吸気ダクト39と加熱室31の内部 とを連通している。電装室34に面してオーブン後側板35に排気ルーバー41 が形成されている。
【0023】 加熱室31の左側隔壁31bにおいてその奥側上部にオーブン排気口42が形 成されている。オーブン排気口42は、オーブン吸気口40に対して奥行き方向 の位置も高さ方向の位置もほぼ一致している。オーブン排気口42の手前側位置 からオーブン後側板35のほぼ中央位置にかけて、加熱室31の天板31c上に 排気ダクト43が斜め向きに取り付けられている。そして、排気ダクト43に面 してオーブン後側板35に排気ルーバー44が形成されている。
【0024】 加熱室31の天板31cにおいてドア32の遊端側近傍つまり電装室34に近 い位置でかつドア32に近い位置に、オーブン吸気口45が形成されている。こ のオーブン吸気口45に対して冷却用ファン38からの冷却用空気を案内して導 くための整風板46が天板31cに斜め向きに取り付けられている。なお、オー ブン吸気口40,オーブン排気口42およびオーブン吸気口45は多数の小孔の パンチングによって形成されている。
【0025】 次に、以上のように構成された第1実施例の電子レンジの動作を説明する。
【0026】 加熱室31内に調理物を収納し、ドア32を閉じた後に、コントロールパネル 33におけるキー操作により加熱処理を開始すると、マグネトロン37および冷 却用ファン38が駆動される。マグネトロン37からマイクロ波が出射され、そ のマイクロ波が図示しない導波管を介して加熱室31内に導かれ、調理物をマイ クロ波加熱する。調理物からは熱気とともに水蒸気が出てくる。
【0027】 軸線が傾斜した冷却用ファン38が冷却用空気を起風し、その冷却用空気の一 部はマグネトロン37を冷却したのち排気ルーバー41より外部に排気される。
【0028】 冷却用空気の他の一部は、吸気ダクト39から右側隔壁31aのオーブン吸気口 40を介して加熱室31内に流入し、さらに、冷却用空気の他の一部は、整風板 46から天板31cのオーブン吸気口45を介して加熱室31内に流入する。
【0029】 右側隔壁31aのオーブン吸気口40から加熱室31内に流入した冷却用空気 は、オーブン排気口42に向けて加熱室31の奥側においてオーブン後側板35 にほぼ平行に流れ、オーブン排気口42から流出する。その際に、調理物からの 熱気と水蒸気の一部とを取り込んでいく。天板31cのオーブン吸気口45から 加熱室31内に流入した冷却用空気は、ドア32の内壁面に沿って流れた後、奥 側のオーブン排気口42に向かっていく。このとき、ドア32の内壁面に向かお うとする水蒸気を取り込んでいく。
【0030】 すなわち、加熱室31内に流入した冷却用空気は、加熱室31の全体にわたっ て流れ、マイクロ波加熱により調理物から発生した熱気と水蒸気とを取り込んで オーブン排気口42から流出していく。したがって、ドア32の内壁面に水蒸気 が付着することがなく、ドア32の覗き窓のくもりも生じない。また、加熱室3 1の奥側の壁面を含めてどの壁面にも水蒸気は付着せず、長時間使用によっても 水滴溜まりは生じない。
【0031】 オーブン排気口42から流出した熱気と水蒸気を含んだ冷却用空気は、排気ダ クト43を介して排気ルーバー44より外部に排気される。
【0032】 冷却用ファン38は傾斜姿勢であってもコントロールパネル33に近い手前側 に配置されているので、コントロールパネル33における電子部品に対しても有 効な冷却作用をもたらすことができる。
【0033】 第2実施例 図2は本考案の第2実施例に係るグリルヒーター付きの電子レンジの概略的な 構造を示す斜視図である。この図は、電子レンジ本体の天板および側板を除去し て図示している。また、ドアを開けた状態を図示している。図3は加熱室31の 内部を正面から見た状態を示す。
【0034】 図2,図3において、第1実施例に係る図1におけるのと同一符号は、第2実 施例においても同一部品または同一部分を示す。すなわち、31は加熱室、31 aは加熱室31の右側隔壁、31bは左側隔壁、31cは天板、32はドア、3 3はコントロールパネル、34は電装室、35はオーブン後側板、36は仕切り 板、36aは水平板部、36bは傾斜板部、37はマグネトロン、38は冷却用 ファン、39は吸気ダクト、40は右側隔壁31aに形成されたオーブン吸気口 、41は排気ルーバー、42は左側隔壁31bに形成されたオーブン排気口、4 3は排気ダクト、44は排気ルーバー、45は天板31cに形成されたオーブン 吸気口、46は整風板である。以上の構成については、第1実施例と同様である ので詳しい説明は省略する。
【0035】 第2実施例においては、加熱室31の天板31cにおいてその奥側位置にオー ブン後側板35とほぼ平行にグリルボックス50を取り付け、グリルボックス5 0に内蔵したグリルヒーター51を加熱室31の上部空間に臨ませている。
【0036】 冷却用ファン38によって起風された冷却用空気の一部は、加熱室31内にあ っては、右側隔壁31aのオーブン吸気口40から左側隔壁31bのオーブン排 気口42に向かってほぼ直線的に流れ、グリルヒーター51の周辺の天板31c の下面を冷却する。冷却用ファン38はその軸線が斜めに向けられているので、 起風された冷却用空気は、加熱室31外において、グリルボックス50の上面, 側面および天板31cの上面に沿っても流れ、これらの面を冷却する。
【0037】 グリルヒーター51を設けることにより、調理物をマイクロ波加熱だけでなく 熱輻射加熱によっても加熱し、より高速な加熱を可能にするとともに調理物にこ げ目を付けることなどができ、それでいて、加熱室31の壁面特に天板31cが 異常加熱されることを防止することができる。また、整風板46を介して天板3 1cのオーブン吸気口45より加熱室31内に流入した冷却用空気がドア32の 内壁面を効率良く冷却するから、グリル加熱によるドア32の異常加熱も抑制す ることができる。
【0038】 従来のグリルヒーター付きの電子レンジにあっては、耐熱上、加熱室の隔壁を ステンレス鋼製としていたのであるが、本実施例の場合には上記のように加熱室 31の壁面全体およびドア32に対する冷却効果が高いので、あえてステンレス 鋼製とする必要はなく、鉄板に耐熱塗装を施したもので加熱室31の隔壁を構成 してもよく、そうすることでコストダウンを図ることができる。
【0039】 また、ドア32についてもその覗き窓を二重のガラス製とする必要がない。例 えば、アクリル樹脂製とすることができる。その例を図4に示す。図4において 、60はシーラーバン、61はシーラーバン60の内面に貼り付けられた耐熱性 ポリプロピレン製フィルム、62はシーラーバン60の外面に貼り付けられたア クリル樹脂製ドアパネルである。この構造は二重ガラス製の従来例よりも簡単で あり、コスト面でも有利である。
【0040】
【考案の効果】
本発明に係る第一の電子レンジによれば、加熱室隔壁のオーブン吸気口から加 熱室内に流入させた冷却用空気を加熱室の奥側においてオーブン排気口に向けて 流す一方、加熱室天板のオーブン吸気口から加熱室内に流入させた冷却用空気を ドアの内壁面に沿わせて流したのちオーブン排気口に向かわせるから、マイクロ 波加熱によって調理物から発生した水蒸気を確実に排出し、加熱室の隔壁内面や ドア内壁面に水蒸気が付着して覗き窓がくもることを確実に防止することができ る。まして水滴溜まりは生じない。また、冷却用ファンをコントロールパネルに 近く配置してあるので、コントロールパネルの電子部品をも効率良く冷却するこ とができる。
【0041】 また、本発明に係る第二のグリルヒーター付きの電子レンジによれば、加熱室 内全体を良好に冷却し、特にグリルヒーターの周辺を冷却用空気によって効果的 に冷却するので、加熱室の構成材料としてはあえてステンレス鋼を採用せずに耐 熱塗装を施した鉄板を採用してもよく、また、ドアとしてもガラス製でなく耐熱 樹脂製のものを採用してもよく、そうすることにより構造の簡素化とコストダウ ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る電子レンジの概略的
な断面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係るグリルヒーター付き
の電子レンジの概略的な断面図である。
【図3】第2実施例におけるドア開放状態での加熱室内
部を示す正面図である。
【図4】実施例における電子レンジのドアの断面図であ
る。
【図5】従来の電子レンジの概略的な構造を示す斜視図
である。
【図6】別の従来の電子レンジの概略的な構造を示す斜
視図である。
【図7】従来の電子レンジにおけるドアの断面図であ
る。
【符号の説明】
31……加熱室 31a……右側隔壁 31b……左側隔壁 31c……天板 32……ドア 33……コントロールパネル 34……電装室 35……オーブン後側板 36……仕切り板 37……マグネトロン 38……冷却用ファン 39……吸気ダクト 40……右側隔壁のオーブン吸気口 41……排気ルーバー 42……オーブン排気口 43……排気ダクト 44……排気ルーバー 45……天板のオーブン吸気口 46……整風板 50……グリルボックス 51……グリルヒーター 60……シーラーバン 61……耐熱性ポリプロピレン製フィルム 62……アクリル樹脂製ドアパネル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口部がドアで開閉される加熱室の
    横側部に電装室を設け、この電装室の前面部で前記ドア
    の横側部にコントロールパネルを設け、前記電装室の内
    部で前記コントロールパネルに近い手前側に斜め上向き
    に冷却用ファンを配置するとともにその奥側にマグネト
    ロンを配置し、前記加熱室における電装室との隔壁にお
    いて奥側上部にオーブン吸気口を形成するとともに吸気
    ダクトを取り付け、前記加熱室において電装室とは反対
    側の隔壁において奥側上部にオーブン排気口を形成し、
    さらに、前記加熱室の天板において前記電装室に近くか
    つ前記ドアに近い箇所にもオーブン吸気口を形成し、そ
    のオーブン吸気口に向けて冷却用空気を案内する整風板
    を前記天板に取り付けたことを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前面開口部がドアで開閉される加熱室の
    横側部に電装室を設け、この電装室の前面部で前記ドア
    の横側部にコントロールパネルを設け、前記加熱室の天
    板にグリルヒーターを配置し、前記電装室の内部で前記
    コントロールパネルに近い手前側に斜め上向きに冷却用
    ファンを配置するとともにその奥側にマグネトロンを配
    置し、前記加熱室における電装室との隔壁において奥側
    上部にオーブン吸気口を形成するとともに吸気ダクトを
    取り付け、前記加熱室において電装室とは反対側の隔壁
    において奥側上部にオーブン排気口を形成し、さらに、
    前記加熱室の天板において前記電装室に近くかつ前記ド
    アに近い箇所にもオーブン吸気口を形成し、そのオーブ
    ン吸気口に向けて冷却用空気を案内する整風板を前記天
    板に取り付け、かつ、前記加熱室天板の外側において前
    記グリルヒーターにも冷却用空気を供給するように構成
    したことを特徴とする電子レンジ。
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