JP2558364Y2 - オーブン電子レンジ - Google Patents

オーブン電子レンジ

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JP2558364Y2
JP2558364Y2 JP1991094029U JP9402991U JP2558364Y2 JP 2558364 Y2 JP2558364 Y2 JP 2558364Y2 JP 1991094029 U JP1991094029 U JP 1991094029U JP 9402991 U JP9402991 U JP 9402991U JP 2558364 Y2 JP2558364 Y2 JP 2558364Y2
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栄 森川
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Tiger Corp
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、オーブン電子レンジ
に関し、さらに詳しくはオーブン電子レンジにおける冷
却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にのオーブン電子レンジは、例え
ば、レンジ本体の背面側に送風装置であるファンを配設
し、該ファンにより吸い込まれた後、加熱室内で対流加
熱用に供された空気流(高温の温風となっている)は、レ
ンジ本体の適所(例えば、背面側)から排出するように構
成されている(例えば、実開平3ー83708号公報参
照)。
【0003】上記のような構成のオーブン電子レンジの
場合、ファンからの冷却風は、加熱室に供給される前に
機械室内においてマグネトロン等を冷却することとなっ
ているが、機械室にはマグネトロン以外にも冷却を必要
とする機器(例えば、高圧トランス)が存在しており、
これらの機器を効率的に冷却し得る構造が必要である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本願考案は、上記の点
に鑑みてなされたもので、オーブン電子レンジにおけ機
械室内の機器を効率的に冷却し得るようにすることを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案では、上
記課題を解決するための手段として、レンジ本体1の加
熱室2側方に形成され、マグネトロン5および高圧トラ
ンス6が配置されている機械室3の底面適所に空気吸込
口13を形成し且つ該空気吸込口13の内方にファン1
4を配設するとともに、該ファン14からの吹出空気W
を前記マグネトロン5へ導く導風ダクト19を設け且つ
該導風ダクト19に、前記ファン14からの吹出空気W
を前記高圧トランス6に向けて吹き出すための通風穴2
0を設けている。
【0006】請求項2の考案では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載のオーブン電子レ
ンジにおいて、前記通風穴20の口縁に、前記導風ダク
ト19内を流れる吹出空気Wを該通風穴20へ導くため
のガイド片21を内向きに突設している。
【0007】
【作用】請求項1の考案では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0008】即ち、レンジ本体1(具体的には、機械室
3)底面の空気吸込口13から吸い込まれ、ファン14
により吹き出された吹出空気流Wは、主として導風ダク
ト19内を通ってマグネトロン5を冷却するが、その一
部は導風ダクト19に形成された通風穴20から吹き出
されて高圧トランス6を冷却し、マグネトロン5および
高圧トランス6を冷却した空気流Wは加熱室2に導入さ
れて対流加熱用に供される。つまり、ファン14からの
吹出空気流Wは、導風ダクト19を介してマグネトロン
5を冷却する冷却風として利用されるとともに、その一
部が高圧トランス6を冷却する冷却風としても利用され
ることとなるが、冷却を必要とする機器(即ち、マグネ
トロン5および高圧トランス6)に向かって並列状態で
的確に冷却風が吹き出されることとなっているのであ
る。
【0009】請求項2の考案では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0010】即ち、導風ダクト19に形成された通風穴
20の口縁に形成されたガイド片21により高圧トラン
ス6へ向かう空気流Wの方向性をより確実とすることが
できる。
【0011】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、レンジ本体1
の加熱室2側方に形成され、マグネトロン5および高圧
トランス6が配置されている機械室3の底面適所に空気
吸込口13を形成し且つ該空気吸込口13の内方にファ
ン14を配設するとともに、該ファン14からの吹出空
気Wを前記マグネトロン5へ導く導風ダクト19を設け
且つ該導風ダクト19に、前記ファン14からの吹出空
気Wを前記高圧トランス6に向けて吹き出すための通風
穴20を設けて、ファン14により吹き出された吹出空
気流Wが、主として導風ダクト19内を通ってマグネト
ロン5を冷却するとともに、その一部が導風ダクト19
に形成された通風穴20から吹き出されて高圧トランス
6を冷却し、マグネトロン5および高圧トランス6を冷
却した空気流Wは加熱室2に導入されて対流加熱用に供
されるようにしたので、同一通風経路内に配置すること
が難しいマグネトロン5および高圧トランス6を並列状
態で効率的に冷却することが可能となるという実用的な
効果がある。
【0012】請求項2の考案によれば、請求項1記載の
オーブン電子レンジにおいて、前記通風穴20の口縁
に、前記導風ダクト19内を流れる吹出空気Wを該通風
穴20へ導くためのガイド片21を内向きに突設して、
該ガイド片21により高圧トランス6へ向かう空気流W
の方向性をより確実とすることができるようにしたの
で、高圧トランス6の冷却をより効率的とすることがで
きるという実用的な効果がある。
【0013】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願考案の好
適な実施例を説明する。
【0014】本実施例のオーブン電子レンジは、上下に
ヒータ4,4を備えた加熱室2と、該加熱室2の一方側
に隔壁16により仕切られた機械室3とからなるレンジ
本体1を備えている。
【0015】前記加熱室2の他方側、上下側および背面
側には、断熱空間7,8,9,10がそれぞれ形成されて
いる。
【0016】また、前記加熱室2内は調理空間とされて
おり、その前面には、調理物を出し入れするための開口
11が形成されている。該開口11は、ドア12により
開閉自在に覆蓋されることとなっている。
【0017】前記機械室3には、上方に位置する高周波
発生用のマグネトロン5と下方に位置する高圧トランス
6が配設されている。つまり、マグネトロン5と高圧ト
ランス6とは同一通風経路内には配置されていないので
ある。
【0018】そして、前記機械室3の奥寄り底面には、
空気吸込口13が形成されており、該空気吸込口13の
内方には、ファン14が配設されている。該ファン14
は、機械室3の奥寄り位置に設置された仕切板15に取
り付けられたファンモータ17により駆動により駆動さ
れることとなっている。該仕切板15には、ファン14
からの吹出空気流Wを機械室3内へ導入するための多数
の通風口18,18・・が形成されている。
【0019】また、前記仕切板15の上方には、ファン
14からの吹出空気流Wをマグネトロン5に導くための
導風ダクト19が設けられている。該導風ダクト19の
前面には、導風ダクト19を流れる空気流Wの一部を高
圧トランス6側へ吹き出すための通風穴20,20,20
が形成されており、これらの通風穴20,20,20の上
端口縁には、空気流Wの一部を高圧トランス6側へ案内
するためのガイド片21,21,21がそれぞれ内向きに
形成されている。つまり、本実施例においては、導風ダ
クト19、通風穴20およびガイド片21により、空気
流Wをマグネトロン5および高圧トランス6へ導くため
のガイド手段Aを構成することとなっているのである。
【0020】前記マグネトロン5の出口と前記隔壁16
との間には、マグネトロン5を通過した空気流Wを導く
ダクト22が設けられており、該ダクト22の出口と対
向する隔壁16には、マグネトロン5を通過した空気流
Wを加熱室2内へ導入するための多数の導入口23,2
3・・が形成されている。
【0021】前記機械室3において高圧トランス6を冷
却する空気流Wは、前記隔壁16下端に形成された窓穴
24を介して下部断熱空間9に導入され、該下部断熱空
間9に導入された空気流Wは、連通口25を介して他方
側断熱空間7に導入されることとなっている。そして、
他方側断熱空間7に導入された空気流Wは、加熱室2の
側壁2aに形成された導入口26,26・・を介して加熱
室2内へ導入されることとなっている。
【0022】さらに、前記加熱室2の背面壁2bにおけ
る上部適所には、加熱室2内において対流加熱用に供さ
れた空気流W(即ち、高温温風)を導出するための多数の
導出口27,27・・が形成されており、加熱室背面壁
2bの背面側には、該導出口27,27・・から導出され
た空気流W(即ち、高温温風)をレンジ本体1の上面1a
に形成された排出口28へ導く排出通路29が設けられ
ている。該排出通路29の周囲は断熱材30により被覆
されている。
【0023】図面中、符号31はヒータ4の周囲に配設
された断熱材である。
【0024】上記のように構成されたオーブン電子レン
ジにおける空気流の流れは次のようになる。
【0025】レンジ本体1底面の空気吸込口13から吸
い込まれ、ファン14から吹き出された吹出空気流W
は、主として導風ダクト19内を通ってマグネトロン5
を冷却するが、その一部はガイド片21,21,21に
案内されて導風ダクト19に形成された通風穴20,2
0,20から吹き出されて高圧トランス6を冷却する。
そして、マグネトロン5および高圧トランス6を冷却し
た空気流Wは加熱室2に導入されて対流加熱用に供され
る。つまり、ファン14からの吹出空気流Wは、導風ダ
クト19を介してマグネトロン5を冷却する冷却風とし
て利用されるとともに、その一部が高圧トランス6を冷
却する冷却風としても利用されることとなるのである。
従って、同一通風経路内に配置することが難しいマグネ
トロン5および高圧トランス6を並列状態で効率的に冷
却することが可能となる。
【0026】また、マグネトロン5および高圧トランス
6を冷却した空気流Wは、導入口23,23・・および
26,26・・から加熱室2に導入されて対流加熱用に
供され、その後導出口27,27・・から導出され、排
出通路29を通ってレンジ本体1上面の排出口28から
排出されることとなる。このようにすると、レンジ本体
1の背面側には、空気吸込口も空気排出口もない構造と
なって、レンジ本体1の背面側に隙間を形成する必要が
なくなり、オーブン電子レンジの背面を壁Tに当接した
状態で設置することが可能となるのである。なお、排出
空気流W(即ち、高温温風)がレンジ本体1上面の排出口
28から排出されることとなっているため、レンジ本体
1の上方に所定の空間を必要とするが、消防法によりオ
ーブン電子レンジの上方には所定空間を設けることが義
務付けられているため問題とならない。
【0027】また、本実施例におけるように、排出通路
29の周囲を断熱材30で被覆するようにすれば、排出
通路29を流れる空気流W(即ち、高温温風)の熱の外方
への放熱が防止されることとなり、レンジ本体1の背面
側を壁Tに当接した状態で設置する場合により有効とな
る。
【0028】本願考案は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例にかかるオーブン電子レンジ
の縦断側面図である。
【図2】本願考案の実施例にかかるオーブン電子レンジ
の縦断正面図である。
【符号の説明】
1はレンジ本体、1aはレンジ本体上面、2は加熱室、
3は機械室、4はヒータ、5はマグネトロン、6は高圧
トランス、13は空気吸込口、14はファン、19は導
風ダクト、20は通風穴、21はガイド片、23,26
は導入口、27は導出口、28は排出口、29は排出通
路、30は断熱材、Aはガイド手段、Wは空気流。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンジ本体(1)の加熱室(2)側方に形成
    され、マグネトロン(5)および高圧トランス(6)が配置
    されている機械室(3)の底面適所に空気吸込口(13)を
    形成し且つ該空気吸込口(13)の内方にファン(14)を
    配設するとともに、該ファン(14)からの吹出空気(W)
    を前記マグネトロン(5)へ導く導風ダクト(19)を設
    け且つ該導風ダクト(19)には、前記ファン(14)
    からの吹出空気(W)を前記高圧トランス(6)に向けて
    吹き出すための通風穴(20)を設けたことを特徴とす
    るオーブン電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記通風穴(20)の口縁には、前記導
    風ダクト(19)内を流れる吹出空気(W)を該通風穴
    (20)へ導くためのガイド片(21)を内向きに突設
    したことを特徴とする前記請求項1記載のオーブン電子
    レンジ。
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