JP2942195B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2942195B2
JP2942195B2 JP8164291A JP16429196A JP2942195B2 JP 2942195 B2 JP2942195 B2 JP 2942195B2 JP 8164291 A JP8164291 A JP 8164291A JP 16429196 A JP16429196 A JP 16429196A JP 2942195 B2 JP2942195 B2 JP 2942195B2
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/642Cooling of the microwave components and related air circulation systems
    • H05B6/6423Cooling of the microwave components and related air circulation systems wherein the microwave oven air circulation system is also used as air extracting hood
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6426Aspects relating to the exterior of the microwave heating apparatus, e.g. metal casing, power cord

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却構造を改良し
た加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、熱源として
ヒータとするオーブンやグリル機能を有すると共に、マ
グネトロンによる電子レンジ機能を有する加熱調理器に
おいては、その調理器本体は、外箱の内部に所定の空間
部を存して内箱を配設した構成となっている。上記外箱
の底板部には排気口が形成されている。なお、内箱を外
箱の一側板部側に寄せることにより、その反対側の大き
めの空間により機械室を形成している。この機械室には
マグネトロンや各種電気部品を配設しており、また、機
械室後板部には補助排気口が形成されている。さらに、
内箱の上板部および底板部にはヒータが配設されてい
る。
【0003】また、このものでは、ヒータを使用するオ
ーブンやグリル調理時に、ヒータの熱により、内箱が熱
くなり、これに伴って外箱も熱くなる。そこで、この外
箱の温度上昇を防止するために、機械室に設けたファン
装置により冷却風を生成し、この冷却風を、機械室か
ら、外箱と内箱との間つまり内箱周囲空間を通し、外箱
の底板部の排気口から出すようにしている。このとき冷
却風は、外箱や内箱と熱交換して温度上昇する。このよ
うな冷却構造とすることにより、外箱及び内箱の温度上
昇をきわめて有効に防止できる。
【0004】ところで、上述のものでは、機械室の後板
部の補助排気口を除いては、外箱の上板部、後板部およ
び側板部には排気用の開口はなく、結局、加熱調理室内
から伝わる熱い空気は、すべて底板部の排気口から吐出
されることとなり、調理器本体を壁に近付け得ることに
なったが、その分、排気熱は高温となる。この高温の冷
却風は、外箱底板部の排気口から吐出されて、調理器本
体が設置された設置面にそのまま当たってしまい、該設
置面を加熱して熱劣化させたり、汚損させたりする不具
合があった。本発明の目的は、冷却風を内箱周囲空間を
通して外箱底板の排気口から下方へ出すという冷却構造
とすることにより内箱及び外箱の温度上昇を効果的に抑
えつつ、その際の高温排気により調理器本体が設置され
た設置面が熱劣化したり汚損したりすることのない加熱
調理器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外箱を有する
と共に、この外箱の内部にその内面と空間をおいて配設
された内箱を有して構成され、この内箱の内部を加熱調
理室とした調理器本体と、前記内箱の側板部と外箱の側
板部との間の空間部から構成された機械室と、 前記内箱
の上部に設けられ前記加熱調理室の内部に収容された被
加熱物を加熱するヒータと、前記機械室に配設され、冷
却風を生成してこれを該機械室から、前記内箱と外箱と
の間の空間部のうちの上部空間部、同じく空間部のうち
前記機械室と反対側の空間部を順に通して外箱底板の排
気口から下方へ出すファン装置と、前記排気口に対して
離間した位置で対向し該排気口のほぼ全域を覆い得るよ
うに設けられた遮熱体とを含んで構成される。
【0006】この構成においては、ヒータを使用する調
理時においては、そのヒータが内箱上部に設けられてい
るから、この内箱上部から全体的が熱くなり、そして、
外箱まで熱くなりがちであるが、ファン装置により生成
された冷却風が、機械室から、前記内箱と外箱との間の
空間部のうちの上部空間部、同じく空間部のうち前記機
械室と反対側の空間部を順に通して外箱底板の排気口か
ら下方へ吐出されるから、冷却風が内箱と外箱とを熱遮
断するように作用し、外箱の温度上昇を効果的に抑える
ことができる。この場合冷却風は機械室内に存在する電
気部品や内箱等と熱
【0007】特に、遮熱体を、排気口から出た冷却風を
前方へ導出するダクトを形成するようにすれば、加熱調
理器の後方部位および左右部位に高温空気が吹き出され
ることがなく、従って、例えばシステムキッチンに加熱
調理器を組み込む場合に、システムキッチンの後面部や
左右側面部に高温の冷却風が当たることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図6を参照しながら説明する。まず図2な
いし図4において、概略構成を述べる。加熱調理器の調
理器本体1は、外箱2および内箱3から構成されてい
る。すなわち、外箱2は前面を開放した矩形箱状をなし
ており、この外箱2の内部に、前面が開放する矩形箱状
の内箱3を、該外箱2の内面と空間をおいて配設してい
る。上記内箱3の前面開放縁部にはフランジ部3a(図
2参照)が形成されていて、これが外箱2の前縁部に接
合され、また、後板部3b(図4参照)周囲にもフラン
ジ部3cが形成されていて、これが外箱2の内面に接合
されている。この場合、内箱3は正面から見て外箱2の
内部のうちやや左寄りに配設されており、その反対の空
間部つまり図3から判るように内箱3の右側板と外箱2
の右側板とにより機械室4が形成されている。この機械
室4の内部には例えば電子レンジ調理で使用するマグネ
トロン等の電気部品(図示せず)が配設されていると共
に、ファン装置5が配設されている。このファン装置5
はファンモータ6とファン7とからなり、上向きに送風
するようになっている。なお、このファン装置5の下方
部に対応する機械室4の底板部分には、外気取入口4a
(図3参照)が形成されている。
【0009】また、前記内箱3の内部は加熱調理室8と
されている。調理器本体1の前面には加熱調理室8を開
閉する扉9が設けられていると共に、操作パネル10が
設けられている。この操作パネル10の後側が機械室4
とされている。
【0010】外箱2と内箱3との間のうち下部左側の部
位には、左右を仕切る仕切板11が配設されている。そ
して、外箱2の底板部2aにおいて仕切板11の左側の
部位には、前後方向に並んで形成された複数の長孔12
a(図1参照)からなる排気口12が形成されている。
この排気口12と機械室4とは仕切板11により内箱3
下方部において仕切られているが、内箱3上側および左
側の空間部を介して連通している。なお、機械室4の後
板部には図示しないが補助排気口が設けられていて、機
械室4を冷却した空気が排出されるようになっている。
【0011】一方、内箱3の上部である上板部には反射
板13と共にヒータたる管状ヒータ14が配設されてお
り、また、内箱3の底板部の下面部にはこれもヒータた
る面状ヒータ15が装着され、さらにはターンテーブル
(図示せず)を回転させるためのモータ16が配設され
ている。
【0012】さて、遮熱体17は、前記排気口12に対
して離間した位置で対向し該排気口12のほぼ全域を覆
い得るように、外箱2の底板部2a下面に取付けられて
いる。この場合この遮熱体17は、図6に示すように、
細長い長方形の主板部17aの左右辺部と後辺部とに立
上がり板部17b,17cおよび17dを形成してな
り、外箱2への取付けによりその底板部2aとで前面が
吐出口18aとして開口するダクト18が形成されてい
る。この場合、外箱2の底板部2aのうち仕切板11が
位置する部分よりもさらに反排気口12側(図5に示す
E部分側)まで覆う構成である。
【0013】そして、この遮熱体17の主板部17a下
面には脚部19,19が一体に形成されており、一方、
外箱2の底板部2a下面には、この脚部19,19の反
対側に位置して合成樹脂(例えばポリプロピレン)製の
脚20,20が取付けられている。上記遮熱体17はこ
の脚20,20と同じ合成樹脂材料で成形されたもので
ある。◎。
【0014】なお、図3に示すように、内箱3の内側面
には天板受21,21が形成されており、この天板受2
1,21には、オーブン調理もしくはグリル調理に使用
される天板22が着脱可能に載置されるようになってい
る。
【0015】このような構成の加熱調理器は、例えば、
図3に示すように、システムキッチンの加熱調理器用凹
所Sに設置される。上述の構成において、ヒータ14,
15を熱源として使用するオーブン調理もしくはグリル
調理が行なわれる場合について述べる。予め、被加熱物
を加熱調理室8内に収容しておき、操作パネル10の各
種スイッチを適宜操作してオーブン調理もしくはグリル
調理を選択してスタートさせる。するとヒータ14,1
5が通電されると共に、ファン装置5のファンモータ6
が通電される。
【0016】ヒータ14,15への通電により加熱調理
室8の被加熱物が加熱調理されてゆく。これに伴い、内
箱3や外箱2さらには機械室4内の電気部品等も温度上
昇する。一方、ファンモータ6への通電によりファン7
が回転し、これにて機械室4の外気取入口4aから空気
が吸入されて風つまり冷却風が生成される。この場合、
一部の冷却風は、機械室4の後板部の補助排気口から排
出されるが、外箱2の上板部、後板部、側板部には、排
気用の開口はなくその底板部2aにのみ排気口12が存
在するから、この冷却風の大部分は、図1および図3に
矢印で示すように、機械室4を下から上へと通り、そし
て、内箱3と外箱2との間の空間部のうち上部空間部K
aに流入し、ここを左方向へ通り、そして、機械室4の
反対側である左側部空間部Kbに流入し、ここを下方向
へ通り、そして、排気口12から吐出される。この場
合、冷却風は加熱調理室8から伝わる熱と熱交換し、熱
い空気となる。ここで、上述したように、外箱2の上板
部、後板部、側板部には、排気用開口はないから、上述
の冷却風(熱い空気)はすべてが排気口12から吐出さ
れることになる。
【0017】しかして、排気口12から吐出された熱い
冷却風は、遮熱体17に当たる。この場合、遮熱体17
は、排気口12に対して離間した位置で対向しているか
ら、排気口12からの排気作用が阻害されることがな
く、また、遮熱体17は排気口12のほぼ全域を覆い得
るように設けられているから、排気口12から出た冷却
風がすべて遮熱体17に当たり、従って、調理器本体1
が設置された設置面Saに冷却風が当たることがなく、
設置面Saが熱劣化したり汚損したりすることがない。
【0018】このように本実施例によれば、ヒータ1
4,15を使用する調理時に内箱3及び外箱2が熱くな
りがちであるが、ファン装置5により生成された冷却風
が、機械室4から内箱3と外箱2との間の空間部のうち
上部空間部Ka、機械室4の反対側である左側部空間部
Kbを通して外箱2の底板部2aの排気口12から吐出
されるから、外箱2の温度上昇を効果的に抑えることが
できる。そして、加熱調理室8内から伝わる熱をすべて
外箱2の底板部2aの排気口12から排気するので、調
理器本体1を左右側壁部Sc,Sdに近付けることがで
きる。この場合、設置面Saに熱い排気風が当たること
が懸念されるが、上述したように、本実施例によれば、
排気口12から出た排気風(冷却風)がすべて遮熱体1
7に当たるから、調理器本体1が設置された設置面Sa
に冷却風が当たることがなく、もって、設置面Saの熱
劣化や汚損を防止することができる。さらに遮熱体17
が合成樹脂製であるので、これ自体が断熱部材として作
用し、該遮熱体17が熱くなることも有効に防止でき
る。
【0019】そして、本実施例によれば、遮熱体17
は、排気口12から出た冷却風を前方へ導出するダクト
18を形成しているから、冷却風は、加熱調理器1の下
部前面に位置する吐出口18aから前方へ吐出される。
従って、システムキッチンの凹所Sの後壁部Sbや左右
側壁部Sc,Sdに高温の冷却風が当たることがなく、
システムキッチンへの組み込みに好適するものである。
【0020】また、本実施例によれば、遮熱体17には
脚部19,19が一体に形成されているから、部品数の
削減および取付け工数の削減を図ることができる。この
場合、遮熱体17は、外箱2の底板部2aに設けた合成
樹脂製の脚20,20と同じ材料にて形成されているか
ら、結局、脚20,20と脚部19,19とが同一の樹
脂材料であるから、脚20,20および脚部19,19
が磨り減ってゆくとしても、その磨り減り方が均等で調
理器本体1の載置状態ががたつくようなことも少なくで
きる。
【0021】さらにまた、本実施例によれば、遮熱体1
7を、外箱2の底板部2aのうち仕切板11が位置する
部分よりもさらに反排気口12側まで覆う構成としたの
で、外箱2の底板部2aにおいて高温度となり勝ちな部
分の露出を防止できる。すなわち、外箱2の底板部2a
において仕切板12が位置する部分までは冷却風の通路
とされているものであり、外箱2の底板部2aのうち仕
切板12が位置する部分よりもさらに反排気口12側の
部分は、冷却風の通路とはされないものの、熱伝達によ
り温度上昇することが考えられる。その点本実施例によ
れば、遮熱体17により外箱2の底板部2aのうち仕切
板12が位置する部分よりもさらに反排気口12側まで
も覆うから、外箱2の底板部2aにおいて高温度となり
勝ちな部分の露出を防止できるものである。なお、遮熱
板としては、単に平板状をなすものでも良く、この場
合、この遮熱板の大きさを排気口よりも大きく設定し、
そして、排気口に対して離間した位置で対向し該排気口
のほぼ全域を覆い得るように設ければよい。
【0022】次に図7は本発明の第2の実施例を示して
おり、この実施例においては、遮熱体31のダクト32
における吐出口32a部分の断面積を、他の部分32b
の断面積より大きくしたところに特徴を有する。この第
2の実施例によれば、吐出口32aの断面積が大きくな
っているから、排気効率の向上が図れると共に、熱の分
散が図れる。
【0023】図8および図9は本発明の第3の実施例を
示しており、この実施例においては、遮熱体33のダク
ト34における吐出口34aを下向き傾斜状に形成した
ところに特徴を有するものであり、このものによれば、
冷却風がやや下向きに吐出されるようになるので、使用
者に冷却風が当たりにくいという利点がある。
【0024】図10には本発明の第4の実施例を示して
おり、この実施例においては、遮熱体35のダクト36
における吐出口36aを複数のスリット状に形成したと
ころに特徴を有するものである。このものによれば、ダ
クト36の吐出口36aが複数のスリット状に形成され
ていることから、使用者に不快感を与えることをなくし
得る。すなわち、冷却風は、吐出口36aが複数のスリ
ットから構成されていることから、指向性が良く、さほ
ど広がらず比較的速い流速で前方へ吐出され、そして、
この加熱調理器から離れた部分でその勢いが弱化して拡
散するようになる。この結果、加熱調理器近傍で冷却風
が拡散してしまうことがなくて使用者における不快感が
少なくなる。しかも、ダクト36内に手指が入ることを
防止でき、またゴキブリ等の虫が入ることも防止でき
る。
【0025】図11は本発明の第5の実施例を示してお
り、この実施例では、遮熱体37のダクト38と外箱2
側板部2bとの間に位置して脚部37aを一体に設けた
ところに特徴を有する。この実施例によれば、ダクト3
8は、システムキッチンの凹所Sの左側壁部Scから遠
ざけられる構成となり、もって、この左側壁部Scが熱
くなることを有効に防止できる。なお、この場合脚部は
遮熱体と別体でも良い。
【0026】図12および図13は本発明の第6の実施
例を示しており、この実施例においては、遮熱体39
に、外箱2の側板部2bより外側へ突出する凸部40を
形成したところに特徴を有する。この実施例によれば、
凸部40により凹所Sの側壁部Scと外箱2の側板部2
bとの隙間を確保でき、側壁部Scが熱くなることを防
止できる。しかも、凸部40を調理器本体1の外箱2に
形成せずに、遮熱体37に形成したので、さらに有効で
ある。すなわち、仮に凸部40を調理器本体1の外箱2
に形成したとすると、外箱2の熱がそのまま側壁部Sc
伝わってここを熱くしてしまうが、この実施例のよう
に、凸部40を外箱2よりは温度の低い遮熱体39に形
成しているので、側壁部Scへの熱伝達を少なくできて
悪影響を少なくできる。特に遮熱体39が合成樹脂製で
ある場合には、一層有効である。
【0027】図14は本発明の第7の実施例を示してい
る。この実施例においては、遮熱体41に、凹状の把手
部42を形成したところに特徴を有する。この実施例に
おいては、遮熱体41が手を掛けやすい部位に存するの
で、把手部42を形成するのに好都合であり、すなわ
ち、遮熱体41を把手部42形成に利用できて、製造性
の向上が図れる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、冷却風を機械室から、内箱と外箱との間の空間部
のうちの上部空間部、同じく空間部のうち前記機械室と
反対側の空間部を順に通して外箱底板の排気口から下方
へ出すという冷却構造とすることにより内箱及び外箱の
温度上昇を効果的に抑えることができる。しかも、遮熱
体を、外箱底板部の排気口に対して離間した位置で対向
し該排気口のほぼ全域を覆い得るように設けているか
ら、排気口からの冷却風の排気作用を阻害することな
く、該冷却風を、排気口から出して遮熱体に当てること
ができ、従って、調理器本体が設置された設置面に熱い
冷却風が当たることがなく、設置面が熱劣化したり汚損
したりすることを防止できる。
【0029】請求項2の発明によれば、遮熱体を、排気
口から出た冷却風を前方へ導出するダクトを形成する構
成としているので、加熱調理器の後方部位および左右部
位に高温空気が吹き出されることがなく、従って、例え
ばシステムキッチンに加熱調理器を組み込む場合に、シ
ステムキッチンの後面部や左右側面部に高温の冷却風が
当たることがなく、システムキッチンへの適応性に優れ
ている。請求項3の発明によれば、遮熱体に脚部を一体
に形成したから、遮熱体を脚部形成に利用でき、部品数
の削減および取付け工数の削減を図ることができる。
【0030】請求項4の発明によれば、ダクトの吐出口
部分の断面積を他の部分の断面積より大きくしたから、
排気効率の向上を図ることができると共に、熱の分散を
図ることができる。請求項5の発明によれば、ダクトの
吐出口を下向き傾斜状に形成したから、冷却風がやや下
向きに吐出されるようになり、使用者に冷却風が当たり
にくいという利点がある。請求項6の発明によれば、ダ
クトの吐出口を複数のスリット状に形成したから、加熱
調理器近傍で冷却風が拡散してしまうことがなくて使用
者における不快感を少なくでき、しかも、ダクト内に手
指が入ることを防止でき、また虫が入ることも防止でき
る。
【0031】請求項7の発明によれば、遮熱体のダクト
と外箱側板部との間に位置して脚部を設けたから、調理
器本体の側方に設置場所の側壁部が存在するようにな場
合、ダクトを、その設置場所の側壁部から遠ざけること
ができ、もって、この側壁部が熱くなることを有効に防
止できる。請求項8の発明によれば、遮熱体において外
箱側板部より外側へ突出する凸部を形成したから、調理
器本体の側方に設置場所の側壁部が存在するようにな場
合、凸部により側壁部と外箱の側板部との隙間を確保で
き、側壁部が熱くなることを有効に防止できる。
【0032】請求項9の発明によれば、外箱の底板部に
は合成樹脂製の脚が設けられており、遮熱体はこの脚と
同じ材料にて形成されているから、上記脚と、遮熱体に
一体成形された脚部との磨り減り方が均等で調理器本体
の載置状態ががたつくようなことも少なくできる。請求
項10の発明によれば、遮熱体に把手部を形成したか
ら、遮熱体を把手部の形成に利用できて、製造性の向上
を図ることができる。
【0033】請求項11の発明によれば、外箱底板部と
内箱底板部との間には、通風路形成用の仕切板が配設さ
れ、遮熱体は、外箱底板部のうちこの仕切板が位置する
部分よりもさらに反排気口側まで覆う構成であるから、
外箱の底板部において高温度となり勝ちな部分の露出を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概略的な透視斜視
【図2】外観斜視図
【図3】概略的な縦断正面図
【図4】概略的な縦断側面図
【図5】脚部分の縦断正面図
【図6】遮熱体の斜視図
【図7】本発明の第2の実施例を示す遮熱体の斜視図
【図8】本発明の第3の実施例を示す遮熱体の斜視図
【図9】遮熱体の縦断側面図
【図10】本発明の第4の実施例を示す遮熱体の斜視図
【図11】本発明の第5の実施例を示す遮熱体部分の縦
断正面図
【図12】本発明の第6の実施例を示す遮熱体部分の縦
断正面図
【図13】遮熱体の斜視図
【図14】本発明の第7の実施例を示す遮熱体部分の縦
断正面図
【符号の説明】
1は調理器本体、2は外箱、3は内箱、4は機械室、5
はファン装置、6はファンモータ、7はファン、11は
仕切板、12は排気口、14は管状ヒータ(ヒータ)、
15は面状ヒータ(ヒータ)、17は遮熱体、18はダ
クト、19は脚部、20は脚、31は遮熱体、32はダ
クト、32aは吐出口、33は遮熱体、34はダクト、
34aは吐出口、35は遮熱体、36はダクト、36a
は吐出口、37は遮熱体、38はダクト、39は遮熱
体、40は凸部、41は遮熱体、42は把手部を示す。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱を有すると共に、この外箱の内部に
    その内面と空間をおいて配設された内箱を有して構成さ
    れ、この内箱の内部を加熱調理室とした調理器本体と、前記内箱の側板部と外箱の側板部との間の空間部から構
    成された機械室と、 前記内箱の上部に設けられ 前記加熱調理室の内部に収容
    された被加熱物を加熱するヒータと、前記機械室 に配設され、冷却風を生成してこれを該機械
    室から、前記内箱と外箱との間の空間部のうちの上部空
    間部、同じく空間部のうち前記機械室と反対側の空間部
    を順に通して外箱底板の排気口から下方へ出すファン装
    置と、 前記排気口に対して離間した位置で対向し該排気口のほ
    ぼ全域を覆い得るように設けられた遮熱体とを備えてな
    る加熱調理器。
  2. 【請求項2】 遮熱体は、排気口から出た冷却風を前方
    へ導出するダクトを形成していることを特徴とする請求
    項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 遮熱体には脚部が一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 ダクトの吐出口部分の断面積をダクトの
    他の部分の断面積より大きくしたことを特徴とする請求
    項2記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 ダクトの吐出口を下向き傾斜状に形成し
    たことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 ダクトの吐出口を複数のスリット状に形
    成したことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 遮熱体のダクトと外箱側板部との間に位
    置して脚部を設けたことを特徴とする請求項2または3
    記載の加熱調理器
  8. 【請求項8】 遮熱体において外箱側板部より外側へ突
    出する凸部を形成したことを特徴とする請求項2記載の
    加熱調理器。
  9. 【請求項9】 外箱の底板部には合成樹脂製の脚が設け
    られており、遮熱体はこの脚と同じ材料にて形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 遮熱体には把手部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 外箱底板部と内箱底板部との間には、
    通風路形成用の仕切板が配設され、 遮熱体は、外箱底板部のうちこの仕切板が位置する部分
    よりもさらに反排気口側まで覆う構成であることを特徴
    とする請求項2記載の加熱調理器。
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