JP2001059621A - 調理機器 - Google Patents

調理機器

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JP2001059621A
JP2001059621A JP11233709A JP23370999A JP2001059621A JP 2001059621 A JP2001059621 A JP 2001059621A JP 11233709 A JP11233709 A JP 11233709A JP 23370999 A JP23370999 A JP 23370999A JP 2001059621 A JP2001059621 A JP 2001059621A
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JP
Japan
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exhaust
top plate
cooking appliance
grill
panel
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Application number
JP11233709A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ono
正博 大野
Yoshiaki Oyama
善朗 大山
Yoshinori Hirota
美紀 廣田
Kunihiro Otsubo
邦弘 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トッププレート面上から排気口をなくした結
果、グリル本体から発生する熱がトッププレート内部に
こもり、天板開口部周りが高温状態に加熱されることに
なる。 【解決手段】天板面上に排気口を有しない調理機器にお
いて、グリル、オーブンレンジ等の排気部に冷却手段を
設けたこと。また、グリル、オーブンレンジ等の排気筒
に遮熱部材を設けたこと。さらに遮熱部材の材質が熱伝
導の良い材質であることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システムキッチン
に組込まれたグリルやオーブンレンジ等の隠蔽型調理機
器において、グリル等からの天板側等への熱輻射や伝導
を抑制し、天板等への温度上昇を抑制することにより、
結果としてグリル等の排気口をトッププレート面上より
なくし、使い勝手が良く安全で見栄えの良い調理機器を
提供しようとする技術に係り、特に家庭の台所で使用す
るのに好適なガス、電熱、高周波、電磁誘導による加熱
調理機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グリル等の排気口はトッププレー
ト面上に開口されており、位置としては後バーナー後方
にあり、開口の幅はトッププレートの幅とほぼ同じ程度
である。次にグリル等の排気方式について説明すると、
グリル本体後部の排気出口に排気筒が取付けられ、グリ
ル庫内から出る排気は排気筒を通り排気口より排出され
る。排気出口と排気口が直近の位置にあるため天板各部
への温度上昇の影響は少ない。また、グリル本体より発
生する熱はトッププレート下に対流するが、ドラフト力
により排気筒周辺の空気は排気口よりトッププレート外
へ排出されることになる。
【0003】ところがこのように、トッププレート面上
に排気口が開口していると、排気口上に物を置いた場
合、鍋の把手等が高温となるだけでなく不完全燃焼の原
因となり危険で、さらには調理作業中にゴミや煮こぼれ
が排気口から機器内部に侵入して汚れやすい等の欠点が
ある。また、排気口より機器内部やあるいはゴミ等が焼
き付いた排気筒内が見えて見栄えが悪いという問題があ
る。加えて調理機器を全体の中に組込んで構成するシス
テムキッチンにおいては外観を整えることは商品価値を
高めることになる。このような問題を解消するため、図
12に示すようにグリル排気筒等を天板後部に取り廻し
て立ち上げてグリルの排気を換気扇に導くことにより、
排気口がトッププレート面にない構成のものが提案され
ている(特開平10−292940)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成においては次のような課題があった。 (1)グリル等の排気筒を天板背面に取り廻した結果、
特にグリル排気筒の輻射熱により、排気筒に相対する天
板の周縁部はもとより従来では影響がほとんどなかった
後方壁面部等が高温状態に加熱されることになる。 (2)トッププレート面上から排気口をなくした結果、
グリル本体から発生する熱がトッププレート内部にこも
り、天板開口部周りが高温状態に加熱されることにな
る。 なお、天板の高温化により、調理時に天板の作業面に触
れて火傷を負う等、安全性の面で問題が生じると共に、
天板の開口部周りを耐熱性の材料で構成する必要が生
じ、天板の材料選択の面でも問題が生じる。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、トッププレート面上に排
気口がない調理機器をシステムキッチンに組み込んで使
用する場合において、天板作業面側等の高温加熱を防止
し、使い勝手の良い、安全で見栄えの良い調理機器を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、天板面上に排気口を有しない調理機器に
おいて、グリル、オーブンレンジ等の排気部に冷却手段
を設けたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2は、請求項1記載の発明におい
て、グリル、オーブンレンジ等の排気筒に遮熱部材を設
けたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3は、請求項2記載の発明におい
て、遮熱部材の材質が熱伝導の良い材質であることを特
徴とするものである。
【0009】請求項4は、請求項1記載の発明におい
て、グリル、オーブンレンジ等の排気筒に放熱フィンを
設けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項5は、請求項1記載の発明におい
て、グリル、オーブンレンジ等の排気筒にヒートパイプ
を設けたことを特徴とするものである。
【0011】請求項6は、請求項1記載の発明におい
て、グリル、オーブンレンジ等の排気筒の負圧部に空気
孔を設けたことを特徴とするものである。
【0012】請求項7は、請求項1記載の発明におい
て、排気部が天板よりも高い位置へ延出し、排気筒を覆
うようにパネルにより構成され、かつ、パネルの材質が
熱伝導の良い材質であることを特徴とするものである。
【0013】請求項8は、請求項7記載の発明におい
て、パネルの下部に空気孔を設けたことを特徴とするも
のである。
【0014】請求項9は、請求項8記載の発明におい
て、空気孔がグリル排気筒に相対する面にのみ形成され
ていることを特徴とするものである。
【0015】請求項10は、請求項7〜請求項9の何れ
かに記載の発明において、パネルの裏側に放熱フィンを
設けたことを特徴とするものである。
【0016】請求項11は、請求項7〜請求項9の何れ
かに記載の発明において、パネルの裏側にヒートパイプ
を設けたことを特徴とするものである。
【0017】請求項12は、天板面上に排気口を有しな
い調理機器において、少なくともグリル排気筒に相対す
る面に熱伝導の良い材質の防熱部材を取付けた天板に設
置することを特徴とするものである。
【0018】請求項13は、請求項2〜請求項12の何
れかに記載の発明において、排気筒の材質が熱伝導の良
い材質であることを特徴とするものである。
【0019】請求項14は、請求項3または請求項7ま
たは請求項12〜請求項13の何れかに記載の発明にお
いて、熱伝導の良い材質がアルミニウムであることを特
徴とするものである。
【0020】請求項15は、請求項1〜請求項14の何
れかに記載の発明において、排気筒に沿う空気流を形成
するように排気部にファンを設けたことを特徴とするも
のである。
【0021】請求項16は、請求項15記載の発明にお
いて、空気流が排気部下方より排気口へ向うように形成
される位置にファンを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて記述する。
【0023】(実施例1)図1は本発明の全体の形態を
示す斜視図である。図2は全体の断面図である。図3は
排気部の要部断面図である。また、図4は同上の遮熱板
付きグリル排気筒の斜視図である。本発明の調理機器1
は、キャビネット2上に設けてあり、グリル4、さらにそ
の上のトッププレート5上に複数のバーナー6を備えるコ
ンロ3から成り、システムキッチンとして組み込まれて
いる。また、コンロ3のトッププレート5はシステムキッ
チンの天板8上に設置されている。天板8よりも上方の壁
面14の前面には、ある程度の高さをもって使用者と対向
する面に開口11を形成した排気部10が設置されている。
この時、開口11は天板8の天面から、五徳7上に置いた深
鍋16の高さh以上の寸法をもって設けるのが望ましい。
【0024】排気部10は排気パネル17と排気筒18から構
成される二重構造となっている。その構成について次に
述べる。排気パネル17内部には、グリル4より連通する
排気筒18が天板8の壁面14際に設けた切り欠き部19を貫
通して、天板8よりも高い位置に延出しており、その上
端で排気パネル17の開口11に対応する位置に排気筒排気
口18aを設けている。排気筒18は、天板8の切り欠き部19
および壁面14との間にそれぞれ空気層20aおよび20bを、
さらに天板8上方では排気パネル17および壁面14との間
にそれぞれ空気層20cおよび20dを介して存在している。
【0025】さらに排気筒18は、排気パネル17内の中央
部を通り排気パネル17表面の開口11の中央部で開口11の
上下縁に接触しないように間隔を開けて、先端の排気筒
排気口18aを形成している。また、グリル4に連結する排
気筒18は、天板8下部に隠蔽されグリル4に直接固定され
る下部排気筒18cと、下部排気筒18cに着脱自在に連結さ
れ、主として天板8よりも上方に位置する上部排気筒18b
から成る。この構成により、コンロ3を天板8に組み込む
時にあらかじめグリル4に下部排気筒18cをネジ固定して
おき、コンロ3設置後に上部排気筒18bを天板8の切り欠
き部19上から下部排気筒18c上端に差し込む設置手順と
なる。このとき、上部排気筒18bの下端が下部排気筒18c
上端付近に設けられた段部24に接触することで上下方向
の位置決めがなされ、所定の位置に先端のグリル排気筒
の排気口18aが来ることになる。
【0026】上部排気筒18bには排気パネル17に相対す
る側に遮熱部材22aが設置され、また、下部排気筒18c
にはシステムキッチンの天板8に相対する側に遮熱部材2
2bが設置されている。この遮熱部材22a、22bにより
上部排気筒18bや下部排気筒18cからの輻射熱を抑えるこ
とができる。なお、排気筒表面の温度は間口方向におい
て中央付近が最も高く、端に行くほど低くなる。よっ
て、遮熱部材22a、22bの材質の熱伝導が悪いと排気筒
からの熱輻射を受け、遮熱部材22a、22b中央付近に熱
集中が起きて遮熱の効果が小さくなるので、遮熱部材22
a、22bの材質はアルミや銅などの熱伝導の良いものが
望ましい。
【0027】次に天板側の構成について述べると、熱伝
導の良い防熱部材23が上部排気筒18bあるいは下部排気
筒18cに相対する面すなわち、天板の切り欠き部19木口
や天板の底面を覆うように取付けられている。これによ
り排気筒18b、18cの輻射熱を受けても直接天板8に伝え
ず、また排気筒18b、18cに相対する天板面が均熱化され
るため、局所的な熱集中を抑えることができ、天板8の
高温加熱を防止できる。
【0028】以上の構成より、グリルの排気筒18b、18c
に遮熱部材22a、22bを設けたので、排気筒の輻射熱を
抑えることにより天板8や壁14等の高温加熱を防止でき
る。さらに調理機器1はグリル排気筒に相対する面に熱
伝導の良い防熱部材23を取付けた天板8に設置している
ので、天板の高温加熱をよりいっそう抑えることができ
る。
【0029】また、排気筒排気口18aがコンロ3のトップ
プレート5上に現れることがないので見栄えが良いだけ
でなく、グリル4使用時でもコンロ3上の後バーナー6b上
に置かれた鍋の把手などが過熱されて火傷をしたりする
ことがなく、安全である。
【0030】なお、前記実施例においてはグリルの排気
構造について説明したが、グリルに代えてオーブンレン
ジの排気構造であっても良い。また、遮熱部材を上部排
気筒18bと下部排気筒18c両方に設置した例を挙げている
が、どちらか一方に設置するだけでも良い。また、遮熱
部材は排気筒18の壁に相対する側に設置しても良い。ま
た、天板側には、グリルに相対する面だけでなく、天板
手前側や器具本体組込み用穴の木口などへも熱伝導の良
い防熱部材を取付けることが効果的である。
【0031】(実施例2)図5は本発明の他の実施を示す
斜視図で、放熱フィン25が上部排気筒18bに設けられて
いる状態を示している。上記放熱フィン25によって放熱
することで排気筒表面の温度を下げることができる。し
たがって、排気筒からの輻射熱による天板8や壁14等の
高温加熱を防止できる。なお、前記実施例においてはグ
リルの排気構造について説明したが、グリルに代えてオ
ーブンレンジの排気構造であっても良い。
【0032】また、上部排気筒18bにおいて放熱フィン2
5は壁に相対する面あるいは排気パネルに相対する面ど
ちらか片方に設けても良いし、また、両面に設置しても
良い。さらに、放熱フィン25に代えて、ヒートパイプ
(図示せず)を用いても同じ効果を得ることができる。
【0033】(実施例3)図6は本発明の他の実施例で、
グリル排気筒の負圧部に空気孔を設けた箇所の部分断面
図である。詳しくは図6−(a)は上部排気筒18bと下部排
気筒18cの接続部前側に空気孔を設けた例で、図6−(b)
は上部排気筒18bと下部排気筒18cの接続部後側に空気孔
を設けた例である。グリル庫内からの排気21は熱の流体
として下部排気筒18cを通って上部排気筒18b内へ導か
れ、上方に向う。上部排気筒18bと下部排気筒18cの接続
部前側(あるいは後側)に空気孔26aを設けることによ
り、空気孔26aより外部の冷気27が排気筒内部に導かれ
グリルの排気21と混合することにより、排気の温度が下
がる。したがって、上部排気筒18bの、特に空気孔26aを
設けた面側の表面温度を下げることができ、排気筒から
の輻射熱による天板8や壁14等の高温加熱を防止でき
る。
【0034】また、図6−(c)は下部排気筒18cの底面に
空気孔26aを設けた例である。この場合、グリル庫内か
らの排気21は熱の流体として下部排気筒18cを通ってい
くが、空気孔26aより外部の冷気27が排気筒内部に導か
れグリルの排気21と混合することにより、排気の温度が
下がる。したがって、下部排気筒18cや上部排気筒18bの
表面温度を下げることができ、排気筒からの輻射熱によ
る天板8や壁14等の高温加熱を防止できる。
【0035】(実施例4)図7は本発明の他の実施例に
おける斜視図である。図8は同上の排気部の要部断面図
である。排気パネル17は前面パネル17a、サイドパネル1
7b、上部パネル17cにより上部排気筒18bを覆うように構
成されている。前面パネル17aは開口11を有し、上部排
気筒18bより排出される排気21が外部へ出るようになっ
ている。また、前面パネル17aはメンテナンスが可能な
ように着脱自在となっている。その他排気筒の構成につ
いては前述した通りである。
【0036】前面パネル17aの下部に空気孔26bを設ける
ことにより外部の冷気27が導入され、パネル内側と排気
筒との間に上昇気流28が発生する。この気流28によりパ
ネルや排気筒表面の熱を奪い、パネル17や排気筒18の表
面温度を下げることによって、排気筒の輻射熱によるパ
ネル17、天板8や壁14等の高温加熱を防止できる。上記
空気孔26bは、特にグリル排気筒に相対する面に設ける
と効果的である。なお、前面パネル17a表面の温度は間
口方向においてグリル排気筒に対する中央付近が最も高
く、端に行くほど低くなる。よって、排気パネル17の材
質の熱伝導が悪いと排気筒からの熱輻射を受け、前面パ
ネル17a中央付近に熱集中が起きて過熱されることにな
るので、排気パネル17の材質はアルミや銅などの熱伝導
の良いものが望ましい。
【0037】(実施例5)図9は本発明の他の実施例に
おける排気部の要部断面図である。図10は同上の排気
前面パネル裏面の部分斜視図である。放熱フィン25は開
口11を挟んで前面パネル17a裏面の両側に取付けられて
いる。放熱フィン25は別体として取付けても良いし、ま
た、前面パネル17a裏面に一体に設けても良い。放熱フ
ィン25によって放熱することで前面パネル17a表面の温
度を均熱化し、下げることができる。したがって、排気
筒からの輻射熱による排気パネルの高温加熱を防止でき
る。
【0038】また、前面パネル17a下部に空気孔26bを
設け、外部の冷気27をパネル内側と排気筒との間に導入
することで放熱フィン25の放熱効果をさらに高めること
ができ、前面パネル17a表面の温度をいっそう下げるこ
とができる。なお、放熱フィン25に代えて、ヒートパイ
プ(図示せず)を用いても同じ効果を得ることができ
る。
【0039】(実施例6)図11は本発明の他の実施例
における排気部の要部断面図である。こでは実施例1の
構成に送風手段としてのファン29aと送風路としてのダ
クト29bおよびノズル29cを設けた例を示している。こ
の場合、ファン29aを排気部下方に設置するとともに、
ノズル29cを上部排気筒18bと壁14間に対向するように
設置し、かつファン29aとノズル29cとをダクト29bに
て接続している。そして、バーナーの着火とともにファ
ン29aを作動させてファン29aからの空気流28を、ダク
ト29bを介してノズル29cに送り、この空気流28を上部
排気筒18bに沿うように上部排気筒18bと壁14間に送り
出している。したがって、上部排気筒18bや壁14などを
多量の空気流28によって強制的に冷却できるため排気筒
や壁などの温度を十分に下げることができる。
【0040】ここで、実施例1から実施例6の調理機器
では、排気筒の材質はアルミや銅などの熱伝導の良いも
のが望ましい。排気筒表面が局所的に熱集中することな
く均熱化することにより、排気筒表面の温度が下がり、
パネル、天板や壁等の高温加熱を防止できるからであ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、天板面上に排気口を有しない調理機
器において、グリル、オーブンレンジ等の排気部に冷却
手段を設けたので、排気部の加熱を抑えて天板や壁等の
高温加熱を防止できる。
【0042】請求項2は、請求項1記載の発明におい
て、グリル、オーブンレンジ等の排気筒に遮熱部材を設
けたので、排気筒の輻射熱を抑えることにより天板や壁
等の高温加熱を防止できる。
【0043】請求項3は、請求項2記載の発明におい
て、遮熱部材の材質が熱伝導の良い材質なので、局所的
に熱集中することなく遮熱部材の温度を均熱化すること
により天板や壁等の高温加熱を防止できる。
【0044】請求項4は、請求項1記載の発明におい
て、グリル、オーブンレンジ等の排気筒に放熱フィンを
設けたので、排気筒の表面温度を下げて輻射熱による天
板や壁等の高温加熱を防止できる。
【0045】請求項5は、請求項1記載の発明におい
て、グリル、オーブンレンジ等の排気筒にヒートパイプ
を設けたので、排気筒の表面温度を下げて輻射熱による
天板や壁等の高温加熱を防止できる。
【0046】請求項6は、請求項1記載の発明におい
て、グリル、オーブンレンジ等の排気筒の負圧部に空気
孔を設けたので、排気筒の表面温度を下げて輻射熱によ
る天板や壁等の高温加熱を防止できる。
【0047】請求項7は、請求項1記載の発明におい
て、排気部が天板よりも高い位置へ延出し、排気筒を覆
うようにパネルにより構成され、かつ、パネルの材質が
熱伝導の良い材質なので、排気筒の輻射熱により局所的
に熱集中することなく均熱化されるためパネルの高温加
熱を防止できる。
【0048】請求項8は、請求項7記載の発明におい
て、パネルの下部に空気孔を設けたので、パネル内側と
排気筒との間に上昇気流を発生させ、気流によりパネル
や排気筒表面の熱を奪い、パネルや排気筒の表面温度を
下げて排気筒の輻射熱によるパネル、天板や壁等の高温
加熱を防止できる。
【0049】請求項9は、請求項8記載の発明におい
て、空気孔がグリル排気筒に相対する面にのみ形成され
ているので、特にグリル排気筒による熱輻射を抑えるこ
とにより最小限度の空気孔で効率的にパネル、天板や壁
等の高温加熱を防止でき、見栄えも良くすることができ
る。
【0050】請求項10は、請求項7〜請求項9の何れ
かに記載の発明において、パネルの裏側に放熱フィンを
設けたので、パネルの表面温度を下げることができ、パ
ネルの高温加熱を防止できる。
【0051】請求項11は、請求項7〜請求項9の何れ
かに記載の発明において、パネルの裏側にヒートパイプ
を設けたので、パネルの表面温度を下げることができ、
パネルの高温加熱を防止できる。
【0052】請求項12は、天板面上に排気口を有しな
い調理機器において、少なくともグリル排気筒に相対す
る面に熱伝導の良い材質の防熱部材を取付けた天板に設
置するので、グリル排気筒の輻射熱を直接天板に伝え
ず、またグリル排気筒に相対する天板面が均熱化される
ため、局所的な熱集中を抑えることができ、天板の高温
加熱を防止できる。
【0053】請求項13は、請求項2〜請求項12の何
れかに記載の発明において、排気筒の材質が熱伝導の良
い材質なので、排気筒表面が局所的に熱集中することな
く均熱化することにより、排気筒表面の温度が下がり、
パネル、天板や壁等の高温加熱を防止できる。
【0054】請求項14は、請求項3または請求項7ま
たは請求項12〜請求項13の何れかに記載の発明にお
いて、熱伝導の良い材質がアルミニウムなので、加工性
やコスト等の点で優れ、有利に実施可能である。
【0055】請求項15は、請求項1〜請求項14の何
れかに記載の発明において、排気筒に沿う空気流を形成
するように排気部にファンを設けたので、排気筒表面の
熱が奪われて排気筒表面温度が下がり、パネル、天板や
壁等の高温加熱を防止できる。
【0056】請求項16は、請求項15記載の発明にお
いて、空気流が排気部下方より排気口へ向うように形成
される位置にファンを設けたので、排気部内の空気を強
制的に排気口より排出でき、パネル、天板や壁等の高温
加熱を防止でき、また、ファン自体の加熱も抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の全体の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施の全体の断面図である。
【図3】同上の排気部の要部断面図である。
【図4】同上の遮熱板付きグリル排気筒の斜視図であ
る。
【図5】実施例2に係る発明において、放熱フィンが上
部排気筒に設けられている状態を示す斜視図である。
【図6】実施例3に係る発明において、グリル排気筒の
負圧部に空気孔を設けた箇所の部分断面図である。
【図7】実施例4に係る発明における斜視図である。
【図8】同上の排気部の要部断面図である。
【図9】実施例5に係る発明における排気部の要部断面
図である。
【図10】同上の排気前面パネル裏面の部分斜視図であ
る。
【図11】実施例6に係る発明における排気部の要部断
面図である。
【図12】従来例の調理機器の形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 調理機器 2 キャビネット 3 コンロ 4 グリル 5 トッププレート 6 バーナー 6a 前バーナー 6b 後バーナー 7 五徳 システムキッチンの天板 9 バックガード 10 排気部 11 開口 12 レンジフード 13a、13b キャビネット 14 壁面 15 係合片 16 深鍋 17 排気パネル 17a 前面パネル 17b サイドパネル 17c 上部パネル 18 排気筒 18a 排気筒排気口 18b 上部排気筒 18c 下部排気筒 19 切り欠き部 20a、20b、20c、20d 空気層 21 排気 22a、22b 遮熱部材 23 防熱部材 24 段部 25 放熱フィン 26a、26b 空気孔 27 外部冷気 28 空気流 29a ファン 29b ダクト 29c ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大坪 邦弘 東大阪市岩田町6丁目2番35号 株式会社 ハーマン内 Fターム(参考) 4B040 AA03 AA08 AB03 AC02 CA02 CB20 CB22

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板面上に排気口を有しない調理機器
    において、グリル、オーブンレンジ等の排気部に冷却手
    段を設けたことを特徴とする調理機器。
  2. 【請求項2】 前記冷却手段がグリル、オーブンレン
    ジ等の排気筒に設けた遮熱部材であることを特徴とする
    請求項1記載の調理機器。
  3. 【請求項3】 前記遮熱部材の材質が熱伝導の良い材
    質であることを特徴とする請求項2記載の調理機器。
  4. 【請求項4】 前記冷却手段がグリル、オーブンレン
    ジ等の排気筒に設けた放熱フィンであることを特徴とす
    る請求項1記載の調理機器。
  5. 【請求項5】 前記冷却手段がグリル、オーブンレン
    ジ等の排気筒に設けたヒートパイプであることを特徴と
    する請求項1記載の調理機器。
  6. 【請求項6】 前記冷却手段がグリル、オーブンレン
    ジ等の排気筒の負圧部に設けた空気孔であることを特徴
    とする請求項1記載の調理機器。
  7. 【請求項7】 前記排気部が天板よりも高い位置へ延出
    し、排気筒を覆うようにパネルにより構成され、かつ、
    パネルの材質が熱伝導の良い材質であることを特徴とす
    る請求項1記載の調理機器。
  8. 【請求項8】 前記パネルの下部に空気孔を設けたこと
    を特徴とする請求項7記載の調理機器。
  9. 【請求項9】 前記空気孔がグリル排気筒に相対する面
    にのみ形成されていることを特徴とする請求項8記載の
    調理機器。
  10. 【請求項10】 前記パネルの裏側に放熱フィンを設け
    たことを特徴とする請求項7〜請求項9の何れかに記載
    の調理機器。
  11. 【請求項11】 前記パネルの裏側にヒートパイプを設
    けたことを特徴とする請求項7〜請求項9の何れかに記
    載の調理機器。
  12. 【請求項12】 天板面上に排気口を有しない調理機器
    において、少なくともグリル排気筒に相対する面に熱伝
    導の良い材質の防熱部材を取付けた天板に設置すること
    を特徴とする調理機器。
  13. 【請求項13】 前記排気筒の材質が熱伝導の良い材質
    であることを特徴とする請求項2〜請求項12の何れか
    に記載の調理機器。
  14. 【請求項14】 前記熱伝導の良い材質がアルミニウム
    であることを特徴とする請求項3または請求項7または
    請求項12〜請求項13の何れかに記載の調理機器。
  15. 【請求項15】 前記冷却手段が、排気筒に沿う空気流
    を形成するように排気部に設けたファンであることを特
    徴とする請求項1〜請求項14の何れかに記載の調理機
    器。
  16. 【請求項16】 前記空気流が排気部下方より排気口へ
    向うように形成される位置にファンを設けたことを特徴
    とする請求項15記載の調理機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270352A (ja) * 2001-03-14 2002-09-20 Sanyo Electric Co Ltd 加熱調理器
JP2004354044A (ja) * 2004-07-29 2004-12-16 Sanyo Electric Co Ltd 加熱調理器
JP2017012695A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 ホシザキ株式会社 ガスフライヤー

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