JPH06185060A - 緑化用植生基体 - Google Patents

緑化用植生基体

Info

Publication number
JPH06185060A
JPH06185060A JP4355597A JP35559792A JPH06185060A JP H06185060 A JPH06185060 A JP H06185060A JP 4355597 A JP4355597 A JP 4355597A JP 35559792 A JP35559792 A JP 35559792A JP H06185060 A JPH06185060 A JP H06185060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetation
bag
weft
net
seeds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4355597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2787264B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Kanbe
廣之 神部
Michihei Sakate
三千兵 坂手
Kaname Hori
要 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshoku Corp
Original Assignee
Nisshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshoku Corp filed Critical Nisshoku Corp
Priority to JP4355597A priority Critical patent/JP2787264B2/ja
Publication of JPH06185060A publication Critical patent/JPH06185060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2787264B2 publication Critical patent/JP2787264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 牧草などの外来種植物に圧迫されることなく
花植物、野草、樹木などの郷土種植物を確実に発芽・成
育させることができると共に、例えば敷設後半年〜2年
程度は十分な引張強度を維持し、その後、分解・腐食
し、また、肥料袋などの袋が土や土壌と同質化するとい
った植生基体を提供すること。 【構成】 それぞれ抗菌処理を施した腐食性素材よりな
るフロントネット3とバックネット4とを重ね合わせて
なる二重構造の網状体2の前記両ネット3,4間に収容
部9を緯糸方向に形成すると共に、前記収容部9内に、
植生種子19を収容してなる植生袋15を収容した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば法面の緑化工法
に用いられる緑化用植生基体(以下、単に植生基体とい
う)に関する。
【0002】
【従来の技術】上記法面の緑化工法の一つに、法面に対
して牧草などの外来種植物の種子と、花植物、野草、樹
木などの郷土種植物の種子とを混播する方法があるが、
この方法では牧草の成長力が強く、花植物、野草、樹木
が牧草に圧迫されてしまい、せっかく播種した花植物、
野草、樹木が成長できないまま、牧草のみの緑化とな
り、最終目的である法面を山に復元することができな
い。
【0003】そこで、例えば実開昭60−114607
号公報に示されるように、牧草種子を肥料と共に可溶性
フィルムよりなる袋内に収容する一方、花植物種子、野
草種子、樹木種子とをネットなどからなる張芝部に設
け、牧草と、花植物、野草、樹木とを分離して、牧草に
よる花植物、野草、樹木への圧迫を防ぐようにした張芝
状植生基体が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された張芝状植生基体においては、牧草種子と
肥料とを収容した袋が可溶性フィルムよりなるものであ
るため、降雨があると袋内の牧草種子や肥料が流出して
しまうと共に、特に、牧草種子が張芝部分に停滞してそ
こにおいて成長し、せっかく牧草と、花植物、野草、樹
木とを分離したにも拘わらず、牧草が花植物、野草、樹
木を圧迫してしまうことがあった。
【0005】これに対して、上記公報に記載の技術を改
良するものとして、牧草種子と肥料とを不織布からなる
袋に収容することが考えられるが、このようにした場
合、袋の脆弱性や破れ難さを考慮しなければならず、袋
を余り強くすると、牧草種子が発芽できないといった問
題点がある。
【0006】また、次のような問題もある。すなわち、
前記張芝部において基体となるネットは、従来において
はポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)など
のように化学的に合成されたプラスチックよりなり、そ
して、このプラスチックは、通常の条件下では半永久的
に変質しないといった特性があり、このため、他の植物
性素材や動物性素材とは異なり、長年月のうちに風雨に
曝されて風化または腐食して土や土壌と同質化するとい
ったことがない。このため、近年ではこのような特質が
災い視され、プラスチック公害として地球環境的な問題
となってきている。
【0007】従って、このような状況下において、法面
緑化工法などにおいてプラスチックよりなるネットを使
用することは、一方では環境緑化に寄与することになる
が、他方ではプラスチック公害を促進することにもなる
のである。
【0008】上述のプラスチック素材の特質に起因する
問題を回避するため、従来においては、例えばジュート
など植物性素材よりなるネットが使用されたこともあ
る。また、ビスコースレーヨンは再生セルロースよりな
り、それほど長期間を経なくとも完全に腐食するいわゆ
る腐食性素材であり、しかも、織機に比較的容易にかけ
ることができるので、これを、例えば実公昭63−82
8号公報で提案されているように、ネットを部分的に腐
食させるような場合に使用されることが試みられてい
る。さらに、ビスコースレーヨンの他に、腐食性を有す
る素材としての生分解性プラスチックを使用したネット
が、例えば実開平3−5746号公報において提案され
ている。
【0009】このように、ネットを腐食させるため、こ
れを種々の腐食性素材を用いて構成することが提案され
ているが、従来において、これらはそれほど多く使用さ
れることはなかった。その理由は次の通りである。すな
わち、法面に腐食性のネットを敷設した場合、これらの
ネットの殆どが法面に敷設してから2ヵ月程度経過する
と腐食してしまい、必要な強度がなくなってしまうから
である。ネットに設けられた植生材料から植物が発芽
し、これが十分に成育し繁茂するには、2ヵ月といった
期間は余りにも短すぎ、従って、ネットによる法面保護
および植物の育成といった本来の目的を達成することが
できない。
【0010】従って、法面保護などにおいて使用するの
に理想的なネットは、敷設後半年〜2年程度は十分な引
張強度など機械的な強度を維持し、植物がある程度成育
した時点以降に最終的に腐食して土壌中に同質化するも
のであるといえる。この場合、ネット本体に収容部など
が形成してあり、この収容部に肥料袋などが収容されて
いる場合、この肥料袋などの袋も可溶性素材で構成され
ていることが望ましい。
【0011】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、牧草などの外来種植
物に圧迫されることなく花植物、野草、樹木などの郷土
種植物を確実に発芽・成育させることができると共に、
例えば敷設後半年〜2年程度は十分な引張強度を維持
し、その後、分解・腐食し、また、肥料袋などの袋が土
や土壌と同質化するといった植生基体を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明においては、それぞれ抗菌処理を施した腐
食性素材よりなるフロントネットとバックネットとを重
ね合わせてなる二重構造の網状体の前記両ネット間に収
容部を緯糸方向に形成すると共に、前記収容部内に、植
生種子を収容してなる植生袋を収容している。
【0013】第2発明においては、抗菌処理を施した腐
食性素材よりなるテープ状の緯糸を、横方向に適宜間隔
毎に多数の抗菌処理を施した腐食性素材よりなる経糸に
より、緯糸間隔3〜9本/インチとして絡み織りで編織
してなる網状体における経糸の約半数を縦方向に適宜間
隔毎に緯糸より遊離させると共に、遊離させた経糸に前
記緯糸を前記緯糸間隔と同率に編織して部分的に二重部
分を形成すると共に、この二重部分に、植生袋を収容し
ている。
【0014】第3発明においては、それぞれ抗菌処理を
施した腐食性素材よりなる経糸と緯糸とを編織して構成
される網状体の経糸間の適宜間隔毎に、抗菌処理を施し
た腐食性素材よりなる袋支承用経糸を緯糸を包含しつつ
縦方向に編み込み、網状体の縦方向の適宜間隔毎に、前
記袋支承用経糸を緯糸との編み込みから遊離させて、緯
糸方向に連通可能なループ部を形成し、網状体表面に袋
支承部を緯糸方向に形成すると共に、この袋支承部に、
植生種子を収容してなる植生袋を支承している。
【0015】上記抗菌処理に用いる抗菌剤としては、有
効成分がジメチルベンジルアンモニウムクロライドであ
るラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライドや
オクタデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
がある。
【0016】
【作用】上記いずれの発明においても、網状体を構成す
る経糸や緯糸などの部材が抗菌処理を施した腐食性素材
よりなるものであり、このような素材よりなる植生基体
は、表1〜表2に示すように、従来より用いられている
ビスコースレーヨンや綿糸や麻糸などの腐食性素材に比
べて引張強度が大きく、その引張強度は敷設後半年を過
ぎても、当初の60〜80%もある。従って、網状体
は、それを構成する繊維(素材)の引張強度が0.6K
g/本以上あれば網状体としての機能を十分果たすこと
ができることから、このような特性を備えた抗菌処理を
施した腐食性素材よりなる網状体は、敷設後半年〜2年
程度は必要な強度を維持し、法面などを保護することが
できる。
【0017】このように、抗菌処理を施した腐食性素材
よりなる網状体は、徐々にその強度が低下し、法面に植
物が成育繁茂する頃には腐食され、ついには土に帰すの
である。
【0018】また、上記各発明における植生基体は、ネ
ット間に形成された収容部や、部分的に形成された二重
部分や、網状体表面に形成された袋支承部に、例えば花
植物、野草、樹木などの種子を適宜の肥料と共に、例え
ばレーヨンよりなるネットと水溶性紙とをラミネートし
てなる袋内に収容してなる植生袋を収容あるいは設けた
ものであるから、これを法面に敷設した場合、敷設当初
においては、植生袋内の植生種子は、水溶性紙によって
覆われているため流出することがない。
【0019】そして、例えば降雨があると、雨滴によっ
て水溶性紙が逸早く溶解するので、植生種子は容易に発
芽することができる。この場合、植生種子の移動は、レ
ーヨンよりなるネットによって防止されるので、植生種
子から発芽した幼苗は、植生袋から出ることがなく、肥
料や水分の供給を受けて確実に成長することができる。
そして、袋を構成する部材のうち、水溶性紙は簡単に溶
解し、また、ネットも法面に植物が成育繁茂する頃には
腐食され、ついには土に帰すのである。
【0020】従って、いずれの発明によっても、袋内に
収容する植生種子の種類や組合せを適宜変えることによ
り、法面には外来種植物および郷土種植物のそれぞれを
バランスよく成育させることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0022】図1〜図6は、第1発明の一実施例を示
し、先ず、図1〜図3において、1は植生基体で、その
網状体2は、フロントネット3とバックネット4とから
なり、両ネット3、4において経糸5,6および緯糸
7,8はいずれも、抗菌処理を施した腐食性素材のフラ
ットヤーンからなる。これらフロントネット3とバック
ネット4は、ラッセル機を用いて、経糸5, 6に適宜の
間隔をおいて編み込まれない部分を残して互いに編み込
まれて二重網構造に構成され、編み込まれない部分は収
容部9に形成されている。
【0023】そして、図1において、10はバックネッ
ト4の上面に貼着されたスフよりなる薄綿で、その上面
には、肥料や保水剤など11と共に、例えば花植物、野
草あるいは樹木などの植生種子12が例えばポリビニル
アルコール(PVA)などの接着剤13によって全面に
散布保持させてある。
【0024】また、図1において、14,15は収容部
9内に適宜収容保持される肥料袋、植生袋である。肥料
袋14は、降雨などにより肥料養分が徐々に滲み出すよう
な厚みと通気性を有するように、スフ系不織布、パルプ
系不織布、可溶性紙、生分解性プラスチックなどの可溶
性素材を用いて構成された袋内に、肥料、土壌改良剤、
保水剤など植物の成育に直接的または間接的に必要な肥
料基材を収容してなるものである。
【0025】植生袋15は、図4に示すように、通常の
レーヨンよりなり目合いが3〜5mmのネット16と植
生の発芽・成育の妨げにならず、しかも、水分により溶
解する寒冷紗付き水溶性紙、例えば商品名ボンリック
(金星製紙株式会社製)よりなる可溶性シート17とを
ラミネートしてなるものを、ネット16が外側になるよ
うにして形成した袋18内に、牧草種子、あるいは、花
植物種子、野草種子、樹木種子などの植生種子19を収
容してなるものである。
【0026】前記ネット16の素材としては、通常のレ
ーヨンの他、綿、あるいはレーヨンと綿とを混紡した可
溶性素材などを用いることができる。また、可溶性シー
ト17としては、高分子系または澱粉系の可溶性(ここ
では、いわゆる半可溶性をも含む)フィルムや、スフ系
不織布、パルプ系不織布などを用いたり、あるいは、水
分により徐々に溶解するパルプにポリプロピレンを40
%程度含有させた半可溶性紙などを用いてもよい。
【0027】前記牧草種子としては、クリーピングレッ
ドフェスク、ハイランドベントグラス、レッドトップ、
バミューダグラス、ケンタッキーブルーグラスなどがあ
り、これらを適宜選択して袋18内に収容すればよい。
そして、花植物種子としては、黄デージー、フランス
菊、大金鶏菊、のこぎり草、ハエトリナデシコ、カリフ
ォルニアポピー、ムラサキハナナ、カスミソウ、コスモ
ス、ケイトウ、カワラナデシコ、テンニンギクなどがあ
り、また、野草種子としては、よもぎ、すすき、めどは
ぎ、いたどりなどがあり、さらに、樹木種子としては、
あかまつ、やしゃぶし、いたちはぎ、やまはぎ、こまつ
なぎなどがあり、これらを適宜選択して袋18内に収容す
ればよい。なお、上記各植生袋18内に保水材や若干の
肥料をも収容してもよい。
【0028】この実施例における植生基体1は、その網
状体2に形成された収容部9内に肥料袋14や植生袋1
5を適宜収容してなるものであるが、法面全体を外来種
植物と郷土種植物によってバランスよく緑化するには、
収容部9内に収容する植生袋15の種類やバックネット
4の上面に貼着したスフ薄綿10に予め付着播種してお
く植生種子12の種類を適宜選び、これらをうまく組み
合わせることが肝要である。
【0029】そこで、図5に示すように、植生基体1に
おける収容部9においては、一つのおきの収容部9a内
に、肥料袋14と、一年生花植物種子、多年生花植物種
子などの花植物種子と樹木種子とを適宜混合した植生袋
15hとを収容し、この収容部9aに挟まれた収容部9
b内に、牧草種子を収容してなる植生袋15bを収容す
るといったように、牧草種子と、花植物種子または樹木
種子とを分離した状態で収容する。
【0030】ここに、一年生花植物としては、カリフォ
ルニアポピー、ムラサキハナナ、カスミソウ、コスモ
ス、ケイトウなどがあり、また、多年生花植物として
は、カワラナデシコ、テンニンギク、ノコギリソウ、フ
ランス菊、大金鶏菊などがある。
【0031】ここで、前記網状体2についてさらに詳し
く説明する。まず、腐食性素材としては、動物性、植物
性、化学性等種々のものを用いることができ、例えば動
物性、植物性素材としては、皮や毛、綿や麻、パルプと
いった天然繊維が代表的である。また、化学性素材とし
ては薬品で易腐食化したポリオレフィン系の素材やビス
コースレーヨンなどの再生繊維の他、微生物分解性プラ
スチック、光分解性プラスチックがある。微生物分解性
プラスチックとしては、例えば商品名トーン(米国AM
KO社製)、商品名プルラン(林原株式会社製)、商品
名ソア・フィル(三菱レーヨン株式会社製)がある。そ
して、光分解型プラスチックとしては、例えば商品名ポ
リグレイド(米国アンベイス社製)、商品名プラスチゴ
ン(米国アイデアマスターズ社製)などがある。
【0032】そして、抗菌処理に用いられる抗菌剤とし
ては、有効成分がジメチルベンジルアンモニウムクロラ
イドであるラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロ
ライド〔例えば明成化学工業株式会社の「メイラピット
V−43」(商品名)〕やオクタデシルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド〔例えば明成化学工業株式会
社の「メイカビノンSMB−85」(商品名)〕があ
る。
【0033】次に、腐食性素材としてビスコースレーヨ
ン繊維を用い、抗菌剤として「メイラピットV−43」
を用いて抗菌処理する手法について、図12を参照しな
がら説明する。この図において、41は公知のビスコー
スレーヨン製造装置、42は乾燥機、43は「メイラピ
ットV−43」の5%溶液44を収容した抗菌処理槽、
45は絞り用ローラ対、46は乾燥機、47はキュアリ
ング装置、48は巻取り装置である。
【0034】このように構成された装置において、ビス
コースレーヨン製造装置41から繰り出された例えば2
000デニールのビスコースレーヨン繊維49は、乾燥
機42において適宜の温度で予備乾燥される。予備乾燥
されたビスコースレーヨン49は、抗菌処理槽43内の
「メイラピットV−43」の溶液44を潜らされ、この
とき、抗菌剤である「メイラピットV−43」の溶液4
4がビスコースレーヨン49に吸着される。次いで、前
記溶液44を潜らされたビスコースレーヨン49は、絞
り用ローラ対45において適宜絞られて、乾燥機46に
至り、所定の乾燥処理を受ける。そして、この乾燥処理
を受けたビスコースレーヨン49は、キュアリング装置
47において、例えば150℃で3分間、または、17
0℃で1分間のキュアリング処理された後、巻取り装置
48によって巻き取られる。なお、ビスコースレーヨン
49が抗菌処理槽43内の「メイラピットV−43」の
溶液44を潜らされる際、溶液44の吸着量が0.2g
/m程度になるように、ビスコースレーヨン49を送る
のがよい。
【0035】そして、本発明者は、平坦な圃場に前記植
物種子から適宜選択した種子および肥料を4月に蒔き、
その上に、抗菌処理された腐食性素材と無処理の腐食性
素材とを敷設し、敷設後における繊維の引張強度を調べ
たところ、表1および表2に示すデータが得られた。こ
の試験で用いたサンプルは、2000デニールのビスコ
ースレーヨン繊維と900デニールの綿糸2本組で、こ
れらにそれぞれ「メイラピットV−43」の5%溶液
を、0.2g/mとなるように吸着させてなる抗菌処理
を施した腐食性素材と、この処理を全く行わない腐食性
素材である。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】上記2つの表から、抗菌処理を施した腐食
性繊維は、敷設後6ヵ月を経過しても1.5Kg/本の
引張強度を維持しており、植生によって繊維が覆われた
4ヵ月以降も相当の強度を保持している。これに対し
て、抗菌処理を施さなかった腐食性繊維は、敷設後2〜
3ヵ月も経つと微生物などによる腐蝕が進み、繊維の自
然切断が見られ始め、敷設後6ヵ月経つと完全に土壌と
同化してしまった。
【0039】ところで、ビスコースレーヨンなど腐食性
素材の抗菌処理は、前記図12に示すものに限られるも
のでなく、例えば図13に示すように構成してあっても
よい。すなわち、この図においては、ビスコースレーヨ
ン製造装置(図外)から繰り出されたビスコースレーヨ
ン49を抗菌剤塗布装置50を通過させることにより、
その表面に抗菌剤を塗布し、その後、乾燥機51で乾燥
し、さらに、キュアリング装置(図外)で所定のキュア
リングを行った後、巻取り装置52で巻き取るのであ
る。
【0040】そして、前記網状体2は、織機にかける前
の素材、すなわち、モノフィラメントやフラットヤーン
などの段階において、抗菌処理したものを用いてこれを
織機にかけて網状体2を構成してもよく、また、モノフ
ィラメントやフラットヤーンなどを用いて所定形状の網
状体2に編織してから、これを抗菌剤に浸漬したり、抗
菌剤をシャワリングまたはスプレーなどの手段を用いて
塗布してもよい。なお、これらの抗菌処理に用いる抗菌
剤の濃度は、上記実施例に限られるものではなく、1〜
10%の範囲で適宜調整すればよいことが、発明者の試
験により確かめられている。
【0041】前記経糸5,6および緯糸7,8をビスコ
ースレーヨンで構成する場合、ビスコース溶液に1.5
%程度の「メイラピットV−43」を添加混合(内添)
して、抗菌処理を施してもよい。なお、抗菌剤の配合割
合は、1〜10%であってもよい。
【0042】上記構成のネット1を、図6に示すよう
に、アンカー2や止め釘21などを用いてバックネット
4側が法面22に近くなるように、しかも、植生袋15
hが肥料袋14よりも上方に位置するようにして敷設す
る。法面22に敷設されたネット1においては、敷設当
初、植生袋15b,15h内の植生種子19は、可溶性
シート17によって覆われているため流出することがな
い。そして、例えば降雨があると、雨滴によって可溶性
フィルム17が逸早く溶解するので、植生種子19が容
易に発芽することができる。この場合、植生種子19の
移動は、レーヨンよりなるネット16に保持されるの
で、植生種子19から発芽した幼苗は、肥料および水分
の供給を受けて確実に成長することができる。
【0043】そして、上記植生基体1においては、収容
部9b内に収容された植生袋15b内の牧草の成長が早
くこれが筋状に成長して法面22を保護する。そして、
植生基体1の他の収容部9a内においても、草花種子や
樹木種子から発芽するが、牧草から離れているので、そ
の圧迫を受けることなく成育することができ、しかも、
収容部9a内には肥料袋14が設けてあるので、確実に
成長することができ、法面22全体がバランスよく確実
に緑化されることになる。
【0044】また、前記植生基体1は、フロントネット
3とバックネット4における経糸5,6および緯糸7,
8がいずれも、抗菌処理を施した腐食性素材より構成さ
れているので、これを法面22に敷設した場合、その敷
設後半年〜2年程度は必要な強度を維持し、法面22を
保護することができる。
【0045】そして、植生基体1においては、その網状
体2は前記植物がある程度成育し、繁茂するころから徐
々にその強度が低下し、分解・腐食されてボロボロにな
り、ついには土に帰する。また、収容部9内に収容され
た肥料袋14は、スフ系不織布、パルプ系不織布、可溶
性紙、生分解性プラスチックなどの可溶性素材よりなる
ので、一定期間(植物が発芽し、これがある程度成育す
るまでに必要な期間)後には分解され、土と同質化す
る。そして、植生袋15の袋18を構成する部材のう
ち、可溶性シート17は簡単に溶解し、また、ネット1
6も法面22に植物が成育繁茂する頃には腐食され、つ
いには土に帰す。
【0046】図7および図8は、第2発明の一実施例を
示し、先ず、図7において、23は植生基体で、その網
状体24には肥料袋14、植生袋15の双方あるいは肥
料袋14を収容するための二重部分25が形成されてい
る。
【0047】前記網状体24の構造を図8をも参照しな
がら説明すると、経糸26として抗菌処理を施した腐食
性素材よりなる2000デニール程度のモノフィラメン
トを、また、緯糸27として抗菌処理を施した腐食性素
材よりなる2000〜3000デニール程度のテープ状
のフラットヤーンをそれぞれ用いている。
【0048】次に製造方法を説明すると、前記経糸26
および緯糸27をそれぞれ織機にかけ、緯糸間隔3〜9
本/インチとして、横方向10〜100mm毎に2本以
上の多数の経糸26で、一重のネット24を平織りまた
は絡み織りで編織する。この場合、緯糸27の幅が大き
ければ、インチ当たりの打ち込み数を減らし、小さけれ
ば増やせばよい。また、緯糸27として幅広の緯糸を複
数回折り畳んで細幅にしたものを用いてもよい。そし
て、編織するときの網状体24の遮光率を約50%程度
にすれば、肥料袋14における水分状態を安定させるこ
とができる。
【0049】次に、縦方向適宜長さ(例えば20〜80
cm程度)に編織した後、ネット24を形成する経糸2
6の約半数を緯糸27から遊離させ、この遊離させた経
糸26’に網状体24と同数(3〜9本/インチ)の緯
糸27’(この緯糸27´も抗菌処理を施した腐食性素
材よりなる)を打ち込んで編織する。この表裏二重に分
離する部分25を例えば3〜10cm程度設けた後、再
び一重の網状体24に復帰する。これを繰り返すことに
より、部分二重網状体が完成し、前記二重部分25に、
肥料袋14、植生袋15を適宜収容することにより、植
生基体23が得られる。
【0050】図9および図10は、第3発明の一実施例
を示し、先ず、図9において、28は植生基体で、その
網状体29には肥料袋14、植生袋15の双方あるいは
肥料袋14を収容するための袋支承部30が形成されて
いる。
【0051】前記網状体29の構造を図10をも参照し
ながら説明すると、経糸31として抗菌処理を施した腐
食性素材よりなる2000デニール程度のモノフィラメ
ントを、また、緯糸32として抗菌処理を施した腐食性
素材よりなる2000〜3000デニール程度のフラッ
トヤーンをそれぞれ用いている。
【0052】次に製造方法を説明すると、上述の経糸3
1および緯糸32をそれぞれ織機にかけ、一重の網状体
29を平織りまたは絡み織りで編織する。そして、上記
編織を行うとき、緯糸32方向の適宜間隔で、経糸31
間に袋支承部用経糸33(この袋支承部用経糸33も抗
菌処理を施した腐食性素材よりなる)を経糸31を包含
するように縦方向に編み込みながら、縦方向の間隔毎に
緯糸32から遊離させて、網状体29表面に緯糸32方
向に連通可能なループ部34を形成して、このループ部
32と網状体29との間に袋支承部30を形成するので
ある。
【0053】上記第2発明および第3発明に係る網状体
24および29においても、その二重部分25および袋
支承部30にそれぞれ肥料袋14、植生袋15を適宜配
置し、第1発明と同様の作用効果を奏することはいうま
でもない。
【0054】上述の説明から理解されるように、本願の
植生基体1,23,28は、その網状体2,24, 29
が二重構造であろうとなかろうと、肥料袋14、植生袋
15を収容あるいは支承できるものであるが、植生基体
1,23,28を法面22に敷設するときにおける肥料
袋14および植生袋15の配置は、前記図5に示したも
のに限られるものではなく、種々のものが考えられる。
【0055】すなわち、図11は、その配置例を示すも
ので、同図(A)に示すものでは、1年生花植物の種子
35を撒布・播種したスフ綿の層36を網状体2に貼着
する一方、収容部9a内に肥料袋14と、多年生花植物
の種子を収容した植生袋15hとを収容すると共に、収
容部9b内に牧草の種子を収容した植生袋15bを収容
してなる植生基体1を、前記層36が法面22に近くな
るように敷設している。
【0056】また、同図(B)に示すものでは、1年生
花植物および多年生花植物の種子37を撒布・播種した
スフ綿の層38を網状体2に貼着する一方、収容部9a
内に肥料袋14と、牧草の種子を収容した植生袋15b
とを収容すると共に、収容部9b内に肥料袋14を収容
してなる植生基体1を、前記層38が法面22に近くな
るように敷設している。
【0057】なお、上記図11において、網状体として
第2発明に係る網状体24または第3発明に係る網状体
29を用いてもよいことはいうまでもない。
【0058】また、上述の実施例においては、植生基体
1を法面22などに敷設しただけであったが、法面22
などに敷設された植生基体1の上方から法面22などに
対して植生基材を吹き付けるようにしてもよい。その場
合、例えば植生基体1側の種子としては花植物種子のみ
を設け、吹付けられる植生基材中には樹木種子のみを混
入するなどしてもよい。
【0059】また、吹付け方式としては、種子と、有機
質材料、化学肥料、土壌改良剤、保水剤とを単に十分に
混合した水を用いない所謂乾式のものであってもよく、
ハイドロシーダーやガンキなどを用いた湿式吹付け工法
にも用いることができる。また、吹付けられる植生材料
として、汚泥を植生材料に加工したピーエムC材(上毛
緑産工業株式会社所有登録商標名)のようなものを用
い、これをミニクリートポンプを用いた吹付け機によっ
て吹き付けるようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る植生
基体によれば、牧草などの外来種植物の種子や花植物、
野草、樹木などの郷土種植物の種子など植生種子を移動
や流亡を生ずることなく確実に保持することができると
共に、それらの発芽・成長をスムーズに行わせることが
できる。特に、牧草などの外来種植物の種子と花植物、
野草、樹木などの郷土種植物の種子とを分離して配置す
るようにした場合、牧草などの外来種植物に圧迫される
ことなく、花植物、野草、樹木などの郷土種植物を確実
に発芽・成育させることができ、法面などを望ましい状
態で緑化することができる。
【0061】また、本発明に係る植生基体は、法面など
に敷設後に所定の期間内は網状体が所望の強度を維持
し、その期間経過後は徐々に分解され、腐食されていく
ので、法面は網状体によってそのエロージョンが防止さ
れる。そして、網状体は、植生袋内の植生種子が発芽
し、各種の植物がある程度繁茂するようになる頃までそ
の強度を維持しているので、植生種子や植物が流亡する
ことがなく、法面はその全面にわたって緑化される。
【0062】敷設後一定期間強度を維持した網状体は、
前記一定期間経過後は徐々にその強度が低下し、徐々に
分解され、腐食されることによってボロボロになり、つ
いには、土に帰する。また、収容部内に収容された肥料
袋や植生袋の袋自体も徐々に溶解し、土に帰する。従っ
て、従来と異なり、プラスチック公害が促進されること
なく、緑化を推進することができる。
【0063】そして、本発明によれば、牧草など外来種
植物に圧迫されることなく野草や樹木などの郷土種植物
や花を確実に発芽・成育させることができる。なお、本
発明に係る植生基体は法面の緑化以外にも適用できるこ
とはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る植生基体の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】(A),(B)はそれぞれ、前記植生基体の網
状体の要部を示す斜視図、側面図である。
【図3】前記網状体の要部を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】前記植生基体に収容保持される植生袋の一例を
示す斜視図である。
【図5】前記植生基体における肥料袋および植生袋の収
容状態の一例を示す拡大断面図である。
【図6】前記植生基体を用いて法面を緑化する工法を示
す断面図である。
【図7】第2発明に係る植生基体の一例を示す平面図で
ある。
【図8】前記植生基体の網状体の要部を示す平面図であ
る。
【図9】第3発明に係る植生基体の一例を示す斜視図で
ある。
【図10】前記植生基体の網状体の要部を示す平面図で
ある。
【図11】(A),(B)はそれぞれ、本発明に係る植
生基体における肥料袋および植生袋の収容状態を示す拡
大断面図である。
【図12】腐食性素材に抗菌処理を施す工程の一例を示
す図である。
【図13】腐食性素材に抗菌処理を施す工程の他の例を
示す図である。
【符号の説明】
1,23,28…緑化用植生基体、2, 24,29…網
状体、3…フロントネット、4…バックネット、5,
6, 26, 31…経糸、7,8, 27,32…緯糸、9
…収容部、15…植生袋、19…植生種子、25…二重
部分、26´…遊離させた経糸、30…袋支承部、33
…袋支承用経糸、34…ループ部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ抗菌処理を施した腐食性素材よ
    りなるフロントネットとバックネットとを重ね合わせて
    なる二重構造の網状体の前記両ネット間に収容部を緯糸
    方向に形成すると共に、前記収容部内に、植生種子を収
    容してなる植生袋を収容したことを特徴とする緑化用植
    生基体。
  2. 【請求項2】 抗菌処理を施した腐食性素材よりなるテ
    ープ状の緯糸を、横方向に適宜間隔毎に多数の抗菌処理
    を施した腐食性素材よりなる経糸により、緯糸間隔3〜
    9本/インチとして絡み織りで編織してなる網状体にお
    ける経糸の約半数を縦方向に適宜間隔毎に緯糸より遊離
    させると共に、遊離させた経糸に前記緯糸を前記緯糸間
    隔と同率に編織して部分的に二重部分を形成すると共
    に、この二重部分に、植生袋を収容したことを特徴とす
    る緑化用植生基体。
  3. 【請求項3】 それぞれ抗菌処理を施した腐食性素材よ
    りなる経糸と緯糸とを編織して構成される網状体の経糸
    間の適宜間隔毎に、抗菌処理を施した腐食性素材よりな
    る袋支承用経糸を緯糸を包含しつつ縦方向に編み込み、
    網状体の縦方向の適宜間隔毎に、前記袋支承用経糸を緯
    糸との編み込みから遊離させて、緯糸方向に連通可能な
    ループ部を形成し、網状体表面に袋支承部を緯糸方向に
    形成すると共に、この袋支承部に、植生種子を収容して
    なる植生袋を支承したことを特徴とする緑化用植生基
    体。
  4. 【請求項4】 抗菌処理に際して有効成分がジメチルベ
    ンジルアンモニウムクロライドである抗菌剤を用いてい
    る請求項1〜3のいずれかに記載された緑化用植生基
    体。
JP4355597A 1992-12-19 1992-12-19 法面緑化工法 Expired - Lifetime JP2787264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4355597A JP2787264B2 (ja) 1992-12-19 1992-12-19 法面緑化工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4355597A JP2787264B2 (ja) 1992-12-19 1992-12-19 法面緑化工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06185060A true JPH06185060A (ja) 1994-07-05
JP2787264B2 JP2787264B2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=18444799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4355597A Expired - Lifetime JP2787264B2 (ja) 1992-12-19 1992-12-19 法面緑化工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2787264B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007303120A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Nisshoku Corp 植生ネット及びこれを用いた植生マット並びにこの植生ネットまたは植生マットを用いた緑化工法
KR100949747B1 (ko) * 2009-04-26 2010-03-25 주식회사 이에스에코 두개의 종자층을 갖는 식생 녹화용 식생 매트
KR20160063881A (ko) * 2014-11-27 2016-06-07 한국광해관리공단 광산지역 경사면 녹화용 친환경적 매트 및 이를 이용한 광산지역 사면 녹화 안정화 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0699915A (ja) * 1992-09-07 1994-04-12 Konica Corp 三方シール包装体のガセット形成方法及び装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0699915A (ja) * 1992-09-07 1994-04-12 Konica Corp 三方シール包装体のガセット形成方法及び装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007303120A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Nisshoku Corp 植生ネット及びこれを用いた植生マット並びにこの植生ネットまたは植生マットを用いた緑化工法
KR100949747B1 (ko) * 2009-04-26 2010-03-25 주식회사 이에스에코 두개의 종자층을 갖는 식생 녹화용 식생 매트
KR20160063881A (ko) * 2014-11-27 2016-06-07 한국광해관리공단 광산지역 경사면 녹화용 친환경적 매트 및 이를 이용한 광산지역 사면 녹화 안정화 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2787264B2 (ja) 1998-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06185060A (ja) 緑化用植生基体
JPH05148846A (ja) 緑化用植生基体
JPH07224429A (ja) 植生マット
JPH06185061A (ja) 緑化用植生基体
JPH0613772B2 (ja) 植生基材保持用網状体
JPH07216896A (ja) 植生用袋体
JPH0699916B2 (ja) 植生基材保持用網状体
JPH05148847A (ja) 緑化用植生基体
JP2547152B2 (ja) 植生用ネット
JPH0753983B2 (ja) 緑化用植生基体
JP2509136B2 (ja) 緑化用植生基体
JPH0626055A (ja) 緑化用植生基体
JP2626742B2 (ja) 植生用網状体
JPH0613771B2 (ja) 植生基材保持用網状体
JPH0641972A (ja) 育苗用植生マット
JPH0699917B2 (ja) 緑化用植生基体
JP3811535B2 (ja) 緑化用植生基体
JP2527119B2 (ja) 緑化工事に用いる植生用材料
JP2551908B2 (ja) 法面緑化工法
JPH1161828A (ja) 植生ネットおよび植生基体
JPH0641968A (ja) 緑化用植生基体
JP2649028B2 (ja) 植生マット
JPH06180013A (ja) 植生マット
JPH05148843A (ja) 緑化用植生基体
JPH04289321A (ja) 緑化用植生基体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees