JP2509136B2 - 緑化用植生基体 - Google Patents

緑化用植生基体

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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、法面の緑化工法に用い
られる緑化用植生基体(以下、植生基体と云う)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記法面を緑化工法の一つに、ネットの
一方の面にスフ綿を貼着し、このスフ綿の表面に植生種
子を水溶性糊剤を用いて固着してなる植生基体や、ネッ
トの一方の面に、植生種子を水溶性糊剤を用いて固着挟
持した可溶性シートを貼着してなる植生基体を法面に敷
設する工法がある。この工法によれば、ネットによって
降雨、融雪、風食、凍上などによる法面のエロージョン
(浸食)が防止されると共に、植生基体に固着した植生
種子が発芽成育して数年のうちに法面を緑化保護するこ
とができる。
【0003】そして、前記植生基体におけるベース部材
としてのネットは、従来より、ポリエチレン(PE)や
ポリプロピレン(PP)など化学的に合成されたプラス
チック製の網状体が多用されている。その理由は、これ
らのプラスチックが丈夫かつ安価であり、しかも、法面
の緑化などにおいては、法面上に植物が根づき、これが
ある程度成長するまでは、ネットが法面を保護し、植物
にとっての緑化基盤材となることが必須であるからであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記プ
ラスチックは、通常の条件下では半永久的に変質しない
といった特性があり、このため、他の植物性素材や動物
性素材とは異なり、長年月のうちに風雨に曝されて風化
または腐食して土や土壌と同質化するといったことがな
い。このため、近年ではこのような特質が災い視され、
プラスチック公害として地球環境的な問題となってきて
いる。
【0005】従って、このような状況下において、法面
緑化工法などにおいてプラスチック製のネットを使用す
ることは、一方では環境緑化に寄与することになるが、
他方ではプラスチック公害を促進することにもなるので
ある。
【0006】上述のプラスチック素材の特質に起因する
問題を回避するため、従来においては、例えばジュート
など植物性素材よりなるネットが使用されたこともあ
る。また、ビスコースレーヨンは再生セルロースよりな
り、それほど長期間を経なくとも完全に腐食するいわゆ
る腐食性素材であり、しかも、織機に比較的容易にかけ
ることができるので、これを、例えば実公昭63−82
8号公報で提案されているように、ネットを部分的に腐
食させるような場合に使用されることが試みられてい
る。さらに、ビスコースレーヨンの他に、腐食性を有す
る素材としての生分解性プラスチックを使用したネット
が、例えば実開平3−5746号公報において提案され
ている。
【0007】このように、ネットを腐食させるため、こ
れを種々の腐食性素材を用いて構成することが提案され
ているが、従来において、これらはそれほど多く使用さ
れることはなかった。その理由は次の通りである。すな
わち、法面に腐食性のネットを敷設した場合、これらの
ネットの殆どが法面に敷設してから2ヶ月程度経過する
と腐食してしまい、必要な強度がなくなってしまうから
である。そして、植生基体から植物が発芽し、これが十
分に成育し繁茂するには、2ヶ月といった期間は余りに
も短すぎ、従って、ネットによる法面保護および植物の
育成といった本来の目的を達成することができない。
【0008】従って、法面保護などにおいて使用するの
に理想的な植生基体は、敷設後半年2年程度は十分な
引張強度など機械的な強度を維持し、植物がある程度成
育した時点以降に最終的に腐食して土壌中に同質化する
ものであると言える。
【0009】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、敷設後半年2年程
度は十分な引張強度を維持し、その後、分解・腐食する
といった植生基体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、腐食性素材によるネットを敷設後半年〜2年程度必
要な強度を維持する程度に抗菌処理を施したネットを使
用し、第1発明においては、ネットの一方の面に可溶性
素材を貼着し、この可溶性素材の表面に植生種子を水溶
性糊剤を用いて固着してなる緑化用植生基体を構成す
【0011】第2発明においては、前記のネットの一方
の面に、植生種子を固着狭持した可溶性シートを貼着し
て緑化用植生基体を構成している。
【0012】第3発明においては、前記のネットの一方
の面に、植種子を貼着してなる緑化用植生基体を構成
している。
【0013】
【作用】上記の発明に係る植生基体は、そのネット本体
が抗菌剤処理を施した腐食性素材で構成されているの
で、単なる腐食性素材よりなるネットに比べて敷設後半
2年程度は必要な強度を有する。そして、抗菌剤処
理の効果が弱まりあるいはなくなるに伴って腐食が始ま
り、これも腐食されて土に帰すのである。
【0014】そして、上記何れの発明においても、ネッ
トが腐食して強度が低下するまでの敷設後半年〜2年間
、ネットによって降雨、融雪、風食、凍上などによる
法面のエロージョン(浸食)が防止されると共に、植生
基体に固着した植生種子が発芽成育して数年のうちに法
面を緑化保護することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0016】図1は、第1実施例に係る植生基体1の一
例を示し、この図において、2は経糸3および緯糸4よ
りなるネットで、その大きさは例えば幅1m×長さ5
m、また、その目合いは2cmである。そして、通常の
ビスコースレーヨンに比べて腐食時間が長期にわたる
が、時間の経過と共にその強度が低下するといった特性
を有する抗菌剤処理を施したビスコースレーヨンのモノ
フィラメントを用いてラッセル織機によって所定の形状
に編織される。なお、補強ロープ(図外)を設けること
が多いが、この補強ロープも抗菌剤処理を施したビスコ
ースレーヨンよりなる。
【0017】そして、5はネット2の一方の面に水溶性
糊剤6を用いて貼着された可溶性素材である。7はスフ
綿5の表面の全体に均一になるように水溶性糊剤8を用
いて固着された植生種子である。ここで、可溶性素材5
としては、植生の発芽・成育の妨げにならないスフ綿、
スフ系不織布、パルプ系不織布、可溶性紙などがある。
また、水溶性糊剤6,8としては、ポリビニルアルコー
ルがある。さらに、植生種子としては、ケンタッキー3
1フェスク、ウイーピングラブグラス、ホワイトクロー
バー、バミューダグラス、クリーピングレッドフェス
ク、レッドトップなどの牧草種子、すすき、よもぎ、め
どはぎ、いたどりなどの野草種子、いたちはぎ、やまは
ぎ、あかまつ、やしゃぶし、こまつなぎなどの樹木種
子、黄デージー、フランス菊、のこぎり草、カリフォル
ニアポピー、ムラサキハナナ、カスミソウ、コスモス、
ケイトウ、カワラナデシコ、テンニンギクなどの花種子
がある。
【0018】前記植生基体1を用いて例えば法面を緑化
するには、図2に示すように、施工対象である法面9を
適宜整形した後、ネット2が上方で、植生種子7を設け
た面が法面9に近くなるようにして植生基体1を法面9
上に敷設する。そして、植生基体1の植生種子7を設け
た面が法面9に密着するようにした後、金串などの押さ
え部材10を用いて植生基体1を固定する。
【0019】上記のように法面9に敷設された植生基体
1は、そのネット2が通常のビスコースレーヨンと異な
り抗菌剤処理が施され、敷設後半年〜2年間は強度を保
、時間の経過と共にその強度が低下するといった特性
を有するビスコースレーヨンよりなる為、その敷設後半
2年程度は必要な強度を維持し、法面9を保護する
ことができる。一方、植生基体1に付着された植生種子
7は、降雨などを受けることによって、水溶性糊剤8が
溶けて法面9上に落下するなどして発芽し、肥料や保水
材などを吸収して、牧草、野草、木本などに適宜成長す
る。
【0020】一方、植生基体1においては、そのネット
2は前記植物がある程度生育する半年〜2年後頃の、植
物が繁茂するころから徐々にその強度が低下し、分解・
腐食されてボロボロになり、ついには土に期する。ま
た、ネット2に貼着された可溶性素材5も一定期間(植
物が発芽し、これがある程度成育するまでに必要な期
間)後には分解され、土と同質化する。従って、法面9
は所定の植物によって一面に緑化される。
【0021】図3は、第2実施例に係る植生基体1を示
すもので、この実施例においては、植生種子7を2枚の
可溶性シート11,12の間に水溶性糊剤8を用いて固
着挟持し、さらに、植生種子7を挟持した可溶性シート
11,12の一方の可溶性シート11をネット2の一方
の面に、水溶性糊剤6を用いて固着挟持したものであ
る。ここで、可溶性シート11,12としては、植生の
発芽・成育の妨げにならず、しかも、水分より溶解する
クレープ紙、水溶性不織布、高分子系フィルムあるいは
澱粉系フィルムまたは寒冷紗付水溶性紙、例えば商品名
ポンリック(金星製紙株式会社製)などがある。この実
施例の作用効果は、前述の実施例と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0022】図4は、ネット2の他の実施例を示し、同
図(A)に示したネット2も、経糸3および緯糸4が抗
菌剤処理されたビスコースレーヨンよりなるが、経糸3
がモノフィラメント、緯糸4がフラットヤーンにそれぞ
れ構成されている点が異なる。また、同図(B)に示し
たネット2も、経糸3および緯糸4が抗菌剤処理された
ビスコースレーヨンよりなると共に、特に、緯糸4がテ
ープ状のフラットヤーンで構成されている。このように
構成したネット2によれば、遮光率が大きくなると共
に、保温効果が大きくなり、特に寒冷地において効果的
である。
【0023】又、前記腐食性素材としては、動物性、植
物性、化学性等種々のものがあるが、例えば動物性、植
物性素材としては、皮や毛、綿や麻、パルプといった天
然繊維が代表的である。また、化学性素材としては薬品
で易腐食化したポリオレフィン系の素材やビスコースレ
ーヨンなどの再生繊維の他、微生物分解性プラスチッ
ク、光分解性プラスチックがある。微生物分解性プラス
チックとしては、例えば商品名トーン(米国AMKO社
製)、商品名プルラン(林原株式会社製)、商品名ソア
・フィル(三菱レーヨン株式会社製)がある。そして、
光分解型プラスチックとしては、例えば商品名ポリグレ
イド(米国アンベイス社製)、商品名プラスチゴン(米
国アイデアマスターズ社製)などがある。
【0024】次に、前記腐食性素材のうち、再生繊維で
あるビスコースレーヨンを抗菌剤処理する手順につい
て、図5を参照しながら説明する。この図において、1
3は公知のビスコースレーヨン製造装置、14は乾燥
機、15は抗菌剤16を収容した抗菌処理槽、17は絞
り用ローラ対、18は乾燥機、19はキュアリング装
置、20は巻取り装置である。そして、前記抗菌剤16
としては、例えばラウリル・ジメチル・ベンジル・アン
モニウム・クロライド・・・商品名メイラピットV−4
3や、オクタデシル・ジメチル・ベンジル・アンモニウ
ム・クロライド・・・メイカビノンSMB−85(何れ
も明成化学工業株式会社製)などの1〜10%溶液を用
いることができる。
【0025】このように構成された装置において、ビス
コースレーヨン製造装置13から繰り出されたビスコー
スレーヨン21は、乾燥機14において適宜の温度で予
備乾燥される。予備乾燥されたビスコースレーヨン21
は、抗菌剤処理槽15内の抗菌剤16を潜らされる。次
いで、抗菌剤16を潜らされたビスコースレーヨン21
は、絞り用ローラ対7において適宜絞られて、乾燥機1
8に至り、所定の乾燥処理を受ける。そして、この乾燥
処理を受けたビスコースレーヨン21は、キュアリング
装置19において、例えば150℃で3分間、または、
170℃で1分間のキュアリング処理された後、巻取り
装置20によって巻き取られる。
【0026】図7は、上述のように抗菌剤処理されたビ
スコースレーヨン22を示すもので、同図(A)の示す
ものは、ビスコースレーヨン21の外周に抗菌剤16に
よる被膜層23が形成されている。また、同図(B)に
示すものは、ビスコースレーヨン21の外周に皮膜層2
3が形成されると共に、その全周にわたって表面から抗
菌剤16が染み込んだ浸透層24も形成されている。
【0027】また、ビスコースレーヨンを製造する段
階、すなわち再生セルロースからなるビスコース溶液
に、抗菌剤である前記の例えば商品名メイラピットV−
43やメイカビノンSMB−85などを、ビスコース溶
液の段階で内添させたものも使用される。この場合、抗
菌剤を内添したビスコースレーヨンの組成としては、ビ
スコース溶液にメイラピットV−43を1〜5%の割合
で内添させたものが好ましい。
【0028】なお、ビスコースレーヨンなど腐食性素材
の抗菌剤処理は、上記図5に示すものに限られるもので
なく、例えば図6に示すように構成してあってもよい。
すなわち、この図においては、ビスコースレーヨン製造
装置(図外)から繰り出されたビスコースレーヨン21
を抗菌剤塗布装置25を通過させることにより、その表
面に抗菌剤16を塗布し、その後、乾燥機26で乾燥
し、さらに、キュアリング装置(図外)で所定のキュア
リングを行った後、巻取り装置20で巻き取るのであ
る。
【0029】前記図5または図6に示した何れの抗菌剤
処理によっても、図7(A),(B)に示したような抗
菌剤処理されたビスコースレーヨン22が得られるが、
このビスコースレーヨン22は、従来のビスコースレー
ヨン21と異なり、湿潤時における強度低下が少なく、
前述の強力レーヨンとほぼ同等に特性を持つようにな
る。そして、このような抗菌剤処理されたビスコースレ
ーヨン22を用いてラッセル織機によって編織すること
により、例えば図1、図3及び図4にに示すネット2を
構成することができ、所謂抗菌剤処理されたネットを得
ることができる。
【0030】また、抗菌剤処理されたネットは、上述の
実施例のように、織機にかける前の素材、すなわち、モ
ノフィラメントやフラットヤーンなどの段階において、
抗菌剤処理したものを用いてこれを織機にかけてネット
を構成してもよく、また、モノフィラメントやフラット
ヤーンなどを用いて所定形状のネットに編織してから、
これを抗菌剤に浸漬したり、抗菌剤をシャワリングまた
はスプレーなどの手段を用いて塗布してもよい。
【0031】ところで、前記抗菌剤処理されたネットの
腐食度合いと引張強度を調べるために、次のような実験
を行った。すなわち、2000デニールのビスコースレ
ーヨン(テープ状)よりなる素線を2本用意し、一方は
抗菌剤として前記メイラピットV−43の5%溶液に含
浸させ、他方は無処理として、これらを平坦地圃場に1
992年4月に敷設して、敷設後における腐食度合いと
引張強度について調べたところ、表1のような結果が得
られた。
【0032】
【表1】
【0033】上記表1から、抗菌剤処理を施した素線
は、半年を経過しても殆ど腐食されることがなく、ま
た、引張強度も当初の79%程度を維持していることが
判る。従って、網状体の引張強度は0.6以上あれば網
状体としての機能を十分満たすことから、ビスコースレ
ーヨンに抗菌剤処理を施した素線により編織された網状
体は、敷設後2年程度は従来のネットと同様の効果を奏
するものと考えられる。なお、上記試験において、敷設
して半年後に、植生によってネットが被覆されたことを
付言する。
【0034】上述の説明から理解されるように、腐食性
素材よりなるネットに抗菌剤処理を施すことにより、敷
設後所定の期間内は所望の強度を維持させることができ
る。ところで、腐食性素材よりなるネットの分解・腐食
は、腐食性素材を分解・腐食するバクテリアが存在する
ためであるから、一定期間バクテリアの活動を抑制でき
れば、腐食性素材よりなるネットの分解・腐食を一定期
間遅らせることができる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る植生
基体は、法面などに敷設した場合、ネットが敷設後半年
〜2年間は所望の強度を維持させることができ、その期
間経過後は徐々に分解され、腐食されていくので、法面
はネットによってそのエロージョンが防止される。そし
て、ネットは、植生基体に付着させた植生種子が発芽し
て成育し、所定の植物が繁茂するようになる頃までその
強度を維持しているので、植物は流亡することがなく、
法面はその全面にわたって緑化される。一方、ネットは
徐々にその強度が低下し、徐々に分解され、腐食される
ことによってボロボロになり、ついには、土に帰する。
従って、従来と異なり、プラスチック公害が促進される
ことなく、緑化を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植生基体の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】前記植生基体を用いて法面を緑化する工法を示
す断面図である。
【図3】本発明に係る植生基体の他の例を示す斜視図で
ある。
【図4】(A),(B)はそれぞれ、本発明で用いるネ
ットの一例を示す斜視図である。
【図5】腐食性素材に抗菌剤処理を施す工程の一例を示
す図である。
【図6】腐食性素材に抗菌剤処理を施す工程の他の例を
示す図である。
【図7】(A),(B)はそれぞれ、抗菌剤処理が施さ
れた腐食性素材の断面を示す図である。
【符号の説明】
1…植生基体、2…ネット、5…可溶性素材、7…植生
種子、8…水溶性糊剤、11,12…可溶性シート。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットの一方の面に可溶性素材を貼着
    し、この可溶性素材の表面に植生種子を水溶性糊剤を用
    いて固着してなる緑化用植生基体において、前記ネット
    敷設後半年〜2年程度は必要な強度を維持する程度に
    抗菌剤処理を施した腐食性素材で構成したことを特徴と
    する緑化用植生基体。
  2. 【請求項2】 ネットの一方の面に、植生種子を固着挟
    持した可溶性シートを貼着してなる緑化用植生基体にお
    いて、前記ネットを敷設後半年〜2年程度は必要な強度
    を維持する程度に抗菌剤処理を施した腐食性素材で構成
    したことを特徴とする緑化用植生基体。
  3. 【請求項3】 ネットの一方の面に、植生種子を貼着し
    てなる緑化用植生基体において、前記ネットを敷設後半
    年〜2年程度は必要な強度を維持する程度に抗菌剤処理
    を施した腐食性素材で構成したことを特徴とする緑化用
    植生基体。
  4. 【請求項4】 抗菌剤が、ジメチル・ベンジル・アンモ
    ニウム・クロライドを有効成分とするものである請求項
    1,2,3のいずれかに記載の緑化用植生基体。
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