JPH061847Y2 - サンルーフのチルトアップ機構 - Google Patents

サンルーフのチルトアップ機構

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Publication number
JPH061847Y2
JPH061847Y2 JP19037787U JP19037787U JPH061847Y2 JP H061847 Y2 JPH061847 Y2 JP H061847Y2 JP 19037787 U JP19037787 U JP 19037787U JP 19037787 U JP19037787 U JP 19037787U JP H061847 Y2 JPH061847 Y2 JP H061847Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tilt
guide groove
movable
cam
sliding shaft
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP19037787U
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English (en)
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JPH0193122U (ja
Inventor
真 北村
茂 植木
Original Assignee
ダイキョー・ベバスト株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサンルーフのチルトアップ機構に関する。
(従来の技術) 第4図は従来のサンルーフのチルトアップ機構を示し、
同図において、1は屋根2に設けた開口部、3はフレー
ムで、開口部1の縁部に沿うように屋根2下面に固設さ
れている。4は中間フレームで、開口部1の前後方向中
間部に左右方向に設けられている。
5は前蓋体、6は後蓋体で、これらは開口部1を開閉自
在に塞ぐように構成され、前蓋体5は後上り姿勢にチル
トアップ自在であると共に、このチルトアップ状態で後
方移動可能に構成されている。また後蓋体6は着脱自在
な脱着式に構成されている。
そして、前蓋体5のチルトアップ及びチルトダウン動作
は次のような手段によってなされるようになっている。
即ち、上方にくの字状に屈曲自在となるように一対のリ
ンク7,8を連結すると共に、その屈曲部にブラケット等
を介して前蓋体5の中途部を連結することにより、モー
タ9によって、ケーブル10を引張するとリンク7,8を前
後に伸長させて、前蓋体5の中途部を下方に引張して、
前蓋体5をチルトダウンさせると共に、モータ9によっ
てケーブル10を前方押圧すると、リンク7,8を上方にく
の字状に屈曲させて、前蓋体5の中途部を上方に押圧し
て、前蓋体5をチルトアップさせるように構成してい
た。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来のようなモーター駆動によるサンルーフの
チルトアップ機構は、チルトアップ及びチルトダウン動
作を短時間でなすため、モータに大荷重を必要とし、ま
たチルトダウン時に蓋体5が中間フレーム4等に強く衝
当し、大きな衝撃を生ずるという問題があった。
本考案は上記問題点に鑑み、蓋体を小荷重にてスムーズ
にチルトアップ及びチルトダウン動作をさせることがで
きて、チルトダウン時等に大きな衝撃を生じる惧れのな
いチルトアップ機構を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この技術的課題を解決する本考案の技術的手段は、車輌
屋根の開口部を防ぐ蓋体がチルトアップ、チルトダウン
するように支持されたサンルーフのチルトアップ機構に
おいて、 往復移動せしめられる可動カム14と、屋根側に固定され
る固定カム13と、前記蓋体を支持しかつ前記可動カム14
と固定カム13との間に載置されたチルトアーム17とを備
え、固定カム13には互いに逆方向に傾斜した第1案内溝
19と第2案内溝20とが設けられ、チルトアーム17には、
第1案内溝19に摺動自在に内嵌される第1摺動軸21と、
第2案内溝20に摺動自在に内嵌される第2摺動軸23と
が、夫々の案内溝19,20を互いに同一方向側に摺動する
ことにより、蓋体をチルトアップとチルトダウンの揺動
動作をさせるように設けられ、前記可動カム14に可動案
内溝27が前記固定カム14の第1案内溝19とX字状にクロ
スするように設けられ、チルトアーム17には可動案内溝
27に摺動自在に内嵌する案内摺動軸28が前記第1摺動軸
21と略同一軸心になるように設けられている点にある。
(作用) 可動カム14が後方移動すると、案内摺動軸28が可動案内
溝27を前方摺動して、第1摺動軸21が第1案内溝19を後
方摺動すると共に、第2摺動軸20が第2案内溝20を後方
摺動し、これによりチルトアーム17が後上り姿勢に揺動
し、蓋体が後上り姿勢にチルトアップする。
また可動カム14が前方移動すると、案内摺動軸28が可動
案内溝27に後方摺動して、第1摺動軸21が第1案内溝19
を前方摺動すると共に、第2摺動軸23が第2案内溝20を
前方摺動し、これによりチルトアーム17が水平姿勢に揺
動し、図示省略の蓋体が水平姿勢にチルトダウンして屋
根開口部を塞ぐ。
そして、図例の場合第2図に示す如く作動ストロークL
が長いため、チルトアーム17乃至蓋体がゆっくり作動
し、作動力も小荷重で済む。またチルトダウン時には第
2図に示す如く第1摺動軸21(力点)で上がり、第2図
摺動軸23(支点)が下がり、チルトアップ時には第3図
に示すように第1摺動軸21(力点)で下がり、第2図摺
動軸23(支点)が上がるので、チルトダウン時のスペー
スは小さくなり、作動量を大きくとれる。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に従って説明すると、第1
図乃至第3図において、13は車輌屋根側に固定される固
定カムである。14は前後移動せしめられる可動カムで、
屋根開口部の側縁に沿うように設けられた図示省略の案
内レールに前後方向摺動自在に保持され、図示省略のモ
ータによってケーブル16を後方へ引張することによっ
て、後方移動せしめられると共に、モータによってケー
ブルを前方へ押出すことによって前方移動せしめられる
ように構成されている。
17は車輌屋根の開口部を塞ぐ蓋体を支持するチルトア
ームで、固定カム13と可動カム14との間に配置されてい
る。このチルトアーム17の上方にブラケット等を介して
サンルーフを構成する前記蓋体が取付けられている。
19は固定カム13の前側に設けた第1案内溝で、前上り方
向に傾斜している。20は固定カム13の後側に設けた第2
案内溝で、後上り方向に傾斜している。21はチルトアー
ム17の前端に突設した第1摺動軸で、この第1摺動軸21
は該軸21に回転自在に外嵌したローラ22を介して第1案
内溝19に摺動自在に内嵌されている。23はチルトアーム
17の前後中途部に突設した第2摺動軸で、この第2摺動
軸23は該軸23に回転自在に外嵌したローラ24を介して第
2案内溝20に摺動自在に内嵌されている。前記第1摺動
軸21と第2摺動軸23とは、夫々の案内溝19,20を互いに
同一方向側に前後摺動することにより、チルトアーム17
は前部側を支点に揺動し、前記蓋体が屋根開口部から後
上りの傾斜姿勢になるチルトアップと水平状態になって
屋根開口部を塞ぐチルトダウンとの揺動動作するように
なっている。
27は可動カム14の前側に設けた可動案内溝で、前記固定
カム13の第1案内溝19とX字状にクロスするように後上
りに傾斜され、この傾斜は第1案内溝19及び第2案内溝
20の傾斜に比べて非常に緩やかになっている。28はチル
トアーム17の前端部に突設した案内摺動軸で、この案内
摺動軸28は前記第1摺動軸21と同一軸心になるように設
けられ、この案内摺動軸28は該軸28に回転自在に外嵌し
たローラ29を介して可動案内溝27に摺動自在に内嵌され
ている。従って、可動カム14が後方移動すると、案内摺
動軸28が可動案内溝27を前方摺動して、第1摺動軸21が
第1案内溝20を後方摺動すると共に、第2摺動軸23が第
2案内溝20を後方摺動し、これによりチルトアーム17が
後上り姿勢に揺動し、基体が後上り姿勢にチルトアップ
するようになっている。また可動カム14が前方移動する
と、案内摺動軸28が可動案内溝27を後方摺動して、第1
摺動軸21が第1案内溝19を前方摺動すると共に、第2摺
動軸23が第2案内溝23を前方摺動し、これによりチルト
アーム17が水平姿勢に揺動し、図示省略の蓋体が水平姿
勢にチルトダウンして開口部を塞ぐようになっている。
なお、蓋体がチルトアップした後さらに可動カム14を後
方移動させれば、蓋体がチルトアップした状態で後方移
動する。
31は可動カム14の後端部に設けた係止溝、32はチルトア
ーム17の後部に突設した係合軸で、この係合軸32にはロ
ーラ33が回転自在に外嵌され、この係合軸32は、摺動軸
21,23が夫々の案内溝19,20を前方摺動して、チルトアー
ム17が水平状態に揺動したとき、係合軸32がローラ33を
介して係止溝31に上方から係合すると共に、摺動軸21,2
3が夫々の案内溝19,20を後方摺動して、チルトアーム17
が後上りに揺動したとき、係合軸32がローラ33を介して
係止溝31から上方へ抜脱するようになっている。
なお、前記実施例では可動カム14が後方移動したとき蓋
体がチルトアップすると共に、可動カム14が前方移動し
たとき蓋体がチルトダウンするようにしているが、これ
に代え、例えば案内溝19,20,27の傾斜方向を夫々逆にす
ることにより、可動カム14が後方移動したとき蓋体がチ
ルトダウンすると共に、可動カム14が前方移動したとき
蓋体がチルトアップするようにてもよい。また、蓋体が
チルトアップする方向は、後上り方向の限定されず、前
上り、右上り、或いは左上りにチルトアップするように
してもよいし、可動カム14の往復移動も前後に限らず、
左右に往復移動するようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、可動カム14の往復移動によって、チル
トアーム17の摺動軸21,23,28が可動カム14の可動案内溝
27及び固定カム13の案内溝19,20を夫々前後摺動して、
チルトアーム17に支持した蓋体がチルトアップする位置
とチルトダウンする位置とに揺動するようにチルトアー
ム17が動作するので、従来のように蓋体を支持するリン
ク等の支持部材をケーブル等によって直接的にモータ駆
動する場合と異なり、可動カム14、案内溝19,20,27及び
摺動軸21,23,28を介在して蓋体を支持するチルトアーム
17を揺動動作でき、従って蓋体を小荷重にスムーズにチ
ルトアップ及びチルトダウン動作させることが可能にな
り、またチルトダウン時に大きな衝撃を生じる惧れがな
くなり、その実用的効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はチル
トダウン状態の側面図、第3図はチルトアップ状態の側
面図である。第4図は従来例を示す側断面図である。 13…固定カム、14…可動カム、17…チルトアーム、19…
第1案内溝、20…第2案内溝、21…第1摺動軸、23…第
2摺動軸、27…可動案内軸、28…案内摺動軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌屋根の開口部を塞ぐ蓋体がチルトアッ
    プ、チルトダウンするように支持されたサンルーフのチ
    ルトアップ機構において、 往復移動せしめられる可動カム14と、屋根側に固定され
    る固定カム13と、前記蓋体を支持しかつ前記可動カム14
    と固定カム13との間に載置されたチルトアーム17とを備
    え、固定カム13には互いに逆方向に傾斜した第1案内溝
    19と第2案内溝20とが設けられ、チルトアーム17には、
    第1案内溝19に摺動自在に内嵌される第1摺動軸21と、
    第2案内溝20に摺動自在に内嵌される第2摺動軸23と
    が、夫々の案内溝19,20を互いに同一方向側に摺動する
    ことにより、蓋体をチルトアップとチルトダウンの揺動
    動作をさせるように設けられ、前記可動カム14に可動案
    内溝27が前記固定カム14の第1案内溝19とX字状にクロ
    スするように設けられ、チルトアーム17には可動案内溝
    27に摺動自在に内嵌する案内摺動軸28が前記第1摺動軸
    21と略同一軸心になるように設けられていることを特徴
    とするサンルーフのチルトアップ機構。
JP19037787U 1987-12-14 1987-12-14 サンルーフのチルトアップ機構 Expired - Lifetime JPH061847Y2 (ja)

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JP19037787U JPH061847Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14 サンルーフのチルトアップ機構

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JPH0193122U JPH0193122U (ja) 1989-06-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2022656B1 (en) * 2007-08-09 2010-10-20 Inalfa Roof Systems Group B.V. Open roof construction
JP2012066642A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Yachiyo Industry Co Ltd サンルーフ装置

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