JPH0621837Y2 - リヤスポイラ装置 - Google Patents

リヤスポイラ装置

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Publication number
JPH0621837Y2
JPH0621837Y2 JP7255489U JP7255489U JPH0621837Y2 JP H0621837 Y2 JPH0621837 Y2 JP H0621837Y2 JP 7255489 U JP7255489 U JP 7255489U JP 7255489 U JP7255489 U JP 7255489U JP H0621837 Y2 JPH0621837 Y2 JP H0621837Y2
Authority
JP
Japan
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spoiler
fin
leg
posture
vehicle body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7255489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0310984U (ja
Inventor
正春 松本
信夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車の後端部に装着され、収納姿勢と使用
姿勢とに転換可能なリヤスポイラ装置に関する。
「従来の技術」 従来のリヤスポイラ装置としては、特開昭60-161276号
公報に開示されたものがある。
すなわち、車体後部に支持脚が立設され、支持脚の上端
部にメインスポイラフィンが装着され、メインスポイラ
フィンに傾動可能にサブスポイラフィンが装着され、サ
ブスポイラフィンを傾動するための専用の駆動モータや
駆動機構等が設けられているものである。
サブスポイラフィンを設けることにより、大きな押下げ
力を得ることができる。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来のリヤスポイラ装置で
は、サブスポイラフィンを傾動するために、特別な駆動
モータや駆動機構等を必要とし、コストが嵩むという問
題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、簡単な構成にして、コストが嵩まずに、大きな
押下げ力等を得ることができるようにしたリヤスポイラ
装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 自動車の後端部に装着され、収納姿勢と使用姿勢とに転
換可能なリヤスポイラ装置であって、 前記収納姿勢で倒伏し、前記使用姿勢で起立する支持脚
部を車体側から立設し、 前記支持脚部の基端と先端との中間部にスポイラフィン
を保持し、 前記収納姿勢でスポイラフィンと滑らかに連続して伏
し、前記使用姿勢でスポイラフィンに対し起きるフラッ
プを前記支持脚部の先端に固設したことを特徴とするリ
ヤスポイラ装置に存する。
「作用」 リヤスポイラ装置は自動車の後端部に装着されており、
不使用時にはスポイラフィンを車体から大きくは突出し
ないように収納しておき、使用時にはスポイラフィンを
突出しておくことができる。
収納姿勢にあるとき、支持脚部は倒伏しており、フラッ
プは支持脚部と同じように伏した状態で、スポイラフィ
ンと滑らかに連続している。
この状態では、スポイラフィンとフラップとが空気の流
れを妨げず、空気抵抗となるものをなくすことができ
る。
収納姿勢から使用姿勢に転換すると、支持脚部が車体か
ら起立し、起立した支持脚部により、スポイラフィンが
車体上方に保持される。また、支持脚部が起立するに応
じて、フラップは支持脚部と共に起き上がる。
スポイラフィンが使用位置にあって、スポイラフィンに
対してフラップが起き上がった状態では、空気流によっ
て、押下げ力が増加する。
使用姿勢から収納姿勢に戻ると、支持脚部が倒伏し、そ
れに応じてスポイラフィンが下方へ移動するとともに、
フラップが倒伏してスポイラフィンに滑らかに連続す
る。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図から第4図は本考案の一実施例を示している。
第1図および第4図に示すように、リヤスポイラ装置1
0は、セダン型の自動車の車体Aの後端部のトランクリ
ッドA1に装着されており、第1図に想像線で示す収納
位置と同じく第1図に実線で示す使用位置とに転換可能
なものである。
第1図から第3図に示すように、リヤスポイラ装置10
は、車体Aに固定されるベース部20に支持脚部40,
40を支持し、支持脚部40,40の先端にスポイラフ
ィン50を保持して成る。
ベース部20は、トランクリッドA1の上面に沿ったカ
バーケース21が外形を成しており、カバーケース21
にフレームを兼ねてガイドレール25を固設してある。
カバーケース21の前端部21aは車体Aの後窓A2に
沿っている。
ガイドレール25は上に開いたコ字形断面をしており、
前後方向に延びる一対の摺動案内部26,26が形成さ
れていて、摺動案内部26,26には、それぞれ移動シ
ュー27がスポイラフィン50の収納位置と使用位置と
に前後移動して固定可能にガイドレール25に嵌合保持
されている。
ガイドレール25の摺動案内部26,26には支持プレ
ート28が固定されていて、摺動案内部26,26に沿
うカム板29aが支持プレート28に固設されている。
カム板29aには後部で低く前部で高くなるよう変位す
るカム溝29が刻設されている。
ガイドレール25の摺動案内部26,26の前部に車体
Aの前後方向に対し直角に駆動部30がかけ渡して設け
られている。
駆動部30は、電動モータ31および減速機構32がガ
イドレール25に固定され、減速機構32により縦方向
に駆動されるギヤードケーブル35,35がガイドレー
ル25の前部および摺動案内部26,26に沿って延び
るよう配設され、ギヤードケーブル35,35は、両側
で移動シュー27,27に連結されている。
両側の支持脚部40,40は、いずれも移動シュー27
の前後にそれぞれ枢軸41a,45aにより基部が枢支
される起倒脚41,45より成り、起倒脚41の先端と
起倒脚45の長手方向の中間部とが、スポイラフィン5
0を固定する保持ブラケット49に枢軸41b,45b
でそれぞれ枢着され、移動シュー27,起倒脚41,4
5,保持ブラケット49により4辺形リンクが構成され
ている。
起倒脚41の基部には、枢軸41aから少し間隔を置い
てフォロワピン42が側方に向け突設され、フォロワピ
ン42は前記カム溝29に嵌合しており、フォロワピン
42がカム溝29内を移動するとき案内されて上下に変
位することにより、支持脚部40は、前記収納位置で倒
伏し、前記使用位置で起立するよう支持されている。
ガイドレール25の摺動案内部26の後端には起立スト
ッパ部材26aが固設され、前部には倒伏ストッパ26
b,26cが固設されており、起倒脚41の先端部に
は、支持脚部40が起立したとき保持ブラケット49の
締結ねじ49aに当接する起立ストッパ面44が形成さ
れ、起倒脚41の基部には、支持脚部40が倒伏したと
き倒伏ストッパ26bに当接する倒伏ストッパ面43が
形成されている。
起倒脚45の基部には、支持脚部40が起立したとき起
立ストッパ部材26aに当接するとともに、倒伏したと
き倒伏ストッパ26cに当接する起倒ストッパ面46が
形成され、起倒脚45の先端部には、支持脚部40が倒
伏したとき保持ブラケット49の締結ねじ49bに当接
する倒伏ストッパ面47が形成されている。
第1図および第2図に示すように、起倒脚45の先端4
5cには、支持脚部40の起伏動作に応じて、スポイラ
フィン50の後縁部より上方に持ち上がった起立位置と
スポイラフィン50の収納部51に納まって一体的にな
る一体位置とに起伏可能なフラップ60が挿着されてい
る。
次に作用を説明する。
リヤスポイラ装置10は自動車の車体Aの後端部のトラ
ンクリッドA1に装着されており、不使用時にはスポイ
ラフィン50を収納位置にして車体Aの表面から大きく
は突出しないように収納しておき、使用時にはスポイラ
フィン50を有効な使用位置に引き出しておくことがで
きる。
移動シュー27がガイドレール25の摺動案内部26の
前端の収納位置にあるとき、移動シュー27,起倒脚4
1,45,保持ブラケット49により構成されている4
辺形リンクは畳まれていて、第1図に想像線で示すよう
にスポイラフィン50は収納位置にある。また、フラッ
プ60は、起倒脚45とともに起伏し、スポイラフィン
50と一体的な一体位置にある。
収納位置では、スポイラフィン50はトランクリッドA
1の表面に近接して沈み、後窓A2の陰になる。起倒脚
41の倒伏ストッパ面43は倒伏ストッパ26bに当接
し、起倒脚45の起倒ストッパ面46は倒伏ストッパ2
6cに当接し、さらに、倒伏ストッパ面47が保持ブラ
ケット49の締結ねじ49bに当接し、支持脚部40は
ガタ付きなく保持される。
駆動部30の電動モータ31を起動させると、電動モー
タ31により適切な速度でギヤードケーブル35,35
が縦方向に駆動される。それにより移動シュー27が後
進を始める。
第1図でわかるように、移動シュー27が後進すると、
起倒脚41に固設したフォロワピン42がカム溝29内
を移動し、高い位置にあったフォロワピン42が下降す
ると起倒脚41が枢軸41aを中心にして起き上がる。
第1図の実線線に示すように、移動シュー27が摺動案
内部26の後端に移動すると、移動シュー27,起倒脚
41,45,保持ブラケット49により構成されている
4辺形リンクが展開され、スポイラフィン50は使用位
置になる。
4辺形リンクが展開し、起倒脚45が起き上がるに応じ
て、起倒脚45の先端45cに固設されたフラップ60
も次第に起き上がり、スポイラフィン50が使用位置に
移動した際には、第2図に示すように、スポイラフィン
50から起き上がるような形になる。
使用位置においては、起倒脚41の起立ストッパ面44
がスポイラフィン50を固定する保持ブラケット49の
締結ねじ49aに当接し、起倒脚45の起倒ストッパ面
46が起立ストッパ部材26aに当接し、支持脚部40
はガタつきなく保持されている。スポイラフィン50は
前記のように車体の上後方に大きく突出している。
高速走行中に、使用位置にあるスポイラフィン50およ
びフラップ60は、車体Aの上後方に大きく突出して空
気を切り、押下げ力を増大させ、車体Aの浮きを抑え
る。
低速走行時等スポイラフィン50がかえって邪魔になる
ときは、移動シュー27をガイドレール25の摺動案内
部26に沿って前方に移動させ支持脚部40を前方に移
動させてスポイラフィン50を収納位置に移動させれば
よい。
前記実施例においては、起倒脚41を移動シュー27を
介して車体A後部に装着したが、直接車体Aに装着して
もよい。
「考案の効果」 本考案に係るリヤスポイラ装置によれば、スポイラフィ
ンを収納姿勢と使用姿勢と転換すべく設けられた駆動機
構一つである支持脚部に先端にフラップを固設し、スポ
イラフィンの転換に応じてフラップがスポイラフィンに
滑らかに連続するように倒伏したり、スポイラフィンに
対して起立したりするようにしたから、フラップを起倒
するための特別な駆動機構を必要としないで、極めて簡
単な構成となり、コストが嵩まないで、大きな押下げ力
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示しており、第1
図は車体に装着した状態のリヤスポイラ装置の側面図、
第2図はリヤスポイラ装置の斜視図、第3図は、主に駆
動部を示す正面図、第4図は車体に装着しスポイラフィ
ンが使用位置にあるときリヤスポイラ装置の斜視図であ
る。 A……車体、A1……トランクリッド 10……リヤスポイラ装置、20……ベース部 21……カバーケース、25……ガイドレール 26……摺動案内部、27……移動シュー 29……カム溝、30……駆動部 31……電動モータ、32……減速機構 35……ギヤードケーブル、40……支持脚部 41,45……起倒脚、45c……先端 42……フォロワピン、50……スポイラフィン 51……収納部、52……案内ピン 53……後向面、60……フラップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の後端部に装着され、収納姿勢と使
    用姿勢とに転換可能なリヤスポイラ装置であって、 前記収納姿勢で倒伏し、前記使用姿勢で起立する支持脚
    部を車体側から立設し、 前記支持脚部の基端と先端との中間部にスポイラフィン
    を保持し、 前記収納姿勢でスポイラフィンと滑らかに連続して伏
    し、前記使用姿勢でスポイラフィンに対し起きるフラッ
    プを前記支持脚部の先端に固設したことを特徴とするリ
    ヤスポイラ装置。
JP7255489U 1989-06-21 1989-06-21 リヤスポイラ装置 Expired - Lifetime JPH0621837Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7255489U JPH0621837Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21 リヤスポイラ装置

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JP7255489U JPH0621837Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21 リヤスポイラ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0310984U JPH0310984U (ja) 1991-02-01
JPH0621837Y2 true JPH0621837Y2 (ja) 1994-06-08

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ID=31610587

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JP7255489U Expired - Lifetime JPH0621837Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21 リヤスポイラ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150034A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Hs Genion Gmbh 自動車用の空気案内装置

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JP2008150034A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Hs Genion Gmbh 自動車用の空気案内装置

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