JPH06184145A - チエニル−またはピロリル−カルボン酸誘導体、製法および医薬組成物 - Google Patents
チエニル−またはピロリル−カルボン酸誘導体、製法および医薬組成物Info
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- JPH06184145A JPH06184145A JP5211451A JP21145193A JPH06184145A JP H06184145 A JPH06184145 A JP H06184145A JP 5211451 A JP5211451 A JP 5211451A JP 21145193 A JP21145193 A JP 21145193A JP H06184145 A JPH06184145 A JP H06184145A
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- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/435—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
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- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 芳香族複素環に結合した置換ピロロ[3,2−
c]ピリジン−2−カルボン酸およびそれらの硫黄含有類
縁体を提供する。 【構成】 式Iで示される芳香族複素環に結合した置換
ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸およびそれ
らの硫黄含有類縁体および酸または塩基によるそれらの
塩類、それらの製造方法およびそれらを含む医薬組成
物。 〔式中AはSを表わしこのときRは存在せず、又はNを
表わし、このときRはHまたはC1−6(置換)アルキ
ルであり;Bはピリジン環に縮合しているフェニル、ピ
リジルまたはチエニル環を表わし;R1はOH,C
1−12アルキル、C1−12アルコキシ、ベンジルオ
キシ等;R2はOH,SH,C1−4アルコキシ等;R
3はH,C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ベン
ジン等;をそれぞれ表わす〕
c]ピリジン−2−カルボン酸およびそれらの硫黄含有類
縁体を提供する。 【構成】 式Iで示される芳香族複素環に結合した置換
ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸およびそれ
らの硫黄含有類縁体および酸または塩基によるそれらの
塩類、それらの製造方法およびそれらを含む医薬組成
物。 〔式中AはSを表わしこのときRは存在せず、又はNを
表わし、このときRはHまたはC1−6(置換)アルキ
ルであり;Bはピリジン環に縮合しているフェニル、ピ
リジルまたはチエニル環を表わし;R1はOH,C
1−12アルキル、C1−12アルコキシ、ベンジルオ
キシ等;R2はOH,SH,C1−4アルコキシ等;R
3はH,C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、ベン
ジン等;をそれぞれ表わす〕
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族複素環に結合し
た置換ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸およ
びそれらの硫黄含有類縁体、それらの製造方法および有
効成分としてそれらを含む医薬組成物に関するものであ
る。
た置換ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸およ
びそれらの硫黄含有類縁体、それらの製造方法および有
効成分としてそれらを含む医薬組成物に関するものであ
る。
【0002】これらの新規化合物は、特に生物学的酸素
化遊離基、例えばスーパーオキサイドアニオンO2−ま
たはヒドロキシル基の作用の阻害物質である。ヒトおよ
び動物に必ずや存在するこれらの遊離基が通常の生理学
的機構では迅速に除去され得ないほど大量に形成される
と、それらは細胞構成成分、例えば核酸、蛋白質または
壁を攻撃および破壊することが知られている。影響され
る組織は非常に多様であり、多くの権威的著者は、遊離
基を炎症または自己免疫疾患から呼吸不全および心臓、
脳または腸虚血に及ぶ範囲の多くの退行性疾患の原因と
してみなしている。それらはまた、退行性老化現象にも
関与する。
化遊離基、例えばスーパーオキサイドアニオンO2−ま
たはヒドロキシル基の作用の阻害物質である。ヒトおよ
び動物に必ずや存在するこれらの遊離基が通常の生理学
的機構では迅速に除去され得ないほど大量に形成される
と、それらは細胞構成成分、例えば核酸、蛋白質または
壁を攻撃および破壊することが知られている。影響され
る組織は非常に多様であり、多くの権威的著者は、遊離
基を炎症または自己免疫疾患から呼吸不全および心臓、
脳または腸虚血に及ぶ範囲の多くの退行性疾患の原因と
してみなしている。それらはまた、退行性老化現象にも
関与する。
【0003】
【発明の構成】本発明化合物は、式(I)
【化7】 [式中、R1は、OH、(C1−C12)アルキル、(C1−C
12)アルコキシ、ベンジルオキシ、フェニル、ベンジ
ル、(C1−C4)アルキルNZ1Z2またはNZ1Z2を表
し、R2は、OH、SH、(C1−C4)アルコキシ、(C1−
C4)アルキルチオまたはNZ1Z2を表し、R3は、H、
(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキルチオ、(C1−
C4)アルコキシ、フェニルまたはベンジルを表し、Aは
Sを表し、そしてこの場合にRは何も表さないか、また
はAはNを表し、RはHまたは(C1−C4)アルキル(こ
れはフェニルまたはNZ1Z2により置換され得る)を表
し、Bは、ピリジル環に縮合している芳香族環を表し、
フェニル、ピリジルまたはチエニルであって、各々Aが
Nを表す場合にはピロロ[3,2−c]キノリン、ピロロ
[3,2−c]ナフチリジンまたはピロロ[3,2−c]チエノ
ピリジン3環式基、またはAがSを表す場合にはチエノ
[3,2−c]キノリン、チエノ[3,2−c]ナフチリジンま
たはチエノ[3,2−c]チエノピリジン基を形成し得、B
は、所望によりハロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)
アルコキシ、CF3、CH2NZ1Z2またはNZ1Z2から
選択される1個またはそれ以上の基により置換されてい
てもよく、そしてZ1およびZ2は、互いに独立して、
H、(C1−C6)アルキル、ホルミルまたはベンジルを表
すか、またはそれらは、それらが結合している窒素原子
と一緒になって、所望によりO、SまたはNから選択さ
れるヘテロ原子によって中断されていてもよい飽和複素
環を形成し、後者の場合は(C1−C8)アルキル、ベンジ
ル、フェニルまたはジフェニルメチルにより置換され得
るが、ただし、AがSであり、Rが何も表さず、R1が
−OCH3であり、R3がHであり、Bがチエニルである
場合、R2は−OHまたは−O−CH3ではあり得ないも
のとする]に対応し、酸または塩基によりこれらの化合
物の塩類も包含される。
12)アルコキシ、ベンジルオキシ、フェニル、ベンジ
ル、(C1−C4)アルキルNZ1Z2またはNZ1Z2を表
し、R2は、OH、SH、(C1−C4)アルコキシ、(C1−
C4)アルキルチオまたはNZ1Z2を表し、R3は、H、
(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキルチオ、(C1−
C4)アルコキシ、フェニルまたはベンジルを表し、Aは
Sを表し、そしてこの場合にRは何も表さないか、また
はAはNを表し、RはHまたは(C1−C4)アルキル(こ
れはフェニルまたはNZ1Z2により置換され得る)を表
し、Bは、ピリジル環に縮合している芳香族環を表し、
フェニル、ピリジルまたはチエニルであって、各々Aが
Nを表す場合にはピロロ[3,2−c]キノリン、ピロロ
[3,2−c]ナフチリジンまたはピロロ[3,2−c]チエノ
ピリジン3環式基、またはAがSを表す場合にはチエノ
[3,2−c]キノリン、チエノ[3,2−c]ナフチリジンま
たはチエノ[3,2−c]チエノピリジン基を形成し得、B
は、所望によりハロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)
アルコキシ、CF3、CH2NZ1Z2またはNZ1Z2から
選択される1個またはそれ以上の基により置換されてい
てもよく、そしてZ1およびZ2は、互いに独立して、
H、(C1−C6)アルキル、ホルミルまたはベンジルを表
すか、またはそれらは、それらが結合している窒素原子
と一緒になって、所望によりO、SまたはNから選択さ
れるヘテロ原子によって中断されていてもよい飽和複素
環を形成し、後者の場合は(C1−C8)アルキル、ベンジ
ル、フェニルまたはジフェニルメチルにより置換され得
るが、ただし、AがSであり、Rが何も表さず、R1が
−OCH3であり、R3がHであり、Bがチエニルである
場合、R2は−OHまたは−O−CH3ではあり得ないも
のとする]に対応し、酸または塩基によりこれらの化合
物の塩類も包含される。
【0004】アルキルおよびアルコキシ基は、直鎖また
は分枝鎖状であるかまたは特にシクロペンチルまたはシ
クロヘキシル環を形成し得る。FまたはClはハロゲン
として好ましい。
は分枝鎖状であるかまたは特にシクロペンチルまたはシ
クロヘキシル環を形成し得る。FまたはClはハロゲン
として好ましい。
【0005】基NZ1Z2が飽和複素環を表す場合、それ
はピロリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、ヘキサヒ
ドロアゼピノ、ピペラジノまたは4位が(C1−C8)アル
キル、ベンジル、フェニルまたはジフェニルメチルによ
り置換されたピペラジノであり得る。
はピロリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、ヘキサヒ
ドロアゼピノ、ピペラジノまたは4位が(C1−C8)アル
キル、ベンジル、フェニルまたはジフェニルメチルによ
り置換されたピペラジノであり得る。
【0006】本発明化合物の中で、好ましいのは式(II)
【化8】 (式中、R、R1、R2およびR3は式(I)の場合と同じで
あって、DはNまたはさらに好ましくはCを表し、R4
はNZ1Z2を表す)の化合物、さらに特定すればR4がD
に対してオルトの8位に存在する化合物であり、後者の
中でも好ましくはR2がNZ'1Z'2であって、Z'1およ
びZ'2が互いに独立してHまたは(C1−C6)アルキルを
表す化合物である。後者の化合物の中でも、COR1が
さらにエステル基である場合が好ましい。
あって、DはNまたはさらに好ましくはCを表し、R4
はNZ1Z2を表す)の化合物、さらに特定すればR4がD
に対してオルトの8位に存在する化合物であり、後者の
中でも好ましくはR2がNZ'1Z'2であって、Z'1およ
びZ'2が互いに独立してHまたは(C1−C6)アルキルを
表す化合物である。後者の化合物の中でも、COR1が
さらにエステル基である場合が好ましい。
【0007】好ましい化合物の別の群は、式(II)(ただ
し、R、R1、R2およびR3は式(I)の場合と同じであ
って、DはNを表し、R4はNZ1Z2を表し、Z1および
Z2は、互いに独立してHまたは(C1−C6)アルキルを
表すか、またはZ1およびZ2はそれらが結合している窒
素原子と一緒になって、窒素が(C1−C8)アルキル、フ
ェニルまたはジフェニルメチルにより置換され得るピペ
ラジノ基を形成する)で示される化合物により構成され
る。
し、R、R1、R2およびR3は式(I)の場合と同じであ
って、DはNを表し、R4はNZ1Z2を表し、Z1および
Z2は、互いに独立してHまたは(C1−C6)アルキルを
表すか、またはZ1およびZ2はそれらが結合している窒
素原子と一緒になって、窒素が(C1−C8)アルキル、フ
ェニルまたはジフェニルメチルにより置換され得るピペ
ラジノ基を形成する)で示される化合物により構成され
る。
【0008】式(I)で示される化合物は、原理が自体公
知である製法を用いることにより、適当に置換されたキ
ノリン類、ナフチリジン類またはチエノピリジン類から
製造され得る。
知である製法を用いることにより、適当に置換されたキ
ノリン類、ナフチリジン類またはチエノピリジン類から
製造され得る。
【0009】一製法によると、式
【化9】 (式中、A、B、R、R1およびR3は式(I)の場合と同
じ意味を有し、Zはアルコキシカルボニルまたはシアノ
基を表す)で示される化合物は、ディークマン反応で閉
環されることにより、式(I)(ただし、Zがアルコキシ
カルボニル基を表す場合、R2はOHを表す)で示される
化合物を生成するか、または式(I)(ただし、Zがシア
ノ基を表す場合、R2はNH2を表す)で示される化合物
を生成する。
じ意味を有し、Zはアルコキシカルボニルまたはシアノ
基を表す)で示される化合物は、ディークマン反応で閉
環されることにより、式(I)(ただし、Zがアルコキシ
カルボニル基を表す場合、R2はOHを表す)で示される
化合物を生成するか、または式(I)(ただし、Zがシア
ノ基を表す場合、R2はNH2を表す)で示される化合物
を生成する。
【0010】別の製法によると、式
【化10】 (式中、A、B、R、R1およびR3は式(I)の場合と同
じ意味を有し、XはClを表し、Zはアルコキシカルボ
ニルまたはシアノ基を表す)で示される化合物は、フェ
ノールの存在下で加熱されることにより、式(I)(ただ
し、Zがアルコキシカルボニル基を表す場合、R2はO
Hを表す)で示される化合物を形成するか、または式
(I)(ただし、Zがシアノ基を表す場合、R2はNH2を
表す)で示される化合物を形成する。
じ意味を有し、XはClを表し、Zはアルコキシカルボ
ニルまたはシアノ基を表す)で示される化合物は、フェ
ノールの存在下で加熱されることにより、式(I)(ただ
し、Zがアルコキシカルボニル基を表す場合、R2はO
Hを表す)で示される化合物を形成するか、または式
(I)(ただし、Zがシアノ基を表す場合、R2はNH2を
表す)で示される化合物を形成する。
【0011】式(I)(ただし、AはNであり、R2はOH
である)で示される置換ピロール類を製造するために
は、式(III): RNHCH2COR1 III (式中、RおよびR1は式(I)の場合と同じ意味を有する
が、ただしR1=OHの場合は除く)で示されるアミン
を、式(IV):
である)で示される置換ピロール類を製造するために
は、式(III): RNHCH2COR1 III (式中、RおよびR1は式(I)の場合と同じ意味を有する
が、ただしR1=OHの場合は除く)で示されるアミン
を、式(IV):
【化11】 (式中、XはClまたはBrを表し、R5は(C1−C3)アル
キルを表し、BおよびR3は式(I)の場合と同じ意味を
有する)で示される化合物と反応させることにより、式
(V):
キルを表し、BおよびR3は式(I)の場合と同じ意味を
有する)で示される化合物と反応させることにより、式
(V):
【化12】 (式中、R、R1、R3、R5およびBは式(III)および(I
V)の場合と同じである)で示される化合物が製造され、
前記化合物は、非水性溶媒、例えばアルコール、エーテ
ル、例えばジオキサンまたはジメチルホルムアミド中、
好ましくは0℃ないし80℃の温度で、有機または無機
塩基、例えば(C2H5)3N、C2H5ONa、t−C4H9O
Na、NaHまたはKOHと反応することによりディーク
マン反応で閉環される。
V)の場合と同じである)で示される化合物が製造され、
前記化合物は、非水性溶媒、例えばアルコール、エーテ
ル、例えばジオキサンまたはジメチルホルムアミド中、
好ましくは0℃ないし80℃の温度で、有機または無機
塩基、例えば(C2H5)3N、C2H5ONa、t−C4H9O
Na、NaHまたはKOHと反応することによりディーク
マン反応で閉環される。
【0012】式(I)(ただし、AはNであり、R2はNH
2である)で示される置換ピロール類を得るためには、式
(III)で示されるアミンを、式(VI):
2である)で示される置換ピロール類を得るためには、式
(III)で示されるアミンを、式(VI):
【化13】 (式中、XはClまたはBrであり、R3およびBは式(I)
の場合と同じ意味を有する)で示される化合物と反応さ
せることにより、式(VII):
の場合と同じ意味を有する)で示される化合物と反応さ
せることにより、式(VII):
【化14】 (式中、R、R1、R3およびBは式(I)の場合と同じ意
味である)で示される化合物が製造され、前記化合物は
ディークマン反応により閉環される。
味である)で示される化合物が製造され、前記化合物は
ディークマン反応により閉環される。
【0013】また、約100℃よりも高温で、一般には
溶媒を用いずに、1モル当量のフェノールおよび1モル
当量の有機または無機塩基の存在下、式(IV)または(VI)
の結合ピリジンおよび式(III)のアミンを反応させるこ
とにより、式(I)の化合物を直接得ることも可能であ
る。
溶媒を用いずに、1モル当量のフェノールおよび1モル
当量の有機または無機塩基の存在下、式(IV)または(VI)
の結合ピリジンおよび式(III)のアミンを反応させるこ
とにより、式(I)の化合物を直接得ることも可能であ
る。
【0014】所望されている式(I)の化合物において、
RがH以外である場合、強塩基、例えばNaHの存在下
極性非プロトン性溶媒中または2相媒質中相間移動触媒
の存在下でハライドRXと反応させることにより、式
(I)(ただし、R=H)で示される化合物のピロールの窒
素を置換することが可能である。式(I)(ただし、Aは
Sを表す)で示されるチオフェン化合物を得るために
は、式HS−CH2−COR1の置換化合物を、(式(III)
のアミンRNHCH2−COR1の代わりに)式(IV)の化
合物または式(VI)の化合物と反応させる。
RがH以外である場合、強塩基、例えばNaHの存在下
極性非プロトン性溶媒中または2相媒質中相間移動触媒
の存在下でハライドRXと反応させることにより、式
(I)(ただし、R=H)で示される化合物のピロールの窒
素を置換することが可能である。式(I)(ただし、Aは
Sを表す)で示されるチオフェン化合物を得るために
は、式HS−CH2−COR1の置換化合物を、(式(III)
のアミンRNHCH2−COR1の代わりに)式(IV)の化
合物または式(VI)の化合物と反応させる。
【0015】式(I)(ただし、R1はOHである)の化合
物を得るためには、R1がアルコキシ、例えばt−ブトキ
シである対応するエステルを、好ましくは水性酸性媒質
中で加水分解し、また、R1がNZ1Z2である化合物を
得るためには、第2級または第3級アミドの製造に関す
る通常条件下アミンHNZ1Z2を対応するエステルと反
応させることが可能である。しかしながら、式(III):R
NHCH2−CONZ1Z2で示されるアミドを式(IV)の
化合物と直接反応させることが好ましい。
物を得るためには、R1がアルコキシ、例えばt−ブトキ
シである対応するエステルを、好ましくは水性酸性媒質
中で加水分解し、また、R1がNZ1Z2である化合物を
得るためには、第2級または第3級アミドの製造に関す
る通常条件下アミンHNZ1Z2を対応するエステルと反
応させることが可能である。しかしながら、式(III):R
NHCH2−CONZ1Z2で示されるアミドを式(IV)の
化合物と直接反応させることが好ましい。
【0016】式(I)(ただし、R2はアルコキシを表す)
で示される化合物は、所望によりピロールの窒素を保護
後、通常のエーテル製造条件下、強塩基、例えばNaH
またはC2H5ONaの存在下で適当なアルキルハライド
と反応させることにより、R2がOHである化合物から
製造される。
で示される化合物は、所望によりピロールの窒素を保護
後、通常のエーテル製造条件下、強塩基、例えばNaH
またはC2H5ONaの存在下で適当なアルキルハライド
と反応させることにより、R2がOHである化合物から
製造される。
【0017】式(I)(ただし、R2はNZ1Z2を表し、Z
1およびZ2はH以外である)の化合物は、脂肪族第1級
アミンの公知置換方法により製造される。
1およびZ2はH以外である)の化合物は、脂肪族第1級
アミンの公知置換方法により製造される。
【0018】式(IV)または(VI)の結合ピリジン類は、P
OCl3との反応により例えばX=Clである化合物を与
える式(IV)または(VI)(ただし、XはOHを表す)の対応
するヒドロキシル化誘導体を通して、例えば「ジャーナ
ル・オブ・メディシナル・ケミストリー」(J.Med.C
hem.)、22、816−823(1979)記載の慣用的
方法によりアミンBNH2から製造される。
OCl3との反応により例えばX=Clである化合物を与
える式(IV)または(VI)(ただし、XはOHを表す)の対応
するヒドロキシル化誘導体を通して、例えば「ジャーナ
ル・オブ・メディシナル・ケミストリー」(J.Med.C
hem.)、22、816−823(1979)記載の慣用的
方法によりアミンBNH2から製造される。
【0019】式(VIII):
【化15】 (式中、Zはエトキシカルボニルまたはシアノ基を表す)
で示される化合物は、下記反応式に従い製造され得る。
で示される化合物は、下記反応式に従い製造され得る。
【化16】
【0020】第1段階は一般に溶媒を用いずに行なわ
れ、閉環は沸点が非常に高い溶媒、ダウサーム(商標)ま
たはジフェニルエーテル中で行なわれる。
れ、閉環は沸点が非常に高い溶媒、ダウサーム(商標)ま
たはジフェニルエーテル中で行なわれる。
【0021】そこから誘導される式(V)および(VII)で
示されるある種の置換化合物は、EP−A−02053
62およびEP−A−0346208に記載されてい
る。他は類似方法により製造され得る。式(III)のアミ
ノケトン類の製造方法は、特に「テトラヘドロン・レタ
ーズ」(Tetrahedron Letters)、25、2977−29
80(1984)に記載されており、アミノエステルはよ
く知られている化合物である。
示されるある種の置換化合物は、EP−A−02053
62およびEP−A−0346208に記載されてい
る。他は類似方法により製造され得る。式(III)のアミ
ノケトン類の製造方法は、特に「テトラヘドロン・レタ
ーズ」(Tetrahedron Letters)、25、2977−29
80(1984)に記載されており、アミノエステルはよ
く知られている化合物である。
【0022】医薬的に許容し得る酸と共に式(I)で示さ
れる少なくとも1種の化合物またはそれらの塩類の1種
を有効成分としてを含む医薬組成物もまた本発明により
提供される。これらの組成物は、経口的または直腸的ま
たは静脈もしくは筋肉内注射により投与され得る医薬組
成物の製剤化に常用されている担体を含み得る。
れる少なくとも1種の化合物またはそれらの塩類の1種
を有効成分としてを含む医薬組成物もまた本発明により
提供される。これらの組成物は、経口的または直腸的ま
たは静脈もしくは筋肉内注射により投与され得る医薬組
成物の製剤化に常用されている担体を含み得る。
【0023】錠剤、ゼラチンカプセルまたはか粒、また
はシロップ形態での経口投与の場合、単位用量は、化合
物の効力、処置されている病気の性質および患者の状態
に従い5ないし200mgの範囲で変化する。
はシロップ形態での経口投与の場合、単位用量は、化合
物の効力、処置されている病気の性質および患者の状態
に従い5ないし200mgの範囲で変化する。
【0024】非経口投与の場合、好ましくは式(I)の化
合物の水溶性塩類を使用するか、またはそれを欠く場合
には、可溶化アジュバントとして知られている製品を組
成物中に導入する。その場合、単位用量は、1〜5cm3
の容量に対して1mgないし30mgの範囲である。
合物の水溶性塩類を使用するか、またはそれを欠く場合
には、可溶化アジュバントとして知られている製品を組
成物中に導入する。その場合、単位用量は、1〜5cm3
の容量に対して1mgないし30mgの範囲である。
【0025】
【発明の効果】本発明医薬組成物は、ヒトまたは動物に
おいて酸素化遊離基の存在に起因する毒性を低減化また
は抑制し、そしてその結果生じる疾患を処置すべく予防
的または治療的に投与される。前記疾患は様々な臓器に
影響を及ぼすため、本発明組成物は、リウマチ疾患、例
えば関節炎、肺疾患、心臓血管疾患、例えば動脈硬化症
または虚血に起因する疾患、眼病、例えば白内障、また
はアルツハイマー病を含む脳損傷の処置において使用さ
れ得る。これらの化合物の多くの潜在的治療用途に関す
る情報については、近刊の書物および文献、特にラーベ
ン・プレス(ニューヨーク)により出版された「フリー・
ラディカルズ・イン・モレキュラー・バイオロジー、エ
ージング・アンド・ディジーズ」(Free Radicals in
MolecularBiology, Ageing and Disease)、または
シー・アール・シー・プレス(アメリカ合衆国、フロリ
ダ、ボカ・ラトン)により出版された「シー・アール・シ
ー・ハンドブック・オブ・フリー・ラディカルズ・アン
ド・アンティオキシダンツ・イン・バイオメディシン」
(CRC Handbook of Free Radicals and Antioxid
ants in Biomedicine)を参照。
おいて酸素化遊離基の存在に起因する毒性を低減化また
は抑制し、そしてその結果生じる疾患を処置すべく予防
的または治療的に投与される。前記疾患は様々な臓器に
影響を及ぼすため、本発明組成物は、リウマチ疾患、例
えば関節炎、肺疾患、心臓血管疾患、例えば動脈硬化症
または虚血に起因する疾患、眼病、例えば白内障、また
はアルツハイマー病を含む脳損傷の処置において使用さ
れ得る。これらの化合物の多くの潜在的治療用途に関す
る情報については、近刊の書物および文献、特にラーベ
ン・プレス(ニューヨーク)により出版された「フリー・
ラディカルズ・イン・モレキュラー・バイオロジー、エ
ージング・アンド・ディジーズ」(Free Radicals in
MolecularBiology, Ageing and Disease)、または
シー・アール・シー・プレス(アメリカ合衆国、フロリ
ダ、ボカ・ラトン)により出版された「シー・アール・シ
ー・ハンドブック・オブ・フリー・ラディカルズ・アン
ド・アンティオキシダンツ・イン・バイオメディシン」
(CRC Handbook of Free Radicals and Antioxid
ants in Biomedicine)を参照。
【0026】しかしながら、本発明化合物の治療用途は
上述の適応症に限定されるべきではない。これらの化合
物は、過剰の酸素化遊離基が正常な生理学的状態を侵害
し得るあらゆる状況において予防的または治療的に使用
され得る。
上述の適応症に限定されるべきではない。これらの化合
物は、過剰の酸素化遊離基が正常な生理学的状態を侵害
し得るあらゆる状況において予防的または治療的に使用
され得る。
【0027】生物学的酸素化遊離基に対する本発明化合
物の活性は、インビトロおよびインビボで既に確立され
ている。
物の活性は、インビトロおよびインビボで既に確立され
ている。
【0028】インビトロの場合、それらの作用は、鉄塩
の存在下、細胞壁の燐脂質に含まれる過不飽和脂肪酸の
酸化により生じるエンドペルオキシドの分解中における
マロンジアルデヒドの生成について試験された。例えば
「シー・アール・シー・ハンドブック・オブ・メソッズ
・フォー・オキシゲン・ラディカル・リサーチ」(CRC
Handbook of Methods for Oxygen Radical Resea
rch)、203−207頁(1985)、シー・アール・シ
ー・プレス、ボカ・ラトン(アメリカ合衆国、フロリダ)
に記載されている慣用的方法が使用された。
の存在下、細胞壁の燐脂質に含まれる過不飽和脂肪酸の
酸化により生じるエンドペルオキシドの分解中における
マロンジアルデヒドの生成について試験された。例えば
「シー・アール・シー・ハンドブック・オブ・メソッズ
・フォー・オキシゲン・ラディカル・リサーチ」(CRC
Handbook of Methods for Oxygen Radical Resea
rch)、203−207頁(1985)、シー・アール・シ
ー・プレス、ボカ・ラトン(アメリカ合衆国、フロリダ)
に記載されている慣用的方法が使用された。
【0029】インビボの場合、これらの化合物は、マウ
スにおけるシアン化カリウムの毒性作用を打ち消し、マ
ウスにおけるアロキサン投与による過血糖症を低減化す
ることが示された。
スにおけるシアン化カリウムの毒性作用を打ち消し、マ
ウスにおけるアロキサン投与による過血糖症を低減化す
ることが示された。
【0030】事実、KCN毒性に侵されている間の細胞
障害および神経障害は、細胞内カルシウムの増大および
脳細胞の脂質壁の酸化の結果であることが一般に是認さ
れており、KCN毒性のきっ抗作用は、特に「ジャーナ
ル・オブ・メディシナル・ケミストリー」(J.Med.C
hem.)、33、1145−1151(1990)および「ア
ルツナイミッテル・フォルシュング」(Arzneim.Forsc
h.)、「ドラッグ・リサーチ」(Drug Research)、39、
445−450(1989)で使用され、脳における抗酸
化活性が指摘されている。
障害および神経障害は、細胞内カルシウムの増大および
脳細胞の脂質壁の酸化の結果であることが一般に是認さ
れており、KCN毒性のきっ抗作用は、特に「ジャーナ
ル・オブ・メディシナル・ケミストリー」(J.Med.C
hem.)、33、1145−1151(1990)および「ア
ルツナイミッテル・フォルシュング」(Arzneim.Forsc
h.)、「ドラッグ・リサーチ」(Drug Research)、39、
445−450(1989)で使用され、脳における抗酸
化活性が指摘されている。
【0031】さらに、アロキサンを動物に投与すると、
酸素化基によるすい臓のベータ細胞の破壊故に過血糖症
が誘発され、前記基の形成はアロキサンの存在により誘
発されることが知られており、特に「バイオケミカル・
ファーマコロジー」(Biochem.Pharmacol.)、34、3
601−3603(1985)および「ファンダメンタル
・クリニカル・ファーマコロジー」(Fundamental Cli
nical Pharmacology)、3、323−328(198
9)では、酸素化遊離基の幾つかのスカベンジャーがこ
の過血糖症を打ち消すことが示されている。
酸素化基によるすい臓のベータ細胞の破壊故に過血糖症
が誘発され、前記基の形成はアロキサンの存在により誘
発されることが知られており、特に「バイオケミカル・
ファーマコロジー」(Biochem.Pharmacol.)、34、3
601−3603(1985)および「ファンダメンタル
・クリニカル・ファーマコロジー」(Fundamental Cli
nical Pharmacology)、3、323−328(198
9)では、酸素化遊離基の幾つかのスカベンジャーがこ
の過血糖症を打ち消すことが示されている。
【0032】マロンジアルデヒド試験において、50%
阻害濃度(IC50)は、本発明化合物の場合、一般に0.
1マイクロモルないし10マイクロモルである。シアン
化カリウム試験において、有効量50(ED50)はマウス
で約2mg/kgないし30mg/kg(静脈内)であり、アロキ
サン試験では、それはマウスで0.1mg/kgないし10m
g/kg(静脈内)である。
阻害濃度(IC50)は、本発明化合物の場合、一般に0.
1マイクロモルないし10マイクロモルである。シアン
化カリウム試験において、有効量50(ED50)はマウス
で約2mg/kgないし30mg/kg(静脈内)であり、アロキ
サン試験では、それはマウスで0.1mg/kgないし10m
g/kg(静脈内)である。
【0033】以下、本発明の実施例を、それらの幾つか
についてはそれらの詳細な製造方法と共に記載する。
についてはそれらの詳細な製造方法と共に記載する。
【0034】実施例1 1H−3−ヒドロキシピロロ[3,2−c]キノリン−2−
カルボン酸エチル(A=N、B=C6H4、R=H、R1=
OC2H5、R2=OH、R3=H) 80mlの乾燥トルエンに6gの3−エトキシカルボニル
−4−キノリル−2−アミノ酢酸エチル(Mp=114
℃)を溶かしたものを、30分かけて80mlの無水t−ブ
タノール中2.5gのカリウム・t−ブトキシドに加え
る。混合物を窒素下で10時間撹はんし、次いで200
mlの氷冷水中に注ぐ。HClの1N水溶液を塩基性水相
中に導入してpH8にする。現れた沈澱物をろ過し、無
水エタノールで洗浄し、次いでジメチルホルムアミド/
エタノール(50/50)混合物から再結晶化する。結晶
を130℃で真空乾燥する。収率30%−Mp>250
℃。
カルボン酸エチル(A=N、B=C6H4、R=H、R1=
OC2H5、R2=OH、R3=H) 80mlの乾燥トルエンに6gの3−エトキシカルボニル
−4−キノリル−2−アミノ酢酸エチル(Mp=114
℃)を溶かしたものを、30分かけて80mlの無水t−ブ
タノール中2.5gのカリウム・t−ブトキシドに加え
る。混合物を窒素下で10時間撹はんし、次いで200
mlの氷冷水中に注ぐ。HClの1N水溶液を塩基性水相
中に導入してpH8にする。現れた沈澱物をろ過し、無
水エタノールで洗浄し、次いでジメチルホルムアミド/
エタノール(50/50)混合物から再結晶化する。結晶
を130℃で真空乾燥する。収率30%−Mp>250
℃。
【0035】実施例2 8−クロロ−2−(N,N−ジプロピルカルバモイル)−
3−ヒドロキシ−1−メチルピロロ[3,2−c]キノリン
(A=N、B=8−ClC6H3、R=CH3、R1=N(C3
H7)2、R2=OH、R3=H) 0.66gのカリウム・t−ブトキシドを、30mlのテト
ラヒドロフランに1.94gの6−クロロ−4−(N−
(N,N−ジプロピルカルバモイルメチル)−N−メチル
アミノ)キノリン−3−カルボン酸エチルを溶かしたも
のに分割して加える。混合物を2時間撹はんし、次いで
全体を濃縮乾固する。沈澱物を水に可溶化する。HCl
の1N水溶液を加えることにより水相を酸性化し、pH
7にする。予想通りの生成物が沈澱する。それを酢酸エ
チルからの再結晶化により精製する。Mp=180℃(収
率58%)。
3−ヒドロキシ−1−メチルピロロ[3,2−c]キノリン
(A=N、B=8−ClC6H3、R=CH3、R1=N(C3
H7)2、R2=OH、R3=H) 0.66gのカリウム・t−ブトキシドを、30mlのテト
ラヒドロフランに1.94gの6−クロロ−4−(N−
(N,N−ジプロピルカルバモイルメチル)−N−メチル
アミノ)キノリン−3−カルボン酸エチルを溶かしたも
のに分割して加える。混合物を2時間撹はんし、次いで
全体を濃縮乾固する。沈澱物を水に可溶化する。HCl
の1N水溶液を加えることにより水相を酸性化し、pH
7にする。予想通りの生成物が沈澱する。それを酢酸エ
チルからの再結晶化により精製する。Mp=180℃(収
率58%)。
【0036】実施例3 8−(N,N−ジエチルアミノ)−2−(N,N−ジプロピ
ルカルバモイル)−3−ヒドロキシ−1−メチルピロロ
[3,2−c]キノリン(A=N、B=8−(C2H5)2NC6
H3、R=CH3、R1=N(C3H7)2、R2=OH) 100mlのトルエンに4.42gの6−(N,N−ジエチル
アミノ)−4−(N−(N,N−ジプロピルカルバモイルメ
チル)−N−メチルアミノ)キノリン−3−カルボン酸エ
チルを溶かしたものを、窒素下20mlのt−ブタノール
および1.12gのカリウム・t−ブトキシドから成る溶
液に加える。混合物を室温で一夜撹はんし、次いで25
0mlの氷冷水中に注ぐ。水溶液をエーテルで洗浄し、希
HClにより7.1−7.2のpHに酸性化する。生成した
淡黄色沈澱物を酢酸エチルから再結晶化する。Mp=2
24℃(収率40%)。
ルカルバモイル)−3−ヒドロキシ−1−メチルピロロ
[3,2−c]キノリン(A=N、B=8−(C2H5)2NC6
H3、R=CH3、R1=N(C3H7)2、R2=OH) 100mlのトルエンに4.42gの6−(N,N−ジエチル
アミノ)−4−(N−(N,N−ジプロピルカルバモイルメ
チル)−N−メチルアミノ)キノリン−3−カルボン酸エ
チルを溶かしたものを、窒素下20mlのt−ブタノール
および1.12gのカリウム・t−ブトキシドから成る溶
液に加える。混合物を室温で一夜撹はんし、次いで25
0mlの氷冷水中に注ぐ。水溶液をエーテルで洗浄し、希
HClにより7.1−7.2のpHに酸性化する。生成した
淡黄色沈澱物を酢酸エチルから再結晶化する。Mp=2
24℃(収率40%)。
【0037】実施例4 1H−8−クロロ−3−ヒドロキシピロロ[3,2−c]
[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸エチル (A=N、B=
[1,5]ナフチリジン−2−カルボン酸エチル (A=N、B=
【化17】 R=H、R1=OC2H5、R2=OH、R3=H) a)(6−クロロ−3−エトキシカルボニル−1,5−ナフ
チリジン−4−イル−2−アミノ)酢酸エチル。 5.2mlのトリエチルアミンを、140mlのエタノール
に溶かした5.1gの4,6−ジクロロ−3−エトキシカ
ルボニル−1,5−ナフチリジンおよびグリシンのエチ
ルエステルの塩酸塩2.65gに滴下する。滴下完了後、
反応混合物を2時間エタノールの還流温度に維持し、次
いで乾固する。残留物をメチレンクロリドに溶解し、有
機相を水で洗浄し、次いで乾燥する。溶媒を除去後、生
成物をエタノールから再結晶化する。Mp=140℃(収
率46%)。
チリジン−4−イル−2−アミノ)酢酸エチル。 5.2mlのトリエチルアミンを、140mlのエタノール
に溶かした5.1gの4,6−ジクロロ−3−エトキシカ
ルボニル−1,5−ナフチリジンおよびグリシンのエチ
ルエステルの塩酸塩2.65gに滴下する。滴下完了後、
反応混合物を2時間エタノールの還流温度に維持し、次
いで乾固する。残留物をメチレンクロリドに溶解し、有
機相を水で洗浄し、次いで乾燥する。溶媒を除去後、生
成物をエタノールから再結晶化する。Mp=140℃(収
率46%)。
【0038】b)45mlのトルエンおよび40mlのジメチ
ルホルムアミドに溶かした3.84gの上記ナフチリジン
を、25mlのt−ブタノールに1.37gのカリウム・t−
ブトキシドを溶かしたものに微かな窒素気流下で滴下す
る。この溶液を室温で一夜撹はんし、次いで反応混合物
を150mlの水/氷混合物中に注ぐ。水相の中和後、予
想通りの生成物が沈澱する。Mp=250℃(収率59
%)。
ルホルムアミドに溶かした3.84gの上記ナフチリジン
を、25mlのt−ブタノールに1.37gのカリウム・t−
ブトキシドを溶かしたものに微かな窒素気流下で滴下す
る。この溶液を室温で一夜撹はんし、次いで反応混合物
を150mlの水/氷混合物中に注ぐ。水相の中和後、予
想通りの生成物が沈澱する。Mp=250℃(収率59
%)。
【0039】実施例5 7−(N,N−ジプロピルカルバモイル)−6−ヒドロキ
シ−8−メチルピロロ[3,2−d]チエノ[3,2−b]ピリ
ジン (A=N、B=
シ−8−メチルピロロ[3,2−d]チエノ[3,2−b]ピリ
ジン (A=N、B=
【化18】 R=CH3、R1=N(C3H7)2、R2=OH、R3=H) a)7−(N−(N,N−ジプロピルカルバモイルメチル)−
N−メチルアミノ)チエノ[3,2−b]ピリジン−6−カ
ルボン酸エチル。「 ジャーナル・オブ・ケミカル・リサーチ」(J.Chem.
Res.)(M)、4701頁(1978)記載の方法により得
られた7−ヒドロキシチエノ[3,2−b]ピリジン−6−
カルボン酸エチルとPOCl3を反応させることにより製
造された7−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−6−カ
ルボン酸エチル(Mp=84℃)3g、N,N−ジプロピル
−2−(メチル−アミノ)アセトアミド2.6gおよび2.
3mlのトリエチルアミンおよび70mlのトルエンを、2
0時間混合物の還流温度に維持する。トルエン相を水で
洗浄し、次いで濃縮乾固する。予想通りの生成物を、溶
離剤としてイソプロピルエーテルを用いるシリカゲル・
クロマトグラフィーにより精製する。それは黄色油状物
である。(収率=49%)
N−メチルアミノ)チエノ[3,2−b]ピリジン−6−カ
ルボン酸エチル。「 ジャーナル・オブ・ケミカル・リサーチ」(J.Chem.
Res.)(M)、4701頁(1978)記載の方法により得
られた7−ヒドロキシチエノ[3,2−b]ピリジン−6−
カルボン酸エチルとPOCl3を反応させることにより製
造された7−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−6−カ
ルボン酸エチル(Mp=84℃)3g、N,N−ジプロピル
−2−(メチル−アミノ)アセトアミド2.6gおよび2.
3mlのトリエチルアミンおよび70mlのトルエンを、2
0時間混合物の還流温度に維持する。トルエン相を水で
洗浄し、次いで濃縮乾固する。予想通りの生成物を、溶
離剤としてイソプロピルエーテルを用いるシリカゲル・
クロマトグラフィーにより精製する。それは黄色油状物
である。(収率=49%)
【0040】b)50mlの乾燥トルエンに溶解した状態の
上記生成物2.3gを、0.8gのカリウム・t−ブトキシ
ドを含む20mlのt−ブタノール中に導入する。室温で
3時間後、混合物を300mlの冷水中に注ぐ。分離した
水相をろ過し、0.1NのHCl水溶液を加えることによ
り酸性化し、pHを7.2とする。形成された沈澱物をろ
過し、次いで酢酸エチルから再結晶化する。Mp=12
0℃(収率40%)。
上記生成物2.3gを、0.8gのカリウム・t−ブトキシ
ドを含む20mlのt−ブタノール中に導入する。室温で
3時間後、混合物を300mlの冷水中に注ぐ。分離した
水相をろ過し、0.1NのHCl水溶液を加えることによ
り酸性化し、pHを7.2とする。形成された沈澱物をろ
過し、次いで酢酸エチルから再結晶化する。Mp=12
0℃(収率40%)。
【0041】実施例6 1H−3−アミノ−8−(N,N−ジエチルアミノ)−6
−メチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸エ
チル (A=N、B=
−メチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸エ
チル (A=N、B=
【化19】 R=H、R1=OC2H5、R2=NH2、R3=H)。 a)3−[4−(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルアニ
リノ]−2−シアノアクリル酸エチル 85gの4−(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルアニ
リンおよび67gの2−シアノ−3−エトキシアクリレ
ートから成る混合物を140°−150℃で2時間加熱
し、エタノールはそれが形成されるに従い留出される。
シクロヘキサンから再結晶化後、目的生成物が得られ
る。Mp=128℃(収率93%)。
リノ]−2−シアノアクリル酸エチル 85gの4−(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルアニ
リンおよび67gの2−シアノ−3−エトキシアクリレ
ートから成る混合物を140°−150℃で2時間加熱
し、エタノールはそれが形成されるに従い留出される。
シクロヘキサンから再結晶化後、目的生成物が得られ
る。Mp=128℃(収率93%)。
【0042】b)3−シアノ−6−(N,N−ジエチルアミ
ノ)−4−ヒドロキシ−8−メチルキノリン 60gの上記生成物を、200℃に維持した645mlの
ジフェニルエーテル中に導入し、次いで混合物を4時間
にわたって257℃に加熱した後、約400mlのジフェ
ニルエーテルを蒸留する。冷却後、石油エーテルを加え
ることにより、予想通りの生成物が沈澱する。固体をエ
チルエーテル、次いで熱酢酸エチルで洗浄すると、褐色
固体が得られる。Mp>250℃、収率43%。
ノ)−4−ヒドロキシ−8−メチルキノリン 60gの上記生成物を、200℃に維持した645mlの
ジフェニルエーテル中に導入し、次いで混合物を4時間
にわたって257℃に加熱した後、約400mlのジフェ
ニルエーテルを蒸留する。冷却後、石油エーテルを加え
ることにより、予想通りの生成物が沈澱する。固体をエ
チルエーテル、次いで熱酢酸エチルで洗浄すると、褐色
固体が得られる。Mp>250℃、収率43%。
【0043】c)4−クロロ−3−シアノ−6−(N,N−
ジエチルアミノ)−8−メチルキノリン b)で得られた生成物12gおよび70mlのホスホリルク
ロリドから成る混合物を、70℃で1時間30分加熱す
る。過剰の酸塩化物を真空濃縮後、混合物を水中に注
ぎ、中和し、予想された塩素化生成物をメチレンクロリ
ドで抽出する。それをシクロヘキサン/酢酸エチル(5
/5)混合物中シリカゲルによるろ過により精製し、石
油エーテルから再結晶化する。Mp=115℃(収率44
%)。
ジエチルアミノ)−8−メチルキノリン b)で得られた生成物12gおよび70mlのホスホリルク
ロリドから成る混合物を、70℃で1時間30分加熱す
る。過剰の酸塩化物を真空濃縮後、混合物を水中に注
ぎ、中和し、予想された塩素化生成物をメチレンクロリ
ドで抽出する。それをシクロヘキサン/酢酸エチル(5
/5)混合物中シリカゲルによるろ過により精製し、石
油エーテルから再結晶化する。Mp=115℃(収率44
%)。
【0044】d)c)で得られた生成物5.8g、4.2gのフ
ェノール、グリシンのエチルエステルの塩酸塩4.2gお
よび8.6mlのトリエチルアミンから成る混合物を、1
40℃で2時間維持する。次いで水を混合物に加え、酸
性化し、混合物をエチルエーテルで洗浄し、次いで水相
を中和した後、メチレンクロリドで抽出する。溶媒濃縮
により得られた残留物をイソプロピルエーテルで洗浄
し、次いで酢酸エチルから再結晶化する。Mp=256
℃(収率51%)。
ェノール、グリシンのエチルエステルの塩酸塩4.2gお
よび8.6mlのトリエチルアミンから成る混合物を、1
40℃で2時間維持する。次いで水を混合物に加え、酸
性化し、混合物をエチルエーテルで洗浄し、次いで水相
を中和した後、メチレンクロリドで抽出する。溶媒濃縮
により得られた残留物をイソプロピルエーテルで洗浄
し、次いで酢酸エチルから再結晶化する。Mp=256
℃(収率51%)。
【0045】実施例7 3−アミノ−8−(N,N−ジエチルアミノ)−1,6−ジ
メチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸エチ
ル (A=N、B=
メチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸エチ
ル (A=N、B=
【化20】 R=CH3、R1=OC2H5、R2=NH2、R3=H)。 5.1mlのトリエチルアミン中3.4gの4−クロロ−3
−シアノ−6−(N,N−ジエチルアミノ)−8−メチル
キノリン、2.6gのフェノールおよびサルコシンのエチ
ルエステルの塩酸塩2.8gから成る混合物を、140℃
で2時間維持する。0.1NのHClを加えて酸性化し、
エチルエーテルで洗浄後、水相を中和し、次いでメチレ
ンクロリドで抽出する。有機溶媒を乾燥および濃縮後、
残留物を、溶離剤が酢酸エチルであるシリカゲル・クロ
マトグラフィーに付す。予想通りの生成物は、イソプロ
ピルエーテルから再結晶化する。Mp=209℃(収率3
6%)。
−シアノ−6−(N,N−ジエチルアミノ)−8−メチル
キノリン、2.6gのフェノールおよびサルコシンのエチ
ルエステルの塩酸塩2.8gから成る混合物を、140℃
で2時間維持する。0.1NのHClを加えて酸性化し、
エチルエーテルで洗浄後、水相を中和し、次いでメチレ
ンクロリドで抽出する。有機溶媒を乾燥および濃縮後、
残留物を、溶離剤が酢酸エチルであるシリカゲル・クロ
マトグラフィーに付す。予想通りの生成物は、イソプロ
ピルエーテルから再結晶化する。Mp=209℃(収率3
6%)。
【0046】実施例8 1H−3−アミノ−8−(N,N−ジエチルアミノ)−4
−メチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸エ
チル (A=N、B=
−メチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸エ
チル (A=N、B=
【化21】 R=H、R1=OC2H5、R2=NH2、R3=CH3)。 a)「ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー」
(J.Org.Chem.)、27、1371−1374(19
61)に記載された方法を適用することにより製造され
た、4−(N,N−ジエチルアミノ)アニリンおよび2−
シアノ−3−エトキシ−3−メチルアクリル酸エチルか
ら成る等分子混合物を、140℃で2時間加熱する。5
時間30分260℃で加熱することにより、形成された
アニリノアクリレートをジフェニルエーテルに溶解した
状態で閉環する。通常の処置後、3−シアノ−6−(N,
N−ジエチルアミノ)−4−ヒドロキシ−2−メチルキ
ノリンが収率49%で得られる。Mp>250℃。
(J.Org.Chem.)、27、1371−1374(19
61)に記載された方法を適用することにより製造され
た、4−(N,N−ジエチルアミノ)アニリンおよび2−
シアノ−3−エトキシ−3−メチルアクリル酸エチルか
ら成る等分子混合物を、140℃で2時間加熱する。5
時間30分260℃で加熱することにより、形成された
アニリノアクリレートをジフェニルエーテルに溶解した
状態で閉環する。通常の処置後、3−シアノ−6−(N,
N−ジエチルアミノ)−4−ヒドロキシ−2−メチルキ
ノリンが収率49%で得られる。Mp>250℃。
【0047】b)a)で得られたキノリン10gを、50ml
のホスホリルクロリド中70℃で1時間30分加熱す
る。濃縮乾固後、水を加え、中和し、酢酸エチルで抽出
を行う。有機相をシリカゲルでろ過すると、収率53%
で目的生成物が得られる。Mp=114℃。
のホスホリルクロリド中70℃で1時間30分加熱す
る。濃縮乾固後、水を加え、中和し、酢酸エチルで抽出
を行う。有機相をシリカゲルでろ過すると、収率53%
で目的生成物が得られる。Mp=114℃。
【0048】c)5.8gの上記塩素化誘導体およびグリシ
ンのエチルエステルの塩酸塩4.17g、4gのフェノー
ルおよび8.3mlのトリエチルアミンを、140℃で2
時間維持する。酸性化およびエチルエーテルで洗浄後、
水相を中和し、次いでメチレンクロリドで抽出する。イ
ソプロピルエーテルから再結晶化した予想通りの生成物
は250℃で溶解する(収率37%)。
ンのエチルエステルの塩酸塩4.17g、4gのフェノー
ルおよび8.3mlのトリエチルアミンを、140℃で2
時間維持する。酸性化およびエチルエーテルで洗浄後、
水相を中和し、次いでメチレンクロリドで抽出する。イ
ソプロピルエーテルから再結晶化した予想通りの生成物
は250℃で溶解する(収率37%)。
【0049】実施例9 8−(N,N−ジエチルアミノ)−2−(N,N−ジプロピ
ルカルバモイル)−3−エトキシ−1−メチルピロロ
[3,2−c]キノリン (A=N、B=8−(C2H5)2NC6H3、R=CH3、R1
=N(C3H7)2、R2=OC2H5、R3=H)。 30mlの乾燥ジメチルホルムアミドに2gの8−(N,N
−ジエチルアミノ)−2−(N,N−ジプロピルカルバモ
イル)−3−ヒドロキシ−1−メチルピロロ[3,2−c]
キノリン(Mp=224℃)を溶かした溶液を、窒素下、
0.24gのNaHを含む同溶媒10ml中に導入し、次い
で混合物を60℃で30分間加熱した後、溶媒10mlに
溶解した状態のヨウ化エチル0.4mlを滴下する。混合
物を70℃で2時間加熱し、次に10℃前後で600ml
の水中に注ぐ。メチレンクロリドで抽出することによ
り、2.5gの粗生成物が得られ、この生成物を、溶離剤
が酢酸エチルであるシリカゲル・クロマトグラフィーに
より精製する。得られた油状物をエチルエーテルに溶か
し、同溶媒中での塩酸溶液を加えると、収率65%で目
的生成物の塩酸塩が沈澱する。Mp=170℃。
ルカルバモイル)−3−エトキシ−1−メチルピロロ
[3,2−c]キノリン (A=N、B=8−(C2H5)2NC6H3、R=CH3、R1
=N(C3H7)2、R2=OC2H5、R3=H)。 30mlの乾燥ジメチルホルムアミドに2gの8−(N,N
−ジエチルアミノ)−2−(N,N−ジプロピルカルバモ
イル)−3−ヒドロキシ−1−メチルピロロ[3,2−c]
キノリン(Mp=224℃)を溶かした溶液を、窒素下、
0.24gのNaHを含む同溶媒10ml中に導入し、次い
で混合物を60℃で30分間加熱した後、溶媒10mlに
溶解した状態のヨウ化エチル0.4mlを滴下する。混合
物を70℃で2時間加熱し、次に10℃前後で600ml
の水中に注ぐ。メチレンクロリドで抽出することによ
り、2.5gの粗生成物が得られ、この生成物を、溶離剤
が酢酸エチルであるシリカゲル・クロマトグラフィーに
より精製する。得られた油状物をエチルエーテルに溶か
し、同溶媒中での塩酸溶液を加えると、収率65%で目
的生成物の塩酸塩が沈澱する。Mp=170℃。
【0050】実施例10 1H−3−アミノ−8−(N,N−ジエチルアミノ)−4
−(メチルチオ)ピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボ
ン酸エチル (A=N、B=
−(メチルチオ)ピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボ
ン酸エチル (A=N、B=
【化22】 R=H、R1=OC2H5、R2=NH2、R3=SCH3)。 a)3−[4−(N,N−ジエチルアミノ)アニリノ]−2−
シアノ−3−(メチルチオ)アクリル酸エチル 21.7gの2−シアノ−3,3−ビス(メチルチオ)アク
リル酸エチルおよび16.5gの4−(N,N−ジエチルア
ミノ)アニリンを、120℃で2時間加熱する。残留物
を、溶離剤がトルエン/エタノール(97/3)混合物で
あるシリカカラムでのクロマトグラフィーにより精製す
る。予想通りの生成物をシクロヘキサンから再結晶化す
る。Mp=100℃(収率81%)。
シアノ−3−(メチルチオ)アクリル酸エチル 21.7gの2−シアノ−3,3−ビス(メチルチオ)アク
リル酸エチルおよび16.5gの4−(N,N−ジエチルア
ミノ)アニリンを、120℃で2時間加熱する。残留物
を、溶離剤がトルエン/エタノール(97/3)混合物で
あるシリカカラムでのクロマトグラフィーにより精製す
る。予想通りの生成物をシクロヘキサンから再結晶化す
る。Mp=100℃(収率81%)。
【0051】b)6−(N,N−ジエチルアミノ)−3−シ
アノ−4−ヒドロキシ−2−(メチルチオ)キノリン ダウザーンAで275gのビフェニルおよび707mlの
ジフェニルエーテルから成る混合物を、45分間混合物
の還流温度で加熱することにより、a)で得られた生成物
26gを閉環する。次いで、溶媒を減圧下留去する。残
留物を石油エーテルで洗浄後、溶離剤がトルエン/エタ
ノール(95/5)混合物であるシリカカラム・クロマト
グラフィーにより精製する。
アノ−4−ヒドロキシ−2−(メチルチオ)キノリン ダウザーンAで275gのビフェニルおよび707mlの
ジフェニルエーテルから成る混合物を、45分間混合物
の還流温度で加熱することにより、a)で得られた生成物
26gを閉環する。次いで、溶媒を減圧下留去する。残
留物を石油エーテルで洗浄後、溶離剤がトルエン/エタ
ノール(95/5)混合物であるシリカカラム・クロマト
グラフィーにより精製する。
【0052】c)6−(N,N−ジエチルアミノ)−4−ク
ロロ−3−シアノ−2−(メチルチオ)キノリン 100mlのPOCl3およびb)で得られた油状物5gを1
時間還流温度で加熱する。過剰のオキシ塩化燐を除去
し、残留物をジクロロメタンに溶かし、有機相をNaO
H水溶液、次いで水により洗浄して中性にする。乾燥
後、有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカカラム・クロ
マトグラフィー(99/1 トルエン/エタノール溶離
剤)により精製する。シクロヘキサンから再結晶化後、
目的生成物は146℃で融解する(収率72%)。
ロロ−3−シアノ−2−(メチルチオ)キノリン 100mlのPOCl3およびb)で得られた油状物5gを1
時間還流温度で加熱する。過剰のオキシ塩化燐を除去
し、残留物をジクロロメタンに溶かし、有機相をNaO
H水溶液、次いで水により洗浄して中性にする。乾燥
後、有機相を濃縮乾固し、残留物をシリカカラム・クロ
マトグラフィー(99/1 トルエン/エタノール溶離
剤)により精製する。シクロヘキサンから再結晶化後、
目的生成物は146℃で融解する(収率72%)。
【0053】d)[6−(N,N−ジエチルアミノ)−3−シ
アノ−2−メチルチオ−4−キノリル]アミノ酢酸エチ
ル。 c)で得られた化合物2g、グリシンのエチルエステルの
塩酸塩1g、トリエチルアミン2mlおよび100mlのエ
タノールを、12時間エタノール中還流状態で加熱した
後、同量の塩酸塩および2mlのトリエチルアミンを加え
る。還流をさらに20時間維持する。混合物を濃縮乾固
後、ジクロロメタン中にとり、有機相を水で洗浄する。
溶媒を除去後、残留物をシリカカラム・クロマトグラフ
ィー(80/20 シクロヘキサン/酢酸エチル溶離剤)
にかける。予想通りの生成物が収率55%で得られ、こ
の生成物は130℃で融解する。
アノ−2−メチルチオ−4−キノリル]アミノ酢酸エチ
ル。 c)で得られた化合物2g、グリシンのエチルエステルの
塩酸塩1g、トリエチルアミン2mlおよび100mlのエ
タノールを、12時間エタノール中還流状態で加熱した
後、同量の塩酸塩および2mlのトリエチルアミンを加え
る。還流をさらに20時間維持する。混合物を濃縮乾固
後、ジクロロメタン中にとり、有機相を水で洗浄する。
溶媒を除去後、残留物をシリカカラム・クロマトグラフ
ィー(80/20 シクロヘキサン/酢酸エチル溶離剤)
にかける。予想通りの生成物が収率55%で得られ、こ
の生成物は130℃で融解する。
【0054】e)この化合物1.5gを、室温で0.1gのN
aにより得られたナトリウムエトキシドを含むエタノー
ル60ml中で閉環する。4時間撹はん後、混合物を濃縮
乾固し、100mlの水を残留物に注ぐ。沈澱物を単離す
る。Mp=198℃。(収率30%)。
aにより得られたナトリウムエトキシドを含むエタノー
ル60ml中で閉環する。4時間撹はん後、混合物を濃縮
乾固し、100mlの水を残留物に注ぐ。沈澱物を単離す
る。Mp=198℃。(収率30%)。
【0055】上記方法のうちの一つを適用することによ
り製造された、本発明によるピロール誘導体の融点を下
表1および2に示す。
り製造された、本発明によるピロール誘導体の融点を下
表1および2に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0056】ナフチリジン誘導体の実施例を表3に示
す。
す。
【表6】
【表7】
【0057】実施例132 1H−3−アミノ−2−カルバモイル−8−(N,N−ジ
エチルアミノ)−4−メチルピロロ[3,2−c]キノリン (A=N、B=
エチルアミノ)−4−メチルピロロ[3,2−c]キノリン (A=N、B=
【化23】 R=H、R1=NH2、R2=NH2、R3=CH3) a)4−(カルバモイルメチルアミノ)−3−シアノ−6−
(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルキノリン 実施例8b)で製造された6.5gのクロロキノリン、4.
55gのフェノール、3.7gのグリシンアミド塩酸塩お
よび9.3mlのトリエチルアミンを、140℃で2時間
加熱する。冷却後、0.1NのHCl水溶液を加えること
により、混合物を酸性化する。得られた結晶をエチルエ
ーテルで洗浄し、エタノールから再結晶化する。Mp=
225℃。
(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルキノリン 実施例8b)で製造された6.5gのクロロキノリン、4.
55gのフェノール、3.7gのグリシンアミド塩酸塩お
よび9.3mlのトリエチルアミンを、140℃で2時間
加熱する。冷却後、0.1NのHCl水溶液を加えること
により、混合物を酸性化する。得られた結晶をエチルエ
ーテルで洗浄し、エタノールから再結晶化する。Mp=
225℃。
【0058】b)上記生成物1gを、50mlのt−ブタノー
ル中0.4gのカリウム・t−ブトキシドに分割して加え
る。1時間撹はん後、混合物を冷水中に注ぎ、次いで希
HCl水溶液を加えることにより酸性化する。熱アセト
ニトリルで洗浄後、予想通りの生成物の塩酸塩が沈澱す
る。それは260℃より高温で融解する。
ル中0.4gのカリウム・t−ブトキシドに分割して加え
る。1時間撹はん後、混合物を冷水中に注ぎ、次いで希
HCl水溶液を加えることにより酸性化する。熱アセト
ニトリルで洗浄後、予想通りの生成物の塩酸塩が沈澱す
る。それは260℃より高温で融解する。
【0059】実施例133 1H−3−アミノ−8−(N,N−ジエチルアミノ)−4
−エチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸 (A=N、B=
−エチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸 (A=N、B=
【化24】 R=H、R1=OH、R2=NH2、R3=C2H5) 0.5gの1H−3−アミノ−8−(N,N−ジエチルアミ
ノ)−4−エチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カル
ボン酸t−ブチル(Mp=240℃)を、気体塩酸で飽和さ
せた酢酸エチル溶液に分割して加える。混合物を室温で
48時間撹はんする。得られた結晶をろ過し、アセトニ
トリル、次にイソプロパノールで洗浄する。Mp=22
3℃。
ノ)−4−エチルピロロ[3,2−c]キノリン−2−カル
ボン酸t−ブチル(Mp=240℃)を、気体塩酸で飽和さ
せた酢酸エチル溶液に分割して加える。混合物を室温で
48時間撹はんする。得られた結晶をろ過し、アセトニ
トリル、次にイソプロパノールで洗浄する。Mp=22
3℃。
【0060】実施例134 8−(N,N−ジエチルアミノ)−3−ヒドロキシチエノ
[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸エチル (A=S、B=
[3,2−c]キノリン−2−カルボン酸エチル (A=S、B=
【化25】 R1=OC2H5、R2=OH、R3=H) a)50mlのジメチルホルムアミドに溶かした状態の6−
(N,N−ジエチルアミノ)−4−クロロキノリン−3−
カルボン酸エチル6.1g、チオグリコール酸エチル2.
6gおよびトリエチルアミン3mlを、70℃で3時間加
熱する。溶媒を濃縮し、水およびエチルエーテルを残留
物に注ぐ。エーテル相を分離し、溶媒を乾燥および濃縮
した後、残留油状物をシリカゲル・クロマトグラフィー
にかけると、収率50%で油状の[4−{6−(N,N−ジ
エチルアミノ)−3−エトキシカルボニル}キノリル]−
2−チオ酢酸エチルが生成する。
(N,N−ジエチルアミノ)−4−クロロキノリン−3−
カルボン酸エチル6.1g、チオグリコール酸エチル2.
6gおよびトリエチルアミン3mlを、70℃で3時間加
熱する。溶媒を濃縮し、水およびエチルエーテルを残留
物に注ぐ。エーテル相を分離し、溶媒を乾燥および濃縮
した後、残留油状物をシリカゲル・クロマトグラフィー
にかけると、収率50%で油状の[4−{6−(N,N−ジ
エチルアミノ)−3−エトキシカルボニル}キノリル]−
2−チオ酢酸エチルが生成する。
【0061】b)この生成物1.6gを50mlのトルエンに
溶かしたものを、8mlのt−ブタノールに0.5gのカリ
ウム・t−ブトキシドを溶かした溶液中に導入する。混
合物を12時間撹はんした後、濃縮乾固する。残留物を
水中にとり、希塩酸水溶液を加えることにより水相を中
和する。形成された黄色沈澱物をろ過し、次いでヘキサ
ンおよびイソプロピルエーテル(50/50)から成る混
合物から再結晶化すると、収率45%で予想通りの生成
物が得られ、これは142℃で融解する。
溶かしたものを、8mlのt−ブタノールに0.5gのカリ
ウム・t−ブトキシドを溶かした溶液中に導入する。混
合物を12時間撹はんした後、濃縮乾固する。残留物を
水中にとり、希塩酸水溶液を加えることにより水相を中
和する。形成された黄色沈澱物をろ過し、次いでヘキサ
ンおよびイソプロピルエーテル(50/50)から成る混
合物から再結晶化すると、収率45%で予想通りの生成
物が得られ、これは142℃で融解する。
【0062】チエノキノリンおよびナフチリジン誘導体
の実施例を表4に示す。
の実施例を表4に示す。
【表8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 495/14 D 9165−4C C 9165−4C (72)発明者 ペーター・カン フランス31120ポルト・シュール・ガロン ヌ、リュ・マルスル・ドル・ロケット8番 (72)発明者 エチェンヌ・マンド フランス31000トゥールーズ、プラス・ジ ャンヌ・ダルク2番 (72)発明者 ジャン−クロード・ヴェルニエール フランス31600ミュル、リュ・サバティ・ ギャラ(番地の表示なし) (72)発明者 ジャック・シミャン フランス31600ミュル、シュマン・ドゥ・ ラコンブ136番
Claims (9)
- 【請求項1】 式 【化1】 [式中、 R1は、OH、(C1−C12)アルキル、(C1−C12)アル
コキシ、ベンジルオキシ、フェニル、ベンジル、(C1−
C4)アルキルNZ1Z2またはNZ1Z2を表し、 R2は、OH、SH、(C1−C4)アルコキシ、(C1−
C4)アルキルチオまたはNZ1Z2を表し、 R3は、H、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキル
チオ、(C1−C4)アルコキシ、フェニルまたはベンジル
を表し、 AはSを表し、そしてこの場合にRは何も表さないか、
またはAはNを表し、RはHまたは(C1−C6)アルキル
(これはフェニルまたはNZ1Z2により置換され得る)を
表し、 Bは、ピリジル環に結合しているフェニル、ピリジルま
たはチエニル環を表し、またBは、所望によりハロ、
(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、CF3、
CH2NZ1Z2またはNZ1Z2から選択される1個また
はそれ以上の基により置換されていてもよく、そしてZ
1およびZ2は、互いに独立して、H、(C1−C6)アルキ
ル、ホルミルまたはベンジルを表すか、またはそれら
は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、所
望によりO、SまたはNから選択されるヘテロ原子によ
って中断されていてもよい飽和複素環を形成し、後者の
場合は(C1−C8)アルキル、ベンジル、フェニルまたは
ジフェニルメチルにより置換され得るが、ただし、Aが
Sであり、Rが何も表さず、R1が−OCH3であり、R
3がHであり、Bがチエニルである場合、R2は−OHま
たは−O−CH3ではあり得ないものとする]で示される
化合物および酸または塩基によるそれらの塩類。 - 【請求項2】 R1が、OH、(C1−C4)アルキル、(C
1−C12)アルコキシ、フェニルまたはNZ1Z2を表し、
R2が、OH、SH、(C1−C4)アルコキシ、(C1−
C4)アルキルチオまたはNZ1Z2を表し、R3が、H、
(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルキルチオ、(C1−
C4)アルコキシ、フェニルまたはベンジルを表し、Aが
Sを表し、そしてこの場合にRは何も表さないか、また
はAがNを表し、RがHまたは(C1−C4)アルキル(こ
れはフェニルまたはNZ1Z2により置換され得る)を表
し、Bが、ピリジル環に結合しているフェニル、ピリジ
ルまたはチエニル環を表し、またBが、所望によりハ
ロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、CF
3、CH2NZ1Z2またはNZ1Z2から選択される1個ま
たはそれ以上の基により置換されていてもよく、そして
Z1およびZ2が、互いに独立して、H、(C1−C4)アル
キルまたはベンジルを表すか、またはそれらが、それら
が結合している窒素原子と一緒になって、所望により
O、SまたはNヘテロ原子によって中断されていてもよ
い飽和複素環を形成し、後者の場合(C1−C4)アルキ
ル、ベンジルまたはフェニルにより置換され得る、請求
項1記載の式(I)で示される化合物および酸または塩基
によるそれらの塩類。 - 【請求項3】 式 【化2】 (式中、R、R1、R2およびR3は請求項1記載の意味で
あり、フェニル環は請求項1におけるBの場合と同様に
置換され得る)で示される、請求項1記載の化合物およ
びそれらの塩類。 - 【請求項4】 式 【化3】 [式中、フェニル環は、ハロ、CF3、(C1−C6)アルキ
ルまたは(C1−C6)アルコキシにより置換され得、Z1
およびZ2は、互いに独立して、H、(C1−C6)アルキ
ル、ホルミルまたはベンジルを表すか、またはそれらが
結合している窒素原子と一緒になって、O、SまたはN
から選択されるヘテロ原子を含み得る飽和複素環を形成
し、後者の場合は(C1−C4)アルキル、ベンジルまたは
フェニルにより置換され得る]で示される、請求項1記
載の化合物およびそれらの塩類。 - 【請求項5】 R2がNZ'1Z'2を表し、Z'1およびZ'
2が互いに独立してHまたは(C1−C6)アルキルを表
し、COR1がエステル基である、請求項4記載の化合
物。 - 【請求項6】 式 【化4】 [式中、R、R1、R2およびR3は請求項1記載の意味を
有し、Z1およびZ2は、Hまたは(C1−C6)アルキルを
表すか、またはそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって、窒素が(C1−C8)アルキル、ベンジル、フェニ
ルまたはジフェニルメチルにより置換され得るピペラジ
ノ基を形成する]で示される、請求項1記載の化合物お
よびそれらの塩類。 - 【請求項7】 式 【化5】 (式中、A、B、R、R1およびR3は請求項1記載の意
味を有し、Zはアルコキシカルボニル基またはシアノ基
のいずれかを表す)で示される化合物が、ディークマン
反応で閉環されることにより、式(I)(ただし、Zがア
ルコキシカルボニル基を表す場合、R2はOHを表す)で
示される化合物を形成するか、または式(I)(ただし、
Zがシアノ基を表す場合、R2はNH2を表す)で示され
る化合物を形成し、式(I)(ただし、R2は、(C1−C4)
アルコキシ、(C1−C4)アルキルチオまたはNZ1Z2で
あり、R2、Z1およびZ2は請求項1記載の意味である)
で示される化合物を製造するために必要ならば、生成し
た上記化合物がさらに置換されることを特徴とする、請
求項1〜6のいずれか1項記載の式(I)で示される化合
物の製造方法。 - 【請求項8】 式 【化6】 (式中、A、B、R、R1およびR3は請求項1記載の意
味を有し、XはClを表し、Zはアルコキシカルボニル
基またはシアノ基のいずれかを表す)で示される化合物
が、フェノールの存在下で加熱されることにより、式
(I)(ただし、Zがアルコキシカルボニル基を表す場
合、R2はOHを表す)で示される化合物を形成するか、
または式(I)(ただし、Zがシアノ基を表す場合、R2は
NH2を表す)で示される化合物を形成し、式(I)(ただ
し、R2は、(C1−C4)アルコキシ、(C1−C4)アルキ
ルチオまたはNZ1Z2であり、R2、Z1およびZ2は請
求項1記載の意味である)で示される化合物を製造する
ために必要ならば、生成した上記化合物がさらに置換さ
れることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記
載の式(I)で示される化合物の製造方法。 - 【請求項9】 医薬的に許容し得る担体と共に、所望に
より医薬的に許容し得る酸または塩基による塩の形態を
していてもよい請求項1〜6のいずれか1項記載の化合
物の治療有効量を含む医薬組成物。
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