JPH0618239B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH0618239B2 JPH0618239B2 JP16061187A JP16061187A JPH0618239B2 JP H0618239 B2 JPH0618239 B2 JP H0618239B2 JP 16061187 A JP16061187 A JP 16061187A JP 16061187 A JP16061187 A JP 16061187A JP H0618239 B2 JPH0618239 B2 JP H0618239B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polyimide
- semiconductor device
- based organic
- wiring
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Local Oxidation Of Silicon (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置に関する。
最近のICの高集積化に伴い、金属多層配線構造が多く
用いられ、その信頼性も重要となってきた。
用いられ、その信頼性も重要となってきた。
一般に金属多層配線構造に用いる層間絶縁膜としては、
配線層の下地に適するなだらかな段差をもち、かつ約4
00℃以下の比較的低温の処理にても膜形成が容易であ
るポリイミド系有機膜がある。
配線層の下地に適するなだらかな段差をもち、かつ約4
00℃以下の比較的低温の処理にても膜形成が容易であ
るポリイミド系有機膜がある。
一部のバイポーラICに於いては、これを用いた製品が
量産されておりさらに高集積化の要求が大きいMOSI
Cにも一部に採用されている。
量産されておりさらに高集積化の要求が大きいMOSI
Cにも一部に採用されている。
従来は、層間絶縁膜として使用するポリイミド系有機膜
の湿度に対する電気絶縁性を改善するために、表面をシ
リコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜等の絶縁膜で覆っ
た複合膜が使用されていた。
の湿度に対する電気絶縁性を改善するために、表面をシ
リコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜等の絶縁膜で覆っ
た複合膜が使用されていた。
第2図(a)及び(b)は従来の半導体装置の製造方法の一例
を説明するための工程順に示した半導体チップの断面図
である。
を説明するための工程順に示した半導体チップの断面図
である。
第2図(a)に示すように、素子形成領域を含む半導体基
板1の表面及び表面の一部に形成された下層Al配線2
がそれぞれ膜厚が約500nmのポリイミド系有機膜3
とシリコン酸化膜4′の複合膜で覆われている。
板1の表面及び表面の一部に形成された下層Al配線2
がそれぞれ膜厚が約500nmのポリイミド系有機膜3
とシリコン酸化膜4′の複合膜で覆われている。
第2図(b)に示すように、約1〜2μm程度のアルミニ
ウムをスパッタ法により形成し、続いて通常のパターニ
ングにより上層Al配線5′を形成する。上層Al配線
5′は下層Al配線2との間に複合間の一部を層間絶縁
膜として介している。
ウムをスパッタ法により形成し、続いて通常のパターニ
ングにより上層Al配線5′を形成する。上層Al配線
5′は下層Al配線2との間に複合間の一部を層間絶縁
膜として介している。
しかし、この複合膜は、他の一部の配線接続部のフォー
ミングのための400℃の加熱工程で、ポリイミド系有
機膜3中に含まれていた水分が蒸発する際に体積膨張す
るのでシリコン酸化膜3との間に剥れ部6を形成する。
ミングのための400℃の加熱工程で、ポリイミド系有
機膜3中に含まれていた水分が蒸発する際に体積膨張す
るのでシリコン酸化膜3との間に剥れ部6を形成する。
上述した従来の半導体装置は、金属多層配線形成後の熱
処理工程で、ポリイミド系有機膜中の水分の影響で絶縁
膜が剥れるので信頼性が悪くなるという問題があった。
処理工程で、ポリイミド系有機膜中の水分の影響で絶縁
膜が剥れるので信頼性が悪くなるという問題があった。
本発明の目的は、絶縁性が良くかつ信頼性のある多層配
線構造を有する半導体装置を提供することにある。
線構造を有する半導体装置を提供することにある。
本発明の半導体装置は、半導体基板の一主面に設けらた
第1の導電層と該導電層の表面の一部に層間絶縁層を介
して設けられた第2の導電層を含む多層配線構造を有す
る半導体装置において、前記層間絶縁層は前記第2の導
電層の下面及び該下面の近傍が下層のポリイミド系有機
膜と上層の膜厚が100〜400nmの絶縁膜との複合
構造で残りの表面は前記ポリイミド系有機膜の1層のみ
で構成されている。
第1の導電層と該導電層の表面の一部に層間絶縁層を介
して設けられた第2の導電層を含む多層配線構造を有す
る半導体装置において、前記層間絶縁層は前記第2の導
電層の下面及び該下面の近傍が下層のポリイミド系有機
膜と上層の膜厚が100〜400nmの絶縁膜との複合
構造で残りの表面は前記ポリイミド系有機膜の1層のみ
で構成されている。
次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第1図(a)〜(b)は本発明の一実施例の製造方法を説明す
るための工程順に示した半導体チップの断面図である。
るための工程順に示した半導体チップの断面図である。
第1図(a)に示すように、半導体基板1と下層Al配線
2は、第2図(a)に示した従来の半導体基板1と下層A
l配線2と同一である。
2は、第2図(a)に示した従来の半導体基板1と下層A
l配線2と同一である。
次に、ポリイミド系有機膜3を約1〜2μmの厚さで塗
布し、約100℃から約400℃迄の段階的熱処理を加
える。
布し、約100℃から約400℃迄の段階的熱処理を加
える。
次に、約100〜400nmの厚さのシリコン酸化膜を
スパッタ法にてつける。
スパッタ法にてつける。
第1図(b)に示すように、上層Al配線5を第2図(b)の
従来と同じ工程で形成する。
従来と同じ工程で形成する。
続いてCF4及びH2を用いたプラズマエッチングによ
り、上層Al配線5をマスクとして、シリコン酸化膜4
を除去する。
り、上層Al配線5をマスクとして、シリコン酸化膜4
を除去する。
次に、約400℃の温度にてフォーミング処理を行い、
同時に形成した他の上下層間配線の接続部の抵抗を下げ
る。
同時に形成した他の上下層間配線の接続部の抵抗を下げ
る。
この工程で、仮にポリイミド系有機膜3中に水分が含ま
れていても、シリコン酸化膜4に覆われてない表面から
蒸発するので、剥れ部は生じない。
れていても、シリコン酸化膜4に覆われてない表面から
蒸発するので、剥れ部は生じない。
以上説明したように本発明は、金属多層配線の層間に対
応する部分にのみポリイミド系有機膜と薄い絶縁膜の複
合膜を用いることにより、絶縁性が良くかつ信頼性のあ
る多層配線構造を有する半導体装置が得られるという効
果がある。
応する部分にのみポリイミド系有機膜と薄い絶縁膜の複
合膜を用いることにより、絶縁性が良くかつ信頼性のあ
る多層配線構造を有する半導体装置が得られるという効
果がある。
第1図(a)及び(b)は本発明の一実施例の製造方法を説明
するための工程順に示した半導体チップの断面図、第2
図(a)及び(b)は従来の半導体装置の製造方法の一例を説
明するための工程順に示した半導体チップの断面図であ
る。 1……半導体基板、2……下層Al配線層、3……ポリ
イミド系有機膜、4……シリコン酸化膜、5……上層A
l配線層。
するための工程順に示した半導体チップの断面図、第2
図(a)及び(b)は従来の半導体装置の製造方法の一例を説
明するための工程順に示した半導体チップの断面図であ
る。 1……半導体基板、2……下層Al配線層、3……ポリ
イミド系有機膜、4……シリコン酸化膜、5……上層A
l配線層。
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板の一主面に設けられた第1の導
電層と該導電層の表面の一部に層間絶縁層を介して設け
られた第2の導電層を含む多層配線構造を有する半導体
装置において、前記層間絶縁層は前記第2の導電層の下
面及び該下面の近傍が下層のポリイミド系有機膜と上層
の膜厚が100〜400nmの絶縁膜との複合構造で残
りの表面は前記ポリイミド系有機膜の1層のみであるこ
とを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16061187A JPH0618239B2 (ja) | 1987-06-26 | 1987-06-26 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16061187A JPH0618239B2 (ja) | 1987-06-26 | 1987-06-26 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS645038A JPS645038A (en) | 1989-01-10 |
JPH0618239B2 true JPH0618239B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=15718679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16061187A Expired - Lifetime JPH0618239B2 (ja) | 1987-06-26 | 1987-06-26 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618239B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2782801B2 (ja) * | 1989-06-23 | 1998-08-06 | 日本電気株式会社 | 半導体装置の配線構造 |
JP2687709B2 (ja) * | 1989-12-04 | 1997-12-08 | 日本電気株式会社 | 半導体装置 |
JP3847807B2 (ja) * | 1995-01-30 | 2006-11-22 | 財団法人国際科学振興財団 | 半導体装置 |
-
1987
- 1987-06-26 JP JP16061187A patent/JPH0618239B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS645038A (en) | 1989-01-10 |
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