JPH0618031U - 自動車用ドアの排水構造 - Google Patents
自動車用ドアの排水構造Info
- Publication number
- JPH0618031U JPH0618031U JP5879692U JP5879692U JPH0618031U JP H0618031 U JPH0618031 U JP H0618031U JP 5879692 U JP5879692 U JP 5879692U JP 5879692 U JP5879692 U JP 5879692U JP H0618031 U JPH0618031 U JP H0618031U
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- JP
- Japan
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- panel
- rail
- opening
- drainage
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一のパネルと、このパネルの内面周縁にレ
ールを固定して該パネルを補強して構成した簡易構造の
自動車用ドアに最適な排水構造を提供する。 【構成】 ドアの本体部2を構成するパネル3の内面下
縁に沿って固定したレール6を覆うカバー9を設けて上
方が開放された排水溝12をパネル3の内面下端に形成
する。排水溝12の底部をレール6とパネル3とで形成
された空所7に連通させる開口13をレール6に設ける
とともに、空所7の底部をウェザーストリップ8の外方
に開口させる排水口14をレール6に設けることによ
り、排水溝12の底部を開口13、空所7および排水口
14を経てウェザーストリップ8の外方に連通させる。
ールを固定して該パネルを補強して構成した簡易構造の
自動車用ドアに最適な排水構造を提供する。 【構成】 ドアの本体部2を構成するパネル3の内面下
縁に沿って固定したレール6を覆うカバー9を設けて上
方が開放された排水溝12をパネル3の内面下端に形成
する。排水溝12の底部をレール6とパネル3とで形成
された空所7に連通させる開口13をレール6に設ける
とともに、空所7の底部をウェザーストリップ8の外方
に開口させる排水口14をレール6に設けることによ
り、排水溝12の底部を開口13、空所7および排水口
14を経てウェザーストリップ8の外方に連通させる。
Description
【0001】
本考案は、自動車用ドアの排水構造に係り、詳しくは、ドアの本体部を構成す るパネルの内面周縁にレールを固定して該パネルを補強する一方、前記レールの 表面にウェザーストリップを取付けることにより、このウェザーストリップで車 体側との間のシールを行なわせるようにした簡易構造の自動車用ドアの排水構造 に関するものである。
【0002】
自動車用のドアにおいては、このドアを構成するパネルに設けられている開口 を覆うガラスを開閉できるようにすることが多い。また、このように開口を覆う ガラスを開閉できるようにした場合は、ガラスを伝って流下する雨水などがパネ ルの内側に流れ込む。従って、通常はドアの本体部を内外一対のパネルで構成し 、ガラスを伝って流下した雨水などを両パネルの間に溜めたうえで、両パネルの 底部に設けた排水口からウェザーストリップの外側に流出させるようにしていた (実開昭62−15018号などを参照)。
【0003】 ところが、例えば図3および図4に示したようにドアの本体部aを単一のパネ ルbで構成し、このパネルbの内面周縁に沿ってレールcを固定してパネルbを 補強するとともに、レールcの外周面にウェザーストリップdを取付けて車体側 との間のシールを行なわせるようにした簡易構造の自動車用ドアの場合は、ガラ スを伝って流下した雨水などがパネルbの内面に沿って流下し、レールcの表面 を伝って車室内に滴下するために、斯る簡易構造の自動車用ドアにも排水構造を 採用する必要性が生じている。
【0004】
本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであり、単一のパネルの内面 周縁にレールを固定してこのパネルを補強して構成した簡易構造の自動車用ドア に最適な排水構造を提供することにより、ガラスを伝って流下してきた水が車室 内に滴下することによる不具合を予防することを課題としている。
【0005】
上記課題を解決するために本考案は、ドアの本体部を構成するパネルの内面周 縁に沿ってレールを固定することにより、該レールと前記パネルとで空所を形成 してパネルを補強するとともに、前記レールの外周面に取付けたウェザーストリ ップで車体側との間のシールを行なわせるようにした簡易構造の自動車用ドアに おいて、前記パネルの内面下縁に沿って固定したレールを覆うカバーを設けるこ とにより、上方が開放された排水溝を形成している。
【0006】 また、前記排水溝の底部を前記レールとパネルとで形成された空所に連通させ る開口および該空所の底部を前記ウェザーストリップの外方に開口させる排水口 を前記レールに設けることにより、排水溝の底部を開口、空所および排水口を経 てウェザーストリップの外方に連通させたことを特徴としている。
【0007】
ガラスの取付隙間などからパネルの内面に侵入した水は、このパネルの内面を 伝って流下して排水溝に溜められる。排水溝に溜められた水は、レールに設けた 開口を経て該レールとパネルとで形成された空所に流入し、この空所の底部から 排水口を経てウェザーストリップの外側に排出される。従って、ドアの本体部を 単一のパネルおよびこのパネルの内面周縁に固定したレールで構成した簡易構造 の自動車用ドアにおいても、パネルの内面を伝って流下した水が排水溝から開口 を経て空所に流れ込み、この空所から排水口を経てウェザーストリップの外側に 確実に排出されるために、万一にも車室内に滴下することがない。
【0008】 また、排水溝と排水口とを開口および空所を介して接続しているために、洗車 などに際して排水口から排水溝および車室内に水が逆流することがなく、しかも 、カバーでレールを覆って排水溝を形成しているために、このレールに設けた開 口などが車室内に露出することもない。
【0009】
以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係る自 動車用ドアの排水構造の一実施例を示す縦断面図、図2は同じく自動車用ドアを 車室側から見た斜視図である。
【0010】 これらの図において、自動車の車体に設けた乗降口(図示省略)を覆うドア1 の本体部2を形成するパネル3の上部に窓開口部4を形成するサッシ5を固定し 、このサッシ5に図示しないガラスを昇降自在に取付けることにより、前記窓開 口部4を開閉自在に覆っている。
【0011】 前記パネル3の内面周縁にはチャンネル状をなすレール6の開口縁を溶着固定 することにより、このレール6とパネル3とで空所7を形成してパネル3を補強 している。そして、レール6の外周面にウェザーストリップ8を取付けることに より、このウェザーストリップ8を用いて車体側とドア1との間のシールを行な わせるようにしている。
【0012】 また、前記パネル3の内面下縁に沿うレール6を覆うカバー9を設けている。 そして、このカバー9の内面とレール6の表面に形成した段部10との間にシー ル材11を挟み込むことにより、レール6とカバー9との対接面間をシールして 上方が開放された排水溝12をパネル3の内面下端に形成している。
【0013】 一方、前記シール材11の上縁に沿う開口13をレール6に設け、この開口1 3を介して前記排水溝12の底部を前記空所7に連通させている。そして、前記 空所7の底部をウェザーストリップ8の外側に開口させる排水口14をレール6 の下端近傍に設けることにより、開口13、空所7および排水溝14を介して排 水溝12をウェザーストリップ8の外側に連通させている。15はカバー9をレ ール6に止着する止め具である。
【0014】 以上のように構成された自動車用ドアの排水構造において、図示しないガラス の取付隙間などからパネル3の内面に侵入した水は、このパネル3の内面を伝っ て流下して排水溝12に溜められる。排水溝12に流入した水は、レール6に設 けた開口13を経て該レール6とパネル3とで形成された空所7に流入し、この 空所7の底部から排水口14を経てウェザーストリップ8の外側(車外)に排出 される。
【0015】 従って、ドア1の本体部2を単一のパネル3とこのパネル3の周縁に固定した レール6とで構成した簡易構造の自動車用ドアにおいても、パネル3の内面を伝 って流下した水が排水溝12から開口13を経て空所7に流れ込みむ。そして、 この空所7から排水口14を経てウェザーストリップ8の外側に確実に排出され るために、万一にも車室内に水が滴下するおそれがない。
【0016】 また、パネル3の内面に形成されている排水溝12と車外に開口している排水 口14とを開口13および空所7を介して接続している。従って、洗車などに際 して排水口14に水が侵入したとしても、この水が空所7および開口13を経て 排水溝12にまで逆流することがなく、しかも、レール6を覆うカバー9で排水 溝12を形成しているために、このレール6に設けた開口13などが車室内に露 出することもない。
【0017】 なお、実施例ではカバー9を樹脂成形品で構成し、レール6の表面に設けた段 部10とカバー9の内面との間に隙間を形成し、この隙間をシール材11で閉鎖 するようにしているが、レール6の表面の段部11を省略してカバー9側に段部 を形成してシール材11を保持させ、あるいは、段部を形成することなくシール 材11を保持させてもよい。
【0018】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、ドアの本体部を単一のパネル およびこのパネルの内面周縁に固定したレールで構成した簡易構造の自動車用ド アにおいても、パネルの内面を伝って流下した水を排水溝から開口を経て空所に 流し込み、この空所から排水口を経てウェザーストリップの外側に排出できる。
【図1】本考案に係る自動車用ドアの排水構造の一実施
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図2】同じく自動車用ドアを車室側から見た斜視図で
ある。
ある。
【図3】従来の簡易構造の自動車用ドアの具体例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
1 ドア 2 ドア1の本体部 3 パネル 4 窓開口部 5 サッシ 6 レール 7 空所 8 ウェザーストリップ 9 カバー 10 段部 11 シール材 12 排水溝 13 開口 14 排水口
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアの本体部を構成するパネルの内面周
縁に沿ってレールを固定することにより、該レールと前
記パネルとで空所を形成してパネルを補強するととも
に、前記レールの外周面に取付けたウェザーストリップ
で車体側との間のシールを行なわせるようにした簡易構
造の自動車用ドアにおいて、前記パネルの内面下縁に沿
って固定したレールを覆うカバーを設けて上方が開放さ
れた排水溝を形成し、前記レールとパネルとで形成され
た空所を前記排水溝の底部に連通させる開口および前記
ウェザーストリップの外方に開口させる排水口を前記レ
ールに設けたことを特徴とする自動車用ドアの排水構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058796U JP2590912Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 自動車用ドアの排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058796U JP2590912Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 自動車用ドアの排水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618031U true JPH0618031U (ja) | 1994-03-08 |
JP2590912Y2 JP2590912Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=13094548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992058796U Expired - Lifetime JP2590912Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 自動車用ドアの排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590912Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP1992058796U patent/JP2590912Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2590912Y2 (ja) | 1999-02-24 |
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Legal Events
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