JPH0617971Y2 - 内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結装置 - Google Patents

内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結装置

Info

Publication number
JPH0617971Y2
JPH0617971Y2 JP1987083084U JP8308487U JPH0617971Y2 JP H0617971 Y2 JPH0617971 Y2 JP H0617971Y2 JP 1987083084 U JP1987083084 U JP 1987083084U JP 8308487 U JP8308487 U JP 8308487U JP H0617971 Y2 JPH0617971 Y2 JP H0617971Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
lever
engaging
shoji
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987083084U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63190481U (ja
Inventor
準二 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Original Assignee
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD. filed Critical YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Priority to JP1987083084U priority Critical patent/JPH0617971Y2/ja
Publication of JPS63190481U publication Critical patent/JPS63190481U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0617971Y2 publication Critical patent/JPH0617971Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、窓枠内に対して障子を室内側に傾動して内倒
し窓としたり、障子を室内側に回動して内開き窓とした
りできる内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結
装置に関する。
〔従来の技術〕
実開昭55−123578号公報に示す内倒し兼内開き
窓が知られている。
つまり、第9図に示すように窓枠aを構成する一方の竪
枠bと障子cを構成する竪框dとの下端部間に亘ってボ
ール継手eを取付け、前記一方の竪枠bの上部には蝶番
fを取付け、この蝶番fと上框gとに亘ってリンク機構
hを枢着連結すると共に、受け片iを一体に設け、下枠
jには受け部材kを設け、下框には受け部材kに係合
する係合部材mを長手方向に摺動自在に設けると共に、
前記一方の竪框bには前記受け片iに係脱する係合ピン
nを長手方向に移動自在に設け、該係合ピンnと前記係
合部材mとを連結杆p,q,rを介してハンドルoに連
結し、障子cを閉じてハンドルoで障子cをロックする
と係合ピンnが受け片iに係合し、ハンドルoを90度
回転すると係合ピンnが受け片iに係合しかつ係合部材
mが受け部材kより離脱してボール継手e、蝶番fを中
心として障子cが内側に回動して内開き窓となり、障子
cを閉じてハンドルoを180度回転すると係合ピンn
が受け片iより離脱しかつ係合部材mか受け部材kに係
合してボール継手e、係合部材mと受け部材kの係合部
を中心として障子cが内側に傾倒して内倒し窓となるよ
うにした構成となっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かかる内倒し兼内開き窓であると、リンク機構hによっ
て窓枠aの上部と障子cの上部とを連結して内倒し窓と
した時に障子cが室内側に傾動する角度を規制してい
る。
しかしながら、このリンク機構hは蝶番fの受け片iと
上框gとに亘ってアームを枢着連結してハンドルoを持
って障子cを傾動した時にアームが揺動し、そのアーム
の最大揺動角度によって傾動角度を規制するだけであ
り、障子cを開閉するにはハンドルoを持って障子cを
押したり、引いたりせねばならない。
すなわち、ハンドルoを手で持って室内側に引くことで
障子cを室内側に傾動して開放し、閉じる時にはハンド
ルoを手で持ちながら障子を室外側に押している。
この様にして開閉するから、障子を開放する初期には大
きな引き力で障子を室内側に引くとともに、ある程度開
放すると障子が自重によって急速に室内側に傾倒するの
で人に恐怖心を与えたり、ガタツキが早く生じたりする
ことになり、障子を閉じる時には重量のある障子を押し
付ける必要があって労力が大となる。
そこで、本考案はハンドルを回動することで障子を傾動
して開閉できるようにした内倒し兼内開き窓の窓枠上部
と障子上部の連結装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
窓枠Aの下部一側と障子Bの下部一側とをヒンジ部材8
で連結し、窓枠Aの上部一側に蝶番9を取付けると共
に、その蝶番9の可動部材と係脱自在なる係合部材を障
子Bの一方の竪框6に沿って係合位置と離脱位置とに亘
って摺動自在に設け、さらに前記可動部材にアーム42
の長手方向基端部を連結し、前記障子Bの上框4に沿っ
て摺動自在なる作動杆16を設けると共に、この作動杆
16と前記係合部材とを障子Bに設けたハンドル10に
連結し、前記アーム42の長手方向先端部を上框4に室
内外側方向に回動自在で長手方向に摺動自在に枢着連結
すると共に、前記上框4にレバー51の長手方向中間部
を上框4とほぼ平行となった第1姿勢と長手方向一端部
が上框4より突出した第2姿勢に亘って室内外側方向に
回動自在に支承し、このレバー51の長手方向一端部を
ピン53を介して前記アーム42の長手方向中間部に形
成した長孔42aに摺動自在に連結すると共に、前記レ
バー51に係合凹溝54と係合長溝55を形成し、 前記作動杆16に係合凹溝54に係脱可能なる第1ピン
56と前記係合長溝55に係脱可能なる第2ピン57を
設け、前記係合凹溝54の形状を、第1ピン56が係合
して一方向に移動するとレバー51が第2姿勢に向けて
揺動し、かつ他方に移動すると第1姿勢に向けて揺動す
るものとし、 前記係合長溝55の形状を、第2ピン57が係合すると
レバー51を第1姿勢に揺動し、かつ第2ピン57が離
脱する際に接してレバー51を第2姿勢に向けて揺動す
る開口端の斜面55aを有する形状とし、 前記第1ピン56、第2ピン57と前記係合部材とハン
ドル10の位置関係を、ハンドル10が基準位置の時に
は第1ピン56が係合凹溝54と離脱し、第2ピン57
が係合長溝55に係合し、係合部材が可動部材と係合
し、ハンドル10を基準位置より所定角度回動以上回動
すると第1ピン56が係合凹溝54に係合して一方向に
移動し、第2ピン57が係合長溝55の斜面55aに接
しながら離脱し、係合部材が可動部材と離脱するように
した内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結装
置。
これにより、ハンドル10を所定角度以上回動すると係
合部材と可動部材が離脱し、かつ第1、第2ピン56,
57によりレバー51が第2姿勢に向けて回動してアー
ム42を介して障子Bの上框4を窓枠Aの上枠1から離
隔し、この状態からハンドル10を反対方向に回動する
と第1、第2ピン56,57によりレバー51が第1姿
勢に向けて回動してアーム42を介して障子Bの上框4
を窓枠Aの上枠1に接近することができ、ハンドル10
の回動により障子Bを傾動して開閉動作できるから、障
子Bを開放する時にはハンドル10の回動操作につれて
室内側に順次傾動するから、開放初期に障子を大きな力
で引いたりしなくとも良いと共に、障子Bが自重によっ
て急速に傾動することがなく人に恐怖心を与えたり、早
期にガタツキが発生することがなく、障子Bを閉じる時
には重量のある障子を押しつける必要がなく、その操作
にあまり労力を要せずに楽に閉じ操作できる。
〔実施例〕
第1図は内倒し兼内開き窓の正面図であり、窓枠Aは上
枠1と下枠2と一方の縦枠3と他方の縦枠3′とで方形
状となっていると共に、障子Bは上框4と下框5と一方
の縦框6と他方の縦框6′で方形状となり、その内部に
ガラス7が装着してある。
前記一方の縦枠3の下部と一方の縦框6の下部とに亘っ
てヒンジ部材8が取着され、一方の縦枠3の上部に蝶番
9が取付けてあると共に、他方の縦框6′にはハンドル
10が回動自在に取付けてある。
前記他方の框6′には作動杆11が摺動自在に取付けて
あると共に、この作動杆11はハンドル10に固着した
ピニオン12と噛合してハンドル10を回動すると上下
に摺動するようになり、その下部は帯鋼などのフレキシ
ブルのコーナー連結部材13を介して下框5に沿って摺
動自在な作動杆14に連結し、上部は帯鋼などのフレキ
シブルのコーナー連結部材15を介して上框4に沿って
摺動自在なる作動杆16に連結してあると共に、一方の
縦框6に沿って摺動自在なる作動杆17は帯鋼などのフ
レキシブルなコーナー連結部材18を介して下框5と上
框4に設けた作動杆14,16に連結され、ハンドル1
0を回転すると各作動杆が摺動するようにしてある。
前記ヒンジ部材8は一方の縦枠3の下部に取着した枠側
部材8aと一方の縦框6の下部に取着した障子側部材8
bとをボール継手8cにより連結してある。
前記蝶番9は一方の竪枠3の上部に取着した固定部材、
例えばブラケット9aに縦ピン9bで可動部材、例えば
回転体9cを回動自在に連結したもので、その回転体9
cに受け片19が設けてあり、この受け片19と前記上
框4とに亘ってリンク機構Cが連結してある。
前記下枠2と下框5とに亘って障子支承部材Dが取付け
られ、この障子支承部材Dは下枠2に固着した雌部材7
0と作動杆14に取着した雄部材71とより成ってい
る。
前記リンク機構Cは第2図、第3図、第4図に示すよう
に構成してある。
すなわち、上框4に設けた作動杆16は第1作動杆20
と連動杆21と第2作動杆22と可動杆23とより成
り、第1、第2作動杆20,22は略下向コ字状てなっ
て上框4のガイド溝4aに沿って摺動自在となっている
と共に、連動杆21は板状となってガイド溝4aの底壁
4bに沿って摺動自在となり、この連動杆21の両端折
曲部21a,21bが第1、第2作動杆20,22に固
着具25でそれぞれ連結されていると共に、第1作動杆
20にコーナー連結部材15が固着具26で固着され、
前記可動杆23は平板状となって第2作動杆22上に固
着具27で連結してある。
前記連動杆21には第1・第2長孔28,29が形成さ
れ、第1長孔28の部分にはボルト受け30が設けら
れ、このボルト受け30は上框4の底壁4bを貫通して
裏板31に螺合した固着具32で底壁4bに固定され、
連動杆21は第1長孔28を介してボルト受け30に沿
って摺動自在となっていると共に、第2長孔29の部分
にはストッパ33が設けられ、このストッパー33は前
記裏板31に螺合する固着具34で底壁4bに固定さ
れ、連動杆21は第2長孔29を介してストッパー33
に沿って摺動自在となっている。
すなわち、第5図に示すようにボルト受け30とストッ
パー33の下部には第1、第2長孔28,29に望ね巾
狭なる突出部30a,33aを有し、この突出部30
a,33aが第1、第2長孔28,29より底壁4bに
固着具32,34で締付け固定されている。
前記連動杆21の長手方向中間には略下向コ字状の横材
35が連動杆21を跨いで底壁4bに当接するように配
設され、この横材35の一端部にはL型のナット部材3
6が固着具37で固着してあると共に、このナット部材
36にボルト受け30より調整ボルト38が螺合し、か
つロックナット39で固定してあり、しかも横材35に
は前記ストッパー33が嵌合する長孔40が形成されて
いると共に、横材35の長手方向一端側に形成したガイ
ド長孔41にアーム42の先端に取着したピン43が臨
み、他端側にはリンク44の一端がピン45で枢着さ
れ、かつリンク44の他端に固着したピン46はアーム
42に枢着連結してあると共に、アーム42の基端は前
記蝶番9の受け片19と一体となった横片47に固着具
48で連結されている。
前記可動片23と隣接して支持ブロック49が固着具5
0で底壁4bに固着され、この支持ブロック49にはレ
バー51の一端がピン52で室内・外側方向に回動自在
に支承してあると共に、他端に固着したピン53はアー
ム42の長孔42aに臨ませてあり、そのレバー51に
は係合凹溝54と係合長溝55とが長手方向反対方向に
開口して形成され、係合凹溝54は略長円形となって可
動杆23に突設した第1ピン56と対向し、係合長溝5
5は開口端に斜面55aを有し、かつ可動杆23に突設
した第2ピン57と対向している。
前記可動杆23と第2作動杆22とに亘って引き寄せ片
58が固着され、その引き寄せ片58にアーム42に取
着した引き寄せピン59が対向している。
前記蝶番9の受け片19には縦ガイド溝60が形成さ
れ、この縦ガイド溝60には、前記一方の縦框6に沿っ
て摺動する作動杆17に固着した係合部材、例えば係合
ピン61が摺動自在に臨んでいると共に、縦ガイド溝6
0の上部には室内側に開口した切欠開口部62が形成さ
れ、この切欠開口部62より係合ピン61が出没自在と
なっている。
前記障子支承部材Dは第6図に示すように、雌部材70
は上向コ字状となり、かつ室内側の壁70aには切欠部
72が形成されていると共に、雄部材71は雌部材70
に沿って摺動自在で、かつ室内外側方向に揺動自在に嵌
合してあり、この雄部材71は切欠部72より室内側に
出没自在となっている。
次に作動を説明する。
障子Bを閉じた状態では第2図に示すように、アーム4
2とリンク44とが横材35と重なり合って上枠1と上
框4との間に収納されていると共に、ハンドル10が下
向位置であるから作動杆16が図示の位置となって、第
1ピン56が係合凹溝54と離れ、第2ピン57が係合
長溝55内に位置していると共に、引き寄せピン59が
引き寄せ片58に係合し、第6図のように係合ピン61
と雄部材71が第1位置Iとなっている。
前述の状態よりハンドル10を第1位置Xまで回転する
と作動杆11は下方に摺動してコーナー連動部材15を
介して第1作動杆20を第2図左方に移動し、連動杆2
1、第2作動杆22可動杆23が同時に左方に移動して
第1、第2ピン56,57は第2図仮想線で示す位置に
移動する。
他方、係合ピン61は縦ガイド溝60に沿って上方に摺
動して切欠開口部62まで達せずに縦ガイド溝60に臨
む第2位置IIとなり、障子Bの一方の縦枠3は係合ピン
61を介して受け片19に係合保持されると共に、雄部
材71は切欠部72と対向する第2位置IIとなる。
したがって、ハンドル10を持って室内側に引くことで
障子Bがヒンジ部材8と蝶番9を介して室内側に回動す
る。この時、雄部材71は切欠部72より室内側に離脱
すると共に、リンク機構Cのアーム42は蝶番9ととも
に回動する。
更にハンドル10を回動すると前述と同様にして可動杆
23が左方に移動して第7図に示すように、第1ピン5
6が係合凹溝に嵌合し、第2ピン57が係合長溝55の
斜面55aに接する。
他方、係合ピン61は切欠開口部62に臨む第3位置II
Iとなり、障子Bの一方の縦枠6は窓枠Aの一方の縦框
3に対してフリーとなると共に、雄部材71は雌部材7
0に嵌合した第3位置IIIとなって障子Bの他方の縦枠
6′寄の下部は下枠2に対して室内側に傾動自在に支承
される。
これより更にハンドル10を回動すると第2ピン57が
斜面55aを押してレバー51がピン52を中心として
第7図矢印方向に若干回動され、かつ第1ピン56も係
合凹溝54の斜めの部分54aを押して第7図矢印方向
に若干回動される。
これにより、レバー51を支持している障子Bの上框4
が室内側に押されて傾倒する。この時第1ピン56は係
合凹溝54の半円形部分54bに嵌合していると共に、
係合ピン61は切欠開口部62より室内側に離脱する。
そして更にハンドル10を回動して可動杆23を左方に
移動すると第1ピン56がレバー51をピン52を中心
として更に回動し、レバー51のピン53がアーム42
の長孔42aに沿って摺動しながら上框4を室内側に順
次押して第8図に示すように障子Bを室内側に所定角度
傾倒する。
この時、アーム42のピン43は横材35のガイド長孔
41に沿って摺動すると共に、リンク44が横材35に
対して揺動する。
また、障子Bを閉じる時にはハンドル10を反対方向に
回動して作動杆11を上方に移動し、コーナー連動部材
15を介して第1作動杆20、連動杆21、第2作動杆
22、可動杆23を右方に移動させる。
これにより、可動杆23とともに第1ピン56が第8図
の矢印方向に移動してレバー51をピン52を中心とし
て矢印方向に回動し、第8図のようにピン53を介して
アーム42を上框4側に回動することになるから上框が
窓枠A側に移動して障子Bが閉じ動作する。
ハンドル10を更に回動すると第7図に示すようにな
り、この後ハンドル10を回動することで可動杆23が
右方に移動して第1ピン56が係合凹溝54より離れ、
第2ピン57が係合長溝55内に嵌合し、かつ嵌合する
際に障子を引き寄せすると共に、第2作動杆22ととも
に引き寄せ片58が右方に移動してアーム42に設けた
引き寄せピン59に係合して第2図に示す状態となる。
他方、係合ピン61は第7図に示す状態の時に切欠開口
部62より縦ガイド溝60内に臨み、その後のハンドル
10の回動によって縦ガイド溝60に沿って摺動して第
1位置Iとなると共に、雄部材71はハンドル10の回
動とともに雌部材70に沿って摺動して第1位置Iとな
る。
また、ロックナット39を弛めて調整ボルト38を回す
ことで横材35が左右に摺動すると共に、横材35が左
右に摺動するとリンク44を介してアーム42が左右に
引張られ、そのアーム42は窓枠A側に連結してあるの
で、障子Bの上框4が左右に移動することになる。
したがって、障子Bが左右に変位して建付け調整でき
る。
また、上框4に固着したストッパー33は横材35の長
孔40に嵌合しているから、前述の建付け調整時に横材
35がストッパー33に対して摺動できると共に、調整
ボルト38が切損した時に横材35の摺動がストッパー
33で規制され、障子Bか倒れることを防止できる。
なお、ストッパー33を上框4に左右移動調節自在に取
付け、常にストッパー33が長孔40の一端に当接する
ようにし、建付け調節時にはストッパー33を横材35
とともに左右に移動するようにしても良い。
〔考案の効果〕
ハンドル10を所定角度以上回動すると係合部材と可動
部材が離脱し、かつ第1、第2ピン56,57によりレ
バー51が第2姿勢に向けて回動してアーム42を介し
て障子Bの上框4を窓枠Aの上枠1から離隔し、この状
態からハンドル10を反対方向に回動すると第1、第2
ピン56,57によりレバー51が第1姿勢に向けて回
動してアーム42を介して障子Bの上框4を窓枠Aの上
枠1に接近することができ、ハンドル10の回動により
障子Bを傾動して開閉動作できる。
したがって、障子Bを開放する時にはハンドル10の回
動操作につれて室内側に順次傾動するから、開放初期に
障子を大きな力で引いたりしなくとも良いと共に、障子
Bが自重によって急速に傾動することがなく人に恐怖心
を与えたり、早期にガタツキが発生することがなく、障
子Bを閉じる時には重量のある障子を押しつける必要が
なく、その操作にあまり労力を要せずに楽に閉じ操作で
きる。
しかも、レバー51を回動して障子を開閉するので障子
を大きく開閉できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の実施例を示し、第1図は内倒
し兼内開き窓の正面図、第2図はリンク機構の平面図、
第3図は縦断面図、第4図は斜視図、第5図ボルト受け
とストッパーの分解斜視図、第6図は全体の動作説明
図、第7図、第8図はリンク機構の動作説明図、第9図
は従来例の正面図である。 Aは窓枠、Bは障子、4は上框、8はヒンジ部材、9は
蝶番、10はハンドル、16は作動杆、42はアーム、
42aは長孔、51はレバー、53はピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠Aの下部一側と障子Bの下部一側とを
    ヒンジ部材8で連結し、窓枠Aの上部一側に蝶番9を取
    付けると共に、その蝶番9の可動部材と係脱自在なる係
    合部材を障子Bの一方の竪框6に沿って係合位置と離脱
    位置とに亘って摺動自在に設け、さらに前記可動部材に
    アーム42の長手方向基端部を連結し、前記障子Bの上
    框4に沿って摺動自在なる作動杆16を設けると共に、
    この作動杆16と前記係合部材とを障子Bに設けたハン
    ドル10に連結し、前記アーム42の長手方向先端部を
    上框4に室内外側方向に回動自在で長手方向に摺動自在
    に枢着連結すると共に、前記上框4にレバー51の長手
    方向中間部を上框4とほぼ平行となった第1姿勢と長手
    方向一端部が上框4より突出した第2姿勢に亘って室内
    外側方向に回動自在に支承し、このレバー51の長手方
    向一端部をピン53を介して前記アーム42の長手方向
    中間部に形成した長孔42aに摺動自在に連結すると共
    に、前記レバー51に係合凹溝54と係合長溝55を形
    成し、 前記作動杆16に係合凹溝54に係脱可能なる第1ピン
    56と前記係合長溝55に係脱可能なる第2ピン57を
    設け、前記係合凹溝54の形状を、第1ピン56が係合
    して一方向に移動するとレバー51が第2姿勢に向けて
    揺動し、かつ他方に移動すると第1姿勢に向けて揺動す
    るものとし、 前記係合長溝55の形状を、第2ピン57が係合すると
    レバー51を第1姿勢に揺動し、かつ第2ピン57が離
    脱する際に接してレバー51を第2姿勢に向けて揺動す
    る開口端の斜面55aを有する形状とし、 前記第1ピン56、第2ピン57と前記係合部材とハン
    ドル10の位置関係を、ハンドル10が基準位置の時に
    は第1ピン56が係合凹溝54と離脱し、第2ピン57
    が係合長溝55に係合し、係合部材が可動部材と係合
    し、ハンドル10を基準位置より所定角度回動以上回動
    すると第1ピン56が係合凹溝54に係合して一方向に
    移動し、第2ピン57が係合長溝55の斜面55aに接
    しながら離脱し、係合部材が可動部材と離脱するように
    したことを特徴とする内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障
    子上部の連結装置。
JP1987083084U 1987-05-29 1987-05-29 内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結装置 Expired - Lifetime JPH0617971Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987083084U JPH0617971Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987083084U JPH0617971Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63190481U JPS63190481U (ja) 1988-12-07
JPH0617971Y2 true JPH0617971Y2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=30936344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987083084U Expired - Lifetime JPH0617971Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617971Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2907891A1 (de) * 1979-03-01 1980-09-11 Schuermann & Co Heinz Drehkippfenster
JPS59451U (ja) * 1982-06-21 1984-01-05 石川島播磨重工業株式会社 鋼板冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63190481U (ja) 1988-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0617971Y2 (ja) 内倒し兼内開き窓の窓枠上部と障子上部の連結装置
JPH0611349Y2 (ja) 内倒し兼内開き窓
TWI664344B (zh) 具有二或三點閂鎖的門或窗把手
JPH0539178Y2 (ja)
JPH0732835Y2 (ja) 可動ルーバー
JP3304074B2 (ja) 内倒し窓の障子開き状態保持装置
JPH0111912Y2 (ja)
JPH0533635Y2 (ja)
JPH0533636Y2 (ja)
JPH09268832A (ja) 左右両開き窓
JPH0317020Y2 (ja)
JPH0728373Y2 (ja) 間仕切り装置
JPH0334468Y2 (ja)
JPS6212797Y2 (ja)
JPH0454289Y2 (ja)
JPS581575Y2 (ja) 網戸付窓装置
JP2543606Y2 (ja) 縦軸開閉窓の中途開き解除機構
JPH0626710Y2 (ja) 内倒し兼内開き窓の障子支承装置
JP3752313B2 (ja) 窓開閉規制装置
JPH0435495Y2 (ja)
JPH0732837Y2 (ja) 可動ルーバー
JPH063103Y2 (ja) 窓の解錠装置
JPH0611347Y2 (ja) 内倒し兼内開き窓のヒンジ装置
JPS5854533Y2 (ja) 扉用停止金具
JPH0721813Y2 (ja) 上げ下げ窓用の内倒れストッパ