JPH0617619Y2 - 前輪駆動装置 - Google Patents

前輪駆動装置

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JPH0617619Y2
JPH0617619Y2 JP1986182261U JP18226186U JPH0617619Y2 JP H0617619 Y2 JPH0617619 Y2 JP H0617619Y2 JP 1986182261 U JP1986182261 U JP 1986182261U JP 18226186 U JP18226186 U JP 18226186U JP H0617619 Y2 JPH0617619 Y2 JP H0617619Y2
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JP
Japan
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fixed
oil seal
gear box
steering gear
cylinder
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JP1986182261U
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JPS6387127U (ja
Inventor
靖幸 成宮
勤也 大野
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、前輪駆動構造における、固定側オイルシール
キャップと回動側オイルシールキャップの間のシール構
造に関する。
(ロ)従来技術 従来から、前輪駆動装置に関する技術は公知とされてい
るのである。
例えば、実開昭55−50889号公報や、実開昭52
−170425号公報や、実開昭59−23422号公
報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、操向ギアボックス部分において、固定
側と回動側の間に構成するシール機構Sが、該部分に巻
き付いた藁屑により破れたり、内部のオイルバスの方向
にオイルシールが向いているので、逆に外からの泥水な
どが侵入し易いという不具合があったので、この点を改
善せんとするものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
フロントアクスルケース7に固定した固定操向ギアボッ
クス19の固定筒19aを内側に、車軸11と共に回動
する回動操向ギアボックス18の回動筒18aを外側
に、2重筒とした前輪駆動装置において、固定筒19a
の外側に嵌装した固定側オイルシールキャップ15の上
端に、逆U字形のラビリンス15aを構成し、回動筒1
8aの内側に嵌装した回動側オイルシールキャップ16
の上端を、該逆U字形のラビリンス15a内に挿入して
重複させ、該重複部と、両シールキャップ間に介装した
オイルシール8との間に、Oリング3を介装したもので
ある。
(ホ)実施例と作用 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は前輪動力伝達機構の前面断面図、第2図はスイ
ングストッパー4と接合フランジ部1aにより構成した
フロントデフケースのスイングストッパー機構の拡大断
面図、第3図は固定操向ギアボックス19と回動操向ギ
アボックス18の部分の拡大断面図、第4図はフロント
デフケース1に設けたフロントPTO伝達軸の挿入孔を
閉鎖した状態の側面断面図である。
第1図において前輪駆動伝達機構の構成を説明する。
動力伝達ケースは、右側はフロントデフケース1を延長
して、フロントアクスルケースも兼用して構成してお
り、左側には接合フランジ部1aと7a部によりフロン
トアクスルケース7を連結して延長している。
該フロントアクスルケース7の外端部に、固定操向ギア
ボックス19をフランジ部にて結合し、該固定操向ギア
ボックス19の外周に遊嵌して、回動操向ギアボックス
18を操向回動可能に支持している。
該回動操向ギアボックス18より上方へナックルアーム
17を突設し、該ナックルアーム17には操向ハンドル
のピットマンアームよりドラックロッドの先端が枢結さ
れている。該ナックルアーム17の他端よりタイロッド
13が、右側の回動操向ギアボックス18に構成された
ナックルアーム17に向けて延出されている。
フロントデフケース1の上部に、前後方向に向けてセン
ターピン2の嵌挿孔1cが開口されており、該嵌挿孔1
cに嵌挿されたセンターピン2はその前後をフロントア
クスルブラケット23から垂下された支持ブラケットに
支持されている。
該センターピン2を中心にしてフロントデフケース1は
左右端を上下に回動するのであるが、該回動するフロン
トデフケース1の内部に配置されたデフギア装置Dを、
機体の左右の中心からややずらせて配置している。
そして、該機体の左右中心の逆側の位置に、フロントP
TO軸を嵌挿する為の孔1bが開口されている。
該フロントPTO軸を嵌挿する為の孔1b内を通過し
て、フロントPTO軸が嵌挿され、前輪と後輪の間に吊
架されたミッドマウントモアのベベルギヤボックスに動
力伝達しているのである。
前記デフギア装置Dのリングギア5に、トラクターのミ
ッションケースから前方へ突出されたピニオン軸のピニ
オンが噛合している。
デフギア装置Dはフロントデフケース1から突出された
軸受壁1dと、フロントアクスルケース7側から突出し
た軸受壁7bとの間に軸受支持されているのである。
該デフギア装置Dにより差動回転を与えられたフロント
アクスル軸6L,6Rが左右へ延長され、固定操向ギア
ボックス19内に挿入されている。
該固定操向ギアボックス19内に設けられたベベルギア
により、キングピン12の上端に回転が伝えられ、該キ
ングピン12の下端のベベルギア装置により車軸11へ
動力が伝達される。
以上のように構成された、前輪動力伝達機構はフロント
デフケース1を枢支したセンターピン2を中心に、地表
面の凹凸に追随して上下に揺動をするのである。
しかし規定以上に左右揺動すると操向操作に支障を来た
し、またフロントアクスルブラケット23とフロントデ
フケース1とが接当してしまうところまで揺動してしま
うので、フロントアクスルブラケット23とフロントデ
フケース1との間にスイングストッパー4L,4Rを突
出しているのである。
該スイングストッパー4L,4Rはフロントアクスルブ
ラケット23の下面に、ボルトにて固定しているのであ
る。
該スイングストッパー4を、フロントアクスルブラケッ
ト23にボルトにより固定すべく構成したことにより、
該スイングストッパー4のみを交換すれば、フロントア
クスルブラケット23は2輪駆動形の場合にも、4輪駆
動形の場合にも使用することができるように構成してい
る。
そして該スイングストッパー4Lの接当する部分を、フ
ロントデフケース1とフロントアクスルケース7との接
合面の、接合フランジ部1a部分としている。
該構成においては、スイングストッパー4Lの接当部の
みを接合フランジ部1aとしているが、スイングストッ
パー4Rの接当部で、右側のフロントデフケース1とフ
ロントアクスルケース7を二分して接合フランジ部を設
ければ、左右とも本考案の構成とすることができるもの
である。
第3図は固定操向ギアボックス19と回動操向ギアボッ
クス18との操向回動を可能とする枢支部の、軸受とシ
ール機構Sの構成を示す断面図である。
該部分において、フロントアクスルケース7の両端に固
定した固定操向ギアボックス19より、下方に向けて突
出した固定筒19aを設け、該固定筒19aの外側に回
動筒18aを遊嵌している。そして固定筒19aの外周
と回動筒18aの内周との間には、ニードル軸受10が
介装されて、両者を支持しているのである。
また該回動操向ギアボックス19と固定操向ギアボック
ス19は連通し、更にフロントアクスルケース7とフロ
ントデフケース1とも連通して、全体的にオイルバスに
構成しているので、内部の潤滑油が洩れることのないよ
うに、また外部から雨水や泥水が浸入することのないよ
うに、オイルシール8が介装されている。
しかし、該オイルシール8部分に、藁屑や雑草等が巻き
付いて除々に侵入し、オイルシール8を破る可能性があ
るので、該部分に、固定側オイルシールキャップ15と
回動側オイルシールキャップ16とを設け、固定側オイ
ルシールキャップ15の上端を逆U字形に曲げてラビリ
ンス15aに構成し、回動側オイルシールキャップ16
の上端を、該ラビリンス15aの逆U字形の部分に挿入
し、重複させて、両者の間を狭く迷路状に構成している
のである。
更に該構成でも、該ラビリンス15aの部分を越えて、
雨水や泥水が浸入し、オイルシール8の裏側に溜まり、
これがオイルシール8の変形した際に除々に浸入してい
くのである。
該オイルシール8はオイルバスの内部からの洩れを防ぐ
方向に向いており、外部からの泥水の浸入には弱いの
で、これを補う方向のオイルシールとしてOリング3
を、固定側オイルシールキャップ15のラビリンス15
aの内側に介装しているのである。
該Oリング3を介装したことにより、該固定側オイルシ
ールキャップ15と回動側オイルシールキャップ16の
間の錆付きを防止することができ、またオイルシール8
の裏面への泥水の浸入を防止することができ、オイルシ
ール8の耐久性を向上することができるものである。
第4図は、フロントPTO軸を嵌挿する為の孔1bを、
ミッドマウントモア等の作業機を使用しない場合の為
に、閉じるべく盲蓋22を嵌入した状態を示した図面で
ある。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したものであり、次のような効
果を奏するものである。
第1に、固定側オイルシールキャップ15と回動側オイ
ルシールキャップ16の部分において、固定側オイルシ
ールキャップ15側の上端に設けた逆U字形のラビリン
ス15aを、回動側オイルシールキャップ16の上端に
重複させたので、該部分の間隙が狭くなり、迷路状とな
って、藁屑等の侵入を阻止することが出来たものであ
る。
第2に、固定操向ギアボックス19と回動操向ギアボッ
クス18との間のシール機構Sの部分において、従来は
該オイルシール8が主として内部からの洩れを防ぐ方向
に向いていた為に、外部からの泥水の浸入に弱かったの
であるが、本考案においては、ラビリンス15aとオイ
ルシール8との間に、Oリング3を介装したので、該部
分からの泥水の浸入を防止することが出来たものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は前輪動力伝達機構の前面断面図、第2図はスイ
ングストッパー4と接合フランジ部1aにより構成した
フロントデフケースのスイングストッパー機構の拡大断
面図、第3図は固定操向ギアボックス19と回動操向ギ
アボックス18の部分の拡大断面図、第4図はフロント
デフケース1に設けたフロントPTO伝達軸の挿入孔を
閉鎖した状態の側面断面図である。 S……シール機構 1……フロントデフケース 1a……接合フランジ部 2……センターピン 3……Oリング 4……スイングストッパー 7……フロントアクスルケース 8……オイルシール 15……固定側オイルシールキャップ 15a……ラビリンス 16……回動側オイルシールキャップ 23……フロントアクスルブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントアクスルケース7に固定した固定
    操向ギアボックス19の固定筒19aを内側に、車軸1
    1と共に回動する回動操向ギアボックス18の回動筒1
    8aを外側に、2重筒とした前輪駆動装置において、固
    定筒19aの外側に嵌装した固定側オイルシールキャッ
    プ15の上端に、逆U字形のラビリンス15aを構成
    し、回動筒18aの内側に嵌装した回動側オイルシール
    キャップ16の上端を、該逆U字形のラビリンス15a
    内に挿入して重複させ、該重複部と、両シールキャップ
    間に介装したオイルシール8との間に、Oリング3を介
    装したことを特徴とする前輪駆動装置。
JP1986182261U 1986-11-26 1986-11-26 前輪駆動装置 Expired - Lifetime JPH0617619Y2 (ja)

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JPS6387127U JPS6387127U (ja) 1988-06-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52170425U (ja) * 1976-06-17 1977-12-24
JPS5923422U (ja) * 1982-08-05 1984-02-14 ヤンマーディーゼル株式会社 前輪駆動装置のシ−ル構造

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JPS6387127U (ja) 1988-06-07

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