JPS6313936Y2 - - Google Patents

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JPS6313936Y2
JPS6313936Y2 JP1982032942U JP3294282U JPS6313936Y2 JP S6313936 Y2 JPS6313936 Y2 JP S6313936Y2 JP 1982032942 U JP1982032942 U JP 1982032942U JP 3294282 U JP3294282 U JP 3294282U JP S6313936 Y2 JPS6313936 Y2 JP S6313936Y2
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JP
Japan
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yoke
set pin
pin
case
retaining ring
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JP1982032942U
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JPS58135320U (ja
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は農用トラクターの前輪駆動装置のう
ち、フロントPTO軸から動力伝達軸へ動力を伝
え、次に動力伝達軸からフロントピニオン軸へ動
力を伝える部分に配置したユニバーサルジヨイン
ト装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から、トラクターの前輪駆動装置におい
て、フロントPTO軸から動力伝達軸の間におい
てユニバーサルジヨイントを用いる技術は公知と
されているのである。
例えば実開昭53−118238号公報や、実開昭53−
140228号公報の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 フロントPTO軸、動力伝達軸、フロントピニ
オン軸等は全て農用トラクターの下面に取付けら
れるものであり、低くて狭い所にこれらの軸及び
カバー装置が取付けられているので脱着がやりず
らい位置であり、より簡単なジヨイント部の装着
方法が求められていたのである。
本考案は市販のロールピンと、C形止め軸を用
いて、まずセツトピンをヨークと軸との嵌入孔に
貫挿して両者を固結し、このロールピンの抜け止
めをC形止め輪と、このロールピン嵌入孔の外周
に設けた嵌入溝に係止して行ない、取外し・組み
立てを容易にしたものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
フロントピニオン軸28と動力伝達軸30との
間に介装したユニバーサルジヨイント装置のヨー
ク31とフロントピニオン軸28との結合部にお
いて、ヨーク31と該ヨーク31の挿入孔内に嵌
装したフロントピニオン軸28の両者を貫通し
て、セツトピン33を挿入するセツトピン嵌入孔
31bを設け、該セツトピン嵌入孔31bが開口
する位置に重複して、ヨーク31の外面全周に、
C型止め輪34の止め輪嵌入溝31aを構成した
ものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は農用トラクターの前輪駆動装置の前面
断面図である。
フロントアクスルケース1と2を中央部近辺で
連結し、一本のフロントアクスルケースとしてお
り、進行方向右側のフロントアクスルケース1の
中央部を膨脹させてデフケースを構成している。
該デフケース部の上部にセンターピンの嵌入孔1
aが設けられている。
左右のフロントアクスルケース2・1には、フ
ロントアクスルケース2・1が回動した際のフロ
ントアクスルブラケツトへの接当部としての回動
ストツパー2d,1dが突設されており、右側の
フロントアクスルケース1に前輪駆動装置の全体
にわたる潤滑油の注油口1gが設けられ、検油棒
兼注油栓4が設けられている。
前輪動力伝達軸より動力が伝えられ、前輪動力
伝達軸の先端のピニオンギアがデフ装置のリング
ギア3と噛合している。
リングギア3は、デフギアケース11に固設さ
れており、デフギアケース11を回転させる。デ
フギアケース11にピニオンピン7が嵌装されて
おり、このピニオンピン7にデフピニオン8・8
が遊嵌されている。
デフピニオン8・8に左右のデフサイドギア9
L・9Rが常時噛合しており、左右の前輪の転動
抵抗が同じ場合にはデフピニオン8・8は回転せ
ず、デフギアケースの公転のみで左右同回転でフ
ロントアクスル軸10L・10Rへ伝え、左右の
前車輪に転動抵抗の差が発生するとデフピニオン
8・8が回転し、左右のフロントアクスル軸10
L・10Rに回転差をつける。
車軸10より端部のベベルギア12に動力を伝
え、ベベルギア12はキングピン14上の固設さ
れたベベルギア13に常時噛合され、キングピン
14を介して下端のベベルギア15へ動力を伝え
る。
ベベルギア15はベベルギア17と常時噛合
し、ベベルギア17は車軸18に固設されてお
り、車軸18から前車軸19を回転する。
以上が動力伝達系統であり、前車輪は操向の為
にキングピン14回りで回動させられる必要があ
り、動力を伝え乍ら回動を可能とする為に、フロ
ントアクスルケース1・2端部に固定ギアケース
5を固設し、その下に回動ギアケース6を設け、
キングピン14回りに回動ギアケース6を回動可
能にしている。
この回動ギアケース6を回動するのはナツクル
アーム21であり、ナツクルアーム21は回動の
中心をキングピン14の中心と同じとし、枢支ピ
ン22aを固定ギアケース5の蓋体22より突設
している。
ナツクルアーム21の先端は回動ギアケース6
の上部の取付面に固定している。23は車軸18
の軸受ケースであり、回動ギアケースの外側面に
固定している。
このような構成の前輪駆動装置において、潤滑
油を入れる場合には、検油棒兼注油栓4を外して
ここから潤滑油を徐々に注ぎ込むのである。潤滑
油は流れてフロントアクスルケース1のデフギア
ケース支承壁1mの潤滑油通路1cより、フロン
トアクスルケース2のデフギアケース支承壁2m
の潤滑油通路2aを経て、フロントアクスルケー
ス2の外端の軸受の下に設けられた潤滑油通路2
cから固定ギアケース5の潤滑油通路5aに入
り、キングピンの外周と、固定ギアケースの狭い
部分の間を通り抜け、回動ギアボツクスに入る。
そして一部は回動ギアボツクス6の軸受の下方
のドレーン溜り6fに入り、その後は徐々に油面
を上げて、ベベルギア17の室を上昇していく。
しかし、ベベルギア17の室は上部が密閉され
ており、空気の逃げ道がないのでこのままでは油
面は上らない。それで空気抜き用の孔を設け、こ
こに空気抜きボルト20を螺装してあるので、注
油時にはこれを抜くのである。
又、油面がBで示す下限位置に近くなると、フ
ロントアクスルケース1・2の潤滑油通路1c・
2aも閉じて、左半分の部分の空気抜き孔がなけ
ればこれ以上左半分へ潤滑油が入らなくなるの
で、フロントアクスルケース1・2の上部にも空
気抜き通路1b・2bが設けられており、ここか
らフロントアクスルケース1内に空気が還流し、
注油口部分から大気へ抜けるのである。Aは潤滑
油面の上限であり、Bは下限を示す。又、D矢印
は潤滑油の流れである。C矢印は空気の流れを示
している。
第2図は農用トラクターのミツシヨンケースか
らフロントアクスルケース1まで動力を伝える動
力伝達部の側面一部断面図、第3図はユニバーサ
ルジヨイント装置の拡大断面図、第4図は第3図
の前面図である。
ミツシヨンケースのフロントPTO軸より、動
力伝達軸30にてユニバーサルジヨイント装置へ
動力伝達する。
ユニバーサルジヨイント装置よりフロントピニ
オン軸28へ動力を伝達し、フロントピニオン軸
前端のピニオン40よりデフリングギア3へ動力
が伝えられている。
フロントアクスルケース1の膨出部より後方へ
軸受支承部1kが突出し、これに延長軸受体37
が延設されている。延長軸受体37の後端内部に
フロントピニオン軸28の軸受支承部が設けられ
ている。又、延長軸受体37の後端外部には弾性
体カバー29が設けられ、弾性体カバー29の後
端は動力伝達軸カバー38に支承されている。
又、フロントアクスルケース1の上方へはセン
ターピン27の嵌入用突部が設けられ、該部にセ
ンターピン27の嵌入孔1aが設けられている。
センターピン27はフロントアクスルブラケツト
25のセンターピンステー26・26に吊下げら
れている。又、フロントアクスルケース1の軸受
支承部1kの下部にドレーンプラグ24が、又、
回動ギアケース6の下端後面に、回動ギアケース
6、固定ギアケース5のドレーンプラグ16が設
けられている。
このような構成において、本考案の要部はユニ
バーサルジヨイント部の固定方法に関するもので
ある。
動力伝達軸30の前端にヨーク32がピン36
で固定されており、フロントピニオン28の後端
に固定されたヨーク31とヨーク32とを十字形
のジヨーナル35にて連結し、ユニバーサルジヨ
イント装置を構成している。
特に、このヨーク31・32とフロントピニオ
ン軸28、動力伝達軸30の連結固定装置に関す
るものである。
本考案ではヨーク31・32と軸28・30と
の連結をセツトピン33・36にて行ない、この
セツトピン33・36が抜け出さないようにCリ
ングにより構成される止め輪34を外周から嵌入
溝31aに嵌入し、セツトピン33の抜け止めと
している。
即ち、ヨーク31と、該ヨーク31の挿入孔内
に嵌装したフロントピニオン軸28の両者を貫通
して、セツトピン嵌入孔31bを設け、該セツト
ピン嵌入孔31bが開口するヨーク31の外周に
止め輪嵌入溝31aを刻設し、セツトピン嵌入孔
31bにセツトピン33を挿入し、該セツトピン
33の両端に、セツトピン嵌入孔31bに嵌入し
たC型止め輪34の内周部を接当したのである。
同様の後方のヨーク33にもセツトピン36の嵌
入孔32bを設け、その周囲に止め輪34の嵌入
溝32aを加工構成している。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、フロントピニオン軸と、動力伝達軸と
の間に介装したユニバーサルジヨイント装置のヨ
ークとフロントピニオン軸とを、両者に貫挿させ
たセツトピンにて結合し、該セツトピンをセツト
ピン嵌入孔の周囲に設けた止め輪嵌入溝に止め輪
を係入し、抜け止めとしたので動力伝達軸30、
ユニバーサルジヨイント装置、フロントピニオン
軸の脱着が容易となつたものである。
第2に、セツトピンの抜け止めが止め輪により
完全に行われ、前輪駆動装置の農用トラクターに
よる振動に対してもジヨイント部のガタの発生し
ない装置とすることができるのである。
第3に、止め輪、セツトピン共に市販のC形止
め輪、セツトピンを用いることが出来るので安価
に構成できたものである。
第4に、フロントピニオン軸28の後端と、ヨ
ーク31の部分には、スプライン係合部がなく、
セツトピン33によりのみ動力伝達しているの
で、該セツトピン33は過負荷により剪断し、シ
ヤーピンとし過負荷時の安全ピンの役割も果たす
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は農用トラクターの前端駆動装置の前面
断面図、第2図は農用トラクターのミツシヨンケ
ースからフロントアクスルケースまで動力を伝え
る動力伝達部の側面一部断面図、第3図はユニバ
ーサルジヨイント装置の拡大断面図、第4図は第
3図の前面図である。 1……フロントアクスルケース、28……フロ
ントピニオン軸、30……動力伝達軸、31,3
2……ヨーク、31a,32a……止め輪の嵌入
溝、31b,32b……セツトピン嵌入孔、3
3,36……セツトピン、34……止め輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントピニオン軸28と動力伝達軸30との
    間に介装したユニバーサルジヨイント装置のヨー
    ク31とフロントピニオン軸28との結合部にお
    いて、ヨーク31と該ヨーク31の挿入孔内に嵌
    装したフロントピニオン軸28の両者を貫通し
    て、セツトピン33を挿入するセツトピン嵌入孔
    31bを設け、該セツトピン嵌入孔31bが開口
    する位置に重複して、ヨーク31の外面全周に、
    C型止め輪34の止め輪嵌入溝31aを構成した
    ことを特徴とする農用トラクターの前輪駆動装
    置。
JP3294282U 1982-03-08 1982-03-08 農用トラクタ−の前輪駆動装置 Granted JPS58135320U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3294282U JPS58135320U (ja) 1982-03-08 1982-03-08 農用トラクタ−の前輪駆動装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3294282U JPS58135320U (ja) 1982-03-08 1982-03-08 農用トラクタ−の前輪駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58135320U JPS58135320U (ja) 1983-09-12
JPS6313936Y2 true JPS6313936Y2 (ja) 1988-04-20

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ID=30044515

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3294282U Granted JPS58135320U (ja) 1982-03-08 1982-03-08 農用トラクタ−の前輪駆動装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6320224A (ja) * 1986-07-11 1988-01-27 Kubota Ltd 四輪駆動装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53118238U (ja) * 1977-02-25 1978-09-20
JPS53140228U (ja) * 1977-04-13 1978-11-06

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JPS58135320U (ja) 1983-09-12

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