JPS6242821Y2 - - Google Patents

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JPS6242821Y2
JPS6242821Y2 JP1982031192U JP3119282U JPS6242821Y2 JP S6242821 Y2 JPS6242821 Y2 JP S6242821Y2 JP 1982031192 U JP1982031192 U JP 1982031192U JP 3119282 U JP3119282 U JP 3119282U JP S6242821 Y2 JPS6242821 Y2 JP S6242821Y2
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JP
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front axle
case
bearing
differential
gear
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JP1982031192U
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は農用トラクター等の四輪駆動車におけ
る前輪駆動装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来からトラクターの前輪駆動装置において、
フロントアクスル軸の外端部にジヨイント装置を
設け該部分をキングピンにより枢支した操向回動
可能部とした技術は公知とされているのである。
例えば実開昭53−47217号公報の如くである。
また軸受ケースの固定の為に、ケース外部から
ボルトを螺装し、該ボルトの先端により軸受ケー
スの抜け止めとした技術は、実開昭55−171625号
公報の如き技術が公知とされているのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案はユニバーサルジヨイント状のジヨイン
ト部Aを設けて、キングピン部における動力伝達
軸の回動を可能とした構成において、フロントア
クスル軸の支持装置に関するものである。
フロントアクスル軸の外端にジヨイント装置の
ピン受け部を一体的に構成すると、フロントアク
スルケースへの組み立てが困難となるのである。
特に、フロントアクスル軸のフロントデフ装置
への組み立ては、デフサイドギアのスプライン筒
に、側方からフロントアクスル軸のスプライン部
を挿入するのみで組み立てているのであるから、
フロントデフ装置側でフロントアクスル軸の内端
を係止固定することは出来ず、どうしても該端の
ジヨイント装置側で固定しなければならないので
ある。
本考案ではベアリングを直接に外側からのボル
トで固定することは耐久力の点で問題であるの
で、軸受ケースにベアリングとオイルシールを固
定し、この軸受ケースを外側から螺装した調整ボ
ルトにて、調整し乍ら抜け止め固定すべく構成し
たものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
該目的を達成する為の構成を説明すると。
フロントアクスルケース14の外端部に、前輪
4を操向の為に回動可能としたジヨイント部Aと
遊星歯車式の最終減速装置Bを連設し、最終減速
装置Bから突出した前車軸5に前輪4を支架した
構成において、一端にジヨイント部Aのピン受け
部16aを一体的に成形したフロントアクスル軸
15をフロントアクスルケース14の外端部から
フロントデフ装置Cまで挿入し、他端のスプライ
ン部をフロントデフ装置Cを構成するデフサイド
ギア49のスプライン筒部に嵌装し、フロントア
クスルケース14の外端部に設けたインロー部
へ、内部にベアリング52及びフロントアクスル
軸15を係止した軸受ケース35を挿入し、該軸
受ケース35の外端傾斜面35aに、フロントア
クスルケース14の外部からフロントアクスル軸
15と直角方向に螺装した調整ボルト36を接当
し、調節固定可能としたものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は四輪駆動形農用トラクターの全体側面
図、第2図は農用トラクターの前輪駆動装置の前
面断面図、第3図は遊星歯車式減速装置部の拡大
断面図、第4図はフロントアクスル軸及びジヨイ
ント部の拡大断面図、第5図はフロントデフ装置
部分の前面断面図である。
第1図において、四輪駆動トラクターの全体図
について説明すると。
ボンネツト1の内部にエンジン2を内蔵してい
る。エンジン2より前方へフロントアクスルブラ
ケツト3を突出し、該フロントアクスルブラケツ
ト3にフロントアクスルケース14・43を左右
に回動可能に枢支している。
フロントアクスルケース14・43の両側に前
輪を操向の為に回動可能としたジヨイント部A
と、遊星歯車式の最終減速装置Bが設けられ、遊
星歯車式の最終減速装置Bから突出した前車輪5
に前輪4を支架させている。
エンジン2の後面にクラツチハウジング8を固
設し、更にクラツチハウジング8の後面にミツシ
ヨンケース7を固設し、ミツシヨンケース7の後
面にリアアクスルケース9を固設している。リア
アクスルケース9の側面にリアアクスルハウジン
グ10を添設し、該リアアクスルハウジング10
にて後車輪11の後車軸を支架させている。
ミツシヨンケース7の腹部から前輪4・4を駆
動する前輪動力取出軸6がフロントデフ装置Cへ
向かつている。
前輪動力取出軸6の先端にピニオンギアが固設
されており、このピニオンギアにより第5図のフ
ロントデフ装置Cのデフリングギア44が駆動さ
れる。
デフリングギア44はデフケース45の鍔部に
固設されており、デフケース45が回動する。該
デフケース45にデフピニオンピン46を介して
2個のデフピニオン47・48が遊嵌支持され、
該デフピニオン47・48はデフサイドギア4
9・50と常時噛合している。
左右のフロントアクスル軸42・15の転動抵
抗の差のない場合にはデフピニオン47・48は
回転しないが、左右のフロントアクスル軸42・
15に転動抵抗の差が発生するとデフピニオン4
8・47が回転し、左右のフロントアクスル軸4
2・15に回転差を生じさせるのである。
これらのフロントデフ装置Cをフロントアクス
ルケース14・43の中央結合部にて構成した膨
出部内に配置している。
そして、フロントアクスル軸42・15はデフ
サイドギア49・50のスプライン部に左右から
挿入されただけでフロントデフ装置部では固定さ
れておらず、フロントアクスル軸42・15の端
部のジヨイント部A、最終減速装置B等がフロン
トアクスルケース43・14及び減速ケース19
等に組み付けられることにより抜けが不可能とさ
れているのである。
第2図、第3図、第4図によりジヨイント部
A、遊星歯車式の最終減速装置Bの構造を説明す
ると。
フロントアクスル軸15の外端部にベアリング
52とオイルシール53を嵌装し、このベアリン
グ52、オイルシール53を軸受ケース35に嵌
装している。
フロントアクスル軸15・42の外端にはジヨ
イント16のピン受け部16aが鍛造にてU字形
に構成されており、フロントアクスル軸15も一
体的に鍛造成形にて製造されている。
このフロントアクスル軸15をフロントアクス
ルケース14の外側から嵌入させると、フロント
デフ装置Cのデフサイドギア49部では固定でき
ないので軸受ケース35にベアリング52を止め
輪54にて固定し、このベアリング52をフロン
トアクスル軸15に止め輪55にて固定し、全体
としてフロントアクスル軸15、ベアリング5
2、オイルシール53、軸受ケース35と一体化
している。
この軸受ケース35をフロントアクスルケース
14内のインロー部に挿入した後で、調整ボルト
36で調整し乍ら固定しているのである。
調整ボルト36の先端を傾斜面36aとすると
共に軸受ケース35の接当面も傾斜面35aと
し、調整ボルト36をネジ込むと軸受ケース35
及び、フロントアクスル軸15を軸方向へ摺動さ
せデフサイドギア49側へ押し込むことができる
のである。
調整ボルトを締め付けると、軸受ケース35が
段部に当るまで押し込まれることによりフロント
アクスル軸15の組み立て位置を正確に調整する
ことができるのである。
ジヨイント16はフロントアクスル軸15と一
体的に構成されたピン受け部16aと連結部16
b及び、減速軸17と一体的に鍛造製造されたピ
ン受け部16cより構成されている。
このジヨイント装置16が設けられることによ
り前車輪4が操向の為にキングピン28・29を
中心に回動されても屈折しながら、減速軸17へ
動力を伝えることができるのである。キングピン
はジヨイント装置16の連結部16bの略中央部
を通過するので、上下の2本28・29に分割さ
れているが軸芯はキングピン28・29共に合致
されている。
この上下のキングピン28・29にて、フロン
トアクスルケース14と減速ケース19を上下で
枢支している。
上部のキングピン28に蓋体31が嵌装され、
該蓋体31は減速ケース19とボルトにて固定さ
れている。この蓋体の頂部に減速ケース19と、
フロントアクスルケース14との間隙を調整する
間隙調整ボルト56とロツクナツト57が設けら
れている。この間隙調整ボルト56のネジ込みに
より減速ケース19をフロントアクスルケース1
4に対して浮かせて、上下の間隙を適当にするこ
とができるのである。
又、蓋体31よりナツクルアーム12が出てお
り、タイロツド13が連結されている。
上部のキングピン28を支える軸受ヘニツプル
33より、下部のキングピン29を支える軸受ヘ
ニツプル34によりグリースが注油されて潤滑を
行なう。30は下方の蓋体である。
最終減速装置Bについて説明すると。
減速ケース19の軸受体40にオイルシール5
8とメタル59により減速軸17が支持され、
又、他端に車軸5をメタル60によつても支持し
ている。
減速ケースは枢支側19と車軸側21の2つに
分割されており、両者の間にドーナツ状の内接歯
車20を介装してボルト27にて締め付けて1個
の減速ケースとしている。
このように内接歯車を介装することにより減速
比を大きくとれ、かつ組み立てが容易となるので
ある。車軸5は車軸フランジ状に形成されてお
り、該車軸5の内側を減速軸のメタル60で支持
し、ベアリング61、オイルシール62で車軸側
減速ケース21に遊星歯車軸受ケース18にて支
持させている。
そしてボルト25にて、遊星歯車軸受ケース1
8と車軸5を一体化している。これは車軸フラン
ジ部が広がつており、遊星歯車軸受ケース18も
大径となるので最初から一体化すると間のベアリ
ング61及び、オイルシール62が挿入できない
からである。
減速軸17の外周スプラインに太陽歯車37が
嵌入され強制回転させられる。この太陽歯車37
に3個の遊星歯車24・24・24が噛合してい
る。
更にこの3個の遊星歯車24・24・24は減
速ケースを兼務する内接歯車20の内歯に常時噛
合して回転し、この遊星歯車の公転が遊星歯車軸
22により遊星歯車軸受ケース18に伝えられて
車軸5の回転となる。
遊星歯車軸22にニードルベアリング38を嵌
装し、このニードルベアリングの外周にスプライ
ン体23を嵌装し、このスプライン体23の外周
スプラインと遊星歯車24の内周スプラインを噛
合させている。
この構成によりスプライン嵌合部が組み立て誤
差を吸収して、3つの遊星歯車が一定の圧力で内
接歯車に噛合できるようになつたのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、フロントアクスル軸に予じめベアリン
グ、オイルシール及び軸受ケースを組み立てたま
ま、フロントアクスルケースの外側から挿入し
て、デフサイドギアのスプラインに外側から嵌装
し、その後調整ボルトにてベアリング52とフロ
ントアクスル軸15を内側に係止固定した軸受ケ
ース35を軸方向へ押し込み調整し乍ら固定し組
み立てをすることができるので、フロントアクス
ル軸15の内端のスプライン部とデフサイドギア
49のスプライン筒の部分では係止部を構成しな
いので、組み立て工程が容易と成つたものであ
る。
第2に、フロントアクスル軸15にピン受け部
16aを一体化することが出来たので、ピン受け
部16aとフロントアクスル軸15の一体化組み
立て工程が必要なくなり、鍛造にてフロントアク
スル軸15とピン受け部16aを一体的に製造す
ることができるので、コストを安くすることが出
来たものである。
第3に、フロントアクスル軸15とピン受け部
16aの組み立てを同時にベアリング52を調整
ボルト36により固定することにより行えるの
で、組み立て工程の簡素化にも寄与するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は四輪駆動形農用トラクターの全体側面
図、第2図は農用トラクターの前輪駆動装置の前
面断面図、第3図は遊星歯車式減速装置部の拡大
断面図、第4図はフロントアクスル軸及びジヨイ
ント部の拡大断面図、第5図はフロントデフ装置
の前面断面図である。 A……ジヨイント部、B……最終減速装置、C
……フロントデフ装置、4……前輪、15……フ
ロントアクスル軸、14……フロントアクスルケ
ース、16a……ジヨイント部のピン受け部、3
5……軸受ケース、36……調整ボルト、52…
…ベアリング、49……デフサイドギア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントアクスルケース14の外端部に、前輪
    4を操向の為に回動可能としたジヨイント部Aと
    遊星歯車式の最終減速装置Bを連設し、最終減速
    装置Bから突出した前車軸5に前輪4を支架した
    構成において、一端にジヨイント部Aのピン受け
    部16aを一体的に成形したフロントアクスル軸
    15をフロントアクスルケース14の外端部から
    フロントデフ装置Cまで挿入し、他端のスプライ
    ン部をフロントデフ装置Cを構成するデフサイド
    ギア49のスプライン筒部に嵌装し、フロントア
    クスルケース14の外端部に設けたインロー部
    へ、内部にベアリング52及びフロントアクスル
    軸15を係止した軸受ケース35を挿入し、該軸
    受ケース35の外端傾斜面35aに、フロントア
    クスルケース14の外部からフロントアクスル軸
    15と直角方向に螺装した調整ボルト36を接当
    し、調節固定可能としたことを特徴とする農用ト
    ラクターの前輪駆動装置。
JP3119282U 1982-03-04 1982-03-04 農用トラクタ−の前輪駆動装置 Granted JPS58134146U (ja)

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JPS58134146U JPS58134146U (ja) 1983-09-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347217B2 (ja) * 1974-11-13 1978-12-19

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347217U (ja) * 1976-09-27 1978-04-21
JPS55171625U (ja) * 1979-05-30 1980-12-09

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347217B2 (ja) * 1974-11-13 1978-12-19

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