JP3059808B2 - トラクタの前輪駆動機構 - Google Patents

トラクタの前輪駆動機構

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JP3059808B2
JP3059808B2 JP4001652A JP165292A JP3059808B2 JP 3059808 B2 JP3059808 B2 JP 3059808B2 JP 4001652 A JP4001652 A JP 4001652A JP 165292 A JP165292 A JP 165292A JP 3059808 B2 JP3059808 B2 JP 3059808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの前輪を駆動
する為のフロントデフ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トラクタの前輪駆動機構にお
いて、フロントアクスルケースの内部に配置するデフケ
ースを前後面からではなくて、フロントアクスル軸に沿
う方向から挿入可能とする技術は公知とされているので
ある。例えば、特公昭63−66688号公報や、特開
平2−53633号公報や、特開平2−53634号公
報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フロントア
クスルケースのフロントアクスル軸に沿った方向からデ
フケースを挿入する技術において、該フロントアクスル
ケース内における、フロントアクスル軸とデフケースの
組立を容易にするものである。 また、更にスリップデフ
機構をフロントアクスルケースの内部に組み立てる場合
において、この組立をもデフケースの組立と同時に容易
に出来るように構成したのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。請求項1においては、トラクタの前部の下方に、
左右に向けてフロントアクスルケース1が配置され、該
フロントアクスルケース1の左右端部には、フロントギ
アケース2・2が固定され、該フロントアクスルケース
1内に配置するデフケース3を、ミッションケースから
前輪駆動軸を介して動力伝達するドライブピニオン14
に対して偏位して配置し、該デフケース3を配置したフ
ロントアクスルケース1の側の側面開口とデフケース3
の間を、逆の側の側面開口とデフケース3の間よりも短
く構成し、該デフケース3をフロントアクスルケース1
の側面開口からの間が短い方から、前記ドライブピニオ
ン14が先に組み込まれた状態で挿入組立する構成にお
いて、該デフケース3のドライブピニオン14と逆の側
を支持する軸受4を、軸方向位置決めカラー6と円周方
向位置決め筒12を介して、フロントギアケース2がフ
ロントアクスルケース1内に嵌入した部分に接当したも
のである。
【0005】請求項2においては、トラクタの前部の下
方に、左右に向けてフロントアクスルケース1が配置さ
れ、該フロントアクスルケース1の左右端部には、フロ
ントギアケース2・2が固定され、該フロントアクスル
ケース1内に配置するデフケース3を、ミッションケー
スから前輪駆動軸を介して動力伝達するドライブピニオ
ン14に対して偏位して配置し、該デフケース3を配置
したフロントアクスルケース1の側の側面開口とデフケ
ース3の間を、逆の側の側面開口とデフケース3の間よ
りも短く構成し、該デフケース3をフロントアクスルケ
ース1の側面開口からの間が短い方から、前記ドライブ
ピニオン14が先に組み込まれた状態で挿入組立する構
成において、該デフケース3の一端を、デフケース3を
配置した側のフロントアクスルケース1とフロントギア
ケース2との接合面に近くまで延設して構成し、該ドラ
イブピニオン14と逆の側の軸受4を、フロントアクス
ルケース1に嵌入したフロントギアケース2の端部に接
当したものである。
【0006】請求項3においては、トラクタの前部の下
方に、左右に向けてフロントアクスルケース1が配置さ
れ、該フロントアクスルケース1の左右端部には、フロ
ントギアケース2・2が固定され、該フロントアクスル
ケース1内に配置するデフケース3を、ミッションケー
スから前輪駆動軸を介して動力伝達するドライブピニオ
ン14に対して偏位して配置し、該デフケース3を配置
したフロントアクスルケース1の側の側面開口とデフケ
ース3の間を、逆の側の側面開口とデフケース3の間よ
りも短く構成し、該デフケース3をフロントアクスルケ
ース1の側面開口からの間が短い方から、前記ドライブ
ピニオン14が先に組み込まれた状態で挿入組立する構
成において、該デフケース3とスリップデフシリンダ3
0とをカップリング38を介して連結し、該デフケース
3のドライブピニオン14と逆の側の軸受4を、接当リ
ング37を介してスリップデフシリンダ30に接当し、
該スリップデフシリンダ30の逆側の軸受33を、フロ
ントギアケース2がフロントアクスルケース1の内部に
嵌入した部分に接当したものである。
【0007】
【作用】次に作用を説明する。即ち、請求項1の如く構
成したので、デフケース3をフロントアクスルケース1
の短い方の側面開口から、ドライブピニオン14が先に
組み込まれた状態で挿入組立することが出来るので、デ
フケース3とフロントギアケース2の組立が容易になる
のである。また、フロントアクスルケース1の内部に設
けた軸受4・5の嵌合面が、側面の開口面から近い位置
に存在することとなるので、機械加工が容易となるので
ある。またドライブピニオン14を先に嵌入し、次にデ
フリングギア10を組み立てたデフケース3を挿入し、
次に噛合状態調節シム46を入れるので、ドライブピニ
オン14とデフリングギア10の噛合状態の調節が容易
となるのである。
【0008】請求項2の如く構成したので、デフケース
3の固定をするに際して、軸方向位置決めカラー6や円
周方向位置決め筒12を必要とせずに、デフケース3を
直接にフロントギアケース2に接当して位置決めするこ
とが出来るので、コストも安く、組立作業も容易になる
のである。
【0009】請求項3の如く構成したので、デフケース
3とスリップデフシリンダ30を共に、フロントアクス
ルケース1の端部側面から挿入組立することが出来るの
で、組立が容易となったのである。また、軸受4・5・
33の嵌合面が、フロントアクスルケース1の側面開口
に近い位置にあるので、機械加工が容易に出来るように
なるのである。
【0010】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明のトラ
クタの前輪駆動機構を示すフロントアクスルケース1と
フロントギアケース2の部分の前面断面図、図2は図1
のデフケース3の部分の拡大前面断面図、図3はデフケ
ース3の他の実施例を示す前面断面図、図4はデフケー
ス3とスリップデフシリンダ30とを連続的に配置した
実施例の前面断面図である。
【0011】図1において、トラクタの前輪駆動機構の
全体的な構成を説明する。即ち、トラクタの前部の下方
に、左右に配置したフロントアクスルケース1が設けら
れている。該フロントアクスルケース1の左右端部に
は、フロントギアケース2・2が固定されている。該フ
ロントギアケース2の上端には、操向アーム蓋28が付
設されている。そして、該フロントギアケース2の下部
には、回動ギアケース40が枢支されており、該回動ギ
アケース40は上部において操向アーム蓋28と固定さ
れている。故に、上部に操向アーム蓋28と下部の回動
ギアケース40により、フロントギアケース2を上下か
ら挟持し、前輪の操向の為の回動を、キングピン軸27
を中心に可能としている。
【0012】トラクタの後部に配置したミッションケー
スから前輪駆動軸が前方へ突出されており、該前輪駆動
軸の前端がフロントアクスルケース1の内部に突出さ
れ、該部分にドライブピニオン14が固定されている。
該ドライブピニオン14はフロントアクスルケース1に
より構成され、フロントデフ装置を回転して、差動回転
を左右のフロントアクスル軸7L・7Rに伝達する。該
フロントアクスル軸7L・7Rはフロントアクスルケー
ス1内を通過し、端部において、フロントギアケース2
の内部に突出する。該フロントアクスル軸7L・7Rが
フロントギアケース2の内部に突出した部分にベベルギ
ア25が固定され、該ベベルギア25はキングピン軸2
7の上端のベベルギア26と噛合している。
【0013】該ベベルギア26からキングピン軸27を
経て、ベベルギア24に動力が伝達される。該ベベルギ
ア24とファイナルベベルギア23が噛合して、車軸2
2と前車輪21を駆動している。以上のような構成にお
いて、本発明はフロントギアケース2の内部に配置した
デフケース3の部分の組立機構に関する技術である。
【0014】図2において、本発明のフロントアクスル
ケース1とデフケース3の組立機構について説明する。
従来のトラクタの前輪駆動機構においては、フロントア
クスルケース1の前部中央近傍に、デフケース3が嵌挿
出来る大きな組立孔を開口し、該部分からアッセンブリ
状態としたデフギア機構を挿入可能としていたのであ
る。しかしこのように、フロントアクスルケース1の前
部にデフギアを挿入する開口を設けたのでは、フロント
アクスルケース1の強度が弱くなり、またドライブピニ
オンとデフリングギアの部分の噛合状態の調節も困難と
なるという不具合いがあったのである。
【0015】本発明においては、デフケース3はフロン
トギアケース2の側方の開口から挿入可能とし、フロン
トアクスルケース1の内部に設けた軸受座1a・1b
に、デフケース3の軸受座3a・3bに外嵌した軸受4
・5の部分を嵌入し、該状態で、デフケース3がフロン
トアクスル軸7L・7Rの軸芯方向に移動しないよう
に、軸受4の側に円周方向位置決め筒12と軸方向位置
決めカラー6とを設けたものである。該円周方向位置決
め筒12は、フロントアクスルケース1の端部に内嵌し
たフロントギアケース2の端部に接当した状態で嵌入
し、該円周方向位置決め筒12と軸方向位置決めカラー
6の間には、ドライブピニオン14の噛合状態調節シム
46を介装している。該軸方向位置決めカラー6の左側
端部が、軸受4のアウター部分に接当し、該軸受4がフ
ロントギアケース2の方向に逃げるのを阻止している。
【0016】図2において、デフギア機構は、デフリン
グギア10とデフケース3とデフピニオン軸13とデフ
ピニオン9a・9bと、デフサイドギア8L・8Rによ
り構成している。該デフサイドギア8L・8Rにフロン
トアクスル軸7L・7Rがスプライン嵌合されている。
そして、デフケース3の軸受4の方向への抜け止めは、
軸受4のアウターが、噛合状態調節シム46と、円周方
向位置決め筒12の部分を介してフロントギアケース2
の内側に接当しているので、これにより規制されるので
ある。
【0017】他方、デフケース3の軸受5の側の抜け止
めは、デフケース3にボルト11・11により一体的に
固設されたデフリングギア10がドライブピニオン14
の側面に噛合していることにより、位置決めされている
のである。該デフリングギア10とドライブピニオン1
4との噛合状態の調節は、前述の如く、円周方向位置決
め筒12と軸方向位置決めカラー6との間に介装した噛
合状態調節シム46の枚数を変更することにより調節出
来るのである。また、フロントギアケース2の内部で、
フロントアクスル軸7L・7Rの端部に固定されるベベ
ルギア25の軸受は、軸方向位置決めカラー71と係止
止め輪15により行われている。
【0018】次に図3の実施例において説明する。該実
施例においては、デフケース3を軸受4の方向に長く構
成して、フロントアクスルケース1とフロントギアケー
ス2との接合面に近くまで延設している。そして該デフ
ケース3を、フロントアクスルケース1の端部に内嵌し
たフロントギアケース2の内端に噛合状態調節シム46
を介して接当している。該デフケース3は左右に長い構
成となったので、デフピニオン軸13を固定するローラ
ーピン45の挿入がやり難くなるので、デフケース3の
外周にドライバー挿入溝3c・3dが構成されている。
【0019】図3の実施例においては、デフケース3の
軸受4の側の位置決めは、軸受4のアウターリングの部
分を噛合状態調節シム46を介して、フロントギアケー
ス2の内端部に接当することにより行っている。またデ
フケース3の軸受5の側の位置決めは、デフケース3の
端部にボルト11にて固定したデフリングギア10が、
ドライブピニオン14と噛合することにより、位置決め
している。そして、該ドライブピニオン14とデフリン
グギア10の噛合状態の調節は、前述の軸受4とフロン
トギアケース2との間に嵌挿した噛合状態調節シム46
の枚数調節により可能としている。
【0020】次に図4において説明する。図4において
は、左右のフロントアクスル軸7L・7Rの間に一定以
上の負荷の差が発生しない間は、デフギア装置の差動回
転は発生しないように構成したスリップデフ機構を具備
した場合のトラクタの前輪駆動機構を示している。即
ち、一定以下の負荷の差しかフロントアクスル軸7L・
7Rに発生していない場合には、左右のフロントアクス
ル軸7L・7Rとデフケース3は一体化された状態で回
転するのである。該一定の負荷の差を検出するのが、ス
リップ摩擦板32である。該スリップ摩擦板32はデフ
ケース3とカップリング38を介して一体回転するスリ
ップデフシリンダ30と、フロントアクスル軸7Rと一
体回転する摩擦板支持体35の間に介装されている。そ
して、該スリップ摩擦板32に一定の負荷状態を与える
付勢バネ31・31が設けられている。該スリップデフ
シリンダ30は前述の如くカップリング38を介して、
一体化されており、デフケース3とスリップデフシリン
ダ30との軸方向の接当位置決めをする接当リング37
がデフケース3の外周で、軸受4のスリップデフシリン
ダ30側に嵌挿されている。
【0021】該構成において、スリップデフシリンダ3
0のフロントギアケース2の側の位置決めは、噛合状態
調節シム46を介して軸受33がフロントギアケース2
の内端に接当することにより行う。またデフケース3は
接当リング37を介して1リップデフシリンダ30と接
当しており、同様にデフケース3のフロントギアケース
2の側の位置決めが行われている。そして、該デフケー
ス3のドライブピニオン14の側の位置決めは、前述の
実施例と同様に、デフリングギア10がドライブピニオ
ン14と噛合することにより、位置決めしている。そし
てドライブピニオン14とデフリングギア10の噛合状
態の調節は、軸受33とフロントギアケース2の間の噛
合状態調節シム46により行っている。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ので、デフケース3と軸受4と軸方向位置決めカラー6
と円周方向位置決め筒12を、フロントアクスルケース
1の側面開口との間の短い方の側面開口から、ドライブ
ピニオン14が先に組み込まれた状態で、挿入組立する
ことが出来るので、デフケース3とフロントギアケース
2の組立が容易になったのである。また、フロントアク
スルケース1の内部に設けた軸受4の嵌合面が、側面の
開口面から近い位置に存在することとなるので、機械加
工が容易となったのである。
【0023】請求項2の如く構成したので、デフケース
3の固定をするに際して、軸方向位置決めカラー6や円
周方向位置決め筒12を必要とせずに、デフケース3を
直接にフロントギアケース2に接当して位置決めするこ
とが出来るので、コストも安く、組立作業も容易になっ
たのである。
【0024】請求項3の如く構成したので、デフケース
3とスリップデフシリンダ30を共に、フロントアクス
ルケース1の端部側面から挿入組立することが出来るの
で、組立が容易となったのである。また、軸受4・33
の嵌合面が、フロントアクスルケース1の側面開口に近
い位置にあるので、機械加工が容易に出来るようになっ
たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラクタの前輪駆動機構を示すフロン
トアクスルケース1とフロントギアケース2の部分の前
面断面図。
【図2】図1のデフケース3の部分の拡大前面断面図。
【図3】デフケース3の他の実施例を示す前面断面図。
【図4】デフケース3とスリップデフシリンダ30とを
連続的に配置した実施例の前面断面図。
【符号の説明】
1 フロントアクスルケース 2 フロントギアケース 3 デフケース 4,5,33 軸受 6 軸方向位置決めカラー 7L,7R フロントアクスル軸 8L,8R デフサイドギア 10 デフリングギア 14 ドライブピニオン 46 噛合状態調節シム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/16 B60B 35/14 B60K 17/22 B60K 17/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの前部の下方に、左右に向けて
    フロントアクスルケース1が配置され、該フロントアク
    スルケース1の左右端部には、フロントギアケース2・
    2が固定され、該フロントアクスルケース1内に配置す
    るデフケース3を、ミッションケースから前輪駆動軸を
    介して動力伝達するドライブピニオン14に対して偏位
    して配置し、該デフケース3を配置したフロントアクス
    ルケース1の側の側面開口とデフケース3の間を、逆の
    側の側面開口とデフケース3の間よりも短く構成し、該
    デフケース3をフロントアクスルケース1の側面開口か
    らの間が短い方から、前記ドライブピニオン14が先に
    組み込まれた状態で挿入組立する構成において、該デフ
    ケース3のドライブピニオン14と逆の側を支持する軸
    受4を、軸方向位置決めカラー6と円周方向位置決め筒
    12を介して、フロントギアケース2がフロントアクス
    ルケース1内に嵌入した部分に接当したことを特徴とす
    るトラクタの前輪駆動機構。
  2. 【請求項2】 トラクタの前部の下方に、左右に向けて
    フロントアクスルケース1が配置され、該フロントアク
    スルケース1の左右端部には、フロントギアケース2・
    2が固定され、該フロントアクスルケース1内に配置す
    るデフケース3を、ミッションケースから前輪駆動軸を
    介して動力伝達するドライブピニオン14に対して偏位
    して配置し、該デフケース3を配置したフロントアクス
    ルケース1の側の側面開口とデフケース3の間を、逆の
    側の側面開口とデフケース3の間よりも短く構成し、該
    デフケース3をフロントアクスルケース1の側面開口か
    らの間が短い方から、前記ドライブピニオン14が先に
    組み込まれた状態で挿入組立する構成において、該デフ
    ケース3の一端を、デフケース3を配置した側のフロン
    トアクスルケース1とフロントギアケース2との接合面
    に近くまで延設して構成し、該ドライブピニオン14と
    逆の側の軸受4を、フロントアクスルケース1に嵌入し
    たフロントギアケース2の端部に接当したことを特徴と
    するトラクタの前輪駆動機構。
  3. 【請求項3】 トラクタの前部の下方に、左右に向けて
    フロントアクスルケース1が配置され、該フロントアク
    スルケース1の左右端部には、フロントギアケース2・
    2が固定され、該フロントアクスルケース1内に配置す
    るデフケース3を、ミッションケースから前輪駆動軸を
    介して動力伝達するドライブピニオン14に対して偏位
    して配置し、該デフケース3を配置したフロントアクス
    ルケース1の側の側面開口とデフケース3の間を、逆の
    側の側面開口とデフケース3の間よりも短く構成し、該
    デフケース3をフロントアクスルケース1の側面開口か
    らの間が短い方から、前記ドライブピニオン14が先に
    組み込まれた状態で挿入組立する構成において、該デフ
    ケース3とスリップデフシリンダ30とをカップリング
    38を介して連結し、該デフケース3のドライブピニオ
    ン14と逆の側の軸受4を、接当リング37を介して
    リップデフシリンダ30に接当し、該スリップデフシリ
    ンダ30の逆側の軸受33を、フロントギアケース2が
    フロントアクスルケース1の内部に嵌入した部分に接当
    したことを特徴とするトラクタの前輪駆動機構。
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