JPS5826807Y2 - トラクタ等のトレッド調整装置 - Google Patents

トラクタ等のトレッド調整装置

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JPS5826807Y2
JPS5826807Y2 JP1977092197U JP9219777U JPS5826807Y2 JP S5826807 Y2 JPS5826807 Y2 JP S5826807Y2 JP 1977092197 U JP1977092197 U JP 1977092197U JP 9219777 U JP9219777 U JP 9219777U JP S5826807 Y2 JPS5826807 Y2 JP S5826807Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle
spacer
tractors
case
shaft
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977092197U
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English (en)
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JPS5419442U (ja
Inventor
栄作 篠原
和臣 杉山
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラクタ等のトレンド調整装置に関する。
従来、トラクタ等の車両の前・後車軸の長さを変更して
トレンドを調整する機構・装置は各種のものが考えられ
てはいるが、四輪駆動トラクタ等の車両において、車軸
内にオイルが封入された。
ものにおいては、トレンド変更毎にそのオイルを抜き出
す必要があり、トレンド調整作業が非常に困難であった
また、この作業のために、車軸全体を分割して後再組立
を行なう必要のある構造であったために一部トレンド調
整作業を困難としていた。
本考案は、これらの問題点を解決し、トラクタ等ノ車両
のトレンド調整作業を容易かつ迅速に行なえるようにし
、駆動車軸であって潤滑用のオイルが封入されている場
合にもこのオイルを抜出スことなくそのまま車軸を伸縮
させてトレンド変更を容易迅速に行なえるようにするこ
とを目的とするものであり1本考案の特徴とするところ
は、車軸8の中途部に、軸方向摺動自在に嵌合する外筒
部18と内筒部20とを有し、この各筒部18.20の
外周にフランジ部22.23を夫々設けると共に、この
一対の7ランノ部22゜23間に、断面円弧状に形成さ
れた軸方向長さ調整用のスペーサ30を内筒部20の外
周を略全周にわたって取囲むように周方向に複数個介装
し。
これら一対のフランジ部22.23とスペーサ30とを
、各スペーサ30夫々に複数本づつ挿通されたボルト2
5により軸方向に締結した点にある。
以下、図示の実施例にもとづいて本考案を説明する。
第1図乃至第3図において、1はトラクタ機体、2は前
輪、3は後輪、4はエンジン、5はミッションケースで
あり、トラクタ機体1の一部を構成する。
6は、ミッションケース5の下腹部から動力を取出すた
めの前輪駆動力取出部であり、との取出部6からミッシ
ョンケース5の下腹部に沿って前方に配設された推進軸
1によって、前輪2を駆動する。
しかして、第2図において、8は筒状の車軸であり、図
例では前輪2をその両端において、支持するものである
この車軸8は図示省略のデフケースを間に介装して左右
一対水平横方向に配設されており、該デフケース内の差
動装置は上記推進軸7により左右差動的に両前輪2,2
が駆動回転されるのであり、この左右一対の車軸8内に
は、スプライン結合9等により軸方向に伸縮自在でかつ
一体回転するように連結可能なカンブリング10にて連
結されたデフヨーク軸11が内挿されている。
つまり、このデフヨーク軸11は、カンブリング10に
おいて連結される内側デフヨーク軸11aと、外側デフ
ヨーク軸11bとに分割されており、内側デフヨーク軸
11aはデフケース内の差動装置に連動すると共に、外
側デフヨーク軸11bは、ベアリング12.13により
回転自在に車軸8又はギヤケース14等に枢支され、外
端部にビニオン15が固着されている。
しかして、車軸8の中途部には、嵌合連結部16が設け
られ、デフケース側の内側の車軸筒部17を外筒部18
とすると共に、ギヤケース14側の外側の車軸筒部19
な内筒部20として、この外筒部18と内筒部20とは
、Oリング等のシール部材21を介装して車軸8内に密
封状にしつつ、かつ、軸方向摺動自在に嵌合されて、上
記嵌合連結部16が形成されている。
この車軸8の車軸筒部17,19は各々外端部にフラン
ジ部22,23を鍔状に設けてあり、外側の車軸筒部1
9のフランジ部23はガスケント24を介してギヤケー
ス14の内端面に当接されている。
・また、このギヤケース14の内端当接部には、第3図
のように円周等分配に植込ボルト25を螺着すべきネジ
孔26が形成され、このネジ孔26に対応する位置に円
周等分配にフランジ部22.23にはボルト25を貫挿
する孔部27゜28が貫設され、第3図に示す如く2分
割、又はそれ以上に分割され、上記孔部27.28に対
応する位置に貫設された孔部29を有すると共に。
その軸方向長さMが適数段に変更可能なように。
適宜長さ寸法Mのスペーサ30が、内筒部20の外周を
略全周にわたって取囲むように上記フランジ部22.2
3の間に介装されて、上記植込ボルト25が串挿状に、
順次、フランジ部23.スペ−’730、及びフランジ
部22に貫挿され、ナンド31により螺進固定されてい
る。
このように、トレンド変更のために、軸方向長さ調整用
のスペーサ30が、車軸筒部19と11との間に介装さ
れ、このスペーサ30を挾持状にボルト25に固着し、
このスペーサ30の軸方向長さ寸法Mを適数段に種々の
ものに交換可・能とされているのである。
なお、植込ボルト25とナツト31との代りに、ボルト
を用いて、フランジ部22側から、孔部28.29,2
7を順次串挿状に貫挿して、ギヤケース14のネジ孔2
6に螺進自在とすれば、嵌合連結部16において内筒部
20を外筒部18に摺動させる調整作業&む」1さな力
でもってボルトを螺進させて行なえるようにするも好ま
しいことである。
なお、ベアリング12は車軸筒部19に取付げられてデ
フヨーク軸11bを回転自在に枢支しているのである。
さらに、車軸8の伸縮は上述の如く行なえる構造とされ
ているが、この場合に、内側のデフヨーク軸11aと1
1bとは、カンブリング10において、伸縮自在とされ
ているから、スムーズに長さの変化に追随するものであ
る。
次に、ギヤケース14内には縦向姿勢でピニオン軸32
が回転自在に枢支され、中途部に固着された上部ビニオ
ン33は、前記ビニオン15と噛合されている。
そして、このピニオン軸32の下端部はギヤケース14
から下方に突出状とされ、前車輪2の駆動軸34に固着
されたベベルギヤ35と噛合する下部ビニオン36は、
このように突出状とされた箇所においてピニオン軸32
に固着されている。
なお、37は前車軸ケースであり、ベベルギヤ35及び
下部ビニオン36とを内有しているものである。
この前車軸ケース37は、下部突出部37aK下部ビニ
オン36を内有しており、この下部突出部37aと上方
支持部38とにより、キングピン軸心廻りに揺動自在に
ギヤケース14を上下から挟持状に枢支され、かつこの
キングピン軸心は上記ピニオン軸32が一致するもので
ある。
なお、39は操向用のナンクルアームである。
なお、以上は、前車軸8について説明したが、後車軸で
あっても同様の構造とすることができるのであり、さら
に、四輪駆動トラクタに限らず、後輪駆動トラクタの前
車軸のトレンド調整のための構造として応用するも自由
であることはいうまでもない。
なお、駆動車軸8であれば、その車軸8内に潤滑オイル
を封入することが、ベアリングやギヤ噛合部にとっては
好ましいことであり、上記実施例の如くシール部材21
を介装して、伸縮自在に外筒部18と内筒部20とが嵌
合しているから、トレンド調整時にオイルを抜き出す必
要なく、そのまま調整作業ができるので作業能率は著し
く向上する。
以上、詳述した如く本考案は、外筒部18と内筒部20
とが軸方向摺動自在に嵌合する構造としたから、トレン
ド調整時にオイルが抜けない構造とすることは極めて容
易となり、従って、オイルの抜き出し作業が省略されて
、トレンド調整作業能率の著しい能率向上が図れるよう
にできるものである。
また、各筒部1B、20の外周に設けたフランジ部22
,23間にスペーサ30を介在し、これらをボルト25
で軸方向に締結するのであるが。
特にスペーサ30を断面円弧状とし、その各スペーサ3
0に夫々複数本づつボルト25を挿通しているので、ス
ペーサ30個々に1本づつボルト25を挿通するものに
比較して非常に強固に連結でき、内外筒部20,18の
嵌合部分の芯ずれも防止できる。
更にスペーサ30は断面円弧状であって、内筒部20の
外周な略全周にわたって取囲むように周方向に複数個あ
るので、内筒部20の外周面、即ち外筒部18に対して
摺動する摺動面を確実に保護し、その損傷を防止できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体例を示すトラクタの全体側面図、
第2図は第1図のA−A断面図、第3図は第2図のB−
B断面図である。 8・・・・・・車軸、16・・・・・・嵌合連結部、1
7,19・・・・・・車軸筒部、18・・・・・・外筒
部、20・・・・・・内筒部、25・・・・・・ボルト
、30・・曲スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車軸8の中途部に、軸方向摺動自在に嵌合する外筒部1
    8と内筒部20とを有し、この各筒部18.20の外周
    にフランジ部22,23を夫々設けると共に、この一対
    のフランジ部22.23間に、断面円弧状に形成された
    軸方向長さ調整用のスペーサ30を内筒部20の外周な
    略全周にわたって取囲むように周方向に複数個介装し、
    これラ一対のフランジ部22,23とスペーサ30とを
    、各スペーサ30夫々に複数本づつ挿通されたボルト2
    5により軸方向に締結したことを特徴とするトラクタ等
    のトレンド調整装置。
JP1977092197U 1977-07-09 1977-07-09 トラクタ等のトレッド調整装置 Expired JPS5826807Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977092197U JPS5826807Y2 (ja) 1977-07-09 1977-07-09 トラクタ等のトレッド調整装置

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JP1977092197U JPS5826807Y2 (ja) 1977-07-09 1977-07-09 トラクタ等のトレッド調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS5419442U JPS5419442U (ja) 1979-02-07
JPS5826807Y2 true JPS5826807Y2 (ja) 1983-06-10

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ID=29022142

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977092197U Expired JPS5826807Y2 (ja) 1977-07-09 1977-07-09 トラクタ等のトレッド調整装置

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JPS58171706U (ja) * 1982-05-14 1983-11-16 三菱農機株式会社 駆動前輪トレツド調節装置

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Publication number Publication date
JPS5419442U (ja) 1979-02-07

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