JPS609105Y2 - 前輪駆動車の操向装置 - Google Patents

前輪駆動車の操向装置

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JPS609105Y2
JPS609105Y2 JP1977108558U JP10855877U JPS609105Y2 JP S609105 Y2 JPS609105 Y2 JP S609105Y2 JP 1977108558 U JP1977108558 U JP 1977108558U JP 10855877 U JP10855877 U JP 10855877U JP S609105 Y2 JPS609105 Y2 JP S609105Y2
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JP
Japan
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front wheel
case
transmission case
king pin
wheel drive
Prior art date
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Expired
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JP1977108558U
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English (en)
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JPS5356639U (ja
Inventor
満弘 丸冨
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は農用トラクタ等に広く用いられている前輪駆
動車の操向装置の改良に係り、特に、その操向構成部品
であるナックルアーム等を非前輪駆動方式の操向機能と
同等型式にすることによって、前輪切角が大きい前輪駆
動方式の弱点である操向機能の低下を向上できるように
したものに関する。
周知のように自動車等の走行輪の駆動方式として登板力
や牽引力を増加する目的で後輪を駆動するだけでなく前
輪をも駆動する所謂四輪駆動方式が採用されているが、
この種前輪駆動装置に於ては構造的に制約を受ける難点
がある。
これを一般的な構造のもとで説明すると、第1にキング
ピン部に疎開節を使用しているのでステアリングアング
ルが大きくとれない。
第2に前輪タイムのリム内に平歯車を配設して最終減速
をとると、タイヤ径の小さい時は構造的に難しく、又前
輪デフケースの地上高が低くなる。
第3に、疎開節部の密封方法が難しくなる。
これを農用トラクタに例示すると、第1の理由はこの種
トラクタが旅回半径が小さくて小回りがきき、圃場での
作業性を向上しているものであるから、これを充足でき
ない。
第2の理由はこの種トラクタが畝を跨いで作業する場合
もあり、湿田作業もあるからこれらに即応できない。
第3の理由は特に湿田作業時において泥土泥水の浸入を
招き、耐久性を劣化し、この保守・管理も面倒である。
また、前輪駆動車は上記構造上の制約から、操向機能が
後輪駆動車よりも複雑となっている。
この考案は上記問題点を全面的に解消すると同時にその
かじ取り機構の手段に改善を施したものであって、その
特徴とするところはデフヨーク軸が内挿された前車軸の
端部に伝動ケースが固設され、この伝動ケースに、前車
輪駆動軸を備えた前車輪ケースが縦方向に挿支されたキ
ングピンの軸心回りに回動自在に保持され、デフヨーク
軸と前車輪駆動軸とを前記キングピンを介して連動する
伝達手段が伝動ケース及び前車輪ケース内に設けられ、
前記伝動ケースの上面に、キングピンの上端部を上方側
から施蓋するカバーが取付けられ、該カバーに前記キン
グピンの軸心延長上に軸心を有する突起が形成され、前
記前車輪ケースに、操向アームが備えられた連結部材の
一部が固設され、この連結部材の他の部分が前記突起に
枢結され、更に前記操向アームが前車軸の少なくとも下
周縁より上方に位置されている点にある。
以下図示の具体例について本考案を詳述すると、第1・
2図において、1はトラクタ機体、2は前輪、3は後輪
であり、トラクタ機体1の前方側にエンジン4が搭載さ
れている。
5はミッションケースでエンジン4の動力を適宜変速し
て前・後輪2,3を駆動できる。
6は前輪デフキャリアで、前輪2の左右両輪の中央付近
に位置し、図示しない推進軸がミッションケース5から
導入され、その内部のデファレンシャルギア装置が駆動
する。
このデフキャリア6の左右に附設される部材は左右対称
であり、従って以下の説明では一方のみに関して説明す
る。
7は伝動ケースで筒状の前車軸8を介してデフキャリア
6の一側に固設される。
前車軸8は断面馬蹄形状の引抜き鋼管で構成され、内軸
8aと外軸8bの2重筒からなり、第3図に示すように
内・外軸8a、8bをそのアーチ部分を上位して前後側
壁に貫通したボルト・ナツト9等で締結されている。
内・外軸8a、8bにはその軸方向に複数個の取付孔1
0,11が列設され、従って取付孔10,11を選択し
て内・外軸8a、8bを摺動すると、前輪2のトレッド
は可調整になる。
12は前車軸8内にベアリング13で軸支されたデフヨ
ーク軸で、その外端に前車軸ピニオン14を有し、また
、このデフヨーク軸12も分割され前輪側のデフヨーク
軸12aの内端にカップリング15が固設され、デフケ
ース側のデフヨーク軸12bの外端がカップリング15
に内嵌され、ボルト・ピン16等をもってカップリング
15とデフヨーク軸12bが結合され、カップリング1
5にその軸方向に取付孔17が複数個列設され従って、
前車軸8に即応してデフヨーク軸12もその軸長は調整
できる。
18は下端に下部ピニオン19を有するキングピンでそ
の中途に上部ピニオン20が嵌着されて伝動ケース7に
縦向姿勢・としてベアリング21゜22.23,24で
可回動に支架され、上部ピニオン20は前車軸ピニオン
14と噛合し、下部ピニオン19はベアリング23.2
4で挟持状に支架されている。
25はベベルギヤであす、前輪2に固定した前輪駆動軸
26の中央部分に嵌着され、この駆動軸26が横向姿勢
で前車輪ケース27にベアリング2B’、2B’で可回
動に支架され、ベベルギヤ25と下部ピニオン19が噛
合し、前車輪ケース27と伝動ケース7は上・下配設で
分断され、従って前車輪ケース27は伝動ケース7に対
してキングピン18の縦軸回りに回動自在である。
28は前車輪ケース27の後部外壁等に下端が固設(ボ
ルト又は溶接手段)された概ね倒立り字形の連結部材で
あり、伝動ケース7と接触しないようにして、第4・5
図示例のようにある幅をもって立上り、その上部が折曲
されて、伝動ケースカバー29の上面に形成した突起3
゜に枢結されている。
そして、伝動ケースのカバー29はキングピン18の軸
端軸受部(ベアリング)21を施蓋するもので、伝動ケ
ース7の上面に図外ボルトを介して取付けられている。
而して、カバー29に形成された突起3oはこの軸心が
キングピン18の軸心延長上に位置されており、該突起
30に連結部材28の上部が回動自在に套嵌され、カラ
ー、止輪等によって抜けないようにされている。
31は操向アームであり、前車軸8の少なくとも下周縁
より上方に位置されて前記連結部材28に一端が固着(
溶接、ボルト止め)されており、操向アーム31のそれ
ぞれは、図外、タイロッド等によって連動連結されてい
る。
上記のように構成されたこの考案によると、次のような
作用効果を奏する。
即ち、伝動ケース7にキングピン18の軸心回りに前車
輪ケース27を回動自在とし、操向アーム31を有する
連結部材28の一部を前車輪ケース27の一部に取付け
、伝動ケース7上のカバー29に、キングピン18の軸
心延長上に位置して形成された突起3゜に連結部材28
を枢結しているので、前輪駆動型であるにも拘らず、操
向アーム31をドラブリンク、タイロッド等を介して操
作することにより、従前の非駆動前輪の操向性能と同等
の性能が得られ、前輪切角を大きく取って旅回半径を小
さくすることが可能であり、圃場での作業性の向上を図
に得る。
また伝動ケース7上のカバー29の突起30に連結部材
28を枢結しているため、操向時のこじれ等がなく、操
向動作を円滑に行ない得る。
特に連結部材28は操向アーム31を備え、連結部材2
8を介して操向アーム31と前車輪ケース27との間で
操向力が伝達されることになり、操向力が作用したこと
に伴うキングピン1B部分でのこじれ等もない。
突起30はキングピン18の上端部を上方側からおおう
ように伝動ケース7上面に取付けたカバー29に形成し
ているので、伝動ケース7に一体に設けたものに比較し
て、キングピン18の伝動ケース7に対する組立或いは
その保守を容易にでき、またカバ−29自体が伝動ケー
ス7にも比較して小さいため、突起30の加工も容易に
行なえる。
勿論、カバー29によって伝動ケース7内への泥水等の
浸入を防止でき、内部の伝達手段の耐久性を向上できる
更に操向アーム31は前車軸8の少なくとも下周縁より
上方に位置させているので、前車軸8以下にタイロッド
等が位置することはなく、従って、超湿田に入っても走
行抵抗を増すおそれは少なく、また操向抵抗も軽減でき
るので、湿田性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるトラクタ全体の外観側面図、第
2図は第1図A−A線断面図、第3図は第2図B−B線
断面図、第4図は第2図の外観図、第5図は第4図C矢
視図である。 7・・・・・・伝動ケース、8・・・・・・前車軸、2
6・・回前輪駆動軸、27・・・・・・前車輪ケース、
28・・・・・・連結部材、31・・・・・・操向アー
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デフヨーク軸が内挿された前車軸の端部に伝動ケースが
    固設され、この伝動ケースに、前車輪駆動軸を備えた前
    車輪ケースが縦方向に挿支されたキングピンの軸心回り
    に回動自在に保持され、デフヨーク軸と前車輪駆動軸と
    を前記キングピンを介して連動する伝達手段が伝動ケー
    ス及び前車輪ケース内に設けられ、前記伝動ケースの上
    面に、キングピンの上端部を上方側から施蓋するカバー
    が取付けられ、該カバーに前記キングピンの軸心延長上
    に軸心を有する突起が形成され、前記前車輪ケースに、
    操向アームが備えられた連結部材の一部分が固設され、
    この連結部材の他の部分が前記突起に枢結され、更に前
    記操向アームが前車軸の少なくとも下周縁より上方に位
    置されていることを特徴とする前輪駆動車の操向装置。
JP1977108558U 1977-08-12 1977-08-12 前輪駆動車の操向装置 Expired JPS609105Y2 (ja)

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JPS5356639U JPS5356639U (ja) 1978-05-15
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JPS5356639U (ja) 1978-05-15

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