JPH06174295A - 空調用吹出し口 - Google Patents

空調用吹出し口

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JPH06174295A
JPH06174295A JP32162392A JP32162392A JPH06174295A JP H06174295 A JPH06174295 A JP H06174295A JP 32162392 A JP32162392 A JP 32162392A JP 32162392 A JP32162392 A JP 32162392A JP H06174295 A JPH06174295 A JP H06174295A
Authority
JP
Japan
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air
outlet
outlet air
blown
choke
Prior art date
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Pending
Application number
JP32162392A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Sekihara
典子 関原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP32162392A priority Critical patent/JPH06174295A/ja
Publication of JPH06174295A publication Critical patent/JPH06174295A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹出し空気を阻害することなく、吹出し空気
の流路幅を調節することにより吹出し空気風量と吹出し
風速を変化させて、より快適な空調を行う。 【構成】 吹出し口本体101内部下流に圧力損失の増
加が少ない吹出し空気風量と吹出し風速を調整する絞り
手段と前記絞り手段を駆動する駆動手段と駆動手段を制
御する制御手段を設けたので、吹出し空気の流路幅を調
整し、吹出し風速を変化させて快適な空調を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調用の吹出し口に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ダクトで空気搬送するダクト式空
調が普及するなか、天井吹出し方式では冷房時、暖房時
とも最適な空調環境を得るために、到達距離変化を考慮
して吹出し風量と吹出し風速の調節が必要とされてい
る。吹出し空気温度が被空調空間の室内空気温度より高
い暖房のときには、空気の温度差による浮力が吹出し空
気に働き到達距離が小さくなるため、吹出し空気の到達
距離を大きくする必要がある。一方、吹出し空気温度が
被空調空間の室内空気温度より低い冷房のときには、吹
出し空気の方が重く吹出し空気は下降して到達距離が大
きくなるため、吹出し空気の到達距離を小さくする必要
がある。
【0003】従来、この種の空調用吹出し口には、公開
実用新案平4−11350公報に記載のものがある。以
下、図5を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、吹出し口本体101と前
記吹出し口本体101内部にダンパ102を配した構成
になっている。
【0005】上記構成により、ダンパ102により風量
を絞ることによって、吹出し空気の到達距離を小さく
し、また、ダンパ102により風量を絞らないことによ
って吹出し空気の到達距離を大きくすることができるも
のであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空調
用吹出し口では、吹出し口内部に備えたダンパにより吹
出し風量を調節するものであったが、ダンパが吹出し空
気の流れを大きく阻害するために圧力損失が高くなると
いった問題があった。また、吹出し風量を減少すること
で、吹出し空気の通過する吹出し口の断面積を変えずに
吹出し空気の到達距離を小さくしているため、暖房時、
吹出し風量が少ないときには吹出し風速が小さく、吹出
し空気の到達距離も小さくなる。特に暖房時は、吹出し
空気の到達距離が小さいと吹出し空気が床面まで到達せ
ず、窓面からの冷気の侵入や被空調空間の上部のみの温
度上昇などが生じて、快適な空調空間を創造できないと
いった課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、吹出
し空気の流れを妨げずに吹出し風速を調節、変化させ、
吹出し空気の到達距離を調節できる空調を行なう空調用
吹出し口を提供することを第1の目的とする。
【0008】第2の目的は、冷暖房切換え時に、吹出し
空気温度により形状記憶合金絞りが形状変化することに
より電動駆動部を用いずに吹出し風速の調節を行なう空
調用吹出し口を提供することにある。
【0009】第3の目的は被空調空間の室内空気温度と
吹出し温度の温度差が大きくとも、吹出し空気を床面ま
で到達させる空調用吹出し口を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、吹出し口本体と前記吹出し
口本体の内部下流側に設けられた吹出し空気風量と吹出
し風速を調節する絞り手段と前記絞り手段を駆動する駆
動手段と前記駆動手段を制御する制御手段を備えた構成
としたものである。
【0011】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、吹出し口本体と前記吹出し口本体の内部下流側
に吹出し空気の温度により形状が変化して吹出し空気風
量と吹出し風速を調節する形状記憶合金絞りを備えた構
成としたものである。
【0012】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、吹出し口本体と前記吹出し口本体の内部下流側
に設けられた吹出し空気風量と吹出し風速を調節する絞
り手段と前記絞り手段を駆動する駆動手段と前記駆動手
段を制御する制御手段と被空調空間に設置された室内空
気温度を検知する室内空気温度センサと前記吹出し口本
体内部下流側に設置された吹出し空気温度を検知する吹
出し空気温度センサと前記室内空気温度センサと前記吹
出し空気温度センサからの出力を演算し前記駆動手段に
出力する演算手段を備えた構成としたものである。
【0013】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、吹
出し空気が通過する吹出し口の断面積を変化させること
により吹出し風速を調節、変化させ、吹出し空気の到達
距離を調節できるものである。
【0014】また、第2の手段の構成により、吹出し空
気の温度が高いときに吹出し空気の流路を狭くし、ま
た、吹出し空気の温度が低いときに吹出し空気の流路を
広くするように形状記憶合金絞りが変形し、吹出し風速
を変化させ、吹出し空気の温度により自動的に吹出し空
気の到達距離を調節できるものである。
【0015】また、第3の手段の構成により被空調空間
の室内空気温度と吹出し温度の温度差を検知することに
よって、吹出し空気が床面まで到達するのに必要な風速
を求め、絞り手段により吹出し空気の流路の幅を調節し
て吹出し風速を変えて、常に吹出し空気を床面まで到達
させることのできるものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1を
参照しながら説明する。
【0017】図に示すように吹出し口本体101の内部
下流側に吹出し空気風量と吹出し風速を調節する絞り1
と前記絞り1に連結した軸2と前記軸2を駆動するギヤ
3とモータ4と前記モータ4を制御する絞り制御装置5
を有した構成になっている。
【0018】上記構成により、絞り制御装置5により絞
り1の開度をモータ4で調節する。モータ4と連結した
ギヤ3が回転してギヤ3と連結した絞り1が吹出し空気
の流路が狭くなるように駆動するとき、吹出し風速は大
きくなる。吹出し風速が大きくなることにより、吹出し
空気の到達距離が大きくなる。一方、ギヤ3が逆方向に
回転して絞り1が吹出し空気の流路が広くなるように駆
動するとき、吹出し風速が小さくなる。吹出し風速が小
さくなることにより、吹出し空気の到達距離は小さくな
る。絞り1は吹出し空気の流れを妨げない流線型形状で
あるため圧力損失の増加が少ない。絞り制御装置5に任
意の制御パターンを記憶させて風速を変化させることが
できる。
【0019】このように本発明の第1実施例の空調用吹
出し口によれば、吹出し空気を阻害せずに吹出し風量と
吹出し風速を変化させることができ、また、吹出し空気
の到達距離を調節することができる。
【0020】なお、制御装置2に1/fゆらぎなどの吹
出し風速の変化リズムを記憶させておけば、絞り1の開
閉による吹出し風速の1/fゆらぎにより、より自然に
近い快適な空調を行うことができることは言うまでもな
い。
【0021】なお、本発明の空調用吹出し口に吹出し空
気を検知する温度センサを付加して冷暖房の切換えを自
動で行うことができることは言うまでもない。
【0022】なお、吹出し口本体101の内部の絞り1
の下流側にフラップを設けることにより、風向制御可能
なことは言うまでもない。
【0023】つぎに本発明の第2実施例について、図2
を参照しながら説明する。図に示すように吹出し口本体
101の内部下流側に温度によって形状の変化する形状
記憶合金で形成された形状記憶合金絞り6を有した構成
になっている。
【0024】上記構成により吹出し空気が形状記憶合金
絞り6を通過するとき、吹出し空気が高温であると、形
状記憶合金絞り6は閉じて形状記憶合金絞り6aのよう
に吹出し空気の流路が狭くなり、吹出し風速を大きくす
ることができる。吹出し空気が低温であれば、形状記憶
合金絞り6は開いて形状記憶合金絞り6bのように吹出
し空気の流路が広くなり、吹出し風速を小さくすること
ができる。
【0025】このように本発明の第2実施例の空調用吹
出し口によれば、冷暖房切換え時の吹出し空気温度変化
により形状記憶合金絞り6の形状が変化し、吹出し空気
の流路を狭くしたり、広くしたりして風速調節を自動で
行なう空調用吹出し口を提供することができる。
【0026】なお、吹出し口本体101の内部の絞り1
の下流側にフラップを設けることにより、風向制御可能
なことは言うまでもない。
【0027】つぎに本発明の第3実施例について、図3
を参照しながら説明する。図に示すように被空調空間7
内に室内空気温度を検知する室内空気温度センサ8を、
吹出し口本体101の内部下流側に吹出し空気温度セン
サ9とを設け、前記室内空気温度センサ8と前記吹出し
空気温度センサ9よりの信号を受信する演算装置10
と、吹出し口本体101の内部下流側に吹出し風速を調
節する絞り1と前記絞り1を制御する絞り制御装置5を
配した構成になっている。
【0028】上記構成により被空調空間7の室内空気温
度を室内空気温度センサ8で検知し、吹出し空気温度を
吹出し空気温度センサ9で検知する。室内空気温度セン
サ8で検知した室内空気温度と吹出し空気温度センサ9
で検知した吹出し空気温度を演算装置10に出力し、床
面に到達させるのに必要な吹出し風速と絞り1の開度を
演算装置10で演算し、絞り制御装置5に出力し、絞り
1を開閉して、吹出し空気の流路の幅を変化させて吹出
し風速を増減する。
【0029】このように本発明の第3実施例の空調用吹
出し口によれば、被空調空間7の室内空気温度と吹出し
温度の温度差の大小によらず、吹出し空気を床面まで到
達させることができ、吹出し風速を変化させることによ
り、より自然に近い快適な空調を行う空調用吹出し口を
提供することができる。
【0030】なお、演算装置10に1/fゆらぎなどの
吹出し風速の変化リズムを記憶しておくことにより、よ
り自然に近いゆらぎリズムで吹出し風速を増減すること
ができることは言うまでもない。
【0031】なお、絞り制御装置5と演算装置10を一
体化しても同様の効果があることは言うまでもない。
【0032】なお、吹出し口本体101の内部下流側に
風速計を設けて、吹出し空気風速を計測し吹出し空気風
速を演算装置10に出力し、室内空気温度センサ8から
室内空気温度を吹出し空気温度センサ9から吹出し空気
温度を演算装置10に出力し、演算装置10にて被空調
空間7の床面まで吹出し空気が到達するような風速にな
っているか常に監視すれば、吹出し風量が変化しても常
に吹出し空気が床面に到達し、快適な空調を行うことが
できることは言うまでもない。
【0033】なお、吹出し口本体101の内部の絞り1
の下流側にフラップを設けることにより、風向制御可能
なことは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、吹出し気流を阻害することなく吹出し風速
を調節、変化させることができ、吹出し空気の到達距離
を調節することができ、圧力損失の増加が少ない。吹出
し風量が少なくても吹出し風速を高めることができるの
で吹出し空気の到達距離が延び、被空調空間の温度分布
を良くすることができる。また、吹出し風速を変化させ
ることにより、より自然に近い空調を行なうことができ
る効果のある空調用吹出し口が提供できる。自然に近い
空調を行うことにより、快適性を向上することができ
る。また、吹出し風速に変化があると、一定風速で吹出
しているときに比べて涼感があり、冷房時の設定温度を
高くすることができ、省エネルギーとなる。
【0035】また、冷暖房切換え時の吹出し空気温度に
より形状変化することにより吹出し風量と吹出し風速の
調節を自動的に行なうことができる効果のある空調用吹
出し口が提供できる。また、電動駆動部を必要とせず簡
単な構造となる。
【0036】また、被空調空間の室内空気温度と吹出し
温度の温度差が大きくとも、吹出し風速を増して、吹出
し空気を床面まで到達させることのできる効果のある空
調用吹出し口が提供できる。吹出し空気が常に床面まで
到達するので、窓付近に空調用吹出し口を設置した場
合、窓面からのドラフトや輻射を防ぎ、不快感をなくす
ことができる。暖房時には、高温吹出し空気が床面に届
く前に浮力により上昇して被空調領域の上部のみが高温
になることを防ぎ、上下温度分布を改良し、快適性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の空調用吹出し口の断面
【図2】本発明の第2の実施例の空調用吹出し口の断面
【図3】本発明の第3の実施例の空調用吹出し口の断面
【図4】本発明の第2の実施例の制御図
【図5】従来の空調用吹出し口の断面図
【符号の説明】
1 絞り 2 軸 3 ギヤ 4 モータ 5 絞り制御装置 6 形状記憶合金絞り 6a 形状記憶合金絞り(暖房時) 6b 形状記憶合金絞り(冷房時) 7 被空調空間 8 室内空気温度センサ 9 吹出し空気温度センサ 10 演算装置 101 吹出し口本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出し口本体と前記吹出し口本体の内部
    下流側に設けられた吹出し空気風量と吹出し風速を調節
    する絞り手段と前記絞り手段を駆動する駆動手段と前記
    駆動手段を制御する制御手段を備えた空調用吹出し口。
  2. 【請求項2】 吹出し口本体の内部下流側に設けられた
    吹出し空気の温度により形状が変化して吹出し空気風量
    と吹出し風速を調節する形状記憶合金絞りを備えた請求
    項1記載の空調用吹出し口。
  3. 【請求項3】 被空調空間に設置された室内空気温度を
    検知する室内空気温度センサと前記吹出し口本体内部下
    流側に設置された吹出し空気温度を検知する吹出し空気
    温度センサと前記室内空気温度センサと吹出し空気温度
    センサからの出力を演算し、絞り手段の制御手段に出力
    する演算手段を備えた請求項1記載の空調用吹出し口。
JP32162392A 1992-12-01 1992-12-01 空調用吹出し口 Pending JPH06174295A (ja)

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JP32162392A JPH06174295A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 空調用吹出し口

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JP (1) JPH06174295A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255853A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Jisho Sekkei Inc 空調方法および空調用吹出口
JP2007292356A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の室内機

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JP2007255853A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Jisho Sekkei Inc 空調方法および空調用吹出口
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