JP2001241746A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001241746A
JP2001241746A JP2000048732A JP2000048732A JP2001241746A JP 2001241746 A JP2001241746 A JP 2001241746A JP 2000048732 A JP2000048732 A JP 2000048732A JP 2000048732 A JP2000048732 A JP 2000048732A JP 2001241746 A JP2001241746 A JP 2001241746A
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JP2000048732A
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Toru Iwata
透 岩田
Kunihiko Miyake
邦彦 三宅
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風向案内羽根を複数に分割することにより、
最小限のコストアップで自在に風速変動を与え得るよう
にする。 【解決手段】 空気調和機の空気吹出口2に設けられた
風向案内羽根6を、長手方向に複数に分割して、中央部
に位置する主案内羽根7と該主案内羽根7の両端側に位
置する副案内羽根8,8とにより構成するとともに、前
記主案内羽根7を揺動させる主案内羽根用駆動手段10
と前記副案内羽根8,8を揺動させる副案内羽根用駆動
手段11とを設けて、前記主案内羽根7を適当な角度に
位置決めしてやることにより、吹出空気流の風向を制御
することができるようにするとともに、前記副案内羽根
8,8の揺動角度あるいは揺動速度を適当に設定してや
ることにより、吹出空気流に適当な風速変動あるいは風
量変動を与えることができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空気調和機に関
し、さらに詳しくは空気調和機における風向案内羽根の
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、天井埋込式空気調和機や壁掛け
式空気調和機における空気吹出口から室内へ吹き出され
る吹出空気流の風速や風量に適当な変動を与えることに
よって定常な気流に比べて快適性を向上させようとする
試みがなされている。このような気流変動を与える方法
としては、例えば特開平6−74544号公報に開示さ
れているように、ファンの回転数を制御する方法や空気
吹出口に設けられた風向案内羽根の角度を制御する方法
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合、ファン回転数を変動させると送風音も変
動することとなって、聴感上の不快感を招くという不具
合が生ずるし、また、風向案内羽根の角度を制御する方
法の場合、従来の1枚板構造のもので行うと、本来の風
向制御性が損なわれてしまうという不具合が生ずる。
【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、風向案内羽根を複数に分割することにより、最小
限のコストアップで自在に風速変動を与え得るようにす
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、室内への空気吹出
口2に、吹出空気流の方向を制御する風向案内羽根6を
設けてなる空気調和機において、前記風向案内羽根6
を、長手方向に複数に分割して、中央部に位置する主案
内羽根7と該主案内羽根7の両端側に位置する副案内羽
根8,8とにより構成するとともに、前記主案内羽根7
を揺動させる主案内羽根用駆動手段10と前記副案内羽
根8,8を揺動させる副案内羽根用駆動手段11とを設
けている。
【0006】上記のように構成したことにより、空気吹
出口2の中央部に位置する主案内羽根7を適当な角度に
位置決めしてやれば、吹出空気流の風向を制御すること
ができるとともに、主案内羽根7の両端側に位置する副
案内羽根8,8の揺動角度あるいは揺動速度を適当に設
定してやれば、吹出空気流に適当な風速変動あるいは風
量変動を与えることができる。
【0007】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、前記主案内羽根7の羽根面
面積を、前記各副案内羽根8の羽根面面積より大きく設
定して、前記主案内羽根用駆動手段10と副案内羽根用
駆動手段11とを独立して駆動させることにより、前記
主案内羽根7によって吹出空気流の風向制御を行うとと
もに、前記副案内羽根8,8により吹出空気流に変動を
与えるようにした場合、吹出空気流の風向制御を確保し
つつ、吹出空気流にゆらぎを与えて居住者の快適性を向
上させることができる。
【0008】請求項3の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、前記主案内羽根7の羽根面
面積を、前記各副案内羽根8の羽根面面積より大きく設
定して、前記主案内羽根7によって吹出空気流の風向制
御を行うとともに、暖房運転時には前記副案内羽根8,
8を前記空気吹出口2の一部を閉塞する位置に位置決め
できるようにした場合、吹出空気流の風向制御を確保し
つつ、暖房運転時においては副案内羽根8,8により前
記空気吹出口2の一部を閉塞して吹出空気流の風速を大
きくしてやれば、暖気の到達距離を延ばすことができ
る。
【0009】請求項4の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、天井面Cに形成された開口
17に臨むようにして設置し、該開口17を覆う化粧パ
ネル19に前記空気吹出口2を形成するとともに、前記
主案内羽根7の羽根面面積を、前記各副案内羽根8の羽
根面面積より大きく設定して、冷房運転時には前記主案
内羽根7を、吹出空気流が天井面に沿う方向となるよう
に位置決めできるようにする一方、前記副案内羽根8,
8を、前記主案内羽根7により風向制御された吹出空気
流よりも床面側に向かう方向となるように位置決めでき
るようにした場合、冷房運転時においては、主案内羽根
7を、吹出空気流が天井面に沿う方向となるように位置
決めすることによりドラフト感を低減し得るようにする
とともに、前記副案内羽根8,8を、前記主案内羽根7
により風向制御された吹出空気流よりも床面側に向かう
方向となるように位置決めすることにより天井面の汚れ
や露付きを防止することができる。
【0010】請求項5の発明におけるように、請求項4
記載の空気調和機において、前記空気吹出口2を複数個
形成するとともに、これらの空気吹出口2,2・・に設
けられた風向案内羽根6における副案内羽根8,8を前
記各空気吹出口2の一部を閉塞する位置に位置決めでき
るようにした場合、複数の空気吹出口2,2・・から吹
き出される空気流の風量調整を行うことができる。
【0011】請求項6の発明におけるように、請求項
1、2、3、4および5のいずれか一項記載の空気調和
機において、前記副案内羽根8,8同士を、前記主案内
羽根7に沿う形状の連結杆9を介して一体に連結した場
合、二つの副案内羽根8,8を1個の駆動手段で揺動さ
せることができることとなり、部品点数および部品コス
トを低減させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0013】第1の実施の形態 図1ないし図4には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる空気調和機が示されている。
【0014】この空気調和機Aは、図1に示すように、
壁Dに掛けて使用する壁掛け式空気調和機とされてお
り、前面上部および天面に空気吸込口1,1を、前面下
部に空気吹出口2をそれぞれ有し、前記空気吸込口1,
1の内方に対応して略へ字状の熱交換器3を配置し、該
熱交換器3の下流側に送風機4(本実施の形態において
は、クロスフローファンを採用)を配置して構成されて
いる。そして、空気吸込口1,1から吸い込まれた室内
空気Wを熱交換器3を通過する過程で冷却あるいは加熱
した後、空気吹出口2から室内へ吹き出すこととなって
いる。符号5はドレンパンである。
【0015】前記空気吹出口2には、吹出空気流Wの方
向を制御する風向案内羽根6が設けられている。該風向
案内羽根6は、図2ないし図4に示すように、長手方向
に複数(本実施の形態においては、3個)に分割され、
中央部に位置する主案内羽根7と該主案内羽根7の両端
側に位置する副案内羽根8,8とにより構成されてい
る。そして、前記副案内羽根8,8は、前記主案内羽根
7に沿う形状の連結杆9を介して一体に連結されてい
る。
【0016】前記主案内羽根6の羽根面面積は、前記副
案内羽根8の羽根面面積より大きく(例えば、主案内羽
根7の羽根面面積は副案内羽根8の羽根面面積の約3倍
に)設定されており、前記主案内羽根6を揺動させる主
案内羽根用駆動手段として作用するモータ10と前記副
案内羽根8,8を揺動させる副案内羽根用駆動手段とし
て作用するモータ11とが前記空気吹出口2の側壁2
a,2aの外側に配設されている。これらのモータ1
0,11は、独立して駆動制御されることとなってい
る。
【0017】前記主案内羽根7の両端には、前記副案内
羽根8,8に沿う形状の基端部7a,7aが一体に突設
されており、該基端部7a,7aには、揺動アーム1
2,13が一体に突設されている。また、前記副案内羽
根8,8の端部には、軸受14,15が一体に突設され
ている。
【0018】前記モータ10の回転軸10aは、一方の
空気吹出口側壁2aおよび一方の副案内羽根8に突設さ
れた軸受14を回転可能に貫通して主案内羽根7の一端
に突設された揺動アーム12に枢着されている。また、
前記主案内羽根7の他端に突設された揺動アーム13に
は、回転中心となる回転軸16が突設されており、該回
転軸16は、他方の副案内羽根8に突設された軸受15
に対して回転自在に枢支されている。
【0019】一方、前記モータ11の回転軸11aは、
他方の空気吹出口側壁2aを回転可能に貫通して他方の
副案内羽根8に突設された軸受15に枢着されている。
なお、このモータ回転軸10a,11aと前記回転軸1
6とは同一軸上に位置されており、主案内羽根7および
副案内羽根8,8は、回転軸10a,11aを中心とし
て矢印MおよびN方向に揺動されることとなっているの
である(図3および図4参照)。
【0020】上記のように構成したことにより、空気吹
出口2の中央部に位置する主案内羽根7によって吹出空
気流W1の風向が設定されるとともに、主案内羽根7の
両端側に位置する副案内羽根8,8によって吹出空気流
2が所定の角度範囲で変動することとなる(図1参
照)。
【0021】また、図5(イ)に示すように、空気吹出
口2の直後の風速は変わらなくとも、主案内羽根7によ
り案内される吹出空気流W1と副案内羽根8,8により
案内される吹出空気流W2,W2とでは吹出流れとしての
幅が異なるため、気流の到達距離が異なることとなる。
その結果、図5(ロ)に示すように、距離Zにおける風
速Uの分布も異なることとなる(換言すれば、平均風速
も異なることとなる)。
【0022】さらに、図6に示すように、主案内羽根
(主フラップ)7の角度を固定した状態で、副案内羽根
(副フラップ)8にゆらぎ変動を与えると、体感風速
は、副案内羽根8の変動に倣って変動することとなり、
吹出空気流Wの風向制御を確保しつつ、吹出空気流にゆ
らぎを与えて居住者の快適性を向上させることができ
る。
【0023】ところで、暖房運転時においては、吹出空
気流Wを床面(即ち、人の居住域)へ到達させることが
望ましいという要求があるが、本実施の形態にかかる空
気調和機の場合、図7に示すように、主案内羽根7によ
って吹出空気流Wの風向制御を行うとともに、副案内羽
根8を空気吹出口2の一部(即ち、両側部分)を閉塞す
る位置に位置決めすれば、図8に示すように、吹出空気
流Wの風速を大きくすることができ、暖気の到達距離を
延ばすことができる。
【0024】しかも、本実施の形態においては、副案内
羽根8,8同士を、主案内羽根7に沿う形状の連結杆9
を介して一体に連結しているため、二つの副案内羽根
8,8を1個の駆動手段(即ち、モータ11)で揺動さ
せることができることとなり、部品点数および部品コス
トを低減させることができる。
【0025】なお、前記副案内羽根8,8は、それぞれ
独立した構成とすることも可能であるが、その場合、副
案内羽根8,8を揺動させるために二つの駆動手段(例
えば、モータ)を必要とする。
【0026】第2の実施の形態 図9には、本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調
和機における風向案内羽根が示されている。
【0027】この場合、主案内羽根用駆動手段であるモ
ータ10の回転軸10aは、空気吹出口2の一方の側壁
2aおよび一方の副案内羽根8を回転可能に貫通して主
案内羽根7における一方の基端部7aに枢着される一
方、主案内羽根7における他方の基端部7aには、回転
中心となる回転軸16が突設されており、該回転軸16
は、他方の副案内羽根8に回転自在に枢支されている。
また、副案内羽根用駆動手段であるモータ11の回転軸
11aは、空気吹出口2の他方の側壁2aを回転可能に
貫通して他方の副案内羽根8に枢着されている。なお、
このモータ回転軸10a,11aと前記回転軸16とは
同一軸上に位置されており、主案内羽根7および副案内
羽根8,8は、回転軸10a,11aを中心として矢印
MおよびN方向に揺動されることとなっているのである
(図10および図11参照)。
【0028】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0029】第3の実施の形態 図12には、本願発明の第3の実施の形態にかかる空気
調和機が示されている。
【0030】この空気調和機は、天井面Cに形成された
開口17に臨むようにして設置された空気調和機本体1
8と、該開口17を覆う化粧パネル19とからなる天井
埋込式空気調和機とされており、前記化粧パネル19に
は、中央部に位置する空気吸込口1と、該空気吸込口1
を囲む4個の空気吹出口2,2・・(図14および図1
5参照)とが形成されている。前記空気調和機本体18
内には、前記空気吸込口1に対応して送風機(本実施の
形態においては、ターボファン)4と、該送風機4を囲
む熱交換器3とが配設されている。符号20はベルマウ
スである。そして、前記各空気吹出口2には、図13に
示すように、風向案内羽根6が設けられており、該風向
案内羽根6は、第1の実施の形態と同様な構造とされて
いる。この風向案内羽根6の制御による作用効果は、第
1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0031】ところで、従来技術におけるように風向案
内羽根6として1枚板構造のものを採用した場合、冷房
運転時においては、図14に示すように、冷風が直接人
に当たることのないように、吹出空気流が図13で実線
1で示すように天井Cに沿って流れるようにすること
となっている。すると、図14に示すように、吹出空気
流W1の幅方向両端において誘導流wが生じ、該誘導流
wが天井Cに衝突して汚れが付着したり、結露が発生し
たりするという不具合が生ずる。
【0032】そこで、本実施の形態においては、冷房運
転時には主案内羽根7を、吹出空気流W1が天井Cに沿
う方向となるように位置決めできるようにする一方、副
案内羽根8,8を、前記主案内羽根7により風向制御さ
れた吹出空気流W1よりも床面側に向かう方向(即ち、
吹出空気流W2)となるように位置決めできるようにし
ている(図13参照)。このようにすると、冷房運転時
において、主案内羽根7を、吹出空気流W1が天井面に
沿う方向となるように位置決めすることによりドラフト
感を低減し得ることとなるとともに、副案内羽根8,8
を、前記主案内羽根7により風向制御された吹出空気流
1よりも床面側に向かう方向の吹出空気流W2となるよ
うに位置決めすることにより、誘導流wが天井Cに衝突
しなくなり、天井面の汚れや露付きを防止することがで
きる(図15参照)。
【0033】また、図17に示すように、窓21に近い
領域(即ち、空調負荷の高い領域)に大きな風量の吹出
空気流W1を発生させ、窓21から遠い領域(即ち、空
調負荷の低い領域)に少ない風量の吹出空気流W2を発
生させようとする場合には、図16に示すように、空調
負荷の低い領域に向かう空気吹出口2において副案内羽
根8を、空気吹出口2の一部を閉塞する位置に位置決め
すれば、当該空気吹出口2からから吹き出される空気流
の風量を少なくすることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、室内への空気
吹出口2に、吹出空気流の方向を制御する風向案内羽根
6を設けてなる空気調和機において、前記風向案内羽根
6を、長手方向に複数に分割して、中央部に位置する主
案内羽根7と該主案内羽根7の両端側に位置する副案内
羽根8,8とにより構成するとともに、前記主案内羽根
7を揺動させる主案内羽根用駆動手段10と前記副案内
羽根8,8を揺動させる副案内羽根用駆動手段11とを
設けているので、空気吹出口2の中央部に位置する主案
内羽根7を適当な角度に位置決めしてやれば、吹出空気
流の風向を制御することができるとともに、主案内羽根
7の両端側に位置する副案内羽根8,8の揺動角度ある
いは揺動速度を適当に設定してやれば、吹出空気流に適
当な風速変動あるいは風量変動を与えることができると
いう効果がある。
【0035】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、前記主案内羽根7の羽根面
面積を、前記各副案内羽根8の羽根面面積より大きく設
定して、前記主案内羽根用駆動手段10と副案内羽根用
駆動手段11とを独立して駆動させることにより、前記
主案内羽根7によって吹出空気流の風向制御を行うとと
もに、前記副案内羽根8,8により吹出空気流に変動を
与えるようにした場合、吹出空気流の風向制御を確保し
つつ、吹出空気流にゆらぎを与えて居住者の快適性を向
上させることができる。
【0036】請求項3の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、前記主案内羽根7の羽根面
面積を、前記各副案内羽根8の羽根面面積より大きく設
定して、前記主案内羽根7によって吹出空気流の風向制
御を行うとともに、暖房運転時には前記副案内羽根8,
8を前記空気吹出口2の一部を閉塞する位置に位置決め
できるようにした場合、吹出空気流の風向制御を確保し
つつ、暖房運転時においては副案内羽根8,8により前
記空気吹出口2の一部を閉塞して吹出空気流の風速を大
きくしてやれば、暖気の到達距離を延ばすことができ
る。
【0037】請求項4の発明におけるように、請求項1
記載の空気調和機において、天井面Cに形成された開口
17に臨むようにして設置し、該開口17を覆う化粧パ
ネル19に前記空気吹出口2を形成するとともに、前記
主案内羽根7の羽根面面積を、前記各副案内羽根8の羽
根面面積より大きく設定して、冷房運転時には前記主案
内羽根7を、吹出空気流が天井面に沿う方向となるよう
に位置決めできるようにする一方、前記副案内羽根8,
8を、前記主案内羽根7により風向制御された吹出空気
流よりも床面側に向かう方向となるように位置決めでき
るようにした場合、冷房運転時においては、主案内羽根
7を、吹出空気流が天井面に沿う方向となるように位置
決めすることによりドラフト感を低減し得るようにする
とともに、前記副案内羽根8,8を、前記主案内羽根7
により風向制御された吹出空気流よりも床面側に向かう
方向となるように位置決めすることにより天井面の汚れ
や露付きを防止することができる。
【0038】請求項5の発明におけるように、請求項4
記載の空気調和機において、前記空気吹出口2を複数個
形成するとともに、これらの空気吹出口2,2・・に設
けられた風向案内羽根6における副案内羽根8,8を前
記各空気吹出口2の一部を閉塞する位置に位置決めでき
るようにした場合、複数の空気吹出口2,2・・から吹
き出される空気流の風量調整を行うことができる。
【0039】請求項6の発明におけるように、請求項
1、2、3、4および5のいずれか一項記載の空気調和
機において、前記副案内羽根8,8同士を、前記主案内
羽根7に沿う形状の連結杆9を介して一体に連結した場
合、二つの副案内羽根8,8を1個の駆動手段で揺動さ
せることができることとなり、部品点数および部品コス
トを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機における風向案内羽根の拡大正面図である。
【図3】図2のIII−III拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV拡大断面図である。
【図5】(イ)は本願発明の第1の実施の形態にかかる
空気調和機における吹出空気流の状態を説明する説明図
であり、(ロ)は到達距離Zにおける風速分布を示す説
明図である。
【図6】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機における主案内羽根の位置、副案内羽根の位置および
体感風速の時間的変化を示す特性図である。
【図7】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機における副案内羽根閉塞状態を示す要部拡大断面図で
ある。
【図8】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機における副案内羽根閉塞状態における吹出空気流の状
態を示す説明図である。
【図9】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和
機における風向案内羽根の拡大正面図である。
【図10】図9のX−X拡大断面図である。
【図11】図9のXI−XI拡大断面図である。
【図12】本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調
和機の縦断面図である。
【図13】本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調
和機における空気吹出口の拡大断面図である。
【図14】従来の天井埋込式空気調和機における吹出空
気流の状態を示す説明図である。
【図15】本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調
和機における吹出空気流の状態を示す説明図である。
【図16】本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調
和機における副案内羽根閉塞状態を示す空気吹出口の拡
大断面図である。
【図17】本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調
和機の使用例を示すレイアウト図である。
【符号の説明】
1は空気吸込口、2は空気吹出口、3は熱交換器、4は
送風機(クロスフローファンあるいはターボファン)、
6は風向案内羽根、7は主案内羽根、8は副案内羽根、
9は連結杆、10は主案内羽根用駆動手段(モータ)、
11は副案内羽根用駆動手段(モータ)、17は開口、
19は化粧パネル、Cは天井。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内への空気吹出口(2)に、吹出空気
    流の方向を制御する風向案内羽根(6)を設けてなる空
    気調和機であって、前記風向案内羽根(6)を、長手方
    向に複数に分割して、中央部に位置する主案内羽根
    (7)と該主案内羽根(7)の両端側に位置する副案内
    羽根(8),(8)とにより構成するとともに、前記主
    案内羽根(7)を揺動させる主案内羽根用駆動手段(1
    0)と前記副案内羽根(8),(8)を揺動させる副案
    内羽根用駆動手段(11)とを設けたことを特徴とする
    空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記主案内羽根(7)の羽根面面積を、
    前記各副案内羽根(8)の羽根面面積より大きく設定し
    て、前記主案内羽根用駆動手段(10)と副案内羽根用
    駆動手段(11)とを独立して駆動させることにより、
    前記主案内羽根(7)によって吹出空気流の風向制御を
    行うとともに、前記副案内羽根(8),(8)により吹
    出空気流に変動を与えるようにしたことを特徴とする前
    記請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記主案内羽根(7)の羽根面面積を、
    前記各副案内羽根(8)の羽根面面積より大きく設定し
    て、前記主案内羽根(7)によって吹出空気流の風向制
    御を行うとともに、暖房運転時には前記副案内羽根
    (8),(8)を前記空気吹出口(2)の一部を閉塞す
    る位置に位置決めできるようにしたことを特徴とする前
    記請求項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 天井面(C)に形成された開口(17)
    に臨むようにして設置され、該開口(17)を覆う化粧
    パネル(19)に前記空気吹出口(2)を形成した空気
    調和機であって、前記主案内羽根(7)の羽根面面積
    を、前記各副案内羽根(8)の羽根面面積より大きく設
    定して、冷房運転時には前記主案内羽根(7)を、吹出
    空気流が天井面に沿う方向となるように位置決めできる
    ようにする一方、前記副案内羽根(8),(8)を、前
    記主案内羽根(7)により風向制御された吹出空気流よ
    りも床面側に向かう方向となるように位置決めできるよ
    うにしたことを特徴とする前記請求項1記載の空気調和
    機。
  5. 【請求項5】 前記空気吹出口(2)を複数個形成する
    とともに、これらの空気吹出口(2),(2)・・に設
    けられた風向案内羽根(6)における副案内羽根
    (8),(8)を前記各空気吹出口(2)の一部を閉塞
    する位置に位置決めできるようにしたことを特徴とする
    前記請求項4記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記副案内羽根(8),(8)同士を、
    前記主案内羽根(7)に沿う形状の連結杆(9)を介し
    て一体に連結したことを特徴とする前記請求項1、2、
    3、4および5のいずれか一項記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437033B1 (ko) * 2001-12-29 2004-06-23 주식회사 엘지이아이 공기조화기의 풍향조절장치
WO2014063296A1 (zh) * 2012-10-22 2014-05-01 美的集团股份有限公司 空气调节器和该空气调节器的控制方法

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