JP2762021B2 - 混合ロス低減空調装置 - Google Patents

混合ロス低減空調装置

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JP2762021B2
JP2762021B2 JP5207125A JP20712593A JP2762021B2 JP 2762021 B2 JP2762021 B2 JP 2762021B2 JP 5207125 A JP5207125 A JP 5207125A JP 20712593 A JP20712593 A JP 20712593A JP 2762021 B2 JP2762021 B2 JP 2762021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混合ロス低減空調装置
に関し、詳しくは、混合ロスを低減させる空調運転が可
能となる制御装置を空調装置に組み込んだものである。
【0002】
【従来の技術】広い窓開口を有する事務所ビル等では、
中間期や冬期において、インテリア冷房・ペリメータ暖
房となる空調パターンが生じやすい。これは、外気によ
り冷却されるペリメータゾーンが暖房運転となり、内部
発熱が蓄積されるインテリアゾーンが冷房運転となるた
めである。このため、ペリメータゾーンとインテリアゾ
ーンとでは空調系統が分けられ、それぞれ独立した異な
る運転モードで、室内全体を快適環境に空調できるよう
にしている。図2は従来の空気装置のシステム構成を示
す概要図である。天井内にはインテリア空調機1が設け
られ、インテリア空調機1は天井内に配設されたサプラ
イダクト3により室内に調和空気を吹き出すようになっ
ている。一方、窓ガラス5直下の腰壁等にはペリメータ
空調機7が据え付けられ、ペリメータ空調機7は窓ガラ
ス5に沿って調和空気を吹き上げるようになっている。
このように、ペリメータゾーン、及びインテリアゾーン
の空気調和を専用系統の空調機で行うことで、ペリメー
タゾーン、インテリアゾーンの固有な負荷変動に応じた
空調が可能となり、快適な室内環境の実現が図られてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペリメ
ータゾーンとインテリアゾーンを異なる運転モード、即
ち、ペリメータゾーン暖房・インテリアゾーン冷房で空
調した場合(この逆の場合も同様)、図2に示すよう
に、両者の調和空気が混合する領域Sで冷風と温風が混
合し、相互の空調負荷を増大させるエネルギーロス(混
合ロス)が生じ、その結果、空調ランニングコストを増
大させることとなった。従来、この混合ロスについて
は、一応認識はされていたものの、何の対策も採られて
いないのが殆どであった。本発明は上記状況に鑑みてな
されたもので、混合ロスの発生を効果的に抑制できる混
合ロス低減空調装置を提供し、もって、空調運転エネル
ギーロスの低減を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る混合ロス低減空調装置は、インテリア空
調機、ペリメータ空調機、VAVユニット及び制御装置
を備えている。上記インテリア空調機は、複数の吹出口
が設けられたサプライダクトを有している。上記ペリメ
ータ空調機は、上記インテリア空調機とは別個にペリメ
ータゾーンを空気調和するものである。また、VAVユ
ニットは、上記インテリア空調機の吹出口のうち、最も
ペリメータゾーンに近い吹出口に設けられている。そし
て、上記制御装置は、インテリア空調機の運転モードと
ペリメータ空調機の運転モードとが異なる場合に、上記
最もペリメータゾーンに近い吹出口からの送風量がイン
テリア空調機におけるその他の吹出口からの送風量より
も少なくなるように前記VAVユニットの制御を行い、
また上記ペリメータ空調機の運転状態を低下させる制御
を行うものである
【0005】
【作用】ペリメータ空調機を暖房運転させインテリア空
調機を冷房運転させた場合や、その逆の場合のように、
インテリア空調機とペリメータ空調機とが異なる運転モ
ードで運転されると、制御装置が作動してインテリア空
調機における最もペリメータゾーンに近い吹出口からの
送風量がその他の吹出口からの送風量よりも少なくな
り、またペリメータ空調機の運転状態が低下する。この
ため、インテリア空調機とペリメータ空調機とが異なる
運転モードで運転されると、インテリアゾーンとペリメ
ータゾーンとの境界付近で局部的にインテリア空調機と
ペリメータ空調機との運転状態が抑えられ、上記境界付
近での混合ロスが生じ難くなる。この際、インテリア空
調機においては最もペリメータゾーンに近い部分のみの
送風量が絞られ、インテリアゾーンの空調状態は保持さ
れる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る混合ロス低減空調装置の
好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は
本発明混合ロス低減空調装置のシステム構成を示す概要
図である。天井内にはインテリア空調機11が取り付け
られ、インテリア空調機11はペリメータゾーン以外の
室内ゾーン、即ちインテリアゾーンを空気調和するよう
になっている。したがって、このインテリア空調機11
は、インテリアゾーンに取り付けられた図示しない温度
検出センサ、湿度検出センサから温湿度信号を受け取
り、運転制御が行われるようになっている。インテリア
空調機11にサプライダクト13の基端が接続され、サ
プライダクト13は先端が複数に分岐されて天井に吹出
口15として開口している。そして特に、この複数の吹
出口15のうち最もペリメータゾーンに近い吹出口15
a(ここでは、吹出口15aが設けられたサプライダク
トの分岐部分)には、VAVユニット17が取り付けら
れ、このVAVユニット17によって吹出口15aから
の調和空気の送風量が可変制御されるようになってい
る。
【0007】一方、窓ガラス19直下の腰壁にはペリメ
ータ空調機21が据え付けられ、ペリメータ空調機21
は窓ガラス19に沿って調和空気を吹き上げるようにな
っている。このペリメータ空調機21は、上記インテリ
ア空調機11とは別に運転されるものであり、図示しな
い継電器を介して電源線が接続され、継電器は制御信号
によりペリメータ空調機21の発停を行えるようになっ
ている。また、ペリメータ空調機21には図示しない送
風機が内蔵され、送風機は制御信号により回転速度を可
変することで送風量を増減できるようになっている。更
に、ペリメータ空調機21には図示しない温度調節器が
取り付けられ、温度調節器は制御信号により吹き出し温
度を調節できるようになっている。また、ペリメータ空
調機21には温水・冷水を遮断する電磁弁が接続され、
電磁弁は制御信号により温水・冷水の循環水を停止させ
ることで、ペリメータ空調機21を送風状態(送風モー
ド)とすることができるようになっている。
【0008】ところで、上述したインテリア空調機1
1、VAVユニット17、ペリメータ空調機21等に
は、これらを混合ロスの少ない運転に制御するための制
御装置23が接続されている。制御装置23とインテリ
ア空調機11、ペリメータ空調機21は冷暖送風モード
信号線25a、25bで接続され、冷暖送風モード信号
線25a、25bはインテリア空調機11、ペリメータ
空調機21の現在の運転モード信号を制御装置23へ送
るようになっている。
【0009】また、制御装置23とVAVユニット17
とは風量制御信号線27で接続され、風量制御信号線2
7は制御装置23の風量制御信号をVAVユニット17
に送るようになっている。さらに制御装置23にはペリ
メータ温度センサ29、外気温度センサ31が温度信号
線33a、33bを介して接続され、ペリメータゾーン
及び外気の温度信号は制御装置23へ送られるようにな
っている。
【0010】一方、制御装置23とペリメータ空調機2
1とは制御信号線35により接続され、制御装置23は
制御信号線35からの制御信号により、ペリメータ空調
機21内の継電器、送風機、温度調節器、電磁弁等を制
御自在としている。つまり、制御装置23は、ペリメー
タ空調機21の発停、送風量、設定温度、運転モードを
制御できるようになっているのである。
【0011】この制御装置23は、CPUを有するパー
ソナルコンピュータ、或いはプロブラマブルシーケンサ
等からなり、予め設定した条件値、即ち、インテリア空
調機11、ペリメータ空調機21の運転モード、ペリメ
ータ温度、外気温度により、混合ロスが生じにくい運転
状態にVAVユニット17及びペリメータ空調機21を
予め設定した手順により制御できるようになっている。
【0012】具体的には、インテリア空調機11の運転
モードとペリメータ空調機21の運転モードとが異なる
ことが制御装置23で検知された場合には、この制御装
置23では、インテリア空調機11における吹出口15
aからの送風量が他の吹出口15からの送風量よりも少
なくなるようにVAVユニット17を制御する。さらに
この場合、上記制御装置23では、必要に応じてペリメ
ータ空調機21の運転状態を低下させるように当該ペリ
メータ空調機21を制御する。ここで、ペリメータ空調
機21の運転状態を低下させる制御とは、ペリメータ空
調機21の運転の一時停止、ペリメータ空調機21の送
風量の低減、ペリメータ空調機21が暖房運転である際
の設定温度の低下、ペリメータ空調機21が冷房運転で
ある際の設定温度の上昇、及びペリメータ空調機21を
送風モードとするなど、ペリメータ空調機21の運転を
抑える制御であることとする。この際、ペリメータゾー
ンが不快にならない範囲、例えば冬期において外気の影
響によってペリメータゾーンが冷却される場合に不快感
を感じさせない程度の温度に当該ペリメータソーンが暖
房されるように、ペリメータ部の温度をペリメータ温度
センサで検出しながらペリメータ空調機21の運転を抑
えることとする。なお、ペリメータ空調機21の運転を
抑えるためのこれらの方法は、任意に選択されて実行さ
れるようにしても良い。さらに、上記制御装置23によ
るVAVユニット17の制御は、制御装置23によるペ
リメータ空調機21の運転制御と同時か、または単独で
行われる。
【0013】そして、上記インテリア空調機11、VA
Vユニット17、ペリメータ空調機21、制御装置2
3、ペリメータ温度センサ29、外気温度センサ31に
より、混合ロス低減空調装置37が構成されている。
【0014】このように構成された混合ロス低減空調装
置37は、以下のように作動する。先ず、ペリメータ空
調機21を暖房運転させインテリア空調機11を冷房運
転させると、制御装置23ではペリメータ空調機21と
インテリア空調機11とが異なる運転モードであること
が検知される。すると、制御装置23からは、吹き出し
口15aからの送風量を絞るようにVAVユニット17
に信号が送られる。これと同時に、制御装置23によっ
て、ペリメータ空調機21の運転が抑えられる。ただ
し、上記制御装置23によるVAVユニット17の制御
は、制御装置23によるペリメータ空調機21の運転制
御と同時か、または単独で行われる。上記作動は、ペリ
メータ空調機21を冷房運転させインテリア空調機11
を暖房運転させた場合も同様である。
【0015】以上のようにして、ペリメータ空調機21
とインテリア空調機11とが異なる運転モードである場
合、インテリアゾーンとペリメータゾーンとの境界付近
でのみ局部的にペリメータ空調機21とインテリア空調
機11との運転が抑えられる。このため、インテリアゾ
ーン及びペリメータゾーンの環境を悪化させることな
く、インテリアゾーンとペリメータゾーンとの境界付近
で生じる混合ロスを低下させることができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る混合ロス低減空調装置によれば、ペリメータ空調機と
インテリア空調機とが異なる運転モードであることを検
知し、インテリア空調機において最もペリメータゾーン
に近い吹出口からの送風量を絞ったりペリメータ空調機
の運転状態を低下させる制御装置を設けたことで、環境
を悪化させずにペリメータゾーンとインテリアゾーンと
の境界付近で混合ロスを発生し難くすることができる。
このため、混合ロスの発生を効果的に抑制できるように
なり、空調運転におけるエネエルギーロスを著しく低減
させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明混合ロス低減空調装置のシステム構成を
示す概要図である。
【図2】従来の空気装置のシステム構成を示す概要図で
ある。
【符号の説明】
11 インテリア空調機 13 サプライダクト 17 VAVユニット 21 ペリメータ空調機 23 制御装置 37 混合ロス低減空調装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吹出口が設けられたサプライダク
    トを有しインテリアゾーンを空気調和するインテリア空
    調機と、 前記インテリア空調機とは別にペリメータゾーンを空気
    調和するペリメータ空調機と、 前記インテリア空調機の吹出口のうち、最もペリメータ
    ゾーンに近い吹出口に設けられたVAVユニットと、 前記インテリア空調機の運転モードと前記ペリメータ空
    調機の運転モードとが異なる場合に、前記最もペリメー
    タゾーンに近い吹出口からの送風量が当該インテリア空
    調機におけるその他の吹出口からの送風量よりも少なく
    なるように前記VAVユニットの制御を行い、また前記
    ペリメータ空調機の運転状態を低下させる制御を行う制
    御装置と、 を備えたことを特徴とする混合ロス低減空調装置。
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