JPH04113151A - 空気調和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、供給風量の調節によって各部屋の室温を制御
する空気調和装置に関する。

［従来の技術］ 従来より、この種の空気調和装置は、設定温度と室温と
の差に応じてダンパ開度を調節するとともに、そのダ〉
′バ開度に応じて変化するダクト内の静圧に基づいて、
送風機の送風量をコンＩ〜ロールすることで、室温制御
を行うものである（特開平１−１０２２３８号公報、特
開平１−３０６７６２号公報参照）。

［発明が解決しようとする課題］ 上記の空気調和装置では、冷房負荷か小さくなるに連れ
て（室温が設定温度に近付くに連れて）ダンパ開度が小
さくなると、ダクト内の静圧が上昇して、送風機の送風
量が減少する。

〜の時、例えは、複数の部屋の１室だけを空調しようと
した際に、送風機の送風量か最小でも、冷房負荷より冷
房能力の方か勝る場合には、送風機の最小風量を確保す
るため、最終的には、冷凍サイクルの冷媒圧縮機（空調
機）を０Ｎ−ＯＦＦ制御する必要があり、その結果、フ
ィーリング性に欠けるという課題が生じる。

本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目的
は、最小負荷時において、フィーリング性の良い室温制
御を行うことのできる空気調和装置を提供することにあ
る。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために、第１被空調室およ
び第２被空調室に空調空気を導く送風ダクトと、前記送
風ダクト内に送風する送風機と、前記送風ダクト内の静
圧を検出する静圧検出手段を備え、この静圧検出手段の
検出値に応じて、前記送風機の回転数を制御する回転数
制御手段と、前記送風ダクトから前記第１被空調室に吐
出される送風量を調節する第１ダンパと、前記送風ダク
トから前記第２被空調室に吐出される送風量を調節する
第２ダンパと、前記第１被空調室の室温を設定する室温
設定手段、および前記第１被空調室の室温を検出する室
温検出手段を備え、前記室温設定手段と前記室温検出手
段との比較値に応じて、前記第１ダンパの開度を制御す
るとともに、前記第２ダンパの開度を前記第１ダンパの
開度と反比例の関係に制御する制御手段とを備えたこと
を技術的手段とする。

「作用および発明の効果］ 上記構成よりなる本発明は、第１ダンパの制御に伴って
、第２ダンパの開度が第１ダンパの開度と反比例の関係
にυ（御される。

例えば、第１ダンパは、第１被空調室の室温が設定温度
に近付くにつれて開度が小さくなるように制御され、第
２ダンパは、その開度が大きくなるように制御される。

また、第１被空調室の室温と設定温度との差が大きくな
ると、第１ダンパは、その開度が大きく、第２ダンパは
、その開度が小さくなるようにそれぞれ制御される。

従って、第２ダンパを閏じたまま第１ダンパを制御する
場合（第１被空調室のみ室温制御する場合）と比較して
、本発明では、第１ダンパの開度か小さくなっても、あ
るいは閉じた場合でも、第２ダンパの開度が大きいため
、送風ダクト内の静圧の低下が抑えられる。その結果、
第１ダンパの最小開度時における送風機の送風量を従来
より多く設定することができるため、空調機を０Ｎ−Ｏ
ＦＦ制御することなく継続運転した場合でも、送風機の
送風量を絞り込むことによって、室温制御が可能となる
。

よって、本発明では、第１被空調室の最小負荷時におい
ても、空調機を継続運転させることができるため、フィ
ーリング性の良い室温制御を行うことができる。

［実施例］ 次に、本発明の空気調和装置を図面に示す一実施例に基
づき説明する。

第１図は空気調和装置の全体構成図である。

本実施例の空気調和装置１は、例えは、第１１１２１に
示すように、比較的大きな居室２、居室２より小さい居
室〈本発明の第１被空調室）３、トイレ（本発明の第２
被空調室）４、洗面所や廊下などの屋内共用域（本発明
の第２被空調室）５などの各被空調室２〜５を空調する
もので、その各被空調室２〜５へ空調空気を導く送風ダ
クト６を備える。

この送風ダクト６は、主ダクト７と、この主ダクト７よ
り居室２に通じる２本の分岐ダクト８．９、居室３に通
じる分岐ダクト１０、およびトイレ４と屋内共用域５に
通じる分岐ダクト１１より成り、分岐ダクト１１は、さ
らにトイレ４と屋内共用域５とにそれぞれ通じるように
設けられている。つまり、居室２には２か所の吹出口８
ａ、９ａが設けられ、居室３、トイレ４および屋内共用
域５には、それぞれ１か所の吹出口１０ａ　、１１ａ　
、１１ｂが設けられている。

送風ダクト６の上流には、ヒートポンプ式冷凍サイクル
の室内熱交換器１２と送風機１３を含む空調機１４が設
けられ、送風機１３の吹出口１３ａか主ダクト７に接続
されている。また、空調機１４の上流側には、空気の吸
込口１５ａを看する吸込ダクト１５が取り付けられてい
る。

送風機１３は、以下の回転数制御手段により、送風ダク
トら内の静圧に応じて回転数が制御される。

その回転数制御手段は、送風機１３の回転数制御を行う
インバータ制御盤１６、送風機１３の出口静圧を検出す
る静圧センサ１７、この静圧センサ１７の信号を受けて
、送風ダクト６内の圧力が一定となるように、インバー
タ制御盤１６へ信号を出力する圧力調整器１８より成る
。

上記の各分岐ダクト８〜１１内には、各分岐ダクト８〜
１１を開閉することで、各被空調室２〜５へ吐出される
送風量を調節するダンパ１９〜２２がそれぞれ配設され
ている。

これら各ダンパ１９〜２２は、それぞれダンパモータ１
９ａ〜２２ａによって駆動され、そのダンパモータ１９
ａ　、２０ａは、居室２に配設されたコントローラ２３
により、また、ダンパモータ２１ａ　、２２ａは、居室
３に配設されたコントローラ（本発明の制御手段）２４
によりそれぞれ制御される。

このコントローラ２３およびコントローラ２４は、居室
２および居室３の室温を設定する室温設定器（図示しな
い）と居室２および居室３の室温を検出する室温センサ
（図示しない）とを備え、室温設定器による設定温度と
室温センサの検出値との比較値に応じて、ダンパモータ
１９ａ〜２２ａの制御を行う。

例えば、コントローラ２３によって制御されるダンパ１
９．２０は、居室２の負荷が小さくなるように（設定温
度と室温との差が小さくなる）、そのダンパ開度が調節
される。つまり、居室２の負荷が大きい時は、ダンパ開
度が大きくなるように制御され、居室２の負荷が小さい
時は、ダンパ開度が小さくなるように制御される。

一方、コントローラ２４によって制御されるダンパ２１
．２２は、ダンパ２１（本発明の第１ダンパ）が、居室
３の負荷が小さくなるように、そのダンパ開度が調節さ
れるのに対して、ダンパ２２（本発明の第２ダンパ）は
、そのダンパ開度が、ダンパ２１の開度と反比例の関係
に制御される。例えば、第２図に示すように、ダンパ２
１の開度が１００％、５０％、３０％の時、ダンパ２２
の開度は、０％、５０％、７０％である。

つまり、居室３の負荷が大きい時には、ダンパ２１の開
度は大きく、ダンパ２２の開度は小さくなるように制御
され、居室３の負荷が小さい時には、ダンパ２１の開度
は小さく、ダンパ２２の開度は大きくなるように制御さ
れる。

なお、コントローラ２３およびコントローラ２４は、ダ
ンパモータ１９ａ　−２０ａおよびダンパモータ２１ａ
、２２ａの制御、居室２および居室３の室温設定ととも
に、送風機１３の起動、停止を行う。

次に本実施例の作動を説明する。

まず、コントローラ２３およびコントローラ２４によっ
て、居室２および居室３の室温を設定するとともに、送
風機１３を起動させる。

空調開始後、居室２および居室３の室温が、それぞれの
設定温度に近付くと、ダンパ１９〜２１は、その開度か
次第に小さくなるように制御される。

このとき、ダンパ２２は、その開度が次第に大きくなる
ように制御されるが、３つのダンパ１９〜２１の開度が
小さくなることで、送風ダクト６内の静圧は、次第に上
昇する。これに伴って、送風機１３の回転数が低下し、
吐出風量が減少する。

ここで、冷房時の室内熱交換器１２への霜付や、暖房時
の高圧異常上昇などを防止するための保護装置を作動さ
せることなく、空調機１４を継続運転させるために必要
な風量は、第３図の■で示す位置となり、その時の送風
機１３の回転数は、０で示す位置となる。

従って、ダンパ２１を全閉した時の風量を、」ユ記の■
と設定し、居室３の設定温度と室温との差に基づいてダ
ンパ２１の開度を制御すれば、居室３とトイレ４および
屋内共用域５との合計風量かのとなる。なお、第３図は
、横軸を送風量、縦軸を静圧とした場合の、送風機１３
の可変域を示す図てあり、図中のは、本装置１に必要な
送風機１３の最小風量、［Ｆ］は、本装置１で得られる
送風機１３の最大風量、◎は一送風機１３の最小回転数
、■は、送風機１３の最大回転数を示す２ この結果、空調ｆｉ１４　（冷凍サイクルの冷媒圧縮＠
）を断続運転させることなく、居室３の温度管理を行う
ことかでき、居室３の最小負荷時においても、空調機１
４を継続運転させて、フィーリング性の良い室温制御を
行うことができる。

なお、上記の実施例では、トイレ４および屋内共用域５
に対応するダンパ２２の開度を、居室３に対応するダン
パ２１の開度に対して反比例の関係に制御したが、ダン
パ２２の開度を居室２に対応するダンパ１９．２０の開
度に対して反比例の関係に制御してもよい。

また、居室３　（あるいは居室２）が複数ある場合には
、各居室に対応する各ダンパを、基準となる一つの居室
３　（あるいは居室２〉に対応するダンパ２１（あるい
は１９．２０）に連動させて制御してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は空気調和装置の全体構成図、第２図は居室用の
ダンパと否居室用のダンバヒの動作を示す説明図、第３
図は送風機の可変域を示す図である。 図中 １・・・空気調和装置 ３・・・居室（第１被空調室） ４・・・トイレ（第２被空調室） ５・・・屋内共用域（第２被空調室） ６・・・送風ダクト １３・・・送風機 １６・・・インバータ制御盤（回転数制御手段）１７・
・静圧センサ（回転数制御手段）１８・・・圧力調整器
（回転数制御手段）２１・・ダンパ（第１ダンパ） ２２・・・ダンパ（第２ダンパ） ２４・コントローラ（制御手段）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）（ａ）第１被空調室および第２被空調室に空調空気
   を導く送風ダクトと、 （ｂ）前記送風ダクト内に送風する送風機と、（ｃ）前
   記送風ダクト内の静圧を検出する静圧検出手段を備え、
   この静圧検出手段の検出値に応じて、前記送風機の回転
   数を制御する回転数制御手段と、 （ｄ）前記送風ダクトから前記第１被空調室に吐出され
   る送風量を調節する第１ダンパと、 （ｅ）前記送風ダクトから前記第２被空調室に吐出され
   る送風量を調節する第２ダンパと、 （ｆ）前記第１被空調室の室温を設定する室温設定手段
   、および前記第１被空調室の室温を検出する室温検出手
   段を備え、前記室温設定手段と前記室温検出手段との比
   較値に応じて、前記第１ダンパの開度を制御するととも
   に、前記第２ダンパの開度を前記第１ダンパの開度と反
   比例の関係に制御する制御手段と を備えた空気調和装置。