JPH08166162A - エアコンのルーバ装置 - Google Patents
エアコンのルーバ装置Info
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- JPH08166162A JPH08166162A JP30781894A JP30781894A JPH08166162A JP H08166162 A JPH08166162 A JP H08166162A JP 30781894 A JP30781894 A JP 30781894A JP 30781894 A JP30781894 A JP 30781894A JP H08166162 A JPH08166162 A JP H08166162A
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- Japan
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- louver
- posture
- louvers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エアコンの室内機の下部に火がて方向に沿って
設けられる吹き出し口(10)内に装備されるルーバ装置に
おいて、室内機に内蔵されるファンの能力を大きくする
ことなく吹き出し口(10)から吐出される暖気又は冷気が
遠くにまで達するようにして、高速暖房を可能にすると
共に、暖房条件や冷房条件の制御範囲を拡大できる様に
すること。 【構成】吹き出し口(10)の長辺に平行な軸線を中心にし
て回動する複数の帯状のルーバ(11)(11)を吹き出し口(1
0)内に並設し、前記各ルーバ(11)はその断面が吹き出し
口(10)の開口方向に略一致した最大開放姿勢からこれに
対して略直角となった遮断姿勢の範囲で回動できる構成
とし、ルーバ(11)(11)を前記遮断姿勢にした状態では吹
き出し口(10)の全域が略閉鎖されるように各ルーバ(11)
の大きさを設定し、各ルーバ(11)の前記遮断姿勢からの
回動角度を個別に調節できるようにしたこと。
設けられる吹き出し口(10)内に装備されるルーバ装置に
おいて、室内機に内蔵されるファンの能力を大きくする
ことなく吹き出し口(10)から吐出される暖気又は冷気が
遠くにまで達するようにして、高速暖房を可能にすると
共に、暖房条件や冷房条件の制御範囲を拡大できる様に
すること。 【構成】吹き出し口(10)の長辺に平行な軸線を中心にし
て回動する複数の帯状のルーバ(11)(11)を吹き出し口(1
0)内に並設し、前記各ルーバ(11)はその断面が吹き出し
口(10)の開口方向に略一致した最大開放姿勢からこれに
対して略直角となった遮断姿勢の範囲で回動できる構成
とし、ルーバ(11)(11)を前記遮断姿勢にした状態では吹
き出し口(10)の全域が略閉鎖されるように各ルーバ(11)
の大きさを設定し、各ルーバ(11)の前記遮断姿勢からの
回動角度を個別に調節できるようにしたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアコンのルーバ装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】最近のエアコンの室内機は、室内
の天井近くの壁面上部に設置されることが多い。そし
て、この種のエアコンでは、室内機の前面下部にルーバ
装置が装備され、室外機との共動により冷気又は暖気が
前記ルーバ装置部から吹き出される。従来のこのルーバ
装置は、通常、図1のように、複数枚のルーバ(11)(11)
を具備し、これらが室内機(A) の本体の全面下部に前記
本体の長手方向に沿って配設される吹き出し口(10)に内
蔵される。
の天井近くの壁面上部に設置されることが多い。そし
て、この種のエアコンでは、室内機の前面下部にルーバ
装置が装備され、室外機との共動により冷気又は暖気が
前記ルーバ装置部から吹き出される。従来のこのルーバ
装置は、通常、図1のように、複数枚のルーバ(11)(11)
を具備し、これらが室内機(A) の本体の全面下部に前記
本体の長手方向に沿って配設される吹き出し口(10)に内
蔵される。
【0003】この前記ルーバ(11)(11)の角度を制御する
ことにより、冷気又は暖気の吹き出し方向が制御される
から、室内の冷房又は暖房条件に応じて、ルーバ(11)(1
1)の制御を行うことで良好な制御が可能となる。しかし
ながら、前記従来のルーバ装置では、複数のルーバ(11)
(11)が同期して且同方向に姿勢制御されるに過ぎないか
ら、冷気又は暖気の吹き出し方向の制御ができるに過ぎ
ない。従って、これらルーバ(11)(11)の制御によっても
吹き出し口(10)からの風量や風速が変化しないから、暖
房運転の場合に室内下部を高速暖房させるべく、ルーバ
(11)(11)の姿勢を制御しても吹き出し口(10)から吐出さ
れる暖気が十分には床面に達しない。仮に、床面近くに
暖気が達したとしても、その到達域が狭いという問題が
ある。
ことにより、冷気又は暖気の吹き出し方向が制御される
から、室内の冷房又は暖房条件に応じて、ルーバ(11)(1
1)の制御を行うことで良好な制御が可能となる。しかし
ながら、前記従来のルーバ装置では、複数のルーバ(11)
(11)が同期して且同方向に姿勢制御されるに過ぎないか
ら、冷気又は暖気の吹き出し方向の制御ができるに過ぎ
ない。従って、これらルーバ(11)(11)の制御によっても
吹き出し口(10)からの風量や風速が変化しないから、暖
房運転の場合に室内下部を高速暖房させるべく、ルーバ
(11)(11)の姿勢を制御しても吹き出し口(10)から吐出さ
れる暖気が十分には床面に達しない。仮に、床面近くに
暖気が達したとしても、その到達域が狭いという問題が
ある。
【0004】室内機に内蔵されるファンの最大送風能力
を大きくすれば、前記問題点は解消されるものの、その
分室内機が大型化する。本発明は、かかる点に鑑みてな
されたものであり、『エアコンの室内機の下部に長手方
向に沿って設けられる吹き出し口(10)内に装備されるル
ーバ装置』において、室内機に内蔵されるファンの能力
を大きくすることなく吹き出し口(10)から吐出される暖
気又は冷気が遠くにまで達するようにして、高速暖房を
可能にすると共に、暖房条件や冷房条件の制御範囲を拡
大できる様にすることをその課題とする。
を大きくすれば、前記問題点は解消されるものの、その
分室内機が大型化する。本発明は、かかる点に鑑みてな
されたものであり、『エアコンの室内機の下部に長手方
向に沿って設けられる吹き出し口(10)内に装備されるル
ーバ装置』において、室内機に内蔵されるファンの能力
を大きくすることなく吹き出し口(10)から吐出される暖
気又は冷気が遠くにまで達するようにして、高速暖房を
可能にすると共に、暖房条件や冷房条件の制御範囲を拡
大できる様にすることをその課題とする。
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『吹き出し口(10)の長辺に平行な軸線を中心
にして回動する複数の帯状のルーバ(11)(11)を吹き出し
口(10)内に並設し、前記各ルーバ(11)はその断面が吹き
出し口(10)の開口方向に略一致した最大開放姿勢からこ
れに対して略直角となった遮断姿勢の範囲で回動できる
構成とし、ルーバ(11)(11)を前記遮断姿勢にした状態で
は吹き出し口(10)の全域が略閉鎖されるように各ルーバ
(11)の大きさを設定し、各ルーバ(11)の前記遮断姿勢か
らの回動角度を個別に調節できるようにした』ことであ
る。
的手段は、『吹き出し口(10)の長辺に平行な軸線を中心
にして回動する複数の帯状のルーバ(11)(11)を吹き出し
口(10)内に並設し、前記各ルーバ(11)はその断面が吹き
出し口(10)の開口方向に略一致した最大開放姿勢からこ
れに対して略直角となった遮断姿勢の範囲で回動できる
構成とし、ルーバ(11)(11)を前記遮断姿勢にした状態で
は吹き出し口(10)の全域が略閉鎖されるように各ルーバ
(11)の大きさを設定し、各ルーバ(11)の前記遮断姿勢か
らの回動角度を個別に調節できるようにした』ことであ
る。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。各ルー
バ(11)の大きさは所定の幅に設定されて吹き出し口(10)
の長辺全域に沿って配設されているから、ルーバ(11)(1
1)を遮断姿勢に設定した状態では、吹き出し口(10)の開
放部は略閉鎖された状態にある。そして、この状態から
ルーバ(11)(11)の断面が吹き出し口(10)の開口方向に向
いた最大開放姿勢に、これらルーバの姿勢が制御される
と、吹き出し口(10)が全開状態となる。
バ(11)の大きさは所定の幅に設定されて吹き出し口(10)
の長辺全域に沿って配設されているから、ルーバ(11)(1
1)を遮断姿勢に設定した状態では、吹き出し口(10)の開
放部は略閉鎖された状態にある。そして、この状態から
ルーバ(11)(11)の断面が吹き出し口(10)の開口方向に向
いた最大開放姿勢に、これらルーバの姿勢が制御される
と、吹き出し口(10)が全開状態となる。
【0007】この姿勢から、ルーバ(11)(11)を前記閉鎖
姿勢の方向に傾斜させると、吹き出し口(10)から吐出す
る暖気又は冷気の吐出方向又は吐出速度が変化する。ル
ーバ(11)(11)が同じ方向に向く姿勢の範囲内で前記傾斜
姿勢を調節すると、これにより吹き出し口(10)からの吐
出方向がこれらルーバ(11)(11)に倣ったものとなる。
姿勢の方向に傾斜させると、吹き出し口(10)から吐出す
る暖気又は冷気の吐出方向又は吐出速度が変化する。ル
ーバ(11)(11)が同じ方向に向く姿勢の範囲内で前記傾斜
姿勢を調節すると、これにより吹き出し口(10)からの吐
出方向がこれらルーバ(11)(11)に倣ったものとなる。
【0008】また、一つのルーバ(11)を遮断姿勢にして
他のルーバ(11)を前記遮断姿勢から一定角度傾斜した姿
勢に設定すると、前者のルーバ(11)によって吹き出し口
(10)の開口面積が縮小されるから、室内機内のファンの
能力によって決定される風量を一定とした場合、風速が
速くなる。そして、吹き出し口(10)からの冷気又は暖気
の吐出方向は他のルーバ(11)の傾斜姿勢に倣ったものと
なる。
他のルーバ(11)を前記遮断姿勢から一定角度傾斜した姿
勢に設定すると、前者のルーバ(11)によって吹き出し口
(10)の開口面積が縮小されるから、室内機内のファンの
能力によって決定される風量を一定とした場合、風速が
速くなる。そして、吹き出し口(10)からの冷気又は暖気
の吐出方向は他のルーバ(11)の傾斜姿勢に倣ったものと
なる。
【0009】従って、暖房運転の初期に、室内床面の広
い範囲を高速度で暖める場合等では、例えば、一方のル
ーバ(11)を前記遮断姿勢に設定して、開放姿勢にあるル
ーバ(11)によって暖気の吐出方向が床面を向く方向に設
定すれば良い。これにより、高速で吐出される暖気が吹
き出し口(10)から離れた床面まで確実に到達するものと
なる。
い範囲を高速度で暖める場合等では、例えば、一方のル
ーバ(11)を前記遮断姿勢に設定して、開放姿勢にあるル
ーバ(11)によって暖気の吐出方向が床面を向く方向に設
定すれば良い。これにより、高速で吐出される暖気が吹
き出し口(10)から離れた床面まで確実に到達するものと
なる。
【0010】ルーバ(11)(11)の支点が吹き出し口(10)一
対の長辺のそれぞれの近傍に設けられる場合には、両方
のルーバ(11)(11)を遮断姿勢からわずかに傾斜っせてこ
れらルーバ(11)(11)の自由端間の開口間隔を小さく設定
して、その開口方向を床面に向く方向に設定しても同様
のことが言える。
対の長辺のそれぞれの近傍に設けられる場合には、両方
のルーバ(11)(11)を遮断姿勢からわずかに傾斜っせてこ
れらルーバ(11)(11)の自由端間の開口間隔を小さく設定
して、その開口方向を床面に向く方向に設定しても同様
のことが言える。
【0011】
【効果】本発明は、上記構成であるから次の特有の効果
を有する。吹き出し口(10)から吐出される暖気及び冷気
の風速と風向とが同時に制御できるから、暖房条件及び
冷房条件の制御範囲が広くなる。また、室内機内のファ
ンの能力が小さい場合でも、風速を速くして特定の方向
に暖気又は冷気を吐出できるから室内機からはなれた部
分へも暖気又は冷気を到達できる。従って、高速冷暖房
が可能になる。例えば、暖房開始初期に室内の床面近傍
を速く暖めたい場合等に、この暖房域へ暖気を到達させ
易くなる。
を有する。吹き出し口(10)から吐出される暖気及び冷気
の風速と風向とが同時に制御できるから、暖房条件及び
冷房条件の制御範囲が広くなる。また、室内機内のファ
ンの能力が小さい場合でも、風速を速くして特定の方向
に暖気又は冷気を吐出できるから室内機からはなれた部
分へも暖気又は冷気を到達できる。従って、高速冷暖房
が可能になる。例えば、暖房開始初期に室内の床面近傍
を速く暖めたい場合等に、この暖房域へ暖気を到達させ
易くなる。
【0012】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図2に示す実施例1は、室内機(A) の前面
と下面との境界部に横長の吹き出し口(10)を形成したも
のであり、その開口域は前記室内機(A) の横幅に略一致
している。
て詳述する。図2に示す実施例1は、室内機(A) の前面
と下面との境界部に横長の吹き出し口(10)を形成したも
のであり、その開口域は前記室内機(A) の横幅に略一致
している。
【0013】この吹き出し口(10)内には2枚のルーバ(1
1)(11)が上下に並設され、上方のルーバ(11)は吹き出し
口(10)の上方の長辺に沿って設けた支点軸(12)に一定幅
の帯状板が連設された構成であり、下方のルーバ(11)は
吹き出し口(10)の下方の長辺に沿って設けた支点軸(12)
に一定幅の帯状板が連設された構成である。そして前記
ルーバ(11)の断面の長さは吹き出し口(10)の短編長さの
約半分に設定されている。
1)(11)が上下に並設され、上方のルーバ(11)は吹き出し
口(10)の上方の長辺に沿って設けた支点軸(12)に一定幅
の帯状板が連設された構成であり、下方のルーバ(11)は
吹き出し口(10)の下方の長辺に沿って設けた支点軸(12)
に一定幅の帯状板が連設された構成である。そして前記
ルーバ(11)の断面の長さは吹き出し口(10)の短編長さの
約半分に設定されている。
【0014】室内機(A) 内にはファン(F) が内蔵される
が、これとは別に前記ルーバ(11)(11)の吹き出し口(10)
に対する姿勢を制御するために、支点軸(12)(12)と連動
させた駆動装置(13)(14)が設けられる。前記駆動装置(1
3)は上方のルーバ(11)の支点軸(12)と伝動し、駆動装置
(14)は下方のルーバ(11)の支点軸(12)と伝動する。これ
により、上方のルーバ(11)は支点軸(12)を中心にして下
方に回動した遮断姿勢(吹き出し口(10)の開口方向に対
して直角な姿勢:同図の実線の姿勢)と前記遮断姿勢か
ら水平方向に回動して吹き出し口(10)の開口方向に一致
した最大開放姿勢(同図の破線の姿勢)との間で回動さ
れる。下方のルーバ(11)は上方の前記ルーバ(11)と対称
範囲内で回動される。そして、前記ルーバ(11)(11)が共
に遮断姿勢にセットされた状態では、それらの自由端部
が対向して略当接した状態にあり、吹き出し口(10)が全
域的に閉鎖されることとなる。
が、これとは別に前記ルーバ(11)(11)の吹き出し口(10)
に対する姿勢を制御するために、支点軸(12)(12)と連動
させた駆動装置(13)(14)が設けられる。前記駆動装置(1
3)は上方のルーバ(11)の支点軸(12)と伝動し、駆動装置
(14)は下方のルーバ(11)の支点軸(12)と伝動する。これ
により、上方のルーバ(11)は支点軸(12)を中心にして下
方に回動した遮断姿勢(吹き出し口(10)の開口方向に対
して直角な姿勢:同図の実線の姿勢)と前記遮断姿勢か
ら水平方向に回動して吹き出し口(10)の開口方向に一致
した最大開放姿勢(同図の破線の姿勢)との間で回動さ
れる。下方のルーバ(11)は上方の前記ルーバ(11)と対称
範囲内で回動される。そして、前記ルーバ(11)(11)が共
に遮断姿勢にセットされた状態では、それらの自由端部
が対向して略当接した状態にあり、吹き出し口(10)が全
域的に閉鎖されることとなる。
【0015】前記駆動装置(13)(14)には角度設定手段(2
1)からの信号が入力されており、この角度設定手段(21)
には吐出条件設定部(22)からの信号が入力され、前記吐
出条件設定部(22)によって設定された吐出条件に応じた
出力信号を当該角度設定手段(21)において演算する構成
である。そして、この角度設定手段(21)によって演算さ
れた各信号値が支点軸(12)(12)に各別に入力される。
1)からの信号が入力されており、この角度設定手段(21)
には吐出条件設定部(22)からの信号が入力され、前記吐
出条件設定部(22)によって設定された吐出条件に応じた
出力信号を当該角度設定手段(21)において演算する構成
である。そして、この角度設定手段(21)によって演算さ
れた各信号値が支点軸(12)(12)に各別に入力される。
【0016】なお、ファン(F) の駆動モータ(M) にも前
記吐出条件設定部(22)からの信号が出力され、このファ
ン(F) は吐出条件設定部(22)によって設定された条件に
応じた回転数に設定される。通常、前記吐出条件設定部
(22)には、リモコン装置(3) にて設定された設定信号が
入力され、この入力信号に基づいて角度設定手段(21)へ
の出力信号が演算される。この実施例のリモコン装置
(3) は無線送信式であり、リモコン装置(3) には発信装
置(図示せず)が室内機(A) には受信機(図示せず)が
装備される。
記吐出条件設定部(22)からの信号が出力され、このファ
ン(F) は吐出条件設定部(22)によって設定された条件に
応じた回転数に設定される。通常、前記吐出条件設定部
(22)には、リモコン装置(3) にて設定された設定信号が
入力され、この入力信号に基づいて角度設定手段(21)へ
の出力信号が演算される。この実施例のリモコン装置
(3) は無線送信式であり、リモコン装置(3) には発信装
置(図示せず)が室内機(A) には受信機(図示せず)が
装備される。
【0017】上記実施例の装置で例えば、次のような動
作が実行される。リモコン装置(3) によって通常運転モ
ードが設定されると、これに対応した信号がリモコン装
置(3) から吐出条件設定部(22)に入力され、この入力信
号に基づいて、吐出条件設定部(22)では角度設定手段(2
1)への出力信号値が演算されて、この演算値が駆動装置
(13)(14)に各別に入力され、図3のように、この入力信
号値に応じてルーバ(11)(11)が遮断姿勢から最大開放姿
勢に回動される。また、ファン(F) の駆動モータ(M) に
は、予め設定されたプログラムに従ってその送風能力が
経時的に変化される。例えば、短時間の小能力状態、大
能力状態、定常状態(中能力状態)、の順序で変化する
ように制御される。
作が実行される。リモコン装置(3) によって通常運転モ
ードが設定されると、これに対応した信号がリモコン装
置(3) から吐出条件設定部(22)に入力され、この入力信
号に基づいて、吐出条件設定部(22)では角度設定手段(2
1)への出力信号値が演算されて、この演算値が駆動装置
(13)(14)に各別に入力され、図3のように、この入力信
号値に応じてルーバ(11)(11)が遮断姿勢から最大開放姿
勢に回動される。また、ファン(F) の駆動モータ(M) に
は、予め設定されたプログラムに従ってその送風能力が
経時的に変化される。例えば、短時間の小能力状態、大
能力状態、定常状態(中能力状態)、の順序で変化する
ように制御される。
【0018】次に、高速暖房モードに設定されると、前
記の場合と同様の手順により、リモコン装置(3) からの
入力信号に基づいて、吐出条件設定部(22)では角度設定
手段(21)への出力信号値が演算される。この実施例では
高速暖房モードが設定されると、図4のように、上方の
ルーバ(11)が遮断姿勢から半開姿勢(遮断姿勢と最大開
放姿勢との中間の姿勢)に回動され、下方のルーバ(11)
は遮断姿勢に維持され、この状態が一定時間継続する様
に設定される。この為の動作信号が前記吐出条件設定部
(22)にて演算される。そしてその演算値が駆動装置(13)
(14)に各別に入力され、この入力信号値に応じてルーバ
(11)(11)が遮断姿勢から最大開放姿勢に回動される。
記の場合と同様の手順により、リモコン装置(3) からの
入力信号に基づいて、吐出条件設定部(22)では角度設定
手段(21)への出力信号値が演算される。この実施例では
高速暖房モードが設定されると、図4のように、上方の
ルーバ(11)が遮断姿勢から半開姿勢(遮断姿勢と最大開
放姿勢との中間の姿勢)に回動され、下方のルーバ(11)
は遮断姿勢に維持され、この状態が一定時間継続する様
に設定される。この為の動作信号が前記吐出条件設定部
(22)にて演算される。そしてその演算値が駆動装置(13)
(14)に各別に入力され、この入力信号値に応じてルーバ
(11)(11)が遮断姿勢から最大開放姿勢に回動される。
【0019】この制御動作は経時的に変化するものであ
るから、タイマーが前記吐出条件設定部(22)に内蔵され
る。上記通常運転モード及び高速暖房モードの制御をマ
イクロコンピュータ(C) によって制御することも可能で
あり、この場合には、図6又は図7に示すようなフロー
チャートに基づいた動作を実行させれば良い。なおこの
例では、前記動作を実行させるために、図5のように、
室内機(A) の空気吸引部には温度センサ(S)が装備され
る。また、リモコン装置(3) からの信号によって調節で
きるようにした温度設定器(31)が室内機(A) に内蔵され
ている。
るから、タイマーが前記吐出条件設定部(22)に内蔵され
る。上記通常運転モード及び高速暖房モードの制御をマ
イクロコンピュータ(C) によって制御することも可能で
あり、この場合には、図6又は図7に示すようなフロー
チャートに基づいた動作を実行させれば良い。なおこの
例では、前記動作を実行させるために、図5のように、
室内機(A) の空気吸引部には温度センサ(S)が装備され
る。また、リモコン装置(3) からの信号によって調節で
きるようにした温度設定器(31)が室内機(A) に内蔵され
ている。
【0020】通常運転モードが設定されると図6に示す
動作が実行されて、駆動装置(13)(14)が動作してルーバ
(11)(11)を共に最大開放姿勢に設定する。この後、一定
時間ファン(F) を小能力状態にセットし、その後、最大
能力状態にセットされる。この状態で運転を継続して温
度センサ(S) の検知温度を監視する。この検知温度が設
定温度に達すると、ファン(F) の能力が中能力(予め設
定された定常運転能力)に設定される。その後は、検知
温度を設定温度に維持するための温度制御動作が実行さ
れる。
動作が実行されて、駆動装置(13)(14)が動作してルーバ
(11)(11)を共に最大開放姿勢に設定する。この後、一定
時間ファン(F) を小能力状態にセットし、その後、最大
能力状態にセットされる。この状態で運転を継続して温
度センサ(S) の検知温度を監視する。この検知温度が設
定温度に達すると、ファン(F) の能力が中能力(予め設
定された定常運転能力)に設定される。その後は、検知
温度を設定温度に維持するための温度制御動作が実行さ
れる。
【0021】高速暖房モードが実行されると、図7に示
す動作が実行される。前記高速暖房運転信号が入力され
ると、駆動装置(13)により上方のルーバ(11)が遮断姿勢
から半開姿勢に回動され、駆動装置(14)には駆動信号が
入力されず、下方のルーバ(11)は遮断姿勢に維持され
る。そして、この間のファン(F) の能力は最大能力に設
定される。この状態が継続されて、この間温度センサ
(S) の検知温度が監視され、この検知温度が設定温度に
なると、ファン(F) の能力が中能力に設定されて、ルー
バ(11)(11)が共に最大開放姿勢に設定されて、上記した
通常運転におけると同様の温度制御動作が実行される。
す動作が実行される。前記高速暖房運転信号が入力され
ると、駆動装置(13)により上方のルーバ(11)が遮断姿勢
から半開姿勢に回動され、駆動装置(14)には駆動信号が
入力されず、下方のルーバ(11)は遮断姿勢に維持され
る。そして、この間のファン(F) の能力は最大能力に設
定される。この状態が継続されて、この間温度センサ
(S) の検知温度が監視され、この検知温度が設定温度に
なると、ファン(F) の能力が中能力に設定されて、ルー
バ(11)(11)が共に最大開放姿勢に設定されて、上記した
通常運転におけると同様の温度制御動作が実行される。
【0022】以上のように、この実施例のルーバ(11)(1
1)を採用するものでは、従来のルーバを用いる室内機よ
りも種々の温度制御ができると。また、特に、ファン
(F) の能力を大きくしなくても高速送風が可能となるか
ら、高速暖房を可能とする室内機(A) が小型化できる利
点がある。 [その他]上記実施例では、一対のルーバ(11)(11)から
構成したが、これを3つ以上のルーバ(11)(11)から構成
してもよい。
1)を採用するものでは、従来のルーバを用いる室内機よ
りも種々の温度制御ができると。また、特に、ファン
(F) の能力を大きくしなくても高速送風が可能となるか
ら、高速暖房を可能とする室内機(A) が小型化できる利
点がある。 [その他]上記実施例では、一対のルーバ(11)(11)から
構成したが、これを3つ以上のルーバ(11)(11)から構成
してもよい。
【0023】又、上記実施例では支点軸(12)(12)は吹き
出し口(10)の中心に対して反対側に設けたが、これを図
8に示す様に、同方向に設けてもよい。また支点軸(12)
はルーバ(11)の断面の中程にあってもよい。
出し口(10)の中心に対して反対側に設けたが、これを図
8に示す様に、同方向に設けてもよい。また支点軸(12)
はルーバ(11)の断面の中程にあってもよい。
【図1】従来例の説明図
【図2】本発明実施例の全体の概略説明図
【図3】通常運転状態のルーバ(11)(11)の姿勢の説明図
【図4】高速暖房状態のルーバ(11)(11)の姿勢の説明図
【図5】他の例の室内機(A) の概略図
【図6】マイクロコンピュータ制御の場合における通常
運転のフローチャート図
運転のフローチャート図
【図7】マイクロコンピュータ制御の場合における高速
暖房運転のフローチャート図
暖房運転のフローチャート図
【図8】他の例のルーバ装置の要部説明図
(10)・・・吹き出し口 (11)・・・ルーバ (13)・・・駆動装置 (14)・・・駆動装置
Claims (4)
- 【請求項1】 エアコンの室内機の下部に長手方向に沿
って形成された吹き出し口(10)内に装備されるルーバ装
置において、吹き出し口(10)の長辺に平行な軸線を中心
にして回動する複数の帯板状のルーバ(11)(11)を吹き出
し口(10)内に並設し、前記各ルーバ(11)はその断面が吹
き出し口(10)の開口方向に倒れた最大開放姿勢からこれ
に対して略直角となった遮断姿勢の範囲で回動できる構
成とし、ルーバ(11)(11)を前記遮断姿勢にした状態では
吹き出し口(10)の全域が略閉鎖されるように各ルーバ(1
1)の大きさを設定し、各ルーバ(11)の前記遮断姿勢から
の回動角度を個別に調節できるようにしたエアコンのル
ーバ装置。 - 【請求項2】 各ルーバ(11)は駆動手段により各別に姿
勢制御される構成とし、前記駆動手段の駆動量を制御す
る制御装置を設けると共に、この制御装置は、運転モー
ド設定信号に応じて当該設定モードの運転信号を出力す
るものとし、吹き出し口(10)から吐出される風速を高速
にすべき運転モード信号の入力によりルーバ(11)(11)に
よる吹き出し口(10)の開口度合いを最大開放状態よりも
小さく設定する構成とした請求項1に記載のエアコンの
ルーバ装置。 - 【請求項3】 運転停止状態では各ルーバ(11)が遮断姿
勢に設定されている構成とし、前記制御装置は、ルーバ
開度設定信号入力に応じて、前記遮断姿勢から設定開度
までルーバ(11)を回動させるに要する駆動信号値を出力
する構成とした請求項2に記載のエアコンのルーバ装
置。 - 【請求項4】 ルーバ開度を設定するための前記制御装
置は、風速を高速にすべき運転モード信号の入力により
1つのルーバ(11)を遮断姿勢に維持し、他方のルーバ(1
1)を半開姿勢とする構成とした請求項2又は3に記載の
エアコンのルーバ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30781894A JPH08166162A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | エアコンのルーバ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30781894A JPH08166162A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | エアコンのルーバ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166162A true JPH08166162A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17973584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30781894A Pending JPH08166162A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | エアコンのルーバ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08166162A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005336844A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 静電霧化装置付き温水洗浄便座 |
JP2008246286A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気清浄機 |
JP2010112600A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置の室内機およびこれを備えた空気調和装置 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP30781894A patent/JPH08166162A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005336844A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 静電霧化装置付き温水洗浄便座 |
JP2008246286A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気清浄機 |
JP2010112600A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置の室内機およびこれを備えた空気調和装置 |
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