JP3953223B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用側熱交換器と熱交換した空気を被調和室内に吹き出して空調する空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種空気調和機は、例えば特開平10-122592号公報に天井埋込型空気調和機として示されている。即ち、この場合空気調和機のユニット(室内ユニット)は被調和室内の天井内部に収納され、このユニット内には利用側熱交換器と送風機が取り付けられている。
【0003】
この利用側熱交換器は、室外に設置されたユニット(室外ユニット)の圧縮機や四方切換弁、熱源側熱交換器などと所定の冷媒回路を構成し、冷房/ドライ/暖房などの各作用を発揮する。そして、送風機によって被調和室内の空気を吸引し、利用側熱交換器と熱交換させた後、吹出口から被調和室内に吹き出して空調する。そして、吹出口から吹き出される空気の吹き出し方向はフラップによって調節されるものであった。
【0004】
また、冷房/ドライ運転時に利用側熱交換器の温度が異常に低下すると、利用側熱交換器が氷結してしまうため、その場合には所定の温度に低下した時点で圧縮機の運転を制限し、最終的には停止させる凍結防止制御が実行される。更に、暖房運転時に吸込口などの目詰まりが生じて利用側熱交換器の温度が異常に上昇すると、利用側熱交換器周辺の部品の変形などが生じるため、その場合には所定の温度に上昇した時点で圧縮機の運転を制限する暖房高負荷防止制御も実行される。
【0005】
更にまた、暖房初期には利用側熱交換器の温度も上昇しないため、吹出口からは冷風が吹き出されてしまうが、それを防止するために、利用側熱交換器の温度が所定の値に達しない場合には、送風機の運転を制限するファン冷風防止制御も実行される。
【0006】
また、係る場合には空気が低い方向(使用者が存在する方向)に行かないように、フラップにより空気の吹き出し方向を高くするフラップ暖房初期制御も実行されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来から、空気調和機では各種異常状態に応じて保護動作が実行される。係る制御は、単一の利用側熱交換器を使用する場合には当該利用側熱交換器の温度を検出する熱交温度センサに基づいて実行すれば良いが、複数の利用側熱交換器を設けて空調する場合、何れかの利用側熱交換器の温度に特定して実行すると、例えば凍結防止制御の場合には、他の利用側熱交換器の温度がより低くなっている場合に、当該利用側熱交換器の氷結が防止できなくなる問題が生じる。
【0008】
係る不都合は他の制御においても同様であり、そこで本発明は、複数の利用側熱交換器を用いて空調する空気調和機において、円滑に制御を実現できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、圧縮機および熱源側熱交換器を有する室外ユニットと、この室外ユニットに冷媒配管を介して接続される室内ユニットとから構成され、この室内ユニットは複数の利用側熱交換器及び複数の送風機を有し、前記各利用側熱交換器と熱交換した空気を、前記複数の送風機にて吹き出し口を介して被調和室内に吹き出して空調するようにした空気調和機であって、前記吹出口からの吹き出し空気の方向を調整するフラップと、前記各利用側熱交換器の温度をそれぞれ検出する複数の熱交温度センサと、これら各熱交温度センサの出力に基づいて、前記圧縮機、送風機及びフラップの角度を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は冷房若しくはドライ運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値より低下した場合に、前記圧縮機の運転を制限、若しくは、停止する凍結防止制御を実行すると共に、この凍結防止制御は、最も低い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成とし、また、前記制御装置は暖房運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値より上昇した場合に、前記圧縮機の運転を制限、若しくは、停止する暖房高負荷防止制御を実行すると共に、この暖房高負荷防止制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行し、かつ、前記利用側熱交換器の温度が所定の値に達しない場合に、前記送風機の運転を制限するファン冷風防止制御を実行すると共に、このファン冷風防止制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成とし、さらに、前記制御装置は、暖房運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値に達しない場合に、前記フラップにより空気の吹き出し方向を高くするフラップ暖房初期制御を実行すると共に、このフラップ暖房初期制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成としたことを特徴とする。
【0010】
請求項1の発明によれば、複数の利用側熱交換器を使用して空調する場合に、最も温度が低下している利用側熱交換器の温度に応じて凍結防止制御を実行することができるようになるため、利用側熱交換器の氷結の発生を確実に防止することが可能となる。
【0011】
【0012】
【0013】
また、最も温度が上昇している利用側熱交換器の温度に応じて、暖房高負荷防止制御を実行することができるようになるため、目詰まりなどによって利用側熱交換器の温度が異 常上昇することによる機器の損傷の発生を確実に防止することが可能となる
【0014】
【0015】
【0016】
また、最も温度が上昇している利用側熱交換器の温度に応じて、ファン冷風防止制御を実行することができるようになるため、何れかの利用側熱交換器の温度が所定の値に達した時点でファン冷風防止制御を解除することが可能となり、被調和室への暖房空気の送給を、より早い時点から開始して快適性の改善を図ることができるようになる。
【0017】
【0018】
【0019】
さらに、最も温度が上昇している利用側熱交換器の温度に応じてフラップ暖房初期制御を実行することができるようになるため、何れかの利用側熱交換器の温度が所定の値に達した時点でフラップ暖房初期制御を解除することが可能となり、被調和室内の使用者の周囲への暖房空気の送給を、より早い時点から開始して快適性の改善を図ることができるようになる。
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した空気調和機ACの利用側ユニット(室内ユニット)Aの断面図、図2は空気調和機ACの冷媒回路図、図3は利用側ユニットAの電気回路図、図7は利用側ユニットAが設置された被調和室1を示している。
【0022】
図1及び図7において、利用側ユニットAは板金製の本体2内に二つの利用側熱交換器(室内側熱交換器)3、4と、それぞれクロスフローファンから成る二台の送風機6、7を内蔵して構成されており、被調和室1の天井面8を塞ぐように天井内部に嵌め込まれている。天井面8と略面一となる本体2の下面中央には吸込口9が形成されており、その両側方には吹出口11、12が形成されている。また、吸込口9にはフィルタ10が取り付けられている。前記利用側熱交換器3及び4は、それぞれの下端が前記吸込口9の両側に位置し、上端が吸込口9の中央上方に近接するように傾斜して配置されており、送風機6、7は各利用側熱交換器3、4と各吹出口11、12の間に配置される。そして、各送風機6、7が運転されると、吸込口9から被調和室1内の空気が吸引され、各利用側熱交換器3、4内に流入する。
【0023】
そして、利用側熱交換器3に流入して熱交換した調和空気は、送風機6にて加速され、吹出口11から被調和室1内に吹き出される。また、利用側熱交換器4に流入して熱交換した調和空気は、送風機7にて加速され、吹出口12から被調和室1内に吹き出される。
【0024】
この場合、各吹出口11、12には風向板としてのフラップ13、14がそれぞれ取り付けられており、このフラップ13、14の角度によって調和空気の吹き出し方向が複数段階で上下に調整される。また、利用側ユニットAの下面には後述するリモートコントローラからの赤外線の受信器16が取り付けられている。
【0025】
尚、実施例で利用側ユニットAは被調和室1の天井面8の略中央に設置されており、図7に破線で示す被調和室1の中央から向かって左側のゾーン(領域;例えばリビング)Z1に吹出口11が位置し、右側のゾーン(領域;例えばダイニング)Z2に吹出口12が位置しているものとする。
【0026】
次に、図2において実施例の空気調和機ACは、前述の如く室内に取り付けられた天井嵌め込み型の前記利用側ユニットAと、屋外に設置された熱源側ユニット(室外ユニット)Bとから成り、両者は冷媒配管21により接続される。
【0027】
この図において、22はインバータにより周波数(Hz)制御される所謂インバータ圧縮機(能力可変型の圧縮機。以下、圧縮機という。)である。圧縮機の能力可変手段としてはこの他にDCモータを用いた場合には電圧制御又は容量可変弁を用いた場合の吐出量制御などもある。23は冷房/暖房運転時の冷媒の流れを切り換えるための四方切換弁、24は熱源側熱交換器(室外側熱交換器)、25は電動膨張弁、26、27は分流用電動膨張弁、3、4は前記利用側熱交換器、28はアキュームレータである。
【0028】
この場合、利用側熱交換器3は分流用電動膨張弁26と直列に接続されると共に、利用側熱交換器4は分流用電動膨張弁27と直列接続され、更に各直列回路が相互に並列に接続された構成とされている。
【0029】
係る構成で圧縮機22から吐出された冷媒は、四方切換弁23の切り替わり位置に応じて冷房運転、暖房運転、ドライ運転の3つのモードに従い、流れる方向が決まる。
【0030】
即ち、冷房運転時には、圧縮機22から吐出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁23、熱源側熱交換器24、電動膨張弁25を経た後、分流され、一方は分流用電動膨張弁26を経て利用側熱交換器3に、他方は分流用電動膨張弁27を経て利用側熱交換器4に流れる。そして、各利用側熱交換器3、4を出た冷媒は合流し、四方切換弁23、アキュームレータ28の順序で循環する。このとき、熱源側熱交換器24が凝縮器、各利用側熱交換器3、4が蒸発器として機能する。
【0031】
次に、暖房運転時には、圧縮機22から吐出された高温高圧の冷媒は、四方切換弁23を出た後、分流され、一方は利用側熱交換器3を経て分流用電動膨張弁26に、他方は利用側熱交換器4を経て分流用電動膨張弁27に流される。そして、電動膨張弁25、熱源側熱交換器24、四方切換弁23、アキュームレータ28の順序で循環する。このとき、各利用側熱交換器3、4が凝縮器、熱源側熱交換器24が蒸発器として機能する。
【0032】
尚、ドライ運転時は前記冷房運転時の流れと同様となるが、電動膨張弁25が全開となり、各利用側熱交換器3、4内部において前段が凝縮器、その後減圧されて後段が蒸発器として機能することにより、除湿作用を奏するよう構成されている。
【0033】
次に、図3において、33は汎用のマイクロコンピュータから構成されるコントローラ(コントロール基板)であり、このコントローラ33には、被調和室1内の温度を検出するために利用側ユニットAに取り付けられた室温センサ30と、入口温度センサ34、35と、熱交温度センサ36、37と、出口温度センサ38、39が接続されている。
【0034】
前記入口温度センサ34は図2に示す如く、前記冷房運転時に利用側熱交換器3の冷媒入口側となる配管に添設されており、入口温度センサ35は同じく冷房運転時に利用側熱交換器4の冷媒入口側となる配管に添設され、それぞれ当該配管の温度を検出する。また、前記熱交温度センサ36は利用側熱交換器3内の配管に取り付けられ、当該利用側熱交換器3の温度を検出すると共に、熱交温度センサ37は利用側熱交換器4内の配管に取り付けられて当該利用側熱交換器4の温度を検出する。更に、出口温度センサ38は前記冷房運転時に利用側熱交換器3の冷媒出口側となる配管に添設されており、出口温度センサ39は同じく冷房運転時に利用側熱交換器4の冷媒出口側となる配管に添設され、それぞれ当該配管の温度を検出する。
【0035】
また、コントローラ33には前記フラップ13及びフラップ14を駆動して角度(風向)を調節するステッピングモータから成るフラップモータ41、42が接続されると共に、前記送風機6、7を駆動するDCモータから成るファンモータ43、44が接続され、更に、センサ基板46も接続される。このセンサ基板46には前記受信器16が設けられると共に、LEDから成る各種ランプ46A〜46Dも設けられている。
【0036】
更に、コントローラ33には前記分流用電動膨張弁26及び27を駆動して各利用側熱交換器3、4への冷媒流量(開度)を調節するステッピングモータから成る弁モータ47、48も接続される。そして、コントローラ33は端子板49からケーブルを介して熱源側ユニットBの図示しないコントロール基板(コントローラ)に電気的に接続される。
【0037】
次に、図4、図5、図6を用いて実施例で使用されるメインリモートコントローラ51と、サブリモートコントローラ52の構造を説明しながら、空気調和機ACの動作を説明する。メインリモートコントローラ51は図4、図5に示す如く硬質合成樹脂にて構成されており、その本体53の正面上部には表示部としての液晶表示部54が設けられている。
【0038】
この本体53は開閉自在のカバー56にて覆われており、前記液晶表示部54の一部はこのカバー56の窓孔57から視認できるように構成されている。このカバー56の窓孔57の下側には温度設定スイッチ58と運転/停止スイッチ59が取り付けられると共に、その下側にはフルネルレンズFと図示しない焦電センサから構成される人感センサ61が取り付けられている。
【0039】
液晶表示部54には設定温度などが表示されると共に、この設定温度は前記温度設定スイッチ58の操作にて上昇・降下設定することができる。前記運転/停止スイッチ59の操作に基づき、コントローラ33は空気調和機ACの運転・停止を行う。尚、62は本体54の上端部に配設された赤外線発光部である。コントローラ33は、センサ基板46の受信器16にてメインリモートコントローラ51からの赤外線信号を受信し、当該受信した信号に基づく設定温度などのデータ、或いは利用側ユニットA自体に設けられたスイッチなどによる設定データと、メインリモートコントローラ51内部に設けられた温度センサ(室温センサ)、前記室温センサ30及び各温度センサ34〜39の出力に基づき、送風機6と送風機7のファンモータ43、44及びフラップモータ41、42の運転(駆動)を制御すると共に、端子板49から熱源側ユニットBに制御信号を送信して圧縮機22や四方切換弁23などを制御することによって、室内温度を前記設定温度に調節する。
【0040】
一方、メインリモートコントローラ51の本体53正面の液晶表示部54の下側には、空気調和機ACの運転状態を詳細に設定するための各種スイッチが設けられる。図5において63は運転切換スイッチであり、この運転切換スイッチ63によって空気調和機ACは前記冷房運転、暖房運転、ドライ運転に切り替えられる。尚、各運転状態の表示は液晶表示部54にて成される。また、64、66は前記各フラップモータ41、42によってフラップ13、14の角度をそれぞれ調節するための風向スイッチであり、この風向スイッチ64、66により「自動」、「セレクト」、「スイング」の3ポジションで設定が切り換えられる。コントローラ33は「自動」に設定された場合、当該フラップ13、14を前記各運転状態に応じて予め設定された角度に制御する。また、「セレクト」では好みの角度に調整可能となる。更に、「スイング」では自動的にフラップ13、14をスイング動作させる。また、この表示も液晶表示部54に表示される。
【0041】
67は送風機6及び7のファンモータ43、44の回転数によって吹出口11、12から吹き出される風量を設定する風量スイッチであり、この風量スイッチ64によって風量は「自動」、「強」、「中」、「弱」に切り替えることができる。また、この送風量も液晶表示部54に表示される。また、68は後述するゾーン制御運転を実行するためのゾーンスイッチである。更に、69はタイマ予約運転を設定するためのスイッチ群である。
【0042】
係る構成のメインリモートコントローラ51は被調和室1のゾーンZ1の壁面に取り付けられ(図7)、自らに内蔵された温度センサのデータや各スイッチによるデータを赤外線にて利用側ユニットAの受信器16に送信する。
【0043】
また、人感センサ61は被調和室1のゾーンZ1内における人体動作を検知する。メインリモートコントローラ51はこの人感センサ61の検知データも同様に赤外線にて受信器16に送信する。
【0044】
一方、サブリモートコントローラ52は図6に示す如く硬質合成樹脂にて構成されており、その正面には前述同様の構造の人感センサ71と、サブリモートコントローラ52を使用するか否かを設定する入/切スイッチ72が設けられ、更にその上端部には赤外線発光部73が設けられている。
【0045】
係る構成のサブリモートコントローラ52は被調和室1のゾーンZ2の壁面に取り付けられる(図7)。そして、人感センサ71は被調和室1のゾーンZ2内における人体動作を検知し、サブリモートコントローラ52はこの人感センサ71の検知データを赤外線にて受信器16に送信する。
【0046】
ここで、受信器16には二つの受信部が内蔵されており、それぞれがメインリモートコントローラ51とサブリモートコントローラ52の方向に向けられている。そして、赤外線の受信感度の相違により、何れのリモートコントローラからのデータであるかをコントローラ33は判断する。
【0047】
尚、係る構成に限らず、ステッピングモータにて一つの受信部を動作させ、受信感度の相違からリモートコントローラを識別するようにしても良い。
【0048】
次に、前記ゾーンスイッチ68が操作された場合に実行されるゾーン制御運転について説明する。このゾーンスイッチ68の操作により、ゾーン制御運転は「ゾーン1」、「ゾーン2」、「自動」の3ポジションでコントローラ33により実行される。
【0049】
そして、「ゾーン1」に設定された場合、コントローラ33はゾーンZ1の空調の優先度を高くし、送風機6のファンモータ43は通常の回転数で運転すると共に、送風機7のファンモータ44の回転数は低速(L)とする。これによって、調和空気は主に吹出口11から被調和室1のゾーンZ1に向けて優先的に吹き出されるようになるので、ゾーンZ1(リビング)のみに使用者が存在する場合に、快適で効率的なゾーンZ1の空調が可能となる。
【0050】
また、「ゾーン2」に設定された場合、コントローラ33はゾーンZ2の空調の優先度を高くし、送風機7のファンモータ44は通常の回転数で運転すると共に、送風機6のファンモータ43の回転数は低速(L)とする。これによって、調和空気は主に吹出口12から被調和室1のゾーンZ2に向けて吹き出されるようになるので、ゾーンZ2(キッチン)のみに使用者が存在する場合に、快適で効率的な空調が可能となる。
【0051】
更に、「自動」に設定された場合、コントローラ33は各リモートコントローラ51、52の人感センサ61、71の検知動作によって各ゾーンZ1、Z2の空調の優先度を決定する。即ち、メインリモートコントローラ51の人感センサ61が人体動作を検知しており、サブリモートコントローラ52の人感センサ71は人体動作を検知していない場合には、ゾーンZ1の空調の優先度を高くする。
【0052】
逆に、メインリモートコントローラ51の人感センサ61は人体動作を検知しておらず、サブリモートコントローラ52の人感センサ71が人体動作を検知している場合には、ゾーンZ2の空調の優先度を高くする。
【0053】
そして、双方のリモートコントローラ51、52の人感センサ61、71が人体動作を検知している場合には、優先度は設けない。
【0054】
これにより、一人の使用者が被調和室1内のゾーンZ1からゾーンZ2に渡って移動する場合などに、自動的に使用者が存在するゾーンに向けて優先的に空調が行われるようになるので、一々ゾーン設定を行うこと無く使用者の存在するゾーンを優先空調できるようになり、操作性が向上する。また、被調和室1のゾーンZ1とゾーンZ2の双方に使用者が存在する場合には自動的に優先度は解除されるので、これによっても更なる快適性の改善が図れる。
【0055】
次に、係る空気調和機ACにおける保護動作について図8を参照して説明する。実施例の空気調和機ACのコントローラ33は、前記冷房運転及びドライ運転時において凍結防止制御を実行する。また、暖房運転時には暖房高負荷防止制御と、ファン冷風防止制御、及び、フラップ暖房初期制御を実行する。
【0056】
先ず、前記凍結防止制御について説明する。即ち、コントローラ33は、冷房運転時及びドライ運転時に、各利用側熱交換器3、4の温度を検出している各熱交温度センサ36、37が出力する温度データを取り込んでおり、例えば温度が+8℃まで低下したら圧縮機2の能力(運転周波数Hz)の上昇を禁止し、例えば+4℃まで低下したら圧縮機2の能力(運転周波数Hz)を強制的に低下させる。そして、例えば+2℃まで低下したら圧縮機2を強制的に停止させる。そして、温度が上昇して+8℃以上となったら解除する。これによって、利用側熱交換器3、4が氷結してしまう不都合を未然に防止するものであるが、この場合、コントローラ33は温度が低い方の温度データを採用して上記判断を実行する。即ち、利用側熱交換器3の方か利用側熱交換器4よりも温度が低下している場合には、熱交温度センサ36の温度データを採用し、逆に利用側熱交換器4の方か利用側熱交換器3よりも温度が低下している場合には、熱交温度センサ37の温度データを採用する。
【0057】
ここで、前記熱交温度センサ36、37が検出する利用側熱交換器3、4の温度に基づく温度データは、各送風機6、7の仕事量、即ち、それらを駆動するファンモータ43、44の回転数によって異なってくる。即ち、送風機6、7が仕事をしている場合、即ち、ファンモータ43、44の回転数が高い場合には、利用側熱交換器3、4の氷結の危険性は低くなるが、逆に送風機6、7が仕事をしていない場合、即ち、ファンモータ43、44の回転数が低い場合には、利用側熱交換器3、4の氷結の危険性は高くなる。
【0058】
そこで、コントローラ33は両ファンモータ43、44の回転数の総和から各送風機6、7の仕事量を判断し、仕事をしている場合、即ち、回転数の総和が大きい場合には前述の如く圧縮機2の能力上昇を禁止する温度+8℃を、例えば6℃に低下させる。
【0059】
また、逆に回転数の総和が小さい場合には前述の如く圧縮機2の能力上昇を禁止する温度+8℃を、例えば10℃に低下させる。尚、前記解除温度も同様の値に変更する。
【0060】
係る保護動作によって、空気調和機ACの冷房作用を維持しながら、利用側熱交換器3、4の氷結を確実に防止することができるようになる。
【0061】
次に、前記暖房高負荷防止制御について説明する。即ち、コントローラ33は、暖房運転時に、各利用側熱交換器3、4の温度を検出している各熱交温度センサ36、37が出力する温度データを取り込んでおり、例えば吸込口9の目詰まりなどによって温度が+60℃まで上昇したら圧縮機2の能力(運転周波数Hz)を強制的に低下させる。そして、+60℃よりも低下した場合には、圧縮機2の能力(Hz)上昇を禁止し、更に低下した段階で解除する。
【0062】
これによって、利用側熱交換器3、4周囲の樹脂部品の変形を未然に防止するものであるが、この場合、コントローラ33は温度が高い方の温度データを採用して上記判断を実行する。即ち、利用側熱交換器3の方か利用側熱交換器4よりも温度が上昇している場合には、熱交温度センサ36の温度データを採用し、逆に利用側熱交換器4の方か利用側熱交換器3よりも温度が上昇している場合には、熱交温度センサ37の温度データを採用する。
【0063】
係る保護動作によって、利用側熱交換器3、4の異常温度上昇に伴う機器の損傷を確実に防止することができるようになる。
【0064】
次に、前記ファン冷風防止制御について説明する。即ち、コントローラ33は、暖房運転時に、各利用側熱交換器3、4の温度を検出している各熱交温度センサ36、37が出力する温度データを取り込んでおり、例えば温度が+40℃以下の場合には、強制的に送風機6、7のファンモータ43、44の回転数を低速(L)とする。そして、例えば+45℃以上に達したら解除する。これによって、被調和室1内に冷風が送給されることを防止するものであるが、この場合、コントローラ33は温度が高い方の温度データを採用して上記判断を実行する。即ち、利用側熱交換器3の方か利用側熱交換器4よりも温度が上昇している場合には、熱交温度センサ36の温度データを採用し、逆に利用側熱交換器4の方か利用側熱交換器3よりも温度が上昇している場合には、熱交温度センサ37の温度データを採用する。
【0065】
係る制御によって、何れかの利用側熱交換器3、4の温度が+45℃に達した時点でファン冷風防止制御を解除することが可能となり、被調和室1への暖房空気の送給を、より早い時点から開始して快適性の改善を図ることができるようになる。
【0066】
次に、前記フラップ暖房初期制御について説明する。即ち、コントローラ33は、暖房運転の開始時に、各利用側熱交換器3、4の温度を検出している各熱交温度センサ36、37が出力する温度データを取り込んでおり、例えば温度が+35℃以下の場合には、フラップモータ41、42を駆動して、両フラップ13、14の角度を調整し、その先端を引き上げて空気の吹き出し方向を強制的に高くする。
【0067】
そして、上記+35℃に達した段階で解除する。これによって、使用者の周囲に冷風が送給されることを防止するものであるが、この場合も、コントローラ33は温度が高い方の温度データを採用して上記判断を実行する。即ち、利用側熱交換器3の方か利用側熱交換器4よりも温度が上昇している場合には、熱交温度センサ36の温度データを採用し、逆に利用側熱交換器4の方か利用側熱交換器3よりも温度が上昇している場合には、熱交温度センサ37の温度データを採用する。
【0068】
係る制御によって、何れかの利用側熱交換器3、4の温度が+35℃に達した時点でフラップ暖房初期制御を解除することが可能となり、被調和室1内の使用者の周囲への暖房空気の送給を、より早い時点から開始して快適性の改善を図ることができるようになる。
【0069】
尚、実施例では二台の利用側熱交換器3、4と送風機6、7を使用する場合について説明したが、三台以上の利用側熱交換器及び送風機を使用して空調する場合にも同様に適用できる。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、圧縮機および熱源側熱交換器を有する室外ユニットと、この室外ユニットに冷媒配管を介して接続される室内ユニットとから構成され、この室内ユニットは複数の利用側熱交換器及び複数の送風機を有し、前記各利用側熱交換器と熱交換した空気を、前記複数の送風機にて吹き出し口を介して被調和室内に吹き出して空調するようにした空気調和機であって、前記吹出口からの吹き出し空気の方向を調整するフラップと、前記各利用側熱交換器の温度をそれぞれ検出する複数の熱交温度センサと、これら各熱交温度センサの出力に基づいて、前記圧縮機、送風機及びフラップの角度を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は冷房若しくはドライ運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値より低下した場合に、前記圧縮機の運転を制限、若しくは、停止する凍結防止制御を実行すると共に、この凍結防止制御は、最も低い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成とし、また、前記制御装置は暖房運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値より上昇した場合に、前記圧縮機の運転を制限、若しくは、停止する暖房高負荷防止制御を実行すると共に、この暖房高負荷防止制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行し、かつ、前記利用側熱交換器の温度が所定の値に達しない場合に、前記送風機の運転を制限するファン冷風防止制御を実行すると共に、このファン冷風防止制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成とし、さらに、前記制御装置は、暖房運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値に達しない場合に、前記フラップにより空気の吹き出し方向を高くするフラップ暖房初期制御を実行すると共に、このフラップ暖房初期制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成としたので、下記のような効果を奏する。
【0071】
冷房若しくはドライ運転時においては、複数の利用側熱交換器を使用して空調する場合に、最も温度が低下している利用側熱交換器の温度に応じて凍結防止制御を実行することができるため、利用側熱交換器の氷結の発生を確実に防止することが可能となる。
【0072】
また、暖房運転時においては、最も温度が上昇している利用側熱交換器の温度に応じて、暖房高負荷防止制御を実行することができため、目詰まりなどによって利用側熱交換器の温度が異常上昇することによる機器の損傷の発生を確実に防止することが可能となると共に、最も温度が上昇している利用側熱交換器の温度に応じてファン冷風防止制御を実行することができるため、何れかの利用側熱交換器の温度が所定の値に達した時点でファン冷風防止制御を解除することが可能となり、被調和室への暖房空気の送給を、より早い時点から開始して快適性の改善を図ることができ、さらに、最も温度が上昇している利用側熱交換器の温度に応じてフラップ暖房初期制御を実行することができるため、何れかの利用側熱交換器の温度が所定の値に達した時点でフラップ暖房初期制御を解除することが可能となり、被調和室内の使用者の周囲への暖房空気の送給を、より早い時点から開始して快適性の改善を図ることができるようになる。
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の空気調和機の利用側ユニットの断面図である。
【図2】 本発明の空気調和機の冷媒回路図である。
【図3】 本発明の空気調和機の利用側ユニットの電気回路図である。
【図4】 本発明の空気調和機のメインリモートコントローラの正面図である。
【図5】 図4のメインコントローラのカバーを取り外した正面図である。
【図6】 本発明の空気調和機のサブリモートコントローラの正面図である。
【図7】 本発明の空気調和機の利用側ユニットが取り付けられた被調和室を示す図である。
【図8】 本発明の空気調和機による制御における熱交温度センサの選択動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 被調和室
3、4 利用側熱交換器
6、7 送風機
9 吸込口
11、12 吹出口
13、14 フラップ
22 圧縮機
24 熱源側熱交換器
33 コントローラ
34、35 入口温度センサ
36、37 熱交温度センサ
38、39 出口温度センサ
41、42 フラップモータ
43、44 ファンモータ
46 センサ基板
47、48 弁モータ
51 メインリモートコントローラ
52 サブリモートコントローラ
61、71 人感センサ
A 利用側ユニット(室内ユニット)
AC 空気調和機
B 熱源側ユニット(室外ユニット)
F フルネルレンズ
Z1、Z2 ゾーン

Claims (1)

  1. 圧縮機および熱源側熱交換器を有する室外ユニットと、この室外ユニットに冷媒配管を介して接続される室内ユニットとから構成され、この室内ユニットは複数の利用側熱交換器及び複数の送風機を有し、前記各利用側熱交換器と熱交換した空気を、前記複数の送風機にて吹き出し口を介して被調和室内に吹き出して空調するようにした空気調和機であって、
    前記吹出口からの吹き出し空気の方向を調整するフラップと、前記各利用側熱交換器の温度をそれぞれ検出する複数の熱交温度センサと、これら各熱交温度センサの出力に基づいて、前記圧縮機、送風機及びフラップの角度を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は冷房若しくはドライ運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値より低下した場合に、前記圧縮機の運転を制限、若しくは、停止する凍結防止制御を実行すると共に、この凍結防止制御は、最も低い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成とし、
    また、前記制御装置は暖房運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値より上昇した場合に、前記圧縮機の運転を制限、若しくは、停止する暖房高負荷防止制御を実行すると共に、この暖房高負荷防止制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行し、かつ、前記利用側熱交換器の温度が所定の値に達しない場合に、前記送風機の運転を制限するファン冷風防止制御を実行すると共に、このファン冷風防止制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成とし、
    さらに、前記制御装置は、暖房運転時において、前記利用側熱交換器の温度が所定の値に達しない場合に、前記フラップにより空気の吹き出し方向を高くするフラップ暖房初期制御を実行すると共に、このフラップ暖房初期制御は、最も高い温度を検出している前記熱交温度センサの出力に基づいて実行する構成としたことを特徴とする空気調和機。
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