JPH06173789A - 内燃エンジンの蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃エンジンの蒸発燃料処理装置

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JPH06173789A
JPH06173789A JP4349803A JP34980392A JPH06173789A JP H06173789 A JPH06173789 A JP H06173789A JP 4349803 A JP4349803 A JP 4349803A JP 34980392 A JP34980392 A JP 34980392A JP H06173789 A JPH06173789 A JP H06173789A
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fuel
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canister
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Masayoshi Yamanaka
將嘉 山中
Hiroshi Maruyama
洋 丸山
Takeshi Suzuki
武 鈴木
Kazutomo Sawamura
和同 澤村
Yoshitaka Kuroda
恵隆 黒田
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0809Judging failure of purge control system

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料タンク、キャニスタ等から成る蒸発燃料
排出抑止系のもれの有無を正確に検出する。 【構成】 蒸発燃料排出抑止系をエンジンの吸気負圧に
より所定の負圧状態まで減圧した後、エンジンの吸気系
との接続を遮断しリークダウンチェック(蒸発燃料のも
れの有無のチェック)を行う。リークダウンチェック処
理開始(減圧処理終了)後所定時間T4経過した時点
で、燃料タンク内圧PST(開始圧)の計測を行い(ス
テップS53,S54,S55)、その時点から所定時
間T5経過したとき燃料タンク内圧PEND(終了圧)
の計測を行う(ステップS56,S57)。開始圧PS
T及び終了圧PENDを用いて、変化率PVARIB
(=(PEND−PST)/T5)を算出し(ステップ
S58)、変化率PVARIBが所定以上のとき、もれ
が有ると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃エンジンの蒸発燃
料処理装置に関し、特に蒸発燃料排出抑止系のもれの有
無を検出できるようにした蒸発燃料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンクで発生する蒸発燃
料をキャニスタに一時的に貯蔵し、その貯蔵した蒸発燃
料を適宜エンジンの吸気系にパージしうるように構成し
た蒸発燃料処理装置は広く用いられている。
【0003】この蒸発燃料処理装置の、燃料タンク、キ
ャニスタ、及びこれらを接続する通路やキャニスタとエ
ンジンの吸気系とを接続する通路等から成る蒸発燃料排
出抑止系の異常検出手法として、蒸発燃料排出抑止系を
エンジンの吸入負圧を利用して負圧状態とし、その後エ
ンジンの吸気系との接続を遮断したときの蒸発燃料排出
抑止系内の圧力変化に基づいてもれの有無を検出するよ
うにしたものを本願出願人は既に提案している(特願平
3−360630号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手法では、燃料タンクに圧力センサを装着し、タン
ク内圧力が所定負圧P1まで低下した時点(図2
(d),時刻t4参照)でエンジンの吸気系との接続を
遮断し、この時点から所定時間経過後までのタンク内圧
の上昇率に基づいて、もれの有無が検出されるため以下
のような問題があった。
【0005】即ち、タンク内圧が所定負圧P1まで低下
した時点においては、キャニスタ内圧(図2(d)参
照)は、さらに低圧となっているため、タンク内圧は時
刻t4以後も下降し、時刻t5から上昇し始める。した
がって、時刻t4におけるタンク内圧を基準としてタン
ク内圧の上昇率を算出すると、本来必要な上昇率(時刻
t5〜t6間の上昇率)より小さな値となり(又は時刻
t6におけるタンク内圧がP1より低くなり)、小さな
もれを検出できない可能性がある。
【0006】本発明は上述の点に鑑みなされたものであ
り、蒸発燃料排出抑止系のもれの有無をより正確に検出
することができるようにした蒸発燃料処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、燃料タンクと、大気に連通する吸気口が設け
られ、燃料タンク内に発生する蒸発燃料を吸着する活性
炭を有するキャニスタと、該キャニスタと前記燃料タン
クとを接続する第1の通路と、前記キャニスタと内燃エ
ンジンの吸気系とを接続する第2の通路と、該第2の通
路に介装されたパージ制御弁とからなる蒸発燃料排出抑
止系と、前記キャニスタの前記吸気口を開閉するドレン
シャット弁と、前記蒸発燃料排出抑止系内の圧力を検出
する圧力検出手段と、前記パージ制御弁を開弁するとと
もに前記ドレンシャット弁を閉弁することにより前記エ
ンジンの吸気管内負圧を導入して前記蒸発燃料排出抑止
系を所定の負圧状態とした後前記パージ制御弁を閉弁す
る減圧処理手段と、前記パージ制御弁を閉弁後の負圧の
減少割合に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系のもれの有
無を検出するもれ検出手段とを備えた内燃エンジンの蒸
発燃料処理装置において、前記減圧処理手段による減圧
処理の終了時点から所定遅延時間経過したとき、前記も
れ検出手段を作動させる遅延手段を設けるようにしたも
のである。
【0008】また、前記減圧処理手段は、前記圧力検出
手段による検出圧力が、前記蒸発燃料排出抑止系が大気
開放状態にあるときの検出圧力に対して所定圧だけ低下
するまで作動することが望ましい。
【0009】また、前記もれ検出手段は、その作動開始
時の前記蒸発燃料排出抑止系内の圧力と、作動開始時点
から所定計測時間経過したときの前記蒸発燃料排出抑止
系内の圧力とに基づいて前記蒸発燃料排出抑止系のもれ
の有無を検出することが望ましい。
【0010】また、前記所定遅延時間は、前記蒸発燃料
抑止系内の各部の圧力が略等しくなるまでの時間とする
ことが望ましい。
【0011】また、前記圧力検出手段は、前記燃料タン
ク内の圧力を検出するタンク内圧検出手段及び前記キャ
ニスタ内の圧力を検出するキャニスタ内圧検出手段の少
なくとも一方とすることが望ましい。
【0012】
【作用】蒸発燃料排出抑止系を所定の負圧状態とする減
圧処理が終了した時点から所定遅延時間経過後の負圧の
減少割合に基づいて蒸発燃料排出抑止系のもれの有無が
検出される。
【0013】蒸発燃料排出抑止系は、圧力検出手段によ
る検出圧が、蒸発燃料排出抑止系が大気開放状態にある
ときの検出圧力に対して所定圧だけ低下するまで減圧さ
れる。
【0014】減圧処理終了時点から所定遅延時間経過し
たときの蒸発燃料排出抑止系内の圧力と、さらに所定計
測時間経過したときの蒸発燃料排出抑止系内の圧力とに
基づいて蒸発燃料排出抑止系のもれの有無が検出され
る。
【0015】所定遅延時間は、蒸発燃料排出抑止系内各
部の圧力が略等しくなるまでの時間とされる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0017】図1は本発明に係る内燃エンジンの蒸発燃
料処理装置の一実施例を示す全体構成図である。
【0018】図中、1は例えば4気筒を有する内燃エン
ジン(以下、単に「エンジン」という)であって、該エ
ンジン1の吸気管2の途中にはスロットルボディ3が設
けられ、その内部にはスロットル弁3′が配されてい
る。また、スロットル弁3′にはスロットル弁開度(θ
TH)センサ4が連結されており、当該スロットル弁
3′の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロー
ルユニット(以下「ECU」という)5に供給する。
【0019】燃料噴射弁6は、吸気管2の途中であって
エンジン1とスロットル弁3′との間の図示しない吸気
弁の少し上流側に各気筒毎に設けられている。また、各
燃料噴射弁6は燃料供給管7を介して燃料ポンプ8に接
続されると共にECU5に電気的に接続され、該ECU
5からの信号により燃料噴射の開弁時期が制御される。
【0020】吸気管2のスロットル弁3′の下流側には
負圧連通路9及びパージ管10が夫々分岐して設けら
れ、これら負圧連通路9及びパージ管10は後述する燃
料蒸気排出抑止系11に接続されている。
【0021】さらに、吸気管2の前記パージ管10下流
側には分岐管12が設けられ、該分岐管12の先端には
絶対圧(PBA)センサ13が配設されている。また、
PBAセンサ13はECU5に電気的に接続され、PB
Aセンサ13により検出された吸気管2内の絶対圧PB
Aは電気信号に変換されてECU5に供給される。
【0022】また、分岐管12の下流側の吸気管2には
吸気温(TA)センサ14が装着され、該TAセンサ1
4により検出された吸気温TAは電気信号に変換され、
ECU5に供給される。
【0023】エンジン1のシリンダブロックの冷却水が
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ15が挿着され、該TWセンサ15に
より検出されたエンジン冷却水温TWは電気信号に変換
されてECU5に供給される。
【0024】エンジン1の図示しないカム軸周囲または
クランク軸周囲にはエンジン回転数(NE)センサ16
が取り付けられている。
【0025】NEセンサ16はエンジン1のクランク軸
の180度回転毎に所定のクランク角度位置で信号パル
ス(以下、「TDC信号パルス」という)を出力し、該
TDC信号パルスはECU5に供給される。
【0026】変速機17は、車輪(図示せず)とエンジ
ン1との間に介装され、前記車輪は変速機17を介して
エンジン1により駆動される。
【0027】また、前記車輪には車速(VSP)センサ
18が取り付けられ、該VSPセンサ18により検出さ
れた車速VSPは電気信号に変換され、ECU5に供給
される。
【0028】また、エンジン1の排気管19の途中には
酸素濃度センサ(以下、「O2センサ」と称する)20
が設けられており、該O2センサ20により検出された
排気ガス中の酸素濃度は電気信号に変換されてECU5
に供給される。
【0029】イグニッション・スイッチ(IGSW)セ
ンサ21はエンジン1が作動状態であることを示すIG
SWのオン状態を検出してその電気信号をECU5に供
給する。
【0030】しかして、燃料蒸気排出抑止系11(以
下、「排出抑止系」という)は、燃料給油時に開蓋され
るフィラーキャップ22を備えた燃料タンク23と、吸
着剤としての活性炭24が内蔵されると共に上部に吸気
口(外気取入口)25が設けられたキャニスタ26と、
該キャニスタ26と前記燃料タンク23とを接続する燃
料蒸気流通路(第1の通路)27と、該燃料蒸気流通路
27に介装された2方向弁28と、キャニスタ26と吸
気管2とを接続するパージ通路(第2の通路)10と、
パージ通路10の途中に設けられたパージ制御弁36及
び熱線式流量計37とを備えている。
【0031】また、前記燃料タンク23は、燃料ポンプ
8及び燃料供給管7を介して燃料噴射弁6に接続される
と共に、その上部にはタンク内圧(PT)センサ29及
び燃料量(FV)センサ30が設けられ、さらにその側
部には燃料温度(TF)センサ31が設けられている。
また、これらPTセンサ29、FVセンサ30及びTF
センサ31はいずれもECU5に電気的に接続されてい
る。そして、PTセンサ29は燃料タンク23の内圧
(PT)を検出してその電気信号をECU5に供給し、
FVセンサ30は燃料タンク23内の燃料量(FV)を
検出してその電気信号をECU5に供給し、さらにTF
センサ31は燃料タンク23内の燃料温度(TF)を検
出してその電気信号をECU5に供給する。
【0032】2方向弁28は、正圧バルブ32と負圧バ
ルブ33とを有し、正圧バルブ32のダイヤフラム32
aには、電磁駆動ユニット35のロッド35aが接続さ
れている。電磁駆動ユニット35はECU5に電気的に
接続され、ECU5からの信号により2方向弁28の作
動状態が制御される。そして、電磁駆動ユニット35が
励磁(オン)されると正圧バルブ32が強制的に押し開
かれて2方向弁28は開弁する一方、電磁駆動ユニット
35が消磁(オフ)されると、2方向弁28は該弁28
のキャニスタ26側の圧力と燃料タンク23側の圧力と
の差が所定以上のときのみ開弁作動する。
【0033】キャニスタ26に接続されるパージ管10
の管路にはパージ制御弁36が介装され、さらに該パー
ジ制御弁36のソレノイドはECU5に接続されてい
る。そして、パージ制御弁36はECU5からの信号に
応じて制御され、その開弁量をリニアに変化させる。す
なわち、ECU5から所望の制御量を出力してパージ制
御弁36の開弁量を制御する。
【0034】また、キャニスタ26とパージ制御弁36
との間には熱線式流量計(質量流量計)37が介装され
ている。この熱線式流量計37は、電流を通して加熱さ
れた白金線が気流にさらされると温度が低下してその電
気抵抗が減少することを利用したものであって、その出
力特性は燃料蒸気の濃度、流量及びパージ流量に応じて
変化し、これらの変化に応じた出力信号をECU5に供
給する。
【0035】また、キャニスタ26の吸気口25に接続
され、大気に連通する通路9にはドレンシャット弁38
が介装されている。ドレンシャット弁38は、ダイアフ
ラム41を介して大気室42と負圧室43とに画成され
ている。さらに、大気室42は、弁体44aが内有され
た第1室44と、大気導入口45aが設けられた第2室
45と、該第2室45と前記第1室44とを接続する狭
窄部47とからなり、弁体44aはロッド48を介して
ダイアフラム41に接続されている。また、負圧室43
は、電磁弁39に連通されると共にダイアフラム41を
矢印A方向に弾発付勢するスプリング49が設けられて
いる。
【0036】電磁弁39のソレノイドが消磁(オフ)さ
れているときには大気供給口50を介して負圧室43に
大気が導入されドレンシャット弁38が開弁する一方、
電磁弁39のソレノイドが励磁(オン)されたときには
負圧連通路9を介して吸気管2に連通され、ドレンシャ
ット弁38は閉弁する。尚、51は逆止弁である。
【0037】しかして、ECU5は、上述の各種センサ
からの入力信号波形を整形して電圧レベルを所定レベル
に修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する
等の機能を有する入力回路と、中央演算処理回路(以下
「CPU」という)と、該CPUで実行する演算プログ
ラムや演算結果等を記憶する記憶手段と、前記燃料噴射
弁6、電磁駆動ユニット35,電磁弁39及びパージ制
御弁36に駆動信号を供給する出力回路とを備えてい
る。
【0038】図2は本実施例における2方向弁28、ド
レンシャット弁38及びパージ制御弁36の作動パター
ンとそのときのタンク内圧PTの変化状態を示す図であ
って、本作動パターンはECU5(CPU)からの信号
により実行される。
【0039】まず、通常運転時(通常パージモード)に
おいては(図2、で示す)、電磁駆動ユニット35が
オン状態とされて2方向弁28が開弁され、ドレンシャ
ット弁38が開弁され、IGSWがオンしてIGSWセ
ンサ18によりエンジンの作動が検出されるとパージ制
御弁36が開弁される。そして、燃料タンク23内で発
生した蒸発燃料は燃料蒸気流通路27を経てキャニスタ
26に流入し、該キャニスタ26の吸着剤24によって
一時吸着貯蔵される。そして、上述の如く通常運転時に
はドレンシャット弁38は開弁状態であるため、大気導
入口45aから外気がキャニスタ26に供給され、キャ
ニスタ26に流入した燃料蒸気は、かかる外気と共にパ
ージ管10及びパージ制御弁36を介して吸気管2にパ
ージされる。
【0040】しかして、エンジン1が後述する所定のモ
ニタ許可条件を充足したときは、上記2方向弁28、ド
レンシャット弁38及びパージ制御弁36は以下の如く
作動し、排出抑止系11の異常診断を行う。
【0041】まず、タンク内圧PTを大気に開放する
(図2、で示す)。すなわち、2方向弁28を開弁状
態に維持して燃料タンク23とキャニスタ26とを連通
状態にすると共に、ドレンシャット弁38の開弁状態を
維持し、さらにパージ制御弁36を開弁状態に維持して
タンク内圧PTを大気に開放する。
【0042】次いで、タンク内圧の変動量を計測する
(図2、で示す)。
【0043】すなわち、ドレンシャット弁38を開弁状
態に維持し、且つパージ制御弁36を開弁状態に維持す
る一方、2方向弁28を閉弁状態(電磁駆動ユニット3
5をオフ状態)に切換えて大気開放時からのタンク内圧
の変動量を計測し、燃料タンク23内の蒸気発生量をチ
ェックする。
【0044】次に排出抑止系11を減圧する(図2、
で示す)。すなわち、2方向弁28及びパージ制御弁3
6を開弁状態に維持する一方、ドレンシャット弁38を
閉弁し、パージ管10を介して生ずる吸気管2からの吸
引力により排出抑止系11を負圧状態にする。
【0045】次に、リークダウンチェックを行う(図
2、で示す)。
【0046】すなわち、排出抑止系11が所定の負圧状
態になるとパージ制御弁36を閉弁し、PTセンサ29
によりタンク内圧PTの変化状況を調べる。そして、排
出抑止系11からのリークが無い場合はタンク内圧PT
は実線で示すように変化し、排出抑止系11は正常であ
ると判定される一方、蒸発燃料が排出抑止系11からリ
ークしている場合は一点鎖線で示すようにタンク内圧が
大気圧に近付くため、排出抑止系11から燃料蒸気がリ
ークし、排出抑止系11に異常が生じていると判定され
る。尚、排出抑止系11が所定時間内に所定の負圧状態
に到達しない場合は、後述するようにこのリークダウン
チェックは行なわない。
【0047】そして、異常判定終了後、通常パージに移
行する(図2、で示す)。
【0048】すなわち、2方向弁28を開弁状態に維持
したままドレンシャット弁38を開弁状態に、またパー
ジ制御弁36を開弁状態に切換えて通常パージを行う。
尚、このとき、タンク内圧PTは大気開放状態となり大
気圧に略等しくなる。
【0049】以下、図示のフローチャートに基づき排出
抑止系11の異常診断手法について詳述する。
【0050】図3は、上記排出抑止系11の異常診断処
理の制御手順を示すフローチャートであって、該制御手
順の実行はECU5(CPU)においてなされる。
【0051】まず、ステップS1では後述するモニタ許
可判断ルーチンを実行し、次いでステップS2で異常診
断のモニタが許可されたか否か、すなわちフラグFMO
Nが「1」に設定されているか否かを判断する。そし
て、その答が否定(NO)のときは2方向弁28、ドレ
ンシャット弁38及びパージ制御弁36を通常パージモ
ードに設定して(ステップS14)処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは大気開放時のタン
ク内圧をチェックし(ステップS3)、そのチェックが
終了したか否かを判断する(ステップS4)。そして、
その答が否定(NO)のときはそのまま処理を終了する
一方、その答が肯定(YES)、すなわちタンク内圧の
チェックが終了したと判断された場合は、次に2方向弁
28を閉弁してタンク内圧の変動をチェックし(ステッ
プS5)、そのチェックが終了したか否かを判断する
(ステップS6)。そして、その答が否定(NO)のと
きは処理を終了する一方、その答が肯定(YES)のと
きは燃料タンク23を含む排出抑止系11の減圧処理を
行う(ステップS7)。
【0052】一方、前記減圧処理の開始と同時にECU
5に内蔵された第1のタイマtmPRGをスタートさ
せ、そのタイマ値が所定時間T1を経過したか否かを判
断する(ステップS8)。ここで、所定時間T1として
は通常の状態にあるときに排出抑止系11を所定の負圧
状態にするに充分な時間に設定される。そして、ステッ
プS8の答が肯定(YES)のときは燃料タンク23等
に「穴明き」などが発生しているため排出抑止系11を
所定の負圧状態に設定することができない場合であると
判断してステップS12に進む。一方、ステップS8の
答が否定(NO)のときは減圧処理が終了したか否かを
判断する(ステップS9)。そして、その答が否定(N
O)のときは処理を終了する一方、その答が肯定(YE
S)のときは後述するリークダウンチェックルーチンに
基づき排出抑止系11から燃料蒸気のリークが生じてい
るか否かをチェックし(ステップS10)、次いで、そ
のチェックが終了したか否かを判断する(ステップS1
1)。
【0053】そして、その答が否定(NO)のときは処
理を終了する一方、その答が肯定(YES)のときはス
テップS12に進む。
【0054】しかして、ステップS12では排出抑止系
11のシステム状態の判定処理を行ない、次に該判定処
理が終了したか否かを判断する(ステップS13)。そ
して、その答が否定(NO)のときは処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは排出抑止系11を
通常パージモードに設定して(ステップS14)処理を
終了する。
【0055】次に、上記各処理ステップについて順次説
明する。
【0056】(1) モニタ許可判断(図3、ステップS
1) モニタ許可判断は、検出したエンジン冷却水温TW,吸
気温TA,エンジン回転数NE,吸気管内絶対圧PB
A,スロットル弁開度θTH及び車速VSPが所定範囲
内にあるか否か、車両がクルーズ走行状態にあるか否
か、一定時間パージを行ったか否かを判別することによ
り行う。その結果上記各運転パラメータが所定範囲内に
あり、車両がクルーズ走行状態にあり、かつ一定時間パ
ージを行ったときモニタ許可条件成立と判断し、フラグ
FMONを「1」とし、それ以外はフラグFMONを
「0」とする。
【0057】(2) 大気開放時のタンク内圧チェック(図
3、ステップS3) 図4は、大気開放時のタンク内圧チェックルーチンを示
すフローチャートであって、本プログラムはバックグラ
ウンド処理時に実行される。
【0058】まずステップS21では、初期設定が終了
し、チェックを開始したことを示すフラグFST1が
「1」か否かを判別し、本処理開始時はFST1=0で
あるので、ステップS22に進み、その後は直ちにステ
ップS23に進む。
【0059】ステップS22では排出抑止系11をタン
ク内圧開放モードに設定すると共に、第2のタイマtm
ATMPのタイマ値を「0」にセットして該第2のタイ
マtmATMPをスタートさせ、フラグFST1を
「1」とする。すなわち、2方向弁28を開弁状態にす
ると共に、ドレンシャット弁38を開弁状態にし、さら
にパージ制御弁36を開弁状態にしてタンク内圧を大気
に開放する(図2、参照)。
【0060】そして、ステップS23では第2のタイマ
tmATMPのタイマ値が所定時間T2を経過したか否
かを判別する。ここで、所定時間T2としては排出抑止
系11の内圧力が安定し得る時間、例えば4secに設定
される。そして、その答が否定(NO)のときは本プロ
グラムを終了する一方、その答が肯定(YES)になっ
たときは、ステップS43に進み、PTセンサ29によ
り大気開放時のタンク内圧PATMを計測してECU5
に記憶させた後(ステップS24)、フラグFST1を
「0」として(ステップS25)本チェックを終了す
る。
【0061】(3) タンク内圧変動チェック(図3、ステ
ップS5) 図5はタンク内圧変動チェックルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
【0062】まずステップS31では、初期設定が終了
し、チェックを開始したことを示すフラグFST2が
「1」か否かを判別し、本処理開始時はFST2=0で
あるので、ステップS32に進み、その後は直ちにステ
ップS33に進む。
【0063】ステップS32では排出抑止系11をタン
ク内圧変動チェックモードに設定すると共に第3のタイ
マtmTPを「0」にセットして該第3のタイマtmT
Pをスタートさせ、フラグFST2を「1」とする。す
なわち、パージ制御弁36及びドレンシャット弁38を
開弁状態に維持したまま2方向弁28を閉弁(電磁駆動
ユニット35をオフ)状態に切り換えて排出抑止系11
をタンク内圧変動チェックモードに設定する(図2、
参照)。
【0064】そして、ステップS33では第3のタイマ
tmTPが所定時間T3(例えば10sec)経過したか
否かを判別する。そして、その答が否定(NO)のとき
はそのまま本プログラムを終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは所定時間T3経過時のタンク内圧力
PCLSを計測してECU5に記憶させ(ステップS3
4)、数式(1)に基づき第1のタンク内圧変化率PV
ARIAを算出する(ステップS35)。
【0065】
【数1】 そして、上述の如く算出された第1のタンク内圧変化率
PVARIAをECU5に記憶してフラグFST2=0
として(ステップS36)、本チェックを終了する。
【0066】(4) タンク内圧減圧処理(図3、ステップ
S7) 図6は、タンク内圧減圧処理ルーチンを示すフローチャ
ートであって、本プログラムはバックグラウンド処理時
に実行される。
【0067】まずステップS41では、初期設定が終了
し処理を開始したことを示すフラグFST3が「1」か
否かを判別し、本処理開始時はFST3=0であるので
ステップS42に進み、その後は直ちにステップS43
に進む。
【0068】ステップS42では排出抑止系11をタン
ク内圧減圧処理モードに設定し、フラグFST3を
「1」とする。すなわち、パージ制御弁36を開弁状態
に維持すると共に、2方向弁28を開弁状態に、またド
レンシャット弁38を閉弁状態に切換え(図2、参
照)、エンジン1の作動による吸引力によって排出抑止
系11の減圧処理を行うモードに設定する。次に、この
ときのタンク内圧力PTが目標圧力P1以下か否かを判
別する(ステップS43)。目標圧力P1は例えば検出
した大気圧PATMから所定圧15mmHg減算した値に設
定される。このように目標圧力P1を設定することによ
り、タンク内圧センサの検出誤差の影響を除くことがで
きる。ステップS43の答が否定(NO)のときは本プ
ログラムを終了する一方、その答が肯定(YES)にな
ったときはフラグFST3を「0」として(ステップS
44)、減圧処理を終了する。
【0069】(5) リークダウンチェック(図3、ステッ
プS10) 図7は、リークダウンチェックルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
【0070】まずステップS51では、初期設定が終了
しチェックを開始したことを示すフラグFST4が
「1」か否かを判別し、本処理開始時はFST4=0で
あるのでステップS52に進み、その後は直ちにステッ
プS53に進む。
【0071】ステップS52では排出抑止系11をリー
クダウンチェックモードに設定するとともに、第4のタ
イマtmPSTを「0」にセットしてこれをスタートさ
せ、フラグFST4を「1」とする。すなわち、2方向
弁28を開弁状態に、またドレンシャット弁38を閉弁
状態に維持したままパージ制御弁36を閉弁して排出抑
止系11とエンジン1の吸気管2とを遮断する(図2、
参照)。
【0072】次に、ステップS53に進み、リークダウ
ンチェック開始時のタンク内圧(以下「開始圧」とい
う)PSTが計測されたか否かを判別する。最初のルー
プではステップS53の答は否定(NO)となるためス
テップS54に進み、前記第4のタイマtmPSTの計
測値が所定時間(所定遅延時間)T4を経過したか否か
を判別する(ステップS54)。経過していないときに
は直ちに本プログラムを終了する一方、経過後はステッ
プS55に進み、開始圧PSTを計測すると共に、第5
のタイマtmLEAKを「0」にセットしてスタートさ
せる。
【0073】このように開始圧PSTの計測を所定時間
T4だけ遅延させるのは、図2(d)に示すように、タ
ンク内圧PTが所定圧P1に達した時点T4において
は、キャニスタ内圧PC(=PCMIN)は所定圧P1
よりさらに低下しているため、時刻t4以後もタンク内
圧PTは下降し続け、タンク内圧PTとキャニスタ内圧
PCが略等しくなる時刻t5から上昇し始めることを考
慮したからである。すなわち時刻t4で開始圧PSTを
計測すると、後述する第2のタンク内圧変化率PVAR
IBの正確な計測ができないからであり、時刻t5にお
いて開始圧PSTを計測することによりかかる不具合を
回避することができる。
【0074】ここで、所定時間T4は、パージ制御弁3
6を開弁した時点からタンク内圧PTとキャニスタ内圧
PCとが略等しくなる(排出抑止系11の各部の圧力が
略等しくなる)までに要する時間に設定する。
【0075】次に、第5のタイマtmLEAKが所定時
間(所定計測時間)T5(例えば、10sec)を経過し
たか否かを判別する(ステップS56)。そして、最初
のループではその答は否定(NO)となるためそのまま
本プログラムを終了する。
【0076】一方、次回ループにおいては、上記したス
テップS53の答が肯定(YES)となるためステップ
S56に進み、第5のタイマtmLEAKが所定時間T
5を経過したか否かを判別する。そして、その答が否定
(NO)のときはそのまま本プログラムを終了する一
方、その答が肯定(YES)になるとリークダウンチェ
ックを行っている現在のタンク内圧(終了圧)PEND
を計測してECU5に記憶させ(ステップS57)、数
式(2)に基づき第2のタンク内圧変化率PVARIB
を算出する(ステップS58)。
【0077】
【数2】 そして、上述の如く算出された第2のタンク内圧変化率
PVARIBをECU5に記憶してフラグFST4を
「0」として(ステップS59)、本チェックを終了す
る。
【0078】(6) システム状態判定処理(図3、ステッ
プS12) 図8は、異常判定処理ルーチンを示すフローチャートで
あって、本プログラムはバックグラウンド処理時に実行
される。
【0079】まず、ステップS61では減圧処理中に第
1のタイマtmPGRが所定時間T1を経過したか否か
を判別する。そして、その答が肯定(YES)のときは
燃料タンク23の「穴明き」等により排出抑止系11か
ら燃料蒸気の大量リークが発生していると判断してステ
ップS62に進み、第1のタンク内圧変化率PVARI
Aが所定値P2より大きいか否かを判別する。そして、
その答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック
時におけるタンク内圧の上昇が低い場合であり、燃料タ
ンク23や配管接続部等から大量の燃料蒸気がリークし
ていると判断して排出抑止系11の異常を検出し(ステ
ップS63)、処理終了フラグを立てて(ステップS6
6)本プログラムを終了する。また、ステップS62の
答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック時に
は多量の燃料蒸気が発生してタンク内圧が上昇(変動)
しているため、排出抑止系11を所定の負圧状態とする
ことができない場合であり、判定を保留して(ステップ
S64)処理終了フラグを立て(ステップS66)、本
プログラムを終了する。
【0080】一方、ステップS61の答が否定(NO)
のとき、すなわち排出抑止系11を所定の負圧状態とす
ることができる場合は、減圧処理終了後における所定の
判定処理ルーチンを実行した後(ステップS65)、処
理終了フラグを立てて(ステップS66)本プログラム
を終了する。
【0081】しかして、上記ステップS65で実行され
る判定処理ルーチンは、具体的には、図9に示すフロー
チャートにしたがって実行される。
【0082】まず、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。
【0083】すなわち、タンク内圧変化率PVARIB
が排出抑止系11からのリークに起因するものなのか、
又は燃料タンク23内の蒸気発生量に起因するものなの
かを判別するため、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。つまり、燃料タ
ンク23内の蒸気発生量が多いために第2のタンク内圧
変化率PVARIBが大きい場合はステップS71の答
は否定(NO)となり、排出抑止系11から外部へのリ
ーク量が多いために第2のタンク内圧変化率PVARI
Bが大きい場合はステップS71の答は肯定(YES)
となる。ここで、所定値P3は減圧処理時間TRに応じ
て図10に示す如く設定される。すなわち、所定値P3
は、減圧処理時間TRが所定時間TR1より長いときは
「P31」に設定され、減圧処理時間TR1が前記所定
時間TRより短いときは「P32」(>P31)に設定
される。そして、ステップS71の答が肯定(YE
S)、すなわち、第2のタンク内圧変化率PVARIB
と第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定
値P3より大きいときは排出抑止系11の異常、即ちも
れが発生していると判定し(ステップS72)、ステッ
プS71の答が否定(NO)のときは排出抑止系11は
正常であると判断して(ステップS73)、処理を終了
する。
【0084】(7) 通常パージ(図3、ステップS14) 図11は、通常パージモードの各弁類の設定条件を示し
たフローチャートである。
【0085】すなわち、2方向弁28、ドレンシャット
弁39及びパージ制御弁36を開弁状態にして通常パー
ジモードに設定し、エンジン1からエア吸引が可能な状
態として(ステップS81)本プログラムを終了する。
【0086】以上のように本発明によれば、タンク内圧
PTが所定圧P1に達した時点(図2、t4)から所定
時間T4経過後(図2、t5)におけるタンク内圧を開
始圧PSTとし、さらに所定時間T5経過後のタンク内
圧を終了圧PENDとして第2のタンク内圧変化率PV
ARIBが算出される(式(2))ので、減圧処理終了
後のタンク内圧PTの低下の影響を排除して正確な変化
率PVARIBを得ることができる。その結果、排出抑
止系11のもれの有無をより正確に判定することができ
る。
【0087】図12は本発明の第2の実施例におけるリ
ークダウンチェック処理のフローチャートであり、図7
のフローチャートのステップS52及びS54をそれぞ
れステップS52a及びS54a,S54bに変更した
ものである。
【0088】本実施例では第4のタイマtmPSTは使
用しないため、ステップS52aでは、該タイマの初期
設定は行わない。また、ステップS54aでは、タンク
内圧の変化量ΔPTをタンク内圧の今回検出値PT
(n)と前回検出値PT(n−1)の差として算出し、
続くステップS54bで、このΔPT値が負か否かを判
別する。本チェック開始当初は、ΔPT<0となるので
直ちに本プログラムを終了し、ΔPT≧0となったとき
ステップS55に進み、開始圧PSTの計測を行う。
【0089】本実施例によれば、タンク内圧PTが略最
小となったとき、即ち図2の時刻t5におけるPTMI
N値が開始圧PSTとされるので、図7の実施例と同様
に正確なタンク内圧変化率PVARIBを得ることがで
きる。
【0090】次に図13〜図15を参照して、本発明の
第3の実施例について説明する。
【0091】本実施例では、図13に示すようにキャニ
スタ26にキャニスタ内圧PCを検出するキャニスタ内
圧センサ52を設け、その検出信号をECU5に供給す
るように構成する。
【0092】また、タンク内圧減圧処理は図14に示す
プログラムにより行う。図14のステップS41〜S4
4の処理は、図6のステップS41〜S44の処理と同
一である。
【0093】図14においてステップS43の答が否定
(NO)、即ちPT>P1が成立し、タンク内圧が所定
圧P1に達していないときは、キャニスタ内圧PCが所
定下限値PCLMT以下か否かを判別する(ステップS
45)。その結果、PC>PCLMTが成立し、キャニ
スタ内圧PCが所定下限値PCLMTに達していないと
きは、ドレンシャット弁38の閉弁状態を維持する(ス
テップS46)(図15、t3〜t7参照)。その後P
C値が所定値PCLMTに達したときは、ドレンシャッ
ト弁38を開弁し(ステップS47)(図15、t7参
照)、さらにその状態が第6の所定時間T6以上継続し
たか否かを判別する(ステップS48)。ドレンシャッ
ト弁38の開弁状態が第6の所定時間T6以上継続した
ときは、ドレンシャット弁38の開弁を指示したにも拘
らずキャニスタ内圧PCが上昇しないことを意味するの
で、何らかの異常が発生したと判定し、ステップS44
に進む。
【0094】図14のプログラムによれば、減圧処理中
にキャニスタ内圧PCが所定下限値PCLMTに達する
と、ドレンシャット弁が開閉制御され、PC値は略PC
LMT値に維持される(図15、t7〜t4参照)。そ
の後タンク内圧PCが所定圧P1に達すると(図15、
t4)、減圧処理が終了する。
【0095】上記以外の点は、前述した第1又は第2の
実施例と同一である。ただし、リークダウンチェック処
理における第4の所定時間T4は、第1の実施例より小
さな値とする必要がある。キャニスタ内圧PCが下限値
PCLMTより低くならないので、タンク内圧PTと一
致するまでに要する時間は第1の実施例より短いからで
ある。
【0096】なお、本実施例ではキャニスタ内圧PCを
検出しているので、タンク内圧PTとキャニスタ内圧P
Cとの差が略ゼロとなった時点で、リークダウンチェッ
クの開始圧PSTを計測するようにしてもよい。
【0097】本実施例によれば、キャニスタ内圧PC及
びタンク内圧PTが低下し過ぎることがない、即ち排出
抑止系11内が過負圧となることがないので、排出抑止
系11の信頼性を向上させることができる。
【0098】なお、上述した実施例においてはタンク内
圧PTに基づいて排出抑止系11のもれの有無を判定す
るようにしたが、キャニスタ内圧センサ52を設ける場
合(第3実施例)には、キャニスタ内圧PCに基づいて
第2のタンク内圧変化率PVARIBに相当するものを
算出するようにしてもよい。図15に示すように時刻t
5以後はキャニスタ内圧PCとタンク内圧PTは略等し
くなるからである。
【0099】また、タンク内圧センサ29を用いること
なく、キャニスタ内圧センサ52のみを用いて排出抑止
系11のもれの有無を判定するようにしてもよい。その
場合には、減圧処理は、キャニスタ内圧センサ52の検
出圧が、排出抑止系11が大気開放状態にあるときの検
出圧に対して所定圧だけ低下するまで行い、減圧処理終
了時点から所定遅延時間T4経過後のキャニスタ内圧P
Cの上昇率が所定値以上のときもれが発生していると判
定する。
【0100】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の蒸発燃料
処理装置によれば、蒸発燃料排出抑止系を所定の負圧状
態とする減圧処理が終了した時点から所定遅延時間経過
後の負圧の減少割合に基づいて蒸発燃料排出抑止系のも
れの有無が検出されるので、燃料タンク内圧が減圧処理
終了後も低下することの影響を排除して、より正確なも
れの有無の検出を行うことができる。
【0101】請求項2の蒸発燃料処理装置によれば、蒸
発燃料排出抑止系は、圧力検出手段による検出圧が、蒸
発燃料排出抑止系が大気開放状態にあるときの検出圧力
に対して所定圧だけ低下するまで減圧されるので、圧力
検出手段に検出誤差があってもその影響を排除すること
ができる。その結果、大気圧に対する一定圧の減圧を正
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃エンジンの蒸発燃料処理装置
の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】制御弁の作動パターン並びにタンク内圧及びキ
ャニスタ内圧の推移を示す図である。
【図3】本発明のメインルーチンを示すフローチャート
である。
【図4】大気開放時のタンク内圧チェックルーチンのフ
ローチャートである。
【図5】タンク内圧変動チェックルーチンのフローチャ
ートである。
【図6】タンク内圧減圧処理ルーチンのフローチャート
である。
【図7】リークダウンチェックルーチンのフローチャー
トである。
【図8】システム状態判定処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図9】異常判定処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図10】異常判定マップ図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係るリークダウンチ
ェックルーチンのフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施例に係るキャニスタ周辺
の構成を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施例に係るタンク内圧減圧
処理ルーチンのフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施例における制御弁の作動
パターン並びにタンク内圧及びキャニスタ内圧の推移を
示す図である。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 5 電子コントロールユニット(ECU) 10 パージ通路 11 蒸発燃料排出抑止系 23 燃料タンク 25 吸気口 26 キャニスタ 27 燃料蒸気流通路 28 2方向弁 29 タンク内圧センサ 36 パージ制御弁 38 ドレンシャット 52 キャニスタ内圧センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃エンジンの蒸発燃料処理装置
の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】制御弁の作動パターン並びにタンク内圧及びキ
ャニスタ内圧の推移を示す図である。
【図3】本発明のメインルーチンを示すフローチャート
である。
【図4】大気開放時のタンク内圧チェックルーチンのフ
ローチャートである。
【図5】タンク内圧変動チェックルーチンのフローチャ
ートである。
【図6】タンク内圧減圧処理ルーチンのフローチャート
である。
【図7】リークダウンチェックルーチンのフローチャー
トである。
【図8】システム状態判定処理ルーチンのフローチャー
トである。
【図9】異常判定処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図10】異常判定マップ図である。
【図11】通常パージルーチンのフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第2の実施例に係るリークダウンチ
ェックルーチンのフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施例に係るキャニスタ周辺
の構成を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施例に係るタンク内圧減圧
処理ルーチンのフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施例における制御弁の作動
パターン並びにタンク内圧及びキャニスタ内圧の推移を
示す図である。
【符号の説明】 1 内燃エンジン 5 電子コントロールユニット(ECU) 10 パージ通路 11 蒸発燃料排出抑止系 23 燃料タンク 25 吸気口 26 キャニスタ 27 燃料蒸気流通路 28 2方向弁 29 タンク内圧センサ 36 パージ制御弁 38 ドレンシャット 52 キャニスタ内圧センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤村 和同 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 黒田 恵隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと、大気に連通する吸気口が
    設けられ、燃料タンク内に発生する蒸発燃料を吸着する
    活性炭を有するキャニスタと、該キャニスタと前記燃料
    タンクとを接続する第1の通路と、前記キャニスタと内
    燃エンジンの吸気系とを接続する第2の通路と、該第2
    の通路に介装されたパージ制御弁とからなる蒸発燃料排
    出抑止系と、前記キャニスタの前記吸気口を開閉するド
    レンシャット弁と、前記蒸発燃料排出抑止系内の圧力を
    検出する圧力検出手段と、前記パージ制御弁を開弁する
    とともに前記ドレンシャット弁を閉弁することにより前
    記エンジンの吸気管内負圧を導入して前記蒸発燃料排出
    抑止系を所定の負圧状態とした後前記パージ制御弁を閉
    弁する減圧処理手段と、前記パージ制御弁を閉弁後の負
    圧の減少割合に基づいて前記蒸発燃料排出抑止系のもれ
    の有無を検出するもれ検出手段とを備えた内燃エンジン
    の蒸発燃料処理装置において、前記減圧処理手段による
    減圧処理の終了時点から所定遅延時間経過したとき、前
    記もれ検出手段を作動させる遅延手段を設けたことを特
    徴とする内燃エンジンの蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記減圧処理手段は、前記圧力検出手段
    による検出圧力が、前記蒸発燃料排出抑止系が大気開放
    状態にあるときの検出圧力に対して所定圧だけ低下する
    まで作動することを特徴とする請求項1記載の内燃エン
    ジンの蒸発燃料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記もれ検出手段は、その作動開始時の
    前記蒸発燃料排出抑止系内の圧力と、作動開始時点から
    所定計測時間経過したときの前記蒸発燃料排出抑止系内
    の圧力とに基づいて前記蒸発燃料排出抑止系のもれの有
    無を検出することを特徴とする請求項1記載の内燃エン
    ジンの蒸発燃料処理装置。
  4. 【請求項4】 前記所定遅延時間は、前記蒸発燃料抑止
    系内の各部の圧力が略等しくなるまでの時間とすること
    を特徴とする請求項1記載の内燃エンジンの蒸発燃料処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力検出手段は、前記燃料タンク内
    の圧力を検出するタンク内圧検出手段及び前記キャニス
    タ内の圧力を検出するキャニスタ内圧検出手段の少なく
    とも一方であることを特徴とする請求項1乃至4記載の
    内燃エンジンの蒸発燃料処理装置。
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