JP2688675B2 - 内燃エンジンの燃料タンク内圧検出装置 - Google Patents

内燃エンジンの燃料タンク内圧検出装置

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JP2688675B2
JP2688675B2 JP4028860A JP2886092A JP2688675B2 JP 2688675 B2 JP2688675 B2 JP 2688675B2 JP 4028860 A JP4028860 A JP 4028860A JP 2886092 A JP2886092 A JP 2886092A JP 2688675 B2 JP2688675 B2 JP 2688675B2
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洋 丸山
恵隆 黒田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0809Judging failure of purge control system

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃エンジンの蒸発燃
料処理装置に設けられている燃料タンクの内圧力を検出
する内燃エンジンのタンク内圧検出装置に関し、特に燃
料タンクの内圧検出手段の出力の0点補正を可能にした
内燃エンジンのタンク内圧検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンクと、吸気口が設け
られたキャニスタと、該キャニスタと前記燃料タンクと
を接続する燃料蒸気流通路に介装された第1の制御弁
と、前記キャニスタと内燃エンジンの吸気系とを接続す
るパージ通路に介装された第2の制御弁とからなる蒸発
燃料排出抑止系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料処理装
置が広く用いられている。
【0003】この種の装置では蒸発燃料がキャニスタに
一時貯えられ、この貯えられた蒸発燃料がエンジンの吸
気系に放出(パージ)される。
【0004】また、この種の蒸発燃料処理装置の異常判
定手法としては、蒸発燃料排出抑止系を強制的に所定の
負圧状態に設定し、該負圧状態に設定したときからの燃
料タンク内圧の経時的変化を計測することにより異常か
否かを判定する手法が本願出願人によって既に提案され
ている(特願平3−262857号)。
【0005】さらに、前記異常判定手法を改善したもの
として本願出願人は、キャニスタの吸気口を開閉する第
3の制御弁と、燃料タンクの内圧力を検出するタンク内
圧検出手段と、前記第1の制御弁を開閉制御してタンク
内圧の変動量を検出する第1の変動量検出手段と、エン
ジンの作動が検出されているときに前記第1乃至第3の
制御弁を制御して前記蒸発燃料排出抑止系を所定の負圧
状態にする減圧処理手段と、前記第2の制御弁を閉弁状
態にして前記蒸発燃料排出抑止系の前記負圧状態からの
内圧力の変動量を検出する第2の変動量検出手段とを設
け、これら第1及び第2の変動量検出手段の検出結果に
基づき、前記蒸発燃料排出抑止系の異常を判定する手法
も提案している(平成3年12月27日付出願)。
【0006】この手法では、上記第1の変動量検出手段
により検出されるタンク内圧の変動は燃料タンク内に発
生する燃料蒸気により正圧方向への変化(正圧変化)で
あり、また、上記第2の変動量検出手段により検出され
るタンク内圧の変動は、一旦、第2の制御弁を開弁状態
にしてタンク内圧及びキャニスタ内圧を負圧状態にした
後、第2の制御弁を閉弁状態にし該負圧状態からの内圧
変化(負圧変化)であり、上記第1及び第2の変動量検
出手段により検出された内圧変動量を比較することによ
り蒸発燃料排出抑止系の異常量(系からの蒸発燃料リー
ク量)を検出するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記蒸
発燃料処理装置における異常判定手法では、燃料タンク
内に設置されたタンク内圧センサが製造バラツキや経時
劣化等によりその出力検出値が変化し、正負圧変極点
(0点)がズレている場合、正圧変化及び負圧変化の明
確な判別ができなくなり、蒸発燃料排出抑止系からのリ
ーク量等の異常判定が不正確になるという問題があっ
た。
【0008】さらに、タンク内圧センサの0点がズレて
いると、蒸発燃料排出抑止系を強制的に所定の負圧状態
にする減圧処理時に、燃料タンク等が過負圧になるおそ
れがあった。
【0009】本発明は上記従来の問題点に鑑み、タンク
内圧センサの0点のズレの補正を可能とする内燃エンジ
ンのタンク内圧検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、燃料タンクから吸気系に蒸発燃料を放出す
る蒸発燃料排出抑止系を備えた前記燃料タンクに設けら
れ、該燃料タンクの内圧力を検出するタンク内圧検出手
段と、前記エンジンの低温始動後における前記蒸発燃料
の放出停止中の所定時間内に前記タンク内圧検出手段に
よって検出された大気開放中の前記燃料タンクの内圧力
値を正負圧変極点として記憶する記憶手段と、前記タン
ク内圧検出手段の出力値を前記正負圧変極点に基づき補
正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、燃料タンクとキャニスタ
とを接続する燃料蒸気流通路に介装された第1の制御弁
と、前記キャニスタと内燃エンジンの吸気系とを接続す
るパージ通路に介装された第2の制御弁と、前記キャニ
スタの吸気口に介装された第3の制御弁とを有する蒸発
燃料排出抑止系を備えた内燃エンジンのタンク内圧検出
装置であって、前記燃料タンクに設けられ、該燃料タン
クの内圧力を検出するタンク内圧検出手段と、前記内燃
エンジンの低温始動後の所定時間内に、前記第1及び第
3の制御弁を開弁すると共に前記第2の制御弁を閉弁す
る弁制御手段と、前記弁制御手段によって前記第1、第
2及び第3の制御弁を開閉制御した後、前記タンク内圧
検出手段によって検出された前記燃料タンクの内圧力値
を正負圧変極点として記憶する記憶手段と、前記タンク
内圧検出手段の出力値を前記正負圧変極点に基づき補正
する補正手段とを備えることを特徴としてもよい。
【0012】前記記憶手段は、前記タンク内圧検出手段
によって検出された前記内圧力値の学習値を前記正負圧
変極点として記憶する構成にしてもよい。
【0013】
【作用】本発明は、内燃エンジンの冷機時からの始動
後、所定時間内に例えば第1の制御弁を開弁して燃料タ
ンクとキャニスタとを連通し、さらに第2の制御弁を閉
弁してキャニスタ中の燃料蒸気が内燃エンジンの吸気系
へパージされることにより生ずる燃料タンクの内圧変化
を防止し、そして第3の制御弁を開弁して燃料タンクを
大気中に開放する。このようにしてから、タンク内圧検
出手段によって前記燃料タンクの内圧力値を検出し、記
憶手段はこれを正負圧変極点として記憶する。その後、
例えば内燃エンジンの蒸発燃料排出抑止系の異常を判定
するに際し、タンク内圧検出手段により燃料タンクの内
圧力を検出する場合、補正手段は前記正負圧変極点に基
づき該タンク内圧検出手段の出力値を随時補正する。こ
れにより、正圧変化及び負圧変化の的確な判別ができる
ようになる。
【0014】さらに、タンク内圧検出手段によって検出
された前記燃料タンクの内圧力値の学習値を前記正負圧
変極点とすれば、より一層、正負圧変極点の精度が向上
する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳説す
る。
【0016】図1は本発明に係る内燃エンジンの燃料タ
ンク内圧検出装置が設けられた蒸発燃料処理装置の一実
施例を示す全体構成図である。
【0017】図中、1は例えば4気筒を有する内燃エン
ジン(以下、単に「エンジン」という)であって、該エ
ンジン1の吸気管2の途中にはスロットルボディ3が設
けられ、その内部にはスロットル弁3′が配されてい
る。また、スロットル弁3′にはスロットル弁開度(θ
TH)センサ4が連結されており、当該スロットル弁
3′の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロー
ルユニット(以下「ECU」という)5に供給する。
【0018】燃料噴射弁6は、吸気管2の途中であって
エンジン1とスロットル弁3′との間の図示しない吸気
弁の少し上流側に各気筒毎に設けられている。また、各
燃料噴射弁6は燃料供給管7を介して燃料ポンプ8に接
続されると共にECU5に電気的に接続され、該ECU
5からの信号により燃料噴射の開弁時期が制御される。
【0019】吸気管2のスロットル弁3′の下流側には
負圧連通路9及びパージ管10が夫々分岐して設けら
れ、これら負圧連通路9及びパージ管10は後述する燃
料蒸気排出抑止系11に接続されている。
【0020】さらに、吸気管2の前記パージ管10下流
側には分岐管12が設けられ、該分岐管12の先端には
絶対圧(PBA)センサ13が配設されている。また、
PBAセンサ13はECU5に電気的に接続され、PB
Aセンサ13により検出された吸気管2内の絶対圧PB
Aは電気信号に変換されてECU5に供給される。
【0021】また、分岐管12の下流側の吸気管2には
吸気温(TA)センサ14が装着され、該TAセンサ1
4により検出された吸気温TAは電気信号に変換され、
ECU5に供給される。
【0022】エンジン1のシリンダブロックの冷却水が
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ15が挿着され、該TWセンサ15に
より検出されたエンジン冷却水温TWは電気信号に変換
されてECU5に供給される。
【0023】エンジン1の図示しないカム軸周囲または
クランク軸周囲にはエンジン回転数(NE)センサ16
が取り付けられている。
【0024】NEセンサ16はエンジン1のクランク軸
の180度回転毎に所定のクランク角度位置で信号パル
ス(以下、「TDC信号パルス」という)を出力し、該
TDC信号パルスはECU5に供給される。
【0025】変速機17は、車輪(図示せず)とエンジ
ン1との間に介装され、前記車輪は変速機17を介して
エンジン1により駆動される。
【0026】また、前記車輪には車速(VSP)センサ
18が取り付けられ、該VSPセンサ18により検出さ
れた車速VSPは電気信号に変換され、ECU5に供給
される。
【0027】また、エンジン1の排気管19の途中には
酸素濃度センサ(以下、「O2センサ」と称する)20
が設けられており、該O2センサ20により検出された
排気ガス中の酸素濃度は電気信号に変換されてECU5
に供給される。
【0028】イグニッション・スイッチ(IGSW)セ
ンサ21はエンジン1が作動状態であることを示すIG
SWのオン状態を検出してその電気信号をECU5に供
給する。
【0029】しかして、燃料蒸気排出抑止系11(以
下、「排出抑止系」という)は、燃料給油時に開蓋され
るフィラーキャップ22を備えた燃料タンク23と、吸
着剤としての活性炭24が内蔵されると共に上部に吸気
口(外気取入口)25が設けられたキャニスタ26と、
該キャニスタ26と前記燃料タンク23とを接続する燃
料蒸気流通路27と、該燃料蒸気流通路27に介装され
た第1の制御弁28とを備えている。
【0030】また、前記燃料タンク23は、燃料ポンプ
8及び燃料供給管7を介して燃料噴射弁6に接続される
と共に、その上部にはタンク内圧(PT)センサ29及
び燃料量(FV)センサ30が設けられ、さらにその側
部には燃料温度(TF)センサ31が設けられている。
また、これらPTセンサ29、FVセンサ30及びTF
センサ31はいずれもECU5に電気的に接続されてい
る。そして、PTセンサ29は燃料タンク23の内圧
(PT)を検出してその電気信号をECU5に供給し、
FVセンサ30は燃料タンク23内の燃料量(FV)を
検出してその電気信号をECU5に供給し、さらにTF
センサ31は燃料タンク23内の燃料温度(TF)を検
出してその電気信号をECU5に供給する。
【0031】第1の制御弁28は、正圧バルブ32と負
圧バルブ33とからなる2方向弁34と、該2方向弁3
4に一体的に付設された第1の電磁弁35とからなる。
すなわち、第1の電磁弁35のロッド35aの先端は前
記正圧バルブ32のダイヤフラム32aに当着され、前
記第1の制御弁28は2方向弁34と第1の電磁弁35
とが一体化されてなる。また、前記第1の電磁弁35は
ECU5に電気的に接続され、ECU5からの信号によ
り第1の電磁弁35の作動状態が制御される。そして、
第1の電磁弁35が励磁(オン)されると2方向弁34
の正圧バルブ32が強制的に押し開かれて第1の制御弁
28は開弁する一方、第1の電磁弁35が消磁(オフ)
しているときは第1の制御弁28は2方向弁34により
その開閉動作が制御される。
【0032】キャニスタ26に接続されるパージ管10
の管路にはパージ制御弁36(第2の制御弁)が介装さ
れ、さらに該パージ制御弁36のソレノイドはECU5
に接続されている。そして、パージ制御弁36はECU
5からの信号に応じて制御され、その開弁量をリニアに
変化させる。すなわち、ECU5から所望の制御量を出
力してパージ制御弁36の開弁量を制御する。
【0033】また、キャニスタ26とパージ制御弁36
との間には熱線式流量計(質量流量計)37が介装され
ている。この熱線式流量計37は、電流を通して加熱さ
れた白金線が気流にさらされると温度が低下してその電
気抵抗が減少することを利用したものであって、その出
力特性は燃料蒸気の濃度、流量及びパージ流量に応じて
変化し、これらの変化に応じた出力信号をECU5に供
給する。
【0034】また、キャニスタ26の吸気口25に接続
される負圧連通路9にはドレンシャット弁38が介装さ
れ、さらに該ドレンシャット弁38の下流側には第2の
電磁弁39が介装され、ドレンシャット弁38と第2の
電磁弁39とで第3の制御弁40を構成している。
【0035】ドレンシャット弁38は、ダイアフラム4
1を介して大気室42と負圧室43とに画成されてい
る。さらに、大気室42は、弁体44aが内有された第
1室44と、大気導入口45aが設けられた第2室45
と、該第2室45と前記第1室44とを接続する狭窄部
47とからなり、弁体44aはロッド48を介してダイ
アフラム41に接続されている。また、負圧室43は、
第2の電磁弁39に連通されると共に矢印A方向に弾発
付勢するスプリング49が着座されている。
【0036】第2の電磁弁39は、そのソレノイドが消
磁(オフ)されているときには大気供給口50を介して
負圧室43に大気が導入可能とされ、ソレノイドが励磁
(オン)されたときには負圧連通路9を介して吸気管2
に連通可能とされている。尚、51は逆止弁である。
【0037】しかして、ECU5は、上述の各種センサ
からの入力信号波形を整形して電圧レベルを所定レベル
に修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する
等の機能を有する入力回路と、中央演算処理回路(以下
「CPU」という)と、該CPUで実行する演算プログ
ラムや演算結果等を記憶する記憶手段と、前記燃料噴射
弁6、第1及び第2の電磁弁35,39及びパージ制御
弁36に駆動信号を供給する出力回路とを備えている。
【0038】図2は本実施例における第1、第2の電磁
弁35,39及びドレンシャット弁38並びに第2の制
御弁36の作動パターンとそのときのタンク内圧PTの
変化状態を示す図であって、本作動パターンはECU5
(CPU)からの信号により実行される。
【0039】まず、通常運転時(通常パージモード)に
おいては(図2、で示す)、第1の電磁弁35がオン
状態とされる一方、第2の電磁弁39はオフ状態とさ
れ、IGSWがオンしてIGSWセンサ18によりエン
ジンの作動が検出されるとパージ制御弁36がオンして
開弁する。そして、燃料タンク23内で発生した蒸発燃
料は燃料蒸気流通路27を経てキャニスタ26に流入
し、該キャニスタ26の吸着剤24によって一時吸着貯
蔵される。そして、上述の如く通常運転時には第2の電
磁弁39がオフしているためドレンシャット弁38は開
弁状態となり、大気導入口45aから外気がキャニスタ
26に供給され、キャニスタ26に流入した燃料蒸気
は、かかる外気と共に第2の制御弁36を介してパージ
管10にパージされる。尚、外気の影響などで燃料タン
ク23が冷却され該燃料タンク23内の負圧が増すと、
2方向弁34の負圧バルブ33が開弁し、キャニスタ2
6に貯蔵されている燃料蒸気は燃料タンク23に戻され
る。
【0040】しかして、エンジン1が後述する所定のモ
ニタ許可条件を充足したときは、上記第1、第2の電磁
弁35,39及びパージ制御弁36は以下の如く作動
し、排出抑止系11の異常診断を行う。
【0041】まず、タンク内圧PTを大気に開放する
(図2、で示す)。すなわち、第1の電磁弁35をオ
ン状態に維持して燃料タンク23とキャニスタ26とを
連通状態にすると共に、第2の電磁弁39をオフ状態に
維持してドレンシャット弁38の開弁状態を維持し、さ
らにパージ制御弁36を開弁状態(オン状態)に維持し
てタンク内圧PTを大気に開放する。
【0042】次いで、タンク内圧の変動量を計測する
(図2、で示す)。
【0043】すなわち、第2の電磁弁39をオフ状態に
維持してドレンシャット弁38を開弁状態に維持し、且
つパージ制御弁36を開弁状態に維持する一方、第1の
電磁弁35をオフ状態に切換えて大気開放時からのタン
ク内圧の変動量を計測し、燃料タンク23内の蒸気発生
量をチェックする。
【0044】次に排出抑止系11を減圧する(図2、
で示す)。すなわち、第1の電磁弁35及びパージ制御
弁36を開弁状態に維持する一方、第2の電磁弁39を
オンしてドレンシャット弁38を閉弁し、パージ管10
を介して生ずる吸気管2からの吸引力により排出抑止系
11を負圧状態にする。図中、TRは減圧処理時間を示
す。
【0045】次に、リークダウンチェックを行う(図
2、で示す)。
【0046】すなわち、排出抑止系11が所定の負圧状
態になるとパージ制御弁36を閉弁し、PTセンサ29
によりタンク内圧PTの変化状況を調べる。そして、排
出抑止系11からのリークが無い場合は二点鎖線で示す
ようにタンク内圧PTの変化は殆ど生じず排出抑止系1
1は正常であると判定される一方、蒸発燃料が排出抑止
系11からリークしている場合は実線で示すようにタン
ク内圧が大気圧に近付くため、排出抑止系11から燃料
蒸気がリークし、排出抑止系11に異常が生じていると
判定される。尚、排出抑止系11が所定時間内に所定の
負圧状態に到達しない場合は、後述するようにこのリー
クダウンチェックは行なわない。
【0047】そして、異常判定終了後、通常パージに移
行する(図2、で示す)。
【0048】すなわち、第1の電磁弁35をオン状態に
維持したまま第2の電磁弁39をオフ状態に、またパー
ジ制御弁36を開弁状態に切換えて通常パージを行う。
尚、このとき、タンク内圧PTは大気開放状態となり大
気圧に略等しくなる。
【0049】以下、図示のフローチャートに基づき排出
抑止系11の異常診断手法について詳述する。
【0050】図3は、上記排出抑止系11の異常診断処
理の制御手順を示すフローチャートであって、該制御手
順の実行はIGSWがオンした時、即ちエンジンの始動
直後からECU5(CPU)においてなされる。
【0051】まず、ステップS0Aにおいて、燃料タン
ク23の内圧を検出するPTセンサ29の0点補正が行
われたか否かを判別し、行われていなければステップS
0Bで0点補正を実行して、本プログラムを終了し、行
われていればステップS1で後述するモニタ許可判断ル
ーチンを実行し、次いでステップS2で異常診断のモニ
タが許可されたか否か、すなわちフラグFMONが
「1」に設定されているか否かを判断する。そして、そ
の答が否定(NO)のときは第1〜第3の制御弁28,
36,40を通常パージモードに設定して処理を終了す
る一方、その答が肯定(YES)のときは大気開放時の
タンク内圧をチェックし(ステップS3)、そのチェッ
クが終了したか否かを判断する(ステップS4)。そし
て、その答が否定(NO)のときはそのまま処理を終了
する一方、その答が肯定(YES)、すなわちタンク内
圧のチェックが終了したと判断された場合は、次に第1
の電磁弁35をオフしてタンク内圧の変動をチェックし
(ステップS5)、そのチェックが終了したか否かを判
断する(ステップS6)。そして、その答が否定(N
O)のときは処理を終了する一方、その答が肯定(YE
S)のときは第1〜第3の制御弁28,36,40を操
作して燃料タンク23を含む排出抑止系11を減圧処理
する(ステップS7)。
【0052】一方、前記減圧処理の開始と同時にECU
5に内蔵された第1のタイマtmPRGをスタートさ
せ、そのタイマ値が所定時間T1を経過したか否かを判
断する(ステップS8)。ここで、所定時間T1として
は通常の状態にあるときに排出抑止系11を所定の負圧
状態にするに充分な時間に設定される。そして、ステッ
プS8の答が肯定(YES)のときは燃料タンク23等
に「穴明き」などが発生しているため排出抑止系11を
所定の負圧状態に設定することができない場合であると
判断してステップS12に進む。一方、ステップS8の
答が否定(NO)のときは減圧処理が終了したか否かを
判断する(ステップS9)。そして、その答が否定(N
O)のときは処理を終了する一方、その答が肯定(YE
S)のときは後述するリークダウンチェックルーチンに
基づき排出抑止系11から燃料蒸気のリークが生じてい
るか否かをチェックし(ステップS10)、次いで、そ
のチェックが終了したか否かを判断する(ステップS1
1)。
【0053】そして、その答が否定(NO)のときは処
理を終了する一方、その答が肯定(YES)のときはス
テップS12に進む。
【0054】しかして、ステップS12では排出抑止系
11のシステム状態の判定処理を行ない、次に該判定処
理が終了したか否かを判断する(ステップS13)。そ
して、その答が否定(NO)のときは処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは排出抑止系11を
通常パージモードに設定して(ステップS14)処理を
終了する。
【0055】次に、上記各処理ステップについて順次説
明する。
【0056】 (1)PTセンサの0点補正(図3、ステップS0) 図4はPTセンサの0点補正ルーチンのフローチャート
であって、本プログラムはバックグラウンド処理時に実
行される。
【0057】ステップS15では、エンジン1のエンジ
ン冷却水温TWが所定温度TWJ、例えば20℃以上か
否かを判別する。その答が肯定(YES)、すなわち、
エンジン冷却水温TWが前記所定温度TWJ以上である
ときは、PTセンサ29の0点補正を実施せずに、後述
する異常診断のモニタ許可診断に移行し、その答が否定
(NO)、すなわち、エンジン冷却水温TWが前記所定
温度TWJ以下であるときは、ステップS16に進み、
第1の所定時間TS1(例えば10sec)経過したか
否かを判定する。その答えが肯定(YES)であるとき
は、PTセンサ29の0点補正を実施せずに、異常診断
のモニタ許可診断に移行し、否定(NO)のときは、P
Tセンサ29の0点補正を実施すべくステップS17へ
進む。すなわち、IGSWがオンしてIGSWセンサ1
8によりエンジン1の作動が検出されると、エンジン1
と燃料タンク23との間における燃料循環によって燃料
温度が上昇し、それに伴って燃料蒸気が発生する。本実
施例では、この燃料蒸気が比較的少ないこのエンジン1
の始動直後に、PTセンサの0点補正を行うことによ
り、燃料蒸気による内圧変化の影響を受けることなく正
確に0点補正を行うようにしている。
【0058】ステップS17では、パージ制御弁36を
閉じる。これは、キャニスタ26中の蒸発燃料が吸気系
へパージされることにより生ずる燃料タンク23内の内
圧変化を防止するために行う。続いてステップS18
で、第1の電磁弁35をオン状態にして第1の制御弁2
8を開弁し、燃料タンク23とキャニスタ26とを連通
状態にする。さらに、ステップS19では、燃料タンク
23内で発生する燃料蒸気による内圧変化を防止するた
め、第2の電磁弁39をオフ状態に維持してドレンシャ
フト弁38を開弁状態として大気に開放する。これによ
り、燃料タンク23内が大気圧となる。
【0059】ステップS19を実施した後、燃料タンク
23の内圧力が安定し得る第2の所定時間TS2(例え
ば4sec)の経過を待ち(ステップS20)、該第2
の所定時間TS2が経過した後、ステップS20´でP
Tセンサ29の0点補正を行う。すなわち、前記第2の
所定時間TS2経過後、その時の燃料タンク23内の圧
力値PT0をPTセンサ29により計測し正負圧変極点
(0点)としてECU5に記憶させる。その結果、PT
センサ29における0点のズレの補正がなされ、これよ
り以降に計測されるPTセンサ29の圧力値は、前記記
憶した正負圧変換点の圧力値PT0に基づいてECU5
により補正され、後述する蒸発燃料排出抑止系の異常が
正確に判定される。なお、この正負圧変換点としての圧
力値PT0に代えて、、学習値(例えば平均値)を用い
てもよい。
【0060】また、エンジン1の冷機始動か否かを検出
するためのエンジン温度として前記ステップS15にお
いてエンジン冷却水温度TWに代えて燃料タンク23内
の燃料温度を所定温度と比較するようにしてもよい。な
お、この場合の0点補正において、正負圧変換点に応じ
た補正係数を用いる場合、該補正係数をエンジン冷却数
温を用いた場合と異なる値に設定する必要がある。
【0061】 (2) モニタ許可判断(図3、ステップS1) 図5は異常診断のモニタが許可されたか否かを判断する
モニタ許可判断ルーチンのフローチャートであって、本
プログラムはバックグラウンド処理時に実行される。
【0062】ステップS21では、始動時のエンジン冷
却水温TWIが所定温度TWXより小さいか否かを判別
する。すなわち、本実施例の異常診断はエンジンが長時
間運転されずに放置された状態のときに実行すれば充分
であり(例えば、1回/日)、まず、IGSWオン時に
始動時のエンジン冷却水温TWIを読み込み、該エンジ
ン冷却水温TWIが所定温度TWX、例えば20℃以下
だったか否かを判別する。
【0063】そして、その答が肯定(YES)、すなわ
ち始動時のエンジン冷却水温TWIが所定温度TWX以
下のときは、TWセンサ15により検出された現在の冷
却水温TWが所定下限値TWL(例えば、50℃)と所
定上限値TWH(例えば、90℃)の範囲内にあるか否
かを判別し(ステップS22)、その答が肯定(YE
S)のときはTAセンサ14により検出される吸気温が
所定下限値TAL(例えば、70℃)と所定上限値TA
H(例えば90℃)の範囲内にあるかを判別する(ステ
ップS23)。そして、その答が肯定(YES)のとき
は、エンジンは緩機完了状態にあると判断してステップ
S24に進む。
【0064】ステップS24ではNEセンサ16により
検出されたエンジン回転数NEが所定下限値NEL(例
えば2000rpm)と所定上限値NEH(例えば40
00rpm)の範囲内にあるか否かを判別する。そし
て、その答が肯定(YES)のときはPBAセンサ13
により検出された吸気管内絶対圧PBAが所定下限値P
BAL(例えば負圧で350mmHg)と所定上限値PBA
H(例えば負圧で150mmHg)の範囲内にあるか否かを
判別する(ステップS25)。そして、その答が肯定
(YES)のときはθTHセンサ4により検出されたス
ロットル弁開度θTHが所定下限値θTH(例えば1
°)と所定上限値θTHH(例えば5°)の範囲内にあ
るか否かを判別する(ステップS26)。そして、その
答が肯定(YES)のときはVSPセンサ21により検
出される車速VSPが所定下限値VSPL(例えば、5
3km/hr)と所定上限値VSPH(例えば、61km/hr)
の範囲にあるか否かを判別する(ステップS27)。そ
して、その答が肯定(YES)のときはエンジンは緩機
完了状態であり、しかもその運転状態は安定していると
判断してステップS28に進む。
【0065】ステップS28では車輌がクルーズ走行状
態にあるか否かを判別する。ここで車輌がクルーズ走行
状態にあるか否かは、例えば±0.8km/sec以内の車速
変動が2秒間継続した走行状態にあるか否かにより判別
される。そして、その答が肯定(YES)のときは一定
時間パージを行なったか否かを判別する(ステップS2
9)。すなわち、キャニスタ26に多量の蒸気が貯蔵さ
れている場合は、排出抑止系11を所定の負圧状態に減
圧しようとする際に通気抵抗の増大による減圧処理時間
が増加したり、減圧処理中に濃い蒸気が吸気系にパージ
される虞がある。そこで、本実施例では一定時間パージ
を行なうことによりキャニスタ26内に吸着貯蔵されて
いる燃料蒸気を低減させる。
【0066】そして、その答が肯定(YES)のときは
異常診断のモニタを許可すべくフラグFMONを「1」
に設定して(ステップS30)本プログラムを終了す
る。一方、S21〜S29の各判断ステップの答のうち
少くとも1つが否定(NO)となったときはモニタ許可
の条件が成立していないためフラグFMONを「0」に
設定し(ステップS31)、本プログラムを終了する。
【0067】(3) 大気開放時のタンク内圧チェック(図
3、ステップS3) 図6は、大気開放時のタンク内圧チェックルーチンを示
すフローチャートであって、本プログラムはバックグラ
ウンド処理時に実行される。
【0068】まず、ステップS41では排出抑止系11
をタンク内圧開放モードに設定すると共に第2のタイマ
tmATMPをスタートさせる。すなわち、第1の電磁
弁35をオン状態にすると共に、第2の電磁弁39をオ
フ状態にしてドレンシャット弁38を開弁状態にし、さ
らにパージ制御弁36を開弁状態にしてタンク内圧を大
気に開放する(図2、参照)。
【0069】そして、ステップS42では第2のタイマ
tmATMPのタイマ値が所定時間T2を経過したか否
かを判別する。ここで、所定時間T2としては排出抑止
系11の内圧力が安定し得る時間、例えば4secに設定
される。そして、その答が否定(NO)のときは本プロ
グラムを終了する一方、その答が肯定(YES)になっ
たときは、ステップS43に進み、PTセンサ29によ
り大気開放時のタンク内圧PATMを計測してECU5
に記憶させた後(ステップS43)、チェック終了フラ
グを立てて(ステップS44)本プログラムを終了す
る。
【0070】 (4) タンク内圧変動チェック(図3、ステップS5) 図7はタンク内圧変動チェックルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
【0071】まず、ステップS51では排出抑止系11
をタンク内圧変動チェックモードに設定すると共に第3
のタイマtmTPをスタートさせる。すなわち、パージ
制御弁36及びドレンシャット弁38を開弁状態に維持
したまま第1の電磁弁35をオフ状態に切り換えて排出
抑止系11をタンク内圧変動チェックモードに設定する
(図2、参照)。
【0072】そして、ステップS52では第3のタイマ
tmTPが所定時間T3(例えば10sec)経過したか
否かを判別する。そして、その答が否定(NO)のとき
はそのまま本プログラムを終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは所定時間T3経過時のタンク内圧力
PCLSを計測してECU5に記憶させ(ステップS5
3)、数式(1)に基づき第1のタンク内圧変化率PV
ARIAを算出する(ステップS54)。
【0073】
【数1】 そして、上述の如く算出された第1のタンク内圧変化率
PVARIAをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS55)、本プログラムを終了する。
【0074】 (5) タンク内圧減圧処理(図3、ステップS7) 図8は、タンク内圧減圧処理ルーチンを示すフローチャ
ートであって、本プログラムはバックグラウンド処理時
に実行される。
【0075】まず、ステップS61では排出抑止系11
をタンク内圧減圧処理モードに設定する。すなわち、パ
ージ制御弁36を開弁状態に維持すると共に、第1の電
磁弁35をオン状態に、また第2の電磁弁をオンしてド
レンシャット弁38を閉弁状態に切換え(図2、参
照)、エンジン1の作動による吸引力によって排出抑止
系11を所定の負圧状態に設定する。次に、このときの
タンク内圧力PCHKが所定の負圧力P1(例えば、−
20mmHg)以上か否かを判別する(ステップS62)。
そして、その答が否定(NO)のときは本プログラムを
終了する一方、その答が肯定(YES)になったときは
処理終了フラグを立てて(ステップS63)、本プログ
ラムを終了する。
【0076】 (6) リークダウンチェック(図3、ステップS10) 図9は、リークダウンチェックルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
【0077】まず、ステップS71では排出抑止系11
をリークダウンチェックモードに設定する。すなわち、
第1の電磁弁35をオン状態に、またドレンシャット弁
38を閉弁状態に維持したままパージ制御弁36を閉弁
して排出抑止系11とエンジン1の吸気管2とを遮断す
る(図2、参照)。
【0078】次に、ステップS72に進み、リークダウ
ンチェック時のタンク内圧PSTが計測されたか否かを
判別する。最初のループではステップS72の答は否定
(NO)となるためステップS73に進み、タンク内圧
PSTを計測すると共に、第4のタイマtmLEAKを
「0」にセットしてスタートさせる。
【0079】次に、第4のタイマtmLEAKが所定時
間T4(例えば、10sec)を経過したか否かを判別す
る(ステップS74)。そして、最初のループではその
答は否定(NO)となるためそのまま本プログラムを終
了する。
【0080】一方、次回ループにおいては、上記したス
テップS72の答が肯定(YES)となるためステップ
S74に進み、第4のタイマtmLEAKが所定時間T
4を経過したか否かを判別する。そして、その答が否定
(NO)のときはそのまま本プログラムを終了する一
方、その答が肯定(YES)になるとリークダウンチェ
ックを行っている現在のタンク内圧PENDを計測して
ECU5に記憶させ(ステップS75)、数式(2)に
基づき第2のタンク内圧変化率PVARIBを算出する
(ステップS76)。
【0081】
【数2】 そして、上述の如く算出された第2のタンク内圧変化率
PVARIBをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS77)、本プログラムを終了する。
【0082】 (7) システム状態判定処理(図3、ステップS12) 図10は、異常判定処理ルーチンを示すフローチャート
であって、本プログラムはバックグラウンド処理時に実
行される。
【0083】まず、ステップS81では減圧処理中に第
1のタイマtmPRGが所定時間T1を経過したか否か
を判別する。そして、その答が肯定(YES)のときは
燃料タンク23の「穴明き」等により排出抑止系11か
ら燃料蒸気の大量リークが発生していると判断してステ
ップS82に進み、第1のタンク内圧変化率PVARI
Aが所定値P2より大きいか否かを判別する。そして、
その答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック
時におけるタンク内圧の上昇が低い場合であり、燃料タ
ンク23や配管接続部等から大量の燃料蒸気がリークし
ていると判断して排出抑止系11の異常を検出し(ステ
ップS83)、処理終了フラグを立てて(ステップS8
6)本プログラムを終了する。また、ステップS82の
答が肯定(YES)のときはタンク内圧変動チェック時
には多量の燃料蒸気が発生してタンク内圧が上昇(変
動)しているため、排出抑止系11を所定の負圧状態と
することができない場合であり、判定を保留して(ステ
ップS84)処理終了フラグを立て(ステップS8
6)、本プログラムを終了する。
【0084】一方、ステップS81の答が否定(NO)
のとき、すなわち排出抑止系11を所定の負圧状態とす
ることができる場合は、減圧処理終了後における所定の
判定処理ルーチンを実行した後(ステップS85)、処
理終了フラグを立てて(ステップS86)本プログラム
を終了する。
【0085】しかして、上記ステップS85で実行され
る判定処理ルーチンは、具体的には、図11に示すフロ
ーチャートにしたがって実行される。
【0086】まず、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する(ステップS9
1)
【0087】すなわち、タンク内圧変化率PVARIB
が排出抑止系11からのリークに起因するものなのか、
又は燃料タンク23内の蒸気発生量に起因するものなの
かを判別するため、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。つまり、燃料タ
ンク23内の蒸気発生量が多いために第1のタンク内圧
変化率PVARIAが大きい場合はステップS91の答
は否定(NO)となり、排出抑止系11から外部へのリ
ーク量が多いために第2のタンク内圧変化率PVARI
Bが大きい場合はステップS91の答は肯定(YES)
となる。ここで、所定値P3は減圧処理時間TRに応じ
て図12に示す如く設定される。すなわち、所定値P3
は、減圧処理時間TRが所定時間TR1より長いときは
「P31」に設定され、減圧処理時間TR1が前記所定
時間TRより短いときは「P32」(>P31)に設定
される。そして、ステップS91の答が肯定(YE
S)、すなわち、第2のタンク内圧変化率PVARIB
と第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定
値P3より大きいときは排出抑止系11の異常を検出し
(ステップS92)、ステップS91の答が否定(N
O)のときは排出抑止系11は正常であると判断して
(ステップS93)、処理を終了する。
【0088】図13は異常判定処理ルーチンの他の実施
例を示すフローチャートである。
【0089】まず、ステップS101ではFVセンサ3
0で検出される燃料タンク23内の燃料量FVが第1の
所定燃料量FV1以上か否か、すなわち例えば燃料タン
ク23内の燃料が満杯状態であるような所定燃料量以上
か否かを判別する。そして、その答が肯定(YES)の
ときはマップ[I]を選択し、その答が否定(NO)の
ときは前記燃料量FVが第2の所定燃料量FV2以上か
否か、すなわち例えば燃料タンク23内の燃料が満杯状
態に対して1/2以上か否かを判別する(ステップS1
03)。そして、その答が肯定(YES)のときはマッ
プ[II]を選択し(ステップS104)、その答が否定
(NO)のときはマップ[III]を選択する(ステップ
S105)。
【0090】次に、ステップS106では選択された各
マップ[I]〜[III]に基づいて異常判定を行い処理
を終了する。
【0091】具体的には、マップ[I]〜[III]は、
図14に示すように、第1のタンク内圧変化率PVAR
IAと第2のタンク内圧変化率PVARIBとの相関関
係から異常判定領域と正常判定領域とに区分されてお
り、かかるマップ検索により排出抑止系11が異常か否
かが判定される。(図中、斜線部が異常判定領域を示し
ている。) (8) 通常パージ(図3、ステップS14) 図15は、通常パージモードの各弁類の設定条件を示し
たフローチャートである。
【0092】すなわち、第1の電磁弁35をオン状態に
又ドレンシャット弁39及びパージ制御弁36を開弁状
態にして通常パージモードに設定し、エンジン1からエ
ア吸引が可能な状態として(ステップS111)本プロ
グラムを終了する。
【0093】
【発明の効果】以上詳説したように、本発明によれば、
燃料タンクから吸気系に蒸発燃料を放出する蒸発燃料排
出抑止系を備えた前記燃料タンクに設けられ、該燃料タ
ンクの内圧力を検出するタンク内圧検出手段と、前記エ
ンジンの低温始動後における前記蒸発燃料の放出停止中
の所定時間内に前記タンク内圧検出手段によって検出さ
れた大気開放中の前記燃料タンクの内圧力値を正負圧変
極点として記憶する記憶手段と、前記タンク内圧検出手
段の出力値を前記正負圧変極点に基づき補正する補正手
段とを備えたので、タンク内圧検出手段の正負圧変極点
のズレが補正でき、タンク内圧検出手段による燃料タン
クの内圧力の検出が精度よく行われる。従って、本発明
のタンク内圧検出装置を使用して内燃エンジンの蒸発燃
料排出抑止系の異常判定を行えば、正圧変化及び負圧変
化の明確な判別が可能となり、蒸発燃料排出抑止系の異
常判定を正確に行うことができ、しかも、減圧処理時に
燃料タンクが過負圧になることを未然に防止できる。
【0094】また、燃料タンクとキャニスタとを接続す
る燃料蒸気流通路に介装された第1の制御弁と、前記キ
ャニスタと内燃エンジンの吸気系とを接続するパージ通
路に介装された第2の制御弁と、前記キャニスタの吸気
口に介装された第3の制御弁とを有する蒸発燃料排出抑
止系を備えた内燃エンジンの燃料タンク内圧検出装置に
あって、前記燃料タンクに設けられ、該燃料タンクの内
圧力を検出するタンク内圧検出手段と、前記内燃エンジ
ンの低温始動後の所定時間内に、前記第1及び第3の制
御弁を開弁すると共に前記第2の制御弁を閉弁する弁制
御手段と、前記弁制御手段によって前記第1、第2及び
第3の制御弁を開閉制御した後、前記タンク内圧検出手
段によって検出された前記燃料タンクの内圧力値を正負
圧変極点として記憶する記憶手段と、前記タンク内圧検
出手段の出力値を前記正負圧変極点に基づき補正する補
正手段とを備えたので、上記同様の効果が期待できる。
【0095】さらに、前記記憶手段を、前記タンク内圧
検出手段によって検出された前記内圧力値の学習値を前
記正負圧変極点として記憶する構成にすれば、燃料タン
クの内圧力の検出精度がより一層、向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃エンジンの蒸発燃料処理装置
の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】第1,第2の電磁弁及びドレンシャット弁並び
にパージ制御弁の作動パターンを示す図である。
【図3】異常診断のメインルーチンを示すフローチャー
トである。
【図4】PTセンサの0点補正ルーチンのフローチャー
トである。
【図5】モニタ許可判断ルーチンのフローチャートであ
る。
【図6】大気開放時のタンク内圧チェックルーチンのフ
ローチャートである。
【図7】タンク内圧変動チェックルーチンのフローチャ
ートである。
【図8】タンク内圧減圧処理ルーチンのフローチャート
である。
【図9】リークダウンチェックルーチンのフローチャー
トである。
【図10】システム状態判定処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図11】異常判定処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図12】異常判定マップ図である。
【図13】異常判定処理ルーチンの他の実施例を示すフ
ローチャートである。
【図14】異常判定値マップ図の他の実施例である。
【図15】通常パージの設定手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 内燃エンジン 5 ECU(記憶手段、補正手段、弁制御手段) 10 パージ通路 11 蒸発燃料排出抑止系 23 燃料タンク 25 吸気口 26 キャニスタ 27 燃料蒸気流通路 28 第1の制御弁 29 PAセンサ(タンク内圧検出手段) 36 パージ制御弁(第2の制御弁) 40 第3の制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 恵隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 澤村 和同 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクから吸気系に蒸発燃料を放出
    する蒸発燃料排出抑止系に備えた内燃エンジンの前記燃
    料タンクに設けられ、該燃料タンクの内圧力を検出する
    タンク内圧検出手段と、 前記エンジンの低温始動後における前記蒸発燃料の放出
    停止中の所定時間内に前記タンク内圧検出手段によって
    検出された大気開放中の前記燃料タンクの内圧力値を正
    負圧変極点として記憶する記憶手段と、 前記タンク内圧検出手段の出力値を前記正負圧変極点に
    基づき補正する補正手段とを、 備えたことを特徴とする内燃エンジンの燃料タンク内圧
    検出装置。
  2. 【請求項2】 燃料タンクとキャニスタとを接続する燃
    料蒸気流通路に介装された第1の制御弁と、前記キャニ
    スタと内燃エンジンの吸気系とを接続するパージ通路に
    介装された第2の制御弁と、前記キャニスタの吸気口に
    介装された第3の制御弁とを有する蒸発燃料排出抑止系
    を備えた内燃エンジンのタンク内圧検出装置であって、 前記燃料タンクに設けられ、該燃料タンクの内圧力を検
    出するタンク内圧検出手段と、 前記内燃エンジンの低温始動後の所定時間内に、前記第
    1及び第3の制御弁を開弁すると共に前記第2の制御弁
    を閉弁する弁制御手段と、 前記弁制御手段によって前記第1、第2及び第3の制御
    弁を開閉制御した後、前記タンク内圧検出手段によって
    検出された前記燃料タンクの内圧力値を正負圧変極点と
    して記憶する記憶手段と、 前記タンク内圧検出手段の出力値を前記正負圧変極点に
    基づき補正する補正手段とを、 備えたことを特徴とする内燃エンジンのタンク内圧検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、 前記タンク内圧検出手段によって検出された前記内圧力
    値の学習値を前記正負圧変極点として記憶する構成にし
    たことを特徴とする請求項1または2記載の内燃エンジ
    ンのタンク内圧検出装置。
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