JP4400312B2 - 蒸発燃料処理装置の故障検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸発燃料処理装置の故障検出装置に関する。特に、車両に搭載した燃料タンクで発生した蒸発燃料をエンジンの吸気系にパージする蒸発燃料処理装置において、蒸発燃料の漏洩が生じているか否かを検出する故障検出装置に関する。
従来のエバポガスパージシステムのリーク診断装置として、検出されたエバポ系の内圧と基準圧との差を演算周期で積算し、その積算値に基づいてエバポ系のリークを判断するものが知られている。ここでは、エンジン停止直後にエバポ系を密閉した際に、圧力が正圧となる時間やそれよりも短い時間等をリーク診断時間としている。リーク診断時間、エバポガスパージシステムの内圧を積算した値と、リーク判定値を比較することによりリーク診断を行っている(例えば、特許文献1、参照。)。
また、同様に、リーク診断時間、エバポガスパージシステムの内圧を積算した値と、リーク判定値を比較することによりリーク診断を行うものとして、システム圧が所定圧以上となった場合に、システムを一時開放するものがある。これにより、リーク診断終了後の大気開放時にエバポガスが大気中に漏洩するのを防止している。この場合には、開放以降は、検出された値を開放されなかった場合の圧力に換算したものを積算し、これとリーク判定値を比較することによりリーク診断を行っている(例えば、特許文献2、参照。)。
特開2003−56416号公報 特開2003−74422号公報
上記従来技術においては、エンジン停止直後にエバポ系を密閉すると、排気系の温度が高いためにエバポガスが多く発生してエバポ系圧力が上昇する、ということを前提としている。しかしながら、運転時間がある程度長い場合等には、燃料中の蒸発し易い軽い成分が既に蒸発しており、停止後のエバポガスの発生がない、または少量となる場合がある。このように、エバポ系内の圧力波形は一意的に決定することができないため、上述した従来技術においてはリーク診断を適切に行うのが困難であるといった問題があった。
そこで本発明は、上記問題を鑑みて、より正確なリーク診断を行うことができる蒸発燃料処理装置の故障検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、燃料タンク内の燃料が蒸発して生じたエバポガスをエンジンの吸気系にパージする蒸発燃料処理装置と、前記燃料タンクを含む蒸発燃料処理装置内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記蒸発燃料処理装置を選択的に密閉可能な密閉手段と、を備える。また、前記検出圧力の変化量の絶対値を積算する圧力積算手段と、エンジン停止時に、前記蒸発燃料処理装置を密閉状態にした上で求めた圧力積算値より、リークが生じているか否かを判断するリーク診断手段と、を備える。
そして、前記圧力積算手段を、圧力変化速度が所定値以上のときに積算を行い、圧力変化速度が所定値に達していないときには積算値を変化させないように構成する。
あるいは、前記蒸発燃料処理装置内の検出圧力が正圧の場合には、前記密閉手段を制御することにより、一旦前記蒸発燃料処理装置内を大気開放し、前記圧力積算手段を、検出圧力が負圧の場合のみ積算するように構成する。
このように、エンジン停止時に、蒸発燃料処理装置内の圧力変化量の絶対値を積算した値より、リークが生じているか否かを判断することにより、蒸発燃料処理装置内で様々な圧力波形を示す場合に対して、リーク診断をより正確に行うことができる。
第1の実施形態に用いるエバポ系1の構成を、図1を用いて説明する。なお、エバポ系1とは、燃料タンク2内で生じたエバポガスを吸気管22へパージ処理するエバポパージシステムを指し、後述するように、燃料タンク2からパージバルブ7までで構成される。
エバポ系1として、燃料タンク2と、燃料タンク2に接続するベントライン3と、燃料タンク2にベントライン3を介して接続したキャニスタ4と、を備える。キャニスタ4内には、エバポガスを吸着する活性炭等の吸着体4aを収容する。また、キャニスタ4において、吸着体4aに対して、Uターンしてガスが流通するようにベントライン3との接続部に対峙する位置に大気開放通路11を備える。大気開放通路11には、常開型の電磁弁よりなるベントカットバルブ5を備える。ベントカットバルブ5は、後述するように選択的にエバポ系1内を密閉する手段とする。
また、燃料タンク2からの燃料は、エンジン21の吸気管22に設けた、燃料噴射弁23を介して噴射される。吸気管22には、スロットルバルブ27の開度に応じた新気が流入し、燃料噴射弁23から噴射された燃料と一緒にエンジン21の燃焼室24に供給される。燃焼室24において燃焼後の排気ガスは、排気管25を通り、触媒26において浄化される。
さらに、キャニスタ4と吸気管22の間には、キャニスタ4の吸着体4aに吸着されたエバポガスを吸気管22にパージするためのパージ通路6を備える。パージ通路6を、スロットルバルブ27の下流側で吸気管22に接続するように構成する。パージ通路6には、常閉型の電磁弁よりなるパージバルブ7を備える。
また、燃料タンク2からパージバルブ7までのエバポ系1の圧力を検出する圧力センサ8を備える。ここでは、圧力センサ8をキャニスタ4とパージ通路6との接続部近傍の圧力を検出する手段とする。ただしこの限りではなく、燃料タンク2内の圧力を検出するように構成してもよい。また、燃料タンク2内の温度を検出する温度センサ9を備える。ここでは、温度センサ9は、燃料タンク2内の燃料温度の検出を行う。さらに、エバポ系1の外気温度を検出する外気温度センサ13を備える。
また、このようなエバポ系1の故障診断の制御を行う制御装置10を備える。制御装置10では、エンジン21の停止時にベントカットバルブ5の開閉を制御し、圧力センサ8、温度センサ9、外気温度センサ13の出力に基づいて、エバポ系1からのリークが生じているか否かを診断する。
通常、エバポ系1では、燃料タンク2内で生じたエバポガスが大気中に漏洩するのを防止するため、燃料タンク2内のエバポガスをベントライン3を通してキャニスタ4に導入し、吸着体4aに吸着させる。また、パージ通路6に設けたパージバルブ7の開度を制御することにより、所定流量に調整したエバポガスを、キャニスタ4から負圧状態にある吸気管22側にパージする。これにより、大気へのエバポガスの漏洩を抑制している。
このようなエバポ系1において、例えば、ベントライン3やパージ通路6などの一部に微小の孔(以下、リーク孔)が生じて、大気中にエバポガスが漏洩した状態で長期間放置されると、大気汚染を引き起こす要因となってしまう。そこで、エバポ系1にリーク孔が発生しているか否かを診断するリーク診断を行う。
エバポ系1のリークは、エバポ系1を密閉し、系内の圧力であるエバポ圧力Pに応じて診断する。ここで、診断中にはキャニスタ4からエバポガスを吸気管22に取り入れることができず、キャニスタ4の吸着性能の悪化を招くため、車両運転中にリーク診断を行う場合には、診断の頻度が制限されてしまう。また、運転中には、車両運転者のアクセル操作、走行状態、走行環境といった外的要因により燃料タンク1内のエバポガスの状態も変化するので、リークを正確に診断するのが困難である。
そこで、本実施形態では、エンジン21の停止中にベントカットバルブ5、パージバルブ7を閉じてエバポ系1を密閉し、リーク診断を行う。エンジン21の停止後にエバポ系1を密閉した際の圧力変化の一例を、図2(a)に示す。
エバポ系1にリークが生じていない場合には、車両が停止して、エンジン21を停止した直後にエバポ系1を密閉すると、密閉直後のエバポ圧力Pが上昇する。これは、走行に伴って生じる空気の流れによる燃料タンク2の冷却が、車両停止とともに終了されるためである。これにより、燃料タンク2内の気相の温度が上昇するとともに、燃料温度が上昇して蒸発燃料であるエバポガスが増加し、エバポ圧力Pが上昇する。その後、外気により冷却されるに従って、燃料タンク2内の温度が低下するので、エバポ圧力Pが徐々に低下する。また、このとき、燃料タンク2内の気相に蒸発していたエバポガスが凝縮し、エバポ圧力Pがさらに低下する。
ここで、停止時にエバポ系1を密閉し、外気の影響によりエバポ系1の温度が密閉動作を行った時よりさらに低くなることで、エバポ系1にリークが生じていない場合にはエバポ圧力Pは負圧となる。しかし、エバポ系1にリークが生じている場合には、エンジン21の停止直後には多くの燃料が蒸発することにより一時的に圧力が上昇するが、蒸気燃料の発生が比較的小さくなった時点で圧力が降下し、大気圧またはその近傍となる。さらに、外気の影響でエバポ系1の温度が降下しても、エバポ系1に生じたリーク孔にから外気が取り込まれるため、エバポ系1の温度降下に伴う圧力降下は比較的緩やかで、エバポ圧力Pは大気圧またはその近傍に維持される。そのため、リークが生じている場合には、エンジン21の停止直後に正圧のみが検出されて負圧は検出されない、または負圧が比較的小さくなる。
なお、エバポ系1内の圧力波形はこの限りではなく、燃料成分や運転履歴、燃料温度、外気温度・圧力の変化等の要因により異なってくる。例えば、運転時間がごく短い場合などには、オフ直後のエバポ系1内の温度・圧力上昇が少ない、あるいは温度、圧力上昇が生じない。また、ある期間、運転が継続されたのちには、燃料成分に蒸発しやすい軽い成分が少なくなり、エバポガスが生じ難くなるため、圧力が上昇し難くなる。
そのため、図3に示すように、エンジン21の停止後にエバポ系1を密閉した場合にも、密閉直後に圧力が上昇して負圧になり難かったり(図3のa)、圧力は上昇せずに最初から負圧となったり(図3のc)する場合がある。そこで、本実施形態では、このような圧力変化が生じた場合にも、圧力変化量の積算値とリーク診断値とを比較することにより、正確なリーク診断を可能とする。ここでは、エバポ系1の密閉時の圧力を基準圧Poとし、これとエバポ圧力Pとの差圧(=|P−Po|)を演算周期毎に積算した積算値sとリーク診断値soを比較することにより、リーク診断を行う。積算値sがリーク診断値so以上の場合にはリークが生じていないと判断する。一方、積算値sがリーク診断値soより小さい場合には、大気中にエバポガスが漏洩し、または、大気がエバポ系1内に取り込まれ、圧力変化が抑制されている、つまりリークが生じていると判断する。
次に、リーク診断の流れを図4のフローチャートを用いて説明する。本フローは、所定時間毎に繰り返し行う。
まず、ステップS1〜S5において、診断許可条件を満たしているか否かを判断する。ステップS1においては、キーオフ状態であるか否か、つまりエンジン21が停止状態であるか否かを判断する。キーオフ状態でない場合にはリーク診断は行わず、ステップS24に進みFLAGBを0に設定する。なお、FLAGBは、既に診断を行ったか否かを示す信号であり、0の場合には停止中の診断がまだ行われていないことを、1の場合には、診断を既に行ったことを示す。
ステップS1においてキーオフ状態であると判断された場合には、ステップS2に進み、キーオフ時の燃料温度Toffが、キーオフ時の外気温度Taより所定値Do以上高いか否かを判断する。なお、所定値Doは、燃料温度Toffが所定値Doだけ降下した場合に、十分に検出可能な圧力変化が生じるような値に予め設定しておく。燃料温度Toffが外気温度Taに対して十分高くない場合には、十分な圧力変化が生じるとは限らないと判断して、ステップS24に進みFLAGBを0に設定する。
次に、ステップS3において、電源電圧が所定値Co以上であるか否かを判断する。ここで、所定値Coは次回の運転始動に必要な電力値とする。リーク診断時には、常開型の電磁弁よりなるベントカットバルブ5を閉じるために通電したり、圧力センサ8、温度センサ9へ通電したり、制御装置10を動作させるために電力が消費される。そのため、電源電圧が十分にない場合には、リーク診断を行わず、ステップS24に進みFLAGBを0に設定する。
ステップS3において、電源電圧の条件を満たしている場合には、ステップS4に進み、給油中であるか否かを判断する。給油中の場合には、エバポ系1の密閉は行うことができず、リーク診断が行えない。そこで、ステップS24において、FLAGBを0に設定する。給油中ではないと判断された場合には、ステップS5に進み、FLAGBが1であるか否かを判断する。FLAGBが1である場合には、既にリーク診断が終了しているので、リーク診断は行わないと判断する。
このように、ステップS1〜S5における診断許可条件のうち一つでも満たされない場合には、ステップS25に進みベントカットバルブ5を開き、エバポ系1を開放する。次に、ステップS26において、FLAGAを0に設定する。なお、FLAGAは、リーク診断が行われている状態であるか否かを示す信号で、FLAGAが1の場合にはリーク診断中、0の場合には診断中ではないことを示す。さらにステップS27に進み、TimerAを0に設定する。TimerAを、後述するようにリーク診断が継続されている時間とする。次に、ステップS28において、TimerBを0に設定する。TimerBは、圧力の積算を行う演算周期を制御するためのタイマとする。ステップS29において、圧力変化量の積算値sを0にリセットする。リーク診断が行われない場合には、ステップS25〜S29のような処理を行ったあと、本フローを終了する。
一方、ステップS1〜S5の診断許可条件を全て満たしている場合には、リーク診断を行う。ステップS6において、FLAGAが1であるか否かを判断する。
FLAGAが1でない場合、つまり、現在リーク診断を継続していない場合には、ステップS7に進み、FLAGAを1に設定してリーク診断を開始する。ステップS8において、エバポ圧力Pを検出し、これを基準圧力Poとして記憶する。なお、通常、運転時にはエバポ系1は大気開放されているので、基準圧Poは大気圧、またはその近傍の圧力となる。次に、ステップS9において、ベントカットバルブ5を閉じることにより、エバポ系1を密閉する。このように、密閉時のエバポ圧力Pを基準圧Poと設定して、リーク診断を開始する。
ステップS6において、リーク診断が継続されている、つまりFLAGAが1に設定されていたら、または、ステップS9において、エバポ系1を密閉したら、ステップS10に進む。ステップS10において、TimerAをカウントする。つまり、TimerA=TimerA+T。次に、ステップS11において、積算の演算周期を制御するためのTimerBをカウントする。つまりTimerB=TimerB+T。なお、ステップS9、10において、Tは本フローを一回転するのに必要な時間に相当する。
次に、ステップS12において、TimerBが所定値Bo以上であるか否かを判断する。ここで、所定値Boは、圧力変化量の積算を行う演算周期として、予め設定しておく。TimerBが所定値Boより小さい場合には本フローを終了し、TimerBが所定値Bo以上の場合には、圧力変化量の積算を行うために、ステップS13に進む。
ステップS13において、TimerBを0にリセットし、ステップS14において、エバポ圧力Pを検出する。次に、ステップS15において、圧力変化量の積算値sを演算する。つまり、s=s+|P−Po|。
ステップS16において、TimerAが所定値Ao以上であるか否かを判断する。ここで、所定値Aoは、リーク診断の繰り返しを指示する上限時間とする。ここでは、所定値Aoとなった直後の判定で、圧力変化量の積算値sが十分に大きくなっていない場合にリークが生じていると判断する。なお、所定値Aoを設定することにより、リーク診断により過剰に電力が消費されるのを抑制することができる。TimerAが、所定値Ao以上である場合には、ステップS17に進み、FLAGBを1に設定する。つまり、今回以降は診断を継続せず、リーク診断を終了する旨を記憶して、ステップS18に進む。なお、本実施形態では、TimerAが所定値Ao以上であると判断された場合にも、その回の診断は継続して行う。一方、TimerAが所定値Aoより小さい場合には、FLAGBはそのまま0の状態で、ステップS18−0に進む。
ステップS18−0において、圧力変化量の積算値sが所定値so以上であるか否かを判断する。ここで、所定値soは、正常時に、燃料温度Tが所定値Do低下する際の圧力変化量の積算値sに相当する値であり、予め実験等により求めておく。図2(a)に示すように、リークが生じている場合には、圧力変化はエバポ系1の密閉直後に生じ、その後は生じない、または小さなものとなる。そのため、キーオフ中に比較的長い時間、圧力変化量の積算を行うことで、図2(b)に示すように、リークが生じている場合と生じていない場合の積算値sが大きく異なってくる。ここで、圧力波形には前述したように様々な傾向があるが、リークが生じていない場合は、リークが生じている場合に比較して、圧力変化量の絶対値の積算値sが大きくなる。
そこで、ステップS18−0において、圧力変化量の積算値sが所定値so以上の場合には、ステップS19に進み、エバポ系1は正常であると判断し、ステップS20においてFLAGBを1に設定して本フローを終了する。一方、ステップS18−0において、圧力変化量の積算値sが所定値soより小さい場合には、ステップS21に進み、FLAGBが1であるか否かを判断する。つまり、ステップS16、S17において、診断の上限時間Aoが経過したか否かを判断し、FLAGBが1の場合には、ステップS22に進み、エバポ系1にリークが生じており、異常であると判断する。一方、FLAGBが0の場合には、ステップS23に進み、判定保留として診断を継続する。
このように、比較的長い間、圧力変化量の絶対値を積算し、その積算値sをリーク診断値である所定値soと比較することでリーク診断を行う。これにより、圧力波形の特徴に係らず、リーク診断が生じているか否かを診断することができる。そのため、比較的多くの頻度でリーク診断を行うとともに、より正確にリーク診断を行うことができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
燃料タンク2内の燃料が蒸発して生じたエバポガスをエンジン21の吸気管22にパージするエバポ系1と、燃料タンク2を含むエバポ系1内の圧力を検出する圧力センサ8を備える。また、エバポ系1を選択的に密閉可能なベントカットバルブ5と、検出圧力の変化量の絶対値を積算する圧力積算手段(15)と、エンジン21の停止時に、エバポ系1を密閉状態にした上で求めた圧力積算値sより、リークが生じているか否かを判断するリーク診断手段(S18−0〜S23)と、を備える。このように、圧力変化量を積算することにより、圧力波形にかかわらず、正確にリーク診断を行うことができる。特に、エンジン21の停止時にリーク診断を行うことにより、十分に圧力変化の積算時間をとることができ、リークが生じているか否かをより正確に判断することができる。
また、圧力積算手段(S15)において、圧力センサ8の検出圧力であるエバポ圧力Pと、密閉した時点でのエバポ系1内の圧力である基準圧Poと、の差の絶対値を積算する。ここで、基準圧Poは略大気圧となるので、リークが生じている場合には、エバポ圧力Pは基準圧Poに近い値となり、その積算値sは小さくなる。反対に、リークが生じていない場合には、エバポ圧力Pと基準圧Poとの差の絶対値の積算は小さくなる。これにより、圧力波形にかかわらず、正確にリーク診断を行うことができる。
また、リーク診断の継続時間をカウントするタイマ(S10)を備え、計測時間TimerAが所定の上限時間Ao内のうちに、圧力積算値sが所定のリーク診断値soより大きくならなかった場合に、リークが生じていると判断する。このように、所定の上限時間Ao内にリーク診断を行うことにより、無駄に診断を継続するのを避けることができる。また、診断時間を制限することで、リークが生じている場合に積算を多数繰り返すことにより積算値sが大きくなり、リークが生じていないと誤診されるのを避けることができる。
次に、第2の実施形態について説明する。エバポ系1の構成を第1の実施形態と同様とする。以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
キーオフ後に、外気温度の変化が生じる等により大気圧も変化する場合がある。この場合には、図5に示すように、リークが生じている場合にも、大気圧の変化に従ってエバポ圧力Pが変化してしまい、圧力変化量の積算値sが比較的大きくなる。そのため、リーク診断時に、リークが生じているにもかかわらず、リークが生じていないと誤診してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、大気圧の変化によるエバポ圧力Pの変化と、エバポ系1内のエバポガス量や温度の変化によるエバポ圧力Pの変化とを、区別することにより、リーク診断の誤診を抑制する。ここで、通常、大気圧の変化は、リークが生じていない場合のエバポ系1内の圧力変化に比較して緩やかなものとなる。そこで、圧力変化量の積算時に、圧力変化速度の比較的大きい場合に対してのみ積算を行う。このとき、リークが生じていない場合に、圧力変化が増加から減少に変化する場合などにその値が積算されない可能性があるが、その他の領域の変化量を積算することにより、リークが生じている場合と生じていない場合の差を十分に大きくすることができる。
リーク診断の制御方法を図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS14において、エバポ圧力Pを検出したら、ステップS31において、圧力変化速度を計算する。ここでは、前回の圧力検出値P(n―1)と今回の圧力検出値P(n)の差分ΔPをとる。なお、P(n)は、エンジン21が停止した後の、図6に示すフローの実行回数を示す。次に、ステップS32において、差分ΔPが所定値ΔPc以上であるか否かを判断する。なお、所定値ΔPcを、通常の大気圧の変化速度より大きい値として、予め設定しておく。所定値ΔPc以上の場合には、エバポ系1内の温度変化またはエバポガスの発生量の変化による圧力変化であると判断して、ステップS15に進み、圧力変化量の積算値sを算出する。一方、所定値ΔPcより小さい場合には、大気圧の変化によるエバポ系1内の圧力変化である可能性があるとして積算は行わず、ステップS16に進む。その他の部分は、第1の実施形態と同様とする。
このように、圧力変化速度を用いて、大気圧の変化によるエバポ系1内の圧力変化である可能性があるのか、エバポガス発生量や温度変化によるエバポ系1の圧力変化であるのかを判断する。エバポガス発生量や温度変化によるエバポ系1の圧力変化のみを積算値sとして積算し、リーク診断値s1と比較してリーク診断を行う。
次に、本実施形態の効果について説明する。以下、第1の実施形態と異なる効果のみを説明する。
圧力積算手段(S15)は、圧力変化速度(ΔP)が所定値以上のときに積算を行う。一方、圧力変化速度(ΔP)が所定値に達していないときには積算値sを変化させない。ここでは、積算値sの初期値、例えばs=0を設定し、圧力変化速度(ΔP)が所定値ΔPc以上の場合には、ステップS15において、検出した圧力変化量(=|P−Po|)を前回の積算値s(n−1)に加算することにより、今回の積算値s(n)とする。圧力変化速度(ΔP)が所定値ΔPc未満の場合には、ステップS15を迂回して積算を中断し、前回の積算値s(n−1)を今回の積算値s(n)とする。これにより、大気圧の変化等、外的要因による圧力変化が積算値sに積算されるのを抑制することができる。その結果、より正確にリーク診断を行うことができる。
次に、第3の実施形態について説明する。エバポ系1の構成を第1の実施形態と同様とする。以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
キーオフ後、エバポ系1の温度が上昇することによりエバポ圧力Pが上昇するとともに、エバポガスが気相に蒸発することにより、さらにエバポ圧力Pが上昇する。エバポガスの蒸発速度は比較的早く、図2に示すように、リークが生じている場合にも、キーオフ直後に正圧側の圧力変化が検出される可能性がある。これに対して、負圧側の圧力変化は、外気により冷却されることによるエバポ系1の温度低下に起因するため、その変化速度は比較的緩やかなものとなる。そのため、エバポ系1にリークが生じている際には、リーク孔より外気がエバポ系1内に混入し、圧力変化が生じない、または小さくなる。
そこで、エバポ圧力Pが正圧の場合には、エバポ系1を一旦開放してエバポ系1内を大気圧とした後、圧力変化量の積算を行う。エバポ系1内を大気圧とした後、密閉することにより、燃料の蒸発がさらに生じない場合には、エバポ圧力Pは、負圧方向に変化する。つまり、リークが生じている場合には、検出され難い負圧側の圧力変化量のみを積算し、この積算値sによりリーク診断を行う。
リーク診断の制御方法を、図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1〜5において、リーク診断の実行条件を満たしていると判断されたら、ステップS6において、FLAGAが1に設定されているか否かを判断する。FLAGAが1に設定されていたら、ステップS10に進む。FLAGAが1ではない場合には、ステップS41に進み、TimerCが所定値Co以上であるか否かを判断する。ここで、TimerCは、ベントカットバルブ5の開放経過時間、つまりエバポ系1が大気開放されている時間をカウントするタイマとする。また、所定値Coを、エバポ系1を大気開放した際に、系内が大気圧となるまでに必要な時間とし、予め実験等により求めておく。TimerCが所定値Coより小さい場合にはステップS42に進み、TimerCをカウントする。つまり、TimerC=TimerC+Tとして本フローを終了する。
一方、TimerCが所定値Co以上となり、エバポ系1内が大気圧となったと判断されたら、ステップS7〜S9において、リーク診断を開始する。また、ステップS10〜S14で、TimerA、Bの設定およびエバポ圧力Pの検出を行ったら、ステップS43において、エバポ圧力Pが所定値Pa以上であるか否かを判断する。ここで、所定値Paは、大気より僅かに高めの圧力とする。
ステップS43において、エバポ圧力Pが所定値Pa以上の場合には、ステップS44において、ベントカットバルブ5を開として、エバポ系1を大気開放する。ステップS45において、FLAGAを0に設定し、ステップS46において、TimerCを0に設定し、本フローを終了する。一方、ステップS43において、エバポ圧力Pが所定値Pa未満の場合には、ステップS15に進み、第1の実施形態と同様に、圧力変化量の積算値sを算出し、ステップS16、S17でリーク診断の継続時間を判断する。ステップS18−2において、積算値sを所定値s2と比較し、積算値sが所定値s2以上の場合には正常と判断し、所定値s2未満の場合には、保留、または異常と判断する。
このように、エバポ系1内がリーク時には生じ難い負圧側の圧力変化量の積算値sからリーク診断を行うことにより、より正確な診断を行うことができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。以下、第1の実施形態と異なる効果のみを説明する。
エバポ系1内の圧力Pが正圧の場合には、ベントカットバルブ5を制御することにより、一旦、エバポ系1内を大気開放する。これにより、リークが生じていない場合に、エバポ系1内の圧力変化が負圧方向の変化となるようにすることができる。これにより、リークが生じている場合の圧力変化量を抑制することができる。
つまり、圧力積算手段(S15)では、検出圧力Pが負圧の場合のみ積算する。ここでは、積算値sの初期値を予め設定しておき、エバポ圧力Pが負圧の場合には圧力変化量(=|P−Po|)を積算し、負圧ではない場合には積算値sを変化させない。リーク発生時には検出され難い、負圧側の圧力変化量を積算することにより、より正確にリーク診断を行うことができる。
なお、本実施形態では、リーク診断の終了を経過時間(TimerA)により判断しているが、この限りではない。例えば、フローの実行回数等により、診断の終了を決定してもよい。
このように、本発明は、上記発明を実施するための最良の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術思想の範囲内で、様々な変更を為し得ることはいうまでもない。
本発明は、燃料タンク内のエバポガスをパージする蒸発燃料処理装置の故障診断装置に適用することができる。ここでは特に、蒸発燃料処理装置からのリークが生じているか否かを診断するリーク診断装置に適用することができる。
第1の実施形態に用いる蒸発燃料処理装置の概略構成図である。 第1の実施形態におけるエバポ圧力の波形、圧力積算値の例を示す図である。 第1の実施形態におけるエバポ圧力の様々な波形の例を示す図である。 第1の実施形態におけるリーク診断方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるエバポ系圧力の波形の例を示す図である。 第2の実施形態におけるリーク診断方法を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるリーク診断方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エバポ系(蒸発燃料処理装置)
2 燃料タンク
5 ベントカットバルブ(密閉手段)
8 圧力センサ(圧力検出手段)
10 制御手段
13 外気温度センサ
21 エンジン
22 吸気管
S15 圧力積算手段
S18(〜S23) リーク診断手段

Claims (4)

  1. 燃料タンク内の燃料が蒸発して生じたエバポガスをエンジンの吸気系にパージする蒸発燃料処理装置と、
    前記燃料タンクを含む蒸発燃料処理装置内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記検出圧力の変化量の絶対値を積算する圧力積算手段と、
    前記蒸発燃料処理装置を選択的に密閉可能な密閉手段と、
    エンジン停止時に、前記蒸発燃料処理装置を密閉状態にした上で求めた圧力積算値より、リークが生じているか否かを判断するリーク診断手段と、を備え
    前記圧力積算手段は、圧力変化速度が所定値以上のときに積算を行い、圧力変化速度が所定値に達していないときには積算値を変化させない、
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置の故障検出装置。
  2. 燃料タンク内の燃料が蒸発して生じたエバポガスをエンジンの吸気系にパージする蒸発燃料処理装置と、
    前記燃料タンクを含む蒸発燃料処理装置内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記検出圧力の変化量の絶対値を積算する圧力積算手段と、
    前記蒸発燃料処理装置を選択的に密閉可能な密閉手段と、
    エンジン停止時に、前記蒸発燃料処理装置を密閉状態にした上で求めた圧力積算値より、リークが生じているか否かを判断するリーク診断手段と、を備え
    前記蒸発燃料処理装置内の検出圧力が正圧の場合には、前記密閉手段を制御することにより、一旦前記蒸発燃料処理装置内を大気開放し、
    前記圧力積算手段は、検出圧力が負圧の場合のみ積算する、
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置の故障検出装置。
  3. 前記圧力積算手段は、前記圧力検出手段の検出圧力と、密閉した時点での前記蒸発燃料処理装置内の圧力である基準圧との差圧の絶対値を積算する請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理装置の故障装置。
  4. リーク診断の継続時間を計測するタイマを備え、
    前記タイマの計測時間が所定の上限時間内のうちに、前記圧力積算値が所定のリーク診断値より大きくならなかった場合に、リークが生じていると判断する請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理装置の故障検出装置。
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