JPH06169887A - 内視鏡スコープ - Google Patents

内視鏡スコープ

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JPH06169887A
JPH06169887A JP4323238A JP32323892A JPH06169887A JP H06169887 A JPH06169887 A JP H06169887A JP 4323238 A JP4323238 A JP 4323238A JP 32323892 A JP32323892 A JP 32323892A JP H06169887 A JPH06169887 A JP H06169887A
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JP
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elastomer
soft
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hard
polyester
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JP4323238A
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English (en)
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Izumi Watanabe
渡辺  泉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes
    • A61B1/0051Flexible endoscopes with controlled bending of insertion part
    • A61B1/0055Constructional details of insertion parts, e.g. vertebral elements

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可とう性に優れ、かつ耐熱性、耐久性の良い
内視鏡スコープを提供することを目的とする。 【構成】 液晶エラストマーを含むハードセグメントを
有するポリエステル系熱可塑性エラストマーを軟質部と
し、PBTを含むハードセグメントを有するポリエステ
ル系熱可塑性エラストマーを硬質部として、これらを積
層しスコープの外皮を形成する。 【効果】 使い勝手の良い内視鏡スコープを提供するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡スコープの周囲を
構成する外皮に係り、特に耐久性、耐熱性を向上させる
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】医用診断装置として用いられる内視鏡装
置は、内視鏡スコープを患者の体腔内に挿入し、該スコ
ープの先端部に搭載された撮像手段にて体内画像を得、
これを画面表示して診断に供するものである。
【0003】図5はこのような内視鏡スコープの構成を
示すものであり、患者の体腔内に挿入される挿入部4
と、手元で操作を行なう操作部1とに大別して構成され
る。そして、挿入部4は可とう管部2と湾曲部3から構
成され、操作部1からの操作によって湾曲部3の角度が
調整可能となっている。
【0004】図6は可とう管部2の断面図を示してお
り、図示のように、金属で形成され螺旋状に配設された
フレックス8とその外周部に設けられ、ステンレス鋼の
素線等で編まれた金属製のブレード7と合成樹脂とウレ
タン系熱可塑性エラストマーを積層した外皮6から構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
可とう管部2は、患者の体腔内に挿入されるので柔軟に
曲折し、かつ挿入力がよく先端側に伝わる様ある程度硬
さを有する必要がある。ところが、従来における外皮6
は異種材質、異種物性の材料を用いて積層し曲げ剛性や
柔軟性を持たせているので、各層間の密着強度、接着強
度が弱く、長期間の使用により各層間の剥離が生じ、挿
入性や外観に悪影響を及ぼすという欠点があった。
【0006】また、ウレタン系熱可塑性エラストマーは
耐熱性が悪く、高熱環境使用後や、医療用スコープの場
合は高温滅菌により、その硬度が軟化し挿入性に影響を
及ぼすという問題点があった。更に、ウレタン系熱可塑
性エラストマーは、硬度が高く柔軟性が低いため、柔軟
な部分を製造することが困難であった。また、軟質なも
のを作ったとしても、スコープの曲げ剛性の必要な部分
は軟質層に別の硬質層を積層しなければならず、層間の
耐久性に劣り、製造プロセスも複雑になるという問題が
あった。
【0007】また、昨今ではハードセグメントにポリブ
チレン・テレフタレート(以下PBT)、ソフトセグメ
ントに脂肪族ポリエステルまたは脂肪族ポリエーテルを
持つポリエステル系熱可塑性エラストマーを用いたもの
が使用されている。しかし、この場合においても柔軟な
材質を得ることが困難であり、ウレタン系熱可塑性エラ
ストマーと同様の問題を有していた。
【0008】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、耐
久性、可とう性に富んだ内視鏡スコープを提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、先端部に撮像手段を有し、患者体腔内に
挿入して体内を診断する内視鏡スコープにおいて、当該
内視鏡スコープの周囲を構成する外皮は、積層材として
ハードセグメントとソフトセグメントとが混在したポリ
エステル系熱可塑性エラストマーを2種以上用い、少な
くとも1種の前記ポリエステル系熱可塑性エラストマー
のハードセグメントとして液晶エラストマーを含んだも
のを使用することが特徴である。
【0010】
【作用】上述の如く構成された本発明によれば、液晶エ
ラストマーを含むハードセグメントを有するポリエステ
ル系熱可塑性エラストマーを軟質部とし、更にPBT等
を含むハードセグメントを有するポリエステル系熱可塑
性エラストマーを硬質部としてこれらを積層又は混合
し、内視鏡スコープの外皮を形成している。従って、外
皮各層に同程材質を用いていることにより層間の密着性
に優れ、可とう性に富みかつ耐熱性、耐久性の良い内視
鏡スコープを得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明が適用された内視鏡スコープの第1
実施例に係る断面図である。図示のように、この内視鏡
スコープはブレード7の周囲に配設される外皮が第1の
熱可塑性エラストマー10(以下、第1のエラストマー
という)と第2の熱可塑性エラストマー11(以下、第
2のエラストマーという)及び外周部9にて構成されて
いる。そして、第2のエラストマー11は図中の中間位
置付近から操作部側に徐々にその層の厚さが増してお
り、操作部近くでは第1のエラストマー10と第2のエ
ラストマー11との厚さが略同一となっている。
【0012】図3は熱可塑性エラストマー分子の概略を
示す説明図であり、ソフトセグメント12とハードセグ
メント13とが混在して構成されている。そして、本実
施例ではハードセグメント13の異なる2種の熱可塑性
エラストマー(即ち、第1のエラストマー10と第2の
エラストマー11)を用いてスコープの可とう性を調整
する。つまり、図4に示すように、可とう性の高いエラ
ストマー14と可とう性の低いエラストマー15とを混
在させるのである。
【0013】図1において第1のエラストマー10は、
ハードセグメントとして液晶モノマーを用い、ソフトセ
グメントとして脂肪族系ポリエステルを用いたポリエス
テル系のエラストマーである。
【0014】第2のエラストマー11は、ハードセグメ
ントとしてポリブチレン・テレフタレート(PBT)を
用い、ソフトセグメントとして脂肪族系ポリエステルを
用いたものである。
【0015】そして、上記の如く構成された第1のエラ
ストマー10は軟質部となり第2のエラストマー11は
硬質部となる。従って、内視鏡スコープは中間点から先
端側にいく程可とう性が高く、操作部側にいく程可とう
性が低くなる。また、第1のエラストマー10及び第2
のエラストマー11はソフトセグメントが同一分子で構
成されているので相溶性、密着性が良く、各層間で剥離
するという心配はない。
【0016】更に、ポリエステル系熱可塑性エラストマ
ーを用いているので、耐熱性が良く100〜120℃程
度で高温滅菌した場合においても可とう性に影響を与え
ることない。
【0017】また、図1に示す外周部9の材質としては
第1のエラストマー10又は第2のエラストマー11を
用途に応じて選択して使用すれば良い。
【0018】なお、上記実施例では2種のエラストマー
を用いて2層構造としたが、本発明はこれに限定され
ず、多種のエラストマーを用いて多層構造としても良
い。
【0019】図2は本発明の第2実施例を示す構成図で
ある。この例では上記第1実施例のように2種のエラス
トマーを積層するのではなく、混合しその混合比を変化
させることで可とう性を調整する。即ち、軟質ポリエス
テル系熱可塑性エラストマーと硬質熱可塑性エラストマ
ーとを混合し、その混合比を図中の中間位置から操作部
側へ行く程硬質のエラストマーを多くし、先端側へ行く
程軟質のエラストマーを多くする。これによって、スコ
ープの先端側では可とう性が高く操作部側で可とう性の
低いスコープを得ることができる。また、この例では積
層構造でなく一層であるため剥離を起こす心配はない。
【0020】なお、上記各実施例に用いられるエラスト
マーとしては以下に示すものがある。
【0021】軟質ポリエステル系熱可塑性エラストマ
ー: ・液晶エラストマー(S−TPE)(積水化学工業
(株)) ポリエステル系熱可塑性エラストマー: ・ペルプレン(商品名)(東洋紡績) ・ハイトレイル(商品名)(DuPont/東洋プロダクト) ・ARNITEL(商品名)(Akzo)
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ポリ
エステル系熱可塑性エラストマーのハードセグメントと
して液晶エラストマーを含んだものを使用しており、こ
の熱可塑性エラストマーを軟質部とし、内視鏡スコープ
の外皮を形成している。従って、可とう性に富んだ材質
を得ることができる。また、相溶性、接着性が向上する
ので、長時間の使用による層間剥離を防止することがで
きる。更に、耐熱性に優れ高温滅菌の際の材質劣化を防
止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡スコープの断
面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る内視鏡スコープの断
面図である。
【図3】熱可塑性エラストマー分子の概略図である。
【図4】熱可塑性エラストマーの軟質部と硬質部を示す
説明図である。
【図5】内視鏡スコープの外観を示す説明図である。
【図6】従来の内視鏡スコープの断面図である。
【符号の説明】
6 外皮 7 ブレード 8 フレックス 10
第1のエラストマー 11 第2のエラストマー 12 ソフトセグメント 13 ハードセグメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に撮像手段を有し、患者体腔内に
    挿入して体内を診断する内視鏡スコープにおいて、当該
    内視鏡スコープの周囲を構成する外皮は、 積層材としてハードセグメントとソフトセグメントとが
    混在したポリエステル系熱可塑性エラストマーを2種以
    上用い、少なくとも1種の前記ポリエステル系熱可塑性
    エラストマーのハードセグメントとして液晶エラストマ
    ーを含んだものを使用することを特徴とする内視鏡スコ
    ープ。
JP4323238A 1992-12-02 1992-12-02 内視鏡スコープ Pending JPH06169887A (ja)

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JP4323238A JPH06169887A (ja) 1992-12-02 1992-12-02 内視鏡スコープ
US08/159,582 US5448988A (en) 1992-12-02 1993-12-01 Endoscope

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