JPH0616748Y2 - 防水シート - Google Patents

防水シート

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JPH0616748Y2
JPH0616748Y2 JP1988055831U JP5583188U JPH0616748Y2 JP H0616748 Y2 JPH0616748 Y2 JP H0616748Y2 JP 1988055831 U JP1988055831 U JP 1988055831U JP 5583188 U JP5583188 U JP 5583188U JP H0616748 Y2 JPH0616748 Y2 JP H0616748Y2
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JP
Japan
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polyvinyl chloride
film
waterproof sheet
transparent
sheet according
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JP1988055831U
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哲夫 松倉
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家屋の屋上等において防水のために使用する
防水シートに関し、特に絵付けが可能な防水シートに関
する。
〔従来の技術〕
家屋の屋上等に用いる従来の防水シートとしては、例え
ば織布入りポリ塩化ビニルシートからなるものがあり、
その装飾性という点については、単色の着色シートをラ
ミネートすることにより色付けを行う程度であり、絵付
け等を行ったものはなく、意匠性に欠けるものであっ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の目的は絵付けが可能であり意匠性にすぐれた防
水シートを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、織布入りポリ塩化ビニルシートの上に、ポリ
塩化ビニル以外のプラスチックからなる隔離層を介して
又は介さずに、絵柄印刷を施したポリ塩化ビニルベース
フィルム、ポリ塩化ビニル以外の透明プラスチックから
なる隔離層、耐候性のよい透明プラスチックフィルムが
順次積層されたことを特徴とする防水シート。
図面によって本考案の一実施例である防水シート1を説
明すると、織布入りポリ塩化ビニルシート11の上に、ポ
リ塩化ビニル以外のプラスチックからなる隔離層12、ポ
リ塩化ビニルベースフィルム13、絵柄印刷層14、ポリ塩
化ビニル以外の透明プラスチックからなる隔離層15、耐
候性のよい透明プラスチックフィルム16が順次積層され
ている。
織布入りポリ塩化ビニルシート11としては、防水シート
として従来使用されているものを用いればよい。
本考案においては、上記シート11に、絵柄印刷を施した
ポリ塩化ビニルベースフィルム13を貼付することにより
絵付けするものであるが、シート11からの可塑剤のしみ
出しを防止するために隔離層12を設けてもよい。該隔
離層としては、後述の隔離層15と同様の材料が使用でき
る。
ベースフィルムに使用するポリ塩化ビニル13は、厚み80
〜200μmで、可塑剤5〜40PHRのものが好ましい。着色
ベースフィルムを用いる場合、着色顔料としては、カー
ボンブラック、ルチル型チタニア、又は有機顔料を使用
することが好ましい。さらに、ベースフィルムとして、
耐候性を有する透明フィルムを使用することもできる。
ベースフィルムへの絵柄の印刷はグラビア印刷等、任意
の手段で行なうことができる。
印刷に用いるインキは、常用のものでよいが、アクリル
樹脂等の樹脂を主体に下記の顔料や紫外線吸収剤を含有
するものを使用するのが好ましい。
顔料は、耐候性を有する次のような顔料を使用すれば外
装の使用に適している。すなわち、カーボンブラック
(黒)、酸化鉄(茶)、黄鉛(赤)、酸化鉄(黄)、酸
化チタン(白)、アルミニウムやパール、イソインドリ
ノンイエロー、キナクリドンレッド、ペリレンレッド、
高級ポリアゾレッド、インダスレンブルー、フタロシア
ニンブルー等である。
紫外線吸収剤はサリシレートエステル系、ヒドロキシベ
ンゾフェノン系、ベンゾエート系、ベンゾトリアゾール
系などが好適であり、種類により添加量を調整する。
一般に、ポリ塩化ビニルは外装用として使用するには耐
候性が不足するため、本考案においては、絵柄印刷14を
施したポリ塩化ビニルシート13の上に、耐候性のよい透
明プラスチックフィルム16を積層する。
その際、ポリ塩化ビニルシート13よりこれに含まれる可
塑剤がしみ出し、透明プラスチックフィルム16を経時的
に劣化させたり、また接着性の低下をまねくことを防止
するために、ポリ塩化ビニル以外の透明プラスチックか
らなる隔離層15を設けることが必要である。隔離層15と
しては、アクリル樹脂が好適であり、代表的なものとし
てはメチルメタアクリレートがあげられる。隔離層を設
けるには、コーティングによるものが好ましく、コーテ
ィングは紫外線吸収剤、場合によっては艶消し剤を含有
するアクリル樹脂をロールコート法、キャスティング
法、ゾルコート法などの方法で行なう。また、隔離層が
フィルムの場合、任意の成形法によることが出来る。
耐候性のよい透明なプラスチックフィルムとしては、ア
クリル樹脂等が使用でき、その中でも、厚さ20〜100μ
m程度の透明なアクリル樹脂のフィルムが好適である。
アクリル樹脂に紫外線吸収剤を添加して用いることも任
意に行える。また、アクリル樹脂にポリフッ化ビニリデ
ンを添加したものを透明プラスチックフィルムとして使
用してもよく、これは、さらに耐候性にすぐれ、汚れが
つきにくい。
本考案の他の実施例として、織布入りポリ塩化ビニルシ
ートとポリ塩化ビニルベースフィルムの間に隔離層を設
けていないものも含まれる。
各層の積層方法は、蒸融着によってもよいし、接着剤を
用いて行なってもよい。
〔実施例〕
厚さ150μm、可塑剤28PHRの着色ポリ塩化ビニルフィル
ム(バンド−化学(株)製、外装用28P)に下記バイン
ダーと顔料を用いたグラビアインキ「化X SG」(昭和イ
ンキ)各色、及びOP(オーバープリント)コート剤と
して、紫外線吸収剤0.3%を含有する透明なアクリル−
塩酢ビ樹脂のプライマーインキ「化X C-28」(昭和イン
キ)を版深60μmのベタ版を用いてグラビアコートし
た。
この印刷シートを、厚さ1.5〜2.5mm織布入りポリ塩化ビ
ニルシートをバッカー(裏打ち)とし、アクリルフィル
ムをトップにして三層熱ラミネートを行ない、絵柄の印
刷された防水シートを製造した。
バインダー:アクリル樹脂と塩ビ−酢ビ共重合体との混
合物 顔料:赤…ペリレンレッド 黄色…イソインドリノンイエロー 青……フタロシアニンブルー 黒……カーボンブラック 又、同仕様にて、上記と同じバインダーと下記の顔料を
用いて印刷を行なった。
顔料:黄…酸化鉄 茶…酸化鉄 黒…カーボンブラック 〔考案の効果〕 本考案によれば、意匠性が向上し、かつ耐候性にすぐれ
た防水シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である防水シートの断面図を
示す。 1……防水シート 11……織布入りポリ塩化ビニルシート 12……隔離層 13……ポリ塩化ビニルベースフィルム 14……絵柄印刷層 15……隔離層 16……プラスチックフィルム

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布入りポリ塩化ビニルシートの上に、ポ
    リ塩化ビニル以外のプラスチックからなる隔離層を介し
    て又は介さずに、絵柄印刷を施したポリ塩化ビニルベー
    スフィルム、ポリ塩化ビニル以外の透明プラスチックか
    らなる隔離層、耐候性のよい透明プラスチックフィルム
    が順次積層されたことを特徴とする防水シート。
  2. 【請求項2】ポリ塩化ビニルベースフィルムが着色ベー
    スフィルムである請求項1記載の防水シート。
  3. 【請求項3】ポリ塩化ビニルベースフィルムが耐候性を
    有する透明フィルムである請求項1記載の防水シート。
  4. 【請求項4】耐候性のより透明プラスチックフィルムが
    透明なアクリル樹脂のフィルムである請求項1〜3記載
    の防水シート。
  5. 【請求項5】耐候性のよい透明プラスチックフィルム
    が、アクリル樹脂にポリフッ化ビニリデンをブレンドし
    たものからなる透明フィルムである請求項1〜3記載の
    防水シート。
  6. 【請求項6】ポリ塩化ビニル以外のプラスチックからな
    る隔離層が透明なアクリル樹脂のコーティング又はフィ
    ルムである請求項1〜5記載の防水シート。
  7. 【請求項7】透明なアクリル樹脂のフィルムが紫外線吸
    収剤を含有する請求項4記載の防水シート。
  8. 【請求項8】絵柄を印刷するインキがカーボンブラッ
    ク、酸化鉄、黄鉛、酸化チタン、アルミニウム及びパー
    ル粉末から選ばれた、顔料を含有する請求項1記載の防
    水シート。
JP1988055831U 1988-04-27 1988-04-27 防水シート Expired - Lifetime JPH0616748Y2 (ja)

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JPH01161029U JPH01161029U (ja) 1989-11-08
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JPS5287677U (ja) * 1975-12-24 1977-06-30
JPS54176780U (ja) * 1978-06-03 1979-12-13
JPS5935030U (ja) * 1982-08-28 1984-03-05 大日本印刷株式会社 複合パネル
JPH0767788B2 (ja) * 1986-07-31 1995-07-26 大日本印刷株式会社 金属サツシ外装用化粧シ−ト

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