JP3128926B2 - 装飾シート - Google Patents

装飾シート

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JP3128926B2
JP3128926B2 JP04044570A JP4457092A JP3128926B2 JP 3128926 B2 JP3128926 B2 JP 3128926B2 JP 04044570 A JP04044570 A JP 04044570A JP 4457092 A JP4457092 A JP 4457092A JP 3128926 B2 JP3128926 B2 JP 3128926B2
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acrylic resin
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洋一 守田
雅和 甘原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テント幕や天幕等の外
装用途に使用される装飾シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、キャンプなどの野外宿泊用テント
はもとより、展覧会の増加とともに仮設建築としての幕
構造物、あるいは近代建築としてのドーム構造に関し
て、テント幕や天幕の需要が増加している。それにとも
ない、カラーデザインなどによる差別化、高級志向が求
められてきている。
【0003】しかしながら、テント幕や天幕は、その形
状や大きさを最優先にして市場を拡大してきたため、そ
のカラーデザインや意匠性は立ち遅れているのが現状で
あり、実例としては、単色あるいは数色の色を用いたス
トライプがあるにすぎない。すなわち、テント生地に用
いられるシート自体の色によるものである。従来のテン
ト生地用シートの着色方法としては、シートとして含浸
させる樹脂に顔料を混入する方法がとられている程度で
ある。
【0004】しかしながら、この方法では広面積でかつ
単色にしか着色できず、テントとしてして製品にする場
合に、前述したように、カラーデザインは単色もしくは
数色のストライプ等、きわめて単純なものしかできない
という問題がある。また、テントに文字などをいれる場
合は、他のシートとの切り貼りを行なうか、塗装によっ
て行なうしかなく、煩雑な作業を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題に鑑みてなされたものであり、印刷で得られ
る美麗な絵柄を有するシートを、テント幕等の用途に使
用する等、屋外の厳しい環境においても長期間損なうこ
となく使用できる装飾シートを提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するため、ポリエステル繊維布の表面もしくは両面に
塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂又はポリエステル樹脂か
ら選ばれるアクリル樹脂フィルムと熱融着可能な熱可塑
性合成樹脂層を有するポリエステル繊維布製のテント生
地からなるシート生地の表面もしくは両面の前記熱可塑
性合成樹脂層面に、アクリル樹脂フィルムからなる耐候
性の透明保護シートの一方の面に所望の絵柄を有する印
刷模様層を設けた印刷シートを、その印刷面とシート生
地の熱可塑性合成樹脂層面とが向かい合うようにして熱
融着により積層されていることを特徴とする装飾シート
である。
【0007】以下に、図面に基づいて本発明を説明す
る。図1は本発明の装飾シートの一実施例を示す断面図
である。この装飾シートは、シート生地1と印刷模様層
3を有する透明保護シート2を、直接熱圧着するか、接
着剤を用いて、積層したものである。
【0008】シート生地1は、従来から市販されている
テント生地を使用することができ、例えば、ポリエステ
ル繊維布の表面もしくは両面に塩化ビニル樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂など、アクリル樹脂フィルム
と熱融着可能な熱可塑性合成樹脂層を設けたものを使用
するのが好ましい。このようにすれば、接着剤を用いる
ことなく、熱圧着によりシート生地1と透明保護シート
2を一体化できる。シート生地1の色は、所望の印刷絵
柄に応じてふさわしいものを任意に選ぶことができる。
また印刷シートとの積層適性から表面がなるべく平滑で
あることが望ましい。
【0009】透明保護シート2は、シートが外装用途に
使用されることから耐候性があること、印刷適性がある
こと、裏印刷を行なうことを考慮して選ばれる。具体的
には、紫外線吸収剤を含む単層のアクリル樹脂フィルム
があげられる。そのほか、図2に示すように、紫外線吸
収剤を含むアクリル樹脂フィルム4にフッ素樹脂フィル
ム5を貼り合わせた2層構成のフィルムがあげられる。
あるいは、図3に示すように、紫外線吸収剤を含むアク
リル樹脂と小量のフッ素樹脂の混合樹脂フィルムの接着
層6とフッ素樹脂と小量のアクリル樹脂の混合フィルム
の表面層7を貼り合わせた二層構成のフィルムを用いる
こともできる。いずれの場合も印刷模様層3は、印刷適
性のあるアクリル樹脂が主成分のフィルム面に施され
る。ここで紫外線吸収剤の具体名をあげると、2-(5-メ
チル-2- ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾールや、
2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリ
アゾールなどのベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤が
あり、これらを用いると良い。
【0010】なお、印刷模様層3を形成する方法は、グ
ラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷等を使用
すれば良い。印刷インキは、色材として顔料系統のもの
を用いるなどして耐候性のあるものを使用する。印刷イ
ンキに用いる合成樹脂製バインダーを例示すれば、アク
リル樹脂、スチレン樹脂、アルキッド樹脂、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、
またはこれらの組合せによる混合物、あるいは共重合物
が用いられる。これらの合成樹脂製バインダーをインキ
に用いれば、印刷模様層3がシート生地1との積層の妨
げとならないので都合が良い。
【0011】熱圧着を行なう方法は、フィルムが枚葉の
場合は熱プレス機を用い、巻き取りの場合はロールラミ
ネーター等を使用する。
【0012】
【作用】本発明の装飾シートは、印刷による所望の絵柄
を転写法により、片面、あるいは両面に設けることがで
き、さらに耐候性のある透明保護シートに裏印刷されて
いる印刷模様層は、耐候性のあるシート生地と透明保護
シートの間に介在することになり、色褪せることなく、
外装用途にも充分使用に耐える。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を示して、本発明をさ
らに具体的に説明する。 <実施例1>50μm厚のアクリル樹脂フィルム(三菱
レーヨン(株)製商品名「アクリプレン」)の上に、グ
ラビヤ印刷を用い、裏印刷による煉瓦柄を形成した。こ
の印刷シートの印刷面とテント生地(帝人(株)製商品
名「スーパー防汚テント テトロフィン」)ベージュ色
をロールラミネーターを用い、温度:165℃、圧力:
10kg/cm 、速度:10m/分の条件で熱圧着させ、一体
化させることにより装飾シートを得た。
【0014】<実施例2>50μm厚のポリフッ化ビニ
リデン/アクリル樹脂の2層複合フィルム(呉羽化学工
業(株)製商品名、「KFCフィルムAT50Y」)の
アクリル樹脂フィルム面に、グラビア印刷を用い、裏印
刷による大理石柄を形成した。この印刷シートの印刷面
とテント生地(帝人(株)製商品名「スーパー防汚テン
ト テトロフィン」)ベージュ色をロールラミネーター
を用い、温度:165℃、圧力:10kg/cm 、速度:1
0m/分の条件で熱圧着させ、一体化させることにより装
飾シートを得た。
【0015】<実施例3>50μm厚のポリフッ化ビニ
リデン+小量アクリル樹脂(表面層)/アクリル樹脂+
小量ポリフッ化ビニリデン(接着層)の2層複合フィル
ム(電気化学工業(株)商品名、「DXフィルム」)の
接着層面にグラビア印刷を用い、裏印刷による大理石柄
を形成した。この印刷シートの印刷面とテント生地(帝
人(株)製商品名「スーパー防汚テント テトロフィ
ン」)ベージュ色をロールラミネーターを用い、温度:
165℃、圧力: 10kg/cm 、速度:10m/分の条件
で熱圧着させ、一体化させることにより装飾シートを得
た。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、印刷による所望の絵柄
を転写法により片面、あるいは両面に設けることがで
き、さらに耐候性のある透明保護シートに裏印刷されて
いる印刷模様層は、耐候性のあるシート生地と透明保護
シートの間に介在することになり、色褪せることなく、
外装用途にも充分使用に耐える。そのほか、本発明は、
テント幕や天幕等の外装用途に使用される装飾シートに
対して、美麗で耐久性をもたせることができ、従来の貼
付け法や直印刷法では対応できなかった繊細な柄や諧調
のある絵柄を付与できる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装飾シートの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の装飾シートに用いる印刷シートの一例
を示す断面図である。
【図3】本発明の装飾シートに用いる印刷シートの他の
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・テント生地 2・・・透明保護シート 3・・・印刷模様層 4・・・アクリル樹脂フィルム 5・・・フッ素樹脂フィルム 6・・・接着層 7・・・表面層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−275042(JP,A) 特開 平2−30528(JP,A) 特開 平2−151436(JP,A) 特開 平2−151437(JP,A) 特開 平3−16730(JP,A) 特開 平1−262133(JP,A) 特開 平2−59338(JP,A) 実開 昭54−176780(JP,U) 実開 平1−161029(JP,U) 実開 昭52−87677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル繊維布の表面もしくは両面に
    塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂又はポリエステル樹脂か
    ら選ばれるアクリル樹脂フィルムと熱融着可能な熱可塑
    性合成樹脂層を有するポリエステル繊維布製のテント生
    地からなるシート生地の表面もしくは両面の前記熱可塑
    性合成樹脂層面に、アクリル樹脂フィルムからなる耐候
    性の透明保護シートの一方の面に所望の絵柄を有する印
    刷模様層を設けた印刷シートを、その印刷面とシート生
    地の熱可塑性合成樹脂層面とが向かい合うようにして熱
    融着により積層されていることを特徴とする装飾シー
    ト。
  2. 【請求項2】前記耐候性の透明保護シートにおける前記
    アクリル樹脂フィルムが、紫外線吸収剤を含むことを特
    徴とする請求項1記載の装飾シート。
  3. 【請求項3】前記耐候性の透明保護シートにおける前記
    アクリル樹脂フィルムが紫外線吸収剤を含むと共に、該
    アクリル樹脂フィルムの片面にフッ素樹脂フィルムが貼
    り合わされた二層構造とされており、前記印刷模様層は
    該二層構造の耐候性の透明保護シートのアクリル樹脂フ
    ィルム面に施されていることを特徴とする請求項1記載
    の装飾シート。
  4. 【請求項4】前記耐候性の透明保護シートにおける前記
    アクリル樹脂フィルムが、紫外線吸収剤を含むアクリル
    樹脂と少量フッ素樹脂の混合フィルムからなる接着層で
    あると共に、該接着層の片面に、フッ素樹脂と少量アク
    リル樹脂の混合フィルムが積層された二層構造とされて
    おり、前記印刷模様層は該二層構造の耐候性の透明保護
    シートの接着層面に施されていることを特徴とする請求
    項1記載の装飾シート。
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