JP2598261Y2 - 防水シート - Google Patents

防水シート

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JP2598261Y2
JP2598261Y2 JP1992078127U JP7812792U JP2598261Y2 JP 2598261 Y2 JP2598261 Y2 JP 2598261Y2 JP 1992078127 U JP1992078127 U JP 1992078127U JP 7812792 U JP7812792 U JP 7812792U JP 2598261 Y2 JP2598261 Y2 JP 2598261Y2
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Japan
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acrylic
chip
waterproof sheet
vinyl chloride
sheet
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昭 清水
潔彦 近藤
栄一 田島
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株式会社タジマ
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋外曝露時における耐
汚染性、耐候性、意匠性に優れた防水シートに関する。
【0002】
【従来の技術】屋外のプールまわり、屋上、テラス等に
は、防水シートが敷設されている。このような防水シー
トとしては、軟質の塩化ビニル樹脂シートが一般的に用
いられている。しかし、塩化ビニル樹脂は、耐候性、耐
汚れ性に劣るという問題があった。
【0003】そこで、耐侯性、屋外曝露による耐汚染性
を改善すめために、塩化ビニル樹脂の表面にアクリル系
樹脂フィルムやフッ素樹脂フィルムをラミネートするこ
とが提案されている。
【0004】しかし、一般的なフィルムラミネート法で
は模様付けができないため無地のものしか得られず、意
匠性が劣る。
【0005】実開平3−124832号公報には、アク
リル系樹脂からなる模様片が固着されたアクリル樹脂系
フィルムを、塩化ビニル樹脂基材シートにラミネートし
た防水シートが報告されている。
【0006】しかし、この防水シートは積層体であるた
め、曲げ剛性が高すぎ柔軟性に欠けるため施工性に劣
り、カーリングの問題も生じる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、耐候性、耐
汚染性に優れ、しかも模様付けが可能で意匠性の良好な
防水シートを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の防水シートは、
塩化ビニル系樹脂からなる基材シートの表面に、アクリ
ル系樹脂からなるチップが密に固着一体化され、相互に
分断されたアクリルチップの集合体からなる表面層が形
成されていることを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は、本考案の実施例を示す断面図であ
る。軟質の塩化ビニル系樹脂からなる基材シート11の
表面上に、アクリル系樹脂からなるアクリルチップ13
が密に接着、固定されている。
【0010】基材シート11の塩化ビニル系樹脂は、通
常の配合組成がそのまま適用でき、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル・酢酸ビニル共重合体などを主体とし、可塑
剤、充填剤、安定化剤、顔料などが配合されている。可
塑剤としては、ジオクチルフタレート(DOP)、ジイ
ソデシルフタレート(DIDP)など、いずれもが用い
られる。
【0011】基材シート11は、可塑剤の配合により適
度の硬度ないしは柔軟性が付与されており、しかも、耐
侯性、耐汚染性に優れたアクリル系樹脂からなるアクリ
ルチップ13がその表面の大半を覆い表面層を形成して
いるので、屋外に曝露された場合においても優れた耐侯
性、耐汚染性が得られる。
【0012】アクリルチップ13に顔料を練り込んで着
色することにより、防水シートの表面に任意の模様を付
けて意匠効果を高めることができる。
【0013】また、表面層は相互に分断されたアクリル
チップ13の集合体からなるので、フィルムラミネート
品のように硬くなくしなやかであり施工が容易である。
さらに、フィルムラミネート品と異なり、カーリングの
問題も生じない。
【0014】図2は、本考案の他の実施例を示し、アク
リルチップ13が基材シート11中に埋設、固着され
て、表面が平滑になっている以外は図1と同様である。
【0015】図1および図2の場合において、シート、
チップの厚さや大きさは任意に設定できるが、基材シー
ト11は厚さが1〜3m/mが好適である。アクリルチ
ップ13は、厚さ0.1〜0.6m/mのものが好適で
あり、また、大きさは四角形の板として表せば2m/m
〜数cm角の薄片状のチップが一般的である。なお、ア
クリルチップ13は、その形状は特に限定されず、ま
た、複数の色彩のもの、あるいは複数の形状のものを組
み合わせて使用することもできる。
【0016】図1に示した防水シートは、例えば、基材
シート11上に接着剤を塗布し、その上にアクリルチッ
プ13を散布ないしは載置したのち、接着剤を硬化させ
ることにより得られる。
【0017】図2の防水シートは、例えば、必要により
接着剤を塗布した基材シート11上にアクリルチップ1
3を散布ないしは載置し、ヒートロールなどで加熱下に
アクリルチップ13を、軟化ないし溶融された基材シー
ト11中に圧入せしめることにより得られる。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、塩化ビニル系樹脂基材
シートの表面に耐候性の良好なアクリルチップを密に固
着させて表面層を構成したので、防水シート全体として
耐候性、耐汚染性が良好となり、また模様付けをするこ
とにより、優れた意匠性を具備することができる。しか
も、フィルムラミネート品の如き積層体と異なり、柔軟
性を有して施工性が良好であり、カーリングの問題を生
じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水シートの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本考案の防水シートの実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 基材シート 13 アクリルチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−124832(JP,U) 特公 昭51−29335(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 5/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂からなる基材シートの
    表面に、アクリル系樹脂からなるチップが密に固着一体
    化され、相互に分断されたアクリルチップの集合体から
    なる表面層が形成されていることを特徴とする防水シー
    ト。
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