JPH0635453U - 防水シート - Google Patents

防水シート

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JPH0635453U
JPH0635453U JP7812792U JP7812792U JPH0635453U JP H0635453 U JPH0635453 U JP H0635453U JP 7812792 U JP7812792 U JP 7812792U JP 7812792 U JP7812792 U JP 7812792U JP H0635453 U JPH0635453 U JP H0635453U
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JP
Japan
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acrylic
sheet
vinyl chloride
weather resistance
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JP7812792U
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昭 清水
潔彦 近藤
栄一 田島
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株式会社タジマ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 塩化ビニル樹脂製の柔軟な基材シート11の
表面に、耐汚染性・耐侯性に優れたアクリル系樹脂から
なるチップ13を密に固着・一体化した、プールまわ
り、屋上、テラス等に用いられる防水シート。 【効果】 屋外曝露時における耐汚染性、耐侯性、意匠
性に優れ、ラミネート品のように曲げ剛性が大きくなく
柔軟性に優れ、カーリングの問題も生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋外曝露時における耐汚染性、耐候性、意匠性に優れた防水シート に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外のプールまわり、屋上、テラス等には、防水シートが敷設されている。 このような防水シートとしては、軟質の塩化ビニル樹脂シートが一般的に用い られている。しかし、塩化ビニル樹脂は、耐候性、耐汚れ性に劣るという問題が あった。
【0003】 そこで、耐侯性、屋外曝露による耐汚染性を改善すめために、塩化ビニル樹脂 の表面にアクリル系樹脂フィルムやフッ素樹脂フィルムをラミネートすることが 提案されている。
【0004】 しかし、一般的なフィルムラミネート法では模様付けができないため無地のも のしか得られず、意匠性が劣る。
【0005】 実開平3−124832号公報には、アクリル系樹脂からなる模様片が固着さ れたアクリル樹脂系フィルムを、塩化ビニル樹脂基材シートにラミネートした防 水シートが報告されている。
【0006】 しかし、この防水シートは積層体であるため、曲げ剛性が高すぎ柔軟性に欠け るため施工性に劣り、カーリングの問題も生じる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、耐候性、耐汚染性に優れ、しかも模様付けが可能で意匠性の良好な 防水シートを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の防水シートは、塩化ビニル系樹脂からなる基材シートの表面に、アク リル系樹脂からなるチップが密に固着一体化されていることを特徴とする。
【0009】
【実施例】
図1は、本考案の実施例を示す断面図である。軟質の塩化ビニル系樹脂からな る基材シート11の表面上に、アクリル系樹脂からなるアクリルチップ13が密 に接着、固定されている。
【0010】 基材シート11の塩化ビニル系樹脂は、通常の配合組成がそのまま適用でき、 ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体などを主体とし、可塑剤、充 填剤、安定化剤、顔料などが配合されている。可塑剤としては、ジオクチルフタ レート(DOP)、ジイソデシルフタレート(DIDP)など、いずれもが用い られる。
【0011】 基材シート11は、可塑剤の配合により適度の硬度ないしは柔軟性が付与され ており、しかも、耐侯性、耐汚染性に優れたアクリル系樹脂からなるアクリルチ ップ13がその表面の大半を覆い表面層を形成しているので、屋外に曝露された 場合においても優れた耐侯性、耐汚染性が得られる。
【0012】 アクリルチップ13に顔料を練り込んで着色することにより、防水シートの表 面に任意の模様を付けて意匠効果を高めることができる。
【0013】 また、表面層は相互に分断されたアクリルチップ13の集合体からなるので、 フィルムラミネート品のように硬くなくしなやかであり施工が容易である。さら に、フィルムラミネート品と異なり、カーリングの問題も生じない。
【0014】 図2は、本考案の他の実施例を示し、アクリルチップ13が基材シート11中 に埋設、固着されて、表面が平滑になっている以外は図1と同様である。
【0015】 図1および図2の場合において、シート、チップの厚さや大きさは任意に設定 できるが、基材シート11は厚さが1〜3m/mが好適である。アクリルチップ 13は、厚さ0.1〜0.6m/mのものが好適であり、また、大きさは四角形 の板として表せば2m/m〜数cm角の薄片状のチップが一般的である。なお、 アクリルチップ13は、その形状は特に限定されず、また、複数の色彩のもの、 あるいは複数の形状のものを組み合わせて使用することもできる。
【0016】 図1に示した防水シートは、例えば、基材シート11上に接着剤を塗布し、そ の上にアクリルチップ13を散布ないしは載置したのち、接着剤を硬化させるこ とにより得られる。
【0017】 図2の防水シートは、例えば、必要により接着剤を塗布した基材シート11上 にアクリルチップ13を散布ないしは載置し、ヒートロールなどで加熱下にアク リルチップ13を、軟化ないし溶融された基材シート11中に圧入せしめること により得られる。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、塩化ビニル系樹脂基材シートの表面に耐候性の良好なアクリ ルチップを密に固着させて表面層を構成したので、防水シート全体として耐候性 、耐汚染性が良好となり、また模様付けをすることにより、優れた意匠性を具備 することができる。しかも、フィルムラミネート品の如き積層体と異なり、柔軟 性を有して施工性が良好であり、カーリングの問題を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水シートの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本考案の防水シートの実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 基材シート 13 アクリルチップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂からなる基材シートの
    表面に、アクリル系樹脂からなるチップが密に固着一体
    化されていることを特徴とする防水シート。
JP1992078127U 1992-10-14 1992-10-14 防水シート Expired - Fee Related JP2598261Y2 (ja)

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