JP3046858U - シャッターボックス - Google Patents
シャッターボックスInfo
- Publication number
- JP3046858U JP3046858U JP1997007936U JP793697U JP3046858U JP 3046858 U JP3046858 U JP 3046858U JP 1997007936 U JP1997007936 U JP 1997007936U JP 793697 U JP793697 U JP 793697U JP 3046858 U JP3046858 U JP 3046858U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter box
- decorative sheet
- sheet
- pattern
- metal plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 意匠性が高く、加工適正にも優れ、耐候性も
有するシャッターボックスを提供する。 【解決手段】 金属板20に化粧シート10を貼り合わ
せてなるパネルを折曲げ加工して製造したシャッターボ
ックスにおいて、熱可塑性樹脂からなる基材シート11
上に絵柄印刷層12、透明保護層13を設けてなる化粧
シート10を使用する。
有するシャッターボックスを提供する。 【解決手段】 金属板20に化粧シート10を貼り合わ
せてなるパネルを折曲げ加工して製造したシャッターボ
ックスにおいて、熱可塑性樹脂からなる基材シート11
上に絵柄印刷層12、透明保護層13を設けてなる化粧
シート10を使用する。
Description
【0001】
本考案は、店舗や車庫などの出入り口等を閉鎖するためのシャッターの分野に 係り、詳しくはシャッターを巻き取って収納するシャッターボックスに関するも のである。
【0002】
図1の概略図に示すように、この種のシャッターボックス1は出入り口等の上 部に設置され、モーターによりシャッター2を巻き取りながら中に収納するよう になっている。このようなシャッターボックス1は金属板を断面コの字状に折曲 げ加工し、両端にキャップ3を取り付けるなどして製造するが、その表面に化粧 を施す方法として、通常は単色の塗料で塗装するか或いはオフセットグラビアで 印刷する方法が採られている。また、最近では意匠性を高めるために、印刷され た着色フィルムにクリアーフィルムをダブリングエンボスしてなる化粧シートを 貼り合わせたパネルを使用することも行われている。
【0003】
しかしながら、従来の技術で述べたような化粧シートを金属板に貼り合わせた パネルを使用してシャッターボックスを製造する場合、折曲げ加工時にクラック が発生するという問題点があり、さらには使用する上で耐候性に劣るという問題 点がある。
【0004】 本考案は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする ところは、意匠性が高く、加工適正にも優れ、耐候性も有するシャッターボック スを提供することにある。
【0005】
上記の目的を達成するため、本考案は、金属板に化粧シートを貼り合わせてな るパネルを折曲げ加工して製造したシャッターボックスにおいて、その化粧シー トに柔軟性及び耐候性のあるものを使用するようにした。具体的には、図2に示 すように、熱可塑性樹脂からなる基材シート11上に絵柄印刷層12、透明保護 層13を順次設けた化粧シート10を使用した。そして、この化粧シート10を 金属板20に接着剤30を介してラミネートするのである。
【0006】
基材シートを構成する熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン 、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、オレフィン系熱可塑性エラストマー、 アイオノマー、アクリル等が挙げられる。ポリ塩化ビニル樹脂としては、通常可 塑剤を樹脂100重量部に対して5〜40重量部添加した半硬質乃至は軟質のも のを用いる。可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ブチルベンジルフタレー ト、トリクレジルフォスフェート、塩素化パラフィン等公知のものを用いる。基 材シートは、これらの樹脂の単層でもよいし、異なる2種類以上の積層体でもよ い。この基材シートの厚み(総厚)は50〜200μm程度である。
【0007】 基材シートには必要に応じて着色を施す。ここで言う着色はベース樹脂層を形 成する樹脂自体に染料、顔料等の着色剤を混練して施すようにする。
【0008】 基材シート上の絵柄印刷層は、一般にはグラビア印刷、オフセット印刷、シル クスクリーン印刷、転写シートからの転写印刷等の公知の印刷法によりインキに て形成する。絵柄には、木目模様、石目模様、タイル調模様、布目模様、砂目模 様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号或いは全面ベタ等がある。
【0009】 絵柄印刷層の上に形成する透明保護層は、要求される表面物性に応じてその樹 脂を選定する。特に、耐摩耗性、耐汚染性を要する場合は、ウレタンアクリレー ト、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート等からなる電離放射線硬 化性樹脂、エポキシ、ポリウレタン、ポリシロキサン、シリコンアクリル樹脂等 の熱硬化性樹脂、ポリ4フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素樹脂 が用いられ、また耐候性を要する場合は、ポリ4フッ化エチレン、ポリフッ化ビ ニリデン等のフッ素樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、シリコンアクリル樹脂等 のアクリル樹脂、ポリシロキサン樹脂等が用いられる。なお、これらの樹脂は単 独でもよいし混合物でもよい。
【0010】 また、本考案の化粧シートは、エンボス加工を施して表面に凹凸模様を形成し てもよい。凹凸模様としては種々の抽象柄をはじめとして、砂目、梨地、布目、 皮絞、スタッコ調、リシン調等が挙げられる。
【0011】 シャッターボックスの金属板としては鋼板が一般的であり、この場合、表面に 亜鉛メッキを施したものが使用される。
【0012】
(実施例) 化粧シートの基材シートとして着色塩ビフィルムを用いた。そして、その基材 シート上にアクリル系樹脂をバインダーとしたインキを用いてグラビア印刷によ り抽象柄を印刷し、その絵柄印刷層の上にシリコンアクリル系樹脂を用いて透明 保護層を形成した。さらに、エンボス加工を施して透明保護層側に微細凹凸を形 成して化粧シートを得た。次いで、厚さ2.7mmの亜鉛メッキ鋼板に接着剤を 塗布し、この化粧シートをラミネートした。
【0013】 その後、この化粧シートを貼り合わせたパネルを所定の形状に折曲げ加工して シャッターボックスを製造したところ、化粧シートにクラックは発生していなか った。また、製造したシャッターボックスは耐候性に優れていた。
【0014】
以上説明したように、本考案のシャッターボックスは、熱可塑性樹脂からなる 基材シート上に絵柄印刷層、透明保護層を順次設けた化粧シートを貼り合わせて なる金属板を用いて製造したことにより、意匠性の高いものが得られるばかりで なく、折曲げ加工時にクラックが発生することがなく、しかも耐候性に優れたも のとなる。
【図1】シャッターボックスをシャッターと共に示す概
略図である。
略図である。
【図2】本考案のシャッターボックスを形成するパネル
の断面図である。
の断面図である。
1 シャッターボックス 2 シャッター 3 キャップ 10 化粧シート 11 基材シート 12 絵柄印刷層 13 透明保護層 20 金属板 30 接着剤層
Claims (1)
- 【請求項1】 金属板に化粧シートを貼り合わせてなる
パネルを折曲げ加工して製造したシャッターボックスに
おいて、前記化粧シートが熱可塑性樹脂からなる基材シ
ート上に絵柄印刷層、透明保護層を順次設けたものであ
ることを特徴とするシャッターボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007936U JP3046858U (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | シャッターボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007936U JP3046858U (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | シャッターボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046858U true JP3046858U (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=43181180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007936U Expired - Lifetime JP3046858U (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | シャッターボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046858U (ja) |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP1997007936U patent/JP3046858U/ja not_active Expired - Lifetime
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