JPS6389399A - 装飾材およびその製造方法 - Google Patents

装飾材およびその製造方法

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JPS6389399A
JPS6389399A JP23327986A JP23327986A JPS6389399A JP S6389399 A JPS6389399 A JP S6389399A JP 23327986 A JP23327986 A JP 23327986A JP 23327986 A JP23327986 A JP 23327986A JP S6389399 A JPS6389399 A JP S6389399A
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crystal layer
transparent
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JP23327986A
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潔 竹田
田辺 勝二
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Lonseal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感温変色性装飾材に関し、更に詳しくは各種室
内の温度変化によって種々の色相に変色し、著しく装飾
効果等に優れた新規な装飾材を提供するものである。
(従来の技術) 従来、一般の店舗、学校、病院、事務所、一般家庭、更
には列車、バス、乗用車等の室内には着色性、加工性、
装飾性等に優れた合成樹脂製の装備材、例えば、床材、
壁材あるいは天井材等の装飾材が広く使用されている。
一方、上記の如き各種室内の冷暖房も著しく普及し、特
に冬期の室内暖房方式として、居住性やエネルギー効率
に優れた床式暖房方式が多く採用されつつある。
(発明が解決しようとしている問題点)上記の如く各種
室内の装飾および冷暖房は非常に広範囲に普及している
が、室内の装飾と室内の冷暖房との関係において考えら
れた室内の装飾材は知られていない。
特に近年の床式暖房方式の普及により、室内の居住性や
エネルギー効率が変化しつつあるにも係わらず、これら
の床式暖房室内の床材等は従来の床式暖房方式以外の暖
房方式の場合に使用されていた床材等がそのまま利用さ
れており、床式暖房方式の特性やメリットが七分には生
かされていない点がある。
特に不特定の顧客を対象とする一般店舗の場合には、店
舗内の装飾は営業上非常に重要であり、顧客獲得に大き
な影響力を及ぼすものであり、−般の冷暖房は勿論であ
るが、特に床式暖房方式を採用した店舗では、その床式
暖房方式のメリットが十分に生かされる室内の装飾材1
例えば床材が要望されている。
従って、本発明の目的は、従来にない優れた装惰性、R
匠性、意外性等を有し、更に冷暖房のエネルギー効率の
向上にも役立つ室内の装飾材を提供することであり、こ
の目的は以下の本発明により達成された。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は2発明からなり、その第1の発明は
、基材、暗色層、液晶層および透明若しくは半透明の表
層がこの記載の順序で積層されていることを特徴とする
装飾材であり、第2の発明は、基材、透明若しくは半透
明のシート材料の一方の面に液晶層および該液晶層を被
覆する暗色層を順次形成してなる中間層、および透明若
しくは半透明の表層を積層することを特徴とする装飾材
の製造方法である。
すなわち、本発明者の詳細な研究によれば、従来特に各
44電気機器や精密機器の表示材料として使用されてい
る液晶は、非常に敏感に温度変化に感応して、変色する
材料として知られているが。
これらの液晶は周囲雰囲気1例えば、空気中の酸素や水
分によって変質し易いものであるため、床材等の装飾材
としては利用されないものであったが、これらの液晶を
薄い層とし、その上下を気密性および水密性の合成樹脂
によりサンドイッチ構造とすることにより、床材等の装
飾材として十分に利用できることを見い出したものであ
る。
次に本発明を本発明の好ましい実施例を例示する添付図
面を参照して更に詳細に説明する。
第1図および第2図は本発明の装飾材lOの断面の1部
を図解的に示す図であり、第3図は本発明の装備材10
を床式暖房方式の表面材の1部に組み込んで使用した状
態の断面図を図解的に示す図であり、第4図は本発明の
好ましい他の実施例の斜視図を図解的に示す図である。
本発明の装飾材lOの基本的構成は、第1〜2図示の如
く全体的には、基材1、暗色層4、液晶層5および表1
g!J7から構成される。
基材1は、従来の合成樹脂製床材等の基材として使用さ
れている如き各種の合成樹脂から適当なものが選択して
使用でき、特に好ましいものは塩化ビニル樹脂、塩化ビ
ニルを主成分とし、その他酢酸ビニル、エチレン、アク
リルエステル等のコモノマーの共重合樹脂、これらの塩
化ビニル系樹脂と他の樹脂、例えば、酢酸ビニル−エチ
レン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジェンゴム。
塩素化ポリエチレン系樹脂、熱可塑性ポリエステルエラ
スド7−、ポリウレタンエラストマー、その他の熱可塑
性合成樹脂等からなるポリマーブレンド、更にはポリエ
チレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂等を成形して得ら
れる長尺シート状物あるいはタイル状のシート状物であ
る。
このような基材1は、上記の如き床材等の基材として通
した合成樹脂をカレンダー法、押出法、ペースト法等の
公知の成形技術によって成形して得られ、その厚みは任
意の厚みでよいが、一般的には1〜5Illl11.好
ましくは1.8〜2.0mmのものである。
これらの基材1は勿論各種の色相に着色されたものでも
よいし、また模様付けされたものでもよいし、更に発泡
体でも非発泡体でもよく、更にこれらの基材シート1内
部あるいは裏面には強度の付与、クッション性の付与あ
るいは他の目的で織布、不織布その他の裏打材2を組合
せたり、積層したりしてもよいのは当然である。
基材の一方の表面にはそれと接する層との接着を十分に
するために接着剤層3を設けるのが好ましく、この接着
剤層3は暗色層4または液晶層5の側に設けても同効で
ある。この接着剤層3は基材1と上記層とを十分に接着
できるかぎり、いずれの接着剤から形成してもよく、例
えば、酢酸ビニル−アクリル共重合樹脂、アクリル樹脂
、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合樹脂、塩化ビニリデン樹脂、直鎖状ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、イソシアネート系接着
剤、エポキシ樹脂等の各種の接着性樹脂のエマルジョン
や有機溶剤溶液をロールコータ−法、ドクターナイフ法
等の公知の方法で塗布し、必要に応じて乾燥し、厚さ1
0〜50μm程度の層とするのが好ましい。
特に好ましい接着剤層3は、塩化ビニリデン樹脂の如く
外気や水分に対して十分な不透過性(気密性、水密性)
を有する接着性樹脂から形成するものであり、このよう
な水密性のおよび気密性の高い接着剤層3を利用するこ
とにより、後述する液晶層5の保存性が著しく向上し、
例えば、5年以上にわたって安定的な液晶層5の感温変
色性を維持することが可能となる。
暗色層4は、液晶層5の温度変化による色相の変化を看
者に対して際立たせる作用をするものであり、実質的に
光反射性の少ないバックグラウンドを与えるものであれ
ばよい。特に好ましいのは黒色である。
この暗色層4は接着剤層3と別に設けてもよいし、また
接着剤層3が十分に暗色になるように黒色顔料等によっ
て着色されていれば、接着剤層3に暗色層の機能を兼ね
させることもできる。更に接着剤層3が透明性であって
も基材1が十分に暗色であれば、必ずしも暗色層4を別
に設けてもよい。また図示の例では暗色層5は層間に全
体的に設けられているが、全体的に設けるのは必須では
なく、少なくとも液晶層5を被覆していればよく、例え
ば、液晶層5が連続的ではなく、印刷模様状の不連続層
であれば、その液晶層5に整合して設けることができる
すなわち、液晶層5の温度変化による発色あるいは変色
は、液晶の結晶軸が温度変化によって変化し、その変化
によ7て白色光または自然光が選択的に反射されること
によるものであるため、非常に微妙な変化であり、この
変化の肉眼的感覚は、そのバックグラウンドによって大
きく影習される。例えば、バックグラウンドが白色また
は淡色である場合には、液晶の結晶軸からの反射光より
も、バックグラウンドによる反射光の方が大となり、そ
の結果、液晶による反射光(発色または変色)が減殺さ
れ、発色効果等が著しく低下する。従って、液晶層5の
バックグラウンドを黒色または暗色とすることにより、
外部から入射される光は大部分がバックグラウンドに吸
収され、液晶軸から反射される光のみが強調され、結果
として優れた感温発色効果が発現されることになる。
以上の如き暗色層4は、任意の暗色の印刷インキや塗料
、例えば、面述の接着剤層の形成に使用する樹脂の溶液
、エマルジョンあるいはラテックス中に黒色系の染料や
顔料を溶解あるいは分散したものを印刷あるいは塗布し
て形成する。その厚みは光を十分に吸収できる厚さであ
ればよく、例えば1〜100μm程度の厚みでよい。
液晶層5は、従来公知のいずれの液晶から形成してもよ
いが、好ましいものは室温付近の温度、例えば、10〜
50℃の温度範囲において明瞭に変色する液晶が好まし
い。また液晶層の形成方法は、液晶自体を任意の方法で
連続的または不連続的(模様状)に設は得る方法であれ
ばいずれの方法でもよいが、最も好ましい方法は、液晶
インキを使用してシルクスクリーン方法等に模様状にプ
リントして設ける方法である。
液晶インキは、液晶物質をゼラチン、アラビアゴム等の
水溶性樹脂や塩化ビニリデンポリマー等を壁材としてマ
イクロカプセル化したものを、ポリビニルアルコール、
ポリアクリルアミド、デンプン等の水溶性樹脂の水溶液
中に高濃度に分散させた水性インキの形状である。そし
て、これらの液晶インキに使用する液晶材料の種類によ
って、市場から種々の液晶インキが入手できるが、一般
的には温度1晃に従って赤(低温側)−黄一緑一青一紫
(高温側)の順で色彩変化を示すものが多い、これらの
色彩変化はそれぞれ使用した液晶材料によってその色彩
変化温度が異なるので、液晶材料を選択することにより
て特定の温度で異なる色相を示す複数の液晶インキを用
いることができる。
このような液晶インキによる液晶層5の形成は、従来公
知のいずれの印刷あるいは塗布方法によっても可能であ
り、また一種の液晶インキによるベタ印刷あるいはパタ
ーン印刷でもよいが、最も好ましい態様は、複数の液晶
インキ(例えば、常温付近で緑色、赤色、青色を示す三
種の液晶インキの組み合せ等)を用いて多色パターン印
刷を行う方法である。
またこれらの液晶インキによる液晶層5を鮮明且つ濃色
に発色させるためには、液晶インキを比較的厚く印刷す
ることが望ましく、そのためにはシルクスクリーン印刷
、ステンシル印刷等の方式による捺染が好適である。最
も好ましい方式は100乃至120メツシュ程度のスク
リーンを用いるシルクスクリーン印刷方法である。
その液晶層5の厚さはいずれの厚さでもよいが、乾燥時
で10乃至200μmより、好ましくは20乃至100
μm程度の厚さで最適の発色あるいは変色効果を達成す
ることができる。印刷後の乾燥は常法に従うが、液晶層
5が比較的厚い場合には、急速に乾燥を行うと液晶層5
の表面がいち早く乾燥して内部の水の揮散等を妨げるの
で、60乃至70℃程度の比較的低温で、5乃至15分
間程度の比較的長い時間をかけてゆっくりと乾燥するも
のが好ましい。
以上の如くして液晶層5が形成されるが、液晶インキを
使用する場合は、これらの液晶インキは水性であるので
後述する合成樹脂フィルムやシート6に対する接着性が
+分でない場合もあり、このような場合には合成樹脂フ
ィルムやシート6の印刷面に予め接着性を改良するため
のプライマー層を形成しておいてもよい。
このようなプライマー層は、本発明において必須ではな
いが、液晶層5を上記の如き水溶性樹脂をペースとする
水性の液晶インキから形成する場合には、一般に疎水性
の高い合成樹脂フィルムやシート6との接着性が不足す
る場合があり、このような場合には、例えば、ポリ塩化
ビニリデン樹脂、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合樹脂、
酢酸ビニル−エチレン共重合樹脂、ポリビニルホルマー
ル樹脂、直鎖状飽和ポリエステル樹脂、ポリイソシアネ
ート等の溶液やエマルジョンを合成樹脂フィルムやシー
ト6の種類に従い適当なものを選択して使用する。勿論
、上記以外のプライマー材料も使用できるものであり、
更に接着性に問題の無い場合にはプライマー層は不要で
ある。
また、液晶層5は単独でもよいし、更に別の一般の印刷
インキにより任意の印刷模様を付与してもよい。
表層7は、前記の基材1と同様な材料から形成されるが
、基材1は不透明であフてもよいのに対し、表層7は少
なくとも液晶層5が存在する領域においては液晶層5の
色相変化が視感できる程度に透明若しくは半透明である
必要がある。
このような表層1は以上の如き条件を有する限り単一の
層でもよいが、最も好ましい態様は、第1〜第2図示の
如くこの表層を2層とし、最表層7は床材等として表面
性質に優れた材料を採用し、一方液晶層5に接する層6
としては、液晶層5(液晶インキ層)との親和性、液晶
インキの印刷適性の良いもの、印刷作業性、液晶層5の
外気や水分による変質防止等を考慮して適当なものを選
択して採用して1両者を積層したものである。
すなわち、表層7としては、本発明の装備材10が床材
に使用される場合には、床材としての種々の性能が要求
され、例えば、0.1〜11II11程度の厚みあるい
はそれ以上の厚みが要求されるので、表層7が比較的厚
い場合には、この表層7に直接連続的に液晶インキを印
刷したりすることは困難な場合があるため、液晶層5の
形成に通した透明若しくは半透明の比較的薄いフィルム
やシート6を用いて液晶層5を形成し、これに対して表
面材7として適した材料を組合せることによって、最も
良好な本発明の装飾材10が提供されるものである。
以上の如き表層は全体(6と7の合計)としては0,2
〜2am程度が好ましく、また最表層7は0.1〜1.
5m扉程度で、層6は0.1〜0.51■程度の厚みの
フィルムまたはシートが好ましい。
以トが本発明の装飾材10の基本的構成であるが、本発
明の装備材10は以上の構成を有する限り、他のいずれ
の構成を付加したものでもよく、例えば、第2図示の例
は最表層7に装飾材として適した凹凸模様8を付与した
ものであり、更に図示してはないが、液晶層5の作用を
妨げない限り、最表層7やその下の層6に一般の任意の
印刷模様を付与してもよいものであり、更に最表面7に
表面の耐摩耗性等を付与するために熱硬化性塗料や紫外
線硬化性塗料等により保S層(図示なし)を更に付与せ
しめてもよく、また液晶層5にマツチングした一般の印
刷模様を液晶層5と同一層内に形成してもよいものであ
る。
また、以上の説明では液晶5の形成時にプライマー層を
形成してもよいことを説明したが、このようなプライマ
ー層は他の居間に設けてもよいものであり、また必要で
あれば他の層間に接着剤層を設けてもよい。
更に第4図示の例は本発明の装備材10の好ましい例を
示したものであり、本発明の装飾材10を方形の外形、
すなわち床タイル状の形状にしたものである。特にこの
例(この例には限られない)では、液晶層5は、方形の
基材1の周辺ではなく中央部に設けられ、液晶層5の周
辺部では基材1と表層7または6とが接着剤層4により
直接十分に接着されているので、最も外気や水分が浸入
し易い各層の界面が十分に液晶層5に対して気密性およ
び水密性となっているので、液晶層5の長期安定性が十
分に確保されている。
次に本発明の装飾材を提供するための本発明の詳細な説
明する。
本発明の方法は、以上の如く基材、暗色層、液晶層およ
び透明若しくは半透明の表層が、この記載の順序で積層
されている限り、いずわの製造方法、例えば、上記の順
序で順次各層を積層してゆく方法でもよいし、逆の順序
で積層してゆく方法でもよいし、更に予め中間層(透明
若しくは半透明の合成樹脂フィルムまたはシート6に液
晶層5を形成し、更に不透明層4を被覆したもの)をt
め作成しておく方法等いずれの方法でもよいものである
が、本発明の装備材10を最も効率良く経済的に且つ高
性能に提供するためには、次の如き方法を採用するのが
好ましい。
すなわち、まず基材lとして適したシート材料と最表層
7として適したシート材料を選択しておく。次に液晶層
5の形成に適したフィルムまたはシート材料6を選択し
て、その表面に好ましくは液晶インキによりベタ、ある
いは任意の模様の液晶層5を形成し、また必要に応じて
液晶層5に整合させて一般印刷インキにより任、αの模
様を形成する。次にそれらの液晶層5を少なくとも被覆
するように、好ましくは黒色のインキまたは塗料を印刷
または塗布して暗色層4を形成する。このようにして液
晶層5と暗色層4とを有する中間層を形成し、次にいず
れかの時点で基材1の表面または暗色層4の表面に接着
剤層3を形成し、これらの表層7、中間層および基材1
を重ね合せ、ロールやプレス等により押圧し、必要な場
合は加熱することによって本発明の装飾材10が得られ
る。
(作用・効果) 以上の如くして得られる本発明の装備材は、室温、例え
ば、10〜50℃程度の温度範囲において、暖房あるい
は冷房等による温度変化によって、その液晶層部分の色
相が、例えば、赤(低温側)−黄一緑一青一葉(高温側
)の如く明瞭に変色するので、従来の如き静的な装飾材
の美粧効果とは格段に異なる意外性をもった美感、意匠
効果を与えるものであり、例えば、一般店舗等の床材、
壁材あるいは天井材、またはそれらの1部に利用するこ
とによって従来例では考えられない程度の優れた装備効
果を奏する。
特に本発明の装飾材を床式暖房装置の表面材あるいはそ
の1部に使用すると、床式暖房装置の熱の変化が直ちに
装飾材の液晶層に伝達されるので、−層液高層の変色が
速やかであるため、床式暖房装置を備えた室内の床材あ
るいはその1部として最も適している。特に床式暖房装
置を備えた一般店舗に本発明の装飾材を使用すると、そ
の意外性により、不特定の顧客の注意を強くひきつける
ことができ、営業上非常に有利である。
また、本発明の装飾材は、室内の温度によって変色する
ため、室内の温度が祝勝によって容易に検知できるので
室内の温度の調整にも利用でき、冷暖房のエネルギー効
率を改良するのにも役立つ。
(実施例) 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
基材として厚さが2.0mmの軟質塩化ビニル樹脂製シ
ートを用い、その表面にバイロン#200(東洋紡n製
、直鎖状飽和ポリエステル系接着剤)の20%トルエン
溶液を約50μm厚に塗布後、80℃で3分間乾燥した
後、基材を50 cmX50cm角のタイル状にカット
した。
中間層として30c+sx 30cmで厚さが0.15
1の透明硬質塩化ビニル樹脂製フィルムの片面に35℃
で黒赤色、38℃で緑色、そして40℃で紫色と変色す
るコレステリック某液晶を含む液晶インキ(タナベ技研
製)を用いてシルクスクリーン印刷法により石目模様を
ベタ刷りした後、80”CxS分間乾燥する。乾燥後の
液晶インキによる印刷部分の厚さは50μmであった。
次に液晶インキ層全面を被覆する様に黒色インキを塗布
後、80℃×5分間乾燥して厚さ20μmの黒色層とす
る。
更に黒色層の上面に全面に亘り、BCX−5226(中
央理化製、酢酸ビニル−アクリル共重合樹脂エマルジョ
ン接着剤)を50μm厚に塗布し、80℃×5分間乾燥
して接着剤層を形成し、中間層とした。表層として50
cmx 50cmで厚さか0.2mmの透明軟質塩化ビ
ニルシート(DOP−40phr含有)を用い、上記の
基材、中間層、表層の順に積層する。
以上の積層体を油圧プレス機(最大60トン、盤1ij
i 600X6000111 )にセットし、150℃
で10分間p熟熱後同温度で10分間、10kg/cr
n”の圧力をかけた後に20分間冷却して本発明の装飾
材を得た。
この装飾材は全体の厚さが2.5a+mのシートであり
、35℃で黒赤色を呈し、38℃で鮮やかな緑色となり
、40℃で紫色に変色する美麗なものであった。
使用例 第3図示の如く床躯体A上に、熱反射層Bを有する断熱
層Cと温水循環パイプPを敷設し、その上面な床丁地握
りで被覆した床式暖房装置を施工後、その上面に厚さ2
.5mmの軟質塩化ビニル樹脂製床シートEを接着剤F
で接着し、その1部を50cmx50ca+の大きさに
切り取る。
この床シートEを切り取った空所に50c+wX50c
mの寸法に仕上げカットした上記実施例の装飾材10を
嵌込み、その周囲を溶接棒Gを用いて溶接仕上げをした
上記において本発明の装飾材を表面材とする部分は、床
式暖房装置の作用に応じて赤色から緑色、そして紫色へ
と感温変色するので一目で床式暖房装置の効き具合を確
認出来、温度:11節、省エネルギー上も極めて仔効で
あった。
また、装飾材の色変化が表面で顕箸に透視されるため、
看者に対し強烈な印象を与えるので、特に本発明の装飾
材、を店舗用として用いる最には、店舗の持つ個性を顧
客にアピールする事になり宣伝効果や顧客吸引力が極め
て大となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の装飾材10の断面の1部
を図解的に示す図であり、第3図は本発明の装飾材10
を床式暖房方式の表面材の1部に組み込んで使用した状
態の断面図を図解的に示す図であり、第4図は本発明の
好ましい他の例の斜視図を図解的に示す図である。 1:基材      2:裏打材 3;接着剤層    4;暗色層 5:液晶層     6;シート材料 7:表層      A:床躯体 B:熱反射層    C:断熱層 P:温永循現パイプ D;床下地板 E:床シート    F:接着剤 G;溶接棒

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材、暗色層、液晶層および透明若しくは半透明
    の表層が、この記載の順序で積層されていることを特徴
    とする装飾材。
  2. (2)床式暖房装置の装飾材である特許請求の範囲第(
    1)項に記載の装飾材。
  3. (3)暗色層が黒色である特許請求の範囲第(1)項に
    記載の装飾材。
  4. (4)液晶層が、液晶インキにより模様状に設けられて
    いる特許請求の範囲第(1)項に記載の装飾材。
  5. (5)表層が、液晶層を設けた透明若しくは半透明のフ
    ィルムまたはシート材料と透明若しくは半透明の表面材
    料とからなる特許請求の範囲第(1)項に記載の装飾材
  6. (6)各層の少なくとも1つの界面に接着剤層および/
    またはプライマー層が設けられている特許請求の範囲第
    (1)項に記載の装飾材。
  7. (7)方形のタイル状である特許請求の範囲第(1)項
    に記載の装飾材。
  8. (8)周辺部を残して中央部に液晶層が形成され、周辺
    部においては基材と表層とが直接または接着剤層を介し
    て接着されている特許請求の範囲第(1)項に記載の装
    飾材。
  9. (9)基材、透明若しくは半透明のフィルムまたはシー
    ト材料の一方の面に液晶層および該液晶層を被覆する暗
    色層を順次形成してなる中間層、および透明若しくは半
    透明の表層を積層することを特徴とする装飾材の製造方
    法。
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