JPH06167117A - 建設現場における資機材の上下移送方法 - Google Patents

建設現場における資機材の上下移送方法

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JPH06167117A
JPH06167117A JP34170092A JP34170092A JPH06167117A JP H06167117 A JPH06167117 A JP H06167117A JP 34170092 A JP34170092 A JP 34170092A JP 34170092 A JP34170092 A JP 34170092A JP H06167117 A JPH06167117 A JP H06167117A
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JP
Japan
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equipment
building
materials
space
construction materials
Prior art date
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Pending
Application number
JP34170092A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Isomura
渉 磯村
Masahiko Sawaguchi
正彦 沢口
Mitsuo Hoshino
光夫 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物躯体の内部に資機材を搬入する際に、建
物の周囲に大きなスペースを確保することなく資機材を
建物内に簡単に搬入でき、特に、住宅密集地にマンショ
ン等を建築する場合に好適な資機材の上下移送方法を提
供すること。 【構成】 建設中における建物躯体内で資機材を上下に
移送する方法であって、吊下用ワイヤロープ25により
吊り下げられた資機材載置台5を設け、建物躯体内部の
鉛直に延在する空間109で資機材載置台5が上下に移
動する移動軌跡に沿って該資機材載置台5を囲む如く複
数のワイヤロープ21を鉛直に張設し、資機材載置台5
に資機材を載置すると共に、複数のワイヤロープ21で
囲まれた鉛直に延在する空間109内において吊下用ワ
イヤロープ25を巻き取り繰り出すことで資機材載置台
5を上下に移動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設現場に資機材を搬入
する際に好適な建設現場における資機材の上下移送方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】マンションやオフィスビル等の建物を建
築する場合、建物内への資機材の搬入は、図7に示すよ
うに、建物躯体51の各階53の外壁部分に資機材取り
込み用のステージ55を仮設し、このステージ55にタ
ワークレーン57等から資機材59を吊り下ろし、ステ
ージ55から各階53への資機材59の搬入が行なれて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、ステージ55を各階53に仮設しなけれ
ばならないため、その仮設作業に手間取る不具合があ
る。また、複数階53,53,…にステージ55を仮設
しようとすると、図8に示すように、タワークレーンか
ら資機材を吊り下ろす関係上、各階53毎にステージ5
5を水平方向にずらして設置する必要があり、建築物の
周囲に大きなスペースを確保しなければならない不具合
が生じる。更に、住宅密集地にマンション等を建築する
場合には、スペース上、建物の外壁にステージを設置で
きず、このような場合には従来の搬入方法では資機材を
建物躯体の内部に搬入できない。
【0004】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、建物躯体の内部に資機材を搬
入する際に、建物の周囲に大きなスペースを確保するこ
となく資機材を建物内に簡単に搬入でき、特に、住宅密
集地にマンション等を建築する場合に好適な資機材の上
下移送方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、建設中における建物躯体内で資機材を上下に
移送する方法であって、吊下用ワイヤロープにより吊り
下げられた資機材載置台を設け、建物躯体内部の鉛直に
延在する空間で前記資機材載置台が上下に移動する移動
軌跡に沿って該資機材載置台を囲む如く複数のワイヤロ
ープを鉛直に張設し、前記資機材載置台に資機材を載置
すると共に、前記複数のワイヤロープで囲まれた鉛直に
延在する空間内において前記吊下用ワイヤロープを巻き
取り繰り出すことで前記資機材載置台を上下に移動させ
るようにしたことを特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記資機材が載置された
資機材載置台は、揚重機の吊下用ワイヤロープにより吊
り下げられて建物躯体の上方に移送されたのち、前記空
間内を下方に移動されることを特徴とする。また、本発
明は、前記複数のワイヤロープで囲まれた鉛直に延在す
る空間が、階段が構築されるべき空間であることを特徴
とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に従って
説明する。図1は建築すべきマンションの概略平面図、
図2は本発明に係る方法により資機材を上下に移送して
いる状態の斜視図を示す。1は建築すべきマンション、
3は道路を示し、建築すべきマンション1の内部には、
多数の部屋101と通路103等が構築されると共に、
エレベータ105が設置され、エレベータ105の両側
の各4本の柱107で囲まれた空間109に夫々階段が
構築される。本実施例では、前記空間109を資機材の
上下移送路として使用する関係上、階段は資機材の大半
が建物躯体の内部に搬入されたのち構築される。前記各
4本の柱107は、各階のフロアーに対応した部分にお
いて梁111で連結され、4本の柱107及び複数の梁
111により画成された上下に延在する空間109内を
上下に移動できる大きさで資機材載置台5が設けられて
いる。
【0008】図3(A)は資機材載置台の平面図、図3
(B)は同正面図、図3(C)は同側面図を示す。前記
資機材載置台5は資機材を載置して該資機材を移送する
ためのもので、資機材載置具7と係止爪9とからなる。
前記資機材載置具7は、長辺701と短辺703からな
る矩形状の外枠部材705と、対向する二つの長辺70
1を連結する複数の連結部材707等から構成されてい
る。これら部材701,703,707の上面が資機材
載置面として利用され、資機材載置具7の周囲の適宜箇
所には吊り下げ具709が立設され、また、資機材載置
具7の四隅に夫々傾倒可能に手摺711(図2参照)が
設けられている。前記係止爪9は前記各長辺701の両
端に、前記梁111に係脱可能に設けられている。尚、
係止爪9が係止する梁111は、各階毎に設けられる建
物躯体の梁111を利用してもよいし、或は、係止爪9
用として専用に設けた梁であってもよい。
【0009】図4は係止爪部分の平面図、図5は同正面
図、図6は同側面図を示す。係止爪9はボス部901
と、ボス部901から延出するアーム部903と、アー
ム部903の先端に設けられた先部905とで構成され
ている。前記ボス部901は、前記長辺701の下面で
該長辺701の長手方向に延出する回転軸11に固定さ
れ、これにより係止爪9は回転軸11と一体に回動す
る。前記回転軸11は、長辺701の下面に取着された
ブラケット13により回転可能に支持され、長辺701
の両端に配置された回転軸11の互いに対向する部分は
パイプ15により連結され[図3(C)参照]、各回転
軸11の外側部分には刻み送り用歯車17が取着され、
この刻み送り用歯車17の外側の回転軸11部分は断面
が六角形の係合部1101に形成されている。先部90
5が上方になる方向に係止爪9が揺動すると、図3及び
図5に示すように、前記先部905が長辺701から外
方に突出する突出位置となり、この突出位置では先部9
05の基部905Aがブラケット13の端部13Aに当
接する。また、図5に想像線で示すように、この突出位
置から先部905が下方になる方向に係止爪9が揺動す
ると、長辺701よりも先部905が内方に位置する格
納位置となる。
【0010】前記ブラケット13には前記刻み送り用歯
車17に係合する刻み送り用爪19が支持されている。
前記刻み送り用爪19を前記刻み送り用歯車17に係合
させることで回転軸11の回転方向が規制され、刻み送
り用爪19を刻み送り用歯車17に係合させる向きは切
り換え可能であり、この向きを切り換えることにより、
回転軸11は時計回り方向、反時計回り方向のいずれか
一方にその回転運動が許容され、刻み送り用歯車17と
刻み送り用爪19とにより係止爪9の揺動方向を選択的
に規制する揺動方向規制機構が構成されている。従っ
て、この実施例では、係止爪9の突出位置は、ブラケッ
ト13の端部13A、刻み送り用歯車17、刻み送り用
爪19により保持され、係止爪9の格納位置は、刻み送
り用歯車17、刻み送り用爪19により保持される。
【0011】図2及び図3において21は鉛直に張設さ
れたワイヤロープを示す。このワイヤロープ21は前記
空間109内で各長辺701と短辺703の夫々二か所
を通る如く合計8本設けられ、各ワイヤロープ21の下
端及び上端は建物躯体側に適宜手段により締結されてい
る。
【0012】次に、資機材を建物の内部に搬入する作業
について説明する。先ず、敷地内に配置したタワークレ
ーン23(図1参照)の吊り下げ用ワイヤロープ25
(図2参照)と資機材載置台5を連結し、敷地内におい
て資機材載置台5に資機材を積み込む。尚、この積み込
み作業時には、係止爪9を格納位置にしておく。次に、
タワークレーン23のアームの揺動、旋回、並びに吊り
下げ用ワイヤロープ25の巻き取りにより資機材載置台
5を移送し、前記空間109の上方に位置させる。資機
材載置台5を前記空間109の上方に位置させたなら
ば、吊り下げ用ワイヤロープ25を繰り出して前記空間
109内で資機材載置台5を所定階まで下方に移動させ
る。
【0013】資機材載置台5が所定階に到達したなら
ば、作業者は刻み送り用爪19の係合方向を切り換え、
適宜治具により回転軸11を回転させ、係止爪9の先部
905を資機材載置台5の外側に突出させた突出位置と
する。次に、吊り下げ用ワイヤロープ25を再度繰り出
し、先部905を梁111に係止させて吊り下げ用ワイ
ヤロープ25をたるませる。そして、ワイヤロープ25
をたるませた後、手摺711を倒し、資機材載置台5上
の資機材をフロアーに移送し、建物内部への資機材の搬
入を終了する。資機材の搬入が終了したならば、作業者
が刻み送り用爪19の係合方向を切り換え、適宜治具に
より回転軸11を回転させ、係止爪9を格納位置にして
資機材載置具7の外側に突出しないようにし、前記とは
逆に、手摺711を起立させ、吊り下げ用ワイヤロープ
25を巻き取ることで資機材載置台5を上方に移送し、
建物の上方に位置したならば、タワークレーン23のア
ームの揺動、旋回、並びに吊り下げ用ワイヤロープ25
の繰り出しにより敷地内に資機材載置台5を移送する。
そして、前記と同様に資機材載置台5に資機材を積み込
み、資機材載置台5より資機材を建物の内部に搬入す
る。
【0014】本実施例によれば、建設中の建物躯体の内
部の空間109を資機材の上下移送路として利用し、且
つ、上下の移送路に資機材載置台5を囲む如くワイヤロ
ープ21を鉛直に張設させ、建物躯体の内部で資機材載
置台5や資機材が柱107、梁111等の建物躯体側に
衝突することなく資機材を円滑に上下に移送するように
したので、従来の如く建物の外壁に資機材載置台を仮設
する面倒な作業を省き、また、建物周囲に住宅が密集し
て建物の外壁から資機材を搬入できない場合でも資機材
の搬入を簡単に行なうことが可能となる。しかも、資機
材を搬入するには、実施例の如く、階段が構築される空
間109や、或はエレベータが構築される空間を利用
し、且つ、この空間109にワイヤロープ21を張設す
るという簡単な構成で資機材の搬入が行なえるので、資
機材搬入のためのコストを格段と低減することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明に係
る資機材の上下移送方法によれば、建物躯体の内部に資
機材を搬入する際に、建物の周囲に大きなスペースを確
保することなく資機材を建物内に簡単に搬入でき、特
に、住宅密集地にマンション等を建築する場合に好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築すべきマンションの概略平面図である。
【図2】本発明に係る方法により資機材を上下に移送し
ている状態の斜視図である。
【図3】図3(A)は資機材載置台の平面図、図3
(B)は同正面図、図3(C)は同側面図である。
【図4】係止爪部分の平面図である。
【図5】係止爪部分の正面図である。
【図6】係止爪部分の側面図である。
【図7】従来の資機材搬入方法を示す図である。
【図8】従来の資機材搬入方法を示す図である。
【符号の説明】
5 資機材載置台 7 資機材載置具 9 係止爪 11 回転軸 13 ブラケット 17 刻み送り用歯車 19 刻み送り用爪 21 ワイヤロープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設中における建物躯体内で資機材を上
    下に移送する方法であって、 吊下用ワイヤロープにより吊り下げられた資機材載置台
    を設け、 建物躯体内部の鉛直に延在する空間で前記資機材載置台
    が上下に移動する移動軌跡に沿って該資機材載置台を囲
    む如く複数のワイヤロープを鉛直に張設し、 前記資機材載置台に資機材を載置すると共に、前記複数
    のワイヤロープで囲まれた鉛直に延在する空間内におい
    て前記吊下用ワイヤロープを巻き取り繰り出すことで前
    記資機材載置台を上下に移動させるようにした、 ことを特徴とする建設現場における資機材の上下移送方
    法。
  2. 【請求項2】 前記資機材が載置された資機材載置台
    は、揚重機の吊下用ワイヤロープにより吊り下げられて
    建物躯体の上方に移送されたのち、前記空間内を下方に
    移動される請求項1記載の建設現場における資機材の上
    下移送方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のワイヤロープで囲まれた鉛直
    に延在する空間は、階段が構築されるべき空間である請
    求項1または2記載の建設現場における資機材の上下移
    送方法。
JP34170092A 1992-11-27 1992-11-27 建設現場における資機材の上下移送方法 Pending JPH06167117A (ja)

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ID=18348104

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103174303A (zh) * 2011-12-23 2013-06-26 五冶集团上海有限公司 活动式悬挑卸料平台及其制作和安装方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103174303A (zh) * 2011-12-23 2013-06-26 五冶集团上海有限公司 活动式悬挑卸料平台及其制作和安装方法
CN103174303B (zh) * 2011-12-23 2016-03-30 五冶集团上海有限公司 活动式悬挑卸料平台及其制作和安装方法

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