JPH061659Y2 - 汚水桝装置 - Google Patents

汚水桝装置

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JPH061659Y2
JPH061659Y2 JP1989092440U JP9244089U JPH061659Y2 JP H061659 Y2 JPH061659 Y2 JP H061659Y2 JP 1989092440 U JP1989092440 U JP 1989092440U JP 9244089 U JP9244089 U JP 9244089U JP H061659 Y2 JPH061659 Y2 JP H061659Y2
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JP
Japan
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pipe
elastic packing
joint hole
packing
pipe joint
Prior art date
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JP1989092440U
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JPH0332676U (ja
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益雄 吉野
治 福原
則雄 近藤
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志木市
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、汚水桝に取付管が挿込連結されている汚水桝
装置に関するものである。
(従来の技術) 汚水桝の下部側壁に管接合孔を設けてこれに取付管を挿
込連結してなる従来の汚水桝装置は、底塊と側塊とを組
み合わせた汚水桝の該側塊の下部に管接合孔を設けてこ
れに取付管を挿込んだうえモルタルなどの接合材で連結
部分を接合一体化したものを普通とするが、このような
従来のものは、底塊と側塊との接合部や取付管の接合部
の接合材が埋め戻し時の衝撃や地盤沈下或いは振動によ
って剥離したり亀裂が生じたりして漏水の原因となる。
そこで、接合材を改良した樹脂モルタル工法や防水シー
トで覆うシート工法あるいは止水パッキンを用いる止水
パッキン工法も提案されているが、いずれも施工方法が
複雑なうえに地盤沈下による取付管接合部の破損などに
は対処できないものであった。また、実開昭51−14
99967号公報に見られるように、底部と周枠部とが
一体成形され側壁には管接合孔が設けられたプラスチッ
クス製汚水桝の前記管接合孔に取付管を該管接合孔に基
部を固定した弾性パッキンのシール下に挿込連結した汚
水桝装置も提案されているが、管接合孔に弾性パッキン
を固定するのに手数を要するうえに管接合孔に基部が固
定された弾性パッキンは取付管の挿込時に外れ易いので
実用的でなく殆ど実施されていない。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは、前記したような問
題点をなくし、施工方法が簡単なうえに地盤沈下による
取付管接合部の破損などにも対処できる低コストの汚水
桝装置を提供しようとすることにある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決した本考案に係る汚水桝装置
は、底部と周枠部とが一体成形され、下部側壁には下縁
の一部が底部の上面の弧状受面にわたる外開きテーパ状
の管接合孔を設けた汚水桝の前記管接合孔に取付管を相
互間に介在させた弾性パッキンの弾発下に挿込連結した
汚水桝装置において、前記取付管は、先端に弾性パッキ
ンを予め装着してあるパッキン付管であり、また、前記
弾性パッキンは、緩やかな外周テーパ面を有する挿込用
案内筒部が一端に形成され他端外周には尖先テーパ面が
形成された円筒状主体の外周より斜後向きに先方が徐々
に薄肉化され且つ外周面には複数の環状段部が配設され
たスカート状翼部を張設したものであることを特徴とす
るものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。
(1)は底部(1a)と周枠部(1b)とが一体成形さ
れた壁厚50mm程度のコンクリート製の汚水桝であっ
て、該汚水桝(1)の下部側壁には下縁の一部が底部
(1a)の上面にわたる外開きテーパ状の管接合孔
(2)を設けて該底部(1a)の上面に周枠部(1b)
の肉厚に相当する奥行きで深さが後記する取付管(3)
の肉厚より僅かに深い弧状受面(1c)を形成してあ
る。なお、外開きテーパ状の管接合孔(2)の勾配は、
管接合孔(2)に挿込まれた取付管(3)が管口に対し
て相当の範囲で充分対応できるように8.3±5.0%程度と
しておく。(3)は陶管やコンクリート管などの導水管
となる取付管であって、該取付管(3)はその先端挿込
部(3a)にポリウレタン樹脂などのゴム硬度45前後
の弾性パッキン(4)を接着剤を必要に応じ用いて予め
装着してあるパッキン付管である。また、前記弾性パッ
キン(4)は、第2図に図示するように、緩やかな外周
テーパ面を有する挿込用案内筒部(42)が一端に形成
され他端外周には尖先テーパ面(43)が形成された円
筒状主体(41)の外周より斜後向きに先方が徐々に薄
肉化され且つ外周面には複数の環状段部(44)が配設
された裾拡がりのスカート状翼部(45)を張設したも
のである。なお、弾性パッキン(4)としては取付管
(3)としてφ150を使用した実験では、先端を挿込
用案内筒部(42)とし他端外周に尖先テーパ面(4
3)形成した円筒状主体(41)は長さ35mm、肉厚6
mm程度が適当であり、環状段部(44)が3段程度でス
カート状翼部(45)と円筒状主体(41)間の角度は
90度強としたもので優れた実用化が可能な挿込作業性
および止水効果のあることが確認されている。そして、
このパッキン付管は管接合孔(2)に対して前記弾性パ
ッキン(4)の弾発下に挿込連結してある。
このように構成されたものは、汚水桝(1)として底部
(1a)と周枠部(1b)とが一体成形されたものを使
用したので、底塊と側塊とを組み合わせた従来の汚水桝
に見られた接合部の接合不良による漏水がないうえに、
取付管(3)が汚水桝(1)の下部側壁に下縁の一部が
底部(1a)の上面の弧状受面(1c)にわたって設け
られている外開きテーパ状の管接合孔(2)に挿込連結
されているので、管接合孔(2)と取付管(3)との接
合部に大きな段差がなくて円滑に流れることとなるが、
特に本考案では、取付管(3)として管接合孔(2)に
弾性的に密挿される弾性パッキン(4)を予め先端に装
着してあるパッキン付管を用い、この取付管(3)を前
記弾性パッキン(4)の弾発下に管接合孔(2)に挿込
連結したので、樹脂モルタル工法や防水シートで覆うシ
ート工法あるいは止水パッキンを用いる止水パッキン工
法のような接合材が不要であり、また、管接合孔の孔内
に予め弾性パッキンを固定しておく必要もなく、連結作
業は取付管(3)の先端を管接合孔(2)に挿込めば、
取付管(3)に予め装着してある弾性パッキン(4)一
端に形成されている緩やかな外周テーパ面を有する挿込
用案内筒部(42)により円滑に挿入されたうえ円筒状
主体(41)の外周より斜後向きに張設されている先方
が徐々に薄肉化されたスカート状翼部(45)がその張
出角度と取付管(3)の内壁により円筒状主体(41)
の他端外周に形成されている尖先テーパ面(43)とに
よって円滑に狭窄されることとなり、連結作業は極めて
容易となり、挿込後はスカート状翼部(45)の復元力
で先方が徐々に薄肉化されたスカート状翼部(45)の
外周面にある複数の環状段部(44)のシール効果で優
れた止水効果を発揮する。しかも、埋め戻し時の衝撃や
地盤沈下或いは振動によっても接合部は外開きテーパ状
の管接合孔(2)に対して弾性パッキン(4)が弾性に
より追随するので密挿状態が解かれることがなくなり、
接合不良による漏水の生じることがない。なお、前記し
た実施例の弾性パッキン(4)を用いた500例の試験
施工結果によれば、地盤沈下時に管接合孔(2)に対し
て挿込まれた取付管(3)の取付角度が変化した場合で
も、その勾配が全方向で15%以内、管接合孔(2)内
での前後移動が±15mm以内では、止水効果に全く影響
がないことが確認されている。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、接合材を使用す
ることなく特殊な弾性パッキンを取付管の先端に予め装
着してあるパッキン付管を弾性パッキンの弾発下に管接
合孔に挿込連結することにより、挿込作業性および止水
効果の優れたものとなるうえに埋め戻し時の衝撃や地盤
沈下或いは振動によって生じる接合不良をなくすことが
でき、また、特殊な弾性パッキンは取付管の先端に嵌合
するだけでよいので弾性パッキンの装着のための手数が
簡略化できるうえに挿込時に弾性パッキンが外れるよう
なことがなくて素人による施工も可能となるなど種々の
利点があり、施工方法が簡単なうえに地盤沈下による取
付管接合部の破損などもない低コストで漏水のない汚水
桝装置として実用的価値極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部の一部切欠正面図、
第2図は弾性パッキンが装着された取付管の先端部分の
1例を示す一部切欠正面図である。 (1):汚水桝、(1a):底部、(1b):周枠部、 (1c):弧状受面、(2):管接合孔、(3):取付
管、 (4):弾性パッキン、(41):円筒状主体、 (42):挿込用案内筒部、(43):尖先テーパ面、 (44):環状段部、(45):スカート状翼部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部(1a)と周枠部(1b)とが一体成
    形され、下部側壁には下縁の一部が底部(1a)の上面
    の弧状受面(1c)にわたる外開きテーパ状の管接合孔
    (2)を設けた汚水桝(1)の前記管接合孔(2)に取
    付管(3)を相互間に介在させた弾性パッキン(4)の
    弾発下に挿込連結した汚水桝装置において、前記取付管
    (3)は、先端に弾性パッキン(4)を予め装着してあ
    るパッキン付管であり、また、前記弾性パッキン(4)
    は、緩やかな外周テーパ面を有する挿込用案内筒部(4
    2)が一端に形成され他端外周には尖先テーパ面(4
    3)が形成された円筒状主体(41)の外周より斜後向
    きに先方が徐々に薄肉化され且つ外周面には複数の環状
    段部(44)が配設されたスカート状翼部(45)を張
    設したものであることを特徴とする汚水桝装置。
JP1989092440U 1989-08-04 1989-08-04 汚水桝装置 Expired - Lifetime JPH061659Y2 (ja)

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JPH0332676U JPH0332676U (ja) 1991-03-29
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