JPH0616389A - クレーンのジブ張出し、格納装置 - Google Patents

クレーンのジブ張出し、格納装置

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JPH0616389A
JPH0616389A JP17320592A JP17320592A JPH0616389A JP H0616389 A JPH0616389 A JP H0616389A JP 17320592 A JP17320592 A JP 17320592A JP 17320592 A JP17320592 A JP 17320592A JP H0616389 A JPH0616389 A JP H0616389A
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JP
Japan
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jib
pressure
crane
boom
rope
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JP17320592A
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Inventor
Yukio Koizumi
幸雄 小泉
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業用ウィンチおよびロープを用いたジブ引
寄せおよび振出し工程で、係留機構等に必要以上に大き
な力が作用しないようにする。 【構成】 ジブ振出し、引寄せ手段として、補巻用ウィ
ンチ15および補巻ロープを用いるクレーンにおいて、
ウィンチ15を駆動する油圧モータ21の巻上圧力を、
絞り弁28と電磁切換弁29と圧力切換スイッチ31と
からなる圧力切換手段により、ジブ引寄せ、振出し時に
は低圧に設定してラインプルが小さくなるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジブ張出し、格納時に、
ジブを、ブームへの格納位置とブーム先端から垂下した
垂下位置との間で移動させる手段を改良したクレーンの
ジブ張出し、格納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ジブの格納方式として、図8に示
すようにジブ2をブーム1の側面に格納する横抱き方式
が公知となっている。
【0003】この横抱き方式をとるクレーンにおいて
は、ジブ基端の一側部をブーム先端部の一側に連結した
状態で、この連結点を支点としてジブ2を仮想線で示す
格納位置から実線で示すように鉛直に垂下させる振出し
工程、この垂下状態でジブ2をジブ長さ方向の軸線Xま
わりに図矢印イ方向にほぼ270°捻転させて、ジブ基
端の他側部をブーム先端部の他側に係合させる捻転工
程、この捻転後にジブ2を前方に振上げる振上げ工程を
経てジブ2をブーム先端に張出し、これと逆の手順でジ
ブ2をブーム側面に格納するようにしている。
【0004】従来、上記のようにジブ2を、張出し時に
は格納位置から垂下位置まで振出し、格納時にはこの逆
に引寄せる手段として、図示しないクレーン作業用の補
巻ウィンチ(クレーン本体またはブームに設置されてい
る)から引出した補巻ロープ3をブーム先端→ジブ先端
→ブーム基部(またはここからさらに折り返してジブ先
端部まで)に亘る経路で掛け通し、このロープ3を巻取
り、または巻戻すことにより、ジブ2を振出しまたは引
寄せるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、補巻ロープ
3は、本来、クレーン作業に使用されるところから、そ
のラインプル(巻上張力)が、ジブ2の引寄せに必要な
ラインプルよりもかなり高く設定されているため、とく
にジブ引寄せ操作の終期において、ジブ2を格納位置で
ブーム1に係留固定するための係留機構等に大きな力が
作用する場合がある。
【0006】従って、係留機構等の強度を高くとらなけ
ればならないため、同機構が、本来の機能からみて必要
以上に大形、大重量となっていた。
【0007】また、係留機構等に過大な力が作用しない
ように微妙な引寄せ操作が必要となり、操作が面倒でオ
ペレータの労力負担が大きいものとなっていた。
【0008】そこで本発明は、ジブ引寄せ、振出し操作
時に係留機構等に必要以上に大きな力が作用しないクレ
ーンのジブ張出し、格納装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ジブ
の基端部をブームの先端部に連結し、かつ、油圧モータ
で駆動されるクレーン作業用ウィンチから引出されたク
レーン作業用ロープをジブとブームとの間にかけ渡した
状態で、このクレーン作業用ロープを巻戻し、巻取り操
作することにより、ジブを、上記連結点を支点として、
張出し時にはブームへの格納位置から垂下させ、格納時
には逆に垂下位置から格納位置に引き寄せるように構成
したクレーンにおいて、上記油圧モータの巻上圧力を高
圧と低圧とに切換える圧力切換手段を具備してなるもの
である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、圧力切換手段が、油圧モータの巻上圧力を、クレー
ン作業時の最大圧力よりも低圧に設定する低圧設定弁
と、この低圧設定弁をモータ回路に対して接続・遮断す
る電磁切換弁と、この電磁切換弁を制御するスイッチ手
段とによって構成されたものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、スイッチ手段として、クレーン作業用ロープによっ
て吊持されたフックの過巻を検出するスイッチが用いら
れたものである。
【0012】
【作用】上記構成によると、油圧モータの巻上圧力を、
ジブ張出し、格納時には低圧に、クレーン作業時には高
圧に設定することにより、クレーン作業時に必要なロー
プのラインプルを確保しながら、ジブ張出し、格納時に
おけるジブ引寄せ、振出し工程でのラインプルを小さく
して、係留機構等に必要以上に大きな力が作用すること
を防止することができる。
【0013】また、請求項2の構成によると、圧力切換
手段として、モータ回路のリリーフ弁に可変式リリーフ
弁を用いた場合と比較して安価となる。
【0014】一方、請求項3の構成によると、電磁切換
弁制御用のスイッチ手段を別途設ける必要がないため、
コストが安くてすむ。また、フックの過巻領域でジブ引
寄せ操作が行われる引寄せ方式をとることにより、スイ
ッチ作用が自動的に行われるため、スイッチ手段の切換
忘れが生じるおそれがなくなる。
【0015】
【実施例】
第1実施例(図1〜図4参照) まず、ジブ張出し、格納のための構成等を図2〜図4に
よって説明する。
【0016】ブーム1は、通常、三段以上のブームによ
って伸縮自在に構成されるが、ここでは説明をわかり易
くするためにブーム1を基本ブーム1aと一段の可動ブ
ーム1bのみからなる二段ブーム構成をとっている。
【0017】このブーム1には、先端部(可動ブーム1
bの先端部)の左右両側面にジブ取付軸4(片側のみ図
示)が水平に突設されている。
【0018】一方、ジブ2には、基端部両側に二股状の
ジブフット5,5が設けられるとともに、基端部におけ
るジブ格納状態での下側に、先端部が二股状となった連
結具6がその軸心Yまわりに回転可能かつ同軸心Y上で
スライド可能に設けられている。
【0019】ジブ2は、この連結具6がブーム1の左側
ジブ取付軸4に係合連結された状態で、この連結点を支
点として、(a)図2,3に示すようにブーム左側面に
格納された状態から、図4実線で示すように鉛直に垂下
される振出し工程、(b)この垂下状態で連結具軸心Y
まわりに図4矢印イ方向にほぼ270°捻転する捻転工
程、(c)この捻転後に、両側ジブフット5,5が両側
ジブ取付軸4に係合するまで真上に引上げる引上げ工
程、(e)この引上げ後に前方に振り上げられる振上げ
工程を経てブーム先端に張出され、これと逆の手順でブ
ーム側面に格納される(この点の構成と作用の詳細は、
たとえば実開昭63−173181号公報参照)。
【0020】また、ジブ2は、図2の格納状態で、公知
の先端側および基端側両係留機構7,8(図2のみに示
す)によって基本ブーム1aに係留固定される。
【0021】これら両係留機構7,8は、それぞれ基本
ブーム1aに突設されたブーム側ブラケット9,10
と、ジブ2に突設されたジブ側ブラケット11,12
と、これらを連結するピン13,14とによって構成さ
れる。
【0022】また、ブーム1には、基本ブーム1aの基
部における倒伏状態での上面に、図示しない主巻用ウィ
ンチとともに補巻用ウィンチ15が搭載され、この補巻
用ウィンチ15と、同ウィンチ15から引出された補巻
ロープ3と、この補巻ロープ3の端末に装着された補巻
フック16、それに図3,4に示す補助ロープ17が、
ジブ2を上記のように格納位置と垂下位置との間で移動
させる手段として使用される。
【0023】図2〜図4中、18は補巻ロープ3が通さ
れた補助シーブ、19はこの補助シーブ18が取付けら
れた補助シーブブラケット、20はこの補助シーブブラ
ケット19に回動可能に取付けられ補巻フック格納用金
具である。
【0024】図1に、補巻用ウィンチ15を駆動する油
圧モータ21の制御回路を示している。
【0025】同図中、22は油圧ポンプ、23はモータ
21の回転方向と速度を制御するコントロールバルブ、
24はモータ回路の巻上側管路25に設けられたカウン
タバランス弁、27は巻上、巻下両側管路25,26間
に設けられたリリーフ弁で、クレーン作業時にはモータ
21の最大巻上圧力がこのリリーフ弁27の設定圧に設
定される。
【0026】また、巻上、巻下両側管路25,26間
に、絞り弁28と電磁切換弁29とから成る圧力切換弁
30が設けられている。
【0027】電磁切換弁29は、ブロック位置aと開通
位置bとを備え、運転室等に設けられた圧力切換スイッ
チ31のオン操作によってブロック位置aから開通位置
bに切換わる。
【0028】この状態で、コントロールバルブ23が巻
上側に操作されると、ポンプ22からの圧油を絞り弁2
8を介してタンクに戻す回路が形成されるため、巻上側
管路25の圧力、すなわちモータ21の巻上圧力が、こ
の絞り弁28の入口圧力(リリーフ弁27の設定圧力よ
りも低圧であってジブ2の引寄せに必要な圧力に設定さ
れる。以下、ジブ引寄せ圧力という)となる。
【0029】なお、図2〜図4に示すように基本ブーム
1aの基部と、ジブ2の先端部にそれぞれ補助ロープ1
7をガイドするガイドシーブ32,33が設けられてい
る。
【0030】また、図2中、34はクレーン本体の下部
走行体、35は上部旋回体である。
【0031】次にジブ振出し、引寄せ作用について説明
する。
【0032】ジブ振出し作用 図2に示すブーム全縮かつ倒伏状態で、連結具6を
ブーム先端方向にスライドさせて左側ジブ取付軸4に係
合させ、図示しない固定ピンで離脱不能に固定する。
【0033】 基端側係留機構8によるジブ固定を解
いた後、図3に示すようにブーム1を所定角度(約50
°)まで起こす。
【0034】 図3仮想線で示すように補巻フック1
6を下し、補助ロープ17の一端をこの補巻フック16
に、他端をガイドシーブ33,32に通して基本ブーム
1aにそれぞれ止め付ける。
【0035】 図1の圧力切換スイッチ31をオン操
作した後、補巻ウィンチ15を駆動し、図3実線で示す
ように補巻ロープ3を緊張するまで巻取る。
【0036】この場合、前記したようにモータ21の巻
上圧力がクレーン作業時のリリーフ圧よりも低い引寄せ
圧力に設定されるため、巻上圧力によって先端側係留機
構7や、基本ブーム1aに対する補助ロープ17の止め
付け部分に過大な力が作用するおそれがない。
【0037】 先端側係留機構9によるジブ先端側の
固定を解いた後、補巻ロープ3を巻戻すことにより、ジ
ブ2を図4の実線で示すように垂下させる。
【0038】この場合、ジブ2には、先端側係留機構7
による固定を解除した時点から、自重によって垂下位置
に向かう回動力が働いているため、補巻ロープ3は、こ
のジブ2の回動力を抑えながらジブ2をゆるやかに垂下
させる役割を果たす。
【0039】この後は、地上からの操作により、ジブ2
を連結具軸心Yまわりに図4の矢印イ方向にほぼ270
°捻転させる捻転工程に移行すればよい。
【0040】ジブ引寄せ作用 ジブ格納時のジブ引寄せ作用は、上記振出し作用と逆の
手順、操作で行うことができる。
【0041】すなわち、ジブ2を図4実線の位置まで捻
転操作した後、同図のように補助ロープ17を補巻フッ
ク16と基本ブーム1aとの間にかけ渡し、次いで補巻
ロープ3を巻取ることにより、ジブ2を図4仮想線およ
び図3実線で示すようにブーム側面に引寄せればよい。
【0042】この場合にも、引寄せ前に図1の圧力切換
スイッチ31をオン操作してモータ21の巻上圧力を引
寄せ圧力に設定しておくことにより、引寄せ終期で先端
側および基端側両係留機構7,8や補助ロープ17の止
め付け部分に大きな力が作用しない。また、従来のよう
に係留機構等の損傷防止のために微妙な操作を行う必要
もなくなる。
【0043】第2実施例(図5,6参照) 第1実施例との相違点のみを説明すると、第2実施例で
は、図5に示すように圧力切換弁36が、モータ回路の
リリーフ弁27よりも低圧(引寄せ圧力)に設定された
低圧リリーフ弁37と電磁切換弁29とによって構成さ
れている。
【0044】また、電磁切換弁29を制御するスイッチ
手段として、クレーンに過巻防止装置の一要素として一
般に装備されている補巻フック用の過巻検出スイッチ
(通常はリミットスイッチ)38が用いられている。
【0045】この過巻検出スイッチ38は、図6に示す
ように補助シーブブラケット19に設けられる。
【0046】また、補助シーブブラケット19には、リ
ング状の重錘39がロープ(または鎖)40で吊下げら
れ、補巻フック16が図6実線で示すように過巻状態と
なると、この重錘39が補巻フック16で押し上げられ
て過巻検出スイッチ38がオンとなる。
【0047】これにより、図6実線の状態、すなわち図
3実線で示すジブ振出しの準備段階およびジブ引寄せの
終期でモータ21の巻上圧力が自動的に低圧リリーフ弁
37の設定圧に低下するため、基本ブーム1aに対する
補助ロープ17の止め付け部分や係留機構7,8に大き
な力が作用するおそれがない。
【0048】また、圧力切換作用が自動的に行われるた
め、第1実施例のように手動の圧力切換スイッチ31を
用いる場合のような切換え忘れのおそれがない。
【0049】一方、図7には、ジブ引寄せ、振出しの他
の方式として、前記方式で用いた補助ロープ17を省略
しうる方式を示している。
【0050】この方式では、基本ブーム1aの基部に前
後一対のブーム側ガイドシーブ41,42、ジブ2の先
端部にジブ側ガイドシーブ43を設け、補巻ロープ3
を、ウィンチ15から出たところでガイドシーブ42,
43,41にかけ通し、補巻フック16を上限位置まで
巻上げた状態で、補巻ロープ3を巻取り、巻戻すことに
よりジブ2を引寄せ、振り出すようにしている。
【0051】なお、ジブ側ガイドシーブ43は補巻ロー
プ3を自由に脱着できる構成となっている。
【0052】他の実施例 (1)クレーンにおいては、通常、ブーム作業、ジブ作
業、オンタイヤ作業等の作業別に定格荷重を設定し、実
荷重が、作業モード切換スイッチによって選択された作
業モードでの定格荷重を超えないように監視するシステ
ムがとられる。
【0053】また、作業モード切換スイッチによる選択
作業モードにはジブ張出し・格納モードがあり、ジブ張
出し、格納時のブームの起伏、伸縮作動を制限するよう
にしている。
【0054】そこで、本発明において、図1,5の電磁
切換弁29を制御するスイッチ手段として、上記作業モ
ード切換スイッチを用い、同スイッチがジブ張出し・格
納モード位置にセットされたときにモータ巻上圧力を低
圧に切換えるように構成してもよい。
【0055】(2)圧力切換手段における低圧設定弁と
して、第1実施例では絞り弁28、第2実施例では低圧
リリーフ弁37を用いたが、モータ回路のリリーフ弁2
7に圧力可変式のリリーフ弁を用い、リリーフ圧を通常
作業時とジブ張出し、格納時(ジブ振出し、引寄せ時)
とに応じて高圧と低圧とに切換えるようにしてもよい。
【0056】(3)上記実施例では、ジブ2のジブフッ
ト5,5とは別に連結具6を設け、この連結具6と左側
ジブ取付軸4との係合連結点を支点としてジブ2を垂
下、捻転させる方式をとるクレーンを例示したが、特公
平3−67956号公報に示されているように、左側ジ
ブフットを左側ジブ取付軸に係合連結し、この連結点を
支点としてジブを垂下、捻転させる方式をとるクレーン
にも適用することができる。
【0057】(4)上記実施例では、ジブ2をブーム側
面に格納する横抱き方式をとるクレーンを例示したが、
ジブ2をブーム下面に格納し、この格納位置から、両側
ジブフットと両側ジブ取付軸との係合連結点を支点とし
て垂下させ、次いで前方に振り上げて張出す下抱き方式
をとるクレーンにも適用することができる。
【0058】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、ジブ
張出し、格納時におけるジブ振出し、引寄せ手段とし
て、クレーン作業用ウィンチおよびロープを用いるクレ
ーンにおいて、ウィンチを駆動する油圧モータの巻上圧
力を、圧力切換手段により、ジブ張出し、格納時には低
圧に、クレーン作業時には高圧に設定する構成としたか
ら、クレーン作業時に必要なロープのラインプルを確保
しながら、ジブ引寄せ、振出し工程でのラインプルを小
さくして、係留機構等に必要以上に大きな力が作用する
ことを防止することができる。
【0059】従って、係留機構等に必要以上の高強度を
もたせる必要がなくなるため、これらを小形、軽量化す
ることができる。
【0060】また、請求項2の発明によると、圧力切換
手段を、油圧モータの巻上圧力をモータ回路のリリーフ
圧よりも低圧に設定する低圧設定弁と、この低圧設定弁
をモータ回路に対して接続・遮断する電磁弁と、この電
磁弁を制御するスイッチ手段とによって構成したから、
この圧力切換手段として、モータ回路のリリーフ弁に可
変リリーフ弁を用いた場合と比較して安価となる。
【0061】一方、請求項3の発明によると、スイッチ
手段として、作業用ロープによって吊持されたフックの
過巻を検出するスイッチを用いたから、電磁切換弁制御
用のスイッチ手段を別途設ける場合と比較してコストが
安くてすむ。また、フックの過巻領域でジブ引寄せ操作
が行われる引寄せ方式をとることにより、スイッチ作用
が自動的に行われるため、スイッチ手段の切換忘れが生
じるおそれがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すウィンチモータの制
御回路図である。
【図2】同実施例装置によるジブ張出し、格納操作を説
明するためのジブ格納状態の概略側面図である。
【図3】図2の状態からブームを起こした状態の概略側
面図である。
【図4】図3の状態からジブを垂下させた状態の概略側
面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すウィンチモータの制
御回路図である。
【図6】同実施例装置に使用される過巻検出スイッチの
構成と作用を説明するための図3の一部拡大図である。
【図7】図2,3,4に示す方式と異なるジブ振出し、
引寄せ方式を説明するための概略側面図である。
【図8】従来技術を説明するためのジブ垂下状態の概略
側面図である。
【符号の説明】
1 ブーム 2 ジブ 4 ジブが連結されるブームのジブ取付軸 15 補巻用ウィンチ(作業用ウィンチ) 3 補巻ロープ(クレーン作業用ロープ) 21 ウィンチを駆動する油圧モータ 28 圧力切換手段を構成する絞り弁 37 同低圧リリーフ弁 29 同電磁切換弁 31 同圧力切換スイッチ(スイッチ手段) 38 過巻検出スイッチ(スイッチ手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジブの基端部をブームの先端部に連結
    し、かつ、油圧モータで駆動されるクレーン作業用ウィ
    ンチから引出されたクレーン作業用ロープをジブとブー
    ムとの間にかけ渡した状態で、このクレーン作業用ロー
    プを巻戻し、巻取り操作することにより、ジブを、上記
    連結点を支点として、張出し時にはブームへの格納位置
    から垂下させ、格納時には逆に垂下位置から格納位置に
    引き寄せるように構成したクレーンにおいて、上記油圧
    モータの巻上圧力を高圧と低圧とに切換える圧力切換手
    段を具備してなることを特徴とするクレーンのジブ張出
    し、格納装置。
  2. 【請求項2】 圧力切換手段が、油圧モータの巻上圧力
    を、クレーン作業時の最大圧力よりも低圧に設定する低
    圧設定弁と、この低圧設定弁をモータ回路に対して接続
    ・遮断する電磁切換弁と、この電磁切換弁を制御するス
    イッチ手段とによって構成されたことを特徴とする請求
    項1記載のクレーンのジブ張出し、格納装置。
  3. 【請求項3】 スイッチ手段として、クレーン作業用ロ
    ープによって吊持されたフックの過巻を検出するスイッ
    チが用いられたことを特徴とする請求項2記載のクレー
    ンのジブ張出し、格納装置。
JP17320592A 1992-06-30 1992-06-30 クレーンのジブ張出し、格納装置 Pending JPH0616389A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996000694A1 (fr) * 1994-06-28 1996-01-11 Komatsu Ltd. Procede et dispositif d'extension et de mise au repos de la fleche
US5793041A (en) * 1995-09-14 1998-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for correcting astigmatism and focusing in charged particle optical lens-barrel

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