JP2003182978A - クレーンのフック格納装置 - Google Patents
クレーンのフック格納装置Info
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Abstract
クブロックをブーム下面に沿ったフック格納位置に格納
するフック格納操作時に、自動的に伸縮ブームが格納さ
れるよう構成して操作性を向上させたフック格納装置を
提供する。 【解決手段】 起伏制御弁3を切換操作する起伏操作手
段14が倒伏側に操作された状態でフック作動スイッチ20
が操作された時には、起伏制御弁3を倒伏側bに切換制
御すると共に巻上げ力低減手段21を作動させてウインチ
制御弁6を巻上げ側aに切換制御し、起伏操作手段14が
起仰側に操作された状態でフック作動スイッチ20が操作
された時には、起伏制御弁3を起仰側aに切換制御する
と共にウインチ制御弁6を巻下げ側bに切換制御するよ
う構成した。
Description
巻上げ巻下げ自在に吊下げた荷物吊持用のフックブロッ
クを、クレーン走行移動時に伸縮ブーム下面に沿ったフ
ック格納位置に格納するよう構成したクレーンのフック
格納装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、一般に用いられているクレーンの
構成を、車輌の運転室後部に搭載され荷台等への荷物の
積込み積降し作業に使用される車輌搭載型クレーンを例
に説明する。車輌搭載型クレーンAは、図2に示す如く
車輌(図示せず)の運転室後部に位置する車輌フレーム
上に搭載した基台1と、当該基台1上に旋回自在に取付
けられた旋回ポスト2、当該旋回ポスト2の上部に起伏
自在に枢支され起伏制御弁3からの制御油で駆動される
起伏シリンダ4によって起伏駆動される伸縮ブーム5、
前記旋回ポスト2あるいは伸縮ブーム5の基端部に取付
けられウインチ制御弁6からの制御油で駆動されるウイ
ンチ装置7、当該ウインチ装置7から繰出されたワイヤ
ロープ8によって前記伸縮ブーム先端部5aから巻上げ巻
下げ自在に吊下げた荷物吊持用のフックブロック9とで
構成されている。なお、10は地面に設置してクレーンを
安定支承するアウトリガ装置である。 【0003】11は、前記起伏制御弁3とウインチ制御弁
6を切換制御するための操作装置である。当該操作装置
11は、作業者が携帯して無線あるいは有線等により遠隔
操作可能な遠隔操作装置12と、当該遠隔操作装置12から
の操作信号を受けて起伏制御弁3とウインチ制御弁6に
弁切換信号を出力するコントローラ13とで構成されてい
る。当該遠隔操作装置12には、前記起伏制御弁3を起仰
側aあるいは倒伏側bに切換操作する起伏操作手段14
と、前記ウインチ制御弁6を巻上げ側aあるいは巻下げ
側bに切換操作するウインチ操作手段15が設けられてい
る。このため、作業者が当該遠隔操作装置12の起伏操作
手段14を起仰側に操作すれば、この操作信号を受けたコ
ントローラ13が起伏制御弁3を起仰側aに切換えるため
の切換信号を出力して当該弁3を切換制御し、起伏シリ
ンダ4を起仰側に駆動して伸縮ブーム5を起仰させるよ
うになっている。また、起伏操作手段14を倒伏側に操作
すれば、コントローラ13が起伏制御弁3を倒伏側bに切
換えるための切換信号を出力して当該弁3を切換制御
し、起伏シリンダ4を倒伏側に駆動して伸縮ブーム5を
倒伏させるようになっている。また、同様にウインチ操
作手段15を巻上げ側に操作すれば、コントローラ13がウ
インチ制御弁6を巻上げ側aに切換えるための切換信号
を出力して前記ウインチ装置7を巻上げ駆動し、ウイン
チ操作手段15を巻下げ側に操作すれば、コントローラ13
がウインチ制御弁6を巻下げ側bに切換えるための切換
信号を出力してウインチ装置7を巻下げ駆動するように
なっている。なお、16は圧油を発生する油圧ポンプ、17
は主リリーフ弁である。 【0004】そして、このように構成された車輌搭載型
クレーンAを用いて荷物の積込み積降し作業を行うに
は、まず左右に設けたアウトリガ装置10を設置してクレ
ーンを安定支承し、次に伸縮ブーム先端部5aに吊下げた
フックブロック9に荷物を吊下げて、旋回ポスト2を旋
回、並びに伸縮ブーム5を起伏駆動(必要に応じて伸縮
駆動)し、更にウインチ装置7を巻上げ巻下げ駆動して
荷物を任意な位置に移動させ、積込み積降し作業を行う
ようになっている。 【0005】一方、この種の車輌搭載型クレーンAは、
クレーン作業が終了して他の現場等に移動する際に、伸
縮ブーム先端部5aに吊下げたフックブロック9が揺動し
周辺部材を損傷させる恐れがあった。このため、作業終
了時にフックブロック9をブーム下面に沿ったフック格
納位置(図2鎖線図示位置)に揺動不能に格納するフッ
ク格納装置18が装備されている。当該フック格納装置18
は、伸縮ブーム5の先端部5aに揺動自在に軸支され下端
にフック係合部を備えたフック格納用リンク19と、前記
主リリーフ弁17のベント回路17aに介装されフックブロ
ック9をフック格納位置に格納する際に操作するフック
作動スイッチ20の操作で開弁して当該主リリーフ弁17の
設定圧を低圧(低圧リリーフ弁22で設定された圧力)に
設定する低圧設定用電磁弁21とで構成されている。な
お、23はフックブロック9が伸縮ブーム先端部5aに近接
した所定位置(以下、過巻き停止位置という)に巻上げ
られた時に開弁して主リリーフ弁17をアンロードし、フ
ックブロック9の巻上げ動を規制する過巻き停止用電磁
弁である。また、13aは前記遠隔操作装置12からの操作
信号を受信する受信部、13bは受信部13aからの起伏操作
信号を受けて起伏制御弁3に弁切換信号を出力する起伏
操作信号出力部、13cは同様に受信部13aからのウインチ
操作信号を受けてウインチ制御弁6に弁切換信号を出力
するウインチ操作信号出力部である。 【0006】このように構成された当該フック格納装置
18を用いてフックブロック9を格納するには、前記フッ
ク作動スイッチ20を操作すればよい。当該フック作動ス
イッチ20を操作すれば、当該スイッチ20からの操作信号
を受けたコントローラ13のフック格納信号出力部13d
は、前記低圧設定用電磁弁21に励磁信号を出力して当該
弁21を開弁し主リリーフ弁17の設定圧を低圧に設定する
と共に、前記ウインチ制御弁6を巻上げ側aに切換える
ための弁切換信号を出力して当該弁6を切換制御し、ウ
インチ装置7を低圧で巻上げ駆動するようになってい
る。このため、フックブロック9が駆動力を低減した状
態で巻上げられて、前記フック格納用リンク19のフック
係合部に係合し当該フック格納用リンク19と共にブーム
基端方向に回動してブーム下面に沿ったフック格納位置
に格納されるようになっている。これにより、フックブ
ロック9がブーム下面に沿ったフック格納位置に揺動不
能に格納され、走行移動時における周辺部材の損傷が未
然に防止されるのである。 【0007】また、当該クレーン格納状態(図3実線図
示の状態)からクレーン作業を行うため作業姿勢(図2
実線図示の状態)に移行するには、まずウインチ制御弁
6を巻下げ側bに切換えてウインチ装置7を巻下げ駆動
し、フックブロック9を垂下状態(図3一点鎖線図示の
状態)とした後に前記過巻き停止位置以下となるまで巻
下げる。これにより、過巻き停止機能による伸縮ブーム
5の起仰規制が解除されるので、起伏制御弁3を起仰側
aに切換えて伸縮ブーム5を起仰し作業姿勢に移行して
いた。このため、従来のフック格納装置18は、作業姿勢
への移行時に伸縮ブーム5下方位置にフックブロック9
を過巻き停止位置以下となるまで巻下げ可能な空間を必
要とし、荷台上に荷物を積載した場合等にはこの空間が
確保できず、作業姿勢に移れないという問題があった。 【0008】このため、上記の如き問題を解決すること
を目的に、次のようなフック格納解除機能を備えたフッ
ク格納装置が開発されていた。すなわち、前記起伏操作
装置14を起仰側に操作した状態でフック作動スイッチ20
を操作すれば、これら両操作信号を受けたコントローラ
13のフック格納信号出力部13dが前記起伏制御弁3を起
仰側aに切換えるための弁切換信号を出力して当該弁3
を切換制御すると共に、前記ウインチ制御弁6を巻下げ
側bに切換えるための弁切換信号を出力して当該弁6を
切換制御し、これによりフックブロック9の巻下げ動と
伸縮ブーム5の起仰動を連動させてフックブロック9が
垂下状態に回動する際に下方への変移量が少なくなるよ
うにして、積荷等で伸縮ブーム5の下方位置に充分な空
間が確保できない場合でも作業姿勢に容易に移行できる
ようにしたフック格納解除機能付きのフック格納装置で
ある。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フック格納装置は、フック作動スイッチ20を操作するだ
けで自動的にフックブロック9をフック格納位置に格納
することができるものの、その後作業者が手動操作して
伸縮ブーム5を最倒伏させ伸縮ブーム5を格納(ブーム
格納操作)する必要があり操作が煩雑であるという問題
があった。また、当該フック格納操作(フック作動スイ
ッチ20のみの操作)とフック格納解除操作(起伏操作装
置14の起仰操作とフック作動スイッチ20の併用操作)
は、操作方法が異なっており誤操作し易いという問題が
あった。 【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、フック格納操作時に伸縮ブームの格納操作が自
動的に行われるように構成すると共に、フック格納操作
とフック格納解除操作の操作方法を統一して誤操作の発
生を未然に防止した操作性の良いクレーンのフック格納
装置を提供することを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、次の如き構成を有している。 【0012】すなわち、本発明のクレーンのフック格納
装置は、旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され先端部
にワイヤロープを介して荷物吊持用のフックブロックを
吊下げた伸縮ブーム、起伏制御弁からの制御油で駆動さ
れ前記伸縮ブームを起伏駆動する起伏シリンダ、ウイン
チ制御弁からの制御油で駆動され前記ワイヤロープを巻
上げ巻下げ駆動するウインチ装置、前記フックブロック
が伸縮ブーム先端部に当接した後の更なる巻上げ動によ
りブーム基端方向に回動してブーム下面に沿ったフック
格納位置に格納されるよう構成したクレーンのフック格
納装置を対象にしている。 【0013】そして、本発明のフック格納装置は、前記
起伏制御弁を起仰側あるいは倒伏側に切換操作する起伏
操作手段と、前記フックブロックをフック格納位置に格
納あるいはフック格納位置から解除する際に操作するフ
ック作動スイッチ、前記ウインチ装置の巻上げ力を低減
する巻上げ力低減手段とを備え、前記起伏操作手段が倒
伏側に操作された状態で前記フック作動スイッチが操作
された時には、前記起伏制御弁を倒伏側に切換制御する
と共に前記巻上げ力低減手段を作動させて前記ウインチ
制御弁を巻上げ側に切換制御し、前記起伏操作手段が起
仰側に操作された状態で前記フック作動スイッチが操作
された時には、前記起伏制御弁を起仰側に切換制御する
と共に前記ウインチ制御弁を巻下げ側に切換制御するよ
う構成している。 【0014】このように構成した本発明のフック格納装
置は、起伏制御弁を切換操作する起伏操作手段を倒伏側
に操作した状態でフック作動スイッチを操作すれば、こ
の両操作信号を受けたコントローラが、起伏制御弁を倒
伏側に切換制御すると共にウインチ装置の巻上げ力を低
減させた状態でウインチ制御弁を巻上げ側に切換制御す
るので、巻上げ力が低減された状態でフックブロックが
巻上げ駆動されてフック格納位置に格納され、同時に伸
縮ブームが倒伏動してブーム格納位置に格納されるので
ある。このため、作業者はフック格納操作後に改めてブ
ーム格納操作を行う必要がなく、操作性の向上が図れる
のである。 【0015】また、起伏操作手段を起仰側に操作した状
態でフック作動スイッチを操作すれば、この両操作信号
を受けたコントローラが、起伏制御弁を起仰側に切換制
御すると共にウインチ制御弁を巻下げ側に切換制御する
ので、従来のフック格納解除機能を備えたフック格納装
置と同様なフック格納解除操作、すなわちフックブロッ
クの巻下げ動と伸縮ブームの起仰動を同時に駆動してフ
ックブロックが垂下状態に回動する際に荷物等に干渉せ
ずに作業姿勢に移行することができるのである。 【0016】なお、この際、フック格納操作(起伏操作
手段を倒伏側に操作した状態でフック作動スイッチを操
作)とフック格納解除操作(起伏操作手段を起仰側に操
作した状態でフック作動スイッチを操作)の両操作方法
が統一した操作感覚となり、このため誤操作の発生を未
然に防止することができるのである。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について、図1に基づき説明する。なお、本発明のフッ
ク格納装置は、図2に基づき従来技術として説明したフ
ック格納装置に比しフック格納操作時の制御方法が異な
るだけであり、以下の説明ではその相違点を中心に説明
するものとする。このため、従来技術の説明で用いた1
〜23の各符号は、変更を要しないため以下の説明でも同
義のものとして援用するものとする。 【0018】図1において、12は遠隔操作装置であり、
従来の遠隔操作装置と同様に起伏操作手段14を操作すれ
ば起伏操作信号がコントローラ30に出力され、ウインチ
操作手段15を操作すればウインチ操作信号がコントロー
ラ30に出力されるようになっている。また、フック作動
スイッチ20を操作すれば、フック作動信号がコントロー
ラ30に出力されるようになっている。 【0019】30はコントローラである。当該コントロー
ラ30は、前記遠隔操作装置12からの操作信号を受信する
受信部30aと、当該受信部30aからの起伏操作信号を受け
て起伏制御弁3に弁切換信号を出力する起伏操作信号出
力部30b、同様に受信部30aからのウインチ操作信号を受
けてウインチ制御弁6に弁切換信号を出力するウインチ
操作信号出力部30c、及び受信部30aからの起伏操作信号
とフック作動信号を受信して起伏制御弁3、ウインチ制
御弁6、低圧設定用電磁弁21に夫々弁切換信号を出力す
るフック格納信号出力部30dとで構成されている。起伏
操作信号出力部30bは、従来のものと同様に起仰側の起
伏操作信号を受けると起伏制御弁3を起仰側aに切換え
るための切換信号を出力して当該弁3を切換制御し、倒
伏側の起伏操作信号を受けると起伏制御弁3を倒伏側b
に切換えるための切換信号を出力して当該弁3を切換制
御するようになっている。また、ウインチ操作信号出力
部30cも、従来のものと同様に巻上げ側のウインチ操作
信号を受けるとウインチ制御弁6を巻上げ側aに切換え
るための切換信号を出力して当該弁6を切換制御し、巻
下げ側のウインチ操作信号を受けるとウインチ制御弁6
を巻下げ側bに切換えるための切換信号を出力して当該
弁6を切換制御するようになっている。 【0020】フック格納信号出力部30dは、受信部30aか
ら倒伏側の起伏操作信号が入力された状態でフック作動
信号が入力された時には、フック格納操作が要求されて
いると判断して、起伏制御弁3を倒伏側に切換える切換
信号を出力して当該弁3を倒伏側bに切換制御すると共
に、低圧設定用電磁弁21を励磁して主リリーフ弁17を低
圧に設定した状態でウインチ制御弁6を巻上げ側に切換
える切換信号を出力して当該弁6を巻上げ側aに切換え
るようになっている(フック格納操作)。このため、フ
ックブロック9は巻上げ力が低減された状態で巻上げ駆
動されてブーム下面に沿ったフック格納位置に格納され
ると同時に、伸縮ブーム5が倒伏動してブーム格納位置
(最倒伏状態)に格納されるのである。これにより、作
業者は、フック格納操作後に改めてブーム格納操作を行
う必要がなく、操作性が向上するのである。なお、主リ
リーフ弁17、低圧設定用電磁弁21、及び低圧リリーフ弁
22で、請求項1における巻上げ力低減手段を構成してい
る。 【0021】なお、当該フック格納操作は、フックブロ
ック9が伸縮ブーム先端部5aに近接した過巻き停止位置
まで巻上げられたことを条件に制御するよう構成しても
よい。この場合には、フックブロック9が伸縮ブーム先
端部5aに近接した状態でのみフック格納操作が行われる
ので、必要以上の連動制御(フックブロック9が過巻き
停止位置より大きく下方に離間した位置からのフック格
納操作)が少なくなり、迅速なフック格納操作が可能に
なるのである。 【0022】また、当該フック格納信号出力部30dは、
受信部30aから起仰側の起伏操作信号が入力された状態
でフック作動信号が入力された時には、フック格納解除
操作が要求されていると判断して、起伏制御弁3を起仰
側に切換える切換信号を出力して当該弁3を倒伏側aに
切換制御すると共に、ウインチ制御弁6を巻下げ側に切
換える切換信号を出力して当該弁6を巻下げ側bに切換
制御するようになっている(フック格納解除操作)。こ
のため、従来のフック格納解除機能と同様にフックブロ
ック9が巻下げ駆動されてフック格納位置から垂下状態
に解除されると同時に、伸縮ブーム5が起仰動してクレ
ーン作業が開始可能な作業姿勢に移行することができる
のである。 【0023】以上の如く構成したフック格納装置によれ
ば、起伏操作手段14を倒伏側に操作した状態でフック作
動スイッチ20を操作すれば、フックブロック9のフック
格納位置への格納操作と同時に伸縮ブーム5の最倒伏位
置への格納操作が自動で行われ、このため作業者はフッ
ク格納操作後に改めてブーム格納操作を行う必要がな
く、操作性の向上が図れるのである。また、フック格納
操作(起伏操作手段14を倒伏側に操作した状態でフック
作動スイッチ20を操作)とフック格納解除操作(起伏操
作手段14を起仰側に操作した状態でフック作動スイッチ
20を操作)の両操作方法が統一した操作感覚となり誤操
作を少なくすることができるのである。 【0024】 【発明の効果】以上の如く構成した本発明のクレーンの
フック格納装置は、起伏操作手段が倒伏側に操作された
状態でフック作動スイッチが操作された時には、起伏制
御弁を倒伏側に切換制御すると共に巻上げ力低減手段を
作動させてウインチ制御弁を巻上げ側に切換制御し、ま
た起伏操作手段が起仰側に操作された状態でフック作動
スイッチが操作された時には、起伏制御弁を起仰側に切
換制御すると共にウインチ制御弁を巻下げ側に切換制御
するよう構成したので、フック格納操作を行う際にフッ
クブロックのフック格納位置への格納操作と伸縮ブーム
の最倒伏位置への格納操作が自動で行われ操作性の向上
が図れると共に、フック格納操作とフック格納解除操作
を統一した操作方法で操作することができ、誤操作の少
ないフック格納装置が得られるのである。
明図である。 【図2】従来のフック格納装置の説明図である。 【図3】フック格納解除操作の概念図である。 【符号の説明】 A 車輌搭載型クレーン、 1 基台、 2 旋回ポスト、 3 起伏制御弁、 4 起伏シリンダ、 5 伸縮ブーム、 5a ブーム先端部、 6 ウインチ制御弁、 7 ウインチ装置、 8 ワイヤロープ、 9 フックブロック、 10 アウトリガ装置、 11 操作装置、 12 遠隔操作装置、 13,30 コントローラ、 14 起伏操作手段、 15 ウインチ操作手段、 16 油圧ポンプ、 17 主リリーフ弁、 18 フック格納装置、 19 フック格納リンク、 20 フック作動スイッチ、 21 低圧設定用電磁弁、 22 低圧リリーフ弁、 23 過巻き停止用電磁弁、 30a 受信部、 30b 起伏操作信号出力部、 30c ウインチ操作信号出力部、 30d フック格納信号出力部、
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され
先端部にワイヤロープを介して荷物吊持用のフックブロ
ックを吊下げた伸縮ブーム、起伏制御弁からの制御油で
駆動され前記伸縮ブームを起伏駆動する起伏シリンダ、
ウインチ制御弁からの制御油で駆動され前記ワイヤロー
プを巻上げ巻下げ駆動するウインチ装置、前記フックブ
ロックが伸縮ブーム先端部に当接した後の更なる巻上げ
動によりブーム基端方向に回動してブーム下面に沿った
フック格納位置に格納されるよう構成したクレーンのフ
ック格納装置において、 前記起伏制御弁を起仰側あるいは倒伏側に切換操作する
起伏操作手段と、前記フックブロックをフック格納位置
に格納あるいはフック格納位置から解除する際に操作す
るフック作動スイッチ、前記ウインチ装置の巻上げ力を
低減する巻上げ力低減手段とを備え、前記起伏操作手段
が倒伏側に操作された状態で前記フック作動スイッチが
操作された時には、前記起伏制御弁を倒伏側に切換制御
すると共に前記巻上げ力低減手段を作動させて前記ウイ
ンチ制御弁を巻上げ側に切換制御し、前記起伏操作手段
が起仰側に操作された状態で前記フック作動スイッチが
操作された時には、前記起伏制御弁を起仰側に切換制御
すると共に前記ウインチ制御弁を巻下げ側に切換制御す
るよう構成したことを特徴とするクレーンのフック格納
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379842A JP4102061B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | クレーンのフック格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379842A JP4102061B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | クレーンのフック格納装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003182978A true JP2003182978A (ja) | 2003-07-03 |
JP4102061B2 JP4102061B2 (ja) | 2008-06-18 |
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ID=27591189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001379842A Expired - Lifetime JP4102061B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | クレーンのフック格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4102061B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006131343A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Tadano Ltd | クレーンの格納制御装置 |
JP2006137504A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Tadano Ltd | クレーンの格納解除制御装置 |
CN114030998A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-02-11 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种起重机自动封钩解钩控制方法 |
-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001379842A patent/JP4102061B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006131343A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Tadano Ltd | クレーンの格納制御装置 |
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CN114030998A (zh) * | 2021-11-24 | 2022-02-11 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种起重机自动封钩解钩控制方法 |
CN114030998B (zh) * | 2021-11-24 | 2023-07-21 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种起重机自动封钩解钩控制方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4102061B2 (ja) | 2008-06-18 |
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